JPS6395199A - 気相法によるダイヤモンドの合成法 - Google Patents
気相法によるダイヤモンドの合成法Info
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- JPS6395199A JPS6395199A JP23926686A JP23926686A JPS6395199A JP S6395199 A JPS6395199 A JP S6395199A JP 23926686 A JP23926686 A JP 23926686A JP 23926686 A JP23926686 A JP 23926686A JP S6395199 A JPS6395199 A JP S6395199A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は気相法によるダイヤモンドの合成法に関する。
本発明におけるダイヤモンドとはいわゆるダイヤモンド
様炭素(DLC)を含む概念である。
様炭素(DLC)を含む概念である。
DLCはラマンスイクトルで1500m−’附近にピー
クを持つ炭素で気相法によりダイヤモンドと同様にして
得られることが知られている。
クを持つ炭素で気相法によりダイヤモンドと同様にして
得られることが知られている。
従来の技術
一般に気相法のダイヤモンドは炭化水素、酸素、窒素等
を含む有機化合物のガスに水素ガスを混合し、これらを
プラズマ化等の励起状態にし、これから基板等の基材の
上にダイヤモンドを析出させる方法である。その際ダイ
ヤモンドと共に非ダイヤモンド炭素(以下特に断りなく
炭素というときは非ダイヤモンド炭素を指す)が析出す
るが、これを原子状水素等励起された水素によって除去
し、ダイヤモンドを残す。この操作を継続して行なうこ
とにより、ダイヤモンドを・膜状あるいは粒状に析出さ
せている。
を含む有機化合物のガスに水素ガスを混合し、これらを
プラズマ化等の励起状態にし、これから基板等の基材の
上にダイヤモンドを析出させる方法である。その際ダイ
ヤモンドと共に非ダイヤモンド炭素(以下特に断りなく
炭素というときは非ダイヤモンド炭素を指す)が析出す
るが、これを原子状水素等励起された水素によって除去
し、ダイヤモンドを残す。この操作を継続して行なうこ
とにより、ダイヤモンドを・膜状あるいは粒状に析出さ
せている。
ダイヤモンドを析出させる基材としてはSi+、SiC
+S i02 # W 、 WC、M6等が用いられて
いる。この中でSiを鏡面研摩したウェハーが最も一般
的である。
+S i02 # W 、 WC、M6等が用いられて
いる。この中でSiを鏡面研摩したウェハーが最も一般
的である。
このStウェハーの場合その表面状態によりダイヤモン
ドの析出し易さあるいは析出状態が異なることが知られ
ている。通常はStウェハーの表面をダイヤモンドペー
スト等で研摩し、表面に微小な傷をつけたものが用いら
れている。
ドの析出し易さあるいは析出状態が異なることが知られ
ている。通常はStウェハーの表面をダイヤモンドペー
スト等で研摩し、表面に微小な傷をつけたものが用いら
れている。
発明が解決しようとする問題点
基材の上に析出するダイヤモンドは基材の表面状態によ
って析出状態が変わり、例えばダイヤモンドペーストで
研摩したSiウニ・・−を用いると膜状となり、前記研
摩しない鏡面のStウェハーを用いると粒状となる。こ
れらの場合に粒子の生成密度、粒子径のコントロールは
むずかしい。基材表面に偶発的にダイヤモンドの核が生
成していると思われ、そのために再現性が悪い。またこ
の核が線状に連なったり、粒子同志が局部的に凝集した
りすることが多く、独立した粒子を狭い粒径分布で得る
ことは不可能であった口 本発明の目的は気相法ダイヤモンド合成において、その
析出基材の表面に特定の処理を施すことにより、再現性
よく、シかも独立したダイヤモンド粒子の粒子径のコン
トロールも可能な方法を提供するにある。
って析出状態が変わり、例えばダイヤモンドペーストで
研摩したSiウニ・・−を用いると膜状となり、前記研
摩しない鏡面のStウェハーを用いると粒状となる。こ
れらの場合に粒子の生成密度、粒子径のコントロールは
むずかしい。基材表面に偶発的にダイヤモンドの核が生
成していると思われ、そのために再現性が悪い。またこ
の核が線状に連なったり、粒子同志が局部的に凝集した
りすることが多く、独立した粒子を狭い粒径分布で得る
ことは不可能であった口 本発明の目的は気相法ダイヤモンド合成において、その
析出基材の表面に特定の処理を施すことにより、再現性
よく、シかも独立したダイヤモンド粒子の粒子径のコン
トロールも可能な方法を提供するにある。
問題点を解決するための手段
本発明はダイヤモンド析出が基材の表面状態に大きく影
響されることに鑑み、基材の表面処理方法について種々
研究した結果開発したもので、その特徴はSt等の基材
表面をスパッタリング処理することにある。
響されることに鑑み、基材の表面処理方法について種々
研究した結果開発したもので、その特徴はSt等の基材
