JPS6370775A

JPS6370775A - コンクリ−ト搬送量調整装置

Info

Publication number: JPS6370775A
Application number: JP21471286A
Authority: JP
Inventors: 湯浅　康尊; 正人本多; 三原　準一
Original assignee: Mitsui Construction Co Ltd
Current assignee: Mitsui Construction Co Ltd
Priority date: 1986-09-11
Filing date: 1986-09-11
Publication date: 1988-03-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（ａ）、産業上の利用分野本発明は、コンクリート輸送管内を搬送されるコンクリ
ート・モルタル（ここでいう、「コンクリート・モルタ
ルＪとは、通常のコンクリート及びモルタルを含む意で
ある。以下同様。）の。

圧力変動を防止して搬送量を一定にすることが出来る。

コンクリート搬送量調整装置に関する。

（ｂ）、従来の技術従来、混練さ九たコンクリート・モルタルを。

ピストンポンプ、スクイズポンプ等のコンクリート圧送
ポンプにより、コンクリート輸送管を介して、所定の打
設現場まで搬送する場合、該コンクリート圧送ポンプの
特性上、コンクリート・モルタルは、コンクリート輸送
管内を、その圧力及び流速を周期的に変動させながら搬
送される。このため、コンクリート輸送管の途中で添加
剤を混入したり、又、圧力を一定にした状態でコンクリ
ート・モルタルを、打設ないし吹き付けなければならな
い場合には、そうした搬送方法では対応出来ない欠点が
あった。

そこで、コンクリート輸送管の途中に、ゴム等の弾性材
料で形成されたノズルを設け、該ノズルの、コンクリー
ト・モルタルの圧力変動に伴なう拡張、収縮作用を利用
して、コンクリート・モルタルの圧力変動を均一化し、
搬送量が一定になるように調整するコンクリート搬送量
調整装置が提案されている（特開昭４９−２３４１９）
。

（Ｃ）１発明が解決しようとする問題点しかし、こうし
たコンクリート搬送量調整装置は、ノズルを通過する際
に、コンクリート・モルタルが及ぼす圧力に応じて該ノ
ズルが弾性変形して、その容積を増減させ、ノズル通過
後のコンクリート・モルタルの圧力変動を抑えるもので
あって、該ノズルの弾性特性のみに依拠する装置である
ため、搬送すべきコンクリート・モルタルの特性に応じ
て、その弾性特性を設定するのが困難であり、圧力の変
動を効果的に抑えがたい欠点を有していた。

本発明は、上記の問題点を解消すべく、コンクリート輸
送管内を搬送されるコンクリート・モルタルの圧力変動
を、搬送すべきコンクリート・モルタルの特性に応じて
調整し、搬送量が一定になるようにすることが出来る、
コンクリート搬送量調整装置を提供することを目的とす
る。

（ｄ）０問題点を解決するための手段即ち、本発明は、コンクリート輸送管（２）の途中に、
コンクリート・モルタル（１７）を一時的に貯留させる
ことの出来る空間（６ａ）を形成・消滅自在に設けた伸
縮手段（６）を設けると共に、前記伸縮手段（６）に該
伸縮手段（６）を駆動する駆動手段（７，１１，１２）
を接続し、更に、前記伸縮手段（６）より所定距離（Ｌ
２）だけコンクリート・モルタル（１７）の供給側に離
れた位置に、コンクリート・モルタル（１７）の圧力計
測手段（１６）を設け、前記圧力計測手段（１６）によ
り測定されたコンクリート・モルタル（１７）の圧力計
測値に応じて、前記駆動手段（７，１１，１２）を駆動
する制御手段（１５）を設けて構成さ九る。

なお、括弧内の番号等は１図面における対応する要素を
示す、便宜的なものであり、従って。

本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。

以下のｒ　（ｅ）、作用」の欄についても同様である。

（ｅ）１作用上記した構成により、コンクリート・モルタル（１７）
の供給圧力の変動を、圧力計測手段（１６）により測定
し、その測定結果に応じて伸縮手段（６）を拡張、収縮
させるように作用する。

（ｆ）、実施例以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明によるコンクリート搬送量調整装置の一
実施例を示す図である。

