JPS6366423A - 分光照射装置 - Google Patents

分光照射装置

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JPS6366423A
JPS6366423A JP21214086A JP21214086A JPS6366423A JP S6366423 A JPS6366423 A JP S6366423A JP 21214086 A JP21214086 A JP 21214086A JP 21214086 A JP21214086 A JP 21214086A JP S6366423 A JPS6366423 A JP S6366423A
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JP
Japan
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lens system
light
convex lens
monochromator
wavelength
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JP21214086A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Shimizu
良祐 清水
Michio Tajima
道夫 田島
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Atago Bussan Co Ltd
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Atago Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モノクロメータを利用した分光照射装置に関
する。
(従来の技術) この種の分光照射装置において、分光すべき多色光を効
果的に集光してこれをモノクロメータの入射スリットに
入射する技術は、モノクロメータの出射強度を上げるた
めに重要な技術である。また、モノクロメータの出射光
を、例えば物質の励起のためにこれに照射するような場
合に、単位面積当りの照射光の強度をいかに向上させる
かは出射光の効果的な集光技術の如何にかかっている。
特に、レンズの素材の屈折率が急変する紫外領域では、
効率的な集光はきわめて重要である。
従来、モノクロメータの入射スリットの位置へ集光する
には次のような光学素子を利用している。
すなわち、(1)凹面鏡、(2)楕円面鏡または放物面
鏡、(3)凸レンズ(単レンズまたは複合レンズ)を利
用している。
(発明が解決しようとする問題点) これらの光学素子のうち、凹面鏡は、反射による集光な
ので、色収差が無くて良い。しかし、必ずある角度で反
射させて用いるので非点収差が避けられず集光効率は低
下する。また、実際の光学配置上関口角を大きくとれな
い。さらに、光源から入射スリットまでの光軸が一直線
でないので装置の構成上不便である。
楕円面鏡または放物面鏡は各種の収差に関しては問題が
少ない。しかし、やはり光軸が一直線でないので装置の
構成上不便である。そして高価である。
凸レンズは光軸が一直線となり使用に便利である。そし
て、開口角はかなり大きくとれて集光効率も上がる。し
かし、単レンズの場合、球面収差や色収差が大きい。球
面収差は、レンズの断面形状のベンディングおよび複数
レンズへの分割によりある程度補正が可能であるが、色
収差の問題が残る。広い波長領域をカバーするモノクロ
メータにあっては、ある特定波長で焦点を合わせても、
この特定波長から波長が遠く離れるほど入射スリット上
で焦点が合わなくなり、集光効率が低下する。この問題
を解決するため屈折率の異なる異種素材を組み合わせた
複合レンズ系を用いて色収差の補正を行うことも考えら
れる。この場合、素材によっては紫外線あるいは赤外線
を吸収遮断するので可視光領域でしか使えない。一般に
、普通のガラスは紫外線を通さない。紫外線を通す材質
は石英や螢石であり、これらの材質で複合レンズを作っ
た場合には色収差の補正はある程度可能である。しかし
、紫外から赤外にわたる広い波長領域で完全に色収差を
補正することは不可能である。
また、螢石は加工しにくく高価である。
したがって、本発明の目的は、モノクロメータの入射ス
リットへの集光およびモノクロメータの出射光の試料へ
の集光にあたって、配置に便利な凸レンズ系を利用でき
、しかも、色収差を完全に取り除くことのできる分光照
射装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による分光照射装置は
、光源と、モノクロメータと、モノクロメータの入射ス
リットと光源との間に配置して光源の光を入射スリット
