JPS6396230A - 電機用複合ブラシ材料 - Google Patents
電機用複合ブラシ材料Info
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- JPS6396230A JPS6396230A JP24046686A JP24046686A JPS6396230A JP S6396230 A JPS6396230 A JP S6396230A JP 24046686 A JP24046686 A JP 24046686A JP 24046686 A JP24046686 A JP 24046686A JP S6396230 A JPS6396230 A JP S6396230A
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Landscapes
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は9人工衛星、宇宙機器、真空機器など超高真
空中において、相対的に回転、摺動して電力や電気信号
などを伝達するスリップリングに用いられる電機用銀糸
複合ブラシ材料に関するものである。
空中において、相対的に回転、摺動して電力や電気信号
などを伝達するスリップリングに用いられる電機用銀糸
複合ブラシ材料に関するものである。
スリップリングに要求される特性は、第1に電力や電気
信号を確実に伝達することであり、第2に長時間安定に
作動することである。第1の特性を満足するためにはブ
ラシ材とリング材の間の接触抵抗や電気ノイズが小さい
ことが、第2のそれには摩擦抵抗が低く安定であること
とブラシ材8よびリング材の摩耗が小さいことが必要と
なる。
信号を確実に伝達することであり、第2に長時間安定に
作動することである。第1の特性を満足するためにはブ
ラシ材とリング材の間の接触抵抗や電気ノイズが小さい
ことが、第2のそれには摩擦抵抗が低く安定であること
とブラシ材8よびリング材の摩耗が小さいことが必要と
なる。
これらの要求を満たすため従来から導電性および潤滑性
に優れた炭素や黒鉛などに導電性を高める金属粉末(銀
や銅など。以下Ag、 Cuと記す)を添加した金属黒
鉛質ブラシ材が提供されてきた。
に優れた炭素や黒鉛などに導電性を高める金属粉末(銀
や銅など。以下Ag、 Cuと記す)を添加した金属黒
鉛質ブラシ材が提供されてきた。
これらのブラシ材は通常の使用状態では含有黙鉛の潤滑
性が保持されているが、高温(150℃以上)、低湿度
(2g/m”以下)、真空(10−2torr以下)状
態などでは吸着する水分の不足によって粉塵摩耗を起こ
すことが公知であり、この対策として黒鉛と類似の居状
溝造を持つ固体潤滑剤などを添加することが提案されて
いる。たとえば、特公昭36−914号公報には金属と
黒鉛の混合粉末に二硫化モリブデン(以下MoS2と記
す)粉末を添加焼結すること、特開昭58−51483
号公報にはM。S2.二硫化タングステン(以下WS2
と記す)のいずれか一種と窒化ホウ素を添加した金属黒
鉛質ブラシ材などの提案がなされている。さらに他の固
体潤滑剤の応用ρノとしては。
性が保持されているが、高温(150℃以上)、低湿度
(2g/m”以下)、真空(10−2torr以下)状
態などでは吸着する水分の不足によって粉塵摩耗を起こ
すことが公知であり、この対策として黒鉛と類似の居状
溝造を持つ固体潤滑剤などを添加することが提案されて
いる。たとえば、特公昭36−914号公報には金属と
黒鉛の混合粉末に二硫化モリブデン(以下MoS2と記
す)粉末を添加焼結すること、特開昭58−51483
号公報にはM。S2.二硫化タングステン(以下WS2
と記す)のいずれか一種と窒化ホウ素を添加した金属黒
鉛質ブラシ材などの提案がなされている。さらに他の固
体潤滑剤の応用ρノとしては。
特開昭53−58910号公報に示されているものに代
表されるCu系合金粉末とM。S2粉末を混合、大気中
ホットプレスまたは成形焼結する複合ブラシ材などが発
表されている。しかしながら。
表されるCu系合金粉末とM。S2粉末を混合、大気中
ホットプレスまたは成形焼結する複合ブラシ材などが発
表されている。しかしながら。
超高真空中(” ” torr以下)で電力や電気信
号を伝達する能力をもつブラシ材料は従来から国内では
ほとんど発表されていない。
号を伝達する能力をもつブラシ材料は従来から国内では
ほとんど発表されていない。
一方2国外とくに米国では宇宙開発に伴なう人工衛星、
宇宙船、宇宙機器などの開発過程において超高真空中で
使用されるスリップリングが。
宇宙船、宇宙機器などの開発過程において超高真空中で
使用されるスリップリングが。
NASAの研究所を中心にその内辺の航空機産業または
人工衛星とその部品の製造会社などで研究されており、
評価試験結果なども一部発表されている。
人工衛星とその部品の製造会社などで研究されており、
評価試験結果なども一部発表されている。
現在2通信衛星や放送衛星、気象衛星などに搭載される
宇宙機器には超高真空中に3いて数年から10年もの長
期に渡ってメンテナンスフリーで電力や電気信号を伝達
することが可能なスリップリングが必要とされている。
宇宙機器には超高真空中に3いて数年から10年もの長
期に渡ってメンテナンスフリーで電力や電気信号を伝達
することが可能なスリップリングが必要とされている。
これらの要求を満足するブラシ材としては、導電率の最
も高い銀粉をマトリクスとして、これに真を中で潤滑性
に優れた固体潤滑剤を混合添加し、成形焼結した複合材
などが発表されている。たとえば、LMSC(Lock
eeo Missiles & 5pace Comp
any)では。
も高い銀粉をマトリクスとして、これに真を中で潤滑性
に優れた固体潤滑剤を混合添加し、成形焼結した複合材
などが発表されている。たとえば、LMSC(Lock
eeo Missiles & 5pace Comp
any)では。
A985重証%、Mo3215重賦形の複合焼結材をブ
ラシ材とし、A、y90重−%、CutO重社%の合金
をリング材として超高真空中で評価した摺動特性(N耗
値、接触抵抗、電気ノイズ)などを発表している。
ラシ材とし、A、y90重−%、CutO重社%の合金