表面をスパッタリング処理することにある。
一般にスパッタリングは減圧下でターダット電極にAr
等のイオンを衝突させ、ターグツトから原子を飛び出さ
せ、これを対向する基板に凝着させて基板を被覆するの
は使われるが、本発明におけるスパッタリングはSt等
の基材にガスのイオンを衝突させてその面を荒らすこと
である。これによって基材表面はサブミクロンオーダー
に均一に荒れた面となる。これをダイヤモンド析出の基
材として使用すると、その析出機構は明らかでないが、
20〜30μm間隔に核が生成し、これから粒状のダイ
ヤモンドが成長し、10μm以上の独立粒子が容易に得
られ、しかもその再現性は非常によい。
等のイオンを衝突させ、ターグツトから原子を飛び出さ
せ、これを対向する基板に凝着させて基板を被覆するの
は使われるが、本発明におけるスパッタリングはSt等
の基材にガスのイオンを衝突させてその面を荒らすこと
である。これによって基材表面はサブミクロンオーダー
に均一に荒れた面となる。これをダイヤモンド析出の基
材として使用すると、その析出機構は明らかでないが、
20〜30μm間隔に核が生成し、これから粒状のダイ
ヤモンドが成長し、10μm以上の独立粒子が容易に得
られ、しかもその再現性は非常によい。
この粒子の大きさは析出時間等によってコントロールで
きる。そしてこの途中で新しい核の発生はあまりないの
で、かなり揃った粒子が多く得られる。
きる。そしてこの途中で新しい核の発生はあまりないの
で、かなり揃った粒子が多く得られる。
スパッタリングに用いるがスは酸素、窒素、ア ・ル
ヅン等である。ガスの圧力は10−1〜1 torr程
度が適する。スパッタリング方法の1例を示せば、減圧
装置内でSiウニ・・−を黄銅製必陽極及び陰極下に発
生するグロー放電空間に設置し、5〜60分間、0.3
〜2kV程度の電圧を負荷する。
ヅン等である。ガスの圧力は10−1〜1 torr程
度が適する。スパッタリング方法の1例を示せば、減圧
装置内でSiウニ・・−を黄銅製必陽極及び陰極下に発
生するグロー放電空間に設置し、5〜60分間、0.3
〜2kV程度の電圧を負荷する。
、 グロー放電による励
起空間でガスがイオン化し、Siウニ・・−変りはない
。即ち、有機化合物としてはメタン、エタン等の炭化水
素、メタノール、エタノール、アセトン等の含酸素有機
化合物を用いることができる。また炭化水素に少量の0
2.C02C02,H20ガスを含有させることもでき
る。これらのガスは一般的には水素ガスと混合(有機化
合物の濃度0.2〜10容量チ)シて使用されるが、そ
の際1部をアルゴン、ヘリウム等の不活性ガスで置換す
ることもできる。
起空間でガスがイオン化し、Siウニ・・−変りはない
。即ち、有機化合物としてはメタン、エタン等の炭化水
素、メタノール、エタノール、アセトン等の含酸素有機
化合物を用いることができる。また炭化水素に少量の0
2.C02C02,H20ガスを含有させることもでき
る。これらのガスは一般的には水素ガスと混合(有機化
合物の濃度0.2〜10容量チ)シて使用されるが、そ
の際1部をアルゴン、ヘリウム等の不活性ガスで置換す
ることもできる。
ガスの圧力はl Torrの減圧から1000.Tor
r程度まで可能である。
r程度まで可能である。
水素ガス等のプラズマ化、原子状水素の発生等ガスの励
起は2000℃〜2300℃程度に加熱したタングステ
ン等のフィラメントを用いる方法、ガスにマイクロ波、
高周波電圧を作用させる方法などすべての方法を採用す
ることができる。
起は2000℃〜2300℃程度に加熱したタングステ
ン等のフィラメントを用いる方法、ガスにマイクロ波、
高周波電圧を作用させる方法などすべての方法を採用す
ることができる。
基材としては前記したSt # SiC等が用いられ、
これらは板状にしたものの外、S iCe WC等では
粒状物を用いることもできる。これらの基材の温度ra
o。
これらは板状にしたものの外、S iCe WC等では
粒状物を用いることもできる。これらの基材の温度ra
o。
は通常250〜###℃である。
作用
基材のスミ4ツタリング処理の作用については定かでな
いが、スパッタリング作用と基材に含まれるある種の欠
陥との相互作用により核発生サイト(5ite )が形
成され、それが初期核発生時の条件に合致した所のみが
ダイヤモンド粒成長すると思われる。
いが、スパッタリング作用と基材に含まれるある種の欠
陥との相互作用により核発生サイト(5ite )が形
成され、それが初期核発生時の条件に合致した所のみが
ダイヤモンド粒成長すると思われる。
効果
本発明によれば核の発生がかなシ規則的に起るので、ダ
イヤモンドの粒子が多くは独立に成長する。従って、ダ
イヤモンド粒子を得たい場合に特に好都合である。また
長時間成長させるようにすれば粒子同志が連かり、膜状
のダイヤモンドとすることも可能である。
イヤモンドの粒子が多くは独立に成長する。従って、ダ
イヤモンド粒子を得たい場合に特に好都合である。また
長時間成長させるようにすれば粒子同志が連かり、膜状
