JPS6392405A - 防腐処理合板の製造法 - Google Patents
防腐処理合板の製造法Info
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- JPS6392405A JPS6392405A JP14448187A JP14448187A JPS6392405A JP S6392405 A JPS6392405 A JP S6392405A JP 14448187 A JP14448187 A JP 14448187A JP 14448187 A JP14448187 A JP 14448187A JP S6392405 A JPS6392405 A JP S6392405A
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、防腐性を有する合板の製造法に関する。より
詳しくは、接着剤中にヨウ化カリウムまたはヨウ化マグ
ネシウムを混入し、常法により合板を作製することによ
る防腐性を有する合板の製造法に関する。
詳しくは、接着剤中にヨウ化カリウムまたはヨウ化マグ
ネシウムを混入し、常法により合板を作製することによ
る防腐性を有する合板の製造法に関する。
近年、日本における木材の需要が急激に伸びるにしたが
い、国内の木材資源では需要に追い付けず、資源の減少
とともに、枯渇が危惧されるに至り、従来あまり活用さ
れなかった外国産樹木、たとえば、南洋材やアフリカ材
が輸入利用されるに至っている。
い、国内の木材資源では需要に追い付けず、資源の減少
とともに、枯渇が危惧されるに至り、従来あまり活用さ
れなかった外国産樹木、たとえば、南洋材やアフリカ材
が輸入利用されるに至っている。
昨今、住宅不足の解消のため、低コストをめざす合理化
された建築法、たとえばプレハブ工法などのような工場
生産率を高めた工法や、作業能率の高いツーバイフォー
工法などが導入、多用されており、これら新しい工法の
出現とともに合板の需要が増大している。
された建築法、たとえばプレハブ工法などのような工場
生産率を高めた工法や、作業能率の高いツーバイフォー
工法などが導入、多用されており、これら新しい工法の
出現とともに合板の需要が増大している。
これらの合板には、前記の従来あまり活用されなかった
南洋材が主として利用されているため、従来から使用さ
れている木材と比較して南洋材自身が有する腐朽し易い
、黴が生え易い、木喰虫がつき易いなどの欠点を有する
ものが多い。この欠点は、一般の合板についても、また
特に構造用合板につ′いては、非常に困った問題で解決
を急がねばならないものである。現実に、最近は合板が
腐ったり、ヒラタキクイムシに喰われたなどの被害が起
っている。それゆえ、住宅の耐久性を向上させるために
は、合板の防腐、防虫処理は必須のものである。
南洋材が主として利用されているため、従来から使用さ
れている木材と比較して南洋材自身が有する腐朽し易い
、黴が生え易い、木喰虫がつき易いなどの欠点を有する
ものが多い。この欠点は、一般の合板についても、また
特に構造用合板につ′いては、非常に困った問題で解決
を急がねばならないものである。現実に、最近は合板が
腐ったり、ヒラタキクイムシに喰われたなどの被害が起
っている。それゆえ、住宅の耐久性を向上させるために
は、合板の防腐、防虫処理は必須のものである。
合板に防腐、防虫性を伺与するためには、これらの薬剤
処理を行わねばならないが、その方法としては、（１１
４ｉ板に薬剤を含浸させた後、接着し合板を作製する方
法、（２）出来上がった合板に薬剤を浸透させる方法、
または（３）接着剤中に薬剤を混入しておき合板を作製
する方法などがあげられる。
処理を行わねばならないが、その方法としては、（１１
４ｉ板に薬剤を含浸させた後、接着し合板を作製する方
法、（２）出来上がった合板に薬剤を浸透させる方法、
または（３）接着剤中に薬剤を混入しておき合板を作製
する方法などがあげられる。
し７かし、方法（１）は、現有の合板製造設備とは別に
処理および乾燥設備、作業者および時間を要し、製造コ
スＩ〜が高くなる。方法（２）は、薬剤を加圧注入しな
ければならず、そのための加圧注入、乾燥設備と作業者
および時間を要しコストアップになるとともに合板の変
形、強度低下など悪影響が残るので望ましくない。方法
（３）は、合板製造工程を変えることなく、そのまま実
施でき、製造コストは薬剤費のみとなり最も望ましい方
法であるが、方法（１）や（２）に比べ防腐、防虫効力
が充分に発揮できないこと、また、接着強度に悪影響を
及ぼすなどの欠点がある。
処理および乾燥設備、作業者および時間を要し、製造コ
スＩ〜が高くなる。方法（２）は、薬剤を加圧注入しな
