JPS5935924Y2 - 折畳み式ランプシエ−ドの閉じ角度制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は折畳み展張自在としたランプシェードの布地を
支持する骨が折畳んだときに絡まり合って開かせ難くな
るのを防ぐための閉じ角度抑制装置に関するものである
。

折畳み式ランプシェードにおいて展張時に半球状となる
布地を支持する構造は、洋傘のように布地の形状に見合
うよう放射状に拡開する多数本の親骨と、これらの各親
骨を内側から支持する受骨との組合わせから戊るものが
多く見られるが、これらの親骨及び受骨は夫々一端を上
るくると下ろくろとに枢着し、これらのろくろを操作し
て折畳み並びに展張を行なわせるようにしている。

しかしながらこの上うな構成では裾部を狭くしたランプ
シェードは、折畳んだ状態で親骨の先端が互いに絡まり
合う形となって受骨が操作し難くなり、極めて展張困難
となる欠点があった。

この傾向はランプシェードの使用時、即ち展張させた状
態のデザインをよくするために裾部を狭めるとその挟ま
りに応じて親骨の絡まり合いが激しくなり、益々扱い難
くなってくる。

本考案はかかる問題を解消することを目的とする閉じ角
度抑制装置を提供するためのものである。

以下に本考案を実施例と共に図面に基づき説明する。

図において１は下るくろ２を挿通した長いパイプであり
、下部にねじ部３が設けである。

４は該パイプ１を着脱自在に挿着する上るくるである。

前記下ろくろ２及び上ろくろ４の外周には放射状に多数
の青筋割溝５，５・・・・・・を削設して、上ろくろ４
の各青筋割溝５，５・・・・・・に親骨６，６・・・・
・・を、また下ろくろ２の各青筋割溝５，５・・・・・
・には受骨７，７・・・・・・を夫々枢着する。

そして、該各受骨７，７・・・・・・の先端はダボ８，
８・・・・・・を介して親骨６，６・・・・・・の中間
部に枢着させる。

９は電球ソケットで上部を下るくろ２の下方でパイプ１
のねじ部３に螺合させ、該電球ソケット９に連結したコ
ード１０の先端を天井面等に取付ける。

前記親骨６．６・・・・・・上には第１図のように展張
した状態でしわを生じないように縫製した布地１１を被
着し、適宜個所にて固着させる。

而して、１２は前記親骨６，６・・・・・・並びに受骨
７゜７・・・・・・の閉じ角度抑制装置であり、この装
置は第４図及び第５図に示すように内ねじを設けたねじ
環１３の外周面に突出する円板状の抑制板１４を一体に
設けたもの、或いは第６図に示すようにドーナツ状の円
板よりなる抑制板１４をナツト１５．１５で挾む構成と
してもよい。

次に本考案の装置の使用について説明するに第８図のよ
うに親骨６，６・・・・・・の湾曲の小さいものでは抑
制装置１２を前記パイプ１のねじ部３の」一部に螺合さ
せて受骨７，７・・・・・・をすぼめさせ、また第９図
のように親骨６，６・・・・・・の湾曲の大きいもので
は抑制装置１２を下るくろ２に接するまで下げて、抑制
板１４が受骨７，７・・・・・・の基部に当接して該受
骨７，７・・・・・・を拡がった状態に憎めるようにす
る。

また、抑制板１４の直径を変えることで親骨６゜６の湾
曲度が異なっていても抑制装置１２の螺合位置を略一定
に使用することができ、例えば第１０図のように親骨６
，６・・・・・・の湾曲の小さいものでは抑制板１４の
直径を小さくし、第１１図のように親骨６．６・・・・
・・の湾曲の夫きいものでは抑制板１４の直径の大きい
ものを使用する。

このような使い方をする場合は第６図に示す抑制板１４
をナツト１５．１５で挾む横取としたものが使い勝手が
よい。

以上に説明したように本考案の閉じ角度抑制装置を使用
して各親骨を支持する各受骨の閉じ角度を抑制すること
で各親骨の先端が絡まることのないように自由に閉じ角
度を決めて抑制することができ、しかも親骨の湾曲度が
大小何れの場合でも抑制でき、全くランプシェードの展
張を支障なく行なうことができる。

さらに、」―記各実施例で説明したように抑制装置１２
を下るくろ２上方でパイプ１に螺合させるものに限られ
ることなく、第１４図のように下ろくろ２の下方で大径
を持つ円板状の抑制板１４を直接親骨６，６・・・・・
・に衝止させるようにしても閉じ角度を抑制する目的を
達することができる。

以」−に述べたように本考案のランプシェードの閉じ角
度抑制装置は構造並びに使用が何れも簡単ながら十分に
目的を達し得て、しかも親骨の湾曲度の大小を問わず何
れの場合も適確に夫々閉じ角度を抑制することができる
。

そして、輸送・格納等に際し、包装箱に収納する場合は
親骨の中央部分をぐっと絞るようにして嵩を減じて取扱
かい易くすることができるといった利点を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案に係るもので第１図は折畳み式ランプシェー
ドの使用状態を一部切欠きして示す正面図、第２図は同
上ランプシェードを折畳んだ状態の一部切欠斜視図、第
３図は従来のランプシェードの骨組みのみを示した完全
に折畳んだ状態の断面図、第４図は閉じ角度抑制装置の
斜視図、第５図は同上断面図、第６図は他の実施例の分
解斜視図、第７図は角度抑制装置を使用した状態の骨組
みのみの斜視図、第８図乃至第１１図は同上断面図、第
１２図及び第１３図は同上要部拡大図、第１４図は他の
使用態様を示す断面図である。 ２・・・・・・下ろくろ、４・・・・・・上ろくろ、６
，６・・・・・・親骨、７，７・・・・・・受骨、１２
・・・・・・閉じ角度抑制装置、１４・・・・・・抑制
板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一端を上るくるに集中的に枢着して放射状に構成された
   親骨と、一端を下ろくろに集中的に枢着すると共に他端
   を前記各親骨の中間部に枢着させた受骨とで支持されて
   開閉自在に展張するようにした折畳み式ランプシェード
   において、前記各受骨の内側に円板状をなす閉じ角度の
   抑制板を挿着せしめると共に該抑制板の直径若しくは該
   抑制板の挿着位置を前記各親骨の湾曲に応じて変更自在
   に構成して該各親骨の先端を絡まり合わせないようにす
   る折畳み式ランプシェードの閉じ角度抑制装置。