JPS6381444A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS6381444A
JPS6381444A JP22894486A JP22894486A JPS6381444A JP S6381444 A JPS6381444 A JP S6381444A JP 22894486 A JP22894486 A JP 22894486A JP 22894486 A JP22894486 A JP 22894486A JP S6381444 A JPS6381444 A JP S6381444A
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JP
Japan
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layer
region
layer region
photoreceptor
substrate
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Application number
JP22894486A
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English (en)
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Takao Kawamura
河村 孝夫
Naooki Miyamoto
宮本 直興
Hitoshi Takemura
仁志 竹村
Akira Watanabe
暁 渡辺
Kokichi Ishiki
石櫃 鴻吉
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Publication of JPS6381444A publication Critical patent/JPS6381444A/ja
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    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
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    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08214Silicon-based
    • G03G5/08235Silicon-based comprising three or four silicon-based layers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光導電性アモルファスシリコンカーバイド層か
ら成る電子写真感光体に関し、特に正極性に帯電可能な
電子写真感光体に関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
近年、電子写真感光体の進歩は目覚ましく、感光体を搭
載する複写機やプリンター等の開発に伴って感光体自体
にも種々の特性が要求されている。
この要求に対してアモルファスシリコン層が耐熱性、耐
摩耗性、無公害性並びに光感度特性等に優れているとい
う理由から注目されている。
しかし乍ら、アモルファスシリコン(以下、a−Siと
略す)層は、それに何ら不純物元素をドーピングしない
と約10”Ω・cmの暗抵抗値しか得られず、これを電
子写真用感光体に用いる場合には1QItΩ・cm以上
の暗抵抗値にして電荷保持能力を高める必要がある。そ
のために酸素や窒素などの元素を微少量ドーピングして
高抵抗化にし得るが、その反面、光導電性が低下すると
いう問題がある。
また、ホウ素などを添加しても高抵抗化が期待できるが
、十分に満足し得るような暗抵抗値が得られず約IQI
IΩ・cm程度にすぎない。
一方、上記の如きドーピング剤の開発と共に、′a−5
i光導電層に別の非光導電層を積層して成る積層型感光
体が提案されている。
例えば、第2図はこの積層型感光体であり、基板(1)
の上にキャリア注入阻止FJ(2) 、a−Si光導電
層(3)及び表面保護層(4)が順次積層されている。
この積層型光体によれば、キャリア注入阻止層(2)は
基板(1)からのキャリアの注入を阻止するものであり
、表面保護層(4)はa−Si光光導電灯3)を保護し
て耐湿性等を向上させるものであるが、両者の層(2)
及び(4)ともに感光体の暗抵抗値を大きくして帯電能
を高めることが目的であり、そのためにこれらの層を光
導電性にする必要はない。
このように従来周知のa−Si電子写真感光体は光キヤ
リア発生層をa−Si光導電層により形成させた点に大
きな特徴があり、これによって耐熱性、耐久性及び光感
度特性などに優れた長所を有している反面、暗抵抗値が
不十分であるためにドーピング剤を用いたり、或いは積
層型感光体にすることで暗抵抗値を大きくしている。即
