JPS6374672A - 印字装置の用紙搬送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印字装置の用紙搬送方式に関し、特に印字用紙
のサイズに応じた、正しい印字許容行数を求めることが
可能な、印字装置の用紙搬送方式％式％ 〔従来の技術〕 従来の印字装置においては、例えば、特開昭６０−２０
８２６６号公報に記載されている如く、ページ長を示す
ディジタルスイッチを設けて、これを予め用紙サイズに
対応してプリセットすることによって、所定行数の印字
を行っていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記従来技術においては、用紙のサイズが変化
する毎に、オペレータが上記ディジタルスイッチをセッ
トし直さなければならないという煩わしさがあった。

これとは別の方式として、印字装置内に用紙終端検知セ
ンサを設けて、用紙ニアエンド信号を上位装置に送出す
る如く構成されたものもあるが、この方式には下記の如
き問題がある。

すなわち、用紙ニアエンド方式は用紙終端検出時を起点
として、あとどれだけ搬送（印字）できるかを判別する
ものであり、この方式においては、上記用紙終端検知セ
ンサの取付は誤差、搬送誤差等により、論理的な搬送寸
法と物理的な（実際の）センサ検知位置とが一致しない
場合があり、業務毎に印字エリア、すなわち、印字行数
が変化するという基本的な問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の印字装置の用紙搬送方式における
上述の如き問題を解消し、一定サイズの用紙には、常に
一定行数の印字が実施できるようにする。改良された印
字装置の用紙搬送方式を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の上記目的は、印字用紙の終端に印字制限領域の
有る印字装置において、印字用紙の有無を検知するセン
サと、用紙の搬送量を検知する手段と、前記印字装置で
取扱う印字用紙の用紙サイズ（用紙長）とこれに対応す
る印字行数のテーブルとを設け、前記センサと検知手段
とにより印字用紙の用紙長を計測し、この計測結果から
前記テーブルを用いて、残可能印字行数を演算すること
を特徴とする印字装置の用紙搬送方式によって達成され
る。

〔作用〕

用紙はモータを駆動源とする搬ローラ対によって搬送さ
れる。この搬送系の用紙送り精度は、上記搬送ローラ対
を構成するローラの径の誤差、用紙を押圧するバネの圧
力のバラツキ等によって決まる、ある値を持っている。

また、市販の用紙もカット誤差を有しており、印字エリ
アを用紙サイズ（実際には、用紙長）を測定して定める
ことは困難があったことは前述の通りである。

そこで、本発明においては、用紙検知センサを用いて測
定した用紙長には、上述の種々の誤差が含まれているこ
とを前提として、当該印字装置で取扱う印字用紙のサイ
ズと、装置側の搬送、測定誤差等を含んだ測定値の範囲
とを、予めテーブル化しておき、測定用紙長と上記テー
ブルに含まれる印字用紙サイズとを比較して、測定用紙
長から許容誤差範囲内にある印字用紙サイズに変換し、
このサイズに対応する印字エリアを定めるようにしたも
のである。

〔実施例〕

第２図に印字装置の接続形態を示す。図において、１は
制御装置、２は印字装置を示している。

第３図は上記印字装置２の内部構成の概要を示す図であ
り、２１はマイクロ・プロセッサ、２２はデータを一時
保存する作業用ＲＡＭ、２３は制御プログラムを格納す
るＲＯＭ、２４は改行制御部、２５は印字制御部、２６
はパスラインを示している。本発明の要点は、後述する
如く、上記改行制御部２４の動作にある。

第４図は上記印字装置２の用紙搬送機構の構成を示す図
である。図において、３は印字ヘッド、４ａ、４ｂは搬
送ローラ対、５は用紙検出センサ（以下、単に「センサ
」という）、６は駆動用のモータ、７は伝動用ベルトを
示しており、太い矢印は用紙搬送方向を示している。

用紙は２対の搬送ローラ対４ａ、４ｂによって搬送され
、その間に用紙長測定用のセンサ５が配置されている。

該センサ５から距離　Ｑ２だけ離れた位置に印字ヘッド
３が設けられている。

用紙は搬送ローラ対４ａ、４ｂにより搬送されて、セン
サ５に到達する。更に搬送され、印字が開始され、印字
、改行（搬送）を繰り返すうちに、センサ５が用紙無し
を検知するようになる。

