JPS638240Y2 - - Google Patents

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JPS638240Y2
JPS638240Y2 JP1983019955U JP1995583U JPS638240Y2 JP S638240 Y2 JPS638240 Y2 JP S638240Y2 JP 1983019955 U JP1983019955 U JP 1983019955U JP 1995583 U JP1995583 U JP 1995583U JP S638240 Y2 JPS638240 Y2 JP S638240Y2
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JP
Japan
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memory alloy
ashtray
shape memory
shape
cigarette lighter
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JP1983019955U
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JPS59124499U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用灰皿自動突出装置に係り、特に
シガライタの点火に相応じて自動的に灰皿を突出
せしめ得るようにした装置の改良に関するもので
ある。
従来より、自動車等の車両に装備されたシガラ
イタを用いて煙草に着火させる際に、灰皿が自動
的に外部に突き出る様に構成された灰皿自動突出
装置が提案されているが、その多くは灰皿にコイ
ルばねを組み込んだものであつた。より具体的に
は、灰皿を押し込んだとき、コイルばねを圧縮し
た状態で該灰皿に掛金がかかり、そして煙草に着
火させようとするとき、シガライタを押し込む手
動操作に基づいて、複雑なリンク機構を介して前
記掛金が外され、前記コイルばねが伸張させられ
ると同時に、その弾力によつて前記灰皿が突出さ
せられることとなるのである。
それ故に、そのような灰皿自動突出装置におい
ては、そのリンク機構が複雑で、構成部品の点数
が極めて多く、その組付けにも手間を要し、コス
ト高となる上、その取付けに場所をとるところか
ら、狭小な場所への該装置の設置には問題があつ
たのである。また、該装置がスプリング式である
ため、灰皿の突出速度が大きく、何等かの調整装
置が必要であり、更にまた、灰皿を押し込む際に
は、コイルばねの弾力に抗する比較的大きな力が
必要とされるなどの欠点もあつたのである。
ここにおいて、本考案は、かかる事情に鑑みて
為されたものであつて、その目的とするところ
は、構造簡単にして、部品点数が極めて少なく、
取付けに場所をとらない灰皿自動突出装置を提供
することにある。
そして、かかる目的を達成するために、本考案
にあつては、(1)シガライタと、(2)該シガライタの
点火により温度変化せしめられ、そして該温度変
化に従つて所定の形状に形状変化する形状記憶合
金手段と、(3)該形状記憶合金手段に連結されて、
該形状記憶合金手段の形状変化によつて突き出し
作用を受け、収納部に収納されている灰皿を自動
的に突き出し得るように構成されたリンク機構と
を含むように、灰皿自動突出装置を構成したので
ある。
かくして、かくの如き本考案に従えば、シガラ
イタの点火に相応じて形状変化する形状記憶合金
手段をその駆動源として用いたために、灰皿を突
出せしめるためのリンク機構が極めて簡単とな
り、以て構成部品の点数も僅少となつて、その組
付け工数が著しく低減させられるのみならず、設
置場所をとらないため、狭小な場所へも設置可能
となつたのである。
そしてまた、形状記憶合金手段の加熱に若干の
時間を要し、加えてその形状変化の割合も適度に
調整され得るところから、灰皿の突出速度も従来
より緩やかな適当な速度と容易に為し得るのであ
り、更に、灰皿を押し込む際には、前記形状記憶
合金手段は既に低温となつていて、記憶された形
状が備えた弾力は最早失なわれているところか
ら、比較的弱い力によつて灰皿を元の位置に戻す
ことが可能となるのである。
以下、本考案を更に具体的に明らかにするため
に、本考案に係るいくつかの実施例を、図面に基
づいて詳細に説明することとする。
先ず、第1図には、本考案に係る車両用灰皿自
動突出装置の一実施例が示されているが、そこに
おいて、灰皿2は、インストルメントパネル4に
設けられたリテーナ(収納部)6に収納されて、
出し入れ可能に構成されている。また、シガライ
タ8を収容する円筒形のケース10も、前記イン
ストルメントパネル4の前記灰皿2近傍に固定さ
れている。
そして、前記ケース10から後方(図面におい
て上方)に僅かに離れた位置に、シガライタ8を
点火せしめる点火装置12が所定の固定部材に固
定されている。また、この点火装置12の前方端
には、第2図に拡大して示されるように、手指状
の切込み(第1図参照)を有する嵌合部14と、
その中心部に絶縁体15によつて電気絶縁された
+電極の端子16が設けられている。なお、この
