JPS6367421A - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JPS6367421A
JPS6367421A JP61210657A JP21065786A JPS6367421A JP S6367421 A JPS6367421 A JP S6367421A JP 61210657 A JP61210657 A JP 61210657A JP 21065786 A JP21065786 A JP 21065786A JP S6367421 A JPS6367421 A JP S6367421A
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Yasuo Kumakiri
熊切 康雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は特に宇宙空間に構築する構造物1例えば伸展マ
スト、におけるロンジロンメンバの折畳みおよび伸展用
に供せられるロックおよびアンロック機構付ヒンジ装置
に関する。
(技術の背景) 上記伸展マストとは、当該マストを構成する長大なロン
ジロンメンバその他の構造部材を地上においては可及的
に縮小してこれをコンパートメントに収納し、このコン
パートメントを宇宙輸送機などにより宇宙基地へ搬送し
たのち所期のマスト形状に伸展させるものであって、例
えば三菱重工名古屋航空機製作所発行のパンフレット「
宇宙開発」間、045 (IB)R第16頁には、上記
ロンシロンなどのメンバを弾性体により形成し、これを
圧縮してコンパートメント内に拘束したちのを宇宙空間
において拘束を解除することによって、各メンバの弾性
復元力を利用して伸展させる技術か開示されている。
一方本出願人はさきに、伸展規模の自由度を高め、また
再縮小して地上への回収を可能とした伸展マストを提案
している(昭和60年特許願第281561号)。
第8図は上記提案に係る伸展マストの伸展姿勢を説明す
るもので、該マスト10は前記のコンパートメントlか
ら前方へ延出させた4本の前記ロンジロンメンバ12と
、これらのメンバ12をジヨイント14を介して連結す
るクロスメンバ15と、ジヨイント14に対角線状に張
渡した柔軟なローブからなるトラスメンバ16とを有し
て、全体的に単位マストとしてのボックスセル11 (
l la、1 lb、 ・・・、I In)を連設した
形態をなす。
ロンジロンメンバ12はこれらのボックスセル11を単
位として2つの等長のパートに分割され、これら分割さ
れたメンバ13a、13bをロックおよびアンロック機
11をもつヒンジ装置20により連結して第10図に示
すように内方への折畳可能に構成しである。そして地1
においてはこれらのボックスセルlla、・=、lln
を偏平に折畳んで第9図に示すごとくコンパートメント
lにスタック状に収納し、スタックホルダ(図示省略)
を用いてそれらの折畳姿勢を拘束しておく。そしてこの
コンパートメント1を宇宙基地へ搬送して該基地の構造
物における結合機構に係止したのち上記スタックを順次
伸展させてマスト10を構築し、あるいはこれを再度折
畳みつつコンパートメントlに収納して整備等のために
地上へ回収する。
上記の伸展および折畳手段は第11図に示すように、コ
ンパートメント1の4隅(図面は1隅についてのみを示
す)から伸展方向Eへ進出し、および退入できるドライ
ブロッド3と、このドライブロッドの前、後および中央
部にそれぞれ装着した電磁作動式のプランジャ装置4,
5および6と、ドライブロッド3の上記進、退を司どる
直流モータおよびボールスクリューなどからなる駆9h
機構(図示省略)とを有し、伸展に際しては。
当該ボックスセル11における後側クロスメンバ15r
を上記スタックホルダで拘束したままその前側ジヨイン
ト14fを前部プランジャ装置4にラッチさせたのちド
ライブロッド3を進出させる。これによってロンジロン
の分割メンバ13a、13bか展開して直状となり、こ
こでヒンジ装2120がロックされて1つのボックスセ
ル11がコンパートメントl外に形成される。この動作
をくり返して全部または適数のボックスセル11a、l
lb、・・・を順次形成し、所望規模の伸展マスト10
を構築する。
また上記の再収納に際しては、後部プランジャ装置5に
よって後側ジヨイント14rをラッチし、ドライブロッ
ド3を退入させて前記スタックホルダにより後側クロス
