JPS6382830A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPS6382830A
JPS6382830A JP22778886A JP22778886A JPS6382830A JP S6382830 A JPS6382830 A JP S6382830A JP 22778886 A JP22778886 A JP 22778886A JP 22778886 A JP22778886 A JP 22778886A JP S6382830 A JPS6382830 A JP S6382830A
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transmission
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正樹 乾
Mitsuhiko Okada
岡田 光彦
Masanori Kubo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は巻き掛け伝動手段を備えた動力伝達装置に関
し、例えば車両において駆動力をプロペラ軸に伝達する
ための装置に関するものでおる。
従来の技術 チェーンなどの無端の伝動媒体を有する巻き掛け伝動手
段は、軸同士の間隔が広い場合であっても動力の伝達を
行なうことができる特長がめり、例えば車両用四輪駆動
装置ではFR車(前置きエンジン後輪駆動車)をベース
とする四輪駆動装置に用いられている。その例が特開昭
55−72420@、特開昭60−241575@など
の各公報や米国特許第4、369.671号明細書など
に記載されている。これらの文献に記載されている四輪
駆動装置は、変速機の出力軸から与えられる駆動力をセ
ンタディファレンシャル装置を介して後輸出力軸とドラ
イブスプロケットに分配し、もしくは変速機から後輸出
力軸に与えた駆動力をクラッチを介してドライブスプロ
ケットに分配し、そのドライブスプロケットからチェー
ンおよびドリブンスプロケットを介して前輸出力軸に駆
動力を与える構成でおる。そして、ここで用いられてい
る巻き掛け伝動手段のうち例えばドリブンスプロケット
は、前輸出力軸を軸受によってケースに取付けるととも
に、その前輸出力軸にスプライン嵌合させることにより
回転自在となっており、あるいはドライブスプロケット
と前輸出力軸とを一体に製造しておき、歯を形成しであ
る円板状の部分から軸線方向に突出した前輸出力軸の部
分に軸受を嵌め、その軸受を介してケースに対して回転
自在に支持している。
発明が解決しようとする問題点 しかるに上述した従来の四輪駆動装置における伝動機構
では、前輸出力軸にフロントプロペラ軸を連結する場合
、前輸出力軸をケースの内部に収容して軸受で支持する
ことにより四輪駆動装置として組立てておき、その前輸
出力軸の端部に自在継手を介してフロントプロペラ軸を
連結することになる。そのため、フロントプロペラ軸は
前輸出力軸と一体となって回転するにも拘らず、フロン
トプロペラ軸側の動的バランスを検査・調整する場合、
フロントプロペラ軸単独で行なわざるを得す、その結果
、自在継手の動的バランスが無視されることになり、実
装状態の動的バランスを必ずしも反映していないので、
正確な動的バランスの把握・調整を行ない得ない問題が
めった。
また上述した従来の伝動機構において、前輸出力軸とフ
ロントプロペラ軸とを接続する自在継手を前輸出力軸に
取付けるにあたっては、前輸出力軸のうち前側(車載状
態での前側)の軸受から突き出た部分の外周に、フラン
ジヨークやヨークスリーブなどの部材を嵌合させること
になる。そのため前輸出力軸は、ドリブンスプロケット
を挟んで両側に位置する軸受のための部分に加え、ヨー
クスリーブなどを嵌合させる嵌合代を必要とするから、
その全長が長くならざるを得ない。特に前述したFR車
ベースの四輪駆動装置では、スプライン嵌合部およびジ
ヨイント部を含めフロントプロペラ軸は一定長さ以上で
あること、が必要であり、かつ前輸出力軸とフロントプ
ロペラ軸とを連結する自在継手はオイルパンとの干渉で
一定位置以上は前側に設けることができず、これに対し
、四輪駆動装置の全長は可及的に短いことが好ましいが
、前述の装置では前輸出力軸が長いことに起因して四輪
駆動装置の全長を不必要に長くせざるを得ず、ざらにそ