ち、積層型感光体に形成されるキャリア注入阻止層(2
)及び表面保護7W(4)はa−5i先導tjW自体が
有する欠点を補完するものであり% a−Si光導電層
(3)と実質上区別し得る層と言える。
〔発明の目的〕
本発明者等は上記事情に鑑みて鋭意研究の結果、アモル
ファスシリコンカーバイド(以下、a−SiCと略す)
は光導電性を有すると共に暗抵抗値がドーピング剤の有
無と無関係に容易に10′!Ω・cm以上になり、更に
ドーピング剤の選択によって正極性に帯電可能な電子写
真感光体と成り得ることを見い出した。
従って、本発明は上記知見に基いて完成されたものであ
り、その目的は大きな暗抵抗値を有する光導電性a−S
iC層から成る電子写真感光体を提供することにある。
本発明の他の目的は表面保ii層及びキャリア注入阻止
層を実質上不要とし、全層に亘って光導電性a−SiC
から成る電子写真感光体を提供することにある。
本発明の更に他の目的は正極性に帯電可能な電子写真感
光体を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、基板上に0.1乃至10.000pp
n+の周期律表第1[[a族元素を含有した光導電性ア
モルファスシリコンカーバイド層を形成したことを特徴
とする正極性に帯電可能な電子写真感光体が提供される
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の電子写真感光体は薄膜生成手段によって基板上
に光導電性a−SiCNを形成させると太きな暗抵抗値
が得られ、更に周期律表第IIIa族元素を0.1乃至
10. OOOppm含有させると正極性に帯電するこ
とを特徴とし、第1図はその基本構成となる感光体であ
る。
即ち、第1図によれば導電性基板(1)上に、例えばグ
ロー放電分解法によって光導電性a−SiC層(5)を
形成したものであり、この層厚方向に亘って炭素と周期
律表第IIIa族元素(以下、IIIa族元素と略す)
をそれぞれ同一含有比率で含有させている。これによっ
て暗抵抗率が1013cm・Ω以上となると共に明抵抗
率に比べて1000倍以上となることを見い出し、この
知見に基づく後述する実施例から明らかな通り、この単
一組成の層だけで十分に実用性のあるa−SiC感光体
と成り得たことは予想外の成果であった。
更に本発明者等はこのa−5iCi光体を正極性又は負
極性に帯電させて両者の帯電性能を比較した場合、この
a−SiC層(5)にIIIa族元素を0.1乃至10
、000ppmの範囲、好適には0.1乃至11000
ppの範囲内でドーピングすると正極性で有利に帯電能
を高めることができることも見い出した。
このようにIIIa族元素のドーピングによって正極性
に帯電し易くなる点については、未だ推論の域を脱し得
ないが、a−SiCrMが正電荷を保持するのに十分に
高い抵抗率をもち、また、基板からの負電荷の注入を防
ぐ効果にも優れ、更に正電荷に対する電荷移動度が優れ
ている等の理由によると考えられる。
また、このIIIa族元素としてはB、^1.Ga、I
n等があるが、就中、Bが共有結合性に優れて半導体特
性を敏感に変え得る点で、その上、優れた帯電能及び感
度を有するという点で望ましい。
本発明のa−SiC層が光導電性を有するようになった
点については、アモルファス化したケイ素と炭素を不可
欠な構成元素とし、更にそのダングボンドを終端させる
べくHやハロゲン元素を所要の範囲内で含有させること
によって光導電性が生じるものと考えられる。本発明者
等が炭素の含有比率を幾通りにも変えて光導電性の有無
を確かめる実験を行ったところ、a−SiCJi(5)
中に炭素を1乃至90原子2.好適には5乃至50原子
χの範囲内で含有させるとよく、或いはこの範囲内で層
厚方向に亘って炭素含有量を変えてもよい。
また、Hやハロゲン元素の含有量は5乃至50原子χ、
好適には5乃至40原子χ、最適には10乃至30原子
χがよく、通常、Hが用いられている。このHはダング
リングボンドの終端部に取込まれ易いのでバンドギャッ
プ中の局在準位密度を低減化させ、これにより、優れた
半導体特性が得られる。
更にこのHの一部をハロゲン元素に置換してもよく、こ
れにより、a−SiC層の局在準位密度を下げて光導電
性及び耐熱性(温度特性)を高めることができる。その
置換比率はダングリングボンド終端用全元素中0.01
乃至50原子χ、好適には工乃至30原子χがよい、ま
た、このハロゲン元素にはF、C1,Br、I、At等
があるが、就中、Fを用いるとその大きな電気陰性度に
よって原子間の結合が大きくなり、これによって熱的安
定性に優れるという点で望ましい。
また、光導電性a−5iC(5)の厚みは、少なくとも
5μm以上あればよく、これによって表面電位が+20
0v以上となり、一方、この層(5)の厚みは画像の分
解能及び画像流れが生じない範囲内でその上限が適宜選
ばれており、本発明者等の実験によれば、5乃至100
μm1好適には10乃至50μmの範囲内に設定すると
よい。
そして、このa−SiCJiの分光先度特性、並びに暗
減衰曲線及び光減衰曲線を求めたところ、前者について
