JPS6392702A

JPS6392702A - 被服用芯材

Info

Publication number: JPS6392702A
Application number: JP23258186A
Authority: JP
Inventors: 北村　嘉一; 篤小林; 勉加藤
Original assignee: Kato Hatsujo Inc
Current assignee: Piolax Inc
Priority date: 1986-09-30
Filing date: 1986-09-30
Publication date: 1988-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は人体に被着される被服にあって外面形状を正常
に維持するために用いられる被服用芯材に関するもので
ある。

［従来の技術］従来、ある種の人体用の被服には体形を維持するために
所定個所に芯材として５弾性力を有する金属線材が被服
形態に合せて使用されていた。

かかる金）ｉ！繊維材、たとえ全材料かばね弾性材であ
っても、剛性が高い場合には、前記被服形態形状端部で
締付力が内部方向にかかり、人体に圧迫感を与える現象
が起こった。

また、かかる金属線材を使用して剛性を低めた場合には
、洗濯その他の外圧を受けてヘタリ変形を生じやすくな
り、このため被服芯材としての機能を消失する場合も起
こった。

上述の様な金属線材の代りに特開昭５８−１３７０６号
に開示された形状記憶金属による被服用芯材も提案され
ているが、この場合には、所定形状を形成する工程に工
数がかかり、コスト的に不利となりがちであった。

［発明が解決しようとする閂題点］本発明は上記の従来例に鑑み案出されたものであって、
被服用芯材を合成樹脂材料によって成型するが、その中
央部に弾性材をインサート成型することによって、人体
によりよくフィツトする芯材を提供し、また、コスト低
減をも同時に達成することを目的とし、長期的に商品価
値の高い被服を提供しようとするものである。

［Ｆ５１題点を解決するための手段］本発明は上記の目的を達成するために１人体に被着する
被服に用いられる芯材であって、該芯材は、樹脂材によ
り成型され、かつ該芯材の中央部には弾性材を配設した
状態でインサート成型されてなる構成を採用したもので
ある。

［作用］本発明に係る被服用芯材は基本的には樹脂材料を使用す
るが、該芯材中央部に弾性材料をインサート成型するの
で、たとえ、中央部に応力が集中しても、芯材の両端部
は樹脂材料による柔軟性がそのまま残り、弾性材の作用
により、常に人体にフィツトした被服形態を保持するこ
とができる。

また、全体形状か合成樹脂材料により成型されるので、
成型と同時に必要とする形状に加工することができ、被
服形態を保持する上からも、また加工上、使用上からも
非常に効率的な芯材を提供することができる。

［実施例］以下、本発明の実施例を図示する図面により説明する。

実施例に係る被服用芯材は、基本的には樹脂材により成
型されるもので、例えば第１図に示した様なブラジャー
用芯材ｌにあっては、全体形状をほぼＵ字状体となし、
かっ該芯材ｌの肉厚を均一なものとする。

ここで、肉厚は断面形状に於て円形でも、又は角形でも
良いが、いずれの形状にしろ曲線の全体を均一・なもの
とするのが望ましい。

そして、次に重要な事は芯材ｌの中央部３に相当する個
所に、前記芯材ｌの曲線の立上がり部分に至る所定長さ
を保有する弾性材２を成型時にインサート成型すること
である。

ここで、前記弾性材２は、芯材ｌを構成する樹脂材料に
対して、より強度の高い材料を使用するものである。例
えば、ガラス・カーボン繊維材の細線を前記中央部３の
断面形に相当する寸法よりも細線とし、かつＵ字状に曲
折したものを成型時にインサート成型する。

ガラス・カーボン繊維材は、自己の含有ガラス量に依っ
て強度即ち弾性が相違するため、適宜調整した材料を使
用することになる。

また、弾性材２としてばね材を使用するときには、ばね
鋼、ステンレス鋼、ピアノ線等の曲線体としたものがイ
ンサート成型される。

これ等は金属体のため、錆の発生の心配があるか樹脂材
にインサート１＆型されるため、特に発生の危愚はない
。

更に１弾性材２として形状記憶金属を使用すれば、体温
にしたがって記憶した形状にもどり、常に所定形状を維
持することが出来る。

次に、芯材ｌを構成する樹脂材は、可どう性材料であり
特に弾性力の大きい材料であればよい。

そして、先端部には球頭部４を設け、該球頭部４の存在
によって被服破損の不具合を防止するものである。かか
る構成になる形状は、樹脂材を使用することにより可能
となるものである。

