JPS6372491A - 熱分解型窒化硼素材の加工法 - Google Patents
熱分解型窒化硼素材の加工法Info
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- JPS6372491A JPS6372491A JP61218483A JP21848386A JPS6372491A JP S6372491 A JPS6372491 A JP S6372491A JP 61218483 A JP61218483 A JP 61218483A JP 21848386 A JP21848386 A JP 21848386A JP S6372491 A JPS6372491 A JP S6372491A
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- boron nitride
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- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 8
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Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はレーザ加工法に関するものであり、特に難加工
性の熱分解型窒化硼素材のレーザ加工法に係る。
性の熱分解型窒化硼素材のレーザ加工法に係る。
[従来の技術]
熱分解型窒化硼素(以下P−BNと称する)材等C,V
、O,法により製造された材料は、薄い層が積層された
構造を有している。これがためP−BN材等を、機械加
工(例えばスライサ、ドリル研削盤)で切断、研削、孔
加工を行なえば、刃物の当る部分が剥離してしまい、満
足できる製品を得る事ができないという問題点を有して
いた。そこで上記問題点を解消するために、P−BN材
をレーザ光で加工する試みがなされている0通常セラミ
ックス等の脆い材料を、レーザ光で精密加工する場合は
材料に与える熱的衝撃を小さくしてクラックの発生を防
止するため、レーザ光を間欠的に照射するパルス発振法
を使用し、その周波数も200Hz以下である。又アシ
ストガスとしてはレーザ光照射部の素材を積極的に溶融
、蒸発させるためには、0□または空気を使用しており
、また製品の酸化防止のためには、不活性ガスであるN
2、Arを使用しており、加工条件に併せて使い分けて
おこなっている。第1図はレーザ加工における材料とレ
ーザノズルの相対位置関係を示す断面図であり、1は材
料、2はレーザノズル、3はアシストガス、4はレーザ
光、5は集光レンズである。
、O,法により製造された材料は、薄い層が積層された
構造を有している。これがためP−BN材等を、機械加
工(例えばスライサ、ドリル研削盤)で切断、研削、孔
加工を行なえば、刃物の当る部分が剥離してしまい、満
足できる製品を得る事ができないという問題点を有して
いた。そこで上記問題点を解消するために、P−BN材
をレーザ光で加工する試みがなされている0通常セラミ
ックス等の脆い材料を、レーザ光で精密加工する場合は
材料に与える熱的衝撃を小さくしてクラックの発生を防
止するため、レーザ光を間欠的に照射するパルス発振法
を使用し、その周波数も200Hz以下である。又アシ
ストガスとしてはレーザ光照射部の素材を積極的に溶融
、蒸発させるためには、0□または空気を使用しており
、また製品の酸化防止のためには、不活性ガスであるN
2、Arを使用しており、加工条件に併せて使い分けて
おこなっている。第1図はレーザ加工における材料とレ
ーザノズルの相対位置関係を示す断面図であり、1は材
料、2はレーザノズル、3はアシストガス、4はレーザ
光、5は集光レンズである。
アシストガス4は1.5〜4atmの圧力を有しており
、レーザ光照射孔から噴出して、レーザ光で溶融した材
料を吹き飛ばして加工を効果的に行なうものである。又
レンズの汚れを防止する効果をも有する。
、レーザ光照射孔から噴出して、レーザ光で溶融した材
料を吹き飛ばして加工を効果的に行なうものである。又
レンズの汚れを防止する効果をも有する。
[発明が解決しようとする問題点コ
従来のレーザ加工法でP−BN材を加工した場合、加工
面に金属硼素を含んだ溶融物が残留付着して加工面の面
粗さが大きくなり、その部分が黒色に変色するため、製
品としての外観及び精度をそこなう。又残留付着した溶
融物を除去するために多大な労力を要するという問題点
があった1本発明の目的は加工面に溶融物が残留付着す
ることを防止して、切断精度の向上ができるレーザ加工
法を提供することである。
面に金属硼素を含んだ溶融物が残留付着して加工面の面
粗さが大きくなり、その部分が黒色に変色するため、製
品としての外観及び精度をそこなう。又残留付着した溶
融物を除去するために多大な労力を要するという問題点
があった1本発明の目的は加工面に溶融物が残留付着す
ることを防止して、切断精度の向上ができるレーザ加工
