JPS6369524A - 多塩化ジベンゾパラジオキシン除去装置 - Google Patents

多塩化ジベンゾパラジオキシン除去装置

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Publication number
JPS6369524A
JPS6369524A JP61213767A JP21376786A JPS6369524A JP S6369524 A JPS6369524 A JP S6369524A JP 61213767 A JP61213767 A JP 61213767A JP 21376786 A JP21376786 A JP 21376786A JP S6369524 A JPS6369524 A JP S6369524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pcdd
exhaust gas
flue
polychloride
dibenzo
Prior art date
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Pending
Application number
JP61213767A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Matsui
松井 義雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gadelius KK
Original Assignee
Gadelius KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的1 1iLへ杜肚た」 本発明は、焼却炉より排出される多塩化ジベンゾパラジ
オキシンを含有する排ガスを処理するための装置に関す
る。
灸木へ1肛 従来は、多塩化ジベンゾパラジオキシンを含有する#〃
スを効果的に処理して、その含有量を環境に無害である
レベルにまで低下させる手段が存在しなかった。それは
多塩化ジベンゾパラジオキシンの有害性についての研究
がなされたのが比較的最近のことであり、また、焼却炉
における廃棄物の焼却の過程において多塩化ジベンゾパ
ラノオキシンが発生することが判明したのが昭和57年
以降であることによる。
明が  しようとする  、ヴ 都市塵芥の焼却炉あるいは産業廃棄物の焼却炉より排出
される徘がスの中には微量の多塩化ノベンゾバラジオキ
シンが含有されていることが判明している。
多塩化ジベンゾパラジオキシンは微量といえども環境に
及ぼす影響が極めて重大であり、また、食物連鎖によっ
て生物体内に蓄積されることが知られている。
最近のデータによれば、人間の母乳にも多塩化ジベンゾ
パラジオキシンが含まれるに至っている。
なお、多塩化ノベンゾパラジオキシンは、PCDDと略
称され、クベンゾパフノオキシンの塩素化合物の総称で
ある。PCDDは有機塩素系農薬の製造工程から副生じ
たり、都市塵芥の焼却過程から副生するといわれる。
PCDDの有毒性は、結合している塩素の数とその位置
によって異なる。特に、2378−4塩化ジベンゾバラ
ジオキシン(2378−TCDD)は、人類が合成した
史上最強の猛毒物の一つとして恐れられている。237
8−TCDDの毒性は、動物のaMや性別によっても異
なり、犬〈ウサギ〈ラットくモルモットの順に強くなる
。サルに対する2 378−TCDDのLD、、は70
μg/kgと発表されている。これを60kgの人間に
換算すると4.2 vagとなる。
このような極めて有害なるPCDDが焼却炉より排出さ
れていることは重大な問題を生じつつあり、現在、焼却
炉がらの排ガスよりPCDDを除去する手段を確立する
ことが要請されている。
本発明は、この要請に応えるべく、焼却炉からの排ガス
に含まれるPCDDを簡便に、がっ、効果的に除去する
ための装置を提供するためになされたものである。
[発明の構成] 1題、決のための −9一 本発明の多塩化ジベンゾパラノオキシン除去装置は、煙
道、該煙道へ薬剤を散布するためのスプレー装置、薬剤
定量供給装置、及び該煙道へ薬剤を散布するためのスプ
レー装置より下流に設けられた集塵装置から成る多塩化
ノベンゾパラシオキシン除去装置において、薬剤として
多孔質の吸着性物質を使用することを特徴とするもので
あり、」二記多孔質の吸着性物質は粉体のまま又はスラ
リー状とした上で使用し、多孔質の吸着性物質としで、
ライム粉体、ウッドアッシュまたは石炭流動床ボイラー
の排ガスの集塵灰を使用することを特徴とするものであ
る。
及1鮭 次に、多塩化ノベンゾパラジオキシン(PCDD)を除
去するための装置の実施例を図に基いて説明する。
図は、産業廃棄物を処理するための焼却炉よりの排ガス
に含まれるPCDDを除去するためのパイロットプラン
トの70−チャートである。
塩素又は塩素化合物を含む産業廃棄物を処理する焼却炉
よりの排ガスは主煙道1へ送出される。
この排ガスの中には、ダストをはじめ、水銀、カドミウ
ム、鉛、その他の重金属や、塩化水素、亜硫酸ガスなど