次に、第２図は、本発明の第２実施例に係るものである
。

基本的には第１実施例と同一であるが、中央部３ａに配
設される弾性材２ａが、インサート成型されるものでな
く、該弾性材２ａの両側に一体成型により延出して樹脂
材料が形成されるものである。

これによって、前記弾性材２ａは直接露出はするが発錆
力のないものを使用すれば、第１実施例と同様な効果を
得ることが出来る。従って他の構成は全く同一にすれば
よい。

第３図は、本発明の第３実施例に係る芯材１ｂを示した
ものである。

即ち、基本的な構成は第１実施例と同一であるが、芯材
１ｂの中央部３ｂ部分か他の芯材１ｂ部分よりも肉厚が
厚くなっていることを特徴とするものである。

従って、配設される弾性材２ｂも当然に中心部が肉厚と
なっている。これは、芯材１ｂによる成型自身は特に問
題にはならないが１弾性材２ｂの加工においては多少の
問題点がおこるかもしれない。

それは、前記弾性材２ｂの中心肉厚部分の形成に加工上
の工数がかかるからである。しかし、インサート成型工
数、または形状等同一であり、本実施例は後述する如く
よりよい効果を持つものである。

以上、何れの実施例によるときも、はぼＵ字状に形成さ
れた被服用芯材１は全体形状を樹脂材料によって成型さ
れたものであり、かつ、該芯材ｌの中央部３には弾性材
２が配設されているため、常に応力がかかりやすい部分
が、安定しており、このために例え外部圧力がかかって
も、早急に平常形状に復帰しつる。

従って、人体形状にフィツトした形態が保持できること
になる。そして、特に中央部か拡形している場合には、
芯材ｌの全体が均一な応力分布を保持出来るため、より
一層確実に所定の形態を保つことができる。

［発明の効果］以上の如く、本発明に係る被服用芯材は、該芯材の中央
部に弾性材を配設することを特徴とするものであるから
、製造上においては、量産効果が大であり、しかも均一
な形状の製品を提供することができる。

また、樹脂加工によるものであるため、形状的に有利で
あって１例えば１球頭部の様に自由に形状を決めること
ができる。

次に、製品重量の軽量化を計る事ができる。即ち、はと
んど大部分は比重の軽い樹脂材によるため、軽くできる
。

しかも、弾性材には常に自己の形態を保持しようとする
作用が働いているので、短小な弾性材であっても、両端
の芯材をよく保持し、常に所定形状を保ち、被服形態を
正常に維持することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は、本発明の実施例に係るもので、第
１図は弾性材をインサート成形した状態を示した第１実
施例の説明図、第２図は弾性材をインサート成形しない
状態を示した第２実施例の説明図、第３図は１弾性材を
中央部において拡径した状態を示した第３実施例の説明
図である。１、ｌａ、ｌｂ・・・被服用芯材。２．２ａ、２ｂ・・・弾性材、３　、３　ａ　、　３　ｂ　・・・中央部。４．４ａ、４ｂ・・・球頭部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）人体に被着する衣類に用いられる芯材であって、
該芯材は樹脂材により成型され、かつ該芯材の中央部に
弾性材を配設した状態でインサート成型されてなること
を特徴とする被服用芯材。
（２）芯材の中央部に配設されてなる弾性材は、ガラス
・カーボン繊維材である特許請求の範囲第１項記載の被
服用芯材。
（３）芯材の中央部に配設されてなる弾性材は、ばね金
属体である特許請求の範囲第１項記載の被服用芯材。
（４）芯材の中央部に配設されてなる弾性材は、形状記
憶金属材である特許請求の範囲第１項記載の被服用芯材
。