嵌合部14はバイメタルからなり、所定温度に加
熱されると、手指状の先端が開くようになつてい
る。
一方、シガライタ8には、その軸方向に摺動可
能な着火体18が内蔵されており、この着火体1
8の後方端には、前記嵌合部14の内側に嵌合し
得る嵌合部20と、前記端子16に当接し得る端
子22と、この端子22に接続されたコイル状ニ
クロム線(点火部)24が設けられている。
それ故に、シガライタ8の着火体18を第1図
の状態より押し込めば、第2図に示されるよう
に、着火体18の嵌合部20は、点火装置12の
嵌合部14の内側に嵌合され、端子22は前記端
子16に当接した状態を維持するので、電流は+
電極の端子16より端子22、ニクロム線24を
経てケース10(アース)へ流れ、ニクロム線2
4は加熱される。そして、これが所定温度になる
と、バイメタルからなる嵌合部14が開くので、
嵌合部20が開放され、着火体18は、シガライ
タ8内の図示しないコイルばねの付勢力によつて
前方へ僅かに飛び出し、点火装置12から離隔さ
せられ、電気回路も断たれることとなるのであ
る。なお、このような構成は、従来のシガライタ
と同様であり、この他にも、公知の何れの機構を
も採用し得るところである。
ところで、コイル状に形成された形状記憶合金
(形状記憶合金手段)26は、第1図に示される
ように、その前端28が前記点火装置12に固定
され、後端30がばね座32に固定されている。
そして、中間部をピン34にて枢支されたレバー
36の一端と前記ばね座32とは、ピン38にて
枢支され、レバー36の他端に設けられた長孔4
0は、灰皿2の後方端部から延出させられたロツ
ド42の後方端部にピン44にて枢支されてい
る。しかも、前記形状記憶合金26は所定の温度
に加熱されると、そのコイル形状が伸張するよう
に記憶させられているのである。
それ故に、第1図に示されるように、灰皿2が
押し込まれて、形状記憶合金26が圧縮されたコ
イル状とされた状態において、喫煙の目的でシガ
ライタ8の着火体18を押し込むと、第2図、第
3図に示されるように、点火装置12と着火体1
8とは嵌合し、且つ電気回路が形成されて、ニク
ロム線24が赤熱させられる。そして、着火体1
8が所定の高温度に達した時点で、着火体18は
嵌合から解放され、僅かに前方へ飛び出るので、
その後、シガライタ8をケース10より抜き取つ
て赤熱したニクロム線にて煙草に点火させるので
ある。
一方、前記形状記憶合金26は、点火装置12
を介して、熱伝導にて赤熱状態のニクロム線24
によつて加熱されるので、これが所定温度に達し
たとき、第3図に示されるように、前もつて記憶
させられた伸張コイルの形状に変形させられる。
それ故に、レバー36を介してロツド42が前方
へ突き出され、灰皿2がインストルメントパネル
4から座席側へ押し出されて灰皿使用状態とされ
るのである。
そして、灰皿2を使用した後においては、人間
の手にて灰皿2を押し込むことが必要となるので
あるが、その際、形状記憶合金26は一般に自然
冷却によつて低温となつているところから、記憶
された形状が備えた弾力は最早失なわれていて、
比較的弱い力で灰皿2を元の位置に戻すことがで
きるのである。
以上詳述したように、本実施例においては、灰
皿2を突出せしめるリンク機構が、形状記憶合金
26の採用によつて極めて簡単となり、構成部品
点数も僅少で、それ故に組付け工数も低減させら
れ、且つ作動確実で、誤作動もなく、故障の発生
も少ないのであり、また、設置場所も大きくとら
ないので、狭小な場所にも設置が可能である大き
な利点を生じているのである。
そしてまた、灰皿を押し込む際には、従来のス
プリング式に比して弱い力によつて元の位置に戻
すことが可能となり、更には、シガライタ8を使
用せずに該灰皿2を引き出し、または押し込む場
合においても、同様に形状記憶合金のコイルは弾
力を弱められているので、比較的弱い力で引き出
し、または押し込みが可能となるのである。更
に、形状記憶合金26の加熱には若干の時間を要
し、加えてその形状変化が調整され得るところか
ら、灰皿の突出速度も従来より緩やかな適当な速
度と為し得るのである。
次に、第4図に、本考案の別の実施例を示す。
本実施例は形状記憶合金26が通電加熱される特
徴を有する。即ち、電流は電気絶縁された+電極
の端子16から端子22へ、更にコイル状のニク
ロム線24から嵌合部20,14経由、形状記憶
合金26内を流れて、その端部30からアースに
導かれる。このようにすることによつて、形状記
憶合金26に対する加熱は、前実施例のような熱
伝導によるものでなく、直接の通電加熱であるた
めに、所定温度の加熱を確実に実施し得て、本装
置の作動を的確に行なわしめ得る効果を有する。
その他の部分については、前記実施例と同様であ
るため、詳細な説明は省略する。
また、第5図に示される別の実施例では、第4
図における形状記憶合金26の代りに弓形の形状
記憶合金56が用いられているが、これが通電加
熱の形式を持つことは第4図の例の場合と同様で
ある。
この弓形の形状記憶合金56は、加熱されると
直線形状に変化するように記憶させられているの
で、シガライタ8を使用する際、点火装置12経
由、形状記憶合金56が通電加熱されて直線状に
