JPS6397907A

JPS6397907A - 角形光電複合コネクタ

Info

Publication number: JPS6397907A
Application number: JP24302686A
Authority: JP
Inventors: Shinji Fukuda; 福田　伸次; Takao Hirose; 広瀬　隆雄
Original assignee: DDK Ltd
Current assignee: DDK Ltd
Priority date: 1986-10-15
Filing date: 1986-10-15
Publication date: 1988-04-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、光信号の伝送と電気信号及び／又は電力の運
搬とに使用される光・電気複合ケーブルの接続や、その
複合ケーブルと機器等との接続に使用するネクタ、特に
電子計算機、ＯＡ機器、映像機器、計測器等との多チャ
ンネルの接続に適している室内用小型、軽量の角形光電
複合コネクタに関するものである。

〔従来の技術〕

光信号は電気や磁気の誘導等による影響を受けないこと
から、信号ケーブルは電気ケーブルから光・電気複合ケ
ーブルに移り変わりつつある。例えば、近来のテレビカ
メラ用ケーブルは光・電気複合ケーブルが広く採用され
るに至っている。従来この分野で使用されている光・電
気複合ケーブル等に使用されている光電複合コネクタは
、使用される場所、雰囲気等を幅広く考慮した堅牢な構
造に設計、製造されている。

したがって、従来の光電複合コネクタは、野外では勿論
のこと、高温、高温、高圧下でも使用できるという優れ
たものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の光電複合コネクタは、上記のよう
に優れたものではあるが、構造が複雑で、容量や重量が
大きく、使用上の取扱が不便であるばかりでなく、比較
的高価になるという欠点があった。

また、従来のコネクタは、使用される光・電気複合ケー
ブルに合せて設計・製作するため汎用性、互換性に欠け
るもので、例えば多チャンネルが要求される電子計算機
、ＯＡ機器、映像機器、計測機器等では、その機能・用
途により光・電気の芯数及びその構成比の異なるインタ
ーフェースケーブルが要求されるが、従来の光電複合コ
ネクタはこのような種々の光電芯数や構成比の光電気複
合ケーブルの接続には汎用的に使用できなかった。

本発明は、斯る点に鑑みてなされたもので、小型・軽量
で、かつ光電芯数やその構成比率が種々異なるものであ
っても、容易にかつ節単に対応し得る光電複合コネクタ
を安価に提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、プラグとリセプタクルのそれぞれを少なく
ともインサートブロックと保持ブロックとで構成し、各
インサートブロックには光ファイバ用フェルールと電気
コンタクトとが互換可能に挿入できる同形、同寸法の挿
入穴を複数設け、各インサートブロックに挿入された前
記のフェルール及びコンタクトを保持ブロックで固定す
ることにより達成される。

以下図面に基づき本発明に係る角形光電複合コネクタを
詳細に説明する。

〔構造・作用等〕

第１図１．　　ｎは本発明に係る光電複合コネクタの一
部断面図で、Ｉは正面図、■は側面である第１図Ｉ及び
■においてＡはプラグ、Ｂはリセプタクルである。

第２図は本発明に係る光電複合コネクタにおける光ファ
イバ用フェルールの１例を、第３図の■及び■は本発明
に係る光電複合コネクタにおける電気コンタクトのピン
コンタクト及びソケットコンタクトの各１例を示してい
る。

本発明に係る光電複合コネクタのプラグは、第１図１．
　　Ｉｔの各Ａで示すように、基本的にはインサートブ
ロック１、保持ブロック２、光ファイバ用フェルール３
、電気コンタクト４等からなっている。

インサートブロック１には、光ファイバ用フェルール３
及び電気コンタクト４を設置する穴５が設けられている
。この穴５は光ファイバフェルール用と電気コンタクト
用の区別はなく、同形、同寸法とする。しかし、穴５の
大きさは前記フェルールやコンタクトを挿入しても余裕
のある寸法とする。この穴５の形状は保持ブロック２と
接する側の径を大きくしてあり、第１図Ａの例では段差
６を設けている。

インサートブロック１の穴５には光ファイバ用のフェル
ール３又は電気コンタクト４が設置される。穴５に設置
された光ファイバ用フェルール３は、同時に挿入された
コイルスプリング７により嵌合するリセプタクルＢの方
向に押圧が加えられる。

保持ブロック２には、インサートブロック１の穴５に相
対応する位置に六８が設けられている。

この六８の大きさはインサートブロック２と接する側の
径を大きくしてあり、第１図Ｂの例では段差３３を設け
る。インサートブロック１の穴５設置された光ファイバ
用フェルール３と電気コンタクト４は、保持ブロック２
により抑えられ、固定される。保持ブロック２は適当な
ロック機構例えば、第１図■のＢで示すようなインサー
トブロック１に設けたフィン９にスナップインで止める
。

