JPS638797Y2 - - Google Patents
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- JPS638797Y2 JPS638797Y2 JP16900983U JP16900983U JPS638797Y2 JP S638797 Y2 JPS638797 Y2 JP S638797Y2 JP 16900983 U JP16900983 U JP 16900983U JP 16900983 U JP16900983 U JP 16900983U JP S638797 Y2 JPS638797 Y2 JP S638797Y2
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は繊維製品などの布地表面整理具に関す
るもので、さらに詳しくは各種繊維製品などにお
ける布地表面に発生するピリング、毛羽はじめ、
異常物の除去から、表面起毛処理向けとして適し
た布地表面整理具に関するものである。
るもので、さらに詳しくは各種繊維製品などにお
ける布地表面に発生するピリング、毛羽はじめ、
異常物の除去から、表面起毛処理向けとして適し
た布地表面整理具に関するものである。
従来、主として綿、羊毛等の天然繊維が使用さ
れた時代より、各種化学繊維が登場し、さらにこ
れらの混紡製品が広く使用され、それぞれの繊維
固有の特性を生かす用途の開発が進められると共
に、これらの欠点についても種々検討されてきて
いる。たとえば、ポリエステル繊維についてみて
も、ピリングが発生し易く、その防止策として原
綿から製造工程に至る改良方法が検討されてお
り、また、アクリル系繊維においても、混紡等の
分野で広い用途がみられるが、糸の毛羽が落ちに
くいなど欠点があり、種々の改良方法が検討され
てきているものの、未だその基本的な対策は確立
されるに至つていない。また、繊維織物製品にお
けるピリングなどについてみると、繊維素材が同
じでも、その着用或いは使用の場所によりこれら
の発生状態を異にしており、使用目的が大きく影
響している。
れた時代より、各種化学繊維が登場し、さらにこ
れらの混紡製品が広く使用され、それぞれの繊維
固有の特性を生かす用途の開発が進められると共
に、これらの欠点についても種々検討されてきて
いる。たとえば、ポリエステル繊維についてみて
も、ピリングが発生し易く、その防止策として原
綿から製造工程に至る改良方法が検討されてお
り、また、アクリル系繊維においても、混紡等の
分野で広い用途がみられるが、糸の毛羽が落ちに
くいなど欠点があり、種々の改良方法が検討され
てきているものの、未だその基本的な対策は確立
されるに至つていない。また、繊維織物製品にお
けるピリングなどについてみると、繊維素材が同
じでも、その着用或いは使用の場所によりこれら
の発生状態を異にしており、使用目的が大きく影
響している。
そして、繊維製品等にあつては、ピリングなど
の発生は、外観上見苦しさを露見することにな
り、特に外出着のような場合では、その使用を不
可能にしてしまうことにもなり兼ねず、また、毛
布や、シーツ或いは肌着等のような製品の場合で
も、その外観上の見苦しさもさることながら、そ
の繊維製品の肌触りを著しく阻害する結果とな
り、商品価値がきわめて低下する。
の発生は、外観上見苦しさを露見することにな
り、特に外出着のような場合では、その使用を不
可能にしてしまうことにもなり兼ねず、また、毛
布や、シーツ或いは肌着等のような製品の場合で
も、その外観上の見苦しさもさることながら、そ
の繊維製品の肌触りを著しく阻害する結果とな
り、商品価値がきわめて低下する。
このように、各種繊維の使用上の種々の問題点
が、なお現在解決されていない状況にかんがみれ
ば、製品化された後、これらが実際に使用される
段階でそれぞれの状況に応じた表面処理などの手
段がとられねばならないのであつて、前記の肌着
類、シヤツをはじめとする衣料や、シーツ、毛布
などから、インテリヤなどに至るまで、これらが
たとえそのクリーニング等で汚れ部分が落とされ
るとしても、ピリング、毛羽などまで除去するこ
とは困難である。
が、なお現在解決されていない状況にかんがみれ
ば、製品化された後、これらが実際に使用される
段階でそれぞれの状況に応じた表面処理などの手
段がとられねばならないのであつて、前記の肌着
類、シヤツをはじめとする衣料や、シーツ、毛布
などから、インテリヤなどに至るまで、これらが
たとえそのクリーニング等で汚れ部分が落とされ
るとしても、ピリング、毛羽などまで除去するこ
とは困難である。
このため、従来より繊維織物表面に発生するピ
リングなどをワイヤーブラシ等で除去する方法
や、一部これを機械化した方法等が提案されてい
る。しかしながら、これらはいずれもピリングな
どの除去や、布地表面の整理を目的とするもの
の、被整理対象商品を損傷することが多い欠点が
あり、また、布地表面に発生する異常物の状態は
各種繊維素材によつて異なるのみならず、その用
途、使用状況によつて千差万別であり、これらの
それぞれに見合つた具体的かつ的確な処理を求め
ることは到底困難である。
リングなどをワイヤーブラシ等で除去する方法
や、一部これを機械化した方法等が提案されてい
る。しかしながら、これらはいずれもピリングな
どの除去や、布地表面の整理を目的とするもの
の、被整理対象商品を損傷することが多い欠点が
あり、また、布地表面に発生する異常物の状態は
各種繊維素材によつて異なるのみならず、その用
途、使用状況によつて千差万別であり、これらの
それぞれに見合つた具体的かつ的確な処理を求め
ることは到底困難である。
本考案者等は、繊維織物等の表面に発生するピ
リング、毛羽をはじめとする異常物の除去方法に
ついては、これら異常物の発生から、その後の過
程なども考察した結果、布地表面の整理具として
は、まず、布地に対する損傷度合が少なく、かつ
これらピリング等の如き異常物を効果的に排除し
得るのに有効、適切な引掛部材を有する器具が有
効であるとの結論に達した。そして、本考案は、
本考案者等の出願に係る特願昭58−165624号なら
びに実願昭58−139415号などの改良に係るもの
で、このような繊維製品等の外観を損ない、商品
価値を著しく低下せしめるピリングなどを能率的
に除去し得る布地表面整理具を提供するものであ
り、間隙を有し、かつ、先端部を適宜傾斜してな
る湾曲状部を有する刃体を、握り柄の先端部にそ
れぞれ刃体の先端を外側に向けて相対向して配置
せしめた構成よりなる布地表面整理具である。
リング、毛羽をはじめとする異常物の除去方法に
ついては、これら異常物の発生から、その後の過
程なども考察した結果、布地表面の整理具として
は、まず、布地に対する損傷度合が少なく、かつ
これらピリング等の如き異常物を効果的に排除し
得るのに有効、適切な引掛部材を有する器具が有
効であるとの結論に達した。そして、本考案は、
本考案者等の出願に係る特願昭58−165624号なら
びに実願昭58−139415号などの改良に係るもの
で、このような繊維製品等の外観を損ない、商品
価値を著しく低下せしめるピリングなどを能率的
に除去し得る布地表面整理具を提供するものであ
り、間隙を有し、かつ、先端部を適宜傾斜してな
る湾曲状部を有する刃体を、握り柄の先端部にそ
れぞれ刃体の先端を外側に向けて相対向して配置
せしめた構成よりなる布地表面整理具である。
図面に基づいて、本考案にかかる布地表面整理
具の構成を説明すると、布地表面整理具本体1は
第1図に示す通り、握り柄4の先端に、間隙3を
有し、かつ、先端部を適宜傾斜させてなる湾曲状
部5を有する刃体2を、それぞれ刃体の先端を外
側に向けて相対向して配置せしめた概略構成とな
つている。
具の構成を説明すると、布地表面整理具本体1は
第1図に示す通り、握り柄4の先端に、間隙3を
有し、かつ、先端部を適宜傾斜させてなる湾曲状
部5を有する刃体2を、それぞれ刃体の先端を外
側に向けて相対向して配置せしめた概略構成とな
つている。
刃体2は、第2図に示す通り、間隙3…を有
し、しかも、その裏側位置に先端部を適宜傾斜し
たピリングなどの喰込角部8がこれと反対に傾斜
した上記ピリングなどの押出角部9を備え、両部
間を円弧又は直線を形成せしめるように構成した
単一刃片を適宜等間隔又は不等間隔に連続形成し
た湾曲状部5よりなるもので、該刃体2は、第2
図に示す刃片2aを並列状として並べ、それに保
持板10を嵌合させることによつて刃片2aの一
体化を図るという方法によつて行なわれる。すな
わち、刃片2aは、その手前側部の肉厚が薄く形
成せられており、これによつて、その手前側部に
段落部7が形成せられた構成となつており、また
その上方部には、先端に向けた形の喰込角部8が
その上方部には湾曲状部5が形成された構成とな
つている。しかも、刃片2aの基部11の上方部
には保持板10を嵌合させ得る形のテーパー状の
切り欠き部12が形成された構成となつている。
したがつて、刃片2aの基部11の側面部が接し
た状態として並べ合わせ、その切り欠き部12に
保持板10を嵌合させることによつて一体として
の刃体2が形成されるが、この場合、刃体2の先
端部には段落部7に相当するだけの間隙3が形成
された状態となつている。
し、しかも、その裏側位置に先端部を適宜傾斜し
たピリングなどの喰込角部8がこれと反対に傾斜
した上記ピリングなどの押出角部9を備え、両部
間を円弧又は直線を形成せしめるように構成した
単一刃片を適宜等間隔又は不等間隔に連続形成し
た湾曲状部5よりなるもので、該刃体2は、第2
図に示す刃片2aを並列状として並べ、それに保
持板10を嵌合させることによつて刃片2aの一
体化を図るという方法によつて行なわれる。すな
わち、刃片2aは、その手前側部の肉厚が薄く形
成せられており、これによつて、その手前側部に
段落部7が形成せられた構成となつており、また
その上方部には、先端に向けた形の喰込角部8が
その上方部には湾曲状部5が形成された構成とな
つている。しかも、刃片2aの基部11の上方部
には保持板10を嵌合させ得る形のテーパー状の
切り欠き部12が形成された構成となつている。
したがつて、刃片2aの基部11の側面部が接し
た状態として並べ合わせ、その切り欠き部12に
保持板10を嵌合させることによつて一体として
の刃体2が形成されるが、この場合、刃体2の先
端部には段落部7に相当するだけの間隙3が形成
された状態となつている。
上記の通り、刃体2は、その先端部に間隙3を
有する構成よりなるが、その間隙は適宜等間隔ま
たは不等間隔に連続形成せしめることができ、ま
た、その間隙をいかに設定するかは、ピリング、
毛羽はじめ布地表面の異常物などの発生状態や、
その布地素材等により適宜選択する必要がある。
有する構成よりなるが、その間隙は適宜等間隔ま
たは不等間隔に連続形成せしめることができ、ま
た、その間隙をいかに設定するかは、ピリング、
毛羽はじめ布地表面の異常物などの発生状態や、
その布地素材等により適宜選択する必要がある。
本考案者等の検討した結果によれば、シーツ、
または学生服などのような布地では、その間隙を
0.1mm前後に設定するのが望ましく、また、フラ
ンネルの如き婦人服、セーターなどでは、その間
隙が0.2乃至0.3mm、さらに毛布などでは、その間
隙を0.4乃至0.5mm程度、さらにカーペツト又は絨
毯等の一部商品においては、5.0mm程度の範囲ま
で、好ましくは0.5乃至2.0mmの範囲に設定するの
が望ましいという実験結果を得た。このように本
考案にかかる布地表面整理具は刃体の間隙を少な
くとも0.01mmから5.0mm程度の範囲に設定すれば、
ピリングの除去をはじめ起毛処理或いはカーペツ
トでの煙草火の後始末、チユーインガムの取除き
など、布地表面の異常物又は障害物などにつき所
望の整理作業を行なうことができる。
または学生服などのような布地では、その間隙を
0.1mm前後に設定するのが望ましく、また、フラ
ンネルの如き婦人服、セーターなどでは、その間
隙が0.2乃至0.3mm、さらに毛布などでは、その間
隙を0.4乃至0.5mm程度、さらにカーペツト又は絨
毯等の一部商品においては、5.0mm程度の範囲ま
で、好ましくは0.5乃至2.0mmの範囲に設定するの
が望ましいという実験結果を得た。このように本
考案にかかる布地表面整理具は刃体の間隙を少な
くとも0.01mmから5.0mm程度の範囲に設定すれば、
ピリングの除去をはじめ起毛処理或いはカーペツ
トでの煙草火の後始末、チユーインガムの取除き
など、布地表面の異常物又は障害物などにつき所
望の整理作業を行なうことができる。
このため、たとえばクリーニング専門業者等に
おいては、幅広い顧客のニーズに応えるため上記
の如き、刃体の間隙の異なつたものを取り揃える
ことにより、製品の種類毎、また、ピリングなど
の発生状況に応じ、それに見合つた処理を行なう
ことができる。
おいては、幅広い顧客のニーズに応えるため上記
の如き、刃体の間隙の異なつたものを取り揃える
ことにより、製品の種類毎、また、ピリングなど
の発生状況に応じ、それに見合つた処理を行なう
ことができる。
しかしながら、業務向けでない家庭用のような
場合、刃体の間隙のそれぞれ違つたものを何種類
も取り揃えるのは、経費はもとより、保管場所、
使用頻度からみても無駄が多いことは否めない。
場合、刃体の間隙のそれぞれ違つたものを何種類
も取り揃えるのは、経費はもとより、保管場所、
使用頻度からみても無駄が多いことは否めない。
したがつて、本考案は、クリーニング専門業者
はもとより、さらに家庭向けはじめ広範囲に使用
できる布地表面整理具について種々検討の結果到
達したもので、握り柄4の先端部に、上記の如き
構成よりなる刃体2を、それぞれ刃体の先端を外
側に向け相対向させて配置せしめたものである。
その刃体についてみれば、たとえば、シーツ、学
生服等では、0.05〜0.1mm程度、セーター、婦人
服等では、0.2〜0.4mm程度、また、毛布、カーペ
ツト等では、0.4〜0.5mmか、商品によつては、1.0
mm〜5.0mm程度の刃体間隙をもつたものがあれば、
殆んどの場合その目的を達成できるが、家庭用と
してならば、このうちのセーター、婦人服向け
か、毛布、カーペツト向けの如き、2種類の刃体
の間隙違つたものを任意に選択し、握り柄の先端
部にこれらが装着されておれば、特に保管場所も
要せず、日常家庭において見苦しいピリングなど
の除去が可能である。
はもとより、さらに家庭向けはじめ広範囲に使用
できる布地表面整理具について種々検討の結果到
達したもので、握り柄4の先端部に、上記の如き
構成よりなる刃体2を、それぞれ刃体の先端を外
側に向け相対向させて配置せしめたものである。
その刃体についてみれば、たとえば、シーツ、学
生服等では、0.05〜0.1mm程度、セーター、婦人
服等では、0.2〜0.4mm程度、また、毛布、カーペ
ツト等では、0.4〜0.5mmか、商品によつては、1.0
mm〜5.0mm程度の刃体間隙をもつたものがあれば、
殆んどの場合その目的を達成できるが、家庭用と
してならば、このうちのセーター、婦人服向け
か、毛布、カーペツト向けの如き、2種類の刃体
の間隙違つたものを任意に選択し、握り柄の先端
部にこれらが装着されておれば、特に保管場所も
要せず、日常家庭において見苦しいピリングなど
の除去が可能である。
なお、刃体2の先端部の形状については、第2
図に示すものは、この刃端が先尖り状となるよう
に形成した場合であり、主として毛布、セーター
などのような比較的厚手の布地に発生するピリン
グ等を除去するのに適しているが、たとえばシー
ツ、学生服等の織物組織の密度が比較的高く、薄
地のものの場合、その刃先端部を丸み部を形成せ
しめるようにすれば、布地表面の損傷を極度に少
なくできるのみならず、ピリングなどの除去にお
いても格段の効果があるとの知見を得た。したが
つて、シーツ、学生服等の場合、刃先端部に丸み
部を形成せしめることもできる。
図に示すものは、この刃端が先尖り状となるよう
に形成した場合であり、主として毛布、セーター
などのような比較的厚手の布地に発生するピリン
グ等を除去するのに適しているが、たとえばシー
ツ、学生服等の織物組織の密度が比較的高く、薄
地のものの場合、その刃先端部を丸み部を形成せ
しめるようにすれば、布地表面の損傷を極度に少
なくできるのみならず、ピリングなどの除去にお
いても格段の効果があるとの知見を得た。したが
つて、シーツ、学生服等の場合、刃先端部に丸み
部を形成せしめることもできる。
また、握り柄4は、第1図に示す通り、その先
端の角部には丸みを持たせて、布地表面に対して
損傷を与えないよう形成しており、また、該握り
柄4は、これを握つて手前側に引くという操作を
行なうに際して、布地に対する刃体2の裏面角度
が50度乃至60度程度となるように、その先端部が
斜め下方向を向いた形状とされている。
端の角部には丸みを持たせて、布地表面に対して
損傷を与えないよう形成しており、また、該握り
柄4は、これを握つて手前側に引くという操作を
行なうに際して、布地に対する刃体2の裏面角度
が50度乃至60度程度となるように、その先端部が
斜め下方向を向いた形状とされている。
刃体2並びに握り柄4の構成は上記のようであ
るが、その取付けは、第1図並びに第3図に示す
通りの状態として行なわれる。すなわち、握り柄
4は、溶融合成樹脂の金型成形によつて形成され
るのであるが、その形成に際し金型のキヤビテイ
内の端部位置に、刃体2を予め配置させておき、
溶融合成樹脂を射出するという方法によつて行な
われ、これによつて握り柄4に刃体2が一体とし
て取付けられた状態となる。そして、上記の刃体
2を装着せしめる場合、握り柄4に対する刃体2
の取付け位置は、刃体2の先端部と握り柄4の両
角部13,13の先端部とが同一の高さ、或いは
刃体2の先端部がそれよりもやや突出した状態と
なるように設定するのが望ましい。
るが、その取付けは、第1図並びに第3図に示す
通りの状態として行なわれる。すなわち、握り柄
4は、溶融合成樹脂の金型成形によつて形成され
るのであるが、その形成に際し金型のキヤビテイ
内の端部位置に、刃体2を予め配置させておき、
溶融合成樹脂を射出するという方法によつて行な
われ、これによつて握り柄4に刃体2が一体とし
て取付けられた状態となる。そして、上記の刃体
2を装着せしめる場合、握り柄4に対する刃体2
の取付け位置は、刃体2の先端部と握り柄4の両
角部13,13の先端部とが同一の高さ、或いは
刃体2の先端部がそれよりもやや突出した状態と
なるように設定するのが望ましい。
さらに、被整理商品群が多種にわたり、頻繁に
刃体間隙の異なるものの交換が要求される業務用
等の場合には、第4図並びに第5図に示す通り、
刃体2を握り柄4の一方の先端だけでなく、両方
の先端部にそれぞれ刃体2の刃先を外側に向け相
対向して配置せしめた構成とすることもできる。
また、握り柄4を着脱自在とした構成とし、さら
に異なつた刃体間隙のものを随時組合せて使用で
きる状態とすることも可能である。
刃体間隙の異なるものの交換が要求される業務用
等の場合には、第4図並びに第5図に示す通り、
刃体2を握り柄4の一方の先端だけでなく、両方
の先端部にそれぞれ刃体2の刃先を外側に向け相
対向して配置せしめた構成とすることもできる。
また、握り柄4を着脱自在とした構成とし、さら
に異なつた刃体間隙のものを随時組合せて使用で
きる状態とすることも可能である。
そして、本考案においては、刃体2を握り柄4
の先端部に一体として取付けられた状態となつて
いるが、必要により、第4図並びに第5図に示す
通り、握り柄4の先端部に刃体2を挾み込んだ状
態とし、嵌め込み片14を嵌合させて固定せしめ
るか、或いは接着剤により接着するほか、高周波
ウエルダーなどにより固着せしめて一体化するこ
ともできる。また、必要により、握り柄4に刃体
2を自由に着脱し得る如く、握り柄4の先端部に
刃体2を挾み込んだ状態として嵌め込み片を嵌合
させ、これをボルトとナツトにより固定する構成
とすることもできる。
の先端部に一体として取付けられた状態となつて
いるが、必要により、第4図並びに第5図に示す
通り、握り柄4の先端部に刃体2を挾み込んだ状
態とし、嵌め込み片14を嵌合させて固定せしめ
るか、或いは接着剤により接着するほか、高周波
ウエルダーなどにより固着せしめて一体化するこ
ともできる。また、必要により、握り柄4に刃体
2を自由に着脱し得る如く、握り柄4の先端部に
刃体2を挾み込んだ状態として嵌め込み片を嵌合
させ、これをボルトとナツトにより固定する構成
とすることもできる。
本考案は上記のような構成よりなるものであつ
て、構成素材、使用状況など種々多用な布地表面
の整理又は修復において、握り柄の先端部に少な
くとも、それぞれ同一又は相異なつた間隙を有す
る刃体を相対向して装着した構成よりなるため、
その適用範囲が拡がり、また、作業能率を格段に
向上せしめることができる。多種多様な布地表面
の整理作業において、その被整理対象商品により
必ずしも都度取り替える必要もなく、これを裏返
すことにより適宜作業を継続することができる。
て、構成素材、使用状況など種々多用な布地表面
の整理又は修復において、握り柄の先端部に少な
くとも、それぞれ同一又は相異なつた間隙を有す
る刃体を相対向して装着した構成よりなるため、
その適用範囲が拡がり、また、作業能率を格段に
向上せしめることができる。多種多様な布地表面
の整理作業において、その被整理対象商品により
必ずしも都度取り替える必要もなく、これを裏返
すことにより適宜作業を継続することができる。
また、同一の間隙の刃体を両方に装着したもの
の場合も、作業中において、ピリング等の繊維塊
状物は、刃体の喰込角部に喰い込まれ、その下方
の押出角部との間に溜り、これが或る程度以上に
なれば、押出角部の効果により自然に離脱するの
であるが、そのような状態に至るまでの過程で
も、これら繊維塊状物を片方の手を使い、積極的
に取り除く作業を行ないながら、握り柄を掴んで
いる一方の手では、裏側の別の刃体に切り替える
動作を反復して行なうようにすれば、握り柄を掴
んだ方の手に握り替える変化した動作が入り、長
時間の作業を続ける場合でも、握り柄を掴んだ方
の手の疲れを少なくさせるのに効果的である。
の場合も、作業中において、ピリング等の繊維塊
状物は、刃体の喰込角部に喰い込まれ、その下方
の押出角部との間に溜り、これが或る程度以上に
なれば、押出角部の効果により自然に離脱するの
であるが、そのような状態に至るまでの過程で
も、これら繊維塊状物を片方の手を使い、積極的
に取り除く作業を行ないながら、握り柄を掴んで
いる一方の手では、裏側の別の刃体に切り替える
動作を反復して行なうようにすれば、握り柄を掴
んだ方の手に握り替える変化した動作が入り、長
時間の作業を続ける場合でも、握り柄を掴んだ方
の手の疲れを少なくさせるのに効果的である。
そして、本考案にかかる布地表面整理具の使用
方法としては、握り柄4を手で握り、刃体2の湾
状部5が対象布地表面に対して50度乃至60度程度
になるようにして、手前側へ引き寄せる動作が望
ましい。このような操作はクリーニング専門業者
ならずとも、一般家庭でも難なく行なうことがで
き、普通家庭向けとしては、セーター、婦人服、
或いは毛布などに発生するピリングの除去、或い
は起毛処理等が比較的多いとみられることから、
たとえば、刃体の隙間間隔が0.01mmないし2.0mm
程度の範囲のうち相異なつた刃体を2つ装着した
本考案にかかる布地表面整理具を一個適宜選択す
れば十分その目的を達成し得るのであり、保管上
も場所をとらず、機能面からみてもその効用はき
わめて大きい。
方法としては、握り柄4を手で握り、刃体2の湾
状部5が対象布地表面に対して50度乃至60度程度
になるようにして、手前側へ引き寄せる動作が望
ましい。このような操作はクリーニング専門業者
ならずとも、一般家庭でも難なく行なうことがで
き、普通家庭向けとしては、セーター、婦人服、
或いは毛布などに発生するピリングの除去、或い
は起毛処理等が比較的多いとみられることから、
たとえば、刃体の隙間間隔が0.01mmないし2.0mm
程度の範囲のうち相異なつた刃体を2つ装着した
本考案にかかる布地表面整理具を一個適宜選択す
れば十分その目的を達成し得るのであり、保管上
も場所をとらず、機能面からみてもその効用はき
わめて大きい。
添付図面は、本考案の一実施例を示すものであ
つて、第1図は布地表面整理具の全体を示す斜視
図、第2図は刃体の構成を示す一部切り欠き斜視
図、第3図は第1図におけるA−A線部拡大側面
図、第4図及び第5図は本考案の別実施例を示す
もので、第4図は布地表面整理具本体の全体を示
す平面図、第5図は第4図におけるA−A線部拡
大側面図である。 1……布地表面整理具、2……刃体、3……間
隙、4……握り柄、5……湾曲状部。
つて、第1図は布地表面整理具の全体を示す斜視
図、第2図は刃体の構成を示す一部切り欠き斜視
図、第3図は第1図におけるA−A線部拡大側面
図、第4図及び第5図は本考案の別実施例を示す
もので、第4図は布地表面整理具本体の全体を示
す平面図、第5図は第4図におけるA−A線部拡
大側面図である。 1……布地表面整理具、2……刃体、3……間
隙、4……握り柄、5……湾曲状部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 間隙3を有し、かつ、先端部を適宜傾斜して
なる湾曲状部5を有する刃体2を、握り柄4の
先端部にそれぞれ刃体2の先端を外側に向けて
相対向して配置せしめるように構成したことを
特徴とする布地表面整理具。 2 湾曲状部5を有する刃体2の間隙3が0.01mm
乃至5.0mmの範囲であつて、該刃体2の間隙3
が同一であるものの組合せからなる実用新案登
録請求の範囲第1項記載の布地表面整理具。 3 湾曲状部5を有する刃体2の間隙3が0.01mm
乃至5.0mmの範囲であつて、該刃体2の間隙3
が異なるものの組合せからなる実用新案登録請
範囲第1項記載の布地表面整理具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16900983U JPS6075493U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 布地表面整理具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16900983U JPS6075493U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 布地表面整理具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075493U JPS6075493U (ja) | 1985-05-27 |
JPS638797Y2 true JPS638797Y2 (ja) | 1988-03-16 |
Family
ID=30369332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16900983U Granted JPS6075493U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 布地表面整理具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6075493U (ja) |
-
1983
- 1983-10-31 JP JP16900983U patent/JPS6075493U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6075493U (ja) | 1985-05-27 |
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