JPS6396230A - 電機用複合ブラシ材料 - Google Patents

電機用複合ブラシ材料

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JPS6396230A
JPS6396230A JP24046686A JP24046686A JPS6396230A JP S6396230 A JPS6396230 A JP S6396230A JP 24046686 A JP24046686 A JP 24046686A JP 24046686 A JP24046686 A JP 24046686A JP S6396230 A JPS6396230 A JP S6396230A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は9人工衛星、宇宙機器、真空機器など超高真
空中において、相対的に回転、摺動して電力や電気信号
などを伝達するスリップリングに用いられる電機用銀糸
複合ブラシ材料に関するものである。
〔従来の技術〕
スリップリングに要求される特性は、第1に電力や電気
信号を確実に伝達することであり、第2に長時間安定に
作動することである。第1の特性を満足するためにはブ
ラシ材とリング材の間の接触抵抗や電気ノイズが小さい
ことが、第2のそれには摩擦抵抗が低く安定であること
とブラシ材8よびリング材の摩耗が小さいことが必要と
なる。
これらの要求を満たすため従来から導電性および潤滑性
に優れた炭素や黒鉛などに導電性を高める金属粉末(銀
や銅など。以下Ag、 Cuと記す)を添加した金属黒
鉛質ブラシ材が提供されてきた。
これらのブラシ材は通常の使用状態では含有黙鉛の潤滑
性が保持されているが、高温(150℃以上)、低湿度
(2g/m”以下)、真空(10−2torr以下)状
態などでは吸着する水分の不足によって粉塵摩耗を起こ
すことが公知であり、この対策として黒鉛と類似の居状
溝造を持つ固体潤滑剤などを添加することが提案されて
いる。たとえば、特公昭36−914号公報には金属と
黒鉛の混合粉末に二硫化モリブデン(以下MoS2と記
す)粉末を添加焼結すること、特開昭58−51483
号公報にはM。S2.二硫化タングステン(以下WS2
と記す)のいずれか一種と窒化ホウ素を添加した金属黒
鉛質ブラシ材などの提案がなされている。さらに他の固
体潤滑剤の応用ρノとしては。
特開昭53−58910号公報に示されているものに代
表されるCu系合金粉末とM。S2粉末を混合、大気中
ホットプレスまたは成形焼結する複合ブラシ材などが発
表されている。しかしながら。
超高真空中(”  ” torr以下)で電力や電気信
号を伝達する能力をもつブラシ材料は従来から国内では
ほとんど発表されていない。
一方2国外とくに米国では宇宙開発に伴なう人工衛星、
宇宙船、宇宙機器などの開発過程において超高真空中で
使用されるスリップリングが。
NASAの研究所を中心にその内辺の航空機産業または
人工衛星とその部品の製造会社などで研究されており、
評価試験結果なども一部発表されている。
現在2通信衛星や放送衛星、気象衛星などに搭載される
宇宙機器には超高真空中に3いて数年から10年もの長
期に渡ってメンテナンスフリーで電力や電気信号を伝達
することが可能なスリップリングが必要とされている。
これらの要求を満足するブラシ材としては、導電率の最
も高い銀粉をマトリクスとして、これに真を中で潤滑性
に優れた固体潤滑剤を混合添加し、成形焼結した複合材
などが発表されている。たとえば、LMSC(Lock
eeo Missiles & 5pace Comp
any)では。
A985重証%、Mo3215重賦形の複合焼結材をブ
ラシ材とし、A、y90重−%、CutO重社%の合金
をリング材として超高真空中で評価した摺動特性(N耗
値、接触抵抗、電気ノイズ)などを発表している。
しかしながら、固体潤滑剤を単に添加するだけでは必ず
しも摺動特性は改善されず、Ag−固体潤滑剤の複合焼
結材においても固体潤滑剤の添加量、添加法および複合
焼結材の作製法などによってその特性は著しく異なって
いる。たとえば。
L C−Anderson は、M□S2を5〜15重
量%ノ範囲で混合添加しホットプレス法で作製したAg
−MoS2複合ブラシ材の摺動特性について、ブラシ材
の摩耗はMo52ftが増すにつれて減少するが。
