JPS6372555A - インク・オンデマンド型記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は静電吸引力を利用してインクを吐出せしめるイ
ンク・オンデマンド型記録装置に関する。

〈従来技術〉 従来の静電吸引力を用いたインク・オンデマンド型記録
装置の構成は例えば第５図及び第６図に示す様なもので
あった。第５図は装置の一部切欠斜視図、第６図（ａ）
は装置の一部側断面図、第６図（ｂ）は装置の一部平断
面図である。同図に示す様に従来の装置は上板１岱下板
２の間に微小なスリットが形成され、該スリット３内に
インク４が充填される。該イ／り４はインクタンク５か
ら供給される。下板２の表面には複数本の記録電極６が
並設される。この記録電極６に対して選択的に電圧パル
スを印加し、同時に記録紙７の背後に配設された背面電
極８に高いバイアス電圧パルスを印加すればスリット３
の先端部に表面張力により形成されたインクメニスカス
９から選択された記録電極６前面のインクが記録紙７に
向かって吐出され記録が実行される。

しかし、以上の従来装置ではスリット３内に充填された
インク４の表面張力によりメニスカス９を形成させてい
る為、装置の姿勢の変化あるいは外部からの衝撃等によ
る静水圧の変動によりメニスカス状態が変化し、これが
原因によってインクの吐出不良やオーバフローによるイ
ンクもれ等の問題が発生した。

く目　的〉 本発明はこの様な点に鑑みて創案されたもので、表面に
インク層を具備したインク保持フィルムを用いる事によ
り常に安定したインク面を得て、インクの吐出を安定化
したインク・オンデマンド型記録装置を提供する事を目
的とする。

〈発明の構成〉 本発明は上記目的を達成する為にインク・オンデマンド
型記録装置において、 複数本の記録用電極を並設してなる第１の電極体と、表
面にインク層を具備してなるインク保持フィルムと、比
較的広範な領域に高電位が付与される第２の電極体とを
この順に配置し、前記インク保持フィルムと前記第２の
電極体の間に記録紙を供給する記録紙供給手段と、前記
第１の電極体の記録用電極及び第２の電極体に電気信号
を与えることで静電吸引力によってインクを吐出せしめ
る駆動手段とを具備したものである。

〈実施例〉 第１図に本発明に係るインク・オンデマンド型記録装置
の一実施例の構成説明図、第２図に第１図の装置の一部
側断面図を示す。

同図において、１０は複数本の記録用電極１０ａ＋１０
ｂ＋１０ｃ＋・・・（例えば銅箔パターンによる。）を
水平方向に絶縁基板上に並設してなる第１の電極体（記
録電極体）、１１は表面に液体インク層１１ａを具備し
てなるインク保持フィルムである。

該インク保持フィルム１１はカーボンブラックを混入し
てなる塩化ビニール樹脂によって構成され、カーボンブ
ラックの混入によって若干の導電性を有する。１２は比
較的広範な領域に上記液体インク層１１ａの帯電したイ
ンクを静電吸引せしめる高電位が付与される第２の電極
体（背面電極体〕である。１３は記録紙であり、該記録
紙１３は上記インク保持フィルム１１と背面電極体１２
の間に挿通される。同図に示されるようにインク保持フ
ィルム１１は矢印ａ方向（上方向）に掃引されて記録紙
１３に対向する面が更新され、又記録紙１３は矢印す方
向（上方向）に掃引されて記録面が更新される。１４は
記録用電極１０ａ＋　ｉｏｂ。

１０ｃ、・・・に対して選択的に記録用電圧パルスを供
給し、背面電極体１２に対して高いバイアス電圧パルス
を供給する駆動回路である０例えば駆動回路１４から第
２図に示す記録用電極１０ｂに対して一３００Ｖ程度の
記録用電圧パルスが供給され、同時に背面電極体１２に
対して＋２〜３ＫＶ程度のバイアス電圧パルスが供給さ
れた時、インク保持フィルム１１表面の液体インク層１
１ａの一部に高電界が付与され、該高電界が付与された
インクに対して静電吸引力が働き、インク滴が記録紙１
３に衝突する。

以上の構成のインク拳オンデマンド型記録装置は記録電
極体１０に対して選択的に記録用電圧パルスを供給する
ことによって一行全体の記録を同時に行なうラインヘッ
ドの例である０この様な装置は例えば高速印字用の記録
装置として利用可能である。

第３図に本発明に係るインク・オンデマンド型記録装置
の他の実施例の平面図、第４図に第３図の装置の側断面
図を示す。

同図において、２０は複数本（文字を構成する縦電極の
数）の記録用電極（例えば銅箔パターンによる。）を垂
直方向に絶縁基板上に並設してなる第１の電極体（記録
電極体）、２１は表面にインク層を具備してなるインク
保持フィルムである。

