JPS639936Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ろうそくの風避けフードに関する
ものである。

従来は、屋外でろうそくに火を点灯すると、風
に吹かれて消えることが通例であり、ろうそくた
てに、両端を開口した透明キヤツプをつけたもの
が有るが、使用時の形体が商品化されているので
容積が大きくなるので携帯には不便である。

この考案は、伸縮が自在となるフードを有して
携帯時には折畳んで小容とし、使用時のみろうそ
くを囲う形体に自立させて使用できるようにした
ものである。

この考案の構成を図面に示す実施例について説
明すれば、１はフードで、光を透過する薄布袋の
内面にコイルばね芯２を貼着して、コイルばね芯
２の返力伸びて布袋が自然自立するように形成す
る。フードの材質は透明又は半透明の紙、ビニー
ル、布等で光を透過するものであれば限定しな
い。２はコイルばねで、螺旋状の線状圧縮ばね
で、等間隔となるように布袋内面に貼着する。３
は上枠で、輪状の板に成形された下面に、コイル
ばね２及びフード１を固着する。４はろうそく座
で、フード１と、コイルばね２の下縁を固着し、
中央にろうそく立６と空気孔５を設け、外周に複
数個の脚７を回動自在に取り付ける。７は脚で、
ろうそく座４の外固に回動自在に複数個を取り付
け、脚７下縁を内側に折り曲げてフード１を上下
に圧縮時に上枠３を折り曲げ片で係止可能な脚高
を有する。この考案の説明では、平面形状を円形
としたが、三角形、四角形、多角形又は、全体を
球形に近い形状としてもよく、風避の囲となる形
状であれば特に形状は限定しない。

以上の如くに構成されているので、フード１部
を圧縮して薄くして脚７で固定して容積を小さく
して携行する。ろうそく８をろうそく立６に立て
点火して脚７を回転させて下向きとすれば、フー
ド１はコイルばね芯２の復元力で筒状に伸びて自
立する。ろうそく８の燃焼は、脚７で造られたろ
うそく座４の下面空間より空気孔６を経てフード
内１に流入されて空気が循環するので燃焼をつづ
ける。

以上説明してきた如く、フード１を圧縮して脚
７で係止すれば小さく携帯できる。脚７の上枠３
係止を開除すればコイルばね芯２の復元力で伸び
上がつてフード１は自立して囲を自然に形成す
る。このフード内にともしておけば、風が吹いて
来てもフード１内には影響がなく最後までローソ
ク８は燃えつきる。又、フードに家紋を印刷すれ
ば、ろうそくの風避けだけでなく、荘厳さがで
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の斜視図を示す。第２図は、
本考案の使用状態側面図を示す。第３図は、ろう
そく座４の平面図を示す。第４図は、フード１を
脚７で係止した状態の側面断面図を示す。 １…フード、２…コイル、３…上枠、４…ろう
そく座、５…空気孔、６…ろうそく立、７…脚、
８…ろうそく。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 風が吹いてもろうそくの火が消えないポータブ
   ルフードにおいて、コイルばね芯２に薄布袋のフ
   ード１を貼着し、布袋上縁には輪状の上枠３を、
   布袋下縁には空気孔５を有するろうそく座４を固
   着し、ろうそく座４周縁にはフード１折畳時の高
   さよりも多少長い長さを有し先端部が屈折してな
   る脚７複数個を各脚７の先端屈折部分が内側を向
   く状態とし各脚７基端部分を軸着することで回動
   自在に取り付けたことを特徴とするろうそく用折
   畳みポータブルフード。