JPS6391332A - 抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍剤

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JPS6391332A
JPS6391332A JP61238515A JP23851586A JPS6391332A JP S6391332 A JPS6391332 A JP S6391332A JP 61238515 A JP61238515 A JP 61238515A JP 23851586 A JP23851586 A JP 23851586A JP S6391332 A JPS6391332 A JP S6391332A
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JP
Japan
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lpf
fha
active substance
ifn
unit
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Application number
JP61238515A
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English (en)
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Yukio Shiyukuda
宿田 幸男
Shigeo Fujii
重男 藤井
Akihiro Suehara
末原 章宏
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規抗腫瘍剤に関する。さらに詳しくは、本発
明は白血球増多因子または(および)フィラメンタス血
球凝集素とインターフェロン−α活性物質とを組み合わ
せてなる抗11瘍剤に関する。
従来の技術 近年、生物活性物質であるインターフェロン(以下、r
lPN]と略称することがある。)の抗腫瘍効果が報告
されて以来[アトパンシス・イン・キャンサー・リサー
チ(Advances  lr+  CancerRe
search) l 6 、 97 (1972)]、
rlFNの投与により腫瘍を治療する試みが行われてい
る。IFNは抗原型によりα型、β型、γ型に大別され
ており、いずれも遺伝子工学的手法による遺伝子組み換
え型インターフェロン(以下、rrl FNJと略称す
ることがある。)が大量に生産されるようになった。
このうちIFN−αにおいても抗lI!瘍作用が見い出
され、臨床上杭Il瘍効果が認められることが報告され
ている[消化器外科セミナー16. 45(1984)
コ。特に、ヒトのIFN−αの一種であるrlFN−a
A[特開昭57−79897号公報]とrlFN−αD
より人為的に合成された遺伝子を大腸菌に組み込むこと
によって得られた新しいrl FN−aA/DCrl 
FN−aへのアミノ末端1番から62番までとrlFN
−αDの64番から166番カルボキシル末端までとが
結合した亜種〕は、種差をこえてマウスでも生物活性を
示すこと[ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミス
トリー (Journal  or  Biologi
calChaalstry)257. 11497(1
982)〕が見い出されて以来、ヒトのIFN−αの生
物活性をマウスで評価出来るようになり、種々の免疫系
に対する作用が確認されている。
一方、副反応の強い全菌体百日せきワクチンに変わって
、百日せきの免疫を有効に与える物質(感染防禦抗原)
を菌体から分離精製した副反応の少ない沈降精製百日せ
きワクチンの主要感染防禦抗原である白血球増多因子(
LeukocytosisProsoting  Fa
ctor)(以下、rLPFJと略称することがある。
)、フィラメンタス血球凝集素(Filasentou
s−11aemagglutinin)(以下、rFH
AJと略称することがある。)は種々の生物活性を持つ
ことが知られており、LPFについては白血球増多作用
、ヒスタミン増感作用、インシェリン分泌増強活性、血
球凝集能、アジバント活性など[菜根出版株式会社発行
「医学細菌学J  1. 57(1986)]、FHA
については血球凝集能、細胞吸着能など[上記「医学細
菌学」上、57(1986)Jの生物活性が報告されて
いる。また全菌体ワクチンには軽微な抗腫瘍効果がある
ことが報告されている[ジャーナル・オブ・ザ・ナシ−
ナル・キャンサー・インスティチニート(Journa
lor  the  l1ational  Canc
er  In5titute) 55゜123(197
5)]が、LPF、PHAについては抗腫瘍作用に関す
る報告はない。
日が °しよ°と る 題 上記したIPN−6や全国体ワクチンについて、それぞ
れ単独で腫瘍の治療への応用が試みられているが、必ず
しも完全に満足しうる結果は得られていない、そこで投
与量を増加するなどの方法が提案されているが、IFN
−αについては、発熱。
頭痛、嘔気などの急性症状や血液毒性、肝毒性、神経毒
性などの慢性の副作用が発現するため、大量投与による
治療は困難である。一方、全菌体ワクチンについても同
様に、発熱、下痢、嘔気、シロツク症状などの副作用が
発現するため、大量投与による治療は困難である。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、優れた抗腫瘍効果を奏し、しかも副作用
の少ない抗腫瘍剤を提供すべく研究した結果、インター
フェロン−αと白血球増多因子またはフィラメンタス血
球凝集素とを組み合わせて投与することによって意外に
も抗腫瘍作用が増強され、単独使用では効果のほとんど
得られない低用量の組み合わせでも強い抗腫瘍作用が発
揮されることを見い出し、これらの知見に基づいてさら
に研究した結果本発明を完成した。
すなわち本発明は、白血球増多因子または(および)フ
ィラメンタス血球凝集素とインターフェロン−α活性物
質とを組み合わせてなる抗腫瘍剤である。
本発明で用いられるインターフェロン−α活性物質とし
ては、IFN−α活性すなわち抗ウィルス作用、抗l!