メンバ15「を拘束させる0次いで上記のラッチを解除
するとともに前部プランジャ装置4によって前側ジヨイ
ント14fをラッチし、ドライブロッド3を更に退入さ
せると同時に中央部プランジャ装?16を作動させてヒ
ンジ装置20のアンロックをおこなう。これによりメン
バ13a、13bか第1O図のように折曲しつつ折畳ま
れる。この動作をくり返して伸展マスト10をコンパー
トメントlに引込んて収納する。
(従来の技術) 上述したようなロックおよびアンロック機構をそなえる
ヒンジ装置は一般に、ヒンジピンによって一対のメンバ
を展開姿勢と折畳姿勢との間て回動可能に連結するとと
もに、これらの両メンバに連係させたリンク機構の該連
係部を展開姿勢にあってはオーバセンタ位置に置いてこ
の姿勢のロックをなし、またこの連係部をオーバセンタ
位tから外すことによってアンロックをするように構成
される。そして、前記特許願に添付した明細書および図
面には、かかる構成をそなえるヒンジ装置を提示しであ
る。
このヒンジ装??20は第7図に示すように、ヒンジピ
ン21で連結したヒンジアーム22゜23と、ロック機
能をそなえるリンク機構25と、アンロック機構33と
からなる。
ヒンジアーム22および23はそれぞれ前記メンバ13
aおよび13bに嵌着されて両ヒンジアーム22,23
を衝合させると図示のように両メンバ13a、13bが
直状に展開し、また両ヒンジアームを矢線A方向へ回動
させてゆくと両メンバが重なり合って折畳まれる。
リンク機構25はそれぞれリンクピン26および27に
よってヒンジアーム22および23に支承したリンクア
ーム28および29と、これらリンクアームの遊端部同
士を連係する連係ピン30と、リンクアーム28をヒン
ジピン21とは反対側への回動傾向に附勢するトルクス
プリング31とを有し、このトルクスプリングによって
連係ピン30をオーバセンタ位置に持来たして位置決め
することにより、メンバ13a、13bを折畳不能にロ
ックする。
アンロック機構33は、前記中央部プランジャ装置6の
プランジャ6aを突出させると、該機構33のリリース
ロッド34が図面て上方へ押上げられ、これに連動して
リリースレバー35が回動し、リンクアーム28と29
との連係部を押下げてその連係ピン30を前記オーバー
センタ位置から外すものである。これによりリンクアー
ム28と29とがトグル連動をして上記ロックが解除さ
れる。尚符号36はリリースロット34のリターンスプ
リングである。
〔発IIが解決しようとする問題点〕
ところで、このように構築規模の調整か可11な伸展マ
ストを構想すると、これを利用して例えばミッションペ
イロードを搭載したまま規模の拡大縮小をおこないたい
という要望が産まれ、これに伴ってヒンジ装置にも新た
な要求、改善が課せられてくるのである。
上記の要求条件は主として次の二点に要約される。
(1)展開モードの設定自由度が大きいこと、これは、
前記メンバ13a、13bが直状に展開してロックされ
る毎に、あるいは両メンバが折畳まれて重なり合う毎に
衝撃が発生してこれが前記搭載されたミッションペイロ
ードに及ぼされるのて、これらの衝撃値を許容限度内に
おさめるべく、展開および折畳過程における運用加速度
条件を適宜に設定したいからである。
ところが、前記ヒンジ装置20におけるような3リンク
3関箇式のリンク機構ではかかるモード設定に当っての
自由度が極めて低いのである。尚、耐雷すれば、上記の
展開折畳連動の速度は前記ドライブロッド3の進退速度
等に応じて定まるもののよってあるが、宇宙空間ては機
械効率の向上が特に重視されるために伝動機構として前
記ボールスクリューなどの高効率手段が採用され、この
ような手段は可逆性に富む故に負荷側からの影響をうけ
てその駆動速度が変化するのである。
(2)多数のヒンジ装置間において機1砒のばらつきが
僅少であること。
これは、展開、ロック、アンロック、折畳等の動作を前
述したごとくドライブロッドその他の自動駆動機構を用
いて画一的におこなわせるので、例えば一つのボックス
セル11において各ヒンジ装置のロック、アンロック時
期、あるいは途中モードにばらつきかあると、動作中に
当該ボックスセルが歪んでこれに続くマストか振回され
てしまうからであって、これが搭載ペイロードにとって
政令となることがある。
したがって、各ヒンジ装2120において機能の整合性
を実現するには、特にリンク機構25の各構成部材の製
作、組立に当って極めて高度な精度管理か必要となり、