のためにアダプタを必要として重量の増加を招来するな
どの問題があった。
この発明は上記の事情を背景としてなされたもので、巻
き掛け伝動手段に連結する軸部材のバランス取りを適確
に行ない、併せて軸長の短縮化を図ることのできる動力
伝達装置を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、駆動軸と、
駆動軸に連結された駆動回転伝動体と、駆動回転伝動体
から無端の巻き掛け伝動媒体を介して駆動力を伝達され
る従動回転伝動体と、従動回転伝動体に連結された従動
軸とを有する動力伝達装置において、前記駆動回転伝動
体と従動回転伝動体との少なくともいずれか一方をケー
スに回転自在に支持し、かつその回転伝動体に、中心軸
線に沿って形成した連結用挿入孔を設け、その挿入孔を
介して駆動軸もしくは従動軸が連結されていることを特
徴とするものである。
作   用 この発明の装置では、駆動軸もしくは従動軸と、これを
連結する回転伝動体とが別体であって、その回転伝動体
が単独でケースに回転自在に支持されているから、前記
の軸と回転伝動体との連結は、回転伝動体をケースに組
付けた後に、最終段階で行なうことができる。したがっ
て車両用四輪駆動装置に用いた場合には、前輸出力軸も
しくは後輸出力軸とプロペラ軸とを、スプロケットなど
の回転伝動体をケースへ取付けた後でも一体化させてお
くことができるから、プロペラ軸のバランス取りが実装
状態に近い状態で行なわれる。
また回転伝動体と軸との連結は、回転伝動体に形成した
連結用挿入孔の内部に軸の端部を嵌合させることにより
行なわれる。したがって回転伝動体には特別な嵌合代が
不要となり、軸長が短くなる。
実施例 つぎにこの発明の実施例について添付の図面を参照して
詳細に説明する。
@1図はこの発明を適用した四輪駆動トランスフ71の
詳細図で必って、そのトランスファ1を組込んだ前置き
エンジン後輪駆動車(FR車)の駆動力伝達系統を第2
図に示す。すなわち第2図において、トルクコンバータ
および復数の遊里歯車機構を主体とする自動変速機2が
エンジン3の後段側に配置されており、トランスファ1
はその自動変速機2の後端側に接続され、トランスミッ
ション出力軸4がトランスファ1の入力軸となっている
。そしてトランスファ1はスリップ制御される差動制御
クラッチ5によって差動作用が制限されるセンタディフ
ァレンシャル装置6を介して後輪側と前輪側とに駆動力
を分配するよう構成されている。トランスファ1におけ
る後輸出力軸7はトランスミッション出力軸4と同一軸
線上に配置されていて、その先端部にはリヤプロペラ軸
(図示せず)を接続するためのコンパニオンフランジ8
が取付けられている。これに対し前輸出力軸9はトラン
スミッション出力軸4と平行に配置されてあり、この前
輸出力軸9にはフロントプロペラ!F[l110が連結
され、ざらにフロントプロペラ軸10はフロントディフ
ァレンシャル装置11のピニオンドライブ軸12に連結
されている。
トランスファ1の機能部品を収容するケースは、第1図
に示すように、自動変速機2のケースに接続されるフロ
ントケース13と、フロントケース13に取付けられて
フロントケース13と共にチェーン至14を形成しかつ
前記差動制御クラッチ5およびセンタディファレンシャ
ル装@6を収容するりャケース15と、リヤケース15
の後部に連結されたエクステンションハウジング16と
から構成されている。フロントケース13とリヤケース
15とのそれぞれの対向部分は、トランスミッション出
力’l1ll14の軸線方向で互いに反対方向に幾分窪
み、かつその凹部がトランスミッション出力軸4の半径
方向へ突出しており、したがってフロントケース13と
リヤケース15とを密着させて連結することにより、各
々の凹部によってチェーン至14が形成され、そのチェ
ーン至14内に、サイレン1−チェーン17およびこれ
を巻き掛けたドライブスプロケット18とドリブンスプ
ロケット19とからなる伝動機@20が収容されている
ドライブスプロケット18は、その中心軸線に沿って挿
入孔21が形成されるとともに、ボス部が前側(第1図
の左側)で短く、かつ後側(第1図の右側)で長く突出
したものであって、そのボス部の外周に嵌め込んだ1対
の軸受22.23により前記フロントケース13とリヤ
ケース15とに対して回転自在に保持されている。そし
てドライブスプロケット18の挿入孔21の内部にトラ