電気ノイズはM、32Mが増すにつれて増加すると報告
している。一方、コールドプレス法で作製したA、!1
7−M032複合ブラシ材に3いては、M□S2鼠が多
い方が電気ノイズは小さいが摩耗が多いとも述べている
したがって、Ag−国体潤滑剤の複合焼結材の摺動特性
には、固体潤滑剤の添加量、添加法および複合焼結材の
作製法などが太き(関連していることがわかる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来例として、従来の技術にもとづき、Ag粉にMoS
2粉を添加した複合焼結ブラシ材をMo825〜25重
量%の範囲で試作した。表のhα15〜19に試作した
複合焼結ブラシ材の配合比、密度。
密度比などの特性を示す。
そして、このAg粉にMoS2粉を添加した複合ブラシ
材の摺動特性をビン/円板型摩擦試験機3よびスリップ
リングモデル機により評価した。第1図の+A11Bl
telの曲線fi+の各々に、 Ag粉にMoS2粉を
15重賦形添加したときの複合ブラシ材の通電電流密度
(A/cりに対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ
(m V)変化および比摩耗量(+d/a冨・N)変化
を示す。
それによると、電流密度j Q CA1071t)程度
の低電流通電領域における接触抵抗、電気ノイズ3よび
ブラシ材の比摩耗量は、いづれも小さくお3ひね良好で
あった。またy#擦係数も低(、相手材(AgまたはA
ji  Cu)の摺動面にはMoS2の付着層が形成さ
れてSす、この移着層とブラシ材との間で良好な潤滑が
保持されているものと考えられる。しかし、接触抵抗は
通電量を増すにつれて徐々に増加し、電流密度a 3 
(A/m)では大きな値を示し好ましくない。通電量を
増すことによって絞り抵抗が増加してしまうことが悪C
1をおよぼしていると考えられる。しかも、固有抵抗が
大きいM。s2 (固有抵抗851ΩC!!L)の移着
膜などを介して電流を伝達するため、摺動面の状態にも
よるが絞り抵抗の増加が顕著に表れたものと考えられる
。電気ノイズに関しても2通電量を増すにつれて増加し
、電流密度83 (A/ctd)では電流密1910 
(A/d)程度の通電時に比べきわめて大きくなってい
る。ブラシ材の比摩耗量も。
通電量を増すと大きくなり好ましくない。比摩耗量の増
加は2通電量を増したことにより接触抵抗や電気ノイズ
が大きくなり、電気的な摩耗が増加したためであると考
えられる。
なお、Ag粉にM。S2粉を5〜25重社%の範囲で添
加した複合ブラシ材に関しても通電量と接触抵抗変化、
電気ノイズ変化およびブラシ材の比摩耗量変化の関係を
調べたところ、上で示したA9紛にMoS2粉を15重
量%添加した複合ブラシ材と同様な傾向を示した。
以上より、Ag粉にMo5−!粉を5〜25重鼠%賦形
囲で添加した複合ブラシ材に3いては、低電流通電時に
は接触抵抗、電気ノイズ、ブラシ材の比摩耗量オよび摩
擦係数はいづれも小さく良好であるものの2通電量を増
すとMoS2の固有抵抗が大きいため絞り抵抗の増加が
顕著となり、接触抵抗2よび電気ノイズが大きくなり、
さらには電気的な摩耗が増加してしまうことがわかる。
すなわち、Ag粉にMoS2粉の固体潤滑剤を単独添加
した場合のAg系複合ブラシ材においては、M□S2の
固有抵抗が大きいことなどのために、低電流から大電流
までの広い範囲の通電領域において、接触抵抗、電気ノ
イズ、摩耗特性、摩擦特性の摺動特性を同時にすべて満
足することはできなかった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、低電流から大電流までの広い範囲の通電領域に3
いて摩擦特性および摩耗特性が良好で、しかも導電性に
優れ、接触抵抗および電気ノイズの少ない電機用複合ブ
ラシ材料を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の電機用複合ブラシ材料は、二硫化モリブデン
および二硫化タングステンの内の少なくとも1種とセレ
ン化ニオブを含有し、残部銀で構成されるもので、具体
的には。
式”、!i’(、oo−a−b) −(Mla−(Nb
Se2)b{式中Mは、二硫化モリブデン(M032)
  および二硫化タングステン(WS2)  の内の少
なくとも一種を表わし、 Agは銀、NbSe2はセレ
