JPS636553Y2 - - Google Patents

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JPS636553Y2
JPS636553Y2 JP1982011827U JP1182782U JPS636553Y2 JP S636553 Y2 JPS636553 Y2 JP S636553Y2 JP 1982011827 U JP1982011827 U JP 1982011827U JP 1182782 U JP1182782 U JP 1182782U JP S636553 Y2 JPS636553 Y2 JP S636553Y2
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JP
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ring body
flange
outer ring
pipe
flanges
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JP1982011827U
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JPS58114984U (ja
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、その内部通路の静浄・滅菌などを頻
繁に行なう必要のある食品機械用配管の継手部構
造に関するものである。
近年、食品業界においては、その製造プロセス
の自動化が押し進められており、多種多様な流体
が複雑なパイプラインを通して輸送されている。
このような食品機械用の配管においては、衛生上
の観点から、その内部通路のどの地点でも液溜り
が生じないような対策が施されていることが望ま
れる。そのためには、二つの配管が同軸上で接続
されていることが基本であるから、上記対策とし
ては、配管継手部を繰り返し着脱しても、二つの
配管相互間に芯ずれが生じないようにしておく必
要がある。
そこで、従来は、その芯ずれ防止機構を備えた
継手部構造として、第1図に示されたものが採用
されていた。すなわち、従来の継手部1は、二つ
の配管2,3の端部に設けられているフランジ
4,5の内周部相互間にシール部材6をその内周
面6aが上記配管2,3の各内周面2a,3aよ
りも外側へ退入した状態で介在させ、つぎに、一
対のフランジ4,5をボルト7を用いて締付ける
ことにより、シール部材6をその内周面6aが配
管2,3の各内周面2a,3aと面一状になる程
度に変形させていた。この場合、二つの配管2,
3が同軸上で接続されるように、シール部材6を
一方のフランジ4に固定するとともに、その外端
面に環状突起8aを形成し、この環状突起8aを
他方のフランジ5に形成した環状溝部8bに嵌合
させる構成が採られていた。
しかしながら、このような継手装置1にあつて
は、一方の配管2を他方の配管3から取外する場
合には、ボルト7を取外してから、環状突起8a
と環状溝部8bとを相互に離脱させるために、二
つの配管2,3の双方または一方をその軸心方向
に移動させて両者間に隙間を形成させた後、一方
の配管2をフランジ4,5の各対向面4a,5a
と平行な方向に引き抜くことを要したため、その
操作が面倒であつた。また、配管2,3の内部通
路を洗浄・滅菌する際には、この内部通路に熱湯
を通過させるが、そのときに配管2,3が熱膨張
するのに伴なつてシール部材6に変形が生じるこ
とがある。このような事態が生起されると、上記
内部通路内へシール部材6の内周面6aが突出し
たり、二つの配管2,3間で芯ずれが生じて、こ
れらが液溜りの原因となることがある。さらに、
配管2,3の芯合せ用としてシール部材6に形成
されている環状突起8aは、たとえばゴム、樹脂
などのような金属よりも軟質の素材で構成される
ので、一方の配管2の着脱時に他方の配管3のフ
ランジ5と干渉するのを避けられないため、損傷
し易い状態にあり、これが損傷すると初期の芯出
し機能が発揮されなかつたり、再使用不可能にな
る。
本考案は以上の事情にかんがみてなされたもの
であり、相互に結合される一対のフランジの一方
を、これと同心状の円周面上で外周リング体と内
周鍔状体とに二分割するとともに、外周リング体
を内周リング体に対して同心状に嵌合する位置と
その後退位置との間で進退自在に構成することに
よつて、他方のフランジに固着された配管の着脱
を容易にし、また、両フランジ間に介在されるシ
ール部材の変形量を所定のものに確実に設定する
ために、いわゆるメタルタツチ方式を採用し、さ
らに、二つの配管ないしフランジを同軸上で確実
に接続するために、テーパ嵌合方式を採用した継
手装置を提供することを目的とする。
つぎに、本考案を図示した実施例にしたがつて
説明する。
第2図および第3図において、11,11は、
相互に間隔をあけて同心状に対向配置された食品
機械用の固定配管を示し、それらの間に、バルブ
12が介在される。上記配管11はその端部にフ
ランジ13を一体に有する。第3図から明らかな
ように、このフランジ13は、固定配管11と同
心状の円周面上で外周リング体14と内周リング
体15とに二分割される。具体的には、外周リン
グ体14が段付部16を挟んでその外側部に大径
孔部17、その内側部に小径孔部18を同心状に
有し、これに対して内周リング体15が、上記段
付部16に係合する係合段部19の外側に上記大
径孔部17の嵌脱を許す鍔状部20、その内側に
上記小径孔部18の嵌脱を許す小径部21をそれ
ぞれ有する。また、外周リング体14の外端面は
平面座22として構成され、この平面座22と上
記大径孔部17との間に、外拡がり状の環状テー
パ面23が形成される。一方、バルブケーシング
24に形成されている入口部又は出口部の接続口
部25は、その端部に、上記フランジ13に着脱
されるフランジ26を備える。このフランジ26
は、上記外周リング体14の平面座22に当接さ
れる環状平面座27をその外周部に有し、また、
上記内周リング体15に当接する突出部28をそ
の内周部に有する。そして、この突出部28は、
その外周面が上記環状テーパ面23に対して嵌脱
自在なテーパ面29とされるとともに、シール部