その結果多大なコスト高を招くこととなる。然してまた
上記の精度向上に関連してリンクピン26,27、ある
いは連係ピン30囲りのクリアランスか僅少に抑えられ
るので、鎖部には適切な宇宙仕様の固体潤滑を施こし得
なくなり、そのため上記各ビン囲りに不整な回動抵抗を
与えることかあるのて、これが別の面ての整合性阻害要
因となってしまうのである。
尚耐雷すれば伸展マストのように宇宙空間の高真空雰囲
気中に長時間滞留するものに対して液体潤滑を施こすと
、該潤滑剤の揮発性成分が蒸発して周辺a器を汚染して
しまう(いわゆるコンタミネーションを諾起してしまう
)ので、液体潤滑は実質的に施こし得ないのである。
そこで本発明の課題は上述した各要求を満たしうるヒン
ジ装置とする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
この課題を解決するための本発明の手段は、当該ヒンジ
装置に連結される両メンバのうち、一方のメンバ側に基
端部を支承し他方のメンバ側に遊端部を配してこの遊端
部にカムホロワを設けたリンクアームと、リンクアーム
を前記ヒンジピンから遠去ける向きへの回動傾向に附勢
する附勢手段と、前記展開姿勢においてこの附勢された
リンクアームをオーバセンタ位置で受止めるストッパと
、他方のメンバに固定したりンクカムとを有し、このリ
ンクカムのカム面には、それぞれカムホロワと連係しつ
つ、オーバセンタ位置においてリンクアームな自由回動
不1駐に拘束するロック面と、ロック面に続いてヒンジ
ピン側へ延びるカム道とを形成したものである。
(作用) この手段によれば、1つのリンクアームと1つのリンク
カムとがそれらのカムホロワとカム面とを介し非連結的
に連係して自由リンク機構を構成する。そして一方のメ
ンバが他方めメンバに対しヒンジピンを中心に折畳ある
いは展開方向への相対的角ZI!動をおこなうとき、こ
のヒンジピンから遠去かる向きに附勢された該リンクア
ームの基端部が一方のリンクと同動する一方で、その遊
端部のカムホロワが該ヒンジピン側へ延びるカム道に弾
接しつつこのカム道上を誘導されるのて、該リンクアー
ムは姿勢角を変えながらこの姿勢角に応じた度合をもっ
て上記角運動に干渉する。したがってカム道のフロフィ
ルを適宜に選定することにより角加速度を所望のように
推移させることかできる。
またリンクアームがオーバセンタ位置で受止められてい
るときは、カムホロワかロック面と連係して自由回動、
すなわち上記姿勢角の変換か不tmに拘束されるので、
ここでロック作用が営なまれる。そしてこのロックを解
除するにはカムホロワをカム道上へ移行させてロック面
から外せばよく、この際の解除力および解除ストローク
は該ロック面のプロフィルおよび長さを適宜に選定する
ことにより所望のように設定できる。この際にはまた前
記トグル運動のような不連続的挙動を伴わないので、動
作か再現性よくおこなわれる。
またこの手段によれば、リンク機構の部材点数か減少す
るほか、特にリンクカムは数値制御研削盤などによって
画一的高精度のものを容易に得ることができ、更にはリ
ンクアームとリンクカムとは非連結的な線接触により連
係していることで組立に際しこれら両者の位置関係を調
整することか回部であるから、これらによって機能的ば
らつきを僅少に抑えることかできる。
そしてまたリンクアーム基端部の受圧方向かほぼ一定と
なるので鎖部には比較的大きなりリアランスを許容する
ことかてき、これによってカム面と共にこの基端部にも
前記固体潤滑仕様の適用がC1丁能となる。
すなわち、本発明を伸展マストに適用した場合には従来
のヒンジ装置に比較して部品点数が減少することで精度
管理が容易になるとともに接触面積が低減することで潤
滑性が向上する。加えてトラスチューブとの一体化によ
る継手部の耐荷重性か向上し、また部品を複合材料で作
ることを容易にして、軽量化に貢献する等の宇宙環境に
直接曝露される部位の潤滑適用上の条件か大幅に向上す
る。すなわち、面接触から線接触、点接触へと接触条件
を変更し、前述のコールドウェルディングの防止や駆動
負荷の低減へ寄与することにより、限られたfI源であ
る宇宙用電源の節約につながる。
更にロンシロンの折込み率を0〜100%内の調整をリ
ンクカムの形状変更で凹所などの適当なストッパを設け
ることにより、伸展マストの全長変化をボックスセルの
仲JA数とは別に副次的に調節できる。また、ボックス
セルな一次元的な伸展から2〜3次元的な伸展を可ス七
とし、ビーム、平面、立体の大型宇宙構造物へ任意形状
