JPS6395144A - 透明導電膜及び給電電極を具備するガラス板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ケイ酸ガラス製の支持板、該支持板上に配置
された透明な導電層ないし多重層及び該層ないし多重層
と電気的に接触している少なくとも１つの接触電極を包
括したガラス板の製造方法に関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕導電透
明コーティングを具えたガラス板は多様な目的に使用さ
れる、同ガラス板は、特に、ヒータ用ガラス板（ＤＥ−
ＡＳ　２０４４６７５．　ＤＥ−Ｏ５２９３６３９８）
　、場合により補助的なヒータ機能を具えたアンテナ板
（ＤＥ−ＡＳ　２３６０６７２．　ＤＢ−ＯＳ　３４１
０４１５）あるいは電磁遮蔽効果を具えた窓ガラス（ｎ
ａ−ｐｓ　２９４６５１９）　　として使用される。

ガラス板の当該使用目的に応じ接触電極特性には様々な
要件が求められる、導電層が例えば７０％以上という可
視スペクトル範囲における透明度を有すると共に単位平
方面積あたり１〜１０オームレベルの低い面積抵抗を有
し、抵抗層が該層負荷容量の限界近傍で非常に高い電流
密度による厳しい使用に曝されるヒータ板の接触電極は
最も厳しい要件を満たさなければならない。該ヒータ板
にあって抵抗層はなんら不均質性を有していてはならず
、とりわけ接触は電極から抵抗層への移行部に於いて局
部的な電流ピークを回避し得るようにして行なわれなけ
ればならない。

０Ｈ−ＡＳ　２０４４６７５から公知のヒータ仮製造方
法にあっては、先ず、支持ガラス板上に銅合金製の給電
電極が火炎吹付は法により付着され、次いで該支持板及
び給電電極に真空中にて導電透明層が蒸着させられる。

同方法によりベルト状の電流接続電極は機械的に確実に
ガラス板に固定されることとなる。この場合、先ず、銅
合金製の層がガラス板上に付着され、次いで同層は、導
電透明層の蒸着が行なわれる前に、第２の工程に於いて
同じく火災吹付は法により金属製保護層で被覆される。

しかしながらガラス表面に直接に給電電極を配置するこ
と、つまり蒸着透明導電層の下側に該電極を配置するこ
とはあらゆる場合に行ない得るとは限らない、したがっ
て本方法は例えば自動車用の湾曲されたヒータ式窓ガラ
スを、フラットな状態のガラス板に透明導電層のコーテ
ィングを行ない、全面コーティングの施された該ガラス
板を第２のガラス板と重ね合わせ、対にされた同ガラス
板を曲げ用加熱炉中で曲げ温度にまで加熱して所望の形
状に折り曲げ、次の工程に於いて、−緒に折り曲げられ
た２枚のガラス板に熱可塑性接着剤層をコーティングし
て接着積層ガラス板に加工するという方法で製造するに
際しいくつかの問題を結果させることとなる。前記の場
合に於いて接触電極は、それが導電層下側に配置される
ことからして、必然的に曲げ行程が実施される以前に付
着されることとなり、その際、隆起した電極はガラス板
の軟化にあたり一方に於いて曲げ加熱炉中で熱線吸収率
の相違に基く破壊の危険をもたらし、他方に於いて電極
部域における重ね合わされたガラス対の望ましくない変
形をもたらすこととなる。

また更に、既に付されている接触電極上に導電層を蒸着
させる際に電極とそれに接するガラス表面との間の移行
箇所における導電層の付着が必要とされる均質性を以っ
ては行なわれず、こうして生ずる不均質性がヒータ板の
使用にあたり局部的な電極ピークを生ずると共に導電層
が過負荷に曝されて燃焼する危険な箇所をつくり出すこ
とも明らかとなった。

接触電極を定評ある同一の方法で直接にガラス表面にで
はなく、曲げ工程の実施後に導電層上に付着させるとい
う自ずと明らかになる方法も行なえないことが判明した
。というのも、薄い導電層ないしシステム層は火炎吹付
けにあたり変色し、場合によっては損傷ないし破壊され
さえもすることが明らかとなったからである。

前記の理由から、接触重臣は、前記難点を回避するため
、一般に、例えばシルクスクリーン印刷法で導電層にプ
リントされる導電焼付は塗料から製造される。しかしな
がら同方法は、ガラス対の曲げ工程中に同時に焼付けを
行なうことができないことから、導電塗料の焼付けない
し固着のため更に別な工程を必要とする。