インサートブロック１には、外部からの危険の予防及び
リセプタクルとの嵌合を安全・容易に行なう目的で、イ
ンサートブロック１の外側に袴１０を設けると共にフー
ド１１が設けられる。また、フード１１には、接続され
るケーブル１２゜１２′を介してフェルール３や電気コ
ンタクト４に外部からの引張力が直接前わるのを防止す
るため、光ファイバーケーブル１２や電線ケーブル１２
′を抑えるケーブルクランプ１３やリセプタクルＢと嵌
合した場合この混合状態を保持するための例えば第１図
ＩＯＡで示すようなブツシュボタン１４及び板バネ１５
からなる緊着手段が設けられる。又、第１図はファイバ
ケーブルの場合を示しているが、光電複合ケーブルの場
合にはケーブルブロック１３を交換するだけでケーブル
の固定ができる構造となっている。

本発明に係る光電複合コネクタのプラグＡにおける、イ
ンサートブロック１、保持ブロック２、フード１１、ブ
ツシュボタン１４等の材質は、絶縁性のものであれば如
何なるものであっても使用し得、例えば天然又は合成の
硬質ゴム、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリスチレン
、ポリフェニレンオキサイド、ポリウレタン、ポリエチ
レン。

ポリプロピレン、ポリアミド１．ポリカーボネート、ポ
リアセタール、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ふ
っ素樹脂等の熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂
、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等の従来のゴム・プラ
スチックは勿論、最近のエンジニアプラスチックの多く
も挙げることができ、適宜選択使用すればよい。しかし
ながら、インサートブロック、保持ブロックには成形性
、機械的強度、耐久性等を考慮すれば、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド（ナイロ
ン）、ポリエチレンテレフタレート。

ポリアセタール、弗素樹脂等が推奨できる。なお、仮バ
ネ１５にはばね性に富む不銹鋼を利用するのがよい。

本発明に係る光電複合コネクタにおいて、前記プラグと
嵌合するリセプタクルは、第１図Ｉ、■のＢで示すよう
に、前記プラグと同様、インサートブロック２１、保持
ブロック２２、光ファイバ用フェルール２３、電気コン
タクト２４等から成立っている。

このインサートブロック２１には光ファイバ用フェルー
ル２３及び電気コネクタ２４を挿入する穴２５が設けら
れていて、この穴２５は前記フェルール２３、電気コン
タクト用の区別はなく、同形・同寸法であること、フェ
ルール２３や電気コンタクト２４を挿入してもなお余裕
があること、この穴２５は保持ブロック２２側の径が大
きくしてあり、例えば第１図■、■のＢで示すような段
差２６を設けること等、フェルール及びコンタクトの固
定原理については、前記プラグＡのそれと同じである。

唯リセプタクルＢであることから、フェルール２３やコ
ンタクト２４がインサートブロック２１に内蔵されてい
て、露出していないこと、また、プラグＡと嵌合する場
合にその嵌合を確実なものとするために例えばインサー
トブロック２１の外側にスナップイン用の突起２７を設
けること、機器等への取付用フランジ２８が設けられて
いる点で、外観上プラグＡと相違している。

本発明に係るリセプタクルＢの保持ブロック２２は、プ
ラグＡの保持ブロックと全く同形状のものを使用する。

即ち、保持ブロック２２にはインサートブロック２１の
穴２５に相対応する位置に穴２９が設けられている。イ
ンサートブロック２１の穴２５に挿入された光ファイバ
用フエルール２３と電気コンタクト２４はこの保持ブロ
ック２２により抑えられ固定される。また、保持ブロッ
ク２２はインサートプロ・ツク２１に設けたフィン３０
にスナップイン３１で止める。

本発明に係る光電複合コネクタのレセプタクルＢにおけ
るインサートブロック２１や保持ブロックの材質は、自
由に適宜選択使用できるが、プラグへのインサートブロ
ック１、保持ブロック２のそれぞれと同一の材料とすれ
ば互換性、耐久性、強度等のバランスから好ましい。

本発明に係る光電複合コネクタにおける光ファイバ用フ
ェルールは、フラグＡ及びリセプタクルＢの穴５．２５
に収容し得るものであれば如何なるものであってもよい
が、一般的な一例を第２図により説明すれば、フェルー
ルは基本的には筒体２００であり、その先端部にはセラ
ミックの短管２０２が嵌合されている。短管２０２の孔
は光ファイバの径と同等であり、この精度が光接続の性
能に大きな影響を与える。筒体２００にはっば２０１が
設けられ、これがコイルバネ７の押圧を受ける。筒体２
００はステンレス製が多い。プラグＡとリセプタクルＢ
との光ファイバの結合は、フェルール同志をコイルスプ
リングの押圧により端面の突合わせにより行なう。なお
、結合される光ファイバの芯合せの調整は、リセプタク
ルＢのインサートブロック２Ｌにフェルール２３を取り
付ける際に割スリーブ３２を使用して整列することによ
り行なう。

本発明に係る光電複合コネクタにおける電気コンタクト
は音叉形、片持はり形、ベローズ形、ピン・ソケーット
形、バット形、雌雄間、形等如何なるものであってもよ
く、特に限定されるものではないが、一般的にはピン・
ソケット形が広く採用され、その−例を第３図により説
明すれば、第３図のＡは、ピンコンタクトで、図中３０
０はコンタクト部、３０２はテイル部で接続すべきケー
ブルの導体を接続する。また、３０１はつば部でコイル
バネ７の押圧を受ける。

