JPS6381178A - 防汚皮膜用の複合溶射粉末及び防汚被覆法 - Google Patents

防汚皮膜用の複合溶射粉末及び防汚被覆法

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JPS6381178A
JPS6381178A JP17135687A JP17135687A JPS6381178A JP S6381178 A JPS6381178 A JP S6381178A JP 17135687 A JP17135687 A JP 17135687A JP 17135687 A JP17135687 A JP 17135687A JP S6381178 A JPS6381178 A JP S6381178A
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resin
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epoxy
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JP17135687A
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アンソニイ・ジエー・ロトリコ
バートン・エイ・クシユナー
ヒルドレス・ジー・フローラント
マーク・エフ・スポールデイング
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    • C09D5/16Antifouling paints; Underwater paints
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、海洋構造物の水中表面上に防汚皮膜を形成す
るための溶射粉末、このような皮膜を施す方法及びこの
ような皮膜を有する海洋構造物に関する。
従来の技術 炎 火2溶射としても公知である溶射(therrnels
praying )は、金属又はセラミックのような熱
溶融性材料の熱軟化及び軟化した材料を粒子形で被覆す
べき表面に対して噴射することを包含する。加熱された
粒子は、急冷される表面に衝突しかつそこに結合される
。粒子の加熱及び噴射の両目的のためには、常用の熱ス
プレーガンが使用される。熱スプレーガンの1つの型式
では、熱溶融性材料は粉末形でガンに供給される。この
ような粉末は典型的には、例えば10口メッシュU、 
S、標準スクリーン寸法(149ミクロン)〜約5ミク
ロンの微粒子から成る。
熱スプレーガンは通常粉末粒子を溶融させる熱を発生す
るために燃焼又はプラズマフレームを利用する。しかし
ながら、その他の加熱装置例えば電気ア7り、抵抗加熱
器又は誘導加熱器も有効に使用することができかつこれ
らは個々に又別の形式の加熱器と組合せて使用できるこ
とは、当業者にとっては周知のことである。粉末タイプ
の燃焼熱スプレーガンにおいては、粉末を吸引しかつ搬
送するキャリヤーガスは、燃焼ガス又は窒素のような不
活性ガスの1つであってよく、又は簡単には圧搾空気で
あってよい。
プラズマスプレーがンにおいては、−次プラズマガスは
一般に窒素又はアルビンである。一般に一次ガスに水素
又はヘリウムが加えられる。
一定の状況では別のガス、例えば炭化水素を使用するこ
ともできるが、キャリヤーガスは一般に一次プラズマガ
スと同じである。
材料は選択的に棒又はワイヤの形で加熱帯域に供給する
ことができる。ワイヤタイプの熱スプレーガンにおいて
は、溶射されるべき材料の棒又はワイヤは、燃焼フレー
ムのような何らかの形式のフレームによって形成される
加熱帯域に供給され、そこで溶融もしくは少なくとも熱
軟化せしめられかつ一般にはブラストガスによって噴霧
され、かつ次いで微細分された形で被覆すべき表面に対
して噴射される。棒又はワイヤは通常引抜きにより形成
するか、又は粉末を一緒に焼結する、又は加熱帯域の熱
で崩解し、それにより微細分された形で溶射すべき粉末
