JPS6382207A - 果実等のコンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、果実等のコンベアに関し、みかん、りんご
、ばれいしょ等の傾斜コンベア、スラットコンベア等に
利用できる。

従来の技術、および発明が解決しようとする問題点 みかん、ばれいしょ等の果実を裸のままのせて移送する
傾斜したスラットコンベア等において左右一対のチエン
のリンクプレート間にスラット板を取付けてこれを移送
方向に連設するが、比較的安価なチエンのＪＩＳ等の規
格品は一般的に軽負用のもの程リンクプレートのりツク
ビン前後間の長さが短かく、またスラット板はコンベア
への取付数を減らして経済的に製作するためにその移送
前後方向の幅を可能な限り広く設けるので、この幅はチ
エンの複数のリンクプレートに亘るもので、■、リンク
プレートのリンクビンの前後の中心を結ぶ延長平面より
無端回転の外側にスラット板を取付けるのでこのスラッ
トコンベアの直行スる移送行程に円弧状の移送部を介在
させた場合等に円弧状移送部では前後のスラット板の間
隙が拡がり、直行移送部に移行するときにこの間隙が縮
まるため、この間隙に果実体を噛み込んで損傷させるこ
とがあった。

問題点を解決するための手段 この発明は、左右一対のチエン（１）のリンクプレート
（２）間に亘って取付ける各受板（３）の前後両端部を
、該リンクプレート（２）のリンクピン（４）よりも前
後に延長させてこの前後のリンクピン（４）の中心を結
ぶｆｆ１ＩＬ平面（イ）よりも無端回転の内側に曲面の
中心（ロ）を位置させて弧状に湾曲させ、弧状曲面部（
５）としてなる果実等のコンベアの構成とする。

発明の作用、および効果 左右一対のチエン（１）のリンクプレート（２）間に亘
って取付ける各受板（３）の前後両端部を、該リンクプ
レート（２）のリンクピン（４）よりも前後に延長させ
て広幅に設けた場合、コンベアの円弧状回行部において
、前後の受板（３）の端部が同行外方に膨出して曲折す
るためにこれらの間隔が拡がるものであるが、この両端
部を直行移送部において前後のりンクビン（４）の中心
を結ぶ延長平面よりも無端回転の内側に曲面の中心を位
置させて弧状に湾曲させた弧状曲面部（５）としている
ため、前後の受板（３）の間の各弧状曲面部（５）の間
隙はコンベアの円弧状移送部において回転外方へ膨出し
ても前後のリンクピン（４）の中心を結ぶ無端回転円以
内にとどまり、かつ１間隔を挾んで相対面する各弧状曲
面（５）と（５）とが、これらの各曲面に沿って回動曲
折するのでコンベアの直行移送部と弧状移送部とにおい
て殆ど間隙を一定に保って無端回転をさせることができ
るもので、このため、間隙に果実体を噛み込むことがな
いので良い。

実施例 尚、図例においてコンベアは、果実を傾斜面に沿って高
所に搬上する傾斜コンベアを例示し、このコンベアと直
行する方向からみかんを移送するベルトコンベア（６）
の終端部から受けたみかんの果実を、直行状の傾斜移送
部（７）で搬上し、上部に水平移送部（８）を設け、そ
の移送終端部から貯留タンク（９）へ投入する形態のも
のを説明する。