の酸性〃スや、さらには7フン、PCDDなどの有様性
有害物が含有されている。
該主煙道1より、排ガスの一部を副煙道11に分岐し、
エコ7マイザー2を通過させる。ここで排ガスの温度が
調節される。薬剤タンク5、定量供給装置6及び薬剤ノ
ズル7を経て、薬剤が温度調節後の徘〃スヘ散布される
薬剤としては、ライム粉体が使用される。ライム粉体に
替えて、ライムとウッドアッシュの混合粉体が用いられ
てもよい。また、これら粉体をスラリー上にした上で使
用することも可能である。
さらに、薬剤として石炭焚流動床ボイラーより排出され
る灰を使用することも可能である。
徘〃ス中のPCDDは、上述の薬剤の表面に吸着されて
、下流に設けた集塵装置8において捕集される。本実施
例では、集塵装置としてバグフィルタ−が採用されてい
る。バグフィルタ−にて採取されたPCDDを吸着した
薬剤は、取出された後、別途に処理される。
12は徘〃ス中にPCDDが観測された場合に、本発明
装置に切り換えるための、切換パルプである。
PCDDの薬剤による捕集は、実験の結果、薬剤の多孔
質表面への吸着によって主として行われることが判明し
た。PCDDの除去率は薬剤表面のポーラス度に依存し
、その関数となることが判明した。
パイロットプラントによるTCDD除去の情況は、次の
表に示すごとくであった。
即ち、TCDDequでは薬剤としてライム使用時は9
7%以上の除去率であったが、ライム+ウッドアッシュ
を用いると99%以上になった。又、薬剤を噴射しない
場合の除去率は85〜90%であった。
[発明の効果] 本発明によるPCDD除去装置によって、都市塵芥焼却
炉又は産業廃棄物焼却炉からの排ガスの中に含まれてい
るPCDDが極めて効率よく除去される。除去率は98
%以上にも達している。
提案された装置は簡便なものであり、複雑な抛作を必要
とするものでな(、また、既存の焼却炉にも設置するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明によるPCDDの除去装置の一例を示す。 1・・・主煙道、2・・・エコノマイザ−,3・・・バ
イパスダクト、4・・・煙道、5・・・薬剤タンク、6
・・・定量供給装置、7・・・薬剤)′X118・・・
集塵装置、9・・・ファン、10・・・煙突、11・・
・副煙道、12・・・切換バルブ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)煙道、該煙道へ粉状薬剤を散布するための噴射装
    置、薬剤定量供給装置、及び該煙道へ薬剤を散布するた
    めの噴射装置より下流に設けられた集塵装置から成る多
    塩化ジベンゾパラジオキシン除去装置において、薬剤と
    して多孔質の吸着性物質を使用することを特徴とする上
    記多塩化ジベンゾパラジオキシン除去装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、多孔質の吸着性
    物質をスラリー状とした上で使用することを特徴とする
    多塩化ジベンゾパラジオキシン除去装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項又は第2項において、多孔
    質の吸着性物質として、ライム粉体を使用することを特
    徴とする多塩化ジベンゾパラジオキシン除去装置。
  4. (4)特許請求の範囲第1項又は第2項において、多孔
    質の吸着性物質として、ウッドアッシュを使用すること
    を特徴とする多塩化ジベンゾパラジオキシン除去装置。
  5. (5)特許請求の範囲第1項又は第2項において、多孔
    質の吸着性物質として、石炭焚流動床ボイラーの排ガス
    の集塵灰を使用することを特徴とする多塩化ジベンゾパ
    ラジオキシン除去装置。
JP61213767A 1986-09-12 1986-09-12 多塩化ジベンゾパラジオキシン除去装置 Pending JPS6369524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0313086A (ja) * 1989-06-09 1991-01-22 Canon Inc 複号化装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6323717A (ja) * 1986-07-16 1988-02-01 ニーロ、アクティーゼルスカップ 焼却炉設備から発生する煙道ガスから水銀蒸気および/または有害な有機化合物の蒸気および/または窒素酸化物の除去法

Patent Citations (1)

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JPS6323717A (ja) * 1986-07-16 1988-02-01 ニーロ、アクティーゼルスカップ 焼却炉設備から発生する煙道ガスから水銀蒸気および/または有害な有機化合物の蒸気および/または窒素酸化物の除去法

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