を解放する有機バインダー又はその他の適当なバインダ
ーを用いて粉末を結合させることにより製造することが
できる。
特定の金属及びその酸化物、例えば銅及び酸化銅は、海
洋生物の生長を阻害する、皮膜中の構成成分、又は更に
構造成分として十分に公知である。このような“防汚”
被覆は、ボート、船、ドック、パイル、ポーリング塔、
配管及びその他の同種の海洋構造物の水中表面にふじつ
ぼ、貝、藻類、草類、海草及び同種のものの付着及び発
生を阻止又は減少させるために使用される。
一般には、海洋構造物上で生長することができる類形の
海洋生物に対して有毒である銅又は酸化銅もしくはその
他の成分の顔料を含有するペイントが使用される。この
ようなペイントは極めて有効であるが、但しこれらは全
て比較的短い有効寿命を有する。従って、ボートはしば
しば、例えば年毎に、又は少なくともまさに2.3年後
に引上げられかつ修復される。ドッグ、パイル、ポーリ
ング塔及びパイプのような永久的構造物は永久的に保護
することができずかつしめにかつかなシの費用をかけて
考慮されている。
導電体のような適用例のだめの銅皮膜は、燃焼ワイヤ、
アークワイヤ、燃焼粉末及びプラズマ溶射法を包含する
溶射により長い間流されて来た。しかしながら、溶射さ
れた銅は、若干の実際的理由のために水中構造物におい
て特に満足されなかった。鋼鉄の船体及びパイルのよう
な金属成分においては、銅と鉄の間の電池作用が結合の
急速な欠損を惹起する。溶射された材料は一般に多孔性
であるので、特に海洋塩水中では、上記のような作用を
阻止することは事実上不可能である。
また、木材、ファイバーグラス樹脂複合物又はペイント
で塗装した鋼鉄のような有機表面に銅を溶射する試みは
成功しなかった。溶射は溶融金属の塗布を必須要件とす
るので、熱い噴射材料は被覆中に有機表面の焼焦がし又
は劣化を惹起する。
10数年以上に互って若干の解決手段が提案されかつ採
用されたが、重要な経済的成功を修めることはできなか
った。若干の手段は、1973年2月14日付けのMe
tco Application Be1letinN
0.9619.281に記載されている。その1つは金
型トランスファー技術であり、該技術は銅を金型に溶射
し、樹脂結合したファイバーグラスを銅の上に載せ、次
いで該複合物を金型から取出す。この技術はもちろん既
存構造物には使用することができない。もう1つの解決
手段は、銅を溶射する前に樹脂を施す工程を包含し、該
方法は結合を改善するが、なお結合強度が低くかつ界面
分解の問題が生じる。
前記公報に記載されたもう1つの提案は、銅粉末をエポ
キシ樹脂粉末とブレンドしかつ該ブレンドをファイバグ
ラス構造体に溶射することより成る。該銅粉末は上記公
報にはMetco 55として記載されておシかつ樹脂
5〜10重量%が粉末内に含有されている。このことは
樹脂約25〜60容量チに相当する。
従って、ファイバグラス複合物上の銅含有皮膜は、この
ような混合物で得られるが、皮膜内の銅の割合は、成分
の銅と樹脂の夫々を溶射するための熱要求における差異
に基づき低い。分解を伴うことなくエポキシを溶融及び
噴射するために十分に低い熱を発生する溶射パラメータ
は、銅を有効に溶融させるには不十分であり、その結果
皮膜内の銅の量が少なくなシかつ皮膜凝集力が低下せし
められる。銅の量を増大するとむしろ溶着効果(即ち、
溶着する溶射材料の割合)が−層低くなる。また、通常
タイプの粉末においては、防汚目的のために提供される
銅の表面積が所望されるよりも小さくなる。
米国特許第3,476.577号においては、酸化銅が
ガラスグラニユールに配合され、該グラニユールは樹脂
の軟質アンダーコートに吹付けられかつ付着せしめられ
る。該皮膜は元来多孔性であり、かつ精々単一層が形成
されるにすぎない。
米国特許第4,521,475号では、結合問題を解決
するために、樹脂中に配合された小さな中空ガラス又は
セラミック球のアンダーコートを溶射することを提案し
ている。銅はこのアンダーコート上に溶射される。
