JPS6371699A

JPS6371699A - ラジオアイソト−プ自動分注装置

Info

Publication number: JPS6371699A
Application number: JP61217656A
Authority: JP
Inventors: 修三阿部; 松波　怜; 永松　直; 雅昭田中; 昌夫松野
Original assignee: Ube Industries Ltd
Current assignee: Ube Corp
Priority date: 1986-09-16
Filing date: 1986-09-16
Publication date: 1988-04-01
Anticipated expiration: 2009-10-05
Also published as: JPH0679079B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、ラジオアイソトープ含有液を、その取扱い作
業者の被曝量を最小限に抑えつつ、薬剤入りの標識バイ
アルに自動的に所定量注入するためのラジオアイソトー
プ自動分注装置に関するものである。

［従来の技術］ある標識薬か人体に注入されると、その標識薬はその特
性によって人体の各組織又は臓器等に選択的に集まる。

従ってテクネチウム９９ｍ等のラジオアイソトープを標
識薬に混入し、それを人体に注入した場合、ラジオアイ
ソトープも各組織又は臓器等に集中し、これを適当な検
出機器により観察することによって各組織又は臓器等の
状態を知ることかてきる。

従来、ラジオアイソトープを薬剤入りの標識バイアルに
混入するに際しては、ラジオアイソトープバイアルから
ラジオアイソトープ含有液を手作業で所定隈取り出し、
上記標識バイアルに注入し、調製していた。

しかしなから、このような手作業によるラシオアイソト
ープの取扱いにおいては、作業者の被曝は無視できず、
長期間繰返し作業を行なう場合には累積被曝量か多くな
り、人体に重大な障害を与える恐れがあるという欠点を
有していた。

そこで、このような手作業による取扱いを改善し、作業
者に対する被＠！量を低減するための装置として、特開
昭５９−５１４００号公報に記載の装置か°知られてい
る。

この装置によれば、テクネチウムの溶液か収容されてい
るテクネチウムバイアルと、生理食塩溶液が収容されて
いる生食バイアルとから、注入経路の途中に配近された
流量制御器の働きにより、薬剤入りの標識バイアルにテ
クネチウム溶液あるいは生理食塩溶液の所定量が自動的
に注入されている。従って、このラジオアイソトープ自
動注入装置においては、取扱い作業者の被曝量が相当程
度低減されるという利点を有している。

［発明が解決しようとする問題点］しかしなから、前記ラジオアイソトープ自動注入装置に
あっては、標識バイアルに分注されたラジオアイソトー
プ含有液と該バイアル内の標識化合物とを十分に反応さ
せるための攪拌装置か装着されていないため、別の攪拌
装置にその溶液を移す必要か生じ、従ってその際の被曝
を免れ得ない。また、この装置においては、標識バイア
ルは１個しかなく、複数の標識化合物を調製するにちっ
ては、分注法の標識バイアルを取外し、別容器の標識バ
イアルを再びセットする必要があるか、その際の被曝は
免れ得す、しかもその操作か極めて煩雑になる。

［問題点を解決するための手段］本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたもので、ラジ
オアイソトープ含有液の取扱い作業者の被曝量を最小限
に抑えることかできる自動分注装置を提供することを目
的とする。

そして、その目的は、本発明によれば、ラジオアイソト
ープ溶液を収容するラジオアイソトープバイアルと、生
理食塩溶液を収容する生食バイアルと、前記ラジオアイ
ソトープバイアルあるいは前記生食バイアルからラジオ
アイソトープ溶液あるいは生理食塩溶液の所定量が自動
的に注入される薬剤入りの標識バイアルとから主として
なるラジオアイソトープ自動分注装置において、複数個
の標識バイアルを収納する標識バイアル収納容器を備え
、該標識バイアル収納容器には攪拌機構が装備されてい
るとともに、前記複数個の標識バイアルには、各々の標
識バイアルに必要な溶液量かラジオアイソトープバイア
ルあるいは生食バイアルから採取、注入されることを特
徴とするラジオアイソトープ自動分注装置、により達成
される。

