JPS6397373A - 高周波電縫管の溶接方法とその装置 - Google Patents

高周波電縫管の溶接方法とその装置

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JPS6397373A
JPS6397373A JP24465886A JP24465886A JPS6397373A JP S6397373 A JPS6397373 A JP S6397373A JP 24465886 A JP24465886 A JP 24465886A JP 24465886 A JP24465886 A JP 24465886A JP S6397373 A JPS6397373 A JP S6397373A
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JP
Japan
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edges
tube material
welding
preheating
pipe
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JP24465886A
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English (en)
Inventor
Takashi Katanosaka
片之坂 隆
Osamu Masuda
修 増田
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 人、産業上の利用分野 この発明は高周波電縫管の溶接方法と、これを実施する
装置に関する。
B3発明の漿替 本発明は、電縫管製造用ラインの管素材のVシーム?8
汲工程において、 Vシーム溶接部前方に設置し亀岡波数20KHz穆度以
下の電力が供給される予熱コイルと、これに対応して管
素材内部位置に設置した徒素鋼板積層コアとの相互作用
によって、 この電縫管が厚肉でかつその管径が比較的小さなもので
あっても、その管素材の対向する縁部近傍の加熱に関与
しない無効な電流l削減し、効率的に誘導加熱して予熱
する九とによって良好な溶接部を得ることができるよう
にしたものである。
C2従来の技術 従来、電縫管の溶接法にはgto図乃至第14図に例示
するようなものがある。まず第10図について説明する
と、金属板を管状に底形した管素材)を相対向して配置
し友一対の加圧ロール2a、2b間に挿通し、これl矢
印人で示す進行方向に移動するようにする。
この場合、管素材1の進行方向にみて加圧ロール2m、
2bの手前側にはV字状ギャップ5が形成され、その対
向する縁部5 h 、 5 b K n 100KIl
zから400KHza度の周波数の高周波電源7に接続
され九一対の接触子5a、5bによって高周波電力が供
給され、溶接電流工が流れることにより両縁部が加熱さ
れる。さらに加圧ロール2a、2bによる加圧によって
V字状ギャップ5が閉じて両縁部5a、5bが接するV
シーム溶接点4において、前記両縁部5a、5bの温度
が溶融点近傍に達し、加圧されながら溶鍛接合が行なわ
れる。
また、M11図に示す誘導式の電縫管溶接装置にあって
は、@10図に示す接触子5a、6bに代えて誘導コイ
ル3′f用いてV字状ギャップ50対向する縁部5& 
、5bに溶接電流工l流すもので、その他の点は接触式
と同じである。
D0発明が解決しようとする問題点 上述した従来の電縫管溶接装置によると次の問題点があ
った。
すがわち、高周波電縫管溶接の場合、通常使用される周
波数が100〜400 KHz 8度と高く、近接効果
により対向する縁部5a、5bの先端部分のみが局部加
熱されるので、溶接後はこの局部加熱された先端部分が
急冷される。この急冷のため溶接部が硬化するので、溶
接部l再加熱して焼鈍する必要が生じる。ところで、こ
の焼鈍のための電力は溶接電力の2〜4倍の大きな電力
が必要である。また、焼鈍Fi溶接に続いてライン内で
行なわれることが一般的であるが、再加熱した溶接邪!