米国特許第3,321,329号明細書には、道路表面
上にエポキシを顔料及び充填剤と一緒にフレーム溶射す
ることが開示されている。
米国特許第4,388,373号には、フレーム  。
溶射可能な鉱物粉末、ナイロン粉末及びエポキシ樹脂粉
末から成る、プラスチック基板の被覆用フレーム溶射可
能な組成物が開示された。鉱物粉末の例は、青銅、ニッ
ケルクロル及ヒオーステナイトステンレススチールであ
る。該組成物のフレーム溶射された皮膜は、別の材料を
結合するため又は耐摩耗性目的のために示唆されている
発明が解決しようとする問題点 前記の見地において、本発明の第1の目的は、高い付着
、凝集及び防汚特性を有する、海洋構造物の水中表面上
に防汚皮膜を形成するための新規の溶射材料を提供する
ことであった。
もう1つの目的は、新規の防汚被膜を有する水中表面を
有する海洋構造物を提供することである。
問題点を解決するための手段 前記及びその他の目的は、本発明による複合溶射粉末に
よって達成され、該複合溶射粉末は熱軟化性樹脂と、海
洋生物に対して毒性である銅、銅合金又は酸化銅のよう
な粉末状鉱物とから形成されたグラニユールから成るこ
とを特徴とする。粉末状鉱物は0.6m’/、9よりも
大きい比表面積を有すべきであシかつ有利にはフレーク
の形である。
発明の作用及び効果 本発明によれば、通常の溶射技術によって有機及び無機
表面に熱溶射するための、鉱物成分と樹脂の複合粉末が
開発された。鉱物成分は、船体、水中パイル及び同種の
ものに付着する種類の海洋生物に対して毒性である銅、
銅合金、酸化銅又はその他の金属もしくは金属化合物か
ら成る。銅は合金、例えば銅を少なくとも65重量%含
有する銅ニツケル合金の形で存在することができる。こ
のような合金は、海洋生物に対して毒性であると同時に
1.腐食及び摩耗に対して著しく抵抗する。樹脂は約1
0〜約70容量チ、有利には約40〜約50容景チの量
で存在すべきである。
更に本発明によれば、鉱物成分は粉末状の形である。上
記にかつ特許請求の範囲で使用したように、6粉末状″
とはその質量に対して著しく大きな表面積を有するよう
な粉末度又は形態を有する粉末形を表す。特に、鉱物粉
末の比表面積は、BET法(ASTM C819−77
)によって測定した場合、約0.05 m’/ g 1
有利には0−1 m2/ 9よりも大きいべきである。
銅のような金属の場合には、粉末状鉱物は有利には32
5メツシュ未満、特に有利には−325メツシュ〜+1
ミクロンの寸法を有するフレークの形で存在すべきであ
る。通常の粉末から区別されるように、フレークはまさ
に偏平である、すなわち1つの方向の寸法がその他の2
つの方向の寸法に比較して薄い形態を有する。該フレー
クは、複合材料を包含する溶射材料を製造するために使
用される通常の粉末の表面積と比較して比較的大きな表
面積を有することにより特徴付けられる。
しかしながら、本発明による粉末状鉱物は簡単には、前
記の必須の表面積を有するような粉末度を有することが
できる。従って、場合によっては鉱物はフレークとして
既座には形成され得ないような酸化銅のような化合物で
あってもよい。このような粉末の緩い凝集性の凝集体を
含む11ミクロンより小さいダスト様の銅酸化物粉末が
、本目的のために一般に十分である。
本発明の複合粉末の樹脂成分は、任意の熱軟化性の溶射
可能な有機材料であってよい。その例はポリエステル樹
脂、ポリアミド(ナイロン)、ポリイミド、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、エポキシ及びポリアミド−エポ
キシ及びポリエステル−ポリイミドのような混合物を包
含する組合せである。”熱軟化性″とは、樹脂が溶射法
の火炎又は熱ガス中で熱軟化するか又は溶融することを
意味する。しかしながら、有利には樹脂の少なくとも一
部分は、噴射及び被覆過程で硬化もしくは熱硬化し、従
って得られた皮膜が最適な結合及び硬度のために少なく
とも半硬化した樹脂を含有するような類型であるべきで
ある。
特に好ましい樹脂は、前記の米国特許第4.388,3