ンスミッション出力軸4が非接触状態で挿通され、した
がって両者は互いに同心上に配置されている。
またドリブンスプロケット19もその中心軸線に沿って
連結用の挿入孔24を形成した構成であって、歯の部分
を挟んだ前後両側のボス部に嵌合させた軸受25.26
によって、前記フロントケース13およびリヤケース1
5のうち半径方向へ突出した部分に回転自在に保持され
ている。この状態でドリブンスプロケット19はドライ
ブスプロケット18と平行になるとともに、その後側(
第1図の石側)の端部はリヤケース15内に位置し、こ
れに対し前側(第1図の左側)の端部はフロントケース
13と共に前方側に開口している。そしてサイレントチ
ェーン17がこれらのスプロケット18.19に轡き掛
けられている。
このように構成された伝動[120のうちドライブスプ
ロケット18には、その歯の部分のいずれかの歯底と挿
入孔21の内面とに開口する油孔27が形成され、ざら
に挿入孔21の内周面のうち油孔27の開口部に円周方
向に沿う溝28が形成されている。これに対しトランス
ミッション出力軸4には、自動変速機2におけるオイル
ポンプ等の油圧源(図示せず)に連通する潤滑油通路2
9が中心軸線に沿って先端部にまで形成されており、そ
のトランスミッション出力軸4のうち前記溝28に一致
する部分には、潤滑油通路29から外周面に至るスプロ
ケット用油孔30が半径方向に向けて形成されている。
すなわち自動変速Ia2の油圧源から圧送されたオイル
を、潤滑油通路29およびスプロケット用油孔30なら
びに満28、油孔27を介してドライブスプロケット1
8の歯の部分に供給するよう構成されている。
ざらにドライブスプロケット18のうち前側のボス部は
軸受22の幅とほぼ同一の長さに設定されており、その
ボス部の先端部かられずかに外れた位置に開口する軸受
用油孔31が、前記スプロケット用油孔30と同様に、
トランスミッション出力@4にその半径方向に向けて形
成されている。
この軸受用油孔31から噴出するオイルを軸受22に案
内するオイルガイド32がフロントケース13の内部に
設けられている。すなわちオイルガイド32は、トラン
スミッション出力軸4の外径よりわずか大きい間口径の
環状の部分であって、フロントケース13のうち前記軸
受22のアウタレースを保持する部分かられずか前方側
に延び出るよう一体的に形成されており、その先端部(
内周縁)は第3図に示すように、前記軸受用油孔31の
開口部を被うようその開口部より前方側に位置している
。ざらにオイルガイド32の内奥面は、半径方向を向く
オイル噴流を軸受22のアウタレースとインナレースと
の間に導くよう、半径方向に対して例えば45°傾斜し
たガイド面33とされている。
他方、伝動機1is20′4i:構成するドリブンスプ
ロケット19にはオイル漏れを防ぐ手段が設けられてい
る。すなわち前側のボス部の外周にはオイルシール34
が嵌め込まれており、また挿入孔24のうちリヤケース
15内に位置する端部には、プラグ35およびそのプラ
グ35との間を封止するオイルシール36が嵌め込まれ
ている。このプラグ35とオイルシール36とは、前輸
出力軸9を挿入孔24に嵌合させる以前にオイルが挿入
孔24に流入することを防ぎ、かつ前輸出力軸9の挿入
時のエア抜きを行なうものであって、その詳細は第4図
の通りである。すなわちプラグ35は、挿入孔24の内
径より小径で軸長の短い軸部37と、挿入孔24の開口
端の内周面に密着嵌合するフランジ部38からなるもの
であって、そのフランジ部38には、一部を切欠いて形
成したスリット部39が形成され、そのスリット部39
により挿入孔24の内外両側が連通ずるようになってい
る。またオイルシール36は、軸部37と挿入孔24の
内周面との間に配置されていて、内周側に突出したリッ
プ部40が軸部37の外周面に接触している。このリッ
プ部40は、挿入孔24の内外両側の圧力差によって撓
むことができ、したがってリップ部40は実質的にバル
ブとなっている。
このように構成されたドリブンスプロケット19の挿入
孔24内に、前輸出力軸9が前側から挿入されてスプラ
イン嵌合しており、この前輸出力軸9と挿入孔24の内
周面との間は、0リング41によってシールされている
。そして前輸出力軸9の前端部に、自在継手等のジヨイ
ント部42を介してフロントプロペラ軸10が連結され
ている。
なお、第1図に示すようにジヨイント部42を自在継手