徐冷する(すなわち硬化しないように)ため徐冷区間と
して例えば35aというような非常に長い距離が必要で
あり、このtめにラインが長いものになってしまうとい
う問題がある。また、縁部に供給する高周波電力の周波
数ン前記の値よりかなり低くすることは、加熱される範
囲が広くなるものの溶接にとっては不都合である。
さらに、管素材1の肉厚が厚くなるに従って、健全な溶
接を施すうえで難点が生じる。これを説明すると、近接
効果!利用してV字状ギャップ5の縁部5a、5bを効
果的に加熱して溶接ケ行なうtめ溶接には通常100〜
400 KHzの高い周波数の電力が使用される。とこ
ろが、このような高い周波数で加熱する場合、管素材1
が厚肉になると、°対向する縁部5a 、5bのコーナ
(すなわち、縁部の内、外径側の角)に電流が集中し、
このコーナが先に温度上昇して過熱状態となり、縁部5
a。
5bの中央部(すなわち、縁部の内、外径側の中間)と
の温度差および加熱幅の差が大きくなり均等に加熱され
なくなる。
即ちこの従来方法によると管素材10両縁部は溶接点4
をピークとしてその前後で急激に昇温しかつ急激に降温
している(そのために焼鈍が必要とされる)。これは、
第u図及び第13 A図から分るとおり、100〜40
QKHz11度の高い周波数で急激に加熱されることに
より両縁部の端面、つまりa点、b点のみが局部的に加
熱され、0点との温度差が大きく、降温時C点に熱が奪
われることにより急激に冷却されることになるのである
。また、b点に比べてもa点の昇温の方が早いので管素
材が厚肉になるに従い対向する両縁部5a、5bの内、
外径側のコーナーに近い部分が円周方向の広い範囲にわ
たって溶融点近傍の温度に加熱され均等に加熱されなく
なる。
ところで、電縫管溶接では、溶接点付近の温度に達した
両縁部5a、5bの先端部分が、溶接に際して加圧ロー
ル2a、2bによる加圧によって管の内径側に押し出さ
れて健全な溶接が行なわれることが望ましい。しかるに
、厚肉管の場合、上述のように縁部5a、5bの温度お
よび加熱幅の不均一(つまり、縁部の中央部より内外径
側が高温、および内外径側が加熱範囲が広い)のため溶
融点近傍の温度に達した内外径側の充分な押出し排除が
難しくなる。
すなわち、第13E図に示すように、加圧ロール2a、
zbで加圧して突き合わせて溶接した際、その中央部が
互いにぶつかってしまうため、図示するように溶接部の
内外面部で過熱による酸化物の残留のまき込みが発生し
、溶W!部の健全性の維持が難しくなるという問題があ
る。さらにまtvクーム溶妥部の手前に予熱コイルl配
設して、この予熱コイルに比較的低い周波数の電力!供
給して縁部を均一に予熱しようとする場合には誘起電流
が縁部5 ’! + 5b、に集中して流れることが必
要である。しかし管径が小さい場合には第14図に示す
ように、有効電流l、のほかに、管素材の内側部を通る
無効電流lQが増加し、amの予熱を効率よく行なうこ
とができないという問題があった。
本発明は上述の点に鑑み、高周波電縫管の管素材が肉厚
であっても、V字状ギャップの縁部の所定加熱範囲がそ
の肉厚方向の中央部と内外径側とで均一に加熱されるよ
うにして、溶成後の電縫管の溶成部の内外面部に酸化物
や気泡等が混在し九I)、クラックが発生するの!防止
し、良好に溶接し得るようにし、また、溶接部の急冷に
よる硬化を防止するようにし、さらに管素材の管径が小
さい場合でも管素材の内側部1通る無効ML流を抑制し
て、効率よく誘導加熱による予熱!なし得るようにする
ことを目的とする。
E0問題点を解決する定めの手段 本発明の高周波電縫管の溶接方法とその装置は、溶接作
業?するVシーム溶接部の手前に比較的周波数の低い電
力を供給して加熱する予熱コイル!設置し、これに対応
して硅素鋼板積層コア!配置するようにし九ことを特徴
とする。
19作用 上述のように構成することにより、管素材が厚肉かつ小
径のものであっても、そのVシーム溶接部の手前位置で
両縁部近傍の所定予熱範囲l比較的周波数の低い電力で
誘導加熱することにより、その各縁部の内、外側の角i
’v集中的に高温に加熱してしまうことなく、その温度
分布状態が各縁部の側端面と平行となるような均一状態
となるようにm熱するよう作用するとともに、これが除
々に冷却して良好に焼鈍しされるよう作用し、さらに管
素材の直径が比較的小径であっても、誘導コイルで予熱
する際に管素材の内側部を通る無効電流!抑制踵効率よ
