JPS63928A - 電動機の保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電動機巻線の焼損保護装置に関するものである
。

従来の技術 この種の従来の電動機の保護装置は第３図および第４図
に示すように、固定子鉄芯１に巻かれた巻線２の上に絶
縁物３で絶縁したサーマルスイッチ４を結束し、サーマ
ルスイノチ４の接点６は電動機５と直列に接続されてい
た。

上記構成により電動機５を運転すると、通常使用時には
巻線２の温度が低いためサーマルスイノチ４は作動せず
、その接点ｂは閉成され電動機６は運転を継続する。

この状態で電動機５が何らかの原因にて拘束されるなど
の過負荷状態となると、巻線２の温度が上昇しサーマル
スイッチ４の作動温度以上となるとサーマルスイッチ４
が作動し、その接点６は開路され電動機５は運転を停止
し巻線２の焼損を防止するようになっていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記構成によると、電動機５の過負荷運転
だより巻線２の温度が上昇しサーマルスイノチ４が作動
して電動機６が停止したときに、電動機の使用者が異常
状態に気づかずその″！！ま放置すると、電動機６の停
止により巻線２の温度が低下し、サーマルスイノチ４が
復帰して再度電動機６が過負荷運転され巻線゛２の温度
が上昇し、このためサーマルスイノチ４がふたたび作動
し、以下上記動作の繰り返し、巻線２の温度が発熱．冷
却ｔ繰り返すことにより巻線２の絶縁を劣化させる原因
となっていた。

本発明は上記問題点に鑑み、巻線の絶縁を劣化させるこ
とのない電動機の保獲装置を提供することを目的とする
ものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の電動機の保護装置
は、電動機と、この電動機の巻線温度を感知して電源を
開閉するサーマルスイノチと、電磁継電器とよりなり、
前記電動機と、前記サーマルスイッチの接点と、前記電
磁継電器の接点を直列接続し、前記電磁継電器の駆動コ
イルを前記サーマルスイッチの接点と、前記電磁継電器
の接点との直列回路に並列接続してなる構成としたもの
である。

作　　用 上記構成により、電動機が過負荷状態となると巻線温度
の上昇をサーマルスイッチが感知し、その接点により電
源を開路するとともに、前記サー−マルスイッチの接点
の開路によシ電磁継電器の駆動コイルに電圧が加わり電
磁継電器の接点が開路し、電源をいったん切って電磁継
電器の接点を復帰させないど電動機は再運転できないこ
ととなる。

実施例 以下本発明の電動機の保護装置の一実施例について第１
図および第２図にもとづき説明する。図において１４は
電動機であシ、その固定子鉄芯７には巻線８が巻かれて
いる。前記巻線８の上には絶縁物１ｏで絶縁されたサー
マルスイッチ９が麻糸１１を用いて結束されている。前
記サーマルスイッチ９は熱応動素子１２に設けた接点１
３を有しこの接点１３ぱ電動機１４と直列に接続されて
いる。熱応動素子１２は前記巻線８の温度を感知し、前
記巻線８の温度が前記熱応動素子１２の作動温度以上の
場合と作動温度以下の場合で前記サーマルスイッチの接
点１３を開閉するようになっている。電磁継電器１５の
接点１７ぱ前記サーマルスイッチの接点１３および前記
電動機１４と直列に接続され、その駆動コイル１６ぱ前
記サーマルスイッチの接点１３と前記電磁継電器の接点
１７の直列回路と並列に接続され、駆動コイル１６Ｋ電
流が流れていないときは前記電磁継電器の接点１７は閉
成されておシ、駆動コイル１６に電流が流れているとき
は開路されるようになっている。

上記のように構成されているので、電動機１４が正常に
運転されている場合は巻線８の温度がサーマルスイッチ
９の作動温度以下のため、熱応動素子１２の働きにより
サーマルスイッチの接点１３は閉成され、また、電磁継
電器１５の駆動コイル１６はサーマルスイッチの接点１
３および電磁継電器の接点１７によシ短絡され電流が流
れず、したがって、電磁継電器の接点１７も閉成された
ままのため電動機１４は正常運転を継続する。

つぎに何らかの原因で電動機１４が過負荷状態となった
とすると、巻線８の温度がサーマルスイ９の作動温度以
上となり、その接点１３は熱応動素子１２の動きにより
開路する。このため電動機１４には電磁継電器１５の駆
動コイル１６を通して電流が流れるが、駆動コイル１６
のインピーダンスのため電流は大巾に少なくなり、巻線
８の温度は低下し焼損から保護される。一方、電磁継電
器１５の駆動士イル１６には電流が流れるため電磁継電
器の接点１７は開路し、電動機１４はサーマルスイッチ
の接点１３と、電磁継電器の接点１７とにより二重に電
源から断路されることとなる。

したがって、電動機１４は使用者が電動機１゛４の異常
に気づき電源を切って異常状態を取シ除いてから、ふた
たび電源を投入しない限り電磁継電器の接点１７が閉成
されないので、再運転できないこととなる。すなわち、
電動機１４０巻線８を焼損から確実に保獲するとともに
、電動機１４の使用者が電動機１４の異状に気づき電源
を切って何らかの処置をしてからでないと再運転ができ
ないため非常に安全である。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなようＫ、本発明によれ
ば電勤機の異常発熱の繰シ返しによる巻線の劣化がなく
、かつ、電動機の使用者が異常に気づいて何らかの処置
をしなくては再運転できないため非常に安全な電動機の
保護装置とすることができる。また、これらを満足する
ためサーマルスイッチを手動復帰型とすることに比較し
て、電動機外枠をはずして手動復帰スイノチを操作する
必要がないという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電動機の保護装置を示す断
面図、第２図は同電動機の保護装置の回路図、第３図は
従来の電動機の保護装置を示す断面図、第４図は同電動
機の保護装置の回路図である。 ９・・・・・・サーマルスイッチ、１３・・・・・サー
マルスイッチの接点、１４・・・・・・電動機、１５・
・・・・・電磁継電器、１６・・・・・駆動コイル、１
７・・・・・・電磁継電器の接点。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ｒｓ−＜櫨と完奏 ざ一一一、６区棄カコイ）レ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電動機と、この電動機の巻線温度を感知して電源を開閉
   するサーマルスイッチと、電磁継電器とよりなり、前記
   電動機と、前記サーマルスイッチの接点と、前記電磁継
   電器の接点を直列接続し、前記電磁継電器の駆動コイル
   を前記サーマルスイッチの接点と、前記電磁継電器の接
   点との直列回路に並列接続してなる電動機の保護装置。