によって構成した場合、スリーブヨークを前輸出力@9
とすることができる。
つぎにチェーン至14内でオイルを循環させるための構
成について説明すると、前述したように伝動機溝20は
ドライブスプロケット18から強制潤滑するようになっ
ているので、オイルをオイルパン等の外部の油だめ(図
示せず)に戻すためのオイル排出口15aがりャケース
15に形成されている。すなわち第5図はりャケース1
5を車両の後側から見た図であって、ドライブスプロケ
ット18に対してドリブンスプロケット19は斜め下側
に配置されており、そのドライブスプロケット18の上
側および横側にそれぞれ位置する円弧状のリブ43.4
4.45.46が、前記フロン1〜ケース13およびリ
ヤケース15の各々の対向面に突設されている。これら
のリブ43.44および45.46は互いに当接して隔
壁となっており、その結果、ドライブスプロケット18
の外周側にオイル通路47が形成されている。オイル排
出口15aはオイルがオイル通路47から滴下する位置
に設けられている。
またフロントケース13とリヤケース14との各々の対
向面のうち前記各スプロケット18.19の間に位置す
る部分には、先端部が互いに当接する油受はす748.
49が突設されている。これらの油受はす748.49
は第5図に示すように伝動機120等との干渉を避けた
状態で上方に向けた受は面を形成するよう複雑に湾曲し
た形状で必って、その中央部にはオイルを前記サイレン
トチェーン17に滴下させるためのチェーン潤滑孔50
が形成され、したがって油だめを特に必要とせずにサイ
レントチェーン17の油滑を行なうようになっている。
また油受はす748のうちチェーン至14の内壁面に奇
った所定箇所にオイルシール潤滑孔51が形成されてい
る。そしてこのオイルシール潤滑孔51は、ドリブンス
プロケット19のボス部外周に配置したオイルシール3
4に至るようフロントケース13に形成した油路52に
連通している。
後輸出力@7は、リヤケース15の後側に取付けたエク
ステンションハウジング16の内部に、1対の軸受53
.54によって回転自在に支持されており、その中間部
には車速センサ用の歯車55が取付けられるとともに、
後輸出力@7の後端部にはコンパニオンフランジ8がス
プライン嵌合している。このコンパニオンフランジ8と
エクステンションハウジング16との間はオイルシール
56によって封止され、かつ後輸出力軸7とコンパニオ
ンフランジ8との間は0リング57によって封止されて
いる。そしてトランスミッション出力@4の先端部が、
後輸出力軸7の基端部(第1図の左端部)の内部に軸受
58を介して支持されている。
このトランスミッション出力軸4の駆動力を、後輪側と
前輪側とに分配するセンタディファレンシャル装置6お
よびその差動制限を行なう差動制御クラッチ5は、つぎ
のように構成されている。
センタディファレンシャル装置6は遊星歯車機構からな
るものでおって、そのプラネタリピニオンを保持するキ
ャリヤ59がトランスミッション出力軸4の端部にスプ
ライン嵌合する一方、リングギヤ60は後輸出力軸7に
連結一体化されている。
これに対しサンギヤ61は前記ドライブスプロケット1
8におけるボス部の延長部分にスプライン嵌合するとと
もに車両前方側(第1図の左側)に延びた円筒部を有し
、その円筒部がリヤケース15内に固定したサポート6
2のボス部に回転自在に嵌合している。また差動制御ク
ラッチ5は湿式多板クラッチからなるものであって、そ
のクラッチドラム63が前記υンギャ61のうち前記ザ
ボー1−62側に延びた円筒部に連結一体化されており
、またクラッチハブ64がセンタディファレンシャル装
置6のリングギヤ60と一体化されている。
前記サンギヤ61のうちサポート62側に延びた円筒部
とクラッチドラム63とによってシリンダが形成される
とともに、その内部に大小2個のピストンが直列に内蔵
され、ここに差動制御クラッチ5を動作させるための油
圧ザーボ機構65が閉成されている。この油圧サーボ機
構65はピストンがリターンスプリング66に抗して移
動することにより差動制御クラッチ5を係合させるもの
であって、リヤケース15の下側に配置した油圧制WH
@67により1til制御されるようになっている。
なお、第1図に示す例では、差動制御クラッチ5を常時
ある程度の係合力で係合させておくことにより、センタ
ディファレンシャル装置6の差動制限を行ない、後輪側