は可視光領域で分光感度ピーク(ピーク波長約670n
m )があり、これによって複写機用光源として一般的
に用いられているタングステンランプに十分に適用し得
ることが判った。また、後者の減衰曲線についても高い
表面電位をもつと共に優れた光感度特性を有し、更に残
留電位が小さくなっていることが判った。
かくして、単一組成の光導電性a−SiCNだけで十分
に実用と成り得る電子写真感光体が提供される。
そこで、本発明者等は上記の結果を踏まえて、更に鋭意
研究に努めたところ、この単一組成の層内部に種々の層
領域を生成させることによって電子写真特性を更に向上
し得ることを見い出した。
即ち、本発明の電子写真感光体においては、構成元素で
ある炭素又はIIIa族元素の含有比率を層厚方向に亘
って変化させ、これによって複数の層領域を生成させ、
この層領域の数に対応して下記の第1の態様乃至第4の
態様までの電子写真感光体が得られる。
以下、本発明に係る電子写真感光体の態様を第3図乃至
24図により説明する。
蚤±立聾髪 第1の態様によれば、基板上に光導電性a−5iC層を
形成した電子写真感光体であって、前記a−StC層は
少なくとも第1の層領域及び第2の層領域を具備し、第
1の層領域は第2のN wI域より基板側に配置され且
つ第2の層領域に比べてIIIa族元素が多く含まれて
いることを特徴とする正極性に帯電可能な電子写真感光
体が提供される。
即ち、この第1の態様によれば、第1図に示した単一組
成の光導電性a−5iC層に対してIIIa族元素を含
有させ、これに伴ってその含有比率を変えることにより
少な(とも第1の層領域及び第2の層領域を生成させる
ものであり、この態様を第3図乃至第9図により説明す
る。
第3図においては導電性基板(1)上に第1の層領域(
6)及び第2のN9M域(7)を順次形成し、両者の層
領域が一体化した光導電性a−5iC1i(5a)から
成っており、そして、第1の層領域(6)には第2の層
領域(7)に比べてIIIa族元素が多く含まれている
ことが重要である。
第2の層領域(7)はIIIa族元素の含有量が0.1
乃至10.000ppn+の範囲内で、好適には0.1
乃至1゜000ρ使の範囲内で適宜状められ、これによ
って正極性に帯電すると共に表面電位、光感度特性等の
所要な電子写真特性が得られる。そして、この層領域よ
りもIIIa族元素を多く含有した第1の層領域(6)
を形成すると、光導電性a−SiC層(5a)の基板側
領域で導電率が大きくなり、これにより、基板側からの
キャリアの注入が阻止されると共にa−5iC11の全
領域で発生した光キャリアが基板へ円滑に流れ、その結
果、表面電位が大きくなると共に光感度特性が向上する
ことを見い出した。
この第1の層領域(6)はその領域全体に亘って光導電
性を有しており、これによって第2図に示した従来のa
−St電子写真感光体のキャリア注入阻止層(2)と区
別し得る。
即ち、第1のNjI域(6)はその領域全体の光導電性
によって光感度特性を全般に亘って向上させる。特に、
第1のJWSI域(6)に到達し易い比較的長波長な光
に対しては優れた光感度特性が得られ、これにより、半
導体レーザーを記録用光源とした電子写真感光体に好適
となる。
また、従来のa−St電子写真感光体によれば、前記キ
ャリア注入阻止層(2)の層厚をa−Si光導電層(3
)に対して175倍以下に設定するのに対して、本発明
の電子写真感光体によれば、第1の層領域(6)の層厚
は第2の層領域(7)に比べて1倍以下であっても十分
に残留電位を小さくして光感度特性を向上させることが
でき、その好適な層厚比は172以下、最適には174
以下に設定するのがよい。
この光導電性a−SiC層(5a)の炭素含有量は、第
4図乃至第9図に示す通りであり、横軸は基板から感光
体表面に至る層厚方向を示し、縦軸は炭素含有量を示し
ている。尚、この横軸において(6)。
(7)に示すそれぞれの範囲は第1の71 eI域及び
第2の層領域を表している。
即ち、第4図は炭素含有比率が全層に亘って一定であり
、或いは第5図は第1の層領域で炭素含有量を少なくし
ており、これに対して第6図乃至第9図は第1の層領域
が第2のlii eff域に比べて炭素が多く含有され
ていることを示すものであり、これによって表面電位が
一段と高くなって光感度特性が向上する。また、第7図
乃至第9図のように炭素の含有量を層厚方向に亘って漸
次変えると表面電位及び光感度を一層高め且つ残留電位
が小さくなる。
また、前記第1の層領域(6)には酸素や窒素の少なく
とも一種を含有させてもよく、これによってa−SiC
層(5a)の基板(1)に対する密着性が向上する。
メ又Jυ劇斑 第2の態様によれば、基板上に光導電性a−SiC層を
形成した電子写真感光体であって、前記a−StC1は
少なくとも第1の層領域、第2の層領域及び第3の層領
域を具備し、第1のNmW域は第2の層領域より、第2
の層領域は第3の層領域よりそれぞれ基板側に配置され
、且つ第3の層領域は第2の層領域に比べて炭素が多く
含まれていると共に第2のi領域は0.1乃至10. 