73号明細書に記載されているように、ポリアミド(ナ
イロン)とエポキシの混合物である。これらの2種類の
重合体は、好ましくはほぼ等しい量、例えば60:40
〜40=60(容量)の比で存在する。従って、有利な
粉末はエポキシ約20〜25容量チ及びナイロン20〜
25容量チを、最も有利には残シの銅フレーク(+バイ
ンダー)と共に含有する。
ナイロン粉末は、ナイロン11及び/又はナイロン12
が特に好適であるが、ナイロン6.6/6.6/10又
は6/12又は熱可塑性ポリアミド−ポリイミドであっ
てよ°い。コポリマーも許容される。重合体の融点は有
利には約120°C以上、特に有利には約150°C以
上である。エポキシ樹脂の融点及び硬化温度は、有利に
は約100℃以上、特に約120°C以上である。−緒
に使用することができるエポキシ重合体は、多官能性物
質例えばジカルボン酸又は無水物、ジアミンもしくはそ
れに類似したもの゛  で架橋させることができるビス
−フェノールAとエピクロルヒドリンの縮合生成物を包
含する。
代表的エポキシ樹脂はMark et al著” En
cyclopedia of Polymer 5ci
ence andTechnology ” Vol、
6 (1967)  p 21 3〜219にかつ架橋
硬化剤は同文献のp222〜238に記載されている。
樹脂と鉱物の複合粉末は、樹脂を鉱物のバインダーとし
て利用することにより製造することができる。例えば熱
可塑性ポリエチレン、ポリエステル又はポリアミドのよ
うな樹脂を容器内で溶融させ、鉱物粉末を加え、かつ該
材料を冷却しかつ次いで粉砕しかつ所望の寸法の粉末に
ふるい分ける。
有利には粉末は、バインダーとしての付加的な材料を使
用して、樹脂成分の粉末を粉末状鉱物と凝結させること
により製造する。このような場合には、樹脂粉末は−3
25メツシュ未満、有利には約−325ミクロン〜+1
ミクロンの寸法を有するべきである。凝結は任意の公知
又は所望の方法、例えば米国特許第3,617,358
号明細書に記載されているような噴霧燥式法により実施
することができる。該米国特許明細書には、溶射粉末の
噴霧乾燥式製造用の適当なパインダーをも開示されてい
る。
バインダーを用いて複合物を製造するだめの有利な方法
は、バインダーを包含する成分をポット内で、バインダ
ーを乾燥及び硬化させながら混合することより成り、該
方法は十分に自由流動性粉末を生じる。バインダー材料
は、皮膜の形成又は粒子の相互間もしくは表面への結合
のために使用することができる任意の公知又は常用の結
合材料であってよい。バインダーは有利には有機であシ
かつワニス固形物として樹脂を含有するフェノであって
よく、又は硬化又は固化した皮膜を形成するために溶剤
蒸発に依存しない樹脂を含有することができる。従って
、バインダーはワニス固体として触媒形樹脂を含有する
ことができる。使用することができるバインダーの例は
、常用のフェノール、エポキシ又はアルキド系ワニス、
乾性油、例えばシナキリ油及びアマニ油を含有するフェ
ノ、ゴム及びラテックスバインダー及び同種のものを包
含する。バインダーは選択的に水溶性型、例えばポリビ
ニルピロリドン又はポリビニルアルコール型であってよ
い。有機バインダーの他に、珪酸ナトリウム、硼酸、硼
砂、マグネシウム又は他の可溶性炭酸塩、硝酸塩、シュ
ウ酸塩又はオキシ塩化物、もしくは酸化物を含有するコ
ロイド状懸濁液のような無機バインダーを使用すること
ができる。
最終的粉末は一般に一100メツシュ(米国標準スクリ
ーン寸法)〜+5ミクロン、有利には一170メツシュ
〜+325メツシュの寸法を有するべきである。構成粉
末は、前記寸法限界の他に、まさに均質な複合物を形成
するために最終粉末よりも著しく小さいべきである。
溶射は低融点の溶射材料のための常法で行う。
プロパン、メタン、天然ガス又は同種のものを燃焼ガス
のための空気又は酸素担体プラス火炎  □内への付加
的空気と共に使用される燃焼ガンが特に好適である。低
いエンタルピーで操作する場合には、プラズマガンを使