へのトルク分配率が大きくなるよう制御する。
なお、トランスミッション出力軸4には、その潤滑油通
路29から外周面に至る油孔が必要箇所に設けられてお
り、またセンタディファレンシャル装@6のサンギヤ6
1には、歯面にオイルを供給する油孔が、内周面から歯
底に向けて形成されている。ざらに後輸出力軸7には、
中心軸線に沿う潤滑油通路がその基端部から所定長さに
亘って形成され、かつその潤滑油通路から外周面に至る
油孔が必要箇所に形成されている。
上記の四輪駆動トランスファ1の組立ては、基本的には
、フロントケース13にドライブスプロケッ1〜18や
ドリブンスプロケット19などの伝動機構20を組付け
、しかる後リヤケース15をフロントケース13に取付
け、さらにリヤケース15内に差動制御クラッチ5やセ
ンタディファレンシャル装置6などを組付け、最終的に
はエクステンションハウジング16やコンパニオンフラ
ンジ8を取付けることにより行なう。すなわちフロント
ケース13やリヤケース15などのケース内に先ず部品
の組付けを行なうが、その場合、前記ドリブンスプロケ
ット19はそのボス部の外周に嵌合させた1対の軸受2
5,26によって単独でフロントケース13およびリヤ
ケース15に取付けられるから、前輸出力軸9は特にト
リアンスプロケット19に嵌合させておく必要がなく、
むしろフロントプロペラ軸10にジヨイント部42によ
って連結させておくことができる。またその場合、ドリ
ブンスプロケット19の挿入孔24がプラグ35および
オイルシール36によって封止され、かつドリブンスプ
ロケット19のボス部とフロントケース13との間が前
記オイルシール34によって封止されているから、チェ
ーン至14内に予め潤滑油を入れておいても、潤滑油が
ケースから洩れ出すことはない。したがって上記の構成
であれば、フロントプロペラ軸1Qのバランス取りは、
前輸出力軸9と連結した状態で行なうことが可能であり
、実装状態に近い状態での動的バランスの測定・調整を
行なうことができる。
また前記ドリブンスプロケット19では、その内部すな
わち挿入孔24が前輸出力軸9との嵌合部となり、した
がって軸線方向に突出した特別な嵌合代を必要としない
ので、軸長の短かいものとなる。
そして上記の四輪駆動トランスファ1では、トランスミ
ッション出力軸4からセンタディファレンシャル装置6
のキャリヤ59に駆動力が与えられ、その駆動力はリン
グギヤ60から後輸出力軸7に伝達される一方、サンギ
ヤ61からドライブスプロケット18に伝達される。そ
の場合、差動制御クラッチ5がスリップ制御されてセン
タディファレンシャル装@6の差動作用をある程度制限
することにより、後輸出力軸7とドライブスプロケット
18とに対するトルク分配率は一定とならずに、差動制
限の程度に応じて変化する。ドライブスプロケット18
に与えられた駆動力はサイレントチェーン17およびド
リブンスプロケット19を介して前輸出力軸9に伝達さ
れ、ざらにジヨイント部42で連結したフロントプロペ
ラ軸10に伝達される。すなわち前後輪へのトルク分配
率を異ならせた四輪駆動状態となる。
なお、上記の実施例ではサイレントチェーンを伝動媒体
とした伝動機構を例に取って説明したが、この発明は上
記の実施例に限定されるものではなく、例えばプーリ径
をそれぞれ変えることのできる駆動プーリと従動プーリ
とにベルトを巻き掛けた無段変速機に適用することがで
き、また四輪駆動装置における巻き掛け伝動機構に限ら
ず、広く一般の巻き掛け伝動機構においてスプロケット
やプーリなどの回転伝動体と回転軸を連結する場合に適
用することができる。ざらにこの発明で回転伝動体と軸
との連結を行なうにあたって、上記の実施例ではドリブ
ンスプロケットにその軸線方向に貫通する挿入孔を形成
し、その挿入孔のほぼ中間部にまで前輸出力軸を挿入し
てスプライン嵌合させたが、このような構成に限らず、
例えば挿入孔を回転伝動体の端部に所定長さに亘って形
成した盲孔とし、その盲孔を連結用挿入孔として軸を回
転不能に内嵌させてもよい。またざらに上記の実施例で
は、従動側のスプロケットと軸との連結を行なう構成を
例として説明したが、この発明は駆動側のスプロケット
などの回転伝動体と軸との連結を行なう場合にも適用す
ることができる。
発明の詳細 な説明したようにこの発明によれば、チェーンなどの伝
動媒体を巻き掛ける回転伝動体の挿入孔に軸を挿入して
連結していなくても回転伝動体をケースに取付けて組立