チエン（１）は、左右一対のリンクプレート（２）間の
幅を広幅と狭幅とに設けたものを順次交互に重ね合せに
して、リンクピン（４）でエンドレスに連結すると共に
、リンクピン（４）にローラーを被嵌させたローラチェ
ンとし、受板（３）を設けたリンクプレート（２）は、
その〜側のプレート（２）の上縁を外方に折曲げ延設し
た取付部（１０）を有するリンクプレート（２）とし、
この取付部（１０）を有する前後のリンクプレート（２
）ＩＪＩＩには取付部（１０）がないリンクプレート（
２）を２枚宛て配設してエンドレスに形成している。こ
のチエン（１）を、コンベアの移送始端部と終端部の左
右のフレーム（１１）間に軸設されたスプロケット（１
２）間に左右一対に巻回すると共に、これら始終端スプ
ロケット（１２）　　（１２）間においては、該コンベ
アのフレーム（１１）内側に沿ってフレーム（１１）に
支架したレール（１３）　　（１３）を設け、この各レ
ール（１３）上面にチエン（１）のリンクピン（４）に
被嵌させたローラ部を沿わせて走行させるべく構成して
いる。また、該チエン（１）の取付部（１０）を左右の
チエン（１）相互の内側向きに突出させた状態にして張
設している。

受板（３）は、板部（１４）の上側に樹脂からなる弾性
体シー）（１５）を重ね合せにして設け、前後方向の幅
の中央部を該チエン（１）のリンクプレート（２）の取
付部（ｌＯ）の上側から重ね合せにして左右方向の平面
に設けた平面部（１６）とし、この前後を下方に傾斜さ
せた斜面部（１７）とし、チエン（１）の前後のリンク
ピン（４）（４）の中心を結ぶ延長平面（イ）近傍まで
この斜面部（１７）を延長してその端部を該延長平面（
イ）より下側に位置させた中心（ロ）を有する弧状に湾
曲させた弧状曲面部（５）に連結して構成している。連
設する各受板（３）の前後の受板（３）（３）間の間隙
（ハ）に、該取付部（ｌＯ）を有する前後のリンクプレ
ート（２）間に介在させて設けた２枚のリンクプレート
（２）を連結する中央のりンクビン（４）の中心をのぞ
ませて位置させている。また、受板（３）をチエン（１
）移送方向に２枚宛て介在させた状態にして、受板（３
）の前後方向の中央部の該平面部（１６）に上方へ膨出
させた突部（１８）を設けた受板（３）を配設すると共
に、受板（３）の左右部には、コンベアのフレーム（１
１）内側面との間にチエン（１）及び、受板（３）とチ
ェノ（１）との取付部（１０）：ｔ？を介在させた間隔
（ニ）を隔てて、受板（３）の側面を形成させる側板（
１８）を該突部（１８）上端と同高程度にして設け１前
後の突部（１Ｂ）　　（１８）と左右夫々各個板（１９
）と受板（３）の平面部（１Ｂ）及び斜面部（１７）と
によって、果実を収容して傾斜上昇させる受箱状を形成
している。

弧状曲面部（５）は、側面からみて（ロ）を中心とした
円弧を左右方向に幅をもたせた曲面として形成し、該間
隙（ハ）を、チエン（１）のスプロケット（１２）巻回
部においてはスプロケット（１２）のピッチ円（ホ）周
上に沿わせて回転させるように、チエン（１）の直行移
送部において、該中心（ロ）を該延長平面（イ）より無
端回転内側に偏移させて設けている。

傾斜コンベアの前記傾斜移送部（７）から水平移送部（
７）への移行部（２０）においては該チエン（１）のレ
ール（１３）上面の折曲部を円弧状に湾曲させて前後を
結び、チエン（１）のリンクビ（４）の中心がこの円弧
状移行部（２０）を回動通過する軌跡円弧（へ）を該ス
ズロケ−／）（１２）のピッチ円（ホ）に近似させて設
けている。又、この軌跡円弧（へ）の大きさはチエン（
１）のサイズ毎に定められた最小ピッチ円の径を越える
ものであればよいが、受板（３）の移送姿勢に急激な変
化を与えないために可能な限り大きい円弧がのぞましい
、また、前記側板（１９）の左右夫々の内側面には受板
（３）と同様の弾性体シー）（１５）を設けている。傾
斜コンベアはモータ（２３）から終端部のスプロケッ）
（１２）の軸に伝動構成される。　　（２１）は、コン
ベアの移送終端部のスプロケッ）（１２）にチエン（１
）が巻回する部分と該移行部（２０）とのフレーム（１
１）に設けて、この部分で前後の受板（３）の側板（１
９）の間隔が開いて、果実が受板（３）の側方へ落下す
ることを防ぐ防止板である。　　（２２）は貯留タンク
（９）から果実を引出し搬送するローラコンベアである
。