のダイヤモンドとすることも可能である。
実施例
Siウェハーの鏡面研摩した表面を2 X 10”’
torrの空気と同組成のガス中、1kV、 10m
Aのグロー放電中で15分間スノ<?ツターした15瓢
四方、厚さ0.5雷の基板を装置内にセットし、アセト
ン1容量チを含むH2ガスを流量1001’a4/mi
nで流し、Wフィラメント温度2200℃、基板温度8
00℃の条件で2時間ダイヤモンド合成反応を行った。
torrの空気と同組成のガス中、1kV、 10m
Aのグロー放電中で15分間スノ<?ツターした15瓢
四方、厚さ0.5雷の基板を装置内にセットし、アセト
ン1容量チを含むH2ガスを流量1001’a4/mi
nで流し、Wフィラメント温度2200℃、基板温度8
00℃の条件で2時間ダイヤモンド合成反応を行った。
基板冷却後、SEM観察により約15μm径のダイヤモ
ンド自形の出た6−8面体粒が20〜30μ間隔に生成
していた。生成範囲はフィラメント直下の6×7■程度
の長円状の面積内であった。結晶粒のラマンシフトを測
定したところダイヤモンドピーク以外はとんど含まない
スペクトルであった。
ンド自形の出た6−8面体粒が20〜30μ間隔に生成
していた。生成範囲はフィラメント直下の6×7■程度
の長円状の面積内であった。結晶粒のラマンシフトを測
定したところダイヤモンドピーク以外はとんど含まない
スペクトルであった。
比較例
反応条件は実施例と同一とし、基板をStウニ・・−鏡
面仕上面そのまま(4)と鏡面仕上面をダイヤモンドペ
ースト3μと1μ径で研摩した基板(B)につき比較例
として実施した。結果は基板を光学顕微鏡、SEM観察
により調べた。Aの基板上には1〜3μ程度のアモルフ
ァスカー?ン状球体が点在又はその数10個の塊が点在
しており、ダイヤモンドの自形の出た粒は皆無であった
。(B)では2時間で3μ程度の結晶サイズのものまで
モザイク状に密に析出していた。析出面積は3×4瓢程
度の長円状であった。
面仕上面そのまま(4)と鏡面仕上面をダイヤモンドペ
ースト3μと1μ径で研摩した基板(B)につき比較例
として実施した。結果は基板を光学顕微鏡、SEM観察
により調べた。Aの基板上には1〜3μ程度のアモルフ
ァスカー?ン状球体が点在又はその数10個の塊が点在
しており、ダイヤモンドの自形の出た粒は皆無であった
。(B)では2時間で3μ程度の結晶サイズのものまで
モザイク状に密に析出していた。析出面積は3×4瓢程
度の長円状であった。
Claims (1)
- 有機化合物の気相熱分解によるダイヤモンドの製造法に
おいて、ダイヤモンド析出基材をスパッタリングしたも
のを使用することを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23926686A JPS6395199A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 気相法によるダイヤモンドの合成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23926686A JPS6395199A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 気相法によるダイヤモンドの合成法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6395199A true JPS6395199A (ja) | 1988-04-26 |
Family
ID=17042206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23926686A Pending JPS6395199A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 気相法によるダイヤモンドの合成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6395199A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60204695A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-16 | Mitsubishi Metal Corp | 人工ダイヤモンド皮膜の析出形成方法 |
-
1986
- 1986-10-09 JP JP23926686A patent/JPS6395199A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60204695A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-16 | Mitsubishi Metal Corp | 人工ダイヤモンド皮膜の析出形成方法 |
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