てを行なうことができ、その結果、例えば車両用四輪駆
動装置においては、プロペラ軸と自在継手のヨークスリ
ーブもくしは出力軸とを予め連結しておき、最終段階で
スプロケットなどの回転伝動体に接続することができる
ため、プロペラ軸のバランス取りを実装状態に近い状態
で行なうことが可能となり、より正確なバランス取りを
行なうことができる。また回転伝動体と軸との連結は、
回転伝動体に形成した挿入孔に軸を内嵌させることによ
り行なうから、回転伝動体には軸線方向に突き出た特別
な嵌合代を設ける必要がなくなり、その分軸長を短くす
ることができ、四輪駆動トランスファに適用した場合に
は、その小型軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるトランスファの断面図、第2図
は駆動力の伝達系統を示す簡略図、第3図はオイルガイ
ドの部分拡大図、第4図はプラグおよびオイルシールを
示す部分図、第5図はりャケースを車両後方から児た図
である。 1・・・四輪駆動トランスファ、 2・・・自動変速機
、4・・・トランスミッション出力軸、 6・・・セン
タディファレンシャル装置、 7・・・後輸出力軸、 
9・・・前輸出力軸、 13・・・フロントケース、 
15・・・リヤケース、 17・・・チェーン、 18
・・・ドライブスプロケット、 19・・・ドリブンス
プロケット、 20・・・伝動機構、 24・・・挿入
孔、 42・・・自在継手。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  駆動軸と、駆動軸に連結された駆動回転伝動体と、駆
    動回転伝動体から無端の巻き掛け伝動媒体を介して駆動
    力を伝達される従動回転伝動体と、従動回転伝動体に連
    結された従動軸とを有する動力伝達装置において、 前記駆動回転伝動体と従動回転伝動体との少なくともい
    ずれか一方がケースに回転自在に支持され、かつその回
    転伝動体が、中心軸線に沿つて形成した連結用挿入孔を
    有し、その挿入孔を介して駆動軸もしくは従動軸が連結
    されていることを特徴とする動力伝達装置。
JP61227788A 1986-09-26 1986-09-26 動力伝達装置 Expired - Lifetime JP2586460B2 (ja)

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JP61227788A JP2586460B2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26 動力伝達装置
CA000547810A CA1290581C (en) 1986-09-26 1987-09-25 Coupling structure for a rotating member and a shaft
US07/101,831 US4940446A (en) 1986-09-26 1987-09-28 Coupling structure for a rotating member and a shaft

Applications Claiming Priority (1)

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JP61227788A JP2586460B2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26 動力伝達装置

Publications (2)

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JPS6382830A true JPS6382830A (ja) 1988-04-13
JP2586460B2 JP2586460B2 (ja) 1997-02-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60193826U (ja) * 1984-06-05 1985-12-24 マツダ株式会社 車両の4輪駆動装置
JPS62110628U (ja) * 1985-12-27 1987-07-14

Patent Citations (2)

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