JPS637307A - 高炉炉体ステ−ブ連絡管のバイパス工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高炉炉体冷却設備のステープ冷却水パイプの
破損時の補修方法に関するものである。

（従来の技術） 高炉炉壁は、外殻鉄皮内周面に耐火物をライニングし、
この耐火物を保護するためにパイプ鋳込みの冷却体（ス
テープ）を鉄皮と耐火物の間に埋設し、耐火物を保護し
ている。

しかし、これら冷却体により耐火物を保護していても長
期にわたる操業によって耐火物が次第に侵食されて冷却
体が炉内に露出するようになシバイブが破損し冷却水が
炉内に漏洩してしまい炉内温度の低下や炉内内容物の反
応を著しく阻害してしまう。

第７図は冷却体の破損状態を示す図であシ、鉄皮２５と
炉体レンガ２６との間に設置したステープ１に冷却水パ
イプ２を埋め込み複数のステープ１．１に埋込まれた冷
却水パイプ２，２を連絡管３でつないで構成してあシ、
冷却水パイプ２が炉内溶融物の侵食により破損し、破損
部２７から炉内へ冷却水が洩れるものである。

このような場合、従来は例えば特公昭５５−２９３５７
号特開昭５７−ＩＬ３０９号、特開昭５８−１９４１６
号などにみられる方法で対処していた。

特公昭５５−２９３５７号に示される方法は、パイプ破
損が生ずると冷却媒体の導入を停止し、破損部前後の冷
却媒体導入管、排出管を切離し、両切離し部を破損パイ
プ内経由で冷却媒体補助管で結び補助管内に冷却媒体を
通すものである。

又特開昭５７−１９３０９号は、クーリングパイプの一
部が破損したならば、冷却水の供給を停止してクーリン
グパイプ中に複数本のフレキシブルチューブを挿入し該
チューブ内に冷却水を通水するものである。

更に、特開昭５８−１９４１６号は、破損したステープ
パイプから冷却水を抜きとり、パイプ内の破損部に７レ
キシプルホースヲ用いて、コーテイング材を高圧気体に
よって吹付けて破損部を塞ぐものである。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前記従来方法はいずれも冷却水パイプ破
損時に、−時冷却水の供給を停止して補修を行うもので
、−茶の冷却水パイプを連結して各ステープ会冷却する
構造上、冷却水停止時間中、各ステープとも冷却効果が
著しく減少するという難点を有する。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点の解決を計ってなされたもので、冷
却水パイプの破損時に於いても通水を停止することなく
補修を行えるものである。

即ち本発明は高炉ステープ冷却水のパイプの破損時の補
修において、破損部前後の連絡管に夫々十字状の上部、
下部短管を取付けた後、冷却水のシール機能をもつドリ
ルにより連絡管に穴明けを行い、紋穴を通して連絡管及
び上部、下部短管内を仕切る仕切シ弁を挿入し、合わせ
て仕切られた上部短管の上半分と下部短管の下半分とを
冷却水ホースで連結して冷却水を通水することを特竺と
する高炉炉体ステープ連絡管のバイパス工法である。

（実施例） 次に図を用いて本発明の詳細な説明する。

まず冷却水パイプが破損した事を検知したならば第３図
に示すごとく、破損部２７の前後のステープ連絡管３，
３に十字状の上部短管５−１、下部短管５−２の夫々の
一端を溶接固定する。上部短管５−１、下部短管５−２
の内径はステープ連絡管３，３とほぼ同一とし、他端に
ストップパルプ６゜６を取付けてると共にその端部に太
径短管７，７を取付けておく。そして前記上部短管５−
１の胴部枝管には上側に通水パルプ１３、下側に不定形
耐火物パルプ１４を取付ける。同様に下部短管５〜２の
胴部枝管上側に不定形耐火物パルプ１５、下側に通水パ
ルプ１６を取付けておく。

次にステープ連絡管３，３の一部に穴明けを行う。

これを前記第３図に示した上部短管５−１を拡大した第
４図により説明する。

大径短管７内に刃先８を臨ませてドリル１１、をセット
する０この時ロッド９の周囲をシールするシール部１０
を太径短管７の端部に固定する。

ドリルの刃先８の外径は上部短管５−１の内径とほぼ等
しくする。ドリルのセント完了後ストップパルプ６を開
き、刃先８を上部短管５−１内に押込み、ステープ連絡
管３の穴明は部３ａに穴明けを行う。穴明けと同時にス
テープ連絡管３内の冷却水が上部短管５−１、大径短管
７内に流れ込むが、通水パルプ１３不定形耐火物パルプ
１４が閉となっておシ、又シール部１０の作用で外部に
冷却水は洩れない。穴あけ完了後刃先８を第４図の位置
に戻しストップパルプ６を閉止し、シール部１０の固定
を解いてドリル１１、ロッド９、シール部１０と共に刃
先８を太径短管７から取外す。