本発明の目的は、薄い導電層を具えたガラス板に接触電
極を付着させる技術的に容易に実施し得る方法であって
、一方に於いて電極が同時に導電層とその下側にあるガ
ラス表面に対し良好な機械的接着を保つようにした導電
層への電極の付着を可能とし、他方、電極の固着ないし
焼付けを行なうための別設の熱処理をなんら必要としな
い方法を考慮することである。

〔問題点を解決するための手段及び作用効果〕本発明に
より前記の目的は、透明導電層を付着させた後、ベルト
状の給電電極をアーク吹付法を用いて該導電層上に付着
させることにより実現される。

アーク吹付は法にあっては、導線火炎吹付け、粉末火炎
吹付けあるいはプラズマ吹付は等の他の公知の熱的吹付
は法と異なり、一つの直流電源に接続された２本の金属
線が一定の角度で引き合わされ、発生するアーク中で溶
融させられる。溶融した滴は吹付ガスにより加速され、
材料表面に吹き付けられ、一般に、付着表面の種類、吹
付は材料の選択及び吹付は条件によりその質が決定され
る微示鑓合効果に基いて該表面に付着する。

火炎吹付は法の経験からすれば、公知の金属吹付は法は
すべて同一の結果をもたらし、アーク吹付は法を用いて
も極端に薄く且つ敏感な導電層は損傷ないし破壊を蒙む
り、またアーク吹付けにあたり常用される金属を以って
してはガラス表面あるいは透明多重層への十分な付着を
実現することはできないと予想せざるを得なかったにも
かかねらず、驚（べきことに、公知の金属吹付は法のう
ちの唯一のものとしてアーク吹付は法によりガラ　　　
　′大板上に高度に敏感な薄層をも完璧な形で密着接触
させ得ることが明らかとなった。該方法の利用は初期の
長所をすべてもたらすものであり、それ故に所望の目的
にとっては理想的な適性を有している。薄い導電層上へ
の事後的な付着によっても電極−導電層の境界層になん
らの移行問題も生ずることはない、特に薄い導電層に対
して不利あるいは支障をもたらすような影響は一切観察
されず、しかも予期に反して、吹付ガスとして空気が使
用される場合にさえもそうした影響は認められない。

電極の付着は携帯吹付器を用いて手動によって行なうか
あるいはサポート−吹付機を用いて自動的に行なうかす
ることができる。薄層が特に敏感である場合には吹付ガ
スとして、空気に代えて、窒素もしくはその他の不活性
ガス、場合によりそれらと空気あるいは一定量の酸素と
の混合気を使用することができる。銀、銅、アルミニウ
ム、亜鉛、チタンもしくはクローム等の純金属を使用し
て既に良好な結果を得ることができるが、場合により、
所期の合金を使用することにより結果を更に改善するこ
とが可能である。

場合により、電極を付着させる以前にガラス板を高い温
度、例えば２００〜３００℃に加熱することにより導電
層への電極の付着を更に改善することができる。

〔実施例〕

以下に本発明の様々な実施例を個別に挙げることとする
。

皿上 高周波電磁波かうの室内の遮蔽に利用される、透明導電
層を具えたフラットな複合ガラス板が製造される。

フラットで厚さ約３ｎ＋ｍの角形のフロートガラス板に
磁場持効式陰極吹付は装置中で多重層が付される。該多
重層は、ガラス表面を基底にして、酸化スズ−銀−アル
ミニウムー酸化スズの構造を有している。

多重層の付されたフロートガラス板の多重層側に、４つ
の辺のすべてに沿ってそれぞれ約１ｃｍの幅の帯状部が
残るようにして接着ペーパーが付される。次いでアーク
吹付はヘッドを用い。吹付けヘッドをガラスから約５ｃ
ｍ離しガラスの四隅に沿って誘導しつつ、吹付ガスとし
て圧縮空気を使用して四隅の帯状部にアルミニウムが吹
き付けられる。

前記のようにして設けられた接触電極に超音波溶接法に
より接続導線ないし接続金属膜ベルトが結合される。ガ
ラス板の被覆に用いられた接着ペーパーが剥がされ、複
合ガラス板を装造するため、該ガラス板が、通常の方法
に従い、熱可塑性ポリビニルブチラールシートを利用し
熱と圧力を用いて第２のガラス板と合わされる。

■又 自動車用の電気的に加熱される風防ガラスとして利用さ
れる。透明な導電層を具えた複合ガラス板が製造される
。

それぞれ２ｍｍと３１１１１１の厚さの２枚のフロート
ガラスが所望の形状に裁断されて重ね合わされ、ガラス
板対として通例の曲げ方法で所望の形状に曲げられる。

曲げられた該ガラス板対が冷却した後、一方のガラス板
の他方のガラス板に向いた側に真空−コーティング装置
中で、酸化スズ−銀−酸化スズの構成を有した多重層が
付される。