コンクリート搬送量調整装置１は、第１図に示すように
、コンクリート・モルタル１７を、所定の打設現場まで
搬送する際に用いられるコンクリート輸送管２の途中に
設けられており、コンクリート搬送量調整装置ｌは、圧
力緩衝部３、駆動部１０．ポンプ制御部１５及び圧力セ
ンサー１６により構成されている。圧力緩衝部３は、コ
ンクリート輸送管２の図中外周部を被覆する筒状のケー
シング５を有しており、ケーシング５の図中内部には可
撓性を有する材料からなる伸縮管６が、コンクリート輸
送管２に所定距離だけ離れて形成されたフランジ２ｃ、
２ｃを、接続する形で設けられている。また、ケーシン
グ５内には油室７が、該ケーシング５の内壁面と伸縮管
６及びコンクリート輸送管２の外周面との間に形成され
ており、油室７には、作動油が充填されている。また、
ケーシング５の図中側壁には油孔５ａが、貫通穿設され
ており、油孔５ａには管９が接続されている。

また、圧力緩衝部３の第１図下方には、駆動６一部１０が設けられており、駆動部１０は、シリンダ１１
及び該シリンダ１１を駆動するためのポンプ１２により
構成されている。シリンダ１１内にはピストンｌｌａが
１図中左右方向である矢印Ａ、Ｂ方向に移動自在な形で
嵌入されており、更にシリンダ１１内には、油室１１ｂ
、ｌｌｃが、ピストンｌｌａによって仕切られる形で形
成されている。なお、油室１１ｂ、ｌｌｃには、作動油
が充填されている。更に、シリンダ１１の図中左端面に
は、油孔ｌｉｅが、矢印Ａ、Ｂ方向に貫通穿設されてお
り、油孔１１ｅには、前述した管９の他端が接続されて
いる。また、シリンダ１１の図中右端部には、油孔ｌｉ
ｄ、ｌｉｄが、油室１１ｃに開口する形で穿設されてお
り、油孔ｌｉｄ、１１ｄには、ポンプ１２が、管１３．
１３を介して接続されている。

ポンプ１２には、ポンプ制御部１５が接続されており、
ポンプ制御部１５には、前述した圧力緩衝部３より矢印
Ｂ方向に、即ち、コンクリートモルタルの供給側に所定
距離Ｌ２だけ離れたコンクリート輸送管２内の圧力測定
位置ＭＰに設けられた圧力センサー１６が、接続されて
いる。

コンクリート搬送量調整装置１は、以上のような構成を
有するので、混線されたコンクリート・モルタル１７を
、図示しないコンクリート圧送ポンプから、コンクリー
ト輸送管２へ供給した場合、輸送管２内に供給されるコ
ンクリート・モルタル１７はその供給圧力が周期的に変
動している。従って、打設現場において、コンクリート
・モルタル１７の圧力を一定にした状態で打設又は吹き
付ける必要がある場合には、該コンクリート・モルタル
１７は、コンクリート輸送管２内の圧力測定値ＷＭＰに
設けられた圧力センサー１６を通過する際に、その圧力
が測定され、該圧力測定値に応じた信号Ｓ１が、ポンプ
制御部１５に出力される。

該ポンプ制御部１５は、送信された圧力測定値と、搬送
すべきコンクリート・モルタル１７の粘度等の特性に応
じて決定された設定圧力値とを比較し、その偏差（ここ
で「偏差」とは、圧力測定値から設定圧力値を引いた値
をいう。以下同様。）に応じた制御信号Ｓ２を、ポンプ
１２に出力する。

この際、上述した圧力測定値が、設定圧力値よりも高く
偏差が正の値を取る場合には、ポンプ差に応じてポンプ
１２を駆動して、それまで管１３及び油孔ｌｉｄを介し
て、シリンダ１１内の油室１１ｃに供給していた作動油
の圧力を減少させる。すると、圧力測定値が設定圧力値
よりも高いコンクリート・モルタル１７が、矢印Ａ方向
に搬送されて、伸縮管６を通過する際に、該伸縮管６に
及ぼす圧力よりも、ピストンｌｌａ及び油室１１ｂ、７
．管９内に充填された作動油を介して、該伸縮管６に作
用する油室１１ｃ内の作動油の圧力の方が低いので、該
伸縮管６は１図中想像線で示すように拡張する。すると
、拡張された結果、該伸縮管６内に新たに形成された空
間６ａ内に、コンクリート・モルタル１７の一部が、一
時的に留め置かれることになり、該伸縮管６を通過して
コンクリート輸送管２内に流れ込むコンクリート・モル
タル１７の流量は、圧力測定位置ＭＰにおける流量より
も少なくなる。このため、該伸縮管６を通過した後の、
コンクリート輸送管２内を搬送されるコンクリート−モ
ルタル１７の圧力は、圧力測定位置ＭＰにおける圧力よ
りも低下することになる。

