JPS6375559A - 起泡度の測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、石けん、界面活性剤などの気泡度の測定方法
に関する。

特に、本発明は、起泡性物質を低濃度で含有する溶液を
噴出流下させ、強制的に微細な気泡を連続的に発生せし
め、この微細な気泡の量を、例えば光学的な方法によっ
て計測する。

起泡性物質の起泡度の測定は、河川および公共下水道の
処理施設などからの排出水に含まれる低濃度のＦＵ【プ
ん、洗剤の発泡量を連続的に計測できる。従って、河川
等の発泡量を連続監視したり、発泡障害の未然防止に利
用できるほか、産業用水の発泡障害を防止する検知手段
として利用できる。

（従来の技術） 従来の起泡度の測定方法として （Ａ＞柱状容器の上方から液面の中心に液滴か落ちるよ
うに所定量の溶液を流下させて気泡を発生させ、流下面
の泡の高さを計測して測定する方法、 （Ｂ）溶液を所定量の容器に入れた後に、密封し、一定
の方法、時間で激しく振盪した後に、静置し、泡の高さ
を計測する簡便法、 （Ｃ）溶液に含有する起泡性物質（石けん、洗剤、界面
活性剤）の濃度を化学的に測定する方法、 （Ｄ＞河川等の落ち口で発生する泡を目視する方法、 などが知られており、（Ａ）払および（Ｂ）法は起泡性
物質濃度が数十ｍ（Ｉｔ／４２以上の溶液の起泡度、消
泡度を間欠的に測定する場合に利用される。

（Ｃ）法は起泡度と間接的に関係する物質の濃度を測定
し、（Ｄ＞法は人間の感覚による計測に利用される。

しかしながら、（△）法、（Ｂ）法にａ３いて低）農度
（数十ｍＭ老以下〉の溶液を測定づる場合には、起泡が
不十分であったり、生成する起泡か大きいため、すぐに
消泡してしまうという欠点かあり、また間欠測定法であ
るため気泡を溶液の流れに従って連続的に測定覆ること
が不可能であるという欠点があった。

また、（Ｃ）法は起泡性が界面活性剤の種類と濃度およ
び溶液の水温、硬度などの外的条１′１によって変化す
るため、起泡度が正確に測定できす、測定も極めて繁雑
である。

（Ｄ）法は、水量および落下部の形状等によって起泡性
か変化したり、測定化によって判定が−・定でないとい
う問題があった。

すなわち、低濃度の界面活性剤、ぞの他に起因する起泡
度を連続的に計測する方法が望まれていｌこ。

（発明か解決しようとする問題点） 本発明の目的は、かかる従来技術の欠点を改善覆るため
鋭意検討した結果得られたものであって、界面活性剤な
どを含有する溶液の起泡疫を連続的に測定する新規な方
法を掟供することである。

（問題点を解決覆るための手段） 本発明は上記の目的を達成するため、次の構成からなる
ものである。

ずなわら、柱状容器の上部から、起泡性物質を低濃度で
含有する溶液を、前記柱状容器の液面」二に流下せしめ
、生じた微細気泡を前記柱状容器内の下降水流に随伴せ
しめて、微細気泡の量を連続的に測定することを特徴と
する起泡度の測定方法である。

本発明において、起泡性物質とは気泡を発生せしめるこ
とのできる物質をいい、例えば、石りん、界面活性剤等
が挙げられる。

以ト、図面を参照して本発明の方法を具体的に説明覆る
。

第１図は、本発明方法を実施するだめの装置の一例を示
す概略図である。

１は貯槽で必り、起泡性物質を低濃度で含有する溶液が
貯えられている。２は柱状容器であり、ガラス、プラス
チックなどの透明な材料で作られている。３はノズルで
あり、柱状容器２の液面の中央部近傍の上方に設けられ
ている。貯槽の１の溶液は、ポンプ４を介してノズル３
から連続的に放出され、柱状容器２の液面、Ｆに流下せ
しめられる。５は排出口であり、液面調整槽６と連通し
ており、排出口５からは柱状容器２の液面を常時一定に
保つようにしである。溶液は液面調整槽６の流出口１０
より連続的に排出される。