く誘導加熱するよう作用するものである。
G、実施例 以下、本発明の高周波電縫管の溶接方法とその装置の実
施例11図乃至第9図によって説明する。
々お、この第1図乃至@9図において、第10図及び@
14図に示す従来例に対応する部分には同一符号を附す
こととし、説明の便に供する。
第1図は本例の構成の概略斜視図で、1は厚肉の管素材
、2m、2bは一対の回転駆動される加圧ロールである
この管素材1は、長板!その長手方向Z軸にして断面円
形に湾曲し、その会合する幅方向側端の両縁部5a、5
bがスリットを形成する状態で、一対の加圧ロール2a
 、 2bの間に挿通すると、図示するようにV字状の
ギャップ5が形成される。
まtlこのギャップ5の両R,部5a、5bが一対ノ加
圧ロール25L 、 2bによって圧着される溶接点4
から、矢印人と逆方向に所定距離離れ定位置に、管素材
1!取り巻くリング状に形成した加熱用の誘導コイル3
を設置し、これに比較的周波数の高い(本例では周波数
100〜450KH2)高周波電力を供給する電源77
受続する。
まt、この加熱用の誘導コイル3の前段で矢印Aと逆方
向に所定距離離れ元手前位置には、予熱コイル8ン設置
する。
この予熱コイル8は、管素材1の対向する前段の両縁部
5al*5blの反対側にて管素材1の移送方向に沿っ
た一対の直線部分9a、9bと、管素材1の外周でその
円周方向に沿ってこの直線部分9m 、9bに接続して
設けられt幅広の環状部分10 、108 、11と廣
続端子[13b 、 13 aよりなる。
すなわち、図示するように横に仰る矩形小板状の接続端
子部13bから一体的に半円弧状の環状部10を管素材
10表面から外方に所定距装置いた位置で4分の3円弧
とり巻くように配置する。
さらに、この環状部10の図で下方に当る端部がらは矩
形棒状の直線部分9bを進行方向Aに向けて一体的に延
設し、その自由端部から一体的に環状部1)を形成する
この環状部11は、管素材1の外表面から所定距離離れ
た位置!とり巻くような一部切欠輪状に形成したもので
あって、その一端は[i部9bと一体的に接続し、その
他端は上記直線部9bと平行に設置される直線部9&と
一体的に接続する。
また、直線f19aの図の手前側端部には、管素材10
表面外方の所定距amい次位11’!F4分の1円弧と
り巻く環状部10&を、一体的に形成する。
また、この環状部分1(lの自由端側から矩形板状の接
続端子部13&を横方向に一体的に突設して成る。
なお、この2つの接続端子部13&、13bKは、比較
的周波数の低い(本例では周波1!Ij 20−000
Hz程度以下)の電力l供給する電源14を接続する。
上述した予熱;イル8に対応して管素材内にはインピー
ダを配設する。この実施例では加熱用誘導コイル3と、
予熱コイル8とに対応して、管素材内にha合インビー
ダ20V配置している。
この覆合インビーダ20Fig2図にも示すように、全
体が略円筒形で、その中心軸部!挿通ずるロッド21が
設置しである。
このロッド21C第2図の左側の太軸に形成しi太軸部
nから細軸の軸棒部23V延設する。
この軸棒部23における予熱コイル8に対応する所定位
置には、硅素鋼板積層コア24!設置する。
これは、@3図の断面図にも示すように断面矩形で種々
の大きさに形成したブロック状の複数の積層コア単体2
5V軸棒部23!中心に左右対称に配置して構成する。
また、この硅素鋼板積層コア24の長手方向の長さ1c
orは、予熱コイル8の長手方向の長さlcよりも所定
の長さ長< (Lc o r)tc )なるよう形成す
る。
また、軸棒部23における加熱用誘導コイル3に対応す
る所定位置には、フェライト、:7ア26V設置する。
これはwc4図の断面図にも示すように小円柱状のコア
柱体27をvI数(本例では7個)!軸棒部23V延設
として左右対称に配置して構成する。
なお、本例ではコア柱体271長手方向に3組厘列に並
べてフェライト、:1726を構成する。
まt、軸棒部おに設置した硅素鋼板積層コア24とフェ
ライト、=アク6との間部分にはスペーサとしての中間
部材28!嵌挿して設置する。
さらに、軸棒部ηに設置した硅素鋼板積層コア24とフ
ェライト、コア26との外周部を円筒形の絶縁筒29Y
遊挿して覆い、その軸n@23の太軸部22側端部を機
端側ホルダ30で閉塞するように支持するとともに、軸
棒部おの自由端部に先端側ホルダ3)を嵌挿して閉塞す
るように支持する。