として発展可使である。これは!!:!準的で限られた
種類のヒンジな用いて多種多様な宇宙構造物の設計、運
用を効率的に実施することができるばかりでなく、軌道
上での動的挙動を正確に予測するのに必要なヒンジ部の
試験度数の低減と既存データの有効活用な可能とし、開
発費の低減化に寄与することになる。
(実施例) 第1図、第2図および第3図を用いて本発明の一実施例
を説明する。
図面において符号17および18は、前述したようにロ
ンジロンメンバ12を各ボックスセル11を単位として
2つのパートに分割したときの一方および他方のメンバ
、符号40はこの実施例に係るヒンジ装置であって図面
はメンバ17と18とか直状姿勢に展開してロックされ
た状態を示す。
ヒンジ装置40のヒンジアーム41および42はそれぞ
れ一方のメンバ17および他方のメンバ18に嵌着され
て上記の展開姿勢にあっては互いに衝合する。この状態
において両メンバには図面で下方(以下上下関係につい
て同じ)へ開放するコ字形断面のくり抜部43を一連に
形成しである。このくり抜部43の両側からそれぞれブ
ラケット45.45および46.46を下方へ突設して
これらのブラケット同士をヒンジピン44゜44により
連結しである。またこの状態においてヒンジアーム42
の上端寄りに形成したソケット穴47ヘヒンジアーム4
1に植設したノックビン48の先端部を離脱可能に係入
してこの係入部とヒンジピン44.44とてメンバ17
,18のねじりに対抗させるべく3点支持をおこなって
いる。
符号50はリンク機構である。該機構50のリンクアー
ム51はその基端部な形成する基端ボス52と、遊端部
から両側へ突設したカムホロワ53とを有し、基端ボス
52にリンクビン54を挿通してくり抜部43の上位寄
りにおいてヒンジアーム41に支承するとともに、リン
クアーム51を他方のヒンジアーム42外まで延出しで
ある。またリンクビン54には附勢手段としてのデュア
ルヘリカル型のトルクスプリング55を外嵌してリンク
アーム51を上方への回動傾向に附勢し、この附勢され
たリンクアーム51をヒンジアーム42のくり抜部上壁
面を利用して形成したストッパ56に受止めさせて該リ
ンクアームをオーバセンタ位置に係止する。
またリンク機構50における一対一組のプレート形リン
クカム60.60をリンクアーム51の両側に配してヒ
ンジアーム42におけるくり抜部43の両側壁に固定し
、それらのカム面61を前記両側へ突設したカムホロワ
53に連係させる。
カム面61は前記オーバセンタ位置にあるカムホロワ5
3に対応するロック面62と、このロック面に続いて下
方へ延びるカム道63とをそなえる。ロック面62のプ
ロフィルは例えばリンクビン54を中心とする円弧、な
いしはこの円弧な基準として僅かづつ曲率を変化させた
弧であって、要は使用状態において折畳方向への荷重か
負荷されたとき、ロック面62にはカム道63方向への
分力か発生しないように、あるいは発生してもこれがト
ルクスプリング55による附勢力には抗し得ないように
、かつ適正な解除力によって上記の関係を解除しうるよ
うに当該プロフィルを設定してリンクアーム51の自由
回動を拘束する。カム道63のプロフィルは上記附勢力
との関連のもとに前記辻用加速度条件にもとづいて設定
される。
また前記凹所などのストッパを形成することも任意であ
る。
アンロック機構65は前記従来のものとほぼ同様の構成
を踏襲している。すなわちメンバ18を上下にrX通さ
せて固定した筒状のリテーナ66に、両端部にヘッドを
そなえるリリースロッド67を摺動可イ駈に嵌装してそ
の下部ヘッド68をリターンスプリング70によって下
降傾向に附勢するとともにL部へラド69により下降位
置を規制しである。一方中間部を支承ビン71によって
支持したリリースレバー72の一端部をブツシュスプリ
ング73により上部ヘッド69上に軽く押接すするとと
もに同レバーの他端部をリンクアーム51の遊端部のや
や上方に配置しである。よって前記中央部プランジャ装
置6のプランジャ6aによりリリースロッド67を押上
げるとリリースレバー72か回動してその上記他端部が
リンクアーム51の遊端部を押下げ、これによってカム
ホロワ53がロック面62からカム道63へ乗移ってア
ンロックがなされる。その直後にプランジャ6aが退出
するとリリースロッド67およびリリースレバー72が
それぞれリターンスプリング70およびブツシュスプリ
ング73によって原位置へ復帰する。