ノズル３から放出された溶液は柱状容器２の水面７上に
落下し、水流の随伴気流おＪ：び液面の撹乱により周囲
からの空気を巻きこんで激しく起泡する。柱状容器２で
生成した気泡の一部は撹乱によって破れたり、また気泡
同士の激突によって、微細なものから比較的大ぎな径の
ものまで種々の大きさの気泡となる。このうち、大きな
気泡は気泡自身の浮上によって、そのまま柱状容器２の
液面上に浮上したり、溶液中で浮遊して、柱状容器２内
に留まっている。一方、微細な気泡は浮力が小さいため
柱状容器２内に生じる下降水流に随伴して、柱状容器２
の下部外方に到達し、排出口５から液面調整槽６の流出
口１０を介して連続的に流出する。

かくして、起泡性物質に起因する微細気泡の連続流れを
、柱状容器２内に形成せしめることができる。

なお、ノズル３から放出される溶液は予め濾過等により
固形分を除去されたものであることが必要である。

起泡吊の調整が必要な場合は、溶液の供給量、ノズル３
の径、ノズル３の高さ、方向等の位置、柱状容器２の径
等を適宜選定または調節すればよい。

ノズル３から放出された溶液によって柱状容器２内で生
成する気泡のうち、大きな気泡は、柱状容器２の液面上
や柱状容器２内に残留し、その大部分は消泡する。

従って、起泡性物質の起泡度番Ｊ１、柱状容器２の液面
７近傍の気泡量よりも、むしろ＋１状容器２内の下降流
れに伴なって移動する安定な微細気泡の量と強い相関関
係を有する。柱状容器２内の下降流れ中の微細気泡はそ
の表面に起泡・１１１物質を添線しているので、溶液中
の起泡性物質の量によって、この気泡の量か変化し、こ
の気泡を例えば、柱状容器２の下方部の適当な位置に近
接さ−ぜた検知器９によって計測することにより、起泡
度を測定できる。

検知器９は例えば、ランプ８からの光量が気泡によって
さえぎられた後に検知器９に到達（）た光量として計測
し、例えばイメージセン−リーを設置して計測できる。

（実施例） 以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。

実施例１ 第１図に示ず装置を用いて、ＩＡｓ　　○〜１゜０ｍｇ
１０水溶液を、０．４５Ｍ／ｍ１１１　ノ流速テ゛口径
２ｍｍφのノズルから柱状容器水面上２４．　ｃｍ上方
の位置から落下させた。柱状容器は３ｃｍφのものを用
い、水面下の深さは１７ｃｍとした。検知器は柱状容器
の水面下１２ｃｍの位置に直角に配置し、その位置を中
心とした上下２．５ｃｍの間の気泡を検知させた。

検知出力は無泡のときの出力をＯとし、完全遮光のとき
を１００としで示した。

結果は第１表の通りであった。

ＬＡＳ濃度にほぼ比例した検知器の出力が得られ、起泡
度の計測が可能である。

実施例２ 実施例１と同じ条件で、起泡性物質として、ノニオン系
界面活性剤５部、アニオン系活性剤３部、種類に異なる
アニオン系活性剤２部を混合したもので実施した結果は
第２表の通りであった。

起泡性物質の混合溶液について、実施例１と同様に起泡
度を測定できる。

（発明の効果） 本発明方法によれば次の効果が得られる。

＝　８　− 起泡性物質を低濃度に含有する溶液の消泡し難い安定な
微細気泡を連続的に発生させることにより、その溶液の
起泡磨を連続的に測定することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施するための装置の一例を示す
概略図である。 ２・・・・・・柱状容器 ９・・・・・・検知器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 柱状容器の上部から、起泡性物質を低濃度で含有する溶
   液を、前記柱状容器の液面上に流下せしめ、生じた微細
   気泡を前記柱状容器内の下降水流に随伴せしめて、微細
   気泡の量を連続的に測定することを特徴とする起泡度の
   測定方法。