に集める光学系と、モノクロメータの出射スリットと試
料との間に配置してモノクロメータの出射光を試料上に
集める凸レンズ系を有する分光照射装置において、モノ
クロメータの出射光が試料の位置に結像できるように前
記凸レンズ系を光軸に沿って移動できる構成としたもの
である。
色構成は、光源と、モノクロメータと、モノクロメータ
の入射スリットと光源との間に配置して光源の光を入射
スリットに集める第1の凸レンズ系と、モノクロメータ
の出射スリットと試料との間に配置してモノクロメータ
の出射光を試料上に集める第2の凸レンズ系を有する分
光照射装置において、第1の凸レンズ系と第2の凸レン
ズ系をそれらの光軸に沿ってそれぞれ移動可能とし、光
源からの光のうちモノクロメータの出射波長と等しい波
長成分の光が入射スリットの位置に結像できるように第
1の凸レンズ系を移動できる構成とし、さらに、モノク
ロメータの出射光が試料の位置に結像できるように第2
の凸レンズ系を移動できる構成としたものである。
上記構成によれば、本発明の目的を完全に達成すること
ができる。
(実施例つ 以下、図面等を参照して本発明をさらに詳しへ説明する
第1図は、本発明の一実施例を適用した分光螢光光度計
の構成図であり、コンピュータ部分以外は平面構成を示
す図である。
この分光螢光光度計は、キセノンランプ1から試料2に
至る分光照射袋にと、試料2から光検出器3および増幅
器4に至る螢光分光測定装置とに大別される。そして、
本発明の一実施例は、前者の分光照射装置に適用されて
いる。なお、光検出器3は、光電子増倍管等を使用でき
るが、波長が11000n以上の場合にはPbS光検出
素子。
Ge光検出素子が適している。
第1図において、分光照射装置は、ランプハウス5と、
第1の凸レンズ系6と、励起用モノクロメータ7と、第
2の凸レンズ系8とを直列に配置して構成しである。ラ
ンプハウス5の内部にはキセノンランプ1を配置し、そ
の背後には反射ミラー9を設けである。
第1の凸レンズ系6には3枚のレンズを組み合わせて固
定してあり、第1の凸レンズ系6全体は第1の移動装置
10に取り付けである。第1の移動装置10は、入力パ
ルス数に応じて回転するステッピングモータ11と、ス
テッピングモータ11に接続した送りネジ12と、送り
ネジ12にかみあわせた移動ステージ13とから成る。
そして、移動ステージ13を第1の凸レンズ系6に固定
する。送りネジ12は第1の凸レンズ系6の光軸と平行
に配置してあり、第1の凸レンズ系6はその光軸に沿っ
て移動可能となる。もちろん、ランプハウス5や入射ス
リット14などは固定状態にある。
モノクロメータ7は、入射スリット14と、平面反射ミ
ラー15と、コリメータミラー16と、平面回折格子1
7と、カメラミラー18と、平面反射ミラー19と、出
射スリット20とから成る。
モノクロメータ7のこれらの構成はよく知られたもので
あり、その詳しい説明は省略する。平面回折格子17は
モータ21によって回転移動できて、出射スリン1−2
0に現れる出射光の波長を調整できるようになっている
第2の凸レンズ系8は、やはり3枚のレンズを組み合わ
せて固定してあり、第2の凸レンズ系8全体は第2の移
動装置22に取り付けである。第2の移動装置22の構
成は上述の第1の移動装置10の構成と同様である。し
たがって、第2の凸レンズ系8も、その先軸に沿って移
動可能となる。
試料2から増幅器4に至る螢光分光測定装置は本発明の
実施例を構成するものではないが、その構成を簡単に説
明する。この螢光分光測定装置は、凸レンズ系23と、
螢光用モノクロメータ24と、光検出器3と、増幅器4
とを直列に接続して構成してあり、増幅器4の出力はコ
ンピュータ25に入力しである。凸レンズ系23は3枚
のレンズを組み合わせて構成しているが、そのうちの2
枚のレンズ26.27は移動装置28に取り付けてあり
、残りの1枚のレンズ29は固定状態となっている。
次に、第1図に示す分光螢光光度計の動作を、分光照射
装置の動作を中心として説明する。試料ハウジング30
の中の試料2に、所望の波長の単色光を照射しようとす
る場合、まず、回折格子17の回転角度を所定の位置に
調整する。その回転角度位置とモノクロメータ7の出射
波長との関係はあらかじめ求めておく。本実施例では、
キーボード31で所望の波長をコンピュータ25に入力
すれば、回折格子17が所定の回転角度位置となるよう
にモータ21が作動する。このとき、第1の凸レンズ系
6が自動的にその光軸に沿って移動し、モノクロメータ
7の出射波長に通した位置で停止する。すなわち、コン
ピュータ25からの信号によって、第1の移動装置10
のステッピングモータ11が回転し、所定の距離だけ移
動ステージ13が移動し、その結果として第1の凸レン
ズ系6が移動するのである。モノクロメータ7の出射波
長と、第1の凸レンズ系6の光軸方向の最適位置との関