をリング材として超高真空中で評価した摺動特性(N耗
値、接触抵抗、電気ノイズ)などを発表している。
しかしながら、固体潤滑剤を単に添加するだけでは必ず
しも摺動特性は改善されず、Ag−固体潤滑剤の複合焼
結材においても固体潤滑剤の添加量、添加法および複合
焼結材の作製法などによってその特性は著しく異なって
いる。たとえば。
しも摺動特性は改善されず、Ag−固体潤滑剤の複合焼
結材においても固体潤滑剤の添加量、添加法および複合
焼結材の作製法などによってその特性は著しく異なって
いる。たとえば。
L C−Anderson は、M□S2を5〜15重
量%ノ範囲で混合添加しホットプレス法で作製したAg
−MoS2複合ブラシ材の摺動特性について、ブラシ材
の摩耗はMo52ftが増すにつれて減少するが。
量%ノ範囲で混合添加しホットプレス法で作製したAg
−MoS2複合ブラシ材の摺動特性について、ブラシ材
の摩耗はMo52ftが増すにつれて減少するが。
電気ノイズはM、32Mが増すにつれて増加すると報告
している。一方、コールドプレス法で作製したA、!1
7−M032複合ブラシ材に3いては、M□S2鼠が多
い方が電気ノイズは小さいが摩耗が多いとも述べている
。
している。一方、コールドプレス法で作製したA、!1
7−M032複合ブラシ材に3いては、M□S2鼠が多
い方が電気ノイズは小さいが摩耗が多いとも述べている
。
したがって、Ag−国体潤滑剤の複合焼結材の摺動特性
には、固体潤滑剤の添加量、添加法および複合焼結材の
作製法などが太き(関連していることがわかる。
には、固体潤滑剤の添加量、添加法および複合焼結材の
作製法などが太き(関連していることがわかる。
従来例として、従来の技術にもとづき、Ag粉にMoS
2粉を添加した複合焼結ブラシ材をMo825〜25重
量%の範囲で試作した。表のhα15〜19に試作した
複合焼結ブラシ材の配合比、密度。
2粉を添加した複合焼結ブラシ材をMo825〜25重
量%の範囲で試作した。表のhα15〜19に試作した
複合焼結ブラシ材の配合比、密度。
密度比などの特性を示す。
そして、このAg粉にMoS2粉を添加した複合ブラシ
材の摺動特性をビン/円板型摩擦試験機3よびスリップ
リングモデル機により評価した。第1図の+A11Bl
telの曲線fi+の各々に、 Ag粉にMoS2粉を
15重賦形添加したときの複合ブラシ材の通電電流密度
(A/cりに対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ
(m V)変化および比摩耗量(+d/a冨・N)変化
を示す。
材の摺動特性をビン/円板型摩擦試験機3よびスリップ
リングモデル機により評価した。第1図の+A11Bl
telの曲線fi+の各々に、 Ag粉にMoS2粉を
15重賦形添加したときの複合ブラシ材の通電電流密度
(A/cりに対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ
(m V)変化および比摩耗量(+d/a冨・N)変化
を示す。
それによると、電流密度j Q CA1071t)程度
の低電流通電領域における接触抵抗、電気ノイズ3よび
ブラシ材の比摩耗量は、いづれも小さくお3ひね良好で
あった。またy#擦係数も低(、相手材(AgまたはA
ji Cu)の摺動面にはMoS2の付着層が形成さ
れてSす、この移着層とブラシ材との間で良好な潤滑が
保持されているものと考えられる。しかし、接触抵抗は
通電量を増すにつれて徐々に増加し、電流密度a 3
(A/m)では大きな値を示し好ましくない。通電量を
増すことによって絞り抵抗が増加してしまうことが悪C
1をおよぼしていると考えられる。しかも、固有抵抗が
大きいM。s2 (固有抵抗851ΩC!!L)の移着
膜などを介して電流を伝達するため、摺動面の状態にも
よるが絞り抵抗の増加が顕著に表れたものと考えられる
。電気ノイズに関しても2通電量を増すにつれて増加し
、電流密度83 (A/ctd)では電流密1910
(A/d)程度の通電時に比べきわめて大きくなってい
る。ブラシ材の比摩耗量も。
の低電流通電領域における接触抵抗、電気ノイズ3よび
ブラシ材の比摩耗量は、いづれも小さくお3ひね良好で
あった。またy#擦係数も低(、相手材(AgまたはA
ji Cu)の摺動面にはMoS2の付着層が形成さ
れてSす、この移着層とブラシ材との間で良好な潤滑が
保持されているものと考えられる。しかし、接触抵抗は
通電量を増すにつれて徐々に増加し、電流密度a 3
(A/m)では大きな値を示し好ましくない。通電量を
増すことによって絞り抵抗が増加してしまうことが悪C
1をおよぼしていると考えられる。しかも、固有抵抗が
大きいM。s2 (固有抵抗851ΩC!!L)の移着
膜などを介して電流を伝達するため、摺動面の状態にも
よるが絞り抵抗の増加が顕著に表れたものと考えられる
。電気ノイズに関しても2通電量を増すにつれて増加し
、電流密度83 (A/ctd)では電流密1910
(A/d)程度の通電時に比べきわめて大きくなってい
る。ブラシ材の比摩耗量も。
通電量を増すと大きくなり好ましくない。比摩耗量の増
加は2通電量を増したことにより接触抵抗や電気ノイズ
が大きくなり、電気的な摩耗が増加したためであると考
えられる。
加は2通電量を増したことにより接触抵抗や電気ノイズ
が大きくなり、電気的な摩耗が増加したためであると考
えられる。
なお、Ag粉にM。S2粉を5〜25重社%の範囲で添
加した複合ブラシ材に関しても通電量と接触抵抗変化、
電気ノイズ変化およびブラシ材の比摩耗量変化の関係を
調べたところ、上で示したA9紛にMoS2粉を15重
量%添加した複合ブラシ材と同様な傾向を示した。
加した複合ブラシ材に関しても通電量と接触抵抗変化、
電気ノイズ変化およびブラシ材の比摩耗量変化の関係を
調べたところ、上で示したA9紛にMoS2粉を15重
量%添加した複合ブラシ材と同様な傾向を示した。
以上より、Ag粉にMo5−!粉を5〜25重鼠%賦形
囲で添加した複合ブラシ材に3いては、低電流通電時に
は接触抵抗、電気ノイズ、ブラシ材の比摩耗量オよび摩
擦係数はいづれも小さく良好であるものの2通電量を増
すとMoS2の固有抵抗が大きいため絞り抵抗の増加が
顕著となり、接触抵抗2よび電気ノイズが大きくなり、