そして、太軸部22から順次根端側ホルダ30.硅素鋼
板積層コア24.中間部材28 、フェライト、コア2
6及び先端側ホルダ31と隙間なく配置したものに対し
、軸棒部23の自由端部に形放したねじ溝32にナツト
33.31’ねじ嵌めて締めけけることにより、これら
全体を一体的に固締する。
まt、軸棒部23の太軸部nの近くでは、その中心軸に
沿って冷却水の導通孔357穿孔し、機端側ホルダ30
に穿孔し7を複数の入水口36 、36に導通させる。
また、機端側ホルダ30には軸棒部23との間及びP3
縫flt129との間にシールド部材37 、37 Y
設置し、水漏れ!防止するようにする。
また、先端側ホルダ31には、複数の排出孔羽。
38Y穿孔する。
このように構成することによって、冷却水を軸棒123
O導通孔訪、入水口36 、36 ’A’通し絶縁fl
ei29内に導き、硅素鋼板積層;ア24におけるvI
数のコア単体25の隙間を通りこれ!冷却し、さらに中
間部材28部分の空間を通って、フェライト、コア26
の複数のコア柱体nの隙間を通ってこれを冷却し、この
後先端側ホルダ31の排出孔38 、38から外部に排
出するようにする。
このように構成された腹合インビーダ20は、第1図に
示すように管素材1円における所定位置に設置し、硅素
鋼板積層コア24が予熱フィル8に対応し、かつフェラ
イト、コア26が加熱用誘導コイル3に対応し、電気的
に適正に作用するように設定する。
次に、上述のように構成した本例装置の作動を説明する
まず、管素材1は、一対の加圧ロール2a、2bに挿通
し、管素材)を矢印A方向に所定速度で移動するように
する。
また、予熱コイル8には、電源14から本例では20.
000FIz以下の周波数電力を供給する。
この予熱コイル8を流れる1!流IPによって管素材1
に誘起される予熱電流lは、前段の両縁部5’1+5b
lにおいては狭い範囲に集中して流れ、両縁部近傍を予
熱する。しかし、V字状ギャップ5の両縁部5a、5b
に供給される電力(周波数100〜400KHz)に比
べて周波数が低いので(1,000〜20 、000H
za度)、前段の縁部5 ’ l 15 blのコーナ
ーや縁部の最先端のみが過熱されることはなく、両縁部
近傍の円周方向に沿った部分が幅広くほぼ同じ温度に予
熱される。
具体的には、予熱コイル8に交番電流IPが流れると管
素材1の対向部分に誘起されt予熱¥1L流F*’! 
 が第5図に示す経路で流れる。そして、管素材1の対
向する縁部5’l#5blでは電流の方向が逆向きとな
るので、近受効果も作用して、予熱電流F+’!は両縁
111(S5J、5blでは第5図にΔWで示した1!
流の浸透深さの範囲にほぼ集中して流れ、縁部近傍を効
果的に昇温予熱する。
なお、電流の浸透深さΔWは μ:’IiF素材の透磁率 f:予熱コイル電流れる 電流の周波数 で表わされるので、電源140周波数f7選ぶことによ
って縁部5’l+5blの予熱範囲(これはΔW(依存
する)を広<L7tす、せま<t、*1)することがで
きる。
また、硅素鋼板積層コア24による作用によって、実験
によると、その改善率は管径が小さいものであっても、
コアなしの場合11.0 として滋、約3.4にもなり
、効果は多大である。
このように電流7両縁部5a1,5b1に集中して流す
ことができ、tとえ管径が小さなものであっても、管素
材1の内側部vaる無効な電流が流れないよう抑制して
、効率の良い予熱を可能とするものである。
まt、前述し九ように、予熱コイル8で予熱され念前段
の両縁端部5’1*5blは、j@次矢印人方向に移送
され、電源7から100〜450 KHzの高周波電力
を供給される加熱用誘導コイル3でさらに加熱されて、
溶接点4′N5分で一対の加圧ロール2a。
2bに圧着されながら溶着し、溶接されるものである。
これY@6図及び第7λ図によって説明すると、符号1
5で示す部分が前段の両縁部5’l+5blの予熱範囲
であり、この予熱範囲157役けたことにより、管素材
1の両縁部の1点、b点、0点は第8図にグラフで示す
温度曲線!たどる。すなわち、管素材1は進行方向手前
の位置において予熱ブイル8により600〜1.000
℃まで徐々に加熱さね、その後、誘導コイル3により、
1.450℃まで力ロ熱され、その頂上である溶接点4
において溶接され、以後徐々に降温される。よって、溶
接点4!中心に見た場合管素材10両縁 れ、溶接点4でピークとなり徐々に冷却されるとともに