用することができる。窒素のようなキャリヤーガス中に
粉末を供給する常用の溶射粉末フィーダが適当である。
本発明による材料は、木材、コンクリート、塗装金属又
は更に裸の金属を被覆するために使用することができる
が、プラスチック表面に溶射するだめに特に適当である
。換言すれば、海中環境のためには、いかなる場合でも
防汚が所望される。典型的な適用例は、ボート、船、は
しけ、ドック、パイル、バイロン、ケーシング、パイプ
である。
浄 自己結合特性に基づき、良好に清2する以外の特別の表
面処理を行う必要はないが、もちろん基板表面に対する
被膜の粘着力を最大にするために、グリットブラストの
ような通常の表面処理法を利用すべきである。金属表面
の場合には、まず該表面を、金属と溶射被膜との間の電
気的効果を阻止するか又は少なくとも最小にするために
、導電性及び水の浸透に対するバリヤを設けるために標
準タイプのペイント又は溶射プラスチックで被覆するの
が望ましい。Perkin−BIIlner社のMet
co DivisionからMetcoseal(T)
”PRとして市販されているような、硬化性タイプのプ
ライマーペイントを使用するのが有利である。高硬性タ
イプのペイントは本発明の複合物の優れた結合に役立ち
、かつこのようなプライマーは金属表面の腐食を抑制す
るパシファイヤ(pacifier )を含有する。本
発明による粉末は、その結合特性に基づき、有機材料の
表面に上記のようなペイントを被覆するために特に適当
である。
ボート船体のようなファイバグラス/プラスチック複合
体はポリエステル″ゲルコート”の表面層を有する。こ
の表面の全体並びに任意の残留ろう及びその他の汚れは
溶射前に除去されるべきである。ゲルコート表面を処理
するための所望の手段は、粉砕した硬質有機材料のグラ
ニユール、例えば少なくとも25のビカー硬度(粉砕前
に測定)を有するものを用いる圧縮空気グリッドブラス
トから成る。−10メツシュ〜+30メツシュの寸法ま
で粉砕したクルミ殻又はそれに類似したものが適当であ
る。
実施例 例  1 比表面積(BET法による) Q、65デ/yを有する
99チが一325メツシュの銅フレーク75重量部及び
平均寸法30〜40ミクロンを有する熱可塑性の熱硬化
性エポキシ粉末(VEDOC(TM) V E −10
1−A XFerr。
Corporation 、  4150 E、 56
5treet。
C1eveland、 0hioから市販)25部から
成ルブレンドを製造した。配合容量は銅及びエポキシ夫
々約50%であった。別にpvp 100容量部及び水
700部を含有するポリビニルピロリドン(pvp )
バインダー溶液を製造した。この溶液約4Qmlを銅/
エポキシブレンド400Iに加えた。該混合物を徐々に
加えかつ完全に混合し、かつバインダーが乾燥し、完全
に自由流動性粉末が後に残るまで混合を継続した。該粉
末を完全な乾燥を保証するために約121°C(250
°F’)に加熱した。次いで該粉末をふるい分けしかつ
−120+325メツシュ粉末に加工するために手動で
ミリングした。こうして形成した粉末は銅とエポキシの
粒子から成っていた。この複合粉末を−170メツシュ
〜10μmの寸法にふるい分けた。
銅フレークとエポキシの複合粉末を、米国特許第3,4
43,754号明細書に記載されかつMetcoからT
ype 6 Pとして市販されている。
一般的タイプの常用の燃焼型ガンで溶射した。
このノズルは添付図面に示す。TYp86 P Gun
(図示せず)のノズル10は軸線方向の粉末導管12を
有し、該導管を粉末は窒素キャリヤーガス内を連行され
る。導管12に対して同心的なリング内に等間隔で16
個のバーナジェット(その1つが14で図示)が設けら
れている。
該ジェットのリングと導管との間にかつそれと同心的に
、ノズル10に押込まれたリング20 ・で形成された
環状マニホルド18と連通ずる環状流路16が設けられ
ている。ジェット14間に正確に間隔を置いて設けられ
た16個の導管(その1つが22で図示)を経てマニホ
