JPS6370Y2 - - Google Patents

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JPS6370Y2
JPS6370Y2 JP8090084U JP8090084U JPS6370Y2 JP S6370 Y2 JPS6370 Y2 JP S6370Y2 JP 8090084 U JP8090084 U JP 8090084U JP 8090084 U JP8090084 U JP 8090084U JP S6370 Y2 JPS6370 Y2 JP S6370Y2
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JP
Japan
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combustion
furnace
smoke
path
floor plate
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JP8090084U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、生ハムを製造する装置での燃焼室の
改良に関する。
〔従来技術とその問題点〕
生ハムを製造するには、食肉を低温の煙に百数
十時間という長時間さらすことが必要であり、そ
のためには燃焼室は、余分の熱発生の少ない状態
で、長時間燃えて煙を発生し続けるものでなけれ
ばならないが、我国においては生ハムの製造技術
はさほど普及されておらず、従つて生ハムの製造
装置としても確立されたものは存在していなかつ
た。
ところで、発煙性の燃料としてはおがくずが適
しているが、先に述べたように低温の煙を得るた
め、燃焼で余分の熱を発生させないことが必要で
あり、そのためには限られた面積の中でこのおが
くずを長時間少しづつ燃やし続けることが望まし
い。それには、渦巻状の若しくは蛇行状の燃焼路
を形成し、ここにおがくずを配設して端から少し
づつ順次燃やすことが考えられる。しかし、少量
の低燃焼を続けると、直線状の所でも可能性がな
いわけではないが、多くは曲がり角部で火が消え
てしまうおそれがある。これは、特に曲がり角部
で内側では外側に比べて燃料の燃焼部と非燃焼部
との接点が多くなり、過大な燃焼負荷が要求され
るので直線部と異なつて曲がり目は不均衡な燃え
方をするためであり、一度火が消えてしまうと再
度点火するのに面倒な手間と時間を費やすことに
なり、しかも初期の時点では、煙がとだえたため
に肉がいたみ、品質の低下を招くおそれもある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は前記不都合を解消し、発煙のた
めにセツトしたおがくずが消えることなく確実に
燃え続けるので、点検その他の手数をかけずにす
み、信頼すべき品質の製品が得られる生ハム製造
装置の燃焼室を提供することにある。
〔考案の要点〕
しかしてこの目的は本考案によれば、煙発生材
としての燃料を平面的な広がりをもつて敷詰める
炉を設ける場合において、該炉は金属製枠体に金
属製メツシユで製造した床板を取付け、さらに該
床板から同じく金属製メツシユで製した仕切板を
立設して渦巻きまたは蛇行して細長く伸びる燃焼
路を形成し、該燃焼路の側面及び底面をグラスウ
ール等通気性を有する断熱材でコ字形に覆つてそ
の内部に燃焼床を形成することにより達成され
る。
〔考案の実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の燃焼室を備えた生ハム製造装
置の縦断側面図、第2図は燃焼室炉部分の平面図
で、生ハム製造装置は全体を家具調のハウジング
1で構成し、搬送可能でどこにでも手軽に設置で
きるものとした。該ハウジング1は煙を発生させ
る燃焼室2と、この燃焼室2から煙を導き入れる
くん煙室3を内部に区画構成している。
図中4はこれら燃焼室2と、くん煙室3との連
通路、5′は該連通路4に配設され、別途冷蔵庫
の冷凍室で冷される冷却水を冷媒とするフインチ
ユーブ型の冷却器、6はくん煙室3の屋根に設け
られ、外側をグラスウール等の保温材7で被覆し
た煙突、8はこの煙突6に内蔵された電球等から
ならる上昇気流発生手段を示す。
そして、くん煙室3の前面には窓9を有する開
閉扉10が取付けられ、スタイロフオーム等の断
熱材で内張りした内部の後壁内面には上下及び後
壁との間に空気流路を設けた形で、金属板5aに
銅部5bをろう付けしてなる冷却パネル5を前記
冷却器5′に直列して設け、また、食肉11を吊
り下げるためのフツク12を設けた桟13が適宜
数並設される。
前記燃焼室2はハウジング1の下部に位置する
もので、内側を鉄板等の金属板14で囲撓して下
部に給気口15を、適宜に傾斜させた底部にドレ
ン16をそれぞれ形成した。
そして、この燃焼室2には外部へ取出し可能な
ように引出し形式の炉17が収納され、その少し
上方に次回に使用する炉17′が該炉17と同じ
く引出し形成で収容される。
これら炉17,17′は、交換が可能なように
同一形状のものであり第2図に示すように、前面
に把手18を設けた金属製枠体19に金属製メツ
シユで製造した床板20を取付け、さらに該床板
20から同じく金属製メツシユで製した仕切板2
1を立設して渦巻き形式の燃焼路22を形成した
もので、該燃焼路22はグラスウール等通気性を
有する断熱材23で側面及び底面をコ字形に覆つ
てその内部に燃焼床24が形成される。
なお、本実施例ではこのように燃焼路22は仕
切板21により渦巻き状に形成するものとした
が、ジグザグに蛇行させるようにしたものでもよ
く、また、断熱材23で覆う部分は燃焼床24の
すべてではなく曲り角部及びその近傍に限定して
もよい。
一方、仕切板21の上端はこれを下向きに折返
しているが、該折返し部21aは燃焼の火がこの
仕切板21の上端を越えて移行してしまうのを防