係は、あらかじめキャリブレーション作業によって求め
ておき、これをコンピュータ25に記憶させておく。こ
のキャリブレーション作業については後述する。
第2の凸レンズ系8についても、第1の凸レンズ系6と
同様に、モノクロメ−タフの出射波長に合わせて自動的
にその光軸方向の位置が設定される。
キセノンランプ1から出た多色光は、直接に、あるいは
反射ミラー9に反射して、第1の凸レンズ系6のレンズ
に入射する。第1の凸レンズ系6を通過した光は、モノ
クロメ−タフの入射スリット14に集まる。このとき、
モノクロメータ7の出射波長と等しい波長成分の光は、
確実に入射スリット14の位置に結像する。というのは
、そうなるように第1の凸レンズ系6の光軸方向の位置
が設定されているからである。モノクロメ−タフの出射
波長から遠く離れた波長成分の光は、入射スリット14
の前後で結像するために、その一部しか入射スリット1
4を通過しないであろう。
入射スリット14を通過した光は、平面反射ミラー15
とコリメータミラー16とを経由して、平面回折格子1
7に達する。この回折格子17で回折した光のうち所望
の波長の光だけが出射スリット20に現れる。出射スリ
ット20を通過した出射光は、第2の凸レンズ系8に入
射する。そして、第2の凸レンズ系8を通過した光は確
実に試料2上に結像する。というのは、出射光の波長に
合わせて第2の凸レンズ系8の光軸方向の位置が設定さ
れているからである。
所望の波長の単色光で試料2を励起すると螢光が発生す
る。この螢光は、ある波長領域にわたったスペクトルと
なる。このスペクトルの強度を各波長ごとに測定するの
が、試料2から増幅器4に至る螢光分光測定装置である
。測定すべき波長に合わせて、あらかじめ螢光用モノク
ロメータ24の回折格子32を調節しておく。このとき
、凸レンズ系23のレンズ26.27の光軸方向の位置
も、測定すべき波長に合わせて自動的に設定される。こ
れらの動作およびそれに先立つキャリブレーションにつ
いては、既に述べた分光照射装置の場合と同様である。
試料から出た螢光は、凸レンズ系23に入射し、これを
通過した光はモノクロメータ24の入射スリット33に
集まる。このとき、測定すべき波長と等しい波長成分の
螢光は、確実に入射スリット33の位置に結像する。と
いうのは、そうなるように凸レンズ系23のレンズ26
.27の光軸方向の位置が設定されているからである。
入射スリット33を通過した螢光は、モノクロメータ2
4を通過し、測定すべき波長の螢光だけが光検出器3に
到達する。光検出器3の出力は、さらに増幅器4で増幅
されてコンピュータ25に入力される。
コンピュータ25では、測定すべき波長の螢光の強度が
ディスプレイ34上に表示される。
以上のようにして、特定の波長の単色光で試料を励起し
た場合の、特定の波長の螢光強度を測定できる。続いて
、螢光分光測定装置の測定波長を順次変更して螢光強度
を測定していけば、螢光スペクトルが得られる。さらに
、分光照射装置の設定波長を変更して同様の測定を行え
ば、異なる波長の単色光で励起した場合の螢光スペクト
ルが得られる。
ここで、コンピュータ25と分光螢光光度計との関係を
まとめると次のようになる。分光照射装置の波長を設定
する場合には、キーボード31で設定波長を入力する。
これに応じて、コンピュータ25から、回折格子17の
駆動モータ21と、第1の移動装置10のステッピング
モータ11と、第2の移動装置22のステッピングモー
タ35とに信号が送られ、回折格子17と、第1の凸レ
ンズ系6と、第2の凸レンズ系8とが、設定波長に適す
るように移動する0次に、螢光分光測定装置の測定波長
を設定する場合にも、キーボード31で設定波長を入力
する。これに応じて、コンピュータ25から、回折格子
32の駆動モータ36と、移動装置28のステッピング
モータ37とに信号が送られ、回折格子32と凸レンズ
系23のレンズ26.27とが、設定波長に適するよう
に移動する。螢光分光測定装置の増幅器4の出力はコン
ピュータ25に入力されてディスプレイ34上に螢光強
度が表示される。
なお、第1図では、本発明に係る分光照射装置と、螢光
分光測定装置、とを組み合わせて、分光螢光光度針を構
成しであるが、分光照射装置単独で、あるいは螢光分光
測定装置以外の装置と組み合わせることによって、本発
明を分光螢光光度計以外の用途に利用することもできよ
う。
−〔キャリブレーションの実例〕 第2図は、特定の波長の光が入射スリット14の位置に
結像できるように第1の凸レンズ系6を光軸方向に移動
させた場合の、レンズ系の移動距離と波長との関係を示
したグラフである。レンズ系の移動距離は、波長が80
0nmのときの位置を基準とした。レンズ系がキセノン
ランプ1の方向に移動する場合を負の移動距離、モノク
ロメ−タフの方向に移動する場合を正の移動距離としで
ある。使用したレンズ系の光源側から見た開口数は0.