ルドに圧搾空気が供給される。更に空気は、またジェッ
ト14間に一定の間隔を置いた16個の孔(その1つが
24で図示)を経て吸引されかつ連行される。
溶射パラメータは以下のとおりであった:プロパンガス
:1.7バール(25psi )及び260 lA (
9−15cfh ) 酸素:1.7パール(25psi )及び441p’n
(15,55cfh ) 圧搾空気:4パール(30psi ) 粉末のための窒素キャリヤーガス: 425 /l/’
n(155cfh) 噴射距離: 16cm 噴射量: 5−4 kg/h (121bs/h )溶
着効率は、+625メツシュの銅粉末(0,09m’ 
/ iの比表面積を有する)とエポキシ粉末60容量係
との単純ブレンドの溶着効率が20〜60%であるのに
対して、約80%であった。
明白な厚さ限界は存在しなかった。典型的には、厚さ0
.15〜3.2CTL(0,015〜Q−=20インチ
)の皮膜が溶射された。溶射した表面仕上げの際には、
400〜600マイクロインチ、かつ軽いサンダー仕上
げの際には、100〜200マイクロインの厚さが生じ
た。
直径111mのノズルを用いて圧力6.2パール(90
psi )で圧搾空気を用いて寸法約−10〜+60メ
ツシュを有する粉砕したクルミ殻で表面プラスチングす
ることにより、ファイバーグラスのボート底上のゲルコ
ート層を処理した。
処理した表面に前記のようにして該実施例の複合粉末を
溶射した。厚さ0.5羽の、優れた、良好に結合した銅
含有防汚皮膜が得られた。
例  2 エポキシ粉末の代シに、エポキシとポリアミド粉末の5
0:50(重量)ブレンドを使用して、例1のそれに類
似した銅フレーク含有粉末を製造した。エポキシは例1
におけると同じであった0ポリアミドは、R11san
 Carp、、 i 39Harristown Ro
ad、 ()len Rock、 NJo 7452か
らR11san 11E3 i 5−10として市販さ
れている、類似した寸法のナイロン11であった。
類似した防汚皮膜が得られた。
前記には本発明を特殊な実施例を参照して詳説して来た
が、本発明の技術思想及び前記特許請求から逸脱するこ
となく、種々の変化及び変更が可能であることは、当業
者にとって自明のことである。従って、本発明は前記特
許請求の範囲及びその等価思想によってのみ制限される
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の溶射粉末のために使用されるノズルの一
部分の縦断面である。 10・・・ノズル、12・・・導管、14・・・バーナ
ジェット、16・・・環状通路、18・・・環状マニホ
ルド、20・・・リング、22・・・導管、24・・・
孔筒1頁の続き (jW、  間者   マーク・エフ・スポー  ア〉
ルデイング        コ司 Cリカ合衆国ニュー・ヨーク・ヤファンク・ティラー・
ジンス 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、海洋構造物の水中表面上に防汚皮膜を形成するため
    の複合溶射粉末において、熱軟化性樹脂と、海洋生物に
    対して毒性の粉末状鉱物とから形成されたグラニュール
    から成ることを特徴とする、防汚皮膜用の複合溶射粉末
    。 2、樹脂が鉱物と樹脂の全量に対して約10〜約70容
    量%の量で存在する、特許請求の範囲第1項記載の複合
    溶射粉末。 3、グラニュールが一般に−100メッシュ〜+5ミク
    ロンの寸法を有する、特許請求の範囲第1項記載の複合
    溶射粉末。 4、樹脂が粒子の形であり、かつ粉末状鉱物と樹脂粒子
    がグラニュールを形成するために有機バインダーで一緒
    に結合されている、特許請求の範囲第3項記載の複合溶
    射粉末。 5、樹脂粒子が一般に−325メッシュ〜+1ミクロン
    の寸法を有する、特許請求の範囲第4項記載の複合溶射
    粉末。 6、粒状鉱物が325メッシュ未満の寸法及び0.05