OOOppmのI[ra族元素が含まれており、更に第
1の1!領域は第2の層領域よりもIIIa族元素が多
く含まれていることを特徴とする正極性に帯電可能な電
子写真感光体が提供される。
即ち、この第2の態様によれば、第10図に示す通り、
第1の態様にて示した第2の層領域(7)の上に更に第
3の層領域(8)を形成し、これに伴って第3の層領域
(8)の炭素含有量を第2の層領域(7)よりも多くし
、そして、第1の層領域(6)、第2のN’pH域(7
)及び第3の層領域(8)を実質上一体化して光導電性
a−SiC層(5b)とした。
この第3の層領域(8)を形成すると、a−SiC層(
5b)の表面側の暗抵抗値が大きくなり、これに伴って
感光体の表面電位が顕著に向上することを見い出した。
即ち、第3の層領域(8)は、光導電性a−5iC層(
5b)の表面側を高抵抗化させるために形成されており
、第2図にて述べた従来周知の表面保護層(4)とは全
く区別し得るものである。また、光キャリ 。
ア発生層とキャリア輸送層とに分けられた機能分離型感
光体によれば、キャリア輸送層を101!Ω・cm以上
に高抵抗化させるが、この層に格別大きな光導電性が要
求されておらず、通常、光導電率の暗導電率に対する比
率が1000倍未満の光導電性に設定されているに過ぎ
ない。これに対して、第3のJw層領域8)はこの比率
が1000倍以上の光導電性を有しており、上記キャリ
ア輸送層に対しても十分に区別し得る。
第3のN fii域(8)の層厚は、第2の層領域(7
)に比べて1倍以下、好ましくは172倍以下、最適に
は174倍以下がよく、これにより、表面電位が顕著に
向上すると共に光感度に優れ、且つ残留電位が小さくな
り、望ましいと言える。
本発明によれば、光導電性a−5iCJi(5b)の炭
素含有分布は第11図乃至第16図に示す通りであり、
横軸は基板から感光体表面に至るN厚方向を示し、縦軸
は炭素含有量を示している。尚、この横軸において、(
6) (7) (8)に示すそれぞれの範囲は第1のN
6i域、第2の層領域及び第3の層領域を表している。
第12図、第14図、第15図及び第16図は層厚方向
に亘って炭素の含有量を漸次変え、これにより、表面電
位が向上すると共に光感度に優れ、且つ残留電位が小さ
くなる。
工し■皿盪 第3の態様によれは、基板上に光導電性a−5iC層を
形成した電子写真感光体であって、前記a−5iC層は
少な(とも第1の層領域、第2の層領域、第3の層領域
、第4O層領域を基板側から感光体表面へ向けて順次具
備し且つ第3の層領域は第2の層領域に比べて、第4の
層領域は第3の層領域に比べてそれぞれ炭素が多く含ま
れていると共に第2の層領域は0.1乃至10.000
ppmのIIIa族元素が含まれており、更に第1の層
領域は第2のrrU8m域よりもnla族元素が多く含
まれていることを特徴とする正極性に帯電可能な電子写
真感光体が提供される。
即ち、第3の態様によれば、第17図に示す通り、第2
の態様にて示した第3のFJ 領域(8)の上に更に第
4の層領域(9)を形成し、これに伴って第4の層領域
(9)が第3の1iHI域(8)に比べて炭素を多く含
んでおり、そして、第1のJti ml域(6)から第
4の層領域(9)を実質上一体化して光導電性a−5i
C層(5c)とした。
この第4のNml域(9)は第3の層領域(8)に比べ
て炭素を多く含有させて高抵抗化させ、これより、帯電
能を高めて表面電位を向上させることができ、その結果
、耐電圧が高くて長寿命の感光体を得ることができる。
本発明によれば、光導電性a−SiCM (5c)の炭
素含有分布は第18図乃至第21図に示す通りであり、
横軸は基板から感光体表面に至る層厚方向を示し、縦軸
は炭素含有量を示している。尚、この横軸において、(
6) (7) (8) (9)に示すそれぞれの範囲は
第1の層領域、第2の層領域、第3の層領域及び第4の
領域を表している。
第19図及び第21図はNw、方向に亘って炭素の含有
量を漸次変え、これにより、表面電位及び光感度が同上
し、且つ残留電位が小さくなる。
星虹立腹橿 第4図の態様によれば、基板上に光導電性a−Stcl
及びa−SiC表面保護層を順次形成した電子写真感光
体であって、前記a−SiC73は少なくとも第1の層
領域、第2のJi wI域及び第3の層領域を具備し、
第1のNw域は第2のNi ml域より基板側に、第2
の領域は第3の7W領域より基板側にそれぞれ配置され