法を提供することである。
口問題点を解決するための手段]
本発明は、P−BN材にレーザ光を照射して溶融させ、
O2からなるアシストガスで溶融物を吹き飛ばすことに
より加工を行い、レーザ光は連続発振されたレーザ光か
、又は100OHz以上の周波数でパルス発振されたレ
ーザ光である事を特徴とするものである。
O2からなるアシストガスで溶融物を吹き飛ばすことに
より加工を行い、レーザ光は連続発振されたレーザ光か
、又は100OHz以上の周波数でパルス発振されたレ
ーザ光である事を特徴とするものである。
P−BN材を、前記した通常のセラミックスと同等の加
工条件でレーザ加工すると、加工面に金属硼素を含んだ
溶融物が残留付着するが、これは金属硼素の融点が25
00℃と非常に高く、金属硼素を含んだ溶融物をアシス
トガスで加工面から完全に吹き飛ばすまでの間、溶融物
を2500℃以上に保持することが出来ず、溶融物の一
部が加工面に残存して凝固してしまうためと考えられる
。
工条件でレーザ加工すると、加工面に金属硼素を含んだ
溶融物が残留付着するが、これは金属硼素の融点が25
00℃と非常に高く、金属硼素を含んだ溶融物をアシス
トガスで加工面から完全に吹き飛ばすまでの間、溶融物
を2500℃以上に保持することが出来ず、溶融物の一
部が加工面に残存して凝固してしまうためと考えられる
。
金属硼素は02とよく反応して、比較的低温度(700
℃)で燃えてしまうという性質を有しているため、レー
ザ光で照射すると同時に02を吹きつければ加工面に付
着した金属硼素は燃えて消滅してしまい、加工面は平滑
で変色の無いものとなる。
℃)で燃えてしまうという性質を有しているため、レー
ザ光で照射すると同時に02を吹きつければ加工面に付
着した金属硼素は燃えて消滅してしまい、加工面は平滑
で変色の無いものとなる。
[実施例コ
本発明を実施例で説明する。
厚さ1田のP−BN材をレーザ加工機で加工条件を種々
変えて、直径30φの円板に切断した時の切断面の状態
を第1表に示す。
変えて、直径30φの円板に切断した時の切断面の状態
を第1表に示す。
第2図はパルス発振における出力と時間の関係を示した
線図、第3図は連続発振における出力と時間の関係を示
す線図である。
線図、第3図は連続発振における出力と時間の関係を示
す線図である。
レーザ光を周波数300 Hzでパルス発振し、アシス
トガスとして02を使用して、加工速度を0.2+++
/winから0.O1m/1IIinまで変化させたと
きは、加工速度が小さくなるに従って切断面の状態は良
くなる傾向にあるが、レーザ光の抜は側で一部に溶融物
が付着して満足すべき結果は得られなかった。又、アシ
ストガスとして0.を使用して最も良い結果が得られた
加工条件で、アシストガスをArあるいはN2にした時
は、切断面の状態は非常に悪く、アシストガスとしての
02とAr又はN2との結果の差が明瞭になった。
トガスとして02を使用して、加工速度を0.2+++
/winから0.O1m/1IIinまで変化させたと
きは、加工速度が小さくなるに従って切断面の状態は良
くなる傾向にあるが、レーザ光の抜は側で一部に溶融物
が付着して満足すべき結果は得られなかった。又、アシ
ストガスとして0.を使用して最も良い結果が得られた
加工条件で、アシストガスをArあるいはN2にした時
は、切断面の状態は非常に悪く、アシストガスとしての
02とAr又はN2との結果の差が明瞭になった。
更に周波数を1000Hzにして、加工速度を0.1m
/winから0.01m/winとし、アシストガスに
02を使用した時は、加工速度が低い場合はほぼ良好な
結果が得られた。又周波数を2000 Hzにても同様
の結果であった。
/winから0.01m/winとし、アシストガスに
02を使用した時は、加工速度が低い場合はほぼ良好な
結果が得られた。又周波数を2000 Hzにても同様
の結果であった。
次にレーザ光を連続発振して加工速度を0.2m/wi
nからO,1m/sinとし、アシストガスとして02
を使用した時は、切断面が良好な結果を得た。パルス発
振に比して連続発振の方が高速で加工でき、また、その
切断面もより良好であり、P−BNに対して、連続発振
の効果が明瞭となった。
nからO,1m/sinとし、アシストガスとして02
を使用した時は、切断面が良好な結果を得た。パルス発
振に比して連続発振の方が高速で加工でき、また、その
切断面もより良好であり、P−BNに対して、連続発振
の効果が明瞭となった。
次にレーザ光を連続発振し、加工速度を0.2m/ll
1inとして、アシストガスにAr又はN2を使用した
場合は、切断面の状態は非常に悪く、連続発振の効果は
全くなかった。
1inとして、アシストガスにAr又はN2を使用した
場合は、切断面の状態は非常に悪く、連続発振の効果は
全くなかった。
以上よりP−BN材を効果的に切断するにはイ)アシス
トガスは02が必要 口)レーザ光は連続発振又はパルス発振の場合は周波数
1000 Hz以上 ハ)加工速度はパルス発振の場合は低速が必要であるが
、連続発振の場合はより高速でも良い。