さらには電気的な摩耗が増加してしまうことがわかる。
囲で添加した複合ブラシ材に3いては、低電流通電時に
は接触抵抗、電気ノイズ、ブラシ材の比摩耗量オよび摩
擦係数はいづれも小さく良好であるものの2通電量を増
すとMoS2の固有抵抗が大きいため絞り抵抗の増加が
顕著となり、接触抵抗2よび電気ノイズが大きくなり、
さらには電気的な摩耗が増加してしまうことがわかる。
すなわち、Ag粉にMoS2粉の固体潤滑剤を単独添加
した場合のAg系複合ブラシ材においては、M□S2の
固有抵抗が大きいことなどのために、低電流から大電流
までの広い範囲の通電領域において、接触抵抗、電気ノ
イズ、摩耗特性、摩擦特性の摺動特性を同時にすべて満
足することはできなかった。
した場合のAg系複合ブラシ材においては、M□S2の
固有抵抗が大きいことなどのために、低電流から大電流
までの広い範囲の通電領域において、接触抵抗、電気ノ
イズ、摩耗特性、摩擦特性の摺動特性を同時にすべて満
足することはできなかった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、低電流から大電流までの広い範囲の通電領域に3
いて摩擦特性および摩耗特性が良好で、しかも導電性に
優れ、接触抵抗および電気ノイズの少ない電機用複合ブ
ラシ材料を得ることを目的とする。
ので、低電流から大電流までの広い範囲の通電領域に3
いて摩擦特性および摩耗特性が良好で、しかも導電性に
優れ、接触抵抗および電気ノイズの少ない電機用複合ブ
ラシ材料を得ることを目的とする。
この発明の電機用複合ブラシ材料は、二硫化モリブデン
および二硫化タングステンの内の少なくとも1種とセレ
ン化ニオブを含有し、残部銀で構成されるもので、具体
的には。
および二硫化タングステンの内の少なくとも1種とセレ
ン化ニオブを含有し、残部銀で構成されるもので、具体
的には。
式”、!i’(、oo−a−b) −(Mla−(Nb
Se2)b{式中Mは、二硫化モリブデン(M032)
および二硫化タングステン(WS2) の内の少
なくとも一種を表わし、 Agは銀、NbSe2はセレ
ン化ニオブである。
Se2)b{式中Mは、二硫化モリブデン(M032)
および二硫化タングステン(WS2) の内の少
なくとも一種を表わし、 Agは銀、NbSe2はセレ
ン化ニオブである。
a、bは乗艦濃度であり、4≦a≦24゜1≦b≦10
および5≦a + b≦25の関係を満足する数を表わ
す。) で示される電機用複合ブラシ材料である。
および5≦a + b≦25の関係を満足する数を表わ
す。) で示される電機用複合ブラシ材料である。
この発明に8ける二硫化モリブデンおよび二硫化タング
ステンの内の少な(とも一種は、摩擦係数や比摩耗量を
低減し潤滑状態を良好に推移させるために添加したもの
である。セレン化ニオブは。
ステンの内の少な(とも一種は、摩擦係数や比摩耗量を
低減し潤滑状態を良好に推移させるために添加したもの
である。セレン化ニオブは。
固有抵抗が5.35XlO’Ωαと二硫化モリブデンや
二硫化タングステンに比べて著しく小さくかつ二硫化モ
リブデンと同様な層状構造をしていることから、主に低
電流から大電流までの広い範囲の通電領域に渡って接触
抵抗や電気ノイズを低減するために添加したものである
。さらに、二硫化モリブデンと二硫化タングステンの内
の少なくとも一種とセレン化ニオブを併用添加すること
により、電気的な摩耗を低減させるとともに、複合ブラ
シ材の結合を充分にし2機械的強度を高め、耐摩耗性を
向上さぜるために添加したものである。
二硫化タングステンに比べて著しく小さくかつ二硫化モ
リブデンと同様な層状構造をしていることから、主に低
電流から大電流までの広い範囲の通電領域に渡って接触
抵抗や電気ノイズを低減するために添加したものである
。さらに、二硫化モリブデンと二硫化タングステンの内
の少なくとも一種とセレン化ニオブを併用添加すること
により、電気的な摩耗を低減させるとともに、複合ブラ
シ材の結合を充分にし2機械的強度を高め、耐摩耗性を
向上さぜるために添加したものである。
この発明に係わる二硫化モリブデン(Mo S 2 )
8よび二硫化タングステン(WS2)の内の少なくとも
一種の添加鼠は、4〜24重鼠%賦形ましい。
8よび二硫化タングステン(WS2)の内の少なくとも
一種の添加鼠は、4〜24重鼠%賦形ましい。
4重量%未満では摩擦特性と耐摩耗性が悪化し。
24重試%を超えると接触抵抗と電気ノイズがとくに大
電流通電領域において太き(なってしまう。
電流通電領域において太き(なってしまう。
また、これらの固体潤滑剤の粒度はとくに定めるもので
はないが、均一な分散状態を得るために平均粒径30μ
m以下、好ましくは1〜20μmのものを用いることが
望ましい。
はないが、均一な分散状態を得るために平均粒径30μ
m以下、好ましくは1〜20μmのものを用いることが
望ましい。
セレン化ニオブ(NbSe2) の添加量は、1〜10
重λ%が好ましい。1重量%未満では接触抵抗や電気ノ
イズおよび比摩耗量の低減の効果があまり見られず、1
0重Ji%を超えるとM。S2との添加比率にもよるが
大電流通電領域における接触抵抗や全通電領域における
電気ノイズおよび比摩耗量が大きくなってしまう。な8
9粒度は、d■及的に小さい方が良いが、配合、混合時
などに3ける粉末の取扱いおよびMO52やWS2の同
辺に固有抵抗の小さいNbSe2を効率よ(分散させ所
期の目標を達成することを考えると、平均粒径0.5〜
5μmであることが望ましい。
重λ%が好ましい。1重量%未満では接触抵抗や電気ノ
イズおよび比摩耗量の低減の効果があまり見られず、1
0重Ji%を超えるとM。S2との添加比率にもよるが
大電流通電領域における接触抵抗や全通電領域における
電気ノイズおよび比摩耗量が大きくなってしまう。な8
9粒度は、d■及的に小さい方が良いが、配合、混合時
などに3ける粉末の取扱いおよびMO52やWS2の同
辺に固有抵抗の小さいNbSe2を効率よ(分散させ所
期の目標を達成することを考えると、平均粒径0.5〜
5μmであることが望ましい。
なE、Mo52EよびWS2の内の少な(とも一種とN
bSe2の合計添加公は、5〜25重ii%が好ましい
。5重M96未満では摩擦特性、摩耗特性および電気ノ
イズ特性が悪化し、2!4ffi96を超えると大電流