この位置をトリガとして、一定量改行（搬送）したら、
用紙終端を前記改行制御部２４に報告し、該改行制御部
２４からの指令により、当該用紙を排出する。

第５図は、印字用紙サイズとその印字不可領域との関係
を示す図である。印字不可領域は、一般的に、印字ヘッ
ド中心と搬送ローラ対の寸法で決まるものである（第４
図参照）。なお、第５図において、太い矢印は用紙搬送
方向を示している。

第１図は、前記改行制御部２４の動作フローチャートで
ある。以下、これに基づいて、本実施例の動作を説明す
る。

改行指令により、第１図の動作が開始される。

このプログラムは３つのモードに分かれており。

それぞれ、用紙と前記センサ５の位置関係に対応してい
るものである。

まず、用紙が装置内に引込まれてから、その先端がセン
サ５に到達するまでのモードが、モード１である。モー
ド１では、用紙を検知すると、モードを２に移すととも
に、用紙長を保持するためのカウンタの値を′Ｏ″にク
リアする。

なお、ここでは、改行は、例えば、１／１２０インチの
微少ピッチが複数回行われることによって実現され、上
記処理は、１　／１２０インチの改行毎に実行されるも
のである。

モード２は用紙長の計測ルーチンであり、用紙無しを検
知するまでは、上記改行毎にカウンタを１″″づつ加算
する。用紙無しを検知すると、現在搬送している用紙の
長さが決まるので、第６図に示す用紙長テーブル１０を
検索する。

このテーブルは、用紙搬送の許容誤差を±３．０ｍｍ、
すなわち、前記改行の１５回分としである。従って、テ
ーブルの検索条件は、計測したカウンタの内容上１５の
値が、このテーブル上の用紙長槽にあるか否かを調べる
ことになる。もし、存在すれば、残改行量りを保持する
エリアに、上記テーブルの許容改行量を格納する。

上記計測したカウンタの内容±１５の値が、このテーブ
ル上の用紙長槽に存在しない場合には、許容外の用紙と
判断して、計測した値からＱ２−Ｑ。

を減算した値を、上記残改行量りを保持するエリアに格
納する。

この処理が終了するとモードを３に変更する。

モード３は用紙残量を監視する処理で、１改行毎に上記
残改行量りを１づつ減算し、内容が８１０１ｊになった
ら、終端を検知したことを上位装置に報告する。

モードのイニシャライズは、次の用紙の吸入指令の中で
行う。

上記実施例によれば、用紙搬送系の持つ誤差の影響を受
けることがないので、同一サイズの用紙には、常に同一
行数の印字を行うことができるという効果がある。

上記実施例は、本発明の一例を示したものであり、本発
明はこれに限定されるべきものではないことは言うまで
もない。

〔発明の効果〕

以上述べた如く、本発明によれば、印字用紙の終端に印
字制限領域の有る印字装置において、印字用紙の有無を
検知するセンサと、用紙の搬送量を検知する手段と、前
記印字装置で取扱う印字用紙の用紙サイズ（用紙長）と
これに対応する印字行数のテーブルとを設け、前記セン
サと検知手段とにより印字用紙の用紙長を計測し、この
計測結果から前記テーブルを用いて、残可能印字行数を
演算するようにしたので、一定サイズの用紙には、常に
一定行数の印字が実施できるようにする、改良された印
字装置の用紙搬送方式を実現できるという顕著な効果を
奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の動作フローチャート、第２
図は印字装置の内部構成を示すブロック図、第３図は本
発明に係わる印字装置の接続形態を示す図、第４図は印
字装置の用紙搬送機構の構成を示す図、第５図は印字用
紙サイズとその印字不可領域との関係を示す図、第６図
は本実施例で用いる用紙長テーブルの構成例を示す図で
ある。 １：制御装置、２：印字装置、３：印字ヘッド、４ａ、
４ｂ：搬送ローラ対、５：センサ、６：モータ、７：伝
導用ベルト、８：印字用紙、９：印字不可領域、１０：
用紙長テーブル、２１：マイクロ・プロセッサ、２４：
改行制御部。 第　　　　　２　　　　　図 第　　　　　３　　　　　図 り］ 第　　　　　Φ　　　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、印字用紙の終端に印字制限領域の有る印字装置にお
   いて、印字用紙の有無を検知するセンサと、用紙の搬送
   量を検知する手段と、前記印字装置で取扱う印字用紙の
   用紙サイズ（用紙長）とこれに対応する印字行数のテー
   ブルとを設け、前記センサと検知手段とにより印字用紙
   の用紙長を計測し、この計測結果から前記テーブルを用
   いて、残可能印字行数を演算することを特徴とする印字
   装置の用紙搬送方式。