、且つ第3の層領域は第2の層領域に比べて炭素が多く
含まれていると共に第1のrri領域は0.1乃至10
,000ppmのIIIa族元素が含まれており、更に
第1の層領域は第2のi領域よりもnIa族元素が多く
含まれていることを特徴とする特許性に帯電可能な電子
写真感光体が提供される。
即ち、この第4の態様によれば、第22図に示す通り、
第2の態様にて示した第3の層領域(8)の上に更にa
−SiC表面保護層(10)を形成したものであり、こ
のa−5iC表面保護層(10)は光導電性a−5iC
層(5b)の表面をオーバーコートして保護するために
形成される。
a−5iC表面保護層(10)はa−5iCから成ると
いう点では光導電性a−3iCN(5b)と同じである
が、炭素の含有量を多くして高硬度とし、これによって
表面保護作用をもたらす。
このa−SiC表面保護層(10)は、その構成元素の
組成比を変えて光導電性又は非光導電性とすることがで
き、炭素の含有量を多くすると非光導電性になる傾向が
あり、これに伴って高硬度特性が得られ、高硬度a−3
iC表面保ff1層となる。
第4のLA様によれば、炭素含有分布は第23図及び第
24図に示す通りであり、横軸は基板から感光体表面に
至る層厚方向を示し、縦軸は炭素含有量を示している。
尚、この横軸において(6) (7) (8) (10
)に示すそれぞれの範囲は第1の層領域、第2のNN域
、第3の層領域及びa−SiC表面保護層を表している
本発明によれば、単一組成のa−SiCN並びに第1乃
至第3の態様のa−5t(: Wiは、いずれも光導電
性a−SiC層から成り、これによって十分実用的な電
子写真特性が得られるが、これらのa−5iC層の表面
上に従来周知の表面保護層を形成してもよい。この層は
それ自体高絶縁性、高耐食性及び高硬度特性を有するも
のであれば種々の材料を用いることができ、例えばポリ
イミド樹脂などの有機材料、a−5iC,5iOz+S
iO,A1zOs+SiC,5iJa、a−Si+a−
Si:H+a−St:F、a−SiC:H+ ;a−5
iC:Fなどの無機材料を用いることができる。
次に本発明の電子写真感光体の製法を述べる。
本発明に係るa−SiCiiを形成するに当たってグロ
ー放電分解法、イオンブレーティング法、反応性スパッ
クリング法、真空蒸着法、CVD法などの薄膜生成技術
を用いることができ、また、これに用いられる原料には
固体、液体、気体のいずれでもよい。例えば、グロー放
電分解法に用いられる気体原料として5in4,5iJ
i+5iJsなどのSi系ガス、C)I4.CJ4.C
Jz、Czlla、CJsなどのC系ガスを用いればよ
く、更に11□+ He、 Ne、 Arなどをキャリ
アーガスとして用いてもよい。
また、a−SiC膜をグロー放電分解法により形成する
場合、その原料にSiH,ガス及びC,H,ガスを用い
れば大きい成膜速度(約5乃至20μm/時)が得られ
、これにより、その成膜時間を著しく小さくすることが
できる。因に5t)14ガスとCH,カスを用いてa−
SiC膜を生成した場合、その成膜速度は約0.3乃至
1μm/時である。
更に本発明の実施例に用いられる容量結合型グロー放電
分解装置を第25図により説明する。
図中、第1.第2.第3.第4.第5.第6タンク(1
1) (12) (13) (14) (15) (1
6)には、それぞれSil+4.Czllz+BzHi
(Hzガス希釈で0.2χ含有)、BJ&(lhガス希
釈で38ppm含有)、I2.NOガスが密封されてお
り、Hzはキャリアーガスとしても用いられる。これら
のガスは対応する第1.第2.第3.第4.第5.第6
調整弁(17) (1B) (19) (20) (2
1) (22)を開放することにより放出され、その流
量がマスフローコントローラ(23)(24)(25)
(26) (27) (28)により制御され、第1、
第2.第3.第4.第5タンク(11) (12) (
13) (14) (15)からのガスは第1主管(2
9)へ、第6タンク(16)からのNOガスは第2主管
(30)へ送られる。尚、(31)(32)は止め弁で
ある。第1主管(29)及び第2主管(30)を通じて
流れるガスは反応管(33)へと送り込まれるが、この
反応管(33)の内部には容量結合型放電用電極(34
)が設置されており、それに印加される高周波電力は5
〇−乃至3Kwが、また周波数はI MHz乃至10M
Hzが適当である。反応管(33)の内部には、アルミ