通電領域における接触抵抗や電気ノイズが大きくなり、
耐摩耗性も悪化する。
bSe2の合計添加公は、5〜25重ii%が好ましい
。5重M96未満では摩擦特性、摩耗特性および電気ノ
イズ特性が悪化し、2!4ffi96を超えると大電流
通電領域における接触抵抗や電気ノイズが大きくなり、
耐摩耗性も悪化する。
また、上記材料により電機用複合ブラシ材料を製造する
には、公知の方法、たとえば原料粉を混合成形した後焼
結する方法やホットプレスによる焼結方法などを用いる
ことができるが、その焼結雰囲気には原料粉の酸化分解
を防止するため不活性雰囲気あるいは真空雰囲気を用い
るようにすることが望ましい。
には、公知の方法、たとえば原料粉を混合成形した後焼
結する方法やホットプレスによる焼結方法などを用いる
ことができるが、その焼結雰囲気には原料粉の酸化分解
を防止するため不活性雰囲気あるいは真空雰囲気を用い
るようにすることが望ましい。
以下実施例によりこの発明を具体的に説明するが、これ
に限定されない。な39表のNα1〜14にはこの発明
の実施例について2表のNα20〜26には比較例につ
いて、試作した複合焼結ブラシ材の配合比、密度、密凌
比などの特性を示す。
に限定されない。な39表のNα1〜14にはこの発明
の実施例について2表のNα20〜26には比較例につ
いて、試作した複合焼結ブラシ材の配合比、密度、密凌
比などの特性を示す。
実施例(11
平均粒径10μmのMoS2粉末と平均粒径3μmのN
t)Se2粉末を適当な割合で湿式混合し。
t)Se2粉末を適当な割合で湿式混合し。
ついで平均粒径5μmのkg粉末と重量比1〜2596
の範囲で各種混合粉末を同じく湿式法で作店した。これ
らの混合粉末を乾燥後電気黒鉛質のカーボン型に入れ真
空ホットプレス法によって複合焼結ブラシ材を試作した
。
の範囲で各種混合粉末を同じく湿式法で作店した。これ
らの混合粉末を乾燥後電気黒鉛質のカーボン型に入れ真
空ホットプレス法によって複合焼結ブラシ材を試作した
。
ホットプレスは、真空排気(IQ−5torr台)後。
加熱昇温し800℃で約15分間保持した後350Kf
/crItまで加圧、そのままの状態で約45分間保持
して行なった。以後炉冷しSOO℃で加圧を解除、さら
に常温まで真空中炉冷し複合ブラシ材を得た。これらの
試作品のうち一部の試料の配合比。
/crItまで加圧、そのままの状態で約45分間保持
して行なった。以後炉冷しSOO℃で加圧を解除、さら
に常温まで真空中炉冷し複合ブラシ材を得た。これらの
試作品のうち一部の試料の配合比。
密度、密度比などの特性を表に示す。
これらの複合ブラシ材を’l 藷X 5 *x X 3
wytの直方体に加工し、相手材に純AgおよびAg
−Cuリングを選定し、スリップリングモデルの試験装
置を用いて高真空中(10〜’torr台)に8いて接
触荷重IN、摺動速度75m1+/s、通電電流密度O
〜a 3 (A/cIIt)の条件で摺動試験を行なっ
た。ブラシ材とリング材の接触面積は12xttである
。そして真空中通電状態に3いて摩擦係数、比摩耗量、
接触抵抗、電気ノイズなどの摺動特性を調べた。
wytの直方体に加工し、相手材に純AgおよびAg
−Cuリングを選定し、スリップリングモデルの試験装
置を用いて高真空中(10〜’torr台)に8いて接
触荷重IN、摺動速度75m1+/s、通電電流密度O
〜a 3 (A/cIIt)の条件で摺動試験を行なっ
た。ブラシ材とリング材の接触面積は12xttである
。そして真空中通電状態に3いて摩擦係数、比摩耗量、
接触抵抗、電気ノイズなどの摺動特性を調べた。
その結果を、第1図(7)tAl、 IBI、 (C1
(7)各々ニ。
(7)各々ニ。
Ag扮にM。s2粉とNbSe2粉を合計で15重盆形
添加したときの複合ブラシ材の通電電流密度に対する接
触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化3よび
比摩耗量(in / gl−N )変化を示す。
添加したときの複合ブラシ材の通電電流密度に対する接
触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化3よび
比摩耗量(in / gl−N )変化を示す。
第1図のムl、 tBl、 telの曲線(21は、A
、!;1−15重証%MoS2複合ブラシ材のMoS2
粉を1重量%だけNbSe2粉で置換した複合ブラシ材
、すなわちAg−14重ff15%Mo52−を重置%
NbSe2複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵
抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩
耗量(i+si / 1m・N)変化を示す。同様に第
1図の(AIIBIIc+の曲線(3)は、Ag−12
,5重量96MoS2−2.5重tit96Nb S
e 2複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗(
mΩ)変化、電気ノイズ(mV)変化、比摩耗Q (m
tl /rat・N)変化を示し、第1図のtA)、
IBI、 IcIの曲線(4(は、 Ay −5ffi
ffi96Mos2−10重量% N bS 62複合
ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗(mΩ)変化
、電気ノイズ(m V)変化、比摩耗量(md /5t
ys・N)変化を示す。
、!;1−15重証%MoS2複合ブラシ材のMoS2
粉を1重量%だけNbSe2粉で置換した複合ブラシ材
、すなわちAg−14重ff15%Mo52−を重置%
NbSe2複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵
抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩
耗量(i+si / 1m・N)変化を示す。同様に第
1図の(AIIBIIc+の曲線(3)は、Ag−12
,5重量96MoS2−2.5重tit96Nb S
e 2複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗(