瘍作用を有する物質であればいずれの物質でもよく、ま
た天然型インターフェロン−αならびに遺伝子組み換え
型インターフェロン−αのいずれのインターフェロン−
αでもよい。遺伝子組み換え型IFN−αとしては、例
えばrlFN−αA、B、C,D、E、F、G、H,I
 、J[特開昭57−79897号公報、ヨーロッパ特
許公開No。
−αAのアミノ末端1番から62番までとrlFN−α
Dの64番から166番カルボキシル末端までとが結合
した亜!l][ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケ
ミストリー 257.11497(1982)]、また
該文献に上げられたrlFN−a D / A 、 r
 I F N −a A / D / Aなどが挙げら
れる。
本発明で用いられる白血球増多因子(LPF)としては
、例えば百日せきEl(Bordatellmpert
ussis)由来のものが挙げられる。LPFは分子量
が約107,000[バイオケミ力・工・バイオロジカ
ル Biophysica  Acta) 444. 76
5(1976)]で、白血球増多作用、ヒスタミン増感
作用、インシュリン分泌増強活性、血球凝集能、アジバ
ント活性などの生物活性をもつ蛋白質であり、例えばS
S培地で培養した百日せき菌の培養上清を、ハイドロオ
キシアパタイトカラムクロマトにかけてLPF画分を分
離し、溶出液をハプトグロビン−セファQ −X A 
n tn ? M t ニーr / −’l n W 
k ?” 鰭t】lす・ものなどが好都合に用いられる
LPFは生物活性の発現の相異により、ヒスタミン増感
因子(Ilistuine  Sensitizing
Factor)[ジャーナル・オプOイムノロジー(J
ournal or  1ms+unology) 1
8. 113(1974)]、インシェリン分泌増強活
性蛋白質(Islet  Activating  P
rotein) [ジャーナル・オプ・バイオケミスト
リー(Journal  orBiochemistr
y) 83 、 306 (197B)]、百日せき菌
毒素(Pertussis  丁ozIn [レビエー
ズー1プーインフェクシャス・ディジイーズ(Revi
ewsor  Infectlous  Diseas
e) 1.401 (1979)1などの異なった名称
が与えられているが、これらはいずれも白血球増多作用
を有し、本発明に用いることができる。
本発明におけるLPPは上記したいずれのものを用いて
もよいが、ホルマリンなどにより不活化処理し、白血球
増多作用等を弱めたものを用いるのが好ましい。
本発明で用いられるフィラメンタス血球凝集素(PHA
)としては、例えばボルデテラ(Bordetella
)l!由来のものが挙げられるが、なかでも百日せき菌
由来のものが好ましい。FHAは分子量が約130,0
00[アチーブス・オブ・バイオケミストリー・アンド
・バイオフイジイクス(Archives  or  
Biochemistry  +ud  Biophy
sics)26.155(196B)]で、血球凝集能
、細胞吸着能などの生物活性をもつ蛋白質であり、例え
ばSS培地で墳墓した百日せき菌の培養上清を、ハイド
ロオキシアパタイトカラムクロマトにかけてFHA画分
を分離し、溶出液を抗LPF−セファロース4Bとセフ
ァロース6Bのアフィニティークロマトで粗精製後、蔗
糖密度勾配遠心により精製したものなどが好都合に用い
られるが、さらにホルマリン等により不活化処理したも
のを用いるのがより好ましい。
LPFおよびFHAの両者を含有するものとしては、例
えば沈降精製百日せきワクチン[ランセラ)(Lanc
et) January 21 、 122 (19B
’4)]。
全1体百日せきワクチン[生物学的製剤基準1971)
3などが挙げられるが、なかでも沈降精製百日せきワク
チンが好ましい。
本発明におけるIFN−α活性物質の比活性は、約1.