ン化ニオブである。
a、bは乗艦濃度であり、4≦a≦24゜1≦b≦10
および5≦a + b≦25の関係を満足する数を表わ
す。) で示される電機用複合ブラシ材料である。
〔作 用〕
この発明に8ける二硫化モリブデンおよび二硫化タング
ステンの内の少な(とも一種は、摩擦係数や比摩耗量を
低減し潤滑状態を良好に推移させるために添加したもの
である。セレン化ニオブは。
固有抵抗が5.35XlO’Ωαと二硫化モリブデンや
二硫化タングステンに比べて著しく小さくかつ二硫化モ
リブデンと同様な層状構造をしていることから、主に低
電流から大電流までの広い範囲の通電領域に渡って接触
抵抗や電気ノイズを低減するために添加したものである
。さらに、二硫化モリブデンと二硫化タングステンの内
の少なくとも一種とセレン化ニオブを併用添加すること
により、電気的な摩耗を低減させるとともに、複合ブラ
シ材の結合を充分にし2機械的強度を高め、耐摩耗性を
向上さぜるために添加したものである。
〔実施例〕
この発明に係わる二硫化モリブデン(Mo S 2 )
8よび二硫化タングステン(WS2)の内の少なくとも
一種の添加鼠は、4〜24重鼠%賦形ましい。
4重量%未満では摩擦特性と耐摩耗性が悪化し。
24重試%を超えると接触抵抗と電気ノイズがとくに大
電流通電領域において太き(なってしまう。
また、これらの固体潤滑剤の粒度はとくに定めるもので
はないが、均一な分散状態を得るために平均粒径30μ
m以下、好ましくは1〜20μmのものを用いることが
望ましい。
セレン化ニオブ(NbSe2) の添加量は、1〜10
重λ%が好ましい。1重量%未満では接触抵抗や電気ノ
イズおよび比摩耗量の低減の効果があまり見られず、1
0重Ji%を超えるとM。S2との添加比率にもよるが
大電流通電領域における接触抵抗や全通電領域における
電気ノイズおよび比摩耗量が大きくなってしまう。な8
9粒度は、d■及的に小さい方が良いが、配合、混合時
などに3ける粉末の取扱いおよびMO52やWS2の同
辺に固有抵抗の小さいNbSe2を効率よ(分散させ所
期の目標を達成することを考えると、平均粒径0.5〜
5μmであることが望ましい。
なE、Mo52EよびWS2の内の少な(とも一種とN
bSe2の合計添加公は、5〜25重ii%が好ましい
。5重M96未満では摩擦特性、摩耗特性および電気ノ
イズ特性が悪化し、2!4ffi96を超えると大電流
通電領域における接触抵抗や電気ノイズが大きくなり、
耐摩耗性も悪化する。
また、上記材料により電機用複合ブラシ材料を製造する
には、公知の方法、たとえば原料粉を混合成形した後焼
結する方法やホットプレスによる焼結方法などを用いる
ことができるが、その焼結雰囲気には原料粉の酸化分解
を防止するため不活性雰囲気あるいは真空雰囲気を用い
るようにすることが望ましい。
以下実施例によりこの発明を具体的に説明するが、これ
に限定されない。な39表のNα1〜14にはこの発明
の実施例について2表のNα20〜26には比較例につ
いて、試作した複合焼結ブラシ材の配合比、密度、密凌
比などの特性を示す。
実施例(11 平均粒径10μmのMoS2粉末と平均粒径3μmのN
t)Se2粉末を適当な割合で湿式混合し。
ついで平均粒径5μmのkg粉末と重量比1〜2596
の範囲で各種混合粉末を同じく湿式法で作店した。これ
らの混合粉末を乾燥後電気黒鉛質のカーボン型に入れ真
空ホットプレス法によって複合焼結ブラシ材を試作した
ホットプレスは、真空排気(IQ−5torr台)後。
加熱昇温し800℃で約15分間保持した後350Kf
/crItまで加圧、そのままの状態で約45分間保持
して行なった。以後炉冷しSOO℃で加圧を解除、さら
に常温まで真空中炉冷し複合ブラシ材を得た。これらの
試作品のうち一部の試料の配合比。
密度、密度比などの特性を表に示す。
これらの複合ブラシ材を’l 藷X 5 *x X 3
 wytの直方体に加工し、相手材に純AgおよびAg
−Cuリングを選定し、スリップリングモデルの試験装
置を用いて高真空中(10〜’torr台)に8いて接
触荷重IN、摺動速度75m1+/s、通電電流密度O
〜a 3 (A/cIIt)の条件で摺動試験を行なっ
た。ブラシ材とリング材の接触面積は12xttである
。そして真空中通電状態に3いて摩擦係数、比摩耗量、
接触抵抗、電気ノイズなどの摺動特性を調べた。
その結果を、第1図(7)tAl、 IBI、 (C1