、両縁部のa点,b点,0点の温度差が少なく、比較的
均熱される。
特に、本例では第1図に示すような構成の予熱コイル8
を用いているので、第5図に示すように相対向する前段
の縁部5al,5b1とには反対方向に電流iが流れる
ので、この互いの電流間に近受効来が強く作用する。こ
の結果、電流lは前段の縁部51!L1, 5b1に特
に集中して流れるので縁部のみを効率的に加熱し昇温す
ることができることが実験により確認された。
すがわち、両縁部の各内,外側の角部であるa点が集中
的に高温に加熱されてしまうことはなく、その温度分布
状態がその角部のa点及び肉厚幅方向の中間点す点でほ
ぼ等しくなり、第7A図に示すように各縁部の側端面と
平行となるような均一状態で0点の位置までの予熱範囲
15を均等予熱する。
なお、本例では、予熱範囲15i管素材1の両縁部5 
’ 1 y 5 blの端面より円周方向に各5〜20
mとし、この範囲をほぼ等しい温度に加熱することがで
きる。
このように管素材の両縁部が円周方向に広く予熱される
ので、溶接後において溶接部の冷却は急冷では々く徐冷
となり、よって従来のような溶接後のシーム、アニーラ
!不要とすることができ、且つそれに伴ってシーム、ア
ニーラ後の徐冷区間例えば35a前後のスペースが不要
とな昏)、ライン長がそれだけ短くでき、設置スペース
が少くてすむ。
まt,溶接点4においては、前述のように各縁部の側端
面がその角部a点のみが高温に加熱されることがなく、
側端面とほぼ平行に加熱昇温するので管素材1が一対の
加圧ロール2a 、 2bで圧着され1、第7B図に示
すように、側端部の溶融金属が管素材lの内、外側面部
に押し出され、溶着することになる。危お、押し出され
た溶着金属は、#廣作業後バイトで削り落として仕上げ
るものである。
また例えば、前述のように予熱範囲15v600〜1.
000℃に昇温した場合、予熱コイル8の環状部10 
、11の#A′lk少くとも50鵡以上にすることKよ
って両縁部以外の円周部の温[を約100℃以下にとど
めることができた。
次に本発明の他の実施例を第9図によって説明する。こ
れは、角柱状に形成した単体の硅素鋼板積層コア体40
を、第1図に示す構成の予熱コイル8に対石して設置し
たものである。
この場合にも、硅素鋼板積層;ア体40の長手方向の長
さtcorv予熱コイル8の長さACよりも長くするこ
とは勿論である。
このように単体の硅素鋼板積層コア体40を、 フェラ
イト、コア26と別体として配置した場合でありても前
述したv1合インビーダを設置したのと同等の作用効果
l得られるものである。なお、予熱コイル8としては第
1図に示し1形状の予熱コイル8が比較的良好な結果を
示したが予熱コイル8の形状は第1図の形状に限られる
ものではなく例えば第1図のコイル8を管素材1の周方
向に1800回転させて直線部分9a、9bが管素材の
縁部5’1*5blの上方になるコル形状としてもよく
、縁部5a1゜5b1にほぼ同様の予熱を施すことがで
きる。なお、ま九Vシーム溶接部についても第1図の誘
導;イル3に代えて第10図の1対の接触子6m、6b
によってV字状ギャップの縁部5a、5bKi周波電力
l供給する接触式としてもよい。
H1発明の効果 以上詳述したように、本発明の高周波電縫管の溶接方法
とその装置によれば、管素材のVシーム溶接部の手前に
おいて、両縁部とその近傍(つまり熱形#部)が予熱さ
れるので、f8S後において溶接部の冷却は急冷ではな
く徐冷となり、よって従来のような溶i後のシーム、ア
ユ−ラン不要とすることができ、且つそれに伴ってシー
ム、アニーラ後の徐冷区間例えば35a前後のスペース
が不要となり、ライン艮がそれだけ短くでき、設置スペ
ースが少くてすむ。また、管素材の肉厚が厚くなっt場
合も両縁部とその近傍を予熱することにより、溶接エツ
ジの内外径方向の温度差および加熱幅の差が改善され−
ので、溶接部の内外径側面部分の過熱による酸化物の残
留巻き込みが軽減され、特に厚肉管の場合iCおいて滓
受内部の欠陥を減らすことができ溶接品質を向上するこ
とができる。さらに、溶接部の手前両縁部が予熱されて
いることによって、厚肉管の場合でも従来のように溶接
装RY大容量としなくとも例えば15 m / was
以上の連続溶接が可能となる。
また、管素材のVシーム溶接部の手前に20KHz程度
以下の周波数の電力が供給される予熱コイルを設置し、