下部短管５−２についても同様の手順で連絡管に穴明け
を行う。

次に第２図に示す様に仕切弁１８を上部短管５−１、及
び連絡管３内に挿入する。

第２図は挿入光子の図であ）、挿入の手順としては仕切
弁１８、嵌合部２４、仕切弁ロッド２３ともストップパ
ルプ６の右方に待機させ、ストップパルプ６を閉とした
状態で通水パルプ１３に冷却水ホース１７の一端を取付
け、他端は第１図に示すように下部短管５−２の通水パ
ルプ１６に取付け、夫々の通水パルプ１３．１６を開と
して冷却水を通す。この状態で冷却水は、破損した冷却
水パイプ２及び冷却水ホース１７の両経路を通して流れ
る。

次にストップパルプ６を閉止した状態で仕切弁１８の先
端から嵌合部２４迄を太径短管７内に挿入し、シール部
１０を太径短管７の端部に固定する。その後ストップパ
ルプ６を開として仕切弁１８を第２図の状態とするが、
この時ステープ連絡管３及び上部短管５−１内の冷却水
は大径短管７内まで充満するがシール部１０の作用で外
部には洩れない。又冷却水は、仕切弁１８により破損し
た冷却パイプ内には流れず、冷却水ホース１７を介して
のみ流れる。

次に第１図に示す上部短管５−１の不定形耐火物パルプ
１４か、又は下部短管５−２の不定形耐火物パルプ１５
の一方に耐火物ホース２１を取付は他の不定形耐火物パ
ルプは閉とする０そして耐火物ホース２１の一端に取付
けた耐火物圧入機２２から不定形耐火物を圧入し、上部
短管５−１の下半分、破損した冷却水ホース、下部短管
５−２の上半分を充満させる。その後第２図に示す仕切
弁渭 をシール部１０と共に仕切弁１８の嵌合部２４から取外
すと同時に、大径短管７とシール部１０との結合を解い
て取外す。連結管３及び十字状の上部短管５−１の上半
分に充満している水は仕切弁１８の嵌合部２４で堰止め
られ外部にはもれない。又連絡管３及び上部短管５−１
の下半分に充満している不定形耐火物は仕切弁１８の嵌
合部２４で堰止められ外部にはもれない。但し、不定形
耐火物の充填は必ずしも必要ではなく、充填した方が設
備保守上有利であり、又仕切弁ロッド２３、シール部１
０を太径短管７から解放することも必須ではなく適宜行
えば良い。

次に仕切弁１８の形状について述べる。

第５図（ａ）は、仕切弁の正面図で、第５図（ｂ）は側
面図である。仕切弁は全体にヘラ状とし先端部は第２図
に示す連絡管３の内面に密着させるべく半円状とする。

ヘラ状の巾方向両端は上部短管５−１、下部短管５−２
の内面に密着させるようシリコンゴムを焼付けるなどし
ておくと良い。

更に、第２図に示すように仕切弁１８が、連絡管３内及
び上部短管５−１内に収めた状態で固定することが肝要
で、先端部に曲シが生じたり上部短管５−１内で円周方
向に回転させないため第６図（ａ）、（ｂ）に示すよう
な方策をとると良い。

即ち、上部短管５−１の内面上下にガイド溝１９を形成
し、これに嵌シ込むガイド棒２０を仕切弁１８の嵌合部
２４に取付ける。こうすることで仕切弁の回転を防止し
、所定の位置に固定できる。

（発明の効果） 本発明は、以上のように高炉ステープ内に埋め込んだ冷
却水パイプが破損した際の補修時、冷却水を停止するこ
となく行うことができ、炉体冷却機能を低下させずに補
修することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の全体説明図、第２図は仕切弁の挿入状
態を示す本発明説明図、第３図は十字状短管の取付状態
を示す本発明の図、第４図はドリルをセットした状態を
示す本発明の図、第５図（ａ）。 （ｂ）は仕切弁の形状説明図、第６図（ａ）、（ｔ＋）
仕切弁の固定手段の説明図、第７図はステープ冷却水パ
イプと連絡管の構成を表わす図である。 １・・・ステープ　　　　２・・・冷却水パイプ３・・
・連絡管　　　　　３ａ・・・穴明は部５−１・・・上
部短管　　５−２・・・下部短管６・・・ストップパル
プ　　７・・・太径短管８・・・刃先　　　　　　９・
・・ロンド１０・・・シール部１１・・・トリル １３．１６・・・通水バルブ　　１４．１５・・・耐火
物バルブ１７・・・冷却水ホース　　１８・・・仕切弁
１９・・・ガイド溝　　　　２０・・・ガイド棒２１・
・・耐火物ホース　２２・・・耐火物圧入機２３・・・
仕切弁ロッド　２４・・・嵌合部２５・・・鉄皮　　　
　　２６・・・炉体レンガ２７・・・破損部 出　願　人　新日本製鐵株式会社 第１図 第４″ｉＩ 第５図 第６閾 （ω　　　　　　　　　　　　（ＩＩＪ第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高炉ステープ冷却水パイプの破損時の補修において、破
   損部前後の連絡管に夫々十字状の上部、下部短管を取付
   けた後、冷却水のシール機能をもつドリルにより連絡管
   に穴明けを行い、該穴を通して連絡管及び上部、下部短
   管内を仕切る仕切り弁を挿入し、合わせて仕切られた上
   部短管の上半分と下部短管の下半分とを冷却水ホースで
   連結して冷却水を通水することを特徴とする高炉炉体ス
   テープ連絡管のバイパス工法。