JPS639527Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は和服用帯に係る。

「従来の技術」 従来帯は通常勘と経験により装着されている。

「考案が解決しようとする問題点」 本考案はこれに対し不慣れな者も容易且体裁良
好に装着しうる帯を構成しようとするものであ
る。

「問題を解決するための手段」 本考案は太鼓形成用番号１付面フアスナを前後
二ヶ適当間隔をあけて太鼓部ａ表面に附した帯体
に於て、胴捲部ｂ表面の太鼓部寄りの三角状折畳
部ｃ付近の左半分側に胴捲部基部固定用の番号２
及同３付面フアスナを並列状に取付け且必要なら
ば同左半分側の胴捲部表面上中央及上部各付近に
締紐ｄを取付け、又右半分側に番号２付面フアス
ナと対向状に胴捲b′形成用番号４付面フアスナを
取付け、さらに上端付近にも胴捲形成用番号４付
面フアスナ及手形成用番号５付面フアスナを適当
間隔をあけて取付け、太鼓部裏面下部には胴捲部
基部固定用の番号３付、同２付及手形成用番号５
付の各面フアスナを並列状に取付けたものであ
る。

「作 用」 本考案は次の通り使用する。

まず番号１付面フアスナを互に係合して太鼓ａ
を形成し（第３図の１）、次に折畳部ｃにおける
番号２、同３付面フアスナを太鼓部裏面端部の同
一番号面フアスナに係合し（第３図の２〜同４）、
又同じく符合する番号４、同５付面フアスナを係
合して胴捲b′及手ｅを形成する（第３図の５及同
６）。装着は常法に従い胴捲b′を胴に捲装し必要
に応じ紐ｄを締結するものとする。

本考案は上記の構造よりなるから、番号２、２
及３、３の各面フアスナを前記の如く係合するこ
とにより三角状折畳部ｃに連続する胴捲部ｂの基
部が水平状に確実に保持されるのみならず番号
４、４及５、５の各係合により形成せる胴捲b′は
折畳部ｃを圧接する。

「考案の効果」 故に同部ｃは確実に保型せられうると共に胴捲
部ｂの基部は固定せられて揺動することなく、従
つて装着中、良好な体裁を保持しうる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は表面図、第２図は裏面図、第３図の１
〜同６は使用順序を示す見取図である。 ａ……太鼓部、ｂ……胴捲部、ｃ……三角状折
畳部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 太鼓形成用番号１付面フアスナを前後二ヶ適当
   間隔をあけて太鼓部表面に附した帯体に於て、胴
   捲部表面の太鼓部寄りの三角状折畳部付近の左半
   分側に胴捲部基部固定用の番号２及同３付面フア
   スナを並列状に取付け、又右半分側に番号２付面
   フアスナと対向状に胴捲形成用番号４付面フアス
   ナを取付け、さらに上端付近にも胴捲形成用番号
   ４付面フアスナ及手形成用番号５付面フアスナを
   適当間隔をあけて取付け、太鼓部裏面下部には胴
   捲部基部固定用の番号３付、同２付及手形成用番
   号５付の各面フアスナを並列状に取付けた帯。