搬送作用は、モータ（２３）からコンベア終端部のスプ
ロケッ）（１２）軸を伝動回転させてチエン（１）を無
端回転させ、コンベア（６）で移送した果実をその終端
部から傾斜移送部（７）の下部位置へシュート等によっ
て供給するとき、突部（１８）を有する前後の受板（３
）（３）間の受板（３）（３）と、これらの左右の各側
板（１８）とによって受箱状に構成された部分に果実を
受けて傾斜上昇移送し、移行部（２０）においてチエン
（１）がレール（１３）の円弧状部を滑り回動する間も
前後の受板（３）の間隙はそれまでと変らずに水平移送
部（８）に移行し、終端部のスズロケット（１２）に巻
回する部分において１前後の受板（３）の間隙がスプロ
ケッ）（１２）のピッチ円（ホ）に沿うまで、無端回転
面の下方から上昇してくるが、この間隙（ハ）を形成す
る間隙（ｌ＼）を挾む左右の弧状曲面部（５）と（５）
とが夫々の曲面に沿って弧状曲面部（５）（５）の下方
部位が最小の間隙（ハ）を形成して、その大きさを変え
ないで、スプロケッ）（１２）に巻回した各受板（３）
上面の平面部（１８）と斜面部（１７）とかはＣ円筒の
外周面状をなすので、果実はこの円筒外周面状の受板（
３）上面を転動して該突部（１８）上端の回転圏外に放
出される。放出された果実は、シュートを経由して貯留
タンク（９）に貯留され、適度の貯留量に達したとき、
ローラコンベア（２２）で引出搬出されるものである。

受板（３）上面に斜面部（１７）を設けて上方に膨出さ
せ、間隙（ハ）を低位に位置させたことにより、果実を
前後の受板（３）と（３）との両側面部（１７）に跨ら
せて１間隙（／＼）部との間に空間をもたせて隔離させ
て果実の安全を保つと共に、コンベア終端のスプロケッ
）（１２）巻回部では、各受板（３）の上面が円筒外周
面状をなして凹凸が少なく、果実を円滑に送出できるの
でよい。

尚、受板（３）の前後の弧状曲面部（５）をチエン（１
）の前後のリンクピン（４）の中心を結ぶ延長平面（イ
）に対して図例と同様の関係位置に設け、前後の弧状曲
面部（５）と（５）との間を広幅の平面部（１Ｂ）で連
結形成すると共に、左右の各側板（１９）の外側面に沿
う縦面（２４）を設け、この縦面（２４）上端を外方に
折曲して、この折曲部（２５）をチエン（１）の取付部
（１ｏ）上面に重ね合せにして取付けるべく構成しても
よい。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は側面
図、５ＩＪｚ図は一部の拡大せる側断面図、第３図はそ
の正断面図、第４図は一部の拡大せる側断面図、第５図
は別の実施例の正面図、ｉ６図はその側面図である。 図中、符号（１）はチエン、（２）はリンクプレート、
（３）は受板、（４）はリンクピン、（５）は弧状曲面
部、（イ）は延長平面、（ロ）は中心を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右一対のチエン（１）のリンクプレート（２）間に亘
   って取付ける各受板（３）の前後両端部を、該リンクプ
   レート（２）のリンクピン（４）よりも前後に延長させ
   てこの前後のリンクピン（４）の中心を結ぶ延長平面（
   イ）よりも無端回転の内側に曲面の中心（ロ）を位置さ
   せて弧状に湾曲させ、弧状曲面部（５）としてなる果実
   等のコンベア。