mΩ)変化、電気ノイズ(mV)変化、比摩耗Q (m
tl /rat・N)変化を示し、第1図のtA)、
IBI、 IcIの曲線(4(は、 Ay −5ffi
ffi96Mos2−10重量% N bS 62複合
ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗(mΩ)変化
、電気ノイズ(m V)変化、比摩耗量(md /5t
ys・N)変化を示す。
その結果を実施例と同様にして得られた上記MoS2粉
をA、S+粉に単独添加したkg−15重量%M□S2
複合ブラシ材と比較検討すると、接M!抵抗については
、第1図の囚の曲線ill、 t2+、 +31. +
41に示すように+ NbSe2を1重量%置換添加し
ただけでも全通電領域に8いて減少している。しかし。
をA、S+粉に単独添加したkg−15重量%M□S2
複合ブラシ材と比較検討すると、接M!抵抗については
、第1図の囚の曲線ill、 t2+、 +31. +
41に示すように+ NbSe2を1重量%置換添加し
ただけでも全通電領域に8いて減少している。しかし。
Nb582を10重量%置換添加した場合は、低電流通
電領域においては接触抵抗は著しく減少しているものの
、大電流通電領域においては接触抵抗が増加する傾向を
示している。
電領域においては接触抵抗は著しく減少しているものの
、大電流通電領域においては接触抵抗が増加する傾向を
示している。
次に、電気ノイズについては、第1図のIBIの曲線f
ll、 +21. (31,i4)に示すように+ N
bSe2を1重量%置換添加および2.5重hi%置換
添加した複合ブラシ材は、M□S2を単独添加した複合
ブラシ材と比較して全通電領域において明らかに小さな
(ilを示している。また+ Nt)Se2をl0ff
in96置換添加した複合ブラシ材は、M□S2を単独
添加した複合ブラシ材と比較して電気ノイズは低電流通
電領域ではやや大きいものの大電流通電領域ではかえっ
て小さな値を示している。
ll、 +21. (31,i4)に示すように+ N
bSe2を1重量%置換添加および2.5重hi%置換
添加した複合ブラシ材は、M□S2を単独添加した複合
ブラシ材と比較して全通電領域において明らかに小さな
(ilを示している。また+ Nt)Se2をl0ff
in96置換添加した複合ブラシ材は、M□S2を単独
添加した複合ブラシ材と比較して電気ノイズは低電流通
電領域ではやや大きいものの大電流通電領域ではかえっ
て小さな値を示している。
また、比摩耗量については、第1図のIcIの曲線+1
1.121. +31. +41に示すように+ N
1)Se2を1重量96置換添加、2.5重量%置換添
加および10重量%置換添加した複合ブラシ材は、 M
、S2を単独添加した複合ブラシ材と比較して全通電領
域において小さくなっている。
1.121. +31. +41に示すように+ N
1)Se2を1重量96置換添加、2.5重量%置換添
加および10重量%置換添加した複合ブラシ材は、 M
、S2を単独添加した複合ブラシ材と比較して全通電領
域において小さくなっている。
第2図のIAI、 +Bl、 (C1の各々に、A9粉
にM。S2粉とNbSe2粉を合計で15重量%添加し
たときの複合ブラシ材の通電電流密度83 (A /c
r/l)に3けるNt)Se2粉の置換添加量かつM。
にM。S2粉とNbSe2粉を合計で15重量%添加し
たときの複合ブラシ材の通電電流密度83 (A /c
r/l)に3けるNt)Se2粉の置換添加量かつM。
S2粉の添加量に対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノ
イズ(mV)変化および比摩耗量(i+d / *yr
−N )変化を示す。接触抵抗については、第2図の
IAIに示すように、M□S2とNbSe2を併合添加
したこの発明の電機用複合ブラシ材料はp NbSe
2 置換添加11!1〜15.i鼠%の範囲で、M□5
2単独添加の場合と比較して明らかに小さな稙を示して
いるが。
イズ(mV)変化および比摩耗量(i+d / *yr
−N )変化を示す。接触抵抗については、第2図の
IAIに示すように、M□S2とNbSe2を併合添加
したこの発明の電機用複合ブラシ材料はp NbSe
2 置換添加11!1〜15.i鼠%の範囲で、M□5
2単独添加の場合と比較して明らかに小さな稙を示して
いるが。
10重量%を超えると接触抵抗の増加が避けれないため
、1〜10重量%の置換添加が好ましい。
、1〜10重量%の置換添加が好ましい。
電気ノイズについては、第2図の(Blに示すように、
M□S2とNbSezを併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料はr N1)Se2置換添加社1〜10
重−%の範囲で著しく減少している。NbSe2置換添
加鼠が10重賦形を超えるとM。S2の添加量が少な(
なるため摩擦特性が悪化し、電気ノイズも増加してしま
う。
M□S2とNbSezを併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料はr N1)Se2置換添加社1〜10
重−%の範囲で著しく減少している。NbSe2置換添
加鼠が10重賦形を超えるとM。S2の添加量が少な(
なるため摩擦特性が悪化し、電気ノイズも増加してしま
う。
比摩耗量については、第2図のtclに示すように。
MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料はp NbSe2置換添加量1〜10重
量%の範囲で低減されてG゛る。NbSe2置換添加i
it+重量%未満では併合添加の効果があられれず、置
換添加量が10重量%を超えると電気ノイズが増加する
ことに伴い電気的な摩耗が増え、比摩耗量が太き(なり
好ましくない。
複合ブラシ材料はp NbSe2置換添加量1〜10重
量%の範囲で低減されてG゛る。NbSe2置換添加i
it+重量%未満では併合添加の効果があられれず、置
換添加量が10重量%を超えると電気ノイズが増加する
ことに伴い電気的な摩耗が増え、比摩耗量が太き(なり
好ましくない。
実施例(2)
上記実施グ1lfl+と同様にして試作したA、!、?