5XIO@〜3.0XIO@単位/Dであることが望ま
しく、IFN−α活性物質の水溶液として、約3x1G
@〜80xlO@単位/)11!、とりわけ約10XI
G″〜15X10”単位/−の活性を有するものが有利
に用いられる[IFN−a活性の測定は、特開昭57−
79897号公報参照]。
また、LPFまたは(および)FHAの比活性は、LP
F’で約40,000〜5G、0OOELISA単位/
mgffi白、FHAで約8.000〜15.000)
IA単位/sg蛋白であることが望ましく、LPFまた
は(および)FHAの水溶液として、LPFは約50〜
500ELISA単位/Id。
FHAは約100〜1.ooOHA単位/−1とりわけ
LPFは約150〜300ELISA単位/ pal、
FHAは約150〜500HA単位/に1のFHA活性
の測定は、ジャーナル・オプ・ミクロバイオロジカル・
メソッズ(Journal  orllicrobIo
loglcal  Methods) 1 、99 (
1983)参照]。
組み合わせて用いられるLPFまたは(および)PHA
とIFN−α活性物質との使用量は、その使用方法、使
用目的などによって異なるが、LPFまたは(および)
FHAとIFN−α活性物質とを約to−soμg蛋白
:約1xlO’ 〜80xlO″単位の割合で用いるこ
とが好ましく、約to〜tsgg蛋白:約lXl0’ 
〜l0XIO@単位の割合で用いるのがさらに好ましい
本発明の抗[r瘍剤は経口的または非経口的に投与する
ことができる。投与量としては、成人1日当りIFN−
αを基準として、通常注射剤では1XIO’ 〜5X1
G@単位、坐剤)はlXl0’〜10XIG°単位0点
滴剤ではI X 10’〜l×10@単位であることが
好ましい。
本発明の抗腫瘍剤をマウスに投与する場合、例えばLP
Fまたは(および)FHA10〜15uI2蛋白を筋肉
内あるいは腹腔内に、IFN−α活性物質lXl0’−
IXIO”単位を皮下あるいは筋肉内に投与することが
好ましい。
本発明のLPFまたは(および)FHAならびにIFN
−α活性物質はいずれも低毒性である。たとえばLPF
または(および)FHAについては、体重的15gのマ
ウスに30μg蛋白を腹腔内に投与しても死亡あるいは
体重低下するものはみられなかった。またIFN−α活
性物質については、マウスにrlFN−aA/Dを l
Xl0’単位1週間連続投与しても死亡するものはみら
れなかった。
このように両物質は低毒性であるので、ヒトを含む哺乳
動物に対して安全に投与することができる。
本発明のLPFまたは(および)PHAとIFN−α活
性物質とを組み合わせてなる抗ill剤は、上記物質を
公知の製剤学的製造法に準じ、所望により製剤学的に許
容される希釈剤、賦形剤などを用い、混合して一剤とな
し投与できる。またそれぞれの物質を別途製剤化し、川
崎希釈剤等を用いて一剤となして投与することができる
。さらに上記のようにそれぞれ別途製剤化したものを、
別個に同時にまたは時間差をおいて同一対象に投与する
こともできる。
本発明の抗腫瘍剤は哺乳動物(例、マウス、ラット、ネ
コ、イヌ、牛、馬、羊、山羊、家兎、サル、ヒトなど)
の腫瘍の治療または予防に有用であり、例えば腫瘍を保
持する哺乳動物の延命に著効を奏するが、とりわけ発生
初期の腫瘍の治療ならびに腫瘍の外科的手術後の治療に
有用である。かかる対象疾病としては、各種白血病、悪
性リンパ腫、骨肉腫、悪性黒色腫、悪性絨毛上皮腫、筋
肉腫、乳癌、卵巣癌、子宮癌、前立腺癌、膵癌、胃なら
びに腸などの消化器癌、肺癌1食道癌、頚頭部腫瘍、脳
腫瘍などが挙げられるが、とりわけ乳癌に対して著効を
奏する。
本発明のLPPまたは(および)FHAとIFN−α活
性物質とを組み合わせてなる抗腫瘍剤は、それぞれの単
独使用では得ることが出来ないii*な抗腫瘍作用を奏
し、また低用量の組み合わせでも強い抗腫瘍作用を示す
従来、抗li瘍効果を評価する場合、発癌剤等により発
癌させたものあるいは腫瘍細胞を移植したものを実験モ
デルとして用いることがほとんどであった。しかしなが
ら本発明者らは、このような実験モデルは自然発生する
癌と性質が異なるものであると考え、本発明においては
、マウスに自然発生する乳癌を実験モデルとして用いて
抗腫瘍効果を評価した。
また、マウスに自然発生する乳癌はヒト乳癌に比べ、転
移率が低いことが知られている。これは乳癌の増殖が速
く、転移する前にマウスが死亡するためであると考え、
本発明においては、乳癌が触診可能(直径約10@II
)になったとき乳癌を外科的に切除し、肺転移率を高め
たマウスを用いて転移に対する抑制効果を評価した。
以上のように本発明においては、自然発生乳癌を切除し
たマウスを用い、乳癌増殖率、肺転移率によってrR,
Ii瘍効果を評価した。
罠皇丘 以下に参考例、実験例および実施例を示し本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない、なお実験例および実施例で用いたrlFN−αA
/Dは、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミスト
リー 257゜11497(1982)に記載の方法で
製造されたものである。また参考例で用いた全1休百日
せきワクチンは、生物学的製剤基準(1971)に記載
の方法で、参考例・実験例および実施例で用いた沈降精
製百日せきワクチンは、ランセットJanuary  
21 、  l 22 (凰984)に記載の方法で、
実験例および実施例で用いたLPP、FHAは、インフ
エラシーン・アンド・イムニティー(Infectio
n   and   Isgzunlty)  4  
凰 、  3 l 3(1985)に記載の方法で、実
験例で用いたフィンブリアCFimbrlae) (以
下、r F laJと略称することがある。)は、日本
細菌学会発行日本細菌学雑誌40.126 (1985
)に記載の方法で、百日せきl2It相菌東浜株[特開
昭57−50925号公報参照、I PO14073]
よりそれぞれ製造されたものである。
参考例 百日せきワクチンの発癌日令に対する効果 乳癌を自然発生する系統である雌のBALB/C(Nu
/+)マウスを生後21日令で群分けし、生理食塩水″
t”15μg蛋白10.5−に調整した沈降精製百日せ
きワクチンあるいは全菌体百日せきワクチンを、生後3
5日令、63日令および91日令で腹腔内に0.5d/
マウス投与した。
乳癌が触診可能(直径約10龍)になったときに発癌し
たものと判定して、乳癌の発生状況を生後200日令か
ら450日令まで10日間隔で観察した。結果は第1表
のとおりとqった。
(以下余白) 第1表 注:250日以降の発生数、51生率は累計を示す。
第1表の無投与対照の結果から、雌のBALB/C(N
u/+)マウスは生後200日令前後で乳癌が自然発生
り、300日令前後で50%、400日令前後で100
%発癌する系統であることが確認された。
また無投与対照との比較から、沈降精製百日せきワクチ
ンおよび全1休百日せきワクチン単独では発癌日令を遅
らせる効果はなく、実質的な抗腫瘍効果を示さないこと
が明らかである。
実験例1  rlFN−αA/Dと沈降精製百日せきワ
クチンとの併用投与による抗ll瘍効果 8〜重2ケ月令の雌の13ALB/C(Nu/+)マウ
スに自然発生する乳癌(組織学的に髄様腺管癌と診断)
を用い、乳癌が触診可能(直径約10龍)になったとき
乳癌を外科的に切除し、群分けを行い、薬物投与を開始
した。rlFN−αA/Dは、正常マウス血清を10%
添加した生理食塩水で1スを鼠径皮下に1遍2回連続4
週間投与した。沈降精製百日せきワクチンは、生理食塩
水で15μg蛋白10.511iに調整し、0.5m/
マウスを腹腔内に2週間隔で3凹(計4週間)投与した
乳癌切除後40日口の乳癌増殖を触診により、また乳癌
切除後60日口の肺転移を解剖により判定し抗腫瘍性を
評価した。結果は第2表に示すとおりとなつた。なおχ
3検定による統計解析の結果を第3表に示す。
第2表 第3表 第2表、第3表より、rlFN−aA/D、沈降精製百
日せきワクチン単独では乳癌に対する抗腫瘍効果を示さ
ず、rlFN−αA/Dと沈降精製百日せきワクチンと
を併用することによって抗腫瘍効果を示すことが明らか
である。
実験例2rlFN−aとLPFまたはF HAとの併用
投与による抗11ji効果 8〜12ケ月令の雌のBALB/C(Nu/+)マウス
に自然発生する乳癌(組織学的に髄様腺萱癌と診断)を
用い、乳癌が触診可能(直径約10am)になったとき
乳癌を外科的に切除し、群分けを行い、薬物投与を開始
した。rlFN−αA/Dは、正常マウス血清を10%
添加した生理食塩水で1XIO“単位10.2−に調整
し、0.2dl/マウスを鼠径皮下に!週2回連続4週
間投与した。LPF、FHA、Fi−は、各々生理食塩
水で15μg蛋白10.51d1輪調整し、0.511
Il/マウスを腹腔内に2J1間隔で3回(計4週間)
投与した。
乳癌切除後40日0の乳癌増殖を触診により、また乳癌
切除後60日口の肺転移を解剖により判定し抗腫瘍性を
評価した。結果は第4表に示すとおりとなった。なおχ
1検定による統計解析の結果を第5表に示す。
(以下余白) ↑4表 (以下余白) 第5表 第4表、第5表より、rlFN−αA/DQi独および
rlFN−(IA/DとFImとの併用では乳癌に対し
て抗腫瘍効果を示さず、rl FN−aA/DとLPF
との併用あるいはrlFN−aA/DとP HAとの併
用によって抗m瘍効果を示すことが明らかである。
実施例1 注射用製剤: rl FN−aA/D          I Omg
LPP                1Gmgゼラ
チン             20mgチメロサール
            10mgアルミニウム   
       200mg計2505g 上記の割合で三者を混合し、M/250リン酸緩衝生理
食塩水100klに溶解する。 Teeen 80を0
.05容量%になるよう添加し、3.5重量%ヘマセル
(人工血ff1)溶液を等量混合する。無菌的に1−ず
つバイアル瓶に分注して凍結乾燥し、注射用法m瘍剤を
調整する。
本注射剤は、同時注射用蒸留水 1−に溶解する。
実施例2 注射用製剤: rf FN−aA/D          10agF
HA                       
         I  01gゼラチン      
       20mgチメロサール        
    10++gアルミニウム          
 200mg計250mg 上記の割合で三者を混合し、M/250リン酸Il衝生
理食塩水100−に溶解するa Tween HをO,
OSS容量和なるよう添加し、3.5重量%ヘマセル(
人工血漿)溶液を等Il混合する。無菌的に!−ずっバ
イアル瓶に分注して凍結乾燥し、注射用抗M瘍剤をm*
する。
本注射剤は、同時注射用aRffl水1−に溶解する。
実施例3 注射用製剤: rlPN−aA/D          I Oa+g
沈降精製百日せきワクチン      l0mgゼラチ
ン             205gチメロサール 
          101gアルミニウム     
      200mg計250D 上記の割合でECを混合し、M/250リン酸緩衝生j
!食塩水鳳oo−に溶解するm Tween 80を0
.06”6量%になるよう添加し、3.5重量%ヘマセ
ル(人工血漿)溶液を等!i1m合する。無菌的に1−
ずつバイアル瓶に分注して凍結乾燥し、注射用抗腫!t
A剤をR整する0本注射剤は、同時注射用蒸留水I艷に
溶解する。
及旦恋級! 本発明の白血球増多因子または(および)フィラメシタ
ス血球凝集素とインターフェロン−α活性物質とを組み
合わせてなる抗経瘍剤は、それぞれの単独使用では得る
ことが出来ない顕著な抗U瘍効果を奏し、また低用量の
組み合わせでも強い抗種−賄効果を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 白血球増多因子または(および)フィラメンタス血球凝
    集素とインターフェロン−α活性物質とを組み合わせて
    なる抗腫瘍剤。
JP61238515A 1986-10-07 1986-10-07 抗腫瘍剤 Pending JPS6391332A (ja)

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