伸び、レバー36を介して図示しない灰皿を突き
出すこととなるのも第4図と全く同様である。こ
の場合には、形状記憶合金56をコイル状に加工
する手間も省略され、形状も一層簡潔となる効果
を有する。
なお、前述の実施例において通電加熱方式を採
用した場合には、シガライタ8と形状記憶合金2
6,56との電気回路を直列に結んだのである
が、本考案は何等これに限定されるものではな
く、並列に結ぶことも可能であり、また、形状記
憶合金26を加熱したとき収縮するように記憶さ
せる等、前記各実施例とは逆の形状を記憶させ
て、灰皿2を突き出すようにすることも、リンク
の形式を変えれば可能である。
また、その他、本考案においては、その趣旨を
逸脱しない範囲内において、当業者の知識に基づ
いて種々なる変形、改良などを加え得ることは言
うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る車両用灰皿自動突出装
置の一実施例を示す一部断面平面図(灰皿閉鎖
時)であり、第2図は点火装置と着火体との嵌合
状態を示す部分断面拡大図、第3図は灰皿突出時
の第1図に相当する図、第4図は本考案の別の実
施例としての、形状記憶合金を通電加熱する方式
の装置を示す第3図に相当する図、第5図は湾曲
した形状記憶合金に直線形状を記憶させた場合の
本考案の更に別の一例に係る装置の部分平面説明
図である。 2:灰皿、6:リテーナ、8:シガライタ、2
4:ニクロム線、26,56:形状記憶合金。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シガライタと、 該シガライタの点火により温度変化せしめら
    れ、そして該温度変化に従つて所定の形状に形
    状変化する形状記憶合金手段と、 該形状記憶合金手段に連結されて、該形状記
    憶合金手段の形状変化によつて突き出し作用を
    受け、収納部に収納されている灰皿を自動的に
    突き出し得るように構成されたリンク機構と
    を、含むことを特徴とする車両用灰皿自動突出
    装置。 (2) 前記形状記憶合金手段の温度変化が、前記シ
    ガライタの点火による点火部の発熱によつて惹
    起される実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    装置。 (3) 前記形状記憶合金手段の温度変化が、前記シ
    ガライタの点火操作により電気的に接続された
    該形状記憶合金手段への通電による加熱によつ
    て惹起される実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の装置。
JP1995583U 1983-02-14 1983-02-14 車両用灰皿自動突出装置 Granted JPS59124499U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995583U JPS59124499U (ja) 1983-02-14 1983-02-14 車両用灰皿自動突出装置

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JP1995583U JPS59124499U (ja) 1983-02-14 1983-02-14 車両用灰皿自動突出装置

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Publication Number Publication Date
JPS59124499U JPS59124499U (ja) 1984-08-22
JPS638240Y2 true JPS638240Y2 (ja) 1988-03-11

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ID=30151093

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JP1995583U Granted JPS59124499U (ja) 1983-02-14 1983-02-14 車両用灰皿自動突出装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911697B2 (ja) * 1979-04-25 1984-03-17 シオン化学工業株式会社 繊維束の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911697U (ja) * 1982-07-12 1984-01-24 株式会社東海理化電機製作所 自動灰皿引出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911697B2 (ja) * 1979-04-25 1984-03-17 シオン化学工業株式会社 繊維束の製造法

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JPS59124499U (ja) 1984-08-22

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