扮にMoS2粉とN4)Se2粉を合計で5重ffi%
添加した複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗
(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗
m (mt / ill・N)変化を、上記実施例(1
)と同様にして評価した。Ay粉にMoS2粉とNbS
e2粉を合計で5重量%添加した複合ブラシ材に3いて
も、上記実施IPJ<uで示したAg粉にMoS2粉と
NbSe2扮を合計で15重量%添加した複合ブラシ材
と同様に通電fltを増すと接触抵抗、電気ノイズおよ
び比摩耗量は増加するものの+MO32粉をNbSe2
粉で置換添加すると接触抵抗、電気ノイズおよび比摩耗
量は低減された。
扮にMoS2粉とN4)Se2粉を合計で5重ffi%
添加した複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗
(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗
m (mt / ill・N)変化を、上記実施例(1
)と同様にして評価した。Ay粉にMoS2粉とNbS
e2粉を合計で5重量%添加した複合ブラシ材に3いて
も、上記実施IPJ<uで示したAg粉にMoS2粉と
NbSe2扮を合計で15重量%添加した複合ブラシ材
と同様に通電fltを増すと接触抵抗、電気ノイズおよ
び比摩耗量は増加するものの+MO32粉をNbSe2
粉で置換添加すると接触抵抗、電気ノイズおよび比摩耗
量は低減された。
第3図のIAI、 IBI、 tclの各々に、/y粉
にMoS2粉とNbSe2を合計で5重−%添加したと
きの複合ブラシ材の通電電流密度83(A/1IIt)
におけるNbSe 2粉の置換添加量かつM。S2粉の
添加量に対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m
V)変化8よび比摩耗、il (md/am・N)変化
を示す。
にMoS2粉とNbSe2を合計で5重−%添加したと
きの複合ブラシ材の通電電流密度83(A/1IIt)
におけるNbSe 2粉の置換添加量かつM。S2粉の
添加量に対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m
V)変化8よび比摩耗、il (md/am・N)変化
を示す。
接触抵抗については、第3図のIAIに示すように。
MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は* NbSe2置換添加量が1重量%
以上で、 MQ32単独添加の場合と比較して小さな値
を示している。
複合ブラシ材料は* NbSe2置換添加量が1重量%
以上で、 MQ32単独添加の場合と比較して小さな値
を示している。
電気ノイズについては、第3図の[Blに示すように、
M□S2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は+ NbSe2置換添加量1重量%で
Mo52単独添加の場合と比較して減少している。しか
し、M032の添加量が4重量%未満になると摩擦特性
が悪化することに伴ない電気ノイズが増加している。
M□S2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は+ NbSe2置換添加量1重量%で
Mo52単独添加の場合と比較して減少している。しか
し、M032の添加量が4重量%未満になると摩擦特性
が悪化することに伴ない電気ノイズが増加している。
比摩耗量については、第3図のIcIに示すように。
MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は、 N1)Se2置換置換添加−1〜
4%の範囲でMOS2単独添加の場合と比較して減少し
ているが、4重量%を超えるとMoS2添加景があまり
にも少ないため摩擦特性の悪化および電気ノイズの増加
に伴ない比摩耗量が大きくなっている。
複合ブラシ材料は、 N1)Se2置換置換添加−1〜
4%の範囲でMOS2単独添加の場合と比較して減少し
ているが、4重量%を超えるとMoS2添加景があまり
にも少ないため摩擦特性の悪化および電気ノイズの増加
に伴ない比摩耗量が大きくなっている。
すなわち、 Ag粉にM、S2粉とN1)Se2 粉を
合計で5玉量%添加したこの発明の電機用複合ブラシ材
料においては、M□S2粉を4重量%t NbSe2粉
を1重量%添加した複合ブラシ材が、全通電領域におい
てM。82単独添加の場合と比較して接触抵抗、電気ノ
イズ、比摩耗量の特性がすべて良好である。
合計で5玉量%添加したこの発明の電機用複合ブラシ材
料においては、M□S2粉を4重量%t NbSe2粉
を1重量%添加した複合ブラシ材が、全通電領域におい
てM。82単独添加の場合と比較して接触抵抗、電気ノ
イズ、比摩耗量の特性がすべて良好である。
実施例(31
上記実施例(11と同様にして試作したAg粉にM□S
62粉を合計で25重量%添加した複合ブラシ材の通電
電流密度に対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(
mv)変化3よび比摩耗量(−/謂・N)変化を、上記
実施例(1)と同様にして評価した。Ag粉にM。S2
粉とN1)Se2粉を合計で25重量%添加した複合ブ
ラシ材に3いても、上記実施例(1)で示したAg粉に
MoS2粉とNt)Se2粉を合計で15重j%添加し
た複合ブラシ材と同様に通電量を増すと接触抵抗、電気
ノイズおよび比摩耗量は増加するものの、MoS2粉を
NbSe2粉で置換添加すると接触抵抗、電気ノイズお
よび比摩耗量は低減された。
62粉を合計で25重量%添加した複合ブラシ材の通電
電流密度に対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(
mv)変化3よび比摩耗量(−/謂・N)変化を、上記
実施例(1)と同様にして評価した。Ag粉にM。S2
粉とN1)Se2粉を合計で25重量%添加した複合ブ
ラシ材に3いても、上記実施例(1)で示したAg粉に
MoS2粉とNt)Se2粉を合計で15重j%添加し
た複合ブラシ材と同様に通電量を増すと接触抵抗、電気
ノイズおよび比摩耗量は増加するものの、MoS2粉を
NbSe2粉で置換添加すると接触抵抗、電気ノイズお
よび比摩耗量は低減された。
第4図のLAI、 tBl fclの各々に、 Ag
粉にM。S2粉とNbSe2を合計で25重量%添加し
たときの複合ブラシ材の通電電流密度a 3 (A/c
r/l)におけるNbSe2粉の置換添加量かつMoS
2粉の添加量に対する接触抵抗(mΩ〕変化、電気ノイ
ズ(mV)変化および比摩耗量(mri / mx・N
)変化を示す。接触抵抗については、第4図の因に示す
ように、MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明
の電機用複合ブラシ材料は* NbSe2置換添加量力
月重量%以上で、 MOS2単独添加の場合と比較して
小さな値を示している。
粉にM。S2粉とNbSe2を合計で25重量%添加し
たときの複合ブラシ材の通電電流密度a 3 (A/c
r/l)におけるNbSe2粉の置換添加量かつMoS
2粉の添加量に対する接触抵抗(mΩ〕変化、電気ノイ
ズ(mV)変化および比摩耗量(mri / mx・N
)変化を示す。接触抵抗については、第4図の因に示す
ように、MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明
の電機用複合ブラシ材料は* NbSe2置換添加量力
月重量%以上で、 MOS2単独添加の場合と比較して
小さな値を示している。
電気ノイズについては、第4図のtBlに示すように、
M□S2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は+ Nt)Se2置換添加量1〜10
重M96の範囲でM。S2単独添加の場合と比較して減
少している。NbSe2置換添加量が10重量%を超え
ると摩擦特性が悪化し電気ノイズも増加している。
M□S2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は+ Nt)Se2置換添加量1〜10
重M96の範囲でM。S2単独添加の場合と比較して減
少している。NbSe2置換添加量が10重量%を超え
ると摩擦特性が悪化し電気ノイズも増加している。
比摩耗量については、第4図の(C1に示すように。
MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料はy NbSe2置換添加量1〜20重
量%の範囲でM。S2単独添加の場合と比較して減少し