96.焦点距離は48mmである。モノクロメータ側か
ら見た開口数は4.3で、使用するモノクロメータの開
口数と一致させている。
この場合、波長が632.8nmから1500nmに変
化するに連れて、レンズ系は約2.5 m mだけ移動
させる必要がある。第2図に示した関係はコンピュータ
25に記憶させてお(。
第3図は、モノクロメ−タフの出射スリット20を通過
する特定の波長の出射光が試料2上に結像できるように
第2の凸レンズ系8を光軸方向に移動させた場合の、レ
ンズ系の移動距離と波長との関係を示したグラフである
。レンズ系の移動距離は、波長が800nmのときの位
置を基準とした。レンズ系が試料2の方向に移動する場
合を負の移動距離、モノクロメータ7の方向に移動する
場合を正の移動距離としである。使用したレンズ系の試
料側から見た開口数は0.96、焦点距離は75mmで
ある。モノクロメータ側から見た開口数は4.3で、モ
ノクロメータの開口数と一致させている。この場合、波
長が632.8nmから15QQnmに変化するに連れ
て、レンズ系は約4mm移動させる必要がある。第3図
に示した関係も同様にコンピュータ25に記憶させてお
く。
〔実験例〕
以下の第1表は、第2の凸レンズ系8を移動可能にした
°ことに伴う集光効率の改善比を示す。レンズ系の諸元
は第3図の場合と同じである。第1表の結果の測定方法
を説明する。まず、試料2の位置に、直径1mmの開口
を設けた坂を配置する。
開口の背後には光検出器を設定する。そして、モノクロ
メータ7の選択波長を500 nmに設定する。同時に
第2の凸レンズ系8の光軸方向の位置も選択波長500
 nmに適するように移動する。
この状態でキセノンランプ1を点灯させ、光検出器の出
力を記録する。このときの出力は5 m vである。次
に、モノクロメータ7の選択波長を11000nに設定
する。この場合、まず、第2の凸レンズ系8は波長50
0nmに適する状態のままに固定しておいて、光検出器
の出力を測定する。このときの出力は1.25mvであ
る。次に、第2の凸レンズ系を波長11000nに適す
る状態にさせて、光検出器の出力を測定する。
このときの出力は2.25 m vである。2.25 
m vを1.25mvで割った値が1.80である。す
なわち、第2の凸レンズ系8を波長11000nに適す
る状態に移動させることによって、光強度が1゜8倍に
なったわけであり、集光効率が改善された。
第1表における「レンズ系固定」の意味は、上述のよう
に、第2の凸レンズ系8を波長50Qnmに適する状態
のままに固定しておくことである。
同様に、モノクロメータ7の選択波長を1600nmま
で順次変更して、各選択波長での集光効率の改善比を求
めることができる。
第2表は、第1図に示す分光螢光光度計の全体としての
集光効率の改善比を示す。第2表を求めたときの条件は
次の通りである。試料2の位置には、幅0.5mm、高
さ2mmの紙を置いて、紙の反射光を螢光分光測定装置
に入射した。入射スリット14と出射スリット20の幅
は、それぞれ0゜25mmとした。入射スリット33と
光検出器3の前の出射スリット(図示せず)の幅は、そ
れぞれ50μmとした。第1の凸レンズ系6の諸元と、
第2の凸レンズ系8の諸元は、第2図および第3図の場
合と同じである。凸レンズ系23の試料側から見た開口
数は0.86.焦点距離は65mmである。モノクロメ
ータ側から見た開口数は4.3で、モノクロメータの開
口数と一致させている。第2表における「照射側非同期
」の意味は、励起用モノクロメータ7のそれぞれの選択
波長に対して、第1の凸レンズ系6と第2の凸レンズ系
8とを、波長500nmに適する状態のままに固定して
おくことである。
第1表 第2表 「測定側非同期」の意味は、螢光用モノクロメータ24
のそれぞれの選択波長に対して、凸レンズ系23のレン
ズ26.27を、波長500 nmに適する状態のまま
に固定しておくことである。「測定側同期」の意味は、
螢光用モノクロメータ24のそれぞれの選択波長に応じ
て、凸レンズ系23のレンズ26.27を、それらの選
択波長に適するように移動することである。
第2表の数値は次のように読む。すなわち、励起用モノ
クロメ−タフの選択波長と螢光用モノクロメータ24の