ければならず、そのための加圧注入、乾燥設備と作業者
および時間を要しコストアップになるとともに合板の変
形、強度低下など悪影響が残るので望ましくない。方法
（３）は、合板製造工程を変えることなく、そのまま実
施でき、製造コストは薬剤費のみとなり最も望ましい方
法であるが、方法（１）や（２）に比べ防腐、防虫効力
が充分に発揮できないこと、また、接着強度に悪影響を
及ぼすなどの欠点がある。
本発明者らは、方法（３）、すなわち、接着剤中に防腐
薬剤を混入する方法について、接着強度を殆んど低下さ
せることなく、防腐効力を発揮する薬剤組成物について
種々研究を重ねた結果、有効成分として、ヨウ化カリウ
ムまたはヨウ化マグネシウムを接着剤に添加し、常法に
より合板を作製した場合、優れた防腐性能を有する合板
が得られるという新知見に到達し、本発明を完成した。
薬剤を混入する方法について、接着強度を殆んど低下さ
せることなく、防腐効力を発揮する薬剤組成物について
種々研究を重ねた結果、有効成分として、ヨウ化カリウ
ムまたはヨウ化マグネシウムを接着剤に添加し、常法に
より合板を作製した場合、優れた防腐性能を有する合板
が得られるという新知見に到達し、本発明を完成した。
本発明の薬剤を接着剤に添加する方法として、これらの
薬剤を予め溶媒に溶解しておいて添加してもよく、また
、接着剤に原体のまま直接添加混合してもよい。
薬剤を予め溶媒に溶解しておいて添加してもよく、また
、接着剤に原体のまま直接添加混合してもよい。
接着剤としては、フェノール・ポルマリン樹脂、メラミ
ン・ホルマリン樹脂、尿素・ポルマリン樹脂、尿素・メ
ラミン・ポルマリン樹脂、レゾルシン・ホルマリン樹脂
などのホルムアルデヒドと縮合する型の接着剤が使用さ
れ、これら接着剤１００部に対し本発明組成物を１〜１
００部、望ましくは２〜５０部添加混合して、常法に従
って、接着剤塗布−貼合せ一冷圧一放置−熱圧で合板を
作製ずれば接着強度を低下させることなしに、優れた防
腐性能を有した合板が出来上がる。
ン・ホルマリン樹脂、尿素・ポルマリン樹脂、尿素・メ
ラミン・ポルマリン樹脂、レゾルシン・ホルマリン樹脂
などのホルムアルデヒドと縮合する型の接着剤が使用さ
れ、これら接着剤１００部に対し本発明組成物を１〜１
００部、望ましくは２〜５０部添加混合して、常法に従
って、接着剤塗布−貼合せ一冷圧一放置−熱圧で合板を
作製ずれば接着強度を低下させることなしに、優れた防
腐性能を有した合板が出来上がる。
さらに、本発明の防腐剤とともに従来の防腐剤、殺閑剤
、防虫剤、浸透剤などの混入も差支えなく、防腐のみな
らず防黴、防虫効果を増強するものである。従来用いら
れている木材防腐剤としては、ビストリブチル錫オキシ
ド、トリブチル錫ラウレート、トリブチル錫パルミテー
ト、トリブチル錫ステアレー１・、トリブチル錫オレエ
ート、トリブチル錫フタレート、トリブチル錫スルファ
メート、ビストリメチル錫オキシド、ビストリエチル錫
オキシド、ビストリエチル錫オキシド、トリフェニル錫
ハイドロオキシドなどの有機錫化合物があげられる。
、防虫剤、浸透剤などの混入も差支えなく、防腐のみな
らず防黴、防虫効果を増強するものである。従来用いら
れている木材防腐剤としては、ビストリブチル錫オキシ
ド、トリブチル錫ラウレート、トリブチル錫パルミテー
ト、トリブチル錫ステアレー１・、トリブチル錫オレエ
ート、トリブチル錫フタレート、トリブチル錫スルファ
メート、ビストリメチル錫オキシド、ビストリエチル錫
オキシド、ビストリエチル錫オキシド、トリフェニル錫
ハイドロオキシドなどの有機錫化合物があげられる。
次に実施例により本発明の詳細な説明する。なお、例中
割合を示す数字はすべて重量部である。
割合を示す数字はすべて重量部である。
実施例１
第１表記載の薬剤をフェノール・ホルマリン樹脂１００
部および小麦粉５部に添加混合し、平方−５＝ 尺当り３５ｇの割合でラワン単板に塗布（両面）し、厚
さ１．５−３−３−３−１．５ ｍ／ｍ構成、５ブライ
の合板を冷圧１０ｋｇ／ｃｎｔで１０分間、熱圧温度１
４０℃、圧力１０ｋｇ／ｃれ熱圧時間３分で製造した。
部および小麦粉５部に添加混合し、平方−５＝ 尺当り３５ｇの割合でラワン単板に塗布（両面）し、厚
さ１．５−３−３−３−１．５ ｍ／ｍ構成、５ブライ
の合板を冷圧１０ｋｇ／ｃｎｔで１０分間、熱圧温度１
４０℃、圧力１０ｋｇ／ｃれ熱圧時間３分で製造した。
この合板の中央部を切断し、中間の第２．３．４層での
接着強度、木破率を測定し、さらに、この合板を３ Ｘ
３ ｃｍの大きさに切断し、試験片とし防腐試験を行
った。すなわち、ＪＩＳ−Ａ−９３０２に規定された［
−木材防腐剤の防腐効力試験方法」に準拠して行った。