リリースロッドのブツシュは通常ソレノイド等を使って
行うか低電力てロングストロークの小型のラッチ駆動源
は種々の設計上の制約条件のため所望のものか得られに
くい、よってリリースレバーの支点間距離を:Amt、
て必要なブツシュ変位量とプッシュ力を実現するアンロ
ック機構65はこのような制約条件に対して大きな自由
度をもつ、また、伸展収納にはその補助機構が必要であ
るが、該マストを外部から収納方向へ単純にブツシュ、
プルのワンアクションで同一作用力線1でラッチ機構の
解除が行われることは伸展マストと伸展収納補助機構の
設計上のインターフェースを独立に定められるとともに
、伸展収納機構のメカニズムの簡素化につながり、重要
な宇宙での信頼性の確保及び向上に大きく貢献するので
、かかるプッシュプル方式のものも開発中である。
実施例は以上のように構成されている。次に第4図にも
とづいて作用を説明する。尚同図の記号工ないし■は動
作ステップを示す。また符号Tは前記トルクスプリング
55の附勢力にもとづくリンクアーム51のトルクを示
し、以下の説明においてこのトルク値を一定とみなす。
ステップIはヒンジ装2240がロックされた状態を示
すもので、この状態にあってはリンクアーム51が前述
のように自由回動不能に拘束されているので、メンバ1
7.18に前記A方向への折畳運動を強制してリンクピ
ン54をヒンジピン44囲りに円運動をさせようとする
とリンクアーム51が突張られてこの運動を制止する。
したかってこのロック状態を解除するには上記突張りに
よる摩擦力と、トルクTの反力およびロック面62から
の前記分力の差分、との合計力をもってリンクアーム5
1の遊端部を押下げればよく、この場合摩擦力は折畳方
向への予想荷重によってその値がおおよそ定まり、また
トルクTは前述したように運用加速度条件との関連て設
定されるので、結局この解除力はロック面62のプロフ
ィルによってほぼ一義的に決定される。
第5図は当該ヒンジ装置40の1試作品について解除力
Fと解除ストロークSとを測定した実験結果を示したも
のである。解除力Fは同図に示すごとく、メンバ18を
固定してメンバ17の外端に荷重Gを加えつつリンクア
ーム51の遊端部を押下げたときの作用力であって、ス
トロークSは前記ji一端部ロックされた初期の状態と
ロックが解除された状態の2点間を結ぶ直線距離のメン
バ18に対して垂直方向の成分を示したちのである。ま
たロック面62のプロフィルは、前記の基準円弧よりも
僅かに外方へ膨ませた弧である。そしてグラフx、Y、
およびZはそれぞれ荷重GかOKgf 、 l Kgf
 、および3Kgfについてのものてあり、解除力F=
Oの点はロックが解除されたときのストロークSを表し
ている。
また第6図は前記ヒンジ装置2oについておこなった同
様の実験結果を示したものて、グラフx’ 、y’およ
びZoの荷重条件はそれぞれ第5図のグラフX、Yおよ
びZに対応する。
両図をみると、先ず解除力Fの大巾な相違か目立つけれ
ども、これはヒンジ装置40および20におけるそれぞ
れのトルクスプリング55および31の設計仕様か異な
るためである。然しながら両装置が固有する解除特性の
傾向をこれらの図によって把握することがてきる。
すなわち、第5図のグラフYおよびZはグラフXの上方
を山形を呈して推移したのちそれぞれストロークS、y
およびSzのところて解除が完結し、また両グラフ共は
ぼ同一ストロークのところに上記山形の変曲点を有する
。これによって、伸展マスト上に前記ペイロードを搭載
し、あるいは取外した瞬時などに折畳方向への荷重Gが
作用すると解除力Fか増大してこれに対抗し、また折畳
に当って前記ドライブロッド3から荷重Gが附加される
と解除力Fには上記変曲点において再現性よく節度がつ
けられるので、当該ボックスセル11における各ヒンジ
装置か均等に動作して円滑に折畳まれる。そしてこれら
の特性はロック面のプロフィルを適宜に選定することに
より所望のように設定しつる。
一方第6図におけるグラフY°およびZ′は全体として
ほぼ一様な下向傾向を呈し、特にグラフY゛についてみ
ると、第5図のものに比して小さなロック解除力にて短
い解除ストロークでロック状態か解除されてしまうこと
がわかる。またグラフY′および2゛の初期においてグ
ラフX°と接近しているので、第4図のものにおける上
記各作用を営み難いことが明らかである。そしてまた前
記3リンク3関節方式のリンク機構25ではこの特性を
変更しつる自由度が極めて小さい。