(7)各々ニ。
Ag扮にM。s2粉とNbSe2粉を合計で15重盆形
添加したときの複合ブラシ材の通電電流密度に対する接
触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化3よび
比摩耗量(in / gl−N )変化を示す。
第1図のムl、 tBl、 telの曲線(21は、A
、!;1−15重証%MoS2複合ブラシ材のMoS2
粉を1重量%だけNbSe2粉で置換した複合ブラシ材
、すなわちAg−14重ff15%Mo52−を重置%
NbSe2複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵
抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩
耗量(i+si / 1m・N)変化を示す。同様に第
1図の(AIIBIIc+の曲線(3)は、Ag−12
,5重量96MoS2−2.5重tit96Nb S 
e 2複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗(
mΩ)変化、電気ノイズ(mV)変化、比摩耗Q (m
tl /rat・N)変化を示し、第1図のtA)、 
IBI、 IcIの曲線(4(は、 Ay −5ffi
ffi96Mos2−10重量% N bS 62複合
ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗(mΩ)変化
、電気ノイズ(m V)変化、比摩耗量(md /5t
ys・N)変化を示す。
その結果を実施例と同様にして得られた上記MoS2粉
をA、S+粉に単独添加したkg−15重量%M□S2
複合ブラシ材と比較検討すると、接M!抵抗については
、第1図の囚の曲線ill、 t2+、 +31. +
41に示すように+ NbSe2を1重量%置換添加し
ただけでも全通電領域に8いて減少している。しかし。
Nb582を10重量%置換添加した場合は、低電流通
電領域においては接触抵抗は著しく減少しているものの
、大電流通電領域においては接触抵抗が増加する傾向を
示している。
次に、電気ノイズについては、第1図のIBIの曲線f
ll、 +21. (31,i4)に示すように+ N
bSe2を1重量%置換添加および2.5重hi%置換
添加した複合ブラシ材は、M□S2を単独添加した複合
ブラシ材と比較して全通電領域において明らかに小さな
(ilを示している。また+ Nt)Se2をl0ff
in96置換添加した複合ブラシ材は、M□S2を単独
添加した複合ブラシ材と比較して電気ノイズは低電流通
電領域ではやや大きいものの大電流通電領域ではかえっ
て小さな値を示している。
また、比摩耗量については、第1図のIcIの曲線+1
1.121. +31. +41に示すように+  N
1)Se2を1重量96置換添加、2.5重量%置換添
加および10重量%置換添加した複合ブラシ材は、 M
、S2を単独添加した複合ブラシ材と比較して全通電領
域において小さくなっている。
第2図のIAI、 +Bl、 (C1の各々に、A9粉
にM。S2粉とNbSe2粉を合計で15重量%添加し
たときの複合ブラシ材の通電電流密度83 (A /c
r/l)に3けるNt)Se2粉の置換添加量かつM。
S2粉の添加量に対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノ
イズ(mV)変化および比摩耗量(i+d / *yr
 −N )変化を示す。接触抵抗については、第2図の
IAIに示すように、M□S2とNbSe2を併合添加
したこの発明の電機用複合ブラシ材料はp  NbSe
2 置換添加11!1〜15.i鼠%の範囲で、M□5
2単独添加の場合と比較して明らかに小さな稙を示して
いるが。
10重量%を超えると接触抵抗の増加が避けれないため
、1〜10重量%の置換添加が好ましい。
電気ノイズについては、第2図の(Blに示すように、
M□S2とNbSezを併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料はr N1)Se2置換添加社1〜10
重−%の範囲で著しく減少している。NbSe2置換添
加鼠が10重賦形を超えるとM。S2の添加量が少な(
なるため摩擦特性が悪化し、電気ノイズも増加してしま
う。