［実施例］以下、本発明の実施例について、添付図面を参照しつつ
説明する。

第１図は本発明に係るラジオアイソトープ自動分注装置
の概略説明［Ａてあり、テクネチウムバイアル部Ａ、生
食バイアル部Ｂ及び標識バイアル部Ｃとから主として構
成されている。第２図に示すように、テクネチウムバイ
アル部Ａにおいては、テクネチウムの溶液か収容されて
いるテクネチウムバイアル１か鉛等の放射線遮蔽部材２
で外側から遮蔽されており、また、該放射線遮蔽部材２
の側部の一部分はテクネチウムバイアル１中の放射衡量
をγ線カウンター３により測定するため、取り外し可ス
近な蓋４となっている。テクネチウムバイアル１には、
その下方から長短の注射針５゜６、．６ｂか挿入される
ようになっており、長い方の注射針５は空気導入のため
に用いられ、該注射針５には中間に開閉弁７を有する弾
性チューブ８か接続され、そしてその末端にはエアフィ
ルター９が装着されている。一方、短い方の注射針６、
．６ｂのうち６１は弾性チューブｌＯを介して切換弁１
１に接続されており、６ｂは弾性チューブ１２を介して
分配器１３に接続されている。

生食バイアル部Ｂにおいては、第３図のように、生理食
塩溶液か収容されている生食バイアル１４に下方から長
短の注射針１５．．１５ｂか挿入されるようになってお
り、長い方の注射針１５、は空気導入のために用いられ
、該注射針１５゜には中間に開閉弁１６を有する弾性チ
ューブ１７か接続され、その末端にはエアフィルター１
８か装置されている。短い注射針１５ｂはチューブ３８
、プランジャー１９を介して前記の切換弁１１に接続さ
れている。

分配器１３は、プランジャー２１．．２１ｂ　。

２１ｃ、２１ｄ、２１．．２１ｒにチューブ２２−．２
２ｂ、２２ｃ、２２ａ、２２ｅ、２２ｒを介して接続し
ている。尚、チューブ２２．の中間には切換弁２３が設
けられており、ここからチューブ２２ｒ１か分配器１３
に接続されている。

また、分配器１３には、夕１性チューブ４２を介して端
部にエアフィルター４０、中間部に開閉弁４１かそれぞ
れ設けられている。

そして、分配器１３内は、プランジャー２１゜を作動さ
せて多少減圧状態にすることにより、テクネチウムバイ
アル１からテクネチウム溶液を注射針６ｂ、チューブ１
２を介して分配器１３内に送入している。

プランジャー２１８，２１ｂ　、２１ｃ、２１ａ、２１
ｅからは、チューブ２４．．２４ｂ、２４、．２４ｄ　
、２４．か、分注アーム機構２５におけるアーム部２６
の各アーム２６．　、２６ｂ　、　２６ｅ、２６ａ　、
２６ｅに取付けられている下向きの注射針２７．Ｉ、２
７ｂ　、２７ｃ、２７ｄ、２７゜にそれぞれ接続されて
いる。そして、このアーム部２６は上下に移動可１ｆ８
に取付けられている。

プランジャー２１．．２１ｂ　、２１ｃ、２１ａ　。

２１Ｐは、前記チューブ２４．．２４．．２４ｃ。

、２４ｄ、２４゜及び注射針２７．．２７ｂ、２７ｃ、
２７ａ　、２７．を介して各標識バイアル２０−．２０
ｂ　、２０ｃ、２０ｄ、２０．に必要な各々のテクネチ
ウム溶液ｈ１：を供給する。各標識バイアル２０ｊ１，
２０ｂ　、２０ｃ、２０ｄ、２０．。

の必要テクネチウム溶液量は、γ線カウンター３により
δ１１定されるテクネチウムバイアル１中の放射能量と
、各標識バイアル２０．．２ｏｂ　、２０、．２０ｄ、
２０ｅの必要放射１侶量とから容易に求めることかでき
る。