材30を嵌着状に保持する凹入孔31を備える。
また、この凹入孔31は蟻溝部31aを備えてお
り、シール部材30は、この蟻溝部31aに嵌入
されてその抜け落ちが防止される。この場合、シ
ール部材30は、自然状態では、第3図中に仮想
線で示されるように、その内周面30aが上記接
続口部25の内周面25aよりも外方へ退入した
レベルとなるものが使用される。32は結合用ボ
ルトを示し、これは、上記外周リング体14およ
びフランジ26にそれぞれ形成された貫通孔3
3,34に挿入されて、その端部にナツト35が
締付状に螺合される。
上記において、一組の固定配管11,11の相
互間にバルブ12を取付ける場合には、まず、外
周リング体14を内周リング体15から後退させ
た状態でバルブ12を一組の固定配管11,11
相互間に挿入して、その突出部28を内周リング
体15に突合わせる。バルブ12の挿入方向が矢
印Aで示される。つぎに、外周リング体14を前
進させてその大径孔部17を内周リング体15の
鍔状部20に外嵌させる。これによつて、外周リ
ング体14が内周リング体15ないし固定配管1
1に対して正確に芯出しされるのと同時に、その
環状テーパ面23がフランジ26の突出部28に
外嵌される。
つづいて、外周リング体14およびフランジ2
6の各貫通孔33,34にボルト32を挿込み、
その端部にナツト35を締込む。ボルト32とナ
ツト35との締付けによつて、外周リング体14
およびフランジ26の各平面座22,27同士が
当接し、また、これらが当接してその締付けが完
結した時点においては、シール部材30が内周リ
ング体15によつて押圧されて変形し、その内周
面30aが膨出して接続口部25の内周面25a
と面一状になる。このとき、接続口部25と配管
11とが同心状に接続されておれば、これら両者
の内周面25a,11aはシール部材30の内周
面30aによつて面一状に連続する。この点に関
し、ボルト32とナツト35とを締付けるのに伴
なつて、フランジ13の突出部テーパ面29が外
周リング体14の環状テーパ面23に案内される
から、接続口部25は、その軸心が配管11の軸
心に合致する方向へ徐々に移行する。その結果、
外周リング体14とフランジ26との各平面座2
2,27が当接して締付けが完了した時点では、
接続口部25と配管11とが確実に同心状に設定
されることになり、それらの内周面25a,11
aがシール部材30の内周面30aによつて面一
状に連続される。
この状態では、その内部通路36に液溜りが生
じる余地はなく、また、熱湯を通して滅菌する場
合に接続口部25や配管11が膨張しても、これ
ら相互の芯出しがいわゆるメタルタツチである環
状テーパ面23,29の接触によつて維持されて
いるので、その芯ずれが生じることはない。した
がつて、滅菌後においても内部通路36に液溜り
が生じることはない。
つぎに、バルブ12をそのメンテナンスのため
に配管11から取外す場合を説明する。
この場合は、まず、ボルト32およびナツト3
5を取外した後、外周リング体14を内周リング
体15に対する嵌合位置から後退させ、つぎに、
バルブ12を一組の配管11,11相互間から、
矢印Bのように、内周リング体15の端面に平行
に引き抜く。このようにすると、シール部材30
は、内周リング体15の端面に摺接して引き抜か
れるだけであるから損傷するおそれはない。
なお、上記実施例では、固定配管11とバルブ
12の接続口部25との継手装置を説明したが、
これは、配管同士の接続でも全く同様である。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、シール部材は、一対のフランジのメタルタツ
チによる当接状態で結合することによつて常に一
定の形状に押圧変形され、しかもその状態では、
シール部材の内周面によつて各フランジ各別に設
けられた配管の各内周面が面一状に連続されるた
め、液溜りなどが生じる余地はない。加えて、上
記の状態で、内部通路を洗浄・滅菌する目的で熱
湯を通しても、一方のフランジが外周リング体と
配管に一体形成された内周リング体とに分割され
ており、しかも、外周リング体に対して他方のフ
ランジが芯出しされているので、その熱影響が外
周リング体に及びにくく、その結果、芯ずれを生
じることがなくなる。また、外周リング体は内周
リング体に対して同心状の嵌合位置とその後退位
置との間で進退自在であるので、両フランジの結
合時には、これら一対のフランジが芯ずれを起こ
さないように相互に係合されているにもかかわら
ず、いずれかのフランジの着脱時には、外周リン
グ体とこのフランジとの係合状態を解除できるの
で、その着脱を、固定側フランジを管路方向に移
動させることなく、容易かつ迅速に行なうことが
できるようになる。このことは、多くのバルブが
集中的に狭いスペースに配備されるような食品機
械用配管において、そのメンテナンスに要する時
間を短縮し、かつ、労力を軽減する上で特に有意
義である。さらに、一対のフランジを相互に結合
する場合に、内周リング体に同心状に嵌合した外
周リング体のテーパ状嵌合部に他方のフランジの
テーパ状嵌合部が案内されるために、両フランジ
は、常に、確実に同心状に設定されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の要部を拡大した断面図、第2
図は食品機械用配管の部分側面図、第3図は本考
案実施例の要部を拡大した断面図である。 11……固定配管、11a……固定配管内周
面、12……バルブ、13,26……フランジ、
14……外周リング体、15……内周リング体、
16……段付部、17……大孔径部、18……小
孔径部、19……係合段部、20……鍔状部、2
1……小径部、23……環状テーパ面、25……
接続口部、25a……接続口部内周面、29……
テーパ面、30……シール部材、30a……シー
ル部材内周面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に結合される一対のフランジの一方を、こ
    れと同心状の円周面上で外周リング体と内周リン
    グ体とに二分割するとともに、外周リング体には
    段付部を挟んで外側部の大孔径部と内側部の小孔
    径部を同心状に形成し、内周リング体は連結する
    