比摩耗量については、第2図のtclに示すように。
MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料はp NbSe2置換添加量1〜10重
量%の範囲で低減されてG゛る。NbSe2置換添加i
it+重量%未満では併合添加の効果があられれず、置
換添加量が10重量%を超えると電気ノイズが増加する
ことに伴い電気的な摩耗が増え、比摩耗量が太き(なり
好ましくない。
実施例(2) 上記実施グ1lfl+と同様にして試作したA、!、?
扮にMoS2粉とN4)Se2粉を合計で5重ffi%
添加した複合ブラシ材の通電電流密度に対する接触抵抗
(mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗
m (mt / ill・N)変化を、上記実施例(1
)と同様にして評価した。Ay粉にMoS2粉とNbS
e2粉を合計で5重量%添加した複合ブラシ材に3いて
も、上記実施IPJ<uで示したAg粉にMoS2粉と
NbSe2扮を合計で15重量%添加した複合ブラシ材
と同様に通電fltを増すと接触抵抗、電気ノイズおよ
び比摩耗量は増加するものの+MO32粉をNbSe2
粉で置換添加すると接触抵抗、電気ノイズおよび比摩耗
量は低減された。
第3図のIAI、 IBI、 tclの各々に、/y粉
にMoS2粉とNbSe2を合計で5重−%添加したと
きの複合ブラシ材の通電電流密度83(A/1IIt)
におけるNbSe 2粉の置換添加量かつM。S2粉の
添加量に対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(m
V)変化8よび比摩耗、il (md/am・N)変化
を示す。
接触抵抗については、第3図のIAIに示すように。
MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は* NbSe2置換添加量が1重量%
以上で、 MQ32単独添加の場合と比較して小さな値
を示している。
電気ノイズについては、第3図の[Blに示すように、
M□S2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は+ NbSe2置換添加量1重量%で
Mo52単独添加の場合と比較して減少している。しか
し、M032の添加量が4重量%未満になると摩擦特性
が悪化することに伴ない電気ノイズが増加している。
比摩耗量については、第3図のIcIに示すように。
MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は、 N1)Se2置換置換添加−1〜
4%の範囲でMOS2単独添加の場合と比較して減少し
ているが、4重量%を超えるとMoS2添加景があまり
にも少ないため摩擦特性の悪化および電気ノイズの増加
に伴ない比摩耗量が大きくなっている。
すなわち、 Ag粉にM、S2粉とN1)Se2 粉を
合計で5玉量%添加したこの発明の電機用複合ブラシ材
料においては、M□S2粉を4重量%t NbSe2粉
を1重量%添加した複合ブラシ材が、全通電領域におい
てM。82単独添加の場合と比較して接触抵抗、電気ノ
イズ、比摩耗量の特性がすべて良好である。
実施例(31 上記実施例(11と同様にして試作したAg粉にM□S
62粉を合計で25重量%添加した複合ブラシ材の通電
電流密度に対する接触抵抗(mΩ)変化、電気ノイズ(
mv)変化3よび比摩耗量(−/謂・N)変化を、上記
実施例(1)と同様にして評価した。Ag粉にM。S2
粉とN1)Se2粉を合計で25重量%添加した複合ブ
ラシ材に3いても、上記実施例(1)で示したAg粉に
MoS2粉とNt)Se2粉を合計で15重j%添加し
た複合ブラシ材と同様に通電量を増すと接触抵抗、電気
ノイズおよび比摩耗量は増加するものの、MoS2粉を
NbSe2粉で置換添加すると接触抵抗、電気ノイズお
よび比摩耗量は低減された。
第4図のLAI、 tBl  fclの各々に、 Ag
粉にM。S2粉とNbSe2を合計で25重量%添加し
たときの複合ブラシ材の通電電流密度a 3 (A/c
r/l)におけるNbSe2粉の置換添加量かつMoS
2粉の添加量に対する接触抵抗(mΩ〕変化、電気ノイ
ズ(mV)変化および比摩耗量(mri / mx・N
)変化を示す。接触抵抗については、第4図の因に示す