尚、プランジャー２１Ｆは標識バイアル２０へは接続さ
れておらず、トレイン３７に接続されており、分配器１
３における余分の溶液を排出するために用いられる。

各標識バイアル２０ａ、２０ｂ　、２０ｅ、２０、．２
０ｅと、ブランクのバイアル２Ｏｒは、標識バイアル収
納容器２８内の所定位置に取付、収納されている。標識
バイアル収納容器２８は、第４図に示すように、中心か
ら放射線状にのびる壁２９により、平面形か扇状の室３
０．，３０ｂ　。

３０ｃ、３０ｄ　、３０ｅ、３０ｆが設けられ、該室３
０．，３０ｂ　、３０ｅ、３０ａ　、３０ｅ、３０、内
に各標識バイアル２０□、２０ｂ、２０Ｃ，２０ｄ、２
０ｅ及びブランクバイアル２０ｆか配置されている。

ブランクバイアル２０（は、これをγ線カウンター３４
により測定し、ベースの数値とするために用いられるも
のである。

標識バイアル部Ｃにおいては、第５図のように、標識バ
イアル２０を外側から遮蔽する放射線遮蔽部材３１によ
り包囲され、上方よりアーム部２６の下方への移動によ
り注射針２７が標識バイアル２０中に注射されるように
なっている。３２（３２ａ、３２ｂ、３２ｅ、３２ｄ、
３２．）はエア抜き孔３３を有する注射針である。また
、前記放射線遮蔽部材３１の側部の一部分は、標識バイ
アル２０中の放射能量なγ線カウンター３４により測定
するため、取外し可能な着３５となっている。

さらに、標識バイアル収納容′５２８は、その中心軸か
回転モーター３６に直結しており、テクネチウム溶液あ
るいは生理食塩溶液か各標識バイアル２０．，２０ｂ　
、２０ｃ、２０ｄ、２０ｅ中に注入された後、各標識バ
イアル２０ａ、２０ｂ。

２０ｃ、２０ｄ　、２０．内の薬剤と上方に反応させる
ため振どう・攪拌かなされるようになっている。

尚、本実施例では、攪拌機構として回転モーターを用い
ているか、その他、正逆回転装；ｙン、シーソー装置等
通常の振どう・攪拌機構を使用することかてきる。

また、テクネチウムバイアル及び各標識バイアル中の放
射線量を測定するに際し、取外し可能な蓋を用いている
か、これをスリット状の窓としたり、さらに、バイアル
に対しそれを取り囲む放射線遮蔽部材の大きさの比を大
きくした構成にすることも好ましい。

次に、本発明に係るラジオアイソ■・−ブ自動分注装置
の操作例について説明する。

（操作例１） ■まず、各注射針５．６−．６ｂ、１５．．１５ｂ　、
２７ａ、２７ｂ　、２７ｃ、２７＝１．２７゜。

３２．１．３２ｂ、３２ｅ、３２ｄ、３２ｅ、各チュー
ブ８，１０，１２，４２，１７，３８．２２−．２２ｂ
　、２２ｃ、２２ｄ、２２ｅ、２２ｒ　。

２２ｒ＋、３９．２４−．２４ｂ　、２４ｃ、２４ｄ、
２４ｅをセットする。

■生食バイアル１４、標識バイアル２０をセットし、分
注アーム機構２５のアーム部２６を下げ、注射針２７．
．２７ｂ　、２７ｃ、２７ｄ、２７ｅおよび３２．．３
２ｂ　、３２ｃ、３２ｄ、３２゜を穿針する。生食バイ
アル１４への穿針時には開閉弁１６は閉としておく。

■テクネチウムバイアルｌをセットし、テクネチウム溶
液量をキーインし、テクネチウムバイアルｌ中の放射衡
量を表示する。テクネチウムバイアルｌへの穿針時、開
閉弁７は閉としておく。

■各標識バイアル２０．，２０ｂ　、２０ｅ、２０ｄ　
、２０．毎に必要放射能量なキーインする。

■テクネチウムバイアル１中の放射能量に基き、前記各
標識バイアル毎に必要溶液量を表示する。

■スタートボタン（図示せず）を押し、各標識バイアル
２０−．２０ｂ　、２０ｃ、２０ｄ、２０ｅへの溶液分
注を開始する。分注開始後、即ちプランジャー２１．．
２１ｂ　、２ｉ、、２１ｄ、２１゜、２１ｆの始動後、
開閉弁７を開とする。