トガスは02が必要 口)レーザ光は連続発振又はパルス発振の場合は周波数
1000 Hz以上 ハ)加工速度はパルス発振の場合は低速が必要であるが
、連続発振の場合はより高速でも良い。
という結果が判明した。
加工速度と切断面の良否については材料の厚さも影響す
るから、必ずしも、ハ)の結果にしばられるものでは無
い。
るから、必ずしも、ハ)の結果にしばられるものでは無
い。
又連続発振法においても通常のセラミックスに見られる
加工面のクラックは認められなかった。
加工面のクラックは認められなかった。
[発明の効果コ
本発明により従来は困難であったP−BN材の加工が容
易になるため、加工能率が向上ししかも加工面が平滑で
着色せず製品の品質、精度の向上が図れる。
易になるため、加工能率が向上ししかも加工面が平滑で
着色せず製品の品質、精度の向上が図れる。
第1図はレーザ加工における材料とレーザノズルの相対
関係を示した断面図、第2図はパルス発振における出力
と時間の関係を示す線図、第3図は連続発振における出
力との関係を示す線図1:材料、2:レーザノズル、3
ニアシストガス 4:レーザ光
関係を示した断面図、第2図はパルス発振における出力
と時間の関係を示す線図、第3図は連続発振における出
力との関係を示す線図1:材料、2:レーザノズル、3
ニアシストガス 4:レーザ光
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)熱分解型窒化硼素材にレーザ光を照射して溶融させ
、O_2からなるアシストガスで溶融物を吹き飛ばすこ
とにより加工を行なうことを特徴とする熱分解型窒化硼
素材の加工法。 2)レーザ光は連続発振されたレーザ光であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱分解型窒化硼素
材の加工法。 3)レーザ光は1000Hz以上の周波数でパルス発振
されたレーザ光である事を特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の熱分解型窒化硼素材の加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61218483A JPS6372491A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 熱分解型窒化硼素材の加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61218483A JPS6372491A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 熱分解型窒化硼素材の加工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6372491A true JPS6372491A (ja) | 1988-04-02 |
Family
ID=16720631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61218483A Pending JPS6372491A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 熱分解型窒化硼素材の加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6372491A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02169192A (ja) * | 1988-12-21 | 1990-06-29 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 立方晶窒化ホウ素焼結体の切断方法 |
JP2012192420A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Saishin Laser Gijutsu Kenkyu Center:Kk | レーザ加工方法およびレーザ加工装置 |
-
1986
- 1986-09-17 JP JP61218483A patent/JPS6372491A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02169192A (ja) * | 1988-12-21 | 1990-06-29 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 立方晶窒化ホウ素焼結体の切断方法 |
JP2012192420A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Saishin Laser Gijutsu Kenkyu Center:Kk | レーザ加工方法およびレーザ加工装置 |
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