    m^2/gより大きい比表面積を有する、特許請求の範
    囲第1項記載の複合溶射粉末。 7、粉末状鉱物がフレークの形である、特許請求の範囲
    第6項記載の複合溶射粉末。 8、樹脂がエポキシ、ポリエステル、ポリイミド、ポリ
    アミド及びこれらの組合せから成る群から選択される有
    機材料から成り、かつ鉱物が銅、銅合金、酸化銅及びこ
    れらの組合せから成る群から選択されたものである、特
    許請求の範囲第1項記載の複合溶射粉末。 9、樹脂がほぼ等しい重量のエポキシとポリアミドから
    成る、特許請求の範囲第8項記載の複合溶射粉末。 10、鉱物が合金に対して銅を少なくとも65重量%含
    有する銅−ニッケル合金から成る、特許請求の範囲第8
    項記載の複合溶射粉末。 11、粉末状鉱物が実質的にフレークの形の銅から成り
    、かつ樹脂がエポキシから成りかつ銅とエポキシの全量
    に対して約40〜50容量%の量で存在する、特許請求
    の範囲第1項記載の複合溶射粉末。 12、有機バインダで一緒に結合された熱軟化性エポキ
    シ粒子及びポリアミド粒子及び銅フレクから形成された
    、一般に−170〜+325メッシュの寸法を有するグ
    ラニュールから成り、上記粒子及びフレークが一般に−
    325メッシュ〜+1ミクロンの寸法を有し、かつエポ
    キシ及びポリアミドが夫々、銅、エポキシ及びポリアミ
    ドの全量に対して、約20〜約25容量%の量で存在す
    る、特許請求の範囲第1項記載の複合溶射粉末。 13、水中に曝される海洋構造物の表面上に防汚皮膜を
    施す方法において、熱軟化性樹脂と、海洋生物に対して
    毒性の粉末状鉱物とから形成されたグラニュールの複合
    粉末を溶射することを特徴とする、防汚被覆法。 14、粉末状鉱物が325メッシュ未満の寸法及び0.
    05m^2/gよりも大きい比表面積を有する、特許請
    求の範囲第13項記載の方法。 15、グラニュールが一般に−100メッシュ〜+5ミ
    クロンの寸法を有し、かつ樹脂がグラニュールを形成す
    るために有機バインダーで粉末状鉱物と一緒に結合され
    た粒子の形であり、樹脂粒子と粉末状鉱物が一般に32
    5メッシュ未満の寸法を有し、樹脂が鉱物と樹脂の全量
    に対して約10〜約70容量%の量で存在しかつエポキ
    シ、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミド及びこれら
    の組合せから成る群から選択される有機材料から成り、
    かつ粉末状鉱物が0.05m^2/gよりも大きい比表
    面積を有しかつ銅、銅合金、酸化銅及びこれらの組合せ
    から成る群から選択されたものである、特許請求の範囲
    第14項記載の方法。 16、粉末状鉱物が実質的にフレークの形の銅から成り
    、かつ樹脂がエポキシから成りかつ銅とエポキシの全量
    に対して約40〜50容量%の量で存在する、特許請求
    の範囲第15項記載の方法。 17、樹脂が付加的にエポキシの量にほぼ等しい量のポ
    リアミドを有する、特許請求の範囲第16項記載の方法
    。 18、海洋構造物の表面がファイバグラス−プラスチッ
    クラミネートのゲルコート層の表面であり、かつ溶射の
    前に表面をグリットブラストする、特許請求の範囲第1
    3項記載の方法。 19、グリットブラスト処理が、圧搾空気を用いて約2
    5よりも大きいビッカース硬度を有する有機硬質材料の
    グラニュールを表面に対して噴射することより成る、特
    許請求の範囲第18項記載の方法。 20、海洋構造物の表面が金属であり、かつ溶射の前に
    金属表面に有機ベースペイントの実質的に不浸透性の層
    を施す、特許請求の範囲第13項記載の方法。
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