ニウムから成る筒状の成膜基板(35)が試料保持台(
36)の上に載置されており、この保持台(36)はモ
ーター(37)により回転駆動されるようになっており
、そして、基板(35)は適当な加熱手段により、約2
00乃至400℃好ましくは約200乃至350℃の温
度に均一に加熱される。更に、反応管(33)の内部は
a−SiC膜形成時に高度の真空状態(放電圧0.1乃
至2.0Torr )を必要とすることにより回転ポン
プ(38)と拡散ポンプ(39)に連結されている。
以上のように構成されたグロー放電分解装置において、
例えば、a−SiC膜(Bを含有する)を基板(35)
に形成する場合には、第1.第2.第3.第5調整弁(
17) (1B) (19) (21)を開いてそれぞ
れより5iHt。
Cd1z、BzHh、Hzガスを放出する。放出量はマ
スフローコントローラ(23) (24) (25) 
(27)により制御され、SiH4+CzHz+Bzt
16+Hzの混合ガスは第1主管(29)を介して反応
管(33)へと流し込まれる。そして、反応管(33)
の内部が0.1乃至2. QTorr程度の真空状態、
基板温度が200乃至400℃、容量型放電用電極(3
4)の高周波電力が5〇−乃至3Kw 、または周波数
が1乃至10MHzに設定されていることに相俟ってグ
ロー放電が起こり、ガスが分解してBを含有したa−S
iC膜が基板上に高速で形成される。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を詳細に説明する。
(例1) 本例においては、光導電性a−5iCNをアルミニウム
製成膜基板に生成し、そのCzHtガスの配合比率に対
する導電率を測定した。
即ち、第25図に示した容量結合型グロー放電分解装置
を用いて第1タンク(11)よりSiH,ガスを101
005eの流量で、第5タンク(15)よりH2ガスを
300secmの流量で放出し、第2タンク(12)よ
りCzlhガスを10〜100secnの流量で放出し
、グロー放電分解法に基いてa−SiC膜を約5μlの
厚みで、暗導電率及び光導電率を測定したところ、第2
6図に示す通りの結果が得られた。尚、製造条件として
基板温度を300℃、ガス圧を0.45Torr、高周
波電力を150−に設定した。
第26図によれば、横軸にC,H,ガス流量(sccm
)を、縦軸に導電率〔(Ω・co+)−’)を表わし、
・印は暗導電率のプロット、○印は光導電率のプロット
であり、a、bはそれぞれの特性曲線である。
第26図から明らかな通り、暗導電率は10− ” (
Ω・cm)−’以上と成り得、最大で10− ” (Ω
・cm)−’以上まで得られた。また、光導電率は暗導
電率に比べて1000倍以上となり、このa−SiC層
が電子写真感光体用として十分に満足し得る光導電性を
もっていることが判る。
(例2) 本例においては、(例1)に基いてB Z II 6ガ
ス(又はPH3ガス)を導入して暗導電率及び光導電率
を測定したところ、第27図に示す通りの結果が得られ
た。
図中、横軸はSiH4とCzHzの合計流量に対するB
J6純量(これはH2ガスの希釈比率より換算して求め
られるB2H4の絶対流量のことである)である。尚、
BZH6純量をPIL+純量に置き換えた場合も参考例
として記載する。
第27図によれば、・印は暗導電率のプロットであり、
○印は光導電率のプロットであり、c、dはそれぞれの
特性曲線である。
第27図から明らかな通り、光導電率は暗導電率に比べ
て1000倍以上となり、PやBをドーピングしたa−
5iC層が電子写真感光体用として満足し得る光導電性
をもっている。
(例3) 本例においては、(例2)に基づき下記の通りにガス流
量を設定して得られたa−5iC層に対して分光感度特
性を測定し、その結果は第28図に示された分光感度的
fieとなった。尚、この図は各波長において等エネル
ギー光を照射した時の光導電率を示す。
光五人l SiH4ガス流量・・・100se1005eガス流量
・・・10secm BzHb(3105e含有)・・・100100OSC
Cガス流量・・・・100sccn+第28図より明ら
かな通り、可視光領域に光感度が認められ、特に長波長
側に増感があり、これによって電子写真用の光導電体と
して十分に用いることができる。
(例4) 本例においては、(例3)と同じように製作したa−S
iC[(厚み30μm)に対して表面電位、暗減衰及び
光減衰のそれぞれの特性を測定した。この測定は+5.