選択波長をそれぞれ800nmとし、「照射側非同期」
かつ「測定側同期」の状態で、光強度を測定する。次に
、各モノクロメータはそのままの状態で、照射側と測定
側のすべてのレンズ系を最適状態(「照射側同期」かつ
「測定側同期」)にして、光強度を測定する。後者の光
強度を前者の光強度で割った数値が2.5である。
すなわち、照射側を非同期状態から同期状態にすること
によって、集光効率が2.5倍改善されたのである。さ
らに例を述べれば、各モノクロメータの選択波長を16
00nmとした場合、照射側と測定側を、共に、非同期
状態から同期状態にすることによって、集光効率は22
倍改善されるのである。
(変形例) なお、ランプハウス5の内部にはキセノンランプの代わ
りにハロゲンランプを使うこともできる。
ハロゲンランプを使用するときは、第1の凸レンズ系は
使用せず、固定の反射ミラーを用いている。これはキセ
ノンのような発光点の小さいものではなく、フィラメン
ト面積が大きいので入射スリット開口部分をカバーして
充分あまりがあり、色収差によるボケにあまり神経質に
ならなくてよいからである。出射側(サンプル照射側)
には、もちろん第2の凸レンズ系を用いている。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の分光照射装置は、光源から
の光のうちモノクロメータの出射波長と等しい波長成分
の光が入射スリットの位置に結像できるように第1の凸
レンズ系を移動できる構成とし、さらに、モノクロメー
タの出射光が試料の位置に結像できるように第2の凸レ
ンズ系を移動できる構成としたので、凸レンズ系の色収
差を取り除くことができて、光源から試料に至るまでの
、モノクロメータの出射波長に対する集光効率が改善さ
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を適用した分光螢光光度計
の構成図であり、コンピュータ部分以外は平面構成を示
す図、 第2図は、特定の波長の光がモノクロメータの入射スリ
ットの位置に結像できるように第1の凸レンズ系を光軸
方向に移動させた場合の、レンズ系の移動距離と波長と
の関係を示したグラフ、第3図は、モノクロメータの出
射スリットを通過する特定の波長の出射光が試料上に結
像できるように第2の凸レンズ系を光軸方向に移動させ
た場合の、レンズ系の移動距離と波長との関係を示した
グラフである。 1・・・キセノンランプ 2・・・試料 6・・・第1の凸レンズ系 7・・・励起用モノクロメータ 8・・・第2の凸レンズ系 10.22・・・移動装置 14・・・入射スリット 20・・・出射スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光源と、モノクロメータと、モノクロメータの入
    射スリットと光源との間に配置して光源の光を入射スリ
    ットに集める光学系と、モノクロメータの出射スリット
    と試料との間に配置してモノクロメータの出射光を試料
    上に集める凸レンズ系を有する分光照射装置において、
    モノクロメータの出射光が試料の位置に結像できるよう
    に前記凸レンズ系を光軸に沿って移動できる構成とした
    ことを特徴とする分光照射装置。
  2. (2)光源と、モノクロメータと、モノクロメータの入
    射スリットと光源との間に配置して光源の光を入射スリ
    ットに集める第1の凸レンズ系と、モノクロメータの出
    射スリットと試料との間に配置してモノクロメータの出
    射光を試料上に集める第2の凸レンズ系を有する分光照
    射装置において、第1の凸レンズ系と第2の凸レンズ系
    をそれらの光軸に沿ってそれぞれ移動可能とし、光源か
    らの光のうちモノクロメータの出射波長と等しい波長成
    分の光が入射スリットの位置に結像できるように第1の
    凸レンズ系を移動できる構成とし、さらに、モノクロメ
    ータの出射光が試料の位置に結像できるように第2の凸
    レンズ系を移動できる構成としたことを特徴とする分光
    照射装置。
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