該インク保持フィルム２１はカーボンブラックを混入し
てなる塩化ビニール樹脂によって構成され、カーボンブ
ラックによって若干の導電性を有する。

２２は比較的広範な領域に上記インク層の帯電したイン
クを静電吸引せしめる高電位が付与される第２の電極体
（背面電極体）である。２３は記録紙であシ、該記録紙
２３は上記インク保持フィルム２１と背面電極体２２の
間に挿通される。同図に示されるようにインク保持フィ
ルム２１は矢印ｆ方向（右から左方向）に掃引されて記
録紙２３に対向する面が更新され、又、記録紙２３は矢
印ｐ方向（上方向）に掃引されて記録面が更新される。

２４はへラドキャリッジであり、核へラドキャリッジ２
４には上記した記録電極体２０を支持固定するヘッド支
持部材２５と、上記インク保持フィルム２１の走行を促
すガイドローラ２６及び駆動コーラ２７と、インク保持
フィルム２１を間に介して駆動ロー２２７と対向配置さ
れインクを含浸させた多孔質部材から構成されるインク
ローラ２８とが搭載される。ヘッドキャリッジ２４は矢
印Ｃ方向（左右）に往復移動しながら記録紙２３へのイ
ンク吐出を行なうものである。ここで上記インク保持フ
ィルム２１はエンドレスリボン形状を有し所定の張力を
与えられた状態で図のように記録電極体２０．ガイドロ
ーラ２６．駆動ローラ２７に装着される。インクローラ
２８はインク保持フィルム２１に押圧した状態で矢印ｒ
方向に回転する。これによりインクローラ２８からイン
ク保持フィルム２１表面にインクの補給を行なうと共に
フィルム上のインク層の厚みを一定にする〇尚、ヘッド
キャリッジ２４にはインク保持フィルム２１と記録紙２
３間の最近接位置でのエアーギャップを常に一定に保つ
為のガイド２９が設けられる。ヘッドキャリッジ２４は
矢印Ｓ方向に摺動可能であシ、該ヘッドキャリッジ２４
には矢印Ｓ方向に付勢が与えられる。そしてガイド２９
を記録紙２３を介して背面電極体２２に押圧させながら
記録を行なう為、ガイド２９の突出長さによって決まる
エアーギャップが確保される。

以上の記録装置において記録動作を行なう場合は、ヘッ
ドキャリッジ２４を矢印Ｃ方向に移動させ、図示されな
い駆動回路から記録電極体２０に対して選択的に記録用
電圧パルスを供給し、同時に背面電極体２２に対してバ
イアス電圧パルスを供給される。これによりインク保持
フィルム２１表面のインク層の一部に高電界が付与され
、該高電界が付与されたインクに対して静電吸引力が働
き、インク滴が記録紙２３に衝突する。上記インク保持
フィルム２１は上述したフィルム走行系により矢印ｆ方
向に走行し、インクローラ２８によってインク補給がな
される。又記録紙２３が矢印ｐ方向へ送られることで改
行がなされる。

以」二の構成のインク・オンデマンド型記録装置は低速
印字用の所謂シリアルプリンタとして利用可能である。

〈発明の効果〉 以上詳細に説明した本発明によれば、フィルム上に保持
されたインク層からインクを吐出させるので、安定した
インク面を得て、インクの吐出不良、オバーフロー等を
防止できる。又インク面を順次更新することで紙粉やゴ
ミの耐着に対しても安定させることができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るインク・オンデマンド型記録装置
の一実施例の構成説明図、第２図はその装置の一部側断
面図、第３図は他の実施例の平面図、第４図はその装置
の側断面図、第５図は従来の装置の一部切欠斜視図、第
６図（ａ）はその装置の一部側断面図、第６図（ｂ）は
その装置の一部平断面図を示す。 図中、１０，２０：記録電極体　１１．２１：インク保
持フィルム　１２，２２：背面電極体１３．２３：記録
紙　１４．２４：、駆動回路２５：ヘッド支持部材　２
６：ガイドローラ２７：駆動ローラ　２８：インクロー
ラ　２９ニガイド 代理人　弁理士　杉　山　毅　至（他１名）第′４　＠ 第′５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数本の記録用電極を並設してなる第１の電極体と
   、表面にインク層を具備してなるインク保持フィルムと
   、比較的広範な領域に高電位が付与される第２の電極体
   とをこの順に配置し、前記インク保持フィルムと前記第
   ２の電極体の間に記録紙を供給する記録紙供給手段と、
   前記第１の電極体の記録用電極及び第２の電極体に電気
   信号を与えることで静電吸引力によってインクを吐出せ
   しめる駆動手段とを具備したことを特徴とするインク・
   オンデマンド型記録装置。