JPS6372795A

JPS6372795A - 粒状洗剤用スラリ−

Info

Publication number: JPS6372795A
Application number: JP6758087A
Authority: JP
Inventors: 篤箱田; 宏西尾
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1987-03-20
Filing date: 1987-03-20
Publication date: 1988-04-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はゼオライトを含有する粒状洗剤用スラリーに関
するものであって、その粘弾性を改良し、これらを取扱
い易くかつ安定な状態に保つことを目的とする。

従来、衣類用の洗剤ビルダーとしてトリポリ燐酸塩等の
燐酸塩が多く使用されてきたが、近年燐分は湖沼の富栄
養化、赤潮発生等の環境問題を引き起す一因であること
が指摘されて以来。

洗剤中の燐酸塩の配合量が規制されるようになってきた
。このようなことから、燐酸塩に代替するビルダーとし
て珪酸塩、炭酸塩、重炭酸塩等のアルカリビルダーやク
エン酸塩等の有機ビルダーが提案されている。しかし、
これらは水の硬度が比較的低い場合はある程度効果を有
するものの、硬度が高い場合は必らずしも十分でない。

水の硬度が高い場合も十分な効果を発揮するビルダーと
して、硬水中のＣａイオンを捕捉する性質を有するゼオ
ライトの使用が提案されている（特開昭５０−１２３８
１、特開昭５０−１００３７８、特開昭５０−５３４０
４）、ゼオライトは水不溶性であり、洗剤ビルダーとし
ては微細粒子として使用する方が洗濯中でのＣａイオン
捕捉能も高まるし、又被洗物に付着するのを防止するこ
とができ、たとえ被洗物に付着しても目立たなくするこ
とができることから好ましいが、実際の使用形態として
はこのような微細粒子の水性懸濁液として使用されるこ
とが多い、しかしゼオライトは水をとり込み易い性質が
あり、又水に懸濁した場合、懸濁液はダイラタンシーな
粘性を示す。

ところで衣類用の粒状洗剤は洗剤成分及びビルダー成分
をいったん固型分６０ｗｔ％程度の水性スラリーとし、
これを噴霧乾燥することにより製造されているが、洗剤
ビルダーとしてゼオライトを使用すると、水性洗剤スラ
リーは粘性が高く、しかもダイラタンシーな粘性が強く
なるため、スラリーを静置した場合はゼオライトが沈降
分離したり、あるいは噴霧乾燥に際しては均一噴霧が困
難となる等の問題がある。

このような問題を避ける方法として、洗剤スラリーの固
型分を下げ（水分比率を高める）たり、ゼオライトを除
いた他の成分を噴霧乾燥した粒状洗剤に、ゼオライトを
粉体混合する方法が考えられるが、固型分比率を下げる
方法では乾燥効率が著しく低下するだけでなく製造され
た粒状洗剤の粉体物性も劣る点で、又粉体混合では均一
に混合するにはゼオライトの添加量に制限がある点で、
いずれも良好な方法とは言えない。

本発明者等はゼオライト懸濁液のレオロジカルな性質に
関して鋭意研究を重ねた結果、ゼオライトとは成分的に
同一のアルミノ珪酸塩であるある種の粘土を少量添加す
ることにより、ゼオライト懸濁液のダイラタンシーな粘
性を少なくすることができ、さらにはチキソトロピック
な粘性をも与えることを知り、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。

即ち本発明は、アニオン界面活性剤を１３〜４０ｖｔ％
、平均粒径０．５〜１０μのゼオライトを１〜４０ｗｔ
％含有し、さらにスメクタイト粘土をゼオライトに対し
てＯ，ＯＳ〜０．５重量倍量含有する粒状洗剤用スラリ
ーを提供するものである。