ている。しかし、MoS2の添加量が4重量%未満にな
ると摩擦特性の悪化が著しく、さらに電気ノイズの増加
により電気的な摩耗が増し、比摩耗量も大きくなってい
る。
複合ブラシ材料はy NbSe2置換添加量1〜20重
量%の範囲でM。S2単独添加の場合と比較して減少し
ている。しかし、MoS2の添加量が4重量%未満にな
ると摩擦特性の悪化が著しく、さらに電気ノイズの増加
により電気的な摩耗が増し、比摩耗量も大きくなってい
る。
すなわち、Ag粉にM。S2粉とNbSe2粉を合計で
25重IJ196添加したこの発明の電機用複合ブラシ
材料に8いては+ NbSe2粉を1〜10重量%添加
した複合ブラシ材が、全通電領域においてMoS2単独
添加の場合と比較して接触抵抗、電気ノイズ、比摩耗量
の特性がすべて良好である。
25重IJ196添加したこの発明の電機用複合ブラシ
材料に8いては+ NbSe2粉を1〜10重量%添加
した複合ブラシ材が、全通電領域においてMoS2単独
添加の場合と比較して接触抵抗、電気ノイズ、比摩耗量
の特性がすべて良好である。
実施例(41
上記実施例(1)と同様にして試作したAy粉にMoS
2粉を12.5重量%* NbSe2粉を2.5重量%
添加した複合ブラシ材の接触抵抗、電気ノイズおよび比
摩耗量の各特性を9通電電流密度500(A /d)で
評価した。その結果、この発明の電機用複合ブラシ材料
は2通電電流密度500(A/crIK)においても、
接触抵抗が9 (mΩ)、電気ノイズが30(mV)、
比摩耗量がI X 10−’(+d / m −N )
といづれも小さく良好である。なお、評価試験装置など
は上記実施例(1)と同様である。
2粉を12.5重量%* NbSe2粉を2.5重量%
添加した複合ブラシ材の接触抵抗、電気ノイズおよび比
摩耗量の各特性を9通電電流密度500(A /d)で
評価した。その結果、この発明の電機用複合ブラシ材料
は2通電電流密度500(A/crIK)においても、
接触抵抗が9 (mΩ)、電気ノイズが30(mV)、
比摩耗量がI X 10−’(+d / m −N )
といづれも小さく良好である。なお、評価試験装置など
は上記実施例(1)と同様である。
また、実施例には示していないが2表に示したようにk
g粉にM。S2粉とNbSe2粉を合計で5重量%、1
5重量%、25重量%添加した以外のもので、M(IS
2粉とNbSe2粉の合計添加量が5〜25重量%でM
。S2粉の添加量が4〜24重量%でありかつNbSe
2粉の添加量が1〜10重−形のもの、およびWS2粉
を添加したものも上記実施例と同様な効果を示す。
g粉にM。S2粉とNbSe2粉を合計で5重量%、1
5重量%、25重量%添加した以外のもので、M(IS
2粉とNbSe2粉の合計添加量が5〜25重量%でM
。S2粉の添加量が4〜24重量%でありかつNbSe
2粉の添加量が1〜10重−形のもの、およびWS2粉
を添加したものも上記実施例と同様な効果を示す。
また9人工衛星用スリップリングなどでは地上試験のた
めに大気中で潤滑性の高い黒鉛を微量添加(1〜3重量
%)したAg系複合ブラシ材を適用することが公知であ
るが、この発明の電機用複合ブラシ材料を適用する場合
も同様の処置を施して使用してもよい。
めに大気中で潤滑性の高い黒鉛を微量添加(1〜3重量
%)したAg系複合ブラシ材を適用することが公知であ
るが、この発明の電機用複合ブラシ材料を適用する場合
も同様の処置を施して使用してもよい。
この発明は以上説明したとおり、電機用複合ブラシ材料
として。
として。
tc ” Afi (+ oo a−b) (!vi
l (Nb S e 2) b(式中Mは、二硫化
モリブデン(M□S2) 3;よび二硫化タングステン
(ws2)の内の少なくとも一種を表わし、Agは銀t
Nbse2はセレン化ニオブである。
l (Nb S e 2) b(式中Mは、二硫化
モリブデン(M□S2) 3;よび二硫化タングステン
(ws2)の内の少なくとも一種を表わし、Agは銀t
Nbse2はセレン化ニオブである。
a、bは重量濃度であり、4≦a≦24゜1≦b≦10
3よび5≦a+b≦25の関係を満足する数を表わす。
3よび5≦a+b≦25の関係を満足する数を表わす。
)
で示される材料を用いることにより、低電流通電領域か
ら大電流通電領域までの広い範囲の通電領域に3いて、
摩擦特性3よび摩耗特性が良好で。
ら大電流通電領域までの広い範囲の通電領域に3いて、
摩擦特性3よび摩耗特性が良好で。
しかも導電性に優れ、接触抵抗、電気ノイズの少ない電
機用複合ブラシ材料を得ることができ、たとえは、低電
流通電領域の信号用スリップリングや大電流通電領域の
電力用スリップリングに適用できる。な2.この発明の
電機用複合ブラシ材料を用いたスリップリングは9人工
衛星や宇宙構造物などが置かれる超高真空中に3いて長
時間優れた摺動特性を保持することができる。また、こ
の発明の電機用複合ブラシ材料は、宇宙空間のみならず
地上に8ける特殊雰囲気中たとえば真空槽内。
機用複合ブラシ材料を得ることができ、たとえは、低電
流通電領域の信号用スリップリングや大電流通電領域の
電力用スリップリングに適用できる。な2.この発明の
電機用複合ブラシ材料を用いたスリップリングは9人工
衛星や宇宙構造物などが置かれる超高真空中に3いて長
時間優れた摺動特性を保持することができる。また、こ
の発明の電機用複合ブラシ材料は、宇宙空間のみならず
地上に8ける特殊雰囲気中たとえば真空槽内。
窒素ガス雰囲気中あるいは吸着水分子層の潤滑効果が期
待できない乾燥空気中(2,9/d以下)などに2いて
も同様な効果が期待されることはいうまでもない。
待できない乾燥空気中(2,9/d以下)などに2いて
も同様な効果が期待されることはいうまでもない。
第1図のIAI、 IBI、 Ic+は、この発明の実
施例のAg粉にM。S2粉とNbSe2粉を合計で15
重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のものの接
触抵抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するための通
電電流密度(Afi)による接触抵抗(mΩ)変化、電
気ノイズ(m V)変化および比摩耗量(雇/關・N)
変化を示す特性図である。第1図において曲線[11は
従来例の特性2曲線+21. +31. +41はこの
発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の特性である。 第2図の+Al、 [Bl、 fclの各々は、この発
明の実施例のAg粉にM。S2とNbSe2粉を合計で
15重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のもの
の通電型流密2a 3 (A/C7It)における接触
抵抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するためのMb
Se2添加BよおよびMoS2添加量による接触抵抗(
mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗量
(md/11m −N)変化を示す特性図である。第2
図のIAI、 iBl、 FCIにおいて9点filは
A、S+粉にMoS2粉を単独添加したものの特性、実
線(5)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の
特性である。 第3図の(Al、 IBI、 fclの各々は、この発
明の実施例のAg粉にMoS2粉とNbSe2粉を合計
で5重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のもの
の通電電流密度83 (A/cI!t)における接触抵
抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するためのNbS
e2添加mおよびM。S2添加量による接触抵抗(mΩ
)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗51
(+d/in・N)変化を示す特性図である。 第3図のIAI、 FBI、 IcIに2いて9点(1
)はAg粉にM、S2粉を単独添加したものの特性1点
(6)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の特
性である。 第4図のIAI、 FBI、 TCIの各々は、この発
明の実施例のAg粉にM。S2粉とNbSe2 粉を合
計で25重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来の
ものの通電電流密度83(Alai)における接触抵抗
と電気ノイズBよび比摩耗量を比較するためのNbSe
2添加景2よびMoS2添加量による接触抵抗(mΩ)
変化、電気ノイズ(m V)変化2よび比摩耗m (a