ように、MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明
の電機用複合ブラシ材料は* NbSe2置換添加量力
月重量%以上で、 MOS2単独添加の場合と比較して
小さな値を示している。
電気ノイズについては、第4図のtBlに示すように、
M□S2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料は+ Nt)Se2置換添加量1〜10
重M96の範囲でM。S2単独添加の場合と比較して減
少している。NbSe2置換添加量が10重量%を超え
ると摩擦特性が悪化し電気ノイズも増加している。
比摩耗量については、第4図の(C1に示すように。
MoS2とNbSe2を併合添加したこの発明の電機用
複合ブラシ材料はy NbSe2置換添加量1〜20重
量%の範囲でM。S2単独添加の場合と比較して減少し
ている。しかし、MoS2の添加量が4重量%未満にな
ると摩擦特性の悪化が著しく、さらに電気ノイズの増加
により電気的な摩耗が増し、比摩耗量も大きくなってい
る。
すなわち、Ag粉にM。S2粉とNbSe2粉を合計で
25重IJ196添加したこの発明の電機用複合ブラシ
材料に8いては+ NbSe2粉を1〜10重量%添加
した複合ブラシ材が、全通電領域においてMoS2単独
添加の場合と比較して接触抵抗、電気ノイズ、比摩耗量
の特性がすべて良好である。
実施例(41 上記実施例(1)と同様にして試作したAy粉にMoS
2粉を12.5重量%* NbSe2粉を2.5重量%
添加した複合ブラシ材の接触抵抗、電気ノイズおよび比
摩耗量の各特性を9通電電流密度500(A /d)で
評価した。その結果、この発明の電機用複合ブラシ材料
は2通電電流密度500(A/crIK)においても、
接触抵抗が9 (mΩ)、電気ノイズが30(mV)、
比摩耗量がI X 10−’(+d / m −N )
といづれも小さく良好である。なお、評価試験装置など
は上記実施例(1)と同様である。
また、実施例には示していないが2表に示したようにk
g粉にM。S2粉とNbSe2粉を合計で5重量%、1
5重量%、25重量%添加した以外のもので、M(IS
2粉とNbSe2粉の合計添加量が5〜25重量%でM
。S2粉の添加量が4〜24重量%でありかつNbSe
2粉の添加量が1〜10重−形のもの、およびWS2粉
を添加したものも上記実施例と同様な効果を示す。
また9人工衛星用スリップリングなどでは地上試験のた
めに大気中で潤滑性の高い黒鉛を微量添加(1〜3重量
%)したAg系複合ブラシ材を適用することが公知であ
るが、この発明の電機用複合ブラシ材料を適用する場合
も同様の処置を施して使用してもよい。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、電機用複合ブラシ材料
として。
tc ” Afi (+ oo a−b)  (!vi
l   (Nb S e 2) b(式中Mは、二硫化
モリブデン(M□S2) 3;よび二硫化タングステン
(ws2)の内の少なくとも一種を表わし、Agは銀t
Nbse2はセレン化ニオブである。
a、bは重量濃度であり、4≦a≦24゜1≦b≦10
3よび5≦a+b≦25の関係を満足する数を表わす。
) で示される材料を用いることにより、低電流通電領域か
ら大電流通電領域までの広い範囲の通電領域に3いて、
摩擦特性3よび摩耗特性が良好で。
しかも導電性に優れ、接触抵抗、電気ノイズの少ない電
機用複合ブラシ材料を得ることができ、たとえは、低電
流通電領域の信号用スリップリングや大電流通電領域の
電力用スリップリングに適用できる。な2.この発明の
電機用複合ブラシ材料を用いたスリップリングは9人工
衛星や宇宙構造物などが置かれる超高真空中に3いて長
時間優れた摺動特性を保持することができる。また、こ
の発明の電機用複合ブラシ材料は、宇宙空間のみならず
地上に8ける特殊雰囲気中たとえば真空槽内。
窒素ガス雰囲気中あるいは吸着水分子層の潤滑効果が期
待できない乾燥空気中(2,9/d以下)などに2いて
も同様な効果が期待されることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図のIAI、 IBI、 Ic+は、この発明の実
施例のAg粉にM。S2粉とNbSe2粉を合計で15
重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のものの接
触抵抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するための通
電電流密度(Afi)による接触抵抗(mΩ)変化、電
気ノイズ(m V)変化および比摩耗量(雇/關・N)
変化を示す特性図である。第1図において曲線[11は
従来例の特性2曲線+21. +31. +41はこの
発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の特性である。 第2図の+Al、 [Bl、 fclの各々は、この発
明の実施例のAg粉にM。S2とNbSe2粉を合計で
15重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のもの
の通電型流密2a 3 (A/C7It)における接触
抵抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するためのMb
Se2添加BよおよびMoS2添加量による接触抵抗(
mΩ)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗量
(md/11m −N)変化を示す特性図である。第2
図のIAI、 iBl、 FCIにおいて9点filは
A、S+粉にMoS2粉を単独添加したものの特性、実
線(5)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の
特性である。 第3図の(Al、 IBI、 fclの各々は、この発
明の実施例のAg粉にMoS2粉とNbSe2粉を合計
で5重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来のもの
の通電電流密度83 (A/cI!t)における接触抵
抗と電気ノイズおよび比摩耗量を比較するためのNbS
e2添加mおよびM。S2添加量による接触抵抗(mΩ
)変化、電気ノイズ(m V)変化および比摩耗51 
(+d/in・N)変化を示す特性図である。 第3図のIAI、 FBI、 IcIに2いて9点(1
)はAg粉にM、S2粉を単独添加したものの特性1点
(6)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の特
性である。 第4図のIAI、 FBI、 TCIの各々は、この発
明の実施例のAg粉にM。S2粉とNbSe2 粉を合
計で25重量%添加した電機用複合ブラシ材料と従来の
ものの通電電流密度83(Alai)における接触抵抗
と電気ノイズBよび比摩耗量を比較するためのNbSe
2添加景2よびMoS2添加量による接触抵抗(mΩ)
変化、電気ノイズ(m V)変化2よび比摩耗m (a
t+f/iu −N)変化を示す特性図である。 第4図の臥1. FBI、 [C1に8いて9点(1)
はA、y粉にMoS2粉を単独添加したものの特性、実
線(7)はこの発明の実施例の電機用複合ブラシ材料の
特性である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式:Ag_(_1_0_0_−_a_−_b_)−(M
    )_a−(NbSe_2)_b{式中Mは、二硫化モリ
    ブデン(MoS_2)および二硫化タングステン(WS
    _2)の内の少なくとも一種を表わし、Agは銀、Nb
    Se_2はセレン化ニオブである。 a、bは重量濃度であり、4≦a≦24、 1≦b≦10および5≦a+b≦25の関係を満足する
    数を表わす。} で示されることを特徴とする電機用複合ブラシ材料。
JP24046686A 1986-10-09 1986-10-09 電機用複合ブラシ材料 Granted JPS6396230A (ja)

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US5787852A (en) * 1996-06-14 1998-08-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Intake system for an internal combustion engine
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