本発明に係る粒状洗剤用スラリーにおいて、その界面活
性剤成分としては一般にアニオン活性剤が使用されるが
、ノニオン活性剤乃至は両性活性剤も使用可能である。

ちなみに、本発明で使用可能な典型的なアニオン活性剤
としては、（イ）アルキル基の炭素数が８〜１５のアル
キルベンゼンスルホン酸塩、（ロ）アルキル基の炭素数
が８〜１８のアルキル硫酸塩、（ハ）アルキル基の炭素
数が８〜１８のアルコールに酸化エチレンを平均１〜８
モル付加させたエトキシ化物の硫酸化物の塩、（ニ）炭
素数１２〜２２のα−オレフィンをスルホン化して得ら
れるものの塩（これ等はアルケンスルホン酸塩とヒドロ
キシアルカンスルホン酸塩とを主とする混合物である）
、（ホ）炭素数１２〜２２のパラフィンから得られるア
ルカンスルホン酸塩、（へ）高級脂肪酸塩、（ト）高級
脂肪酸とタウリンとの縮合物の塩（Ｎ−アシルアミノエ
タンスルホン酸塩）、（チ）スルホコハク酸ジアルキル
エステルの塩等がある。なおこれ等はアルカリ金属塩が
適当で、スルホン酸やサルフェート型アニオン活性剤の
場合はマグネシウム塩も適当である。又他の活性剤とし
ては（イ）ノニオン活性剤では、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノー
ルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレンエーテル、庶
糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアマイド等が使
用可能であり、（ロ）両性活性剤ではベタイン型例えば
ラウリルジメチルカルボキシメチルアンモニウムベタイ
ン等やアラニン型、イミダシリン型のものが使用可能で
ある０本発明の界面活性剤はアニオン活性剤とノニオン
活性剤もしくは両性活性剤を組合せからなっても良い、
アニオン界面活性剤の配合量は１３〜４０ｗｔ％が好ま
しい。

ゼオライトとしては天然ゼオライトであればモルデナイ
ト、クリノプチロライトなどが、又合成ゼオライトであ
ればＡ型、Ｘ型、Ｙ型などが使用できるが、同一重量当
りのイオン交換容量が高く、かつ球についで比表面積の
小さい立方体に近い粒子であるＡ型が好ましい、平均粒
径は０．５〜１０μがよい、０．５μ未満では微細すぎ
て懸濁液中で凝集しやすいし、１０μを越えると懸濁液
中で沈降分離し易くなるばかりか、衣類を洗濯した場合
衣類への付着の問題があるので好ましくない、ゼオライ
トの添加量は１〜４０ｗｔ％が好ましい。

本発明で使用されるスメクタイト粘土は、アルミノシリ
ケートのうちスメクタイト群に属する粘土鉱物を主成分
とする粘土で、このような粘土鉱物として、モンモリロ
ナイト、ザウコナイト、ノントロナイト、サボナイト、
ヘクトライト、バーミキュライト等が挙げら、ベントナ
イトの通称で市販されている粘土の多くがこれに該当し
、その内では純度が高く、着色の少ないものが好ましい
、スメクタイト粘土は約５μないし約８００μ、より好
ましくは約５０μ（Ｔｙｌｅｒ標準篩２７０メツシュの
目開き）ないし約５００μ（同３２メツシユの目開き）
の範囲の大きさの粒子として使用される。スメクタイト
粘土の配合量はゼオライト配合量に対して０．０５〜０
．５（重量比）の範囲が良好である。　Ｏ，ＯＳ未満で
は効果が十分でなく、一方０．５を越えるとゼオライト
懸濁液のダイラタンシーな性質は少なくなるが、スメク
タイト粘土自体の粘性が強まり好ましくない。

本発明の粒状洗剤用スラリーには、下記の如き任意成分
を必要に応じて配合することができる。

無機ビルダーでは（ｉ）トリポリリン酸塩、（ｉｔ）ピ
ロリン酸塩、（■）オルソリン酸塩、Ｄｖ）珪酸塩、（
、ｙ）炭酸塩もしくは重炭酸塩（通常アルカリ金属塩）
等、その他の添加剤、（ｉ）水溶性無機塩：硫酸塩等、
（五）再汚染防止剤：ＣＭＣ，ＰＥＧ、ＰＶＡ等、（ｉ
）蛍光増白剤、（ｔｖ）漂白剤：過炭素塩等、（Ｖ）泡
コントロール剤、（ｖｉ）抗菌性物質、（ｖＩＩ）有機
ビルダー：クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、マレイ
ン酸ポリマー、アルキル置換コハク酸塩、オキシジ酢酸
塩等、（アルカリ金属塩）、（ｖｉ）色素、（汰）香料
等であるが、既に述べたように製品として低リン又は無
リンのものが望ましいのは勿論である。

（以下余白）実施例表１に示す組成（ｗｔ％）の粒状洗剤用スラリーを調製
し、その粘度を測定した。噴霧乾燥用洗剤スラリーとし
て粘度の適当範囲は４０〜１２０Ｐ（ポイズ）であるが
、スメクタイト粘土を含有しないＮａｌ及びＮＯ３は粘
度が高く、しかもダイラタンシーな性質が強く、噴霧乾
燥用スラリーとして不適当である。

Claims

【特許請求の範囲】

１、アニオン界面活性剤を１３〜４０ｗｔ％、平均粒径
０．５〜１０μのゼオライトを１〜４０ｗｔ％含有し、
さらにスメクタイト粘土をゼオライトに対して０．０５
〜０．５重量倍量含有する粒状洗剤用スラリー。