t+f/iu −N)変化を示す特性図である。 第4図の臥1. FBI、 [C1に8いて9点(1)
はA、y粉にMoS2粉を単独添加したものの特性、実
線(7)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の
特性である。
施例のAg粉にM。S2粉とNbSe2粉を合計で15
重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のものの接
触抵抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するための通
電電流密度(Afi)による接触抵抗(mΩ)変化、電
気ノイズ(m V)変化および比摩耗量(雇/關・N)
変化を示す特性図である。第1図において曲線[11は
従来例の特性2曲線+21. +31. +41はこの
発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の特性である。 第2図の+Al、 [Bl、 fclの各々は、この発
明の実施例のAg粉にM。S2とNbSe2粉を合計で
15重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のもの
の通電型流密2a 3 (A/C7It)における接触
抵抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するためのMb
Se2添加BよおよびMoS2添加量による接触抵抗(
mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗量
(md/11m −N)変化を示す特性図である。第2
図のIAI、 iBl、 FCIにおいて9点filは
A、S+粉にMoS2粉を単独添加したものの特性、実
線(5)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の
特性である。 第3図の(Al、 IBI、 fclの各々は、この発
明の実施例のAg粉にMoS2粉とNbSe2粉を合計
で5重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のもの
の通電電流密度83 (A/cI!t)における接触抵
抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するためのNbS
e2添加mおよびM。S2添加量による接触抵抗(mΩ
)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗51
(+d/in・N)変化を示す特性図である。 第3図のIAI、 FBI、 IcIに2いて9点(1
)はAg粉にM、S2粉を単独添加したものの特性1点
(6)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の特
性である。 第4図のIAI、 FBI、 TCIの各々は、この発
明の実施例のAg粉にM。S2粉とNbSe2 粉を合
計で25重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来の
ものの通電電流密度83(Alai)における接触抵抗
と電気ノイズBよび比摩耗量を比較するためのNbSe
2添加景2よびMoS2添加量による接触抵抗(mΩ)
変化、電気ノイズ(m V)変化2よび比摩耗m (a
t+f/iu −N)変化を示す特性図である。 第4図の臥1. FBI、 [C1に8いて9点(1)
はA、y粉にMoS2粉を単独添加したものの特性、実
線(7)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の
特性である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 式:Ag_(_1_0_0_−_a_−_b_)−(M
)_a−(NbSe_2)_b{式中Mは、二硫化モリ
ブデン(MoS_2)および二硫化タングステン(WS
_2)の内の少なくとも一種を表わし、Agは銀、Nb
Se_2はセレン化ニオブである。 a、bは重量濃度であり、4≦a≦24、 1≦b≦10および5≦a+b≦25の関係を満足する
数を表わす。} で示されることを特徴とする電機用複合ブラシ材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24046686A JPS6396230A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 電機用複合ブラシ材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24046686A JPS6396230A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 電機用複合ブラシ材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6396230A true JPS6396230A (ja) | 1988-04-27 |
JPH0563534B2 JPH0563534B2 (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=17059927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24046686A Granted JPS6396230A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 電機用複合ブラシ材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6396230A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5787852A (en) * | 1996-06-14 | 1998-08-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Intake system for an internal combustion engine |
JP2002291201A (ja) * | 2001-03-24 | 2002-10-04 | Katsutada Watanabe | 摺動接触構造体 |
CN106119584A (zh) * | 2016-08-03 | 2016-11-16 | 江苏大学 | 一种银铬基电接触自润滑复合材料及其制备方法 |
CN107312949A (zh) * | 2017-06-26 | 2017-11-03 | 中南大学 | 纳米复相润滑超低磨损空天电接触材料及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0355036A (ja) * | 1989-07-22 | 1991-03-08 | Hitachi Medical Corp | X線撮影装置における支柱旋回装置 |
-
1986
- 1986-10-09 JP JP24046686A patent/JPS6396230A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0355036A (ja) * | 1989-07-22 | 1991-03-08 | Hitachi Medical Corp | X線撮影装置における支柱旋回装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5787852A (en) * | 1996-06-14 | 1998-08-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Intake system for an internal combustion engine |
JP2002291201A (ja) * | 2001-03-24 | 2002-10-04 | Katsutada Watanabe | 摺動接触構造体 |
CN106119584A (zh) * | 2016-08-03 | 2016-11-16 | 江苏大学 | 一种银铬基电接触自润滑复合材料及其制备方法 |
CN107312949A (zh) * | 2017-06-26 | 2017-11-03 | 中南大学 | 纳米复相润滑超低磨损空天电接触材料及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563534B2 (ja) | 1993-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |