JPS6387661A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JPS6387661A
JPS6387661A JP23247486A JP23247486A JPS6387661A JP S6387661 A JPS6387661 A JP S6387661A JP 23247486 A JP23247486 A JP 23247486A JP 23247486 A JP23247486 A JP 23247486A JP S6387661 A JPS6387661 A JP S6387661A
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JP
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carriage
head
suspension
magnetic recording
upper carriage
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JP23247486A
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Inventor
Tomoe Ariga
友衛 有賀
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は磁気記録装置における磁気ヘッド送り装置に関
し、より詳しくは第一の磁気ヘッドに対向して回動可能
な回動手段を有する第二のキャリッジ荷造に関する。
[従来技術] 従来の移動手段を備え、第一の磁気ヘッドを搭載して、
移動駆動手段の節動に従動して移動する第一のキャリッ
ジ。
該第−のキャリッジに担持せしめる担持手段に担持され
、前記第一の磁気ヘッドとともに、記録再生を行うため
の媒体を挟持する挟持素子を具備し、前記第一の磁気ヘ
ッドに対向して回動可能な回動手段を有する第二のキャ
リッジ。
該第二のキャリッジを押圧せしめて、前記第一の磁気ヘ
ッド、前記媒体、前記挟持素子を各々所要な関係に密着
ならしめる抑圧手段より成る磁気記録装置は、第10図
、第11図、第12図、第13図に示すp口き構造であ
った。
第10図は従来の磁気記録装置に於けるキ、ヤリッジ要
部断面図であり、第11図はその要部斜視図である。
第10図及び第11図に於いて、ディスク52をチャッ
キングして矢印63方向に回転せしめるモーター51は
、フレーム59に固定してあり、一方、該フレーム59
はガイド手段としてのガイド@60を保持している。
そして、移動駆動手段(図示省略)を具備し、第一の磁
気ヘッドとしての下ヘッド58を、例えば可撓性を有す
る下ジンバル58aを介して搭載した、第一のキャリッ
ジとしての下キャリッジS7は、前記移動駆動手段の節
動に従動し、前記ガイド@60にガイドされて矢印62
力向に摺動、移動する構造である。
一方、第二の磁気ヘッドとしての上ヘッド53を、例え
ば可撓性を看する上ジンバル53aを介して搭載した、
例えばプラスチック素材から成る第二のキャリッジとし
ての上キャリッジ54は、可撓性を廂する例えばステン
レスバネ鋼等から成るサスペンション56と一体的に結
合していて、該サスペンション56を介して、前記下キ
ャリッジ57にネジ67により固定してあり、前記下ヘ
ッド58と前記上ヘッド53はディスク52を挟持する
構造である。そして、前記上キャリッジ54は、前記サ
スペンション56の可撓性により、前記下ヘッド58に
対向して回動可能な構造である。
一力、前述の下ヘッド58と上ヘッド53が、記録再生
を行うための媒体であるディスク52を挟持した状態に
押圧せしめる手段としてバネ55を=4− 配設し、該バネ55は一方ではバネ受け66に受は支え
られ、もう一方では前記上キャリッジ54を押圧してい
る。
前述のサスペンション56を介して、前記上キャリッジ
54を前記下キャリッジ57に固定する構造に関しては
、第10図の如く前記下キャリッジ57とバネ受け66
の間にサスペンション56を挟設し、前記ネジ67によ
って固定してあり、該ネジ67の固定に関しては、前記
下ヘッド゛58と前記上ヘッド53の相対位置関係を、
所要の位置関係に既定成らしめて位Wt、固定するもの
である。
尚、前記上キャリッジ54は、前記上ヘッド53及び前
記下ヘッドS8を例えば外来ノイズ等から防御する為の
シールド月61を具備している。
該シールド材61は、その目的達成の為には所要の表面
積と所要の厚みを成すものであり、当然の事ながら表面
積は広く、厚みは厚く構成すればする程シールド効果を
発揮するものである。
以上前述した従来の磁気記録装置における第一の磁気ヘ
ッドに対向して回動可能な回動手段を治する第二のキャ
リッジ構造は、下記に記す数々の改善を要するものであ
った。
1)、第11図に於いて、前記ディスク52を矢印65
力向に回転すると、該ディスク52は第10図で前述し
た如く前記下ヘッド58と前記上ヘッド53で挟持され
、更に前記バネ55で押圧されているので、酸二つのヘ
ッドに対して回転摩擦負荷を生じ、酸二つのヘッドはス
ティックスリップ様の挙動をし、前述のサスペンション
56はねじりモーメントを受ける事になって、前記上キ
ャリッジ54は第11図に示す矢印64方向の微振動即
ち、前記ディスク52の回転方向に近似した微振動を繰
り返す。
換1°すれば、前記上ヘッド53は前記ディスク52の
記録再生位置に対して円周方向の相対的・位置ずれを生
じ、更に換扁°すると、記録再生タイミングが不安定と
なって、磁気記録装置の高容量化に支障をきたす。
2)、第12図及び第13図に基づいて説明する。
第12図及び第13図は従来の磁気記録装置に於けるキ
ャリッジ要部詳細断面図であり、前記上キャリッジ54
の挙動を説明する図である。
第12図及び第13図に於いて、前記上キャリッジ54
は第10図で前述した如く、一端では前記サスペンショ
ン56を介して前記下キャリッジ57に固定してあり、
他の一力では、前記上ヘッド53がディスク52を介し
て前記下ヘッド58と当接する構造であって、前述のバ
ネ55で前記上キャリッジ54を押圧すると、第13図
に示す如く前記サスペンション56は略弓形に変形して
しまう。
一方、前記上キャリッジ54は第10図で前述した如く
、前記シールド材61を具備しており、該シールド材6
1の目的達成の為に、前述した如く表面積は広く、厚み
は厚く構成すればする程シールド効果を発揮するもので
あるが、半面その質量が増加し、例えば振動やN撃等の
外乱を受けると、第13図に示す前記サスペンション5
6の略弓形の変形は、前記シールド材61を含む前記上
−7= キャリッジ54の質量に相応して、変形度合いを異にす
る。
また、前述の例えば振動や衝撃等の外乱を受けて変形す
る前記サスペンション56の略弓形の変形は、@13図
とは反対方向の第12図に示す如きの略弓形の変形も成
すものであり、該サスペンション56の略弓形の変形が
変化する事は、換言すると前述の前記サスベンジ1ン5
6を前記ネジ67で固定した位置から前記上ヘツド53
迄の間隔が変化する事であり、前記ディスク52の記録
再生位置に対して径方向の位置ずれ即ち、オフトラック
を生ずることになり、磁気記録装置の高容量化に支障を
きたしたり、磁気記録装置間に於ける媒体の互換性を失
ってしまう等の致命的な欠陥をも看している。
また、前記サスペンション56が第12図及び第13図
に示す如きの略弓形の変形をすると、本来は安定して記
録再生をする為に前記上ヘッド53、前記ディスク52
.前記下ヘッド58は、例えば僅か数サブミクロンの隙
間さえも許容されない相互の接触即ち、ヘッドタッチを
悪化させ、記録再生さえも不能にしてしまうものであっ
た。
3)、磁気記録装置はデータの互換性を保つ為に媒体の
記録再生位置を標準化して規定しており、とりわけ前記
下ヘッド58と前記上ヘッド53の相対位置関係は、そ
の既定値が厳しい位置精度であり、相互の位置調整は微
妙なものである。
ところが、第10図に示し前述した従来の構造に於いて
は、該位置調整の有効的な手段が乏しく、あえて掲げる
ならば、前記ネジ67を所要の締め付はトルクで仮締め
し、前記サスペンション56を前記下キャリッジ57と
バネ受け66の間に挟圧せしめて、程よく移動可能な状
態を構成し、例えば前記上キャリッジ54の一部を移動
付勢して前記サスペンション56を移動せしめて、前述
の下ヘッド58と上ヘッド53の相対位置関係を所要の
位置関係に位置調整した後、改めて前記ネジ67を所要
の締め付はトルクで締め上げて位置固定するものであっ
た。
尚、該位置調整の絶対位置基準としては、前記−s−−
453 デイスク52に記録した所要の信号を基準とし、該信号
を前記下ヘッド58及び前記上ヘッド53で各々追跡再
生しながら、所要の相対位置関係に位置調整するもので
ある。
ところが、前述した如く前記サスペンション56は可撓
性を有するものであり、前述の如く下キャリッジ57と
バネ受け66の間に挟圧せしめられていて、前記上キャ
リッジ54の一部を移動付勢して、前記サスペンション
56を移動せしめると、咳サスペンション56は、屈曲
や座屈の応力を残していて、前記上キャリッジ54の一
部に付与した移動付勢力を解放すると、該応力は解放状
態となるものであるが、反面、前記応力の解放とともに
前記上キャリッジ54は、前記移動付勢力に抗する方向
に位置復帰し、目的とする位置とは差異を生じてしまい
、前述の前記下ヘッド58と前記上ヘッド53の所要の
相対位置関係の位置調整には、前記目的とする位置との
差異を補正する感や骨を要し、計り知れない時間を要す
るものであった。
4)、3)にて前述した如く、前記下ヘッド58と上ヘ
ッド53の相対位置関係を所要の位置関係に位置調整す
る絶対位置基準としては、前記ディスク52に記録した
所要の信号を基準とし、該信号を前記下ヘッド58及び
前記上ヘッド53で各々追跡再生しながら、所要の相対
位置関係に位置調整するものであり、該信号の再生に関
しては当然の事ながら、安定して再生をする為に前記上
ヘッド53.前記ディスク52.前記下ヘッド58は、
例えば僅か数サブミクロンの隙間さえも許容しない相互
の接触、即ち、良好なヘッドタッチを確保する為に、前
述した如くバネ55によ°り前記下ヘッド58と前記上
ヘッド53がディスク52を挟持した状態に押圧せしめ
ており、該構成に於いては、前述のバネ受け66は前記
バネ55の反力により浮き上がり現象を生じ、3)で前
述の前記サスペンション56を前記下キャリッジ57と
バネ受け66の間に挟圧せしめて、程よく移動可能な状
態を構成することは、容易なことではなく、該状態で前
述の如く例えば前記上キャリッジ54の一部を移動付勢
して前記サスペンション56を移動せしめて、前述の下
ヘッド58と上ヘッド53の相対位置関係を所要の位置
関係に位置調整した後、前記ネジ67を所要の締め付は
トルクで締め上げて位置固定する瞬間に、前述のサスペ
ンション56を前記下キャリッジ57とバネ受け66の
間に挟圧せしめる状態に変化をきたし、換コすれば、前
記上キャリッジ54、即ち、前記上ヘッド53の位置に
変化をきたし、折角位置調整せしめた前記下ヘッド58
と前記上ヘッド53の相対位置関係に変化をきたしてし
まうものであり、3)と同様に前述の下ヘッド58と前
記上ヘッド53の所要の相対位置関係の位置調整には、
調整の感や骨を要し、計り知れない時間を要するもので
あった。
等々、以上前述した如〈従来の磁気記録装置における第
一の磁気ヘッドに対向して回動可能な回動手段を有する
第二のキャリッジ構造は、数々の問題点を内在しており
、磁気記録装置の信頼性に係わるばかりでなく、量産過
程に於ける自動化を不能にし、高価なものであった。
[発明が解決しようとする問題点」 以上前述した様に従来の技術では、数々の問題点を有し
、とりわけ磁気記録装置としての互換性を全く失ってし
まう等の致命的な問題点をも含み第一の磁気ヘッドに対
向して回動可能な回動手段を有する第一のキャリッジ構
造に関しては、複雑な構造でその機能を構成し、高価な
ものになっていた。
そこで、本発明はこの様な問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、既に実用化している大型の磁気
記録装置から、今まさに開発を競っている超小型の磁気
記録装置に至るまで、幅広く適用可能であって、簡単な
構造にして第一の磁気ヘッドに対向して回動可能な回動
手段を有する第二のキャリッジを構成し、安価で信頼性
の高い磁気記録装置を提供するものである。
[問題点を解決する為の手段] 本発明の磁気記録装置は、 移動手段を備え、第一の磁気ヘッドを搭載して、移動駆
動手段の節動に従動して移動する第一のキャリッジ。
該第−のキャリッジに担持せしめる担持手段に担持され
、前記第一の磁気ヘッドとともに、記録再生を行うため
の媒体を挟持する挟持素子を具備し、前記第一の磁気ヘ
ッドに対向して回動可能な回動手段を有する第二のキャ
リッジ。
該第二のキャリッジを押圧せしめて、前記第一の磁気ヘ
ッド、前記媒体、前記挟持素子を各々所要な関係に密着
ならしめる押圧手段。
より成る磁気記録装置において、 1)前記第二のキャリッジの一部に、前記回動手段を一
体構造で構成するとともに、該第二のキャリッジの構成
素材に関して、少なくとも可撓性を有する極薄の板状金
属素材で構成した事を特徴とする。
2)前記板状金属素材の板厚みに関し、(0,05mm
)−〜(0,3mm)の板厚で構成した事を特徴とする
[実施例] 第1図〜第7図は本発明の移動手段を備え、第一の磁気
ヘッドを搭載して、移動駆動手段の節動に従動して移動
する第一のキャリッジ。
該第−のキャリッジに担持せしめる担持手段に担持され
、前記第一の磁気ヘッドとともに、記録再生を行うため
の媒体を挟持する挟持素子を具備し、前記第一の磁気ヘ
ッドに対向して回動可能な回動手段を有する第一のキャ
リッジ。
該第二のキャリッジを押圧せしめて、前記第一の磁気ヘ
ッド、前記媒体、前記挟持素子を各々所要な関係に密着
ならしめる抑圧手段。
より成る磁気記録装置の最も適切な一実施例であり、第
8図及び第9図は本発明の他の応用例を示す図である。
第1図は本発明の磁気記録装置に於けるキャリッジ要部
断面図であり、第2図はその平面図である。そして第2
図は上半分を部分的に部材を取り除いて、説明を分かり
易くしている。
第1図及び第2図に於いて、記録再生を行うための媒体
であるディスク2をチャッキングして矢印3方向に回転
せしめるモーター1は、フレーム9に固定してあり、一
方、該フレーム9はガイド手段としてのガイド軸10を
保持している。
そして、移動駆動手段(図示省略)を具備し、第一の磁
気ヘッドとしての下ヘッド8を、例えば可撓性を有する
下ジンバル8a+例えばプラスチック素材等から成り、
絶縁体である下ヘツド台14を介して搭載した第一のキ
ャリッジとしての下キャリッジ7は、前記移動駆動手段
の節動に従動し。
前記ガイド@10にガイドされて矢印12方向に摺動移
動する構造である。
一方、前記ディスク2を挟持する挟持素子であり、第二
の磁気ヘッドとしての上ヘッド3を、例えば可撓性を有
する上ジンバル3aと例えばプラスチック素材等から成
り、絶縁体である上ヘツド台15を介して搭載した、例
えば(0,05mm)〜(0,3mm)程度の極薄で可
撓性を有する板状金属素材から成り、一端に可撓性を有
するサスペンクミン4a、サスペンシヨン4bを構成し
ていて、酸二つのサスペンション4a及びサスペンショ
ン4bを両脇に受は持つ位置に、前記極薄で可撓性を有
する板状金属素洞の剛性を向上して、前記二つのサスペ
ンション4a及びサスペンション4bを除いた部分の可
撓性を除去する手段として、突出部4Cを構成した第二
のキャリッジとしての上キャリッジ4は、該サスペンシ
ョン4a及びサスペンション4bを介して、前記下キャ
リッジ7に前記上キャリッジ4の固定手段として設けた
ネジ13により固定してあり、該ネジ13は前記下キャ
リッジ7の上キャリッジ搭載部7Cとともに前記上キャ
リッジ4を担持せしめる担持手段を構成していて、前記
上キャリッジ4は該担持手段により前記下キャリッジ7
に担持されていて、前記下ヘッド8と前記上ヘッド3は
前記ディスク2を挟持する構造である。
そして、前記上キャリッジ4は、前記サスペンション4
a及びサスペンション4bの可撓性によって回動手段を
構成しており、後に詳述するが第2図に二点鎖線で示す
前記上キャリッジ4のアーム41に当接して付勢せしめ
る付勢構造体17に当接付勢せしめられて、前記上キャ
リッジ4は前記回動手段の機能により、前記下ヘッド8
に対向して回動可能な構造である。
−・力、前述した如く前記下ヘッド8と前記上ヘッド3
で、記録再生を行うための媒体であるディスク2を挟持
して記録再生を行う構造の磁気記録装置に於いては、例
えば僅か数サブミクロンの隙間さえも許容されない相互
の接触具合、即ち、ヘッドタッチは磁気記録装置の記録
再生性能を直接的に左右するものであり、該ヘッドタッ
チの向上策として、前述の下ヘッド8と上ヘッド3が前
記デ、Cスク2を挟持した状態に押圧せしめる押圧手段
を構成している。
詳述すれば、まずネジリコイルバネ5を配設し、該ネジ
リコイルバネ5を前記下キャリッジ7に伸設したバネ受
け7aで受は支え、ねじりモーメントエネルギーを蓄え
た状態で、一端は前記下キャリッジ7に配設したバネ掛
7bで抑止し、もう−端は前記上キャリッジ4を所要の
押圧力で押圧している。
そして、該バネ掛7bを所要の位置に複数段構成して、
前記ネジリコイルバネ5の一端の抑止位置を切り換え可
能に構成すると(図示省略)、前記押圧力は所要の押圧
力に微調整可能であり、該ネジリコイルバネ5は精密な
構成でなくても良い。
前述のサスペンション4a及びサスペンション4bを介
して、前記上キャリッジ4を前記下キャリッジ7に固定
する構造に関しては、第2図に分かり易く図示している
前記サスペンション4a及びサスペンション4bを再び
一体構造に成らしめている保持部4dを、第1図の如く
前記下キャリッジ7の上キャリッジ搭載部7cと前記上
キャリッジ4を挟置せしめる挟置手段として構成したサ
スペンションホルダー6の間に挟設し、前記ネジ13に
よって固定してあり、該ネジ13の固定に関しては、前
記下ヘッド8と前記上ヘッド3の相対位置関係を、所要
の位置関係に既定成らしめて位置固定するものである。
尚、第2図は前記保持部4dを分かり易く図示する為に
、上側半分の図示に於いて、前記サスペンションホルダ
ー6を半断面除去しているが、本来は上側半分も下側半
分に図示したものと全く対称形で配置2機能しているも
のである。
一方、前述の前記下ヘッド8と前記上ヘッド3の相対位
置関係を、所要の位置関係に既定成らしめる有効な位置
調整手段として、一方では前記保持部4dに例えば第2
図に図示する如きのV文字状のノツチ4eを構成すると
ともに、第1図に図示する如きの前記サスペンションホ
ルダー6を位置ガイドする手段として複数のボス4fを
配設し、もう−りでは前記サスペンションホルダー6に
、前記ボス4fに係合し位置ガイドせしめられるガイド
穴6bを配設するとともに、前記ノツチ4eと略同−平
面位置にあり、略同−形状を成すノツチ6aを構成し、
該保持部4dと該サスペンションホルダー6を第1図の
如く組み合わせて、第2図に二点鎖線で図示する如きの
例えば円形状の治具18a及び18bで挟握せしめ、該
治具18a及び18bを位置移動すると、前記保持部4
dと前記サスペンションホルダー6は一体的に従動位置
移動する構造に構成しである。
尚、前記保持部4dは前述した如く例えば、(0゜05
 m m )〜(0,3mm)程度の極薄で可撓性を有
する板状金属素材から成るものであり、前述の如く治具
18a及び18bで挟握せしめた時に、該挟握力による
変形を防止する手段として、第1図に図示する如く一端
を折り曲げてリブ4gを構成し、該極薄で可撓性を廟す
る板状金属素材の剛性を向上している。
尚、前述の上ヘッド3を搭載する、可撓性を有した上ジ
ンバル3aの構造については後で詳述するが、該上ヘッ
ド3と信号の授受をなす信号線16は、前述した上キャ
リッジ4に構成した突出部4Cの内側を配線処理しであ
る。
ところで、前述のサスペンション4a及びサスペンショ
ン4bの可撓性によっ゛C構成した回動手段に関して、
第1図に図示する如く前記サスペンジョンホルダー6と
前記サスペンション4a及びサスペンション4bの間に
、前述の回動手段の作動を安定せしめるダンパー手段と
して、例えば軟弾質のゴム材や発泡クッション材等で構
成した弾性を有するダンパー11を装着していて、該ダ
ンパー11は、単体状態では前記サスペンションホルダ
ー6と前記サスペンション4a及びサスペンション4b
の成す間隙より大きく構成してあり、第1図に図示する
如くに装着すると、圧縮せしめられて圧縮反力を発する
構造のものである。。
そして、該圧縮反力により前記サスペンション4a及び
サスペンション4bに与圧を付与して、該サスペンショ
ン4a及びサスペンション4bの振動等を吸収するダン
パー手段を構成している。
尚、磁気記録装置の信号変換素子としての磁気ヘッドは
1例えば電界ノイズや磁界ノイズ等の外乱ノイズの影響
により、その性能を微妙に左右されるものであり、本発
明の構造では前述した例えば(0、05mm) = (
0、3mm)程度の極薄で可撓性を廟する板状金属素材
から成る上キャリッジ4に、前記上ヘッド3及び前記下
ヘッド8を前記外乱ノイズ等から防御する有効なシール
ド手段として、前記上ヘッド3を取り囲む様に周壁4h
を構成している。
そして、前記シールド手段は、その目的達成の為には所
要の表面積や所要の厚み及び、所要の配置位置方向性を
要するものであり、当然の事ながら表面積は広く、厚み
は厚く構成すればする程シールド効果を発揮するもので
あって、本発明の構造は前述した如く、前記上キャリッ
ジ4全体を例えば(0、05mm) 〜(0、3mm)
程度の極薄で可撓性を有する板状金属素材から構成して
おり、前述の前記上ヘッド3及び前記下ヘッド8を前記
外乱ノイズ等から防御する為に充分有効な表面積を有し
ている。
そして、配置位置方向性に関して、前記上ヘッド3及び
前記下ヘッド8に対して侵入する外乱ノイズは、次の如
く防御するものである。
■前記ディスク2と略交差する方向から侵入する外乱ノ
イズは、前記上キャリッジ4の前記ディ=23− スフ2と同一平面方向に広がる面で防御する。
■前記ディスク2と略同−面方向から侵入する外乱ノイ
ズは、前記上キャリッジ4に構成した周壁4hで防御す
る。
尚、前述のシールド手段は、前記上キャリッジ4の構成
素材に関して、所要の選択及び組み合わせをする事によ
り、次のシールド機能を発揮するものである。
■例えば磁性体である鉄系の板状素材から構成すると、
磁界ノイズ等の外乱ノイズの防御に有効である。
■例えば良導体である銅系の板状累月から構成すると、
電界ノイズ等の外乱ノイズの防御に有効である。
■例えば磁性体である鉄系の板状累月から構成し、更に
銅系の表面メッキ処理等を施すと、磁界ノイズ及び、電
界ノイズ等の外乱ノイズの防御に有効である。
■例えば良導体である銅系の板状素利から構成し、更に
鉄系の表面メッキ処理等を施すと、磁界ノイズ及び、電
界ノイズ等の外乱ノイズの防御に有効である。
以上の如く本発明のシールド手段に関しては、前記上キ
ャリッジ4全体を前述の如く例えば極薄で可撓性を廂す
る板状金属素材から構成した事により、充分なシールド
機能を発揮するものであり、あらためて本格的なシール
ド部材等を付加するシールド手段を構成する必要も無く
、極めて簡単な構造にしてその目的を達成している。
以上前述した本発明の磁気記録装置における、第一の磁
気ヘッドに対向して回動可能な回動手段を有する第二の
キャリッジ構造の説明は、静的な状態で説明してきたが
、今度は動的な要素を含んで説明を展開する。
1)、第3図及び第4図に基づいて説明する。
第3図及び第4図は本発明の磁気ffi!録装置に於け
るキャリッジ要部詳細図であり、第1図及び第2図で前
述した上キャリッジ4の回動手段と、同様にダンパー手
段について、更に詳しく説明する図である。
第3図に於いて前記上キャリッジ4は、前記サスペンシ
ミンホルダー6と前記サスペンション4a及びサスベン
ジ1ン4bの間に、第1図で前述したダンパー11を装
着していて、前記下ヘッド8と前記上ヘッド3の間に前
記ディスク2を挟持している。
そして、前記ダンパー11は、前記サスペンション4a
及びサスベンジ3ン4bを第1図で前述した下キャリッ
ジ7の上キャリッジ搭載部7cに押圧せしめる一方、第
1図及び第2図で前述したサスペンション4a及びサス
ペンション4bを除いた部分の可撓性を除去する手段と
して構成した突出部4cの一端に設けた腕部4jをも、
同様に押圧せしめる構造であり、該ダンパー11の押圧
力は、第3図に示す前記下ヘッド8と前記上ヘッド3の
間に前記ディスク2を挟持している状態に於いて、図中
斜線部分に示す押圧力P1.押圧力P2で構成しており
、該抑圧力P1は押圧力P2より大きく、即ち、前記上
キャリッジ4の固定側では押圧力を大きく、前記上ヘツ
ド3側に移行するに従って逓減する様に構成していて、
第1図及び第2図で前述したヘッドタッチの向上策とし
て前述の下ヘッド8と上ヘッド3がディスク2を挟持し
た状態tこ所要の押圧力で押圧せしめるネジリコイルバ
ネ5の押圧力には影響しない配慮をしである。
第4図に於いて前記上キャリッジ4は、第1図及び第2
図で前述した上キャリッジ4のアーls 41に当接し
て付勢せしめる付勢構造体17に矢印19方向から当接
付勢せしめられて回動し、前記下ヘッド8及び前記ディ
スク2から前記上ヘッド3を変移せしめて、該ディスク
2の挿脱可能な状態を構成している。
尚、該回動状態では前記上キャリッジ4は、例えばテフ
ロン材等から成る滑面シート24を具備して少なくとも
装置要部を保護する手段として装着したカバー23に当
接している。
そして、説明の為に前記ディスク2を収納して挿脱せし
めるカートリッジ2aを図中二点鎖線で示しており、該
カートリッジ2aは、矢印22方向に移動するものであ
る。
該回動状態を詳述すると、第3図で前述した如く前記ダ
ンパー11で、前記サスペンション4a及びサスペンシ
ョン4b、前記腕部4jを前記上キャリッジ搭載部7C
に押圧せしめた状態で前記上キャリッジ4を回動せしめ
ると、前記腕部4jは前記上キャリッジ搭載部7Cに当
接していて回動支点を成し、第4図に示す如く前記サス
ペンション4a及びサスペンション4bのみが弾性変形
して回動し、前記ダンパー11の押圧力は第4図に示す
前記下ヘッド8及び前記ディスク2から前記上ヘッド3
を変移せしめた状態に於いて、図中斜線部分に示す押圧
力P3.押圧力P4で構成しており、咳抑圧力P4は押
圧力P3より大きく、即ち、前記上キャリッジ4の固定
側から前記上ヘツド3側に移行するに従って逓増する様
に構成していて、前記上キャリッジ4が第4図に示す状
態で、激しい振動や衝撃等の外乱を受けても、該ダンパ
ー11の押圧力で保護する配慮をしてあり、前記サスペ
ンション4a及びサスペンション4bの耐久性は著しく
向上し、従来、磁気記録装置の輸送時等には回動手段の
劣化を防止するためにダミー媒体等を装着して、前記第
二のキャリッジを非回動状態にして取り扱っていたが、
本発明のダンパー手段によれば該耐久性が著しく向上し
て、ダミー媒体等の装着を不要にして安価で信頼性の高
い磁気記録装置を提供するものである。
更に1強烈な振動や衝撃等の外乱を受けて前記上キャリ
ッジ4が大きく揺動すると、前記上キャリッジ4は前記
サスペンションホルダー6の先端に前記上キャリッジ4
の回動抑制手段として構成した先端部6Cに当接して、
その揺動を抑制される配慮をしてあり、前記サスペンシ
ョン4a及びサスペンション4bは塑性変形する事なく
、機械的耐久性を向上していて、第4図で前述したカバ
ー23は配設しなくとも、また、前述のダンパー11は
配設しなくとも、この目的は達成可能であり、当然の事
ながら本発明の回動抑制手段に、よれば、前述の内容と
同様に磁気記録装置の輸送時等に発生する檄しい振動や
N撃等から回動手段の劣化を防止するためにダミー媒体
等を装着して、前記第一のキャリッジを非回動状態にし
て取り扱う事は不要であり、安価で信頼性の高い磁気記
録装置を提供するものである。
尚、蛇足ながら本発明の前記上キャリッジ4の構造は、
第1図及び第2図で前述した如く例えば(0、05m 
m ) −(0、3m m )程度の極薄で可撓性を有
する板状金属素材から構成しており、かつ、磁気ヘッド
を例えば外乱ノ、イズ等から保護するシールド)j等を
不要としていて、極めて軽量構造であり、上述した如く
の強烈な振動や衝撃等の外乱を受けても、前記上キャリ
ッジ4の耐振性能は極めて大きい事を申し添えておく。
一方、第1図で前述した下ヘッド8を搭載する例えば可
撓性を有する下ジンバル8a及び、上ヘッド3を搭載す
る例えば可撓性を廟する上ジンバル3aに関して、第6
図及び第7図で詳述する。
第6図はジンバル詳細図であり、第7図は第6図のジン
バルを介してヘッドを搭載した状態を詳細に示し、媒体
の記録再生位置とヘッドの径方向のずれ、即ち、オフト
ラックのメカニズムを説明するオフトラック説明図であ
る。
第6図は第1図で前述した下ジンバル8aを例にして説
明するしのであるが、同様に一ヒジンバル3aに関して
も全く同様な構造である。
前述の下ヘッド8を係着した下ジンバル8aは、図示す
る如くX軸、Yil!lに各々独立した弾性支点8x及
び8yを有し、矢印20及び矢印21方向に可撓性を有
している。
該可撓性を有する下ジンバル8aと第1図で前述した下
ヘツド台14を介して前記下キャリッジ7に下ヘッド8
を搭載し、同様な可撓性を有する上ジンバル3aと第1
図で前述した上ヘツド台15を介して前記上キャリッジ
4に上ヘッド3を搭載した状態は第7図の如くになり、
第1図及び第2図で前述した如く前述の下ヘッド8と上
ヘッド3がディスク2を挟持した状態に所要の押圧力で
押圧せしめると、前記下ジンバル8a及び前記上ジンバ
ル3aは各々変形して自己安定する。
該自己安定状態で前記上ヘッド3が傾いて生じたΔx2
は前記上ヘッド3のオフトラック量であり、同様に前記
下ヘッド8が傾いて生じたΔx1は前記下ヘッド8のオ
フトラック量である。
そして、該メカニズムによって生ずるオフトラックは、
従来例の第12図及び第13図で前述した如く、上キャ
リッジに構成したサスベンジ3ンが略弓形に変形した場
面に於いて発生するものであるが、本発明の前述した回
動手段に於いては、第3図及び第4図で詳述した如く、
前記ダンパー11で前記サスペンション4a及びサスペ
ンクミン4b、腕部4jを前記上キャリッジ搭載部7C
に押圧せしめた状態で構成しており、前記上キャリッジ
4の浮き上がりは無く、また、前記腕部4jは前記上キ
ャリッジ搭載部7Cに当接して回動支点を成しており、
前記上キャリッジ4の沈み込みも無く、例えば激しい振
動や衝撃を受けても前記上キャリッジ4は安定した状態
を保持し、第7図で前述したメカニズムによって生ずる
オフトラックの発生を防止していて、媒体の記録再生位
置とヘッドの相対位置関係は極めて安定している。
更に、前述のサスペンション4a及びサスペンション4
bを介して前記上キャリッジ4を前記ネジ13で固定し
た位置から前記上ヘツド3迄の間隔が変化する事も無く
、前記ディスク2の記録再生位置に対して径方向の位置
ずれ即ち、オフトラックを生ずる事も無く、また、前記
上ヘッド3゜前記ディスク2.前記下ヘッド8は、例え
ば僅か数サブミクロンの隙間さえも許容されない相互の
接触即ち、良好なヘッドタッチを確保し、姿定して記録
再生をするものであり、磁気記録装置間に於ける媒体の
互換性は極めて安定している。
2)0次に第5図に基づいて説明する。
第5図は本発明の磁気記録装置に於けるキャリッジ要部
詳細断面図であり、第1図、第2図及び第3図、第4図
で前述した前記上キャリッジ4の回動手段について更に
詳しく説明する図であり、第2図のA−A断面を示し、
図面を見易くする為に図面投視に関して位置転換しであ
る。
第5図に於いて、第3図で詳述した如く前記上キャリッ
ジ4は、前記サスペンションホルダー6と前記サスペン
ション4a及びサスペンション4bの間に、第1図で前
述したダンパー11を装着していて、該ダンパー11は
、前記サスペンション4a及びサスペンション4bを前
記下キャリッジ7の上キャリッジ搭載部7cに押圧せし
める一方、第3図で前述した腕部4jをも同様に押圧せ
しめる構造である。
そして該腕部4jは、第5図中左右位置に第一腕部4j
−1及び、第一腕部4j−2を構成しており、該第−腕
部4j−1及び第二腕部4j−2が前記上キャリッジ搭
載部7Cに当接して、第3図及び第4図で詳述した回動
手段の回動支点を構成しており、前記上キャリッジ4は
、前記サスペンション4a及びサスペンション4bの平
面ねじれを防止していて、従来例の第11図で前述した
様なヘッドのスティックスリップ様の挙動から発する微
振動を抑止し、極めて良好なヘッドタッチを構成してい
る。
換i゛すれば、第1図に示す前記上ヘッド3は前記ディ
スク2の記録再生位置に対して円周方向の相対的位置ず
れを生じる事が無く、更に換1すると記録再生タイミン
グが安定して、磁気記録装置の高容量化に極めて有効で
ある。
3)0次にヘッド位置調整手段について説明する。
従来例でも前述した如く磁気記録装置はデータの互換性
を保つ為に媒体の記録再生位置を標準化して規定してお
り、とりわけ第1図に示す前記下ヘッド8と前記上ヘッ
ド3の相対位置関係は、その既定値が厳しい位置精度で
あり、1互の位置調整は微妙なものである。
そこで、第1図及び第2図に示し前述した本発明の前記
下ヘッド8と前記上ヘッド3の相対位置関係を、所要の
位置関係に既定成らしめる有効な位置調整手段は、前記
上キャリッジ4の保持部4dと該サスペンションホルダ
ー6を第1図の如く組み合わせて、第2図tこ二点鎖線
で図示する如きの例えば円形状の治具18’a及び18
bで挟握せしめ、該治具18a及び18bを位置移動し
て、前記サスペンションホルダー6と前記保持部4dを
一体的に従動位置移動せしめる構造に構成してあり、前
述の如く例えば治具18a及び18bで挟握せしめても
、該挟握力は高剛性体である前記サスペンションホルダ
ー6によって受は止め、例えば極薄で可撓性を1する板
状金属素材から成る前記上キャリッジ4の保持部4dは
、変形もなく前記サスペンションホルダー6と一体的に
従動位置移動するものであり、前記上キャリッジ4は該
位置調整によって前記上ヘッド3の位置に僅かでも影響
する様な応力を発生する事が無く、前述の位置調整量と
前記上ヘッド3の位置調整量の対応が明確であり、前記
上ヘッド3の位置調整は極めて安定し、かつ、容易に行
える様になり、該位置調整の高速自動化を実現した。
一力、前記上ギヤリッジ4は前述した如く例えば(0,
05mm)〜(0,3mm)程度の極薄で可撓性を崩す
る板状金属素材から成るものであり、前述の如く治具1
8a及び18bで挟握せしめた時に、前述した如く、本
来は該挟握力は高剛性体である前記サスペンションホル
ダー6によって受は止める構造に構成しであるが、例え
ば各所の寸法ばらつき等の為に、前記挟握力を前記保持
部4dで受は止める場面が発生しても、該挟握力による
変形を防止する手段として、第1図に図示する如く前記
保持部4dの一端を折り曲げてリブ4gを補強手段とし
て構成し、該極薄で可撓性を有する板状金属素材の剛性
を向上しているので、前述の如く例えば治具18a及び
18bで挟握せしめても、該挟握力によって変形する事
はなく、前記サスペンションホルダー6と一体的に従動
位置移動するものであり、前述の内容と全く同一の位置
調整を可能とするものである。
尚、当然の事ながら前記補強手段は、前述の治具18a
及び18bで挟握せしめた時に該挟握力による変形を防
止する手段として有効で有るばかりでなく、前記第二の
キャリッジ単体状態での補強即ち、前記可撓性を有する
回動手段の変形をも防止する手段として有効で有ること
も申し添えておく。
そして、第1図では該補強手段を前記保持部4dの一端
を折り曲げたリブ4gで構成したが、前記サスペンショ
ン4a及びサスベンジ玉ン4bの可撓性を残して、前記
保持部4dの一部に該保持部4dの板厚みより厚くなる
突出部を構成した補強手段(図示省略)であっても、前
述の内容と全く同様な機能を果たすものである。
4)、3)で前述した本発明のヘッド位置調整手段に関
し、更に安定した前記上ヘッド3の位置調整について説
明する。
第2図に示し前述した下ヘッド8と前記上ヘッド3の相
対位置関係を所要の位置関係に既定成らしめる鳴動な位
置調整手段は、前記上キャリッジ4の保持部4dと前記
サスペンションホルダー6の双方に例えば第2図に図示
する如きのV文字状のノツチを構成するとともに、第1
図の如く組み合わせて、第2図に二点鎖線で図示する如
きの例えば円形状の治具18a及び18bで挟握せしめ
、該治具18a及び18bを位置移動して、前記保持部
4dど前記サスペンションホルダー6を一体的に従動位
置移動せしめる構造に構成してあり、該位置調整手段の
配設位置は、第2図に図示する如く、前述の上キャリッ
ジ4の回動手段としての前記サスペンション4a及びサ
スペンション4bには前記例えば円形状の治具18a及
び18bで挟握せしめても何等物理的影響を及ぼさない
位置。
即ち、前記上キャリッジ4の固定手段とし′Cのネジ1
3の位置を基準にして、前記回動手段の位置とは略反対
側に配設しである。
蛇足ながら該位置調整手段の配設位置に関しては、必ず
しも前記ネジ13の位置を基準にして、前記回動手段の
位置とは略反対側で無くとも、該ネジ13の近傍位置で
あれば以下に記述する機能。
効果を有する事を既に実験的に確認している。
該位置調整手段によれば、前記ネジ13を所要の締め付
はトルクで仮締めし、前記保持部4dを第3図で前述し
た前記下キャリッジ7の上キャリッジ搭載部7Cと前記
サスペンシコンホルダー6の間に挟圧せしめて、程よく
移動可能な状態を構成し、前述の例えば円形状の治具1
8a及び18bで挟握せしめ、該治具18a及び18b
を位置移動して、前記保持部4dと前記サスペンション
ホルダー6を一体的に従動位置移動せしめて、前述の下
ヘッド8と上ヘッド3の相対位置関係を所要の位置関係
に位置調整した後、前記ネジ13を所要の締め付はトル
クで締め上げて位置固定する過程に於いて、例えば前記
ネジ13の仮締めに際し、所要の締め付はトルクを越え
て仮締めをしたりして、前述の保持部4dと前記サスペ
ンションボルダ−6の一体的な従動位置移動に弱ロック
状態が生じて、前記治具18a及び18bを無理矢理位
置移動しても、前記上キャリッジ4の前記上ヘッド3の
位置側には、該無理矢理位置移動せしめた事によって生
じた位置移動付勢応力は伝達されるもので無く、前述し
た如く前記位置調整手段の配設位置を、第2図に図示す
る如く前記上キャリッジ4の固定手段としてのネジ13
の位置を基準にして、前記回動手段の位置とは略反対側
に配設した事により、前記上ヘッド3の位置には何等変
化をきたす様な現象を発生しないものである。
ところで、3)でも前述した磁気記録装置のデ−タの互
換性を保つ為に、厳しい位置精度で規定した媒体の記録
再生位置に対する前記下ヘッド8と前記上ヘッド3の相
対位置関係の微妙な位置調整は、例えば僅か数ミクロン
のものであって、該微妙な位置調整を行うに際して、本
発明の位置調整手段によれば、前述した如く前記位置調
整手段の配設位置を、第2図に図示する如く前記上キャ
リッジ4の固定手段としてのネジ13の位置を基準にし
て、前記回動手段の位置とは略反対側に配設して、第2
図に二点鎖線で図示する如きの例えば円形状の治具18
a及び18bで挟握せしめ、該治具18a及び18bの
挟握力及び位置移動付勢から生じる応力は、前記上ヘッ
ド3の位置に何等変化をきたす様な現象の発生が無い事
から、前述の例えば円形状の治具18a及び18bは、
強固に挟握せしめるとともに、位置保持に関しても強固
な手段で構成する事が可能であり、該治具18a及び1
8bを位置移動した状態のままで前述の前記上キャリッ
ジ4の固定手段としてのネジ13を締め上げると、該ネ
ジ13の締め上げ時に於ける前記サスペンションホルダ
ー6及び前記保持部4dの微妙な位置変化を抑止する事
ができる。
以上の如く本発明の位置!!1lIl整手段によれば、
前記−上ヘッド3の位置調整が容易であるばかりでなく
、前記」二ヘッド3の位置固定は極めて安定し、該位置
調整の感や骨などを不要にし、位置調整の高速自動化を
実現した。
尚、本発明の一実施例では前記上キャリッジ4の固定手
段として、ネジ13を例にして説明して来たが、該固定
手段は例えばかしめ、溶接、接着等の手段で構成しても
、同様な効果が得られる事はioうまでもない。
5)0次に、以上前述してきた下ヘッド8と上ヘッド3
の相対位置関係を、所要の位置関係に位置調整する際、
の基準及び、必要条件について説明する。
従来例でも前述したが、該位置調整の絶対位置基準とし
ては、媒体に記録した所要の信号を基準とし、該信号を
前記下ヘッド8及び前記上ヘッド3で各々追跡再生しな
がら、所要の相対位百関係に位置調整するものである。
そして、前述した如く前記下ヘッド8と前記−上ヘッド
3でディスク2を挟持して記録再生を行う構造の磁気記
録装置に於いては、例えば僅か数サブミクロンの隙間さ
えも許容されない相互の接触具合、即ち、良好なヘッド
タッチを確保する対策として、前述の下ヘッド8と上ヘ
ッド3がディスク2を挟持した状態に押圧せしめる手段
を要するものであり、本発明の該抑圧せしめる手段は、
第1図に示し前述した如くネジリコイルバネ5を前記下
キャリッジ7に伸設したバネ受け7aで受は支え、ねじ
りモーメントエネルギーを蓄えた状態で、一端は前記下
キャリッジ7に配設したバネ掛7bで抑止し、もう一端
は前記上キャリッジ4を所要の押圧力で押圧していて、
3)及び4)で前述したヘッド位置調整手段及び上キャ
リッジ4の固定手段や第1図で前述した上キャリッジ4
の回動手段等に対して、該抑圧力は一切物理的な影響を
与えるものではなく、また、該抑圧力が変化する事も無
く、前述した良好なヘッドタッチを確保1−で、媒体に
記録した所要の信号を前記下ヘッド8及び前記上ヘッド
3で各々追跡再生しながら、容易に所要の相対位置関係
に位置調整可能とするものであり、更に、該位置調整後
に前述の上キャリッジ4の固定手段で固定−子しめても
、前記所要の相対位置関係に変化をきたす事は無い。
以上の如く本発明の良好なヘッドタッチを確保する対策
として構成した、前述の下ヘッド8と上ヘッド3がディ
スク2を挟持した状態に押圧せしめる手段によれば、媒
体に記録した所要の信号を前記下ヘッド8及び前記上ヘ
ッド3で各々追跡再生しながら、容易に所要の相対位置
関係に位置調整可能とするばかりで無く、該位置調整の
感や骨などを不要にし位置調整の高速自動化を実現した
6)0次に、以上前述してきた上ヘッド3の搭載構造に
ついて説明する。
第1図に示し前述した上ヘッド3の搭載構造は、例えば
(0,05mm)〜(0,3mm)程度の極薄で可撓性
を有する板状金属素材から成る前述の上キャリッジ4に
、例えば可撓性を有する上ジンバル3a、例えばプラス
チック素材等から成り、M縁体である上ヘツド台15を
介して搭載しており、前述の上キャリッジ4は例えば電
界ノイズや磁界ノイズ等の外乱ノイズから磁気記録装置
の信号変換素子としての磁気ヘッドを保護するシールド
機能を有していて、逆の見地から該上キャリッジ4につ
いて述べると、前記信号変換素子としてのヘッドと接地
関係を構成すれば、該ヘッドに対するアンテナ作用を成
すものであり、前述のシールド機能を有効に果たす為に
は、前記ヘッドと前記上キャリッジ4は電気的、磁路的
に非導通関係に構成すると良く、前記上ヘツド台15に
関して詳述すると、該上ヘツド台15は、前述の1Il
l <例えばプラスチック素材等から構成し、絶縁体が
っ非磁性体であり、前述した上キャリッジ4のシールド
機能を有効に果たす役割を受は持っている。
尚、前述した如く前記上キャリッジ4は、例えば(0,
05mm)−(0,3mm)程度の極薄で可撓性を廟す
る板状金属素材から構成しており、前述の例えば可撓性
を有する上ジンバル3Bを介して前記上ヘッド3を搭載
する場面に際しては、形状等が制約されるものであるが
、該上ヘツド台15を介入させる事によって、複雑な搭
載部形状であっても難なく提供可能となる。
7)0次に媒体の挿脱状態を第4図に基づいて説明する
第4図に基づいて1)でも前述したが、前記上キャリッ
ジ4は、第1図及び第2図で前述した上キャリッジ4の
アーム41に当接して付勢せしめる付勢構造体17に矢
印19方向から当接付勢せしめられて回動し、前記下ヘ
ッド8及び前記ディスク2から前記上ヘッド3を変移せ
しめて、該ディスク2の挿脱可能な状態を構成していて
、該回動状態に於いて、前記上キャリッジ4は、滑面手
段として構成した例えばテフロン材等から成る滑面シー
ト24を具備したカバー23に当接している。
そして、説明の為に前記ディスク2を収納して挿脱せし
めるカートリッジ2aを図中二点鎖線で示しており、該
カートリッジ2aは、矢印22方向に移動するものであ
る。
以上の構成に於いて、当接付勢せしめられて回動した前
記上キャリッジ4は、例えばテフロン材等から成る滑面
シート24を具備したカバー23に当接して、回動位置
を抑止されるものであり、仮に前記カバー23を配設し
て無かったとしたならば、前記上キャリッジ4の回動位
置は、前述の付勢構造体17の矢印19力向に当接付勢
せしめる当接付勢量に従属し、第4図の如く該当接付勢
量が僅かにばらついても、前記上キャリッジ4のアーム
41と前記上ヘッド3の位置関係から、該上ヘッド3の
回動位置は、拡大されて大きくばらついてしまい、前述
のカー1−リッジ2aと衝突する危険性を大きくするも
のである。
ところが、従来は前記カバー23の無い状態と全く同様
な条件となる様な、前記上キャリッジ4の回動位置と前
記カバー23は間隙を有して構成しており、前記上ヘッ
ド3と前記カートリッジ2aの衝突を回避する為に多量
の間隙を要し、磁気記録装置の薄形化が困難であった。
=47− 一方、昨今の磁気記録装置を搭載したシステムは、軽薄
短小の好まれる趨勢から見て、飛躍した薄形磁気記録装
置の実現要求が強まってきた。
そこで、本発明の前述した上キャリッジ4を例えばテフ
ロン材等から成る滑面シート24を具備したカバー23
に当接して、前記上キャリッジ4の回動位置を抑止する
ストッパー手段によれば、位置固定構造に構成した前記
カバー23に積極的に前記上キャリッジ4を回動当接せ
しめると、前記上ヘッド3はばらつきの少ない安定した
回動位置を確保可能であり、前述した余分な間隙を排除
して薄形の磁気記録装置の実現を容易にした。
尚、前記カバー23に具備した例えばテフロン材等から
成る滑面シート24は、前記上キャリッジ4を回動当接
せしめた時の当接音の消去と、該回動当接状態、即ち、
前記ディスク2を収納したカートリッジ2aを挿脱可能
な状態で、移動駆動手段の節動に従動して移動せしめる
、いわゆるスタンバイシーク時に、前記上キャリッジ4
と前記カバー23の摩擦を軽減しているものであって、
本発明のストッパー手段に関しては前記滑面シート24
を具備してなくとも、その機能は充分発揮されるもので
ある。
そして、前記カバー23に具備した例えばテフロン材等
から成る滑面シート24は、滑面手段としての一手段で
あって、前記カバー23と前記上キャリッジ4の当接す
る面であって少なくとも一方に配設すれば良く、また、
例えばテフロン月等から成る滑面コーティングであって
も前述の内容と全く同様の機能を果たすものである。
8)0次に媒体の記録再生位置と磁気ヘッドの相対的位
置関係について説明する。
磁気記録装置は温度や湿度の環境変化があっても稼働せ
しめられるものであって、該環境変化によって磁気記録
装置の機能が損なわれる様な事が生じてはならない。
とりわけ、該環境変化によって第1図に示す記録再生を
行う為の媒体である前記ディスク2は、膨張率に相応し
た伸縮を成すものであるが、一方、磁気記録装置に於い
ても、その構成要素全体が同様に伸縮を成し、基本的に
は該ディスク2の伸縮量と磁気記録装置の構成要素全体
の伸縮量は、該構成要素全体の中で、各所に温度や湿度
環境変化によって生ずる所要の膨張率から成る素材を組
み合わせて配置し、前記磁気ヘッド位置に於いてキャン
セル構成するものであり、第1図に示す前記ディスク2
と前記上ヘッド3の相対位置関係も前述の環境変化によ
って生ずる伸縮量をキャンセルする構造に構成しである
ところが、第10図で前述した従来例の様に第二のキャ
リッジを例えばプラスチック素材等で構成すると、前述
の温度や湿度の環境変化による伸縮量は大きくばらつい
て不安定であり、なかなか基本構成に準じた前述の伸縮
量キャンセルが得られないものであったが、本発明の第
二のキャリッジとしての前記上キャリッジ4は、第1図
及び第2図で前述した如く、例えば(0,05mm)〜
(0,3mm)程度の極薄で可撓性を有する板状金属素
材から構成してあり、前述の温度や湿度の環境変化によ
る伸縮量は極めて安定しており、基本構成に準じて前述
の伸縮量キャンセルは、極めて安定し、かつ、容易に得
られるものであり、磁気記録装置として最も基本的な前
記媒体の記録再生位置と磁気ヘッドの相対位置関係は、
温度や湿度等の環境変化にかかわらず、常に所要の位置
関係を確保可能であり、磁気記録装置間に於ける前記媒
体の互換性は極めて安定している。
9)0次に本発明の前記上キャリッジ4を、例えば(0
,05mm)〜(Q、3.mm)程度の極薄で可撓性を
有する板状金属素材から構成した背景について説明する
磁気記録装置は、記録再生を行う為の媒体の大きさでそ
の種別を規定しており、大型なものは前記媒体の外径が
8インチ程度で構成されており、該大型の媒体に適用す
る磁気記録装置に於いては、前記上キャリッジ4を、例
えば0.3mrn程度の極薄で可撓性を有する板状金属
素材から構成すると、前述して来た本発明の第二のキャ
リッジとしての機能の構成が可能である。
一方、前記媒体の小型のものに関しては、昨今−ζ1− の軽薄短小が好まれる時代の趨勢を反映して、前記媒体
の外径を1インチ程度で構成する超小型媒体の開発が進
行しつつあり、該超小型の媒体に適用する磁気記録装置
に於いては、前記上キャリッジ4を、例えば0.05m
m程度の極薄で可撓性を有する板状金属素材から構成す
ると、前述して来た本発明の第二のキャリッジとしての
機能の構成が可能である。
そして、該超小型の媒体に適用する磁気記録装置に関し
て、本発明の前記上キャリッジ4の構造は、構造が極め
て簡単で、該装置構成の小型化に極めて有用である。
尚、i゛うまでも無いが、磁気記録装置は既に実用化さ
れているものだけでも、前述した前記媒体外径が8イン
チ程度、前記媒体外径が5.25インチ程度、前記媒体
外径が3.5インチ程度、前記媒体外径が3インチ程度
、前記媒体外径が2゜5インチ程度、と数多くの種別が
あり、当然の事ながら、本発明の例えば(0、05mm
) 〜(0。
3 m m )程度の極薄で可撓性咎有する板状金属素
−c、Q− 材から構成する前記上キャリッジ4は、前記媒体外径の
大きさに適用する磁気記録装置を提供するものであるが
、該上キャリッジ4の素材構成に関しては、前述の(0
,05mm)〜(0,3rnrn)の板厚の範囲から所
要の板厚のものを選択すれば、容易に構成可能な事を申
し添えておく。
等々、以上前述した如く本発明の磁気記録装置における
第一の磁気ヘッドに対向して回動可能な回動手段を有す
る第二のキャリッジ構造は、数々の実用的効果を有する
ものであり、とりわけ、例えば(0、05m m ) 
−(0、3m m )程度の極薄で可撓性を有する板状
金属素材から構成した前記上キャリッジ4は、例えばプ
レス加工などの加工手段によって容易に提供可能なもの
であり、簡単な構造にして、安価で信頼性の高い磁気記
録装置の量産を可能にするものである。
次に本発明の磁気記録装置における第一の磁気ヘッドに
対向して回動可能な回動手段を有する第二のキャリッジ
構造に関して、他の応用例を第8図及び第9図に基づい
て説明する。
第8図は本発明の他の応用例であって、キャリッジ要部
断面図であり、第9図はその平面図である。
第8図と第1図及び第9図と第2図を対比して、その構
造が異なるのは、第1図及び第2図で前述した第二のキ
ャリッジとしての上キャリッジ4の構造が異なるだけで
あって、他の構造に関しては全く同一構造であり、以後
の説明は同一構造部分に就いては割愛して記述する。
第8図及び第9図に於いて、移動駆動手段(図示省略)
を具備した第一のキャリッジとしての下キャリッジ7は
、前記移動駆動手段の節動に従動し、摺動移動する構造
である。
一力、媒体を挟持する挟持素丁であり、例えば繊維質か
ら成るフェルI〜材等によって構成したバッド33を搭
載し、例えば(0,05mm)〜(0,3mm)程度の
極薄で可撓性を有する板状金属素材から成り、一端に可
撓性を有するサスペンラミン34a、サスペンシヨン3
4bを構成していて、酸二つのサスペンション34a及
びサスベンジ旦ン34bを両脇に受は持つ位置に、前記
極薄で可撓性を有する板状金属素材の剛性を、向上して
、前記二つのサスペンション34a及びサスペンション
34bを除いた部分の可撓性を除去する手段として、突
出部34cを構成した第二のキャリッジとしてのパッド
ホルダー34は、該サスペンション34a及びサスペン
ション34bを介して、前記下キャリッジ7に固定しで
ある。
そして、前記パッドホルダー34は、前記サスペンショ
ン34a及びサスペンション34bの可撓性によって回
動手段を構成しており、回動可能な構造である。
該回動手段に関してもう少し詳述すると、前記サスペン
ション34a及びサスペンション34bを除いた部分の
可撓性を除去する手段として突出部34cを構成し、該
突出部34cの一端に腕部34jを設け、該腕部4jは
第9図に示す如く両端位置に第一腕部34j−4及び第
二腕部34j−2を構成しており、該第−腕部34j−
1及び第二腕部34j−2が前記下キャリッジ7の上キ
ャリッジ搭載部7cに当接していて、第3図、第4図、
第5図で前述してきた内容と同様な機能を有した前記回
動手段の回動支点を構成しており、前記サスペンション
34a及びサスペンション34bの平面ねじれを防止し
ている。
そして、該サスペンション34a及びサスペンション3
4bには、第1図及び第2図、第31図。
第4図、第5図で前述してきた内容と同様なダンパー1
1を配設し、前述した内容と同様の機能。
効果を発揮しているものである。
尚、前記パッドホルダー34に搭載した前記パッド33
は略円柱状の形状を成していて、一方前記パッドホルダ
ー34は第8図に図示する如く該パッド33を懐抱する
様に周囲を取り囲む構造に構成してあり、図示する様に
組み合わせると該パッド33の位置規制する構造である
そして、該パッド33は例えば両面接着テープ等の固着
手段により固着して搭載しており、該搭載の為に他の特
別な搭載手段などを一切不要としている。
尚、本発明の応用例では媒体を挟持する挟持素子として
、例えば繊維質から成るフェルト材等によって構成した
パッド33を搭載した構造に構成してあり、該パッド3
3に対する第1図及び第2図で前述したシールド効果に
関しては、何等機能するものでは無いが、少なくとも第
一の磁気ヘッドとしての前記下ヘッド8にたいしては、
前記パッドホルダー34はシールド機能するものである
蛇足ながら前述した如く例えば(0,05mm)〜(0
,3mm)程度の極薄で可撓性を有する板状金属素材か
ら構成した前記パッドホルダー34を、第8図に図示す
る如く前記パッド331懐抱する様に周囲を取り囲む構
造に構成する手段は、例えばプレス加工などの加工手段
によって容易に提供可能なものである。
[発明の効果] 以上述べた様に本発明によれば、本発明の実施例の中で
も前述した数々の実用的効果を有するものであり、とり
わけ、本発明の磁気記録装置は、簡単な構造にして第一
の磁気ヘッドに対向して回動可能な回動手段を有する第
二のキャリッジを構成し、(0,05mm)〜(0,3
mm)の板厚みであって、少なくとも可撓性を有する極
薄の板状金属素材から構成した前記第二のキャリッジは
、既に実用化している大型の磁気記録装置はもちろんの
こと、今まさに開発を競っている超小型の磁気記録装置
に至るまで、幅広く適用可能であるばかりでなく、例え
ばプレス加工などの加工手段によって容易に提供可能な
ものであって、安価で信頼性の高い磁気記録装置の量産
を可能にするものであり、本発明の実用的効果は極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図、へ・第7図は本発明の磁気記録装置の最も適切
な一実施例であり、第8図及び第9図は本発明の他の応
用例を示す図である。 第1図は本発明の磁気記録装置しこ於けるキャリッジ要
部断面図であり、第2図はその平面図である。 第3図及び第4図は本発明の磁気記録装置に於けるキャ
リッジ要部詳細図である。 第5図は本発明の磁気記録装置に於けるキャリッジ要部
詳細断面図である。 第6図はジンバル詳細図であり、第7図はオフトラック
説明図である。 第8図及び第9図は本発明の他の応用例であって、第8
図は本発明の他の応用例のキャリッジ要部断面図であり
、第9図はその平面図である。 第10図、第11図、第12図、第13図は従来例を説
明する図であり、第10図は従来の磁気記録装置に於け
るキャリッジ要部断面図であり、第11図はその要部斜
視図である。 第12図及び第13図は従来の磁気記録装置に於けるキ
ャリッジ要部詳細断面図である。 3、、、、、、、、、、上ヘッド 4、、、、、、、、、、上キャリッジ 4a、4b、、、、、、サスペンション4e、6a、、
、、、、ノツチ 4h、、、、、、、、、周壁 5、、、、、.0.、、ネジリコイルバネ6、、、、、
、、、、、サスペンシゴンホルダー7、、、、、、、、
、、下キャリッジ 8、、、、、、、、、、下ヘッド 9、、、、、、、、、、フレーム 11゜000.09.ダンパー 13、、、、、、、、、ネジ 15、、.0.、、、、上ヘツド台 23、、、、、、、、、カバー 24、、、、、、、 、、滑面シート 33、、、、、、、、、パッド 34、、、、、、、、、パッドホルダー以上 出願人 セ・1コーエプソン株式会社 第5図 第6図 第  l  凶 第10図 第11図 第12図 第13図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)移動手段を備え、第一の磁気ヘッドを搭載して、移
    動駆動手段の節動に従動して移動する第一のキャリッジ
    、 該第一のキャリッジに担持せしめる担持手段に担持され
    、前記第一の磁気ヘッドとともに、記録再生を行うため
    の媒体を挟持する挟持素子を具備し、前記第一の磁気ヘ
    ッドに対向して回動可能な回動手段を有する第二のキャ
    リッジ、 該第二のキャリッジを押圧せしめて、前記第一の磁気ヘ
    ッド、前記媒体、前記挟持素子を各々所要な関係に密着
    ならしめる押圧手段、より成る磁気記録装置において、 前記第二のキャリッジの一部に、前記回動手段を一体構
    造で構成するとともに、該第二のキヤリッジの構成素材
    に関して、少なくとも可撓性を有する極薄の板状金属素
    材で構成した事を特徴とする磁気記録装置。 2)前記板状金属素材の板厚みに関し、(0.05mm
    )〜(0.3mm)の板厚で構成した事を特徴とする、
    特許請求の範囲第1)項記載の磁気記録装置。
JP23247486A 1986-09-30 1986-09-30 磁気記録装置 Pending JPS6387661A (ja)

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JP23247486A JPS6387661A (ja) 1986-09-30 1986-09-30 磁気記録装置

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