また、輸送管２内のコンクリート・モルタル１７の供給
圧力が、ポンプ制御部１５における設定圧力値よりも低
くなり、その偏差が負の値を取る場合には、該偏差に応
じてポンプ１２を駆動して、管１３及び油孔ｌｉｄを介
してシリンダ１１内の油室１１ｃに供給していた作動油
の圧力を増加させる。すると、該コンクリート・モルタ
ル１７が、コンクリート輸送管２内を矢印Ａ方向に搬送
されて伸縮管６を通過する際、該伸縮管６に及ぼす圧力
よりも、ピストンｌｌａ及び油室１１ｂ、７、管９内に
充填された作動油を介して、該伸縮管６′に作用する油
室ｌｌｃ内の作動油の圧力の方が高いので、それまで図
中想像線で示すように、拡張していた伸縮管６は収縮し
て図中実線で示す状態に復帰し、その結果空間６ａは消
滅する。

すると、該空間６ａに一時的に留め置かれていたコンク
リート・モルタルが、コンクリート輸送管２内を搬送さ
れてきたコンクリート・モルタル１７と共に、コンクリ
ート輸送管２内に流れ込むことになる。このため、該伸
縮管６を通過した後の、コンクリート輸送管２内を搬送
されるコンクリート・モルタル１７の圧力は、圧力測定
位置ＭＰにおける圧力よりも上昇することになる。こう
して、伸縮管６を搬送されるコンクリート・モルタル１
７の圧力変動に応じて拡張・収縮させることにより、調
整装置１から吐出されるコンクリート・モルタル１７の
圧力及びその流速は均一化されることになる。

（ｇ）６発明の効果以上、説明したように本発明は、コンクリート輸送管２
の途中に、コンクリート・モルタル１７を一時的に貯留
させることの出来る空間６ａを形成・消滅自在に設けた
伸縮管６等の伸縮手段を設けると共に、前記伸縮手段に
該伸縮手段を駆動する油室７、シリンダ１１、ポンプ１
２等の駆動手段を接続し、更に前記伸縮手段より所定距
離Ｌ２だけコンクリート・モルタル１７の供給側に離れ
た位置に、圧力センサー１６等のコンクリート・モルタ
ル１７の圧力計測手段を設け、前記圧力計測手段により
測定されたコンクリ、−ト・モルタルの圧力測定値に応
じて、前記駆動手段を駆動するポンプ制御部１５等の制
御手段を設けて構成したので、コンクリート・モルタル
１７の供給圧力の変動を圧力計測手段により測定し、そ
の測定結果に応じて伸縮管６を、拡張、収縮させること
により、伸縮管６を通過してコンクリート輸送管２内に
流れ込むコンクリート・モルタル１７の流量・圧力を適
確に加減し、均一化（−走化）することが出来る。また
、制御手段による駆動手段を介した伸縮手段の駆動態様
を適宜設定することにより。

該伸縮′管６を通過した後のコンクリート輸送管２内を
搬送されるコンクリート・モルタル１７の圧力変動を、
搬送すべきコンクリート・モルタルの特性に応じて調整
することも出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるコンクリート搬送量調整装置の一
実施例を示す図である。１・・・・・・コンクリート搬送量調整装置２・・・・
・・コンクリート輸送管６・・・・・・伸縮手段（伸縮管）６ａ・・・・・・空間７・−−−・駆動手段（油室）１１・・−−−一駆動手段（シリンダ）１２・・・・・
・駆動手段（ポンプ）１５・・・・・・制御手段（ポンプ制御部）１６・・・
・・・圧力計測手段（圧力センサ）１７・・・・−コン
クリート・モルタル出願人　　　　三井建設株式会社代理人　　弁理士　　相１）伸二（ほか１名）

Claims

【特許請求の範囲】コンクリート・モルタルを搬送するコンクリート輸送管において、前記コンクリート輸送管の途中に、コンクリート・モルタルを一時的に貯留させることの出来る空
間を形成・消滅自在に設けた伸縮手段を設けると共に、前記伸縮手段に該伸縮手段を駆動する駆動手段を接続し、更に、前記伸縮手段より所定距離だけコンクリート・モルタルの供給側に離れた位置に、コンクリ
ート・モルタルの圧力計測手段を設け、前記圧力計測手
段により測定されたコンクリート・モルタルの圧力測定値に応じて、前記駆動手段
を駆動する制御手段を設けて構成したコンクリート搬送
量調整装置。