■所定量分注後、アーム部２６を上昇させる。

■各標識バイアル２０．，２０ｂ　、２０．．２０６．
２０゜中の放射能量な測定するとともに、フランクバイ
アル２０Ｆの放射能量な測定する。

■振どう・攪拌時間をキーインする。

［相］振どう・攪拌開始ボタンを押す。

■所定時間振どう・攪拌後、上記■と同様に各標識バイ
アル中の放射能量を測定し、その結果をプリンターによ
り打ち出す。

■放射ｍ遮蔽部材３１の蓋３５を閉め、各標識バイアル
を取り出す。

（操作例２）このケースは、標識バイアルの必要放射能量がテクネチ
ウムバイアル溶液の放射能量よりかなり小さく、テクネ
チウムバイアル溶液の希釈か必要な場合に適用する。

■〜■は操作例１と回しである。

■スタートボタンを押し、希釈の必要のない標識バイア
ルへの分注な開始する。

■開閉弁４１を開とし、分配器１３内の溶液をプランジ
ャー２１．によりトレイン３７へ流す。

（Φ必要に応じ生食バイアル１４から分配器１３ヘブラ
ンジヤー１９により切換弁１１を経由して生食溶液を流
した後、分配器１３内の溶液を再びトレイン３７へ流す
。プランジャー１９始動後、開閉弁１６を開とする。

■生食バイアル１４からテクネチウムバイアル１へ生理
食塩溶液の移送を開始する。

［相］テクネチウムバイアル１中の放射能量を計測し、
表示する。

■希釈の必要な標識ハイアルヘテクネチウムハイアル１
から溶液の分注を開始する。分注開始後、即ち該当プラ
ンジャーの゛始動後、開閉弁７を開とする。

■所定量分注後、アーム部２６を上昇させる。

統く０〜Ｏは、操作例１の（Φ〜＠と同しである。

［Ｒ，明の効果］以上説明したとおり、本発明のラジオアイソトープ自動
分注装置によれば、標識バイアルの振どう・攪拌機構を
設け、ラジオアイソトープ含有液と標識化合物とを十分
に反応せしめたので、従来装置のようにさらに別の攪拌
装置へ溶液を移す必要かなく、また、本発明装置では、
複数の標識バイアルに自動的に分注することかでき、操
作が極めて容易となり、ラジオアイソトープ含有液の取
扱い作業者への被曝量を最小限に抑えることかてきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るラジオアイソトープ自動分注装置
の一実施例を示す機略説明図、第２図はテクネチウムバ
イアル部の構造例を示す説明図、第３図は生食バイアル
部の構造例を示す説明図、第４図は標識バイアル収納容
器の例を示す平面図、第５図は標識バイアル部の構造例
を示す説明図である。ｌ・・・テクネチウムバイアル、１３・・・分配器、１
４・・・生食バイアル、２０．２０ａ、２０ｂ　。２０ｃ、２０ａ　、２０．．２Ｏｒ・・・標識バイアル
、２５・・・分注アーム機構、２６・・・アーム部、２
８・・・標識バイアル収納容器、３６・・・回転モータ
ー、Ａ・・・テクネチウムバイアル部、Ｂ・・・生食バ
イアル部、Ｃ・・・標識バイアル部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ラジオアイソトープ溶液を収容するラジオアイソ
トープバイアルと、生理食塩溶液を収容する生食バイア
ルと、前記ラジオアイソトープバイアルあるいは前記生
食バイアルからラジオアイソトープ溶液あるいは生理食
塩溶液の所定量が自動的に注入される薬剤入りの標識バ
イアルとから主としてなるラジオアイソトープ自動分注
装置において、複数個の標識バイアルを収納する標識バ
イアル収納容器を備え、該標識バイアル収納容器には攪
拌機構が装備されているとともに、前記複数個の標識バ
イアルには、各々の標識バイアルに必要な溶液量がラジ
オアイソトープバイアルあるいは生食バイアルから採取
、注入されることを特徴とするラジオアイソトープ自動
分注装置。