これに対応して硅素鋼板積層コア!設置し、これらに基
づく電気的相互作用により、特に管径の小さ女ものであ
っても、管素材の両縁部の所要部位に訪起電流が集中し
て流れるようにし、管素材の内側面部Yfiれるような
無効電流を削減し、所定の加熱範囲な平均的にかつ効率
良く予熱することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
aX1図は本発明の高周波電縫管溶接方法とその装置の
第1実施例1示す概略斜視図、第2図はそれに用いられ
るインビーダの1例である複合インビーダの縦断面図、
第3図は第2図夏−夏線断面図、第4図は@2図IV−
ff線断面図、@5図はその管素材の予熱部分の電流の
流れを説明するtめの髪部の斜視図、lX6図はその溶
接作業のr11部を示す斜視図、第7A図は管素材の予
熱範囲を示す縦断面図、@7B図は管素材の溶接直後の
状Bl示す縦断面図、第8図はその予熱コイルにより管
素材の両縁部を予熱した場合の温度変化!示す線図、8
部9図は本発明の他の実施例!示す9部の縦断面図、第
10図及び第11図は従来の電縫管の溶接装置の例V示
す要部の斜視図、第12図はその装置により溶接作業1
行なった場合の管素材の両縁部の温度変化を示す線図、
第13人図はその場合の両縁部の温度上昇範囲!示す縦
断面図、第13B図りその場合の溶接状1F!A′?l
/示す縦断面図、第14図はその管素材が小径である場
合の予熱の定めの誘起電流の流れ!説明する斜視図であ
る。 1・・・管素材、3・・・誘導コイル、5・・・ギャッ
プ、5a、5b・・・縁部、8・・・予熱コイル、20
・・・腹合インビーダ、24・・・硅素鋼板積層;ア、
26・・・フェライト、:Iア。 管素材の縦断面図 第7A図 第78図 a度2rイLを庁、−1“部 第8図 第9図 第11図 、訪稟イしを云オ縁図 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)連続して移送される管素材(1)の溶接点(4)を
    頂点として形成されるV字状ギャップ(5)の両縁部(
    5a)、(5b)の上記管素材(1)の進行方向と逆方
    向の手前所定位置における両縁部(5a_1)、(5b
    _1)に対応して管素材の外周に20KHz程度以下の
    周波数の電力が供給される予熱コイル(8)を設置し、
    当該予熱コイルに対応した管素材の内径部に硅素鋼板積
    層コア(24)を配置して前記両縁部(5a_1)、(
    5b_1)の所要の予熱範囲(15)部分に誘起電流を
    集中的に流すことにより効率良く予熱し、次に前記V字
    状ギャップ(5)の両縁部(5a)、(5b)に高周波
    電力を供給して前記両縁部(5a)、(5b)を連続し
    て溶接するようにした高周波電縫管の溶接方法。 2)管素材をV字状ギャップを有する管状に成形し、V
    字状ギャップの縁部を連続して電気溶接する高周波電縫
    管ラインにおいて、連続して移送される管素材(1)の
    溶接点(4)を頂点として形成されるV字状ギャップ(
    5)の両縁部(5a)、(5b)に連続する上記管素材
    (1)の進行方向と逆方向の手前側両縁部(5a_1)
    、(5b_1)に対応して位置し、前記管素材(1)に
    対する前記手前側両縁部(5a_1)、(5b_1)の
    反対側位置にて前記管素材(1)の移送方向に沿つた一
    対の直線部分(9a)、(9b)を有し、前記管素材(
    1)の外周でその円周方向に沿う状態で前記直線部分(
    9a)、(9b)に接続する2つの環状部(10)(1
    0a)(11)を有し、電源(14)の各極に接続した
    各接続端子部(13a)、(13b)をそれぞれ前記一
    方の円環を分割してなる各環状部(10)、(10a)
    にそれぞれ接続して予熱コイル(8)を構成し、当該予
    熱コイル(8)に対応した前記管素材(1)内所定位置
    に上記予熱コイル(8)に20KHz程度以下の周波数
    の電力を供給した際前記手前側両縁部(5a_1)、(
    5b_1)に誘起電流を集中して流すようにする硅素鋼
    板積層コア(24)を配置したことを特徴とする高周波
    電縫管の溶接装置。
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