また、第３図のＢはソケットコンタクトで、３０４はコ
ンタクト部で、筒状になっている。

３０５はコンタクト部に設けたスリットで、ピンコンタ
クト（３図Ａ）と嵌合した際にばね性を与える。３０６
はテイル部で、接続すべきケーブルの還体を接続する。

３０７はつば部でコイルバネ７の押圧を受ける。プラグ
やリセプタクルとコンタクトの雌雄との関係には厳確な
規制はないが、安全性を考慮して、電力供給側にはソケ
ット形コンタクトを、受給側にはビン形コンタクトとす
るのが一般的慣行である。ピン、ソケット両方共、銅合
金等の良導電材料で作られ、必要に応じ、金。

ニッケル等のメッキが施こされる。

〔発明の効果〕

本発明に係る光電複合コネクタは、上述の構造、作用を
有するものであり以下に述べる顕著な効果を発揮する。

（１）　　プラグ及びリセプタクルの各インサートブロ
ックに設けられる光ファイバのフェルール用の挿入穴と
電気コンタクト用の挿入穴とは同形・同寸法であるから
、フェルールと電気コンタクトの相互交換が可能となり
、光、電気の芯数及びその配列は必要に応じ自在に変更
し得る。

（２）　　インサートブロックと保持ブロックとはブツ
シュホンタイプでフルロツク形式となっているので、イ
ンサートブロックと保持ブロックとのロックは操作が容
易であるばかりでなく、確実に装着し、必要に応じ取は
ずし得る。

（３）　　リセプタクル内の割れスリーブでフェルール
の整列を行ない、かつ、コイルスプリングの押圧により
突き合せているので、接続損失が小さく、かつ、性能が
安定している光接続が得られる。例えば１接点当りの接
″Ｎ損失は１ｄＢ以下で、その位の性能試験結果を示せ
ば次の表の通りである。

（４）プラグ、リセプタクルはいずれもプラスチック成
形品でよいので、軽量で使い易く、原材料費も少なく安
価なコネクタを提供できる。

（５）　　フェルール押圧力及び割スリーブの技去力を
極力抑える構造となっているから脱着操作が円滑に行な
い得る。

【図面の簡単な説明】

第１図Ｉ、■は本発明に係る光電複合コネクタの一部断
面図である。第２図は本発明に係る光電複合コネクタに
おける光ファイバ用フェルールの一例であり、第３図は
本発明に係る光電複合コネクタにおける電気コンタクト
の一例を示したものである。Ａ・・・プラグ、２・・・インサートブロック、２・・
・保持ブロック、３・・・フェルール、４・・・電気コ
ンタクト、１１・・・フード、１４・・・ブツシュボタ
ン、Ｂ・・・リセプタクル、２１・・・インサートブロ
ック、２２・・・保持ブロック、２３・・・フェルール
、２４・・・電気コンタクト。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プラグ（Ａ）とリセプタクル（Ｂ）よりなる角形
光電複合コネクタであって、前記プラグ（Ａ）及びリセ
プタクル（Ｂ）は各々インサートブロック（１）、（２
１）と保持ブロック（２）、（２２）と光ファイバ用フ
ェルール（３）、（２３）と電気コンタクト（４）、（
２４）とからなり、各インサートブロック（１）、（２
１）に設けられた前記フェルール（３）、（２３）と前
記コンタクト（４）、（２４）の取付用穴（５）、（２
５）が同形、同寸法であって、各インサートブロック（
１）、（２１）に取付けられた前記フェルール（３）、
（２３）及び前記コンタクが前記保持ブロック（２）、
（２２）により固定されている角形光電複合コネクタ。
（２）プラグ（Ａ）とリセプタクル（Ｂ）との保持ブロ
ックが同形、同寸法である特許請求の範囲第１項記載の
角形光電複合コネクタ。
（３）プラグ（Ａ）とリセプタクル（Ｂ）各々のインサ
ートブロック（１）、（２１）と保持ブロック（２）、
（２２）とがスナップイン方式で係合している特許請求
の範囲第１項記載の角形光電複合コネクタ。
（４）プラグ（Ａ）及びリセプタクル（Ｂ）の各々のイ
ンサートブロック（１）、（２１）に設けられた前記フ
ェルール及び前記コンタクトの取付用穴に段差を設けた
構造とした特許請求の範囲第１項記載の角形光電複合コ
ネクタ。
（５）プラグ（Ａ）及びリセプタクル（Ｂ）のインサー
トブロックの材質がポリブチレンテレフタレートで、保
持ブロックの材質がポリブチレンテレフタレートである
特許請求の範囲第１項記載の角形光電複合コネクタ。
（６）プラグ（Ａ）及びリセプタクル（Ｂ）におけるフ
ェルール（３）、（２３）がコイルスプリングによる押
圧により突き合されている特許請求の範囲第１項記載の
角形光電複合コネクタ。
（７）リセプタクル（Ｂ）におけるフェルールが割スリ
ーブにより整列されている特許請求の範囲第１項記載の
角形光電複合コネクタ。