接着強度、木破率を測定し、さらに、この合板を３ Ｘ
３ ｃｍの大きさに切断し、試験片とし防腐試験を行
った。すなわち、ＪＩＳ−Ａ−９３０２に規定された［
−木材防腐剤の防腐効力試験方法」に準拠して行った。
供試菌は、オオウズラタケおよびカワラタケの２種類の
木材腐朽菌を海砂培養基に培養して用いた。前記試験片
を供試菌−］−にのせ温度２６±２℃、相対湿度７０％
以上の所に６０日間放置して腐朽させた。腐朽後、試験
体を取り出し表面の菌糸その他のイ」着物をとり除いて
乾燥しその重量を測り重量減少率を求め、無処理試験体
との比較により効力値を求めた。それぞれの結果を第１
表に示す。
木材腐朽菌を海砂培養基に培養して用いた。前記試験片
を供試菌−］−にのせ温度２６±２℃、相対湿度７０％
以上の所に６０日間放置して腐朽させた。腐朽後、試験
体を取り出し表面の菌糸その他のイ」着物をとり除いて
乾燥しその重量を測り重量減少率を求め、無処理試験体
との比較により効力値を求めた。それぞれの結果を第１
表に示す。
一〇 −
実施例２
第２表記載の薬剤を尿素・メラミン・ホルマリン樹脂１
００部、小麦粉１２部、水１０部および塩化アンモニウ
ム０．６部に添加混合し、平方尺当り３５ｇの割合でラ
ワン単板に塗布（両面）し、厚さ１．５−３−３−３−
１．５ ｍ／ｍ構成、５ブライの合板を冷圧ＬＯｋｇ／
ｃＪで１０分、熱圧温度１２０°Ｃ１圧力］、 Ｏｋｇ
／ｃｔＭ、熱圧時間５分で製造した。
００部、小麦粉１２部、水１０部および塩化アンモニウ
ム０．６部に添加混合し、平方尺当り３５ｇの割合でラ
ワン単板に塗布（両面）し、厚さ１．５−３−３−３−
１．５ ｍ／ｍ構成、５ブライの合板を冷圧ＬＯｋｇ／
ｃＪで１０分、熱圧温度１２０°Ｃ１圧力］、 Ｏｋｇ
／ｃｔＭ、熱圧時間５分で製造した。
この合板を用いて実施例１と同様に中間の３層における
接着強度ならびに水波率を測定し、さらに、防腐効力試
験を行った。こらの結果を第２表に示す。
接着強度ならびに水波率を測定し、さらに、防腐効力試
験を行った。こらの結果を第２表に示す。
一以下余白一
以上、実施例に示した通り、接着剤中に本発明の薬剤組
成物であるヨウ化物カリウムまたはヨウ化マグネシウム
を添加し、常法により合板を作製することにより、接着
強度ならびに水波率を低下させることなしに、優れた防
腐性能を有した合板ができることがわかる。
成物であるヨウ化物カリウムまたはヨウ化マグネシウム
を添加し、常法により合板を作製することにより、接着
強度ならびに水波率を低下させることなしに、優れた防
腐性能を有した合板ができることがわかる。
Claims (1)
- ヨウ化カリウムまたはヨウ化マグネシウムを混入したホ
ルムアルデヒドと縮合する型の接着剤で単板を接着する
ことを特徴とする防腐処理合板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14448187A JPS6392405A (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 防腐処理合板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14448187A JPS6392405A (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 防腐処理合板の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6392405A true JPS6392405A (ja) | 1988-04-22 |
| JPS6340642B2 JPS6340642B2 (ja) | 1988-08-12 |
Family
ID=15363313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14448187A Granted JPS6392405A (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 防腐処理合板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6392405A (ja) |
-
1987
- 1987-06-09 JP JP14448187A patent/JPS6392405A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6340642B2 (ja) | 1988-08-12 |
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