多重層の付されたガラス板の多重層側に、該ガラス板の
向かい合った２辺に沿ってそれぞれ約２ｃｍの幅の多重
層帯状部が残るようにして接着ペーパーが付される。次
いでアーク吹付はヘッドを用い、吹付はヘッドをガラス
から約８ｃｍ離し謹書状部に沿って誘導しつつ、圧縮空
気を利用して該帯状部に銅が吹き付けられる。

前記のようにして設けられた接触電極に電流接続金属導
線もしくはその他の電流接続材が半田付けされる。接着
ペーパーが剥がされ、該ガラス板が一緒に曲げられたガ
ラス板対のもう一方のガラス板と合わされ、通例の方法
に従って複合ガラス板に加工される。

この場合にも自動車用の電気的に加熱される風防ガラス
が製造される。

１枚の大きなフロートガラス板に、連続−コーティング
装置中にて、陰極吹付は法ないし反応−陰極吹付は法に
より多重層が付されるが、同多重層はガラス表面に吹き
付けられる酸化スズ製の最下層、銀製の電気抵抗層及び
酸化スズ製の最上層としての保護層から構成されている
。

前記のコーティングが施されたガラス板から複合ガラス
板製造用の一方のガラス板が裁断され、他方、もう一方
のガラス板はコーティングされていないフロートガラス
板から裁断される。コーティングの施されたガラス板は
多重層側を内側にしてコーティングされていないもう一
方のガラス板と重ね合わされ、同ガラス板対が通例の曲
げ方法により約６２０°Ｃの温度にて曲げられる。冷却
後、双方のガラス板は互いに引き離される。

コーティングの施されたガラス板の多重層側に゛、該ガ
ラス板の向かい合った２辺に沿ってそれぞれ約２Ｃ１１
の幅の帯状部が残るようにして、接着ペーパーが付され
る。次いでアーク吹付はヘッドを用い、吹付はヘッドを
ガラス板から５〜１０ｃｍｆｉし該帯状部に沿って誘導
しつつ、窒素を加えた圧縮空気を利用して該帯状部に亜
鉛が吹き付けられる。

前記のようにして接触電極が設けられたガラス板に、例
２と同様にして、電流接続導線あるいは電流接続材が付
され、該ガラス板が第２のガラス板と合わされて通例の
方法に従って複合ガラス板に加工される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ケイ酸ガラス製支持板、該支持板上に配置された透
   明な導電層ないし多重層、及び該層ないし多重層と電気
   的に接触している少なくとも１つの接触電極からなるガ
   ラス板の製造方法に於いて、透明導電層を付着させた後
   に接触電極がアーク吹付け法により該導電層上に付着さ
   れることを特徴とする方法。 ２、アーク吹付けに際する吹付ガスとして圧縮空気が使
   用される特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３、アーク吹付けに際する吹付ガスとして窒素等の不活
   性ガスが使用される特許請求の範囲第１項記載の方法。 ４、接触電極用金属として、銀、銅、アルミニウム、亜
   鉛、チタンもしくはクロームがそれぞれ純粋な形もしく
   はこれらの金属ないしその他の金属との合金として使用
   される特許請求の範囲第１項〜第３項のいずれか１項に
   記載の方法。 ５、真空蒸着法もしくは陰極吹付け法により付着され、
   その最上層を為す保護層が金属化合物ないし半導体化合
   物から構成されている導電多重層上へ接触電極を付着す
   る特許請求の範囲第１項〜第４項のいずれか１項に記載
   の方法。 ６、導電多重層が、ガラス表面に配置された酸化スズ製
   付着層、銀−金属層及び最上層を為す酸化スズ製保護層
   から構成されている特許請求の範囲第５項記載の方法。 ７、透明な導電多重層が真空蒸着法によりフラットなガ
   ラス板上に付着され、コーティングの施された該ガラス
   板の多重層側に第２のガラス板が重ね合わされ、該ガラ
   ス板対が共に曲げ温度に加熱されて所望の形状に曲げら
   れ、冷却後に双方のガラス板が互いに引き離され、電流
   接続電極が空いている多重層上に付着され、共に曲げら
   れた２枚のガラス板が例えばポリビニルブチラール製の
   熱可塑性結合層を中間にはさんで熱と圧力を利用して互
   いに結合されて複合ガラス板に加工される自動車用の湾
   曲させられたヒータ式窓ガラスの製造に利用される特許
   請求の範囲第１項〜第６項のいずれか１項に記載の方法
   。