ぐ防火帯の役割をなす。
次に使用法及び作用について説明すれば、ま
ず、食肉11は塩付けの冷却したものをくん煙室
3内に吊り下げて扉10を閉めて密閉状態とした
後に、炉17の燃焼床24に詰め込んだおがくず
(さくら、かえで、ヒツコリー等が適している)
に点火すればこれが燃焼して煙が発生する。この
煙は冷却器5′を通過し、0〜5℃の冷たい気流
となつてくん煙室3に入り、食肉11に接する。
そして、くん煙室3の外気温による影響は冷却パ
ネル5の表面及び裏面で冷やされて下降循環する
気流によつて除去される。くん煙室3に満えんす
る煙は煙突6の上昇気流発生手段8の発熱により
引き上げられて排出される。
ところで、炉17での燃料としてのおがくずの
燃焼は、炎が上がらずに少ない発熱で煙を多く出
し、しかもゆつくりと進行することが望ましい。
従つて、おがくずをできるだけ少量ずつ定量的に
燃やすことになるが、燃焼床24は通気性を有す
るグラスウール等の断熱材23で形成されている
ので、該燃焼はグラスウール等とおがくずとの境
に沿つて先行していく。その結果、発生熱は効率
よく次のおがくずを可燃状態にするために使われ
るので、少量ずつのおがくずを安定的に継続燃焼
させることが出来、かつ不必要に熱を発生させな
いですむ。さらに、断熱材23の保温作用も加味
されて、燃焼路22の曲がり目で燃焼負荷が多く
要求されても、外部に流出してロスとなる熱量が
少ないので充分対処できるものとなり、火が消え
るおそれはない。
床板20や仕切板21の網目は前記のごとき断
熱材23の通気性を確保するのに役立つ。
このようにして炉17のおがくずがすべて燃え
つきたなら(本例では引出し炉1回で約12時間)、
これを引き出して炉17′と差し変えるが、この
次回使用するための炉17′は炉17の上方に位
置し炉17の発生余熱で加熱乾燥されているので
火つきのよい状態で点火することができる。
そして、所定時間食肉11を煙にさらし、生ハ
ムが得られる。
なお、同様にして生ハム以外例えば鮭等の燻製
も作ることができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の生ハム製造装置の燃
焼室は、限られたスペースに多くの燃焼面積を設
けるため渦巻き若しくは蛇行して細長く伸びる燃
焼路を形成する場合において、燃焼路に発煙のた
めにセツトしたおがくずが曲がり角でも消えるこ
となく確実に燃え続けるので、点検その他に手数
をかけずにすむものである。また、製造開始の段
階で煙がとだえると食肉の腐敗などの心配がある
が、本考案ではかかるおそれはなく信頼すべき品
質の製品が得られるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の燃焼室を備えた生ハム製造装
置の縦断側面図、第2図は要部の横断平面図であ
る。 1……ハウジング、2……燃焼室、3……くん
煙室、4……連通路、5……冷却パネル、5a…
…金属板、5b……銅管、5′……冷却器、6…
…煙突、7……保温材、8……上昇気流発生手
段、9……窓、10……密閉扉、11……食肉、
12……フツク、13……桟、14……金属板、
15……給気口、16……ドレン、17,17′
……炉、18……把手、19……金属製枠体、2
0……床板、21……仕切板、22……燃焼路、
23……断熱材、24……燃焼床。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 煙発生材としての燃料を平面的な広がりをもつ
    て敷詰める炉を設ける場合において、該炉は金属
    製枠体に金属製メツシユで製造した床板を取付
    け、さらに該床板から同じく金属製メツシユで製
    した仕切板を立設して渦巻きまたは蛇行して細長
    く伸びる燃焼路を形成し、該燃焼路の側面及び底
    面をグラスウール等通気性を有する断熱材でコ字
    形に覆つてその内部に燃焼床を形成したことを特
    徴とする生ハム製造装置の燃焼室。
JP8090084U 1984-05-31 1984-05-31 生ハム製造装置の燃焼室 Granted JPS60191194U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8090084U JPS60191194U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 生ハム製造装置の燃焼室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8090084U JPS60191194U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 生ハム製造装置の燃焼室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60191194U JPS60191194U (ja) 1985-12-18
JPS6370Y2 true JPS6370Y2 (ja) 1988-01-05

Family

ID=30627182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8090084U Granted JPS60191194U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 生ハム製造装置の燃焼室

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JP (1) JPS60191194U (ja)

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JPS60191194U (ja) 1985-12-18

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