6KVのコロナチャージャで正帯電し、暗中での表面電
位の経時変化と、650nmの単色光照射直後の表面電
位の経時変化を追ったものである。
その結果は第29図に示す通りであり、f、gはそれぞ
れ暗減衰曲線及び光減衰曲線である。
第29図より明らかな通り、表面電位が約+600Vと
大きくなっており、暗減衰も5秒後で25χ程度であり
、電荷保持能力に優れている。また、光導電率にも優れ
ており、残留電位も小さいと言える。
尚、(例4)にて得られたa−3iC層を−5,6KV
おコロナチャージャで負帯電させたところ、表面電位が
数十Vであった。
そして、この(例4)に基づいて製作されたa−SiC
層感光感光体+5.6KVのコロナチャージャによって
正極性に帯電させ、次いで画像露光して磁気ブラシ現象
を行った結果、画像濃度が高く、高コントラストで良質
な画像が得られ、20万回の繰り返しテスト後において
も初期画像の劣化が見られず、耐久性も良好であること
が確認できた。
(例5) 本例においては第1の態様の感光体を製作した。
即ち、基板用アルミニウム製ドラムを第25図に示した
容量結合型グロー放電分解装置の反応管(33)内に設
置し、そして、第1タンク(11)よりSiH4ガスを
、第2タンク(12)よりC,H,ガスを、第3タンク
、第4タンク(13) (14)よりB、H,ガスを、
第5タンク(15)よりH,ガスを、第6タンク(16
)よりNOガスをそれぞれ放出し、第1表に示す製造条
件で第1の層領域及び第2の層領域を形成した。
かくして得られた感光体の電子写真特性は、暗中で+5
.6KVの高圧源に接続されたコロナチャージャで正極
性に帯電させ、次いで分光された単色光(650nm)
を感光体表面に照射し、これによって下記の通りの特性
が得られた。尚、残留電位は露光開始の5秒後の値であ
る。
表面電位・・・+700V 光感度・・・0.38CIlzerg−1残留電位・・
・25V (例6) 本例においては第2の態様の感光体を第2表に示す条件
で製作し、これによって下記の電子写真特性が得られた
表面電位・・・+760■ 光感度・・・0.40co+”erg−’残留電位・・
・30V ン、 (例7) 本例においては第3の態様の感光体を第3表に示す条件
で製作し、これによって下記の電子写真特性が得られた
表面電位・・・+820■ 光感度・・・0.42CIl!erg−1残留電位・・
・35V \、 ゝ\ \、 °\ また、この感光体の表面電位、暗減衰及び光減衰のそれ
ぞれの特性を(例4)と同様に測定したところ、第30
図に示す通りの結果が得られた。図中、h、iはそれぞ
れ暗減衰曲線及び光減衰曲線である。
第30図より明らかな通り、表面電位が約+820Vと
著しく大きくなっており、暗減衰も5秒後で8χ程度で
あって電荷保持能力に優れている。
(例8) 本例においては第4の態様の感光体を第4表に示す条件
で製作し、これによって下記の電子写真特性が得られた
表面電位・・・+870■ 光感度・・・0.42cm”erg−’残留電位・・・
45V \、。
゛・・5、 ゛・、 7− /゛ (例9 ) 本例においては、第25図に示したグロー放電分解装置
を用いて下記の製造条件によって成膜速度を測定したと
ころ、第31図に示す通りの結果が得られた。
11b1土 RF電力・・・150W ガス圧力・・・0.45Torr 基板温度・・・300℃ 5in4ガス流量・・・10081008cガス流量・
・・3003ccm 第31図中○印は測定結果のプロットであり、jはその
特性曲線である。
第31図より明らかな通り、C2Hzガスの含有比率が
大きくなるのに伴って成膜速度が太き(なっており、約
5〜13μra/時の成膜速度となった。
(例10 ) 本例においては、(例9 )と同一の製造条件によって
C,H,ガスの含有比率を変えながら膜中の水素含有量
を追ったところ、第32図に示す通りの結果が得られた
第32図中、O印及び・印はそれぞれC及びSiと結合
したHの結合量を示すプロットであり、k、1はそれぞ
れその特性曲線である。
第32図より明らかな通り、CzH□ガスの含有比率が
大きくなるのに伴ってC−H結合が増大すると共にS−
H結合が減少することが判る。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明の電子写真感光体によれば、全層に
亘って光導電性を有するa−SiCが高い暗抵抗値とな
り、且つ光感度特性にも優れていることによって実質上
表面保i層及びキャリア注入阻止層を不要とすることが
でき、その結果、光導電性a−StCji!だけから成
る電子写真感光体が提供できた。
更に本発明の電子写真感光体によれば、層厚方向に亘っ
て炭素及びIIIa族元素の含有量を変えることによっ
て表面電位を向上させると共に光感度特性を高め、且つ
残留電位を顕著に小さくすることができる。特に、炭素
の含有量を層厚方向に亘って変えると、抵抗率が制御さ
れて所要の層領域が得られ、その結果、格段に高性能な
電子写真感光体が提供できる。
また、本発明によれば、正極性に有利に帯電することが
できる正極性用電子写真感光体が提供される。
更に、従来のa−Sifi光体を長期間に亘って使用し
た場合にはコロナ放電に伴って先光体表面の局所的な放
電破壊が発生し易(なり、これに起因して画像に流点が