第4図に戻り、ステップ■はアンロック状態にあって折
畳運動か進行している態様を、またステップ■はこの連
動が更に進行した態様をそれぞれ示す。上記の連動過程
において、カムホロワ53はカム道63に弾接しながら
リンクアーム51の前記トルクTに対抗し、その反作用
としてメンバ17には折畳方向AへのモーメントM (
M+ −Mt )が附加される。そしてモーメントMは
リンクアーム51の姿勢角0(θ1゜θ2)のrjJa
となり、この姿勢角0は更にカムホロワ53とカム道6
3との接点P (PI 、 P2 )の極座標(座標角
ψ(ψ8.ψ2))の関数となるから結局トルクTとカ
ム道63のプロフィルとによってそのときどきのモーメ
ントMが定まる。
したがってメンバ17の角速度かカム道63に設定した
プロフィルに応じて変化しつつ最終にはステップ■のよ
うにメンバ18に衝当って折畳まれ、また展開のときは
上記と反対の過程なたどってヒンジアーム41と42と
が突当る。したかって上記各過程における角加速度条件
をプロフィルにより決定して突当りの際の衝撃(flを
許容限以下に設定するのである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ロックおよびアン
ロックのためのリンク機構をそなえるヒンジ装置におい
て、展開および折畳過程における加速度条件を所望のよ
うに設定しつることでこれら過程の終期における衝撃を
緩和でき、また精度管理か容易なことで機能的ばらつき
を僅少に抑え得て再現性の高い動作な営なませることか
できる。よってかかるヒンジ装置を多数使用する伸展マ
ストなどの宇宙構築物の利用価値を格段と高めうるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した断面図、第2図は第
1図の■−■線視線面断面図3図は第1図および第2図
の要部を斜めからみて鎖部の機構を要約して説明する図
、第4図は上記実施例の作用説明図、第5図は上記実施
例についての実験結果を示したグラフ、第6図は従来の
装置についての実験結果を示したグラフ、第7図は従来
の装置を例示した断面図、第8図ないし第11図は本発
明を適用する装置例としての伸展マストを示した図であ
って、第8図は伸展形態の説明図、第9図の折畳収納形
態の説明図、第10図は折畳、伸展途上の形ぷ説明図、
第11図は折畳、伸展動作の説明図である。 17.18−・・メンバ  40・・・ヒンジ装置44
・・・ヒンジピン   50・・・リンク機構s i−
・・リンクアーム  52−・・基端ボス53・・・カ
ムホロワ   54・・・リンクビン55−・・附勢手
段(トルクスプリング)56・・・ストウパ    6
0−・・リンクカム61・・・カム面     62・
・・ロック面63・・・カム道     65・・・ア
ンロック機構特許出願人   日産自動車株式会社 代  理  人     弁理士  土  槁  皓1
14図 1s5図 M!F!ストIllI−7llll− 7s(図 角!7象ストロー2ズmm) 第7 図 第11図 ;L表にネ市正−1) ■(和61年121¥4 日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヒンジピンによって一対のメンバを展開姿勢と折畳姿勢
    との間で回動可能に連結するとともに、これらの両メン
    バに連係させたリンク機構の該連係部を展開姿勢にあっ
    てはオーバセンタ位置に置いてこの姿勢のロックをなし
    、またこの連係部をオーバセンタ位置から外すことによ
    ってアンロックをするようにしたヒンジ装置において、
    一方のメンバ側に基端部を支承し他方のメンバ側に遊端
    部を配してこの遊端部にカムホロワを設けたリンクアー
    ムと、リンクアームをヒンジピンから遠去ける向きへの
    回動傾向に附勢する附勢手段と、展開姿勢においてこの
    附勢されたリンクアームをオーバセンタ位置で受止める
    ストッパと、他方のメンバに固定したリンクカムとを有
    し、リンクカムのカム面には、それぞれカムホロワと連
    係しつつ、オーバセンタ位置においてリンクアームを自
    由回動不能に拘束するロック面と、ロック面に続いてヒ
    ンジピン側へ延びるカム道とを形成して構成したヒンジ
    装置。
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