生じるという問題があったが、本発明によれば、a−3
iの誘電率がε=12であるのに対してa−3iCはε
=7と約半分程度であるために帯電能に優れており、こ
れにより、表面電位を高くしても何ら上記の放電破壊が
発生しなくなり、その結果、高品質且つ高信頬性の電子
写真感光体が提供される。
また、本発明の電子写真感光体によれば、それ自体で帯
電能及び耐環境性に優れていることから、特に保護層を
設ける必要がなく、例えばコロナ放電による被曝或いは
現像剤の樹脂成分の感光体表面へのフィルミング等によ
って表面が劣化した場合、その劣化した表面を研摩剤等
で研摩再生を繰り返し行ってもその研摩量において制限
を受けずに感光体の初期特性を維持することができ、そ
れによって初期における良好な画像を長期に亘り安定し
て供給することが可能となる。
更に本発明の電子写真感光体を、従来のa−5t悪感光
と比較して場合、このa−Si感光体の問題点として耐
湿性に劣っているので画像流れが生じ易く、また、帯電
能に劣っているのでゴースト現象が発生するが、これを
解決するためにa−Si感光体の使用時にヒータを用い
てその感光体を加熱し、その発生を防止している。これ
に対して本発明の電子写真感光体は耐湿性且つ帯電能に
優れているために上記のようにヒータを用いて使用する
必要はないという長所がある。
また、本発明の電子写真感光体はa−5i悪感光と比べ
て炭素の含有量を変えるだけで幅広い分光感度特性(ピ
ーク600〜700nm )が得られると共に光悪度自
体を増大させることができ、更に必要に応じて不純物元
素をドーピングすれば長波長側の増悪も可能になるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子写真感光体の層構成を示す説明図
、第2図は従来の電子写真感光体の層構造を示す説明図
、第3図は本発明に係る第1の態様の感光体の層領域を
示す説明図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図
及び第9図はそれぞれ本発明に係る第1の態様の感光体
の炭素含有量を示す説明図、第10図は本発明に係る第
2の態様の感光体の層領域を示す説明図、第11図、第
12図、第13図、第14図、第15図及び第16図は
それぞれ本発明に係る第2の態様の感光体の炭素含有量
を示す説明図、第17図は本発明に係る第3の態様の感
光体の層領域を示す説明図、第18図、第19図、第2
0図及び第21図はそれぞれ本発明に係る第3の態様の
感光体の炭素含有量を示す説明図、第22図は本発明に
係る第4の態様の感光体の層領域を示す説明図、第23
図及び第24図は本発明に係る第4の態様の感光体の炭
素含有量を示す説明図、第25図は本発明の実施例に用
いられる容量結合型グロー放電分解装置の説明図、第2
6図はC,H,ガスの流量比率に対する導電率を示す線
図、第27図はPH3ガス及びBzHhガスのそれぞれ
の流量比率に対する導電率を示す線図、第28図はアモ
ルファスシリコンカーバイド層の分光感度特性を示す線
図、第29図はアモルファスシリコンカーバイド層の暗
減衰及び光減衰を示す線図、第30図は第3の態様のア
モルファスシリコンカーバイド層の暗減衰及び光減衰を
示す線図、第31図はC、H2ガスの流量比率に対する
成膜速度を示す線図、第32図はCz tl zガスの
流量比率に対する水素原子の結合比率を示す線図である
。 1・・・基板 5.5a、5b、5c・・・・光導電性アモルファスシ
リコンカーバイド層 6・・・第1の層領域 7・・・第2O層領域 8・・・第3の層領域 9・・・第4の層領域 10・・・アモルファスシリコンカーバイド表面保護層 特許出願人 (663)京セラ株式会社同    河村
孝夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に光導電性アモルファスシリコンカーバイ
    ド層を形成した電子写真感光体であって、前記アモルフ
    ァスシリコンカーバイド層は少なくとも第1の層領域、
    第2の層領域、第3の層領域、第4の層領域を基板側か
    ら感光体表面へ向けて順次具備し且つ第3の層領域は第
    2の層領域に比べて、第4の層領域は第3の層領域に比
    べてそれぞれ炭素が多く含まれていると共に第2の層領
    域は0.1乃至10000ppmの周期律表第IIIa族
    元素が含まれており、更に第1の層領域は第2の層領域
    よりも周期律表第IIIa族元素が多く含まれていること
    を特徴とする正極性に帯電可能な電子写真感光体。
  2. (2)前記アモルファスシリコンカーバイド層は1乃至
    90原子%の炭素を含有していることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の電子写真感光体。
  3. (3)前記アモルファスシリコンカーバイド層は1乃至
    90原子%の炭素と5乃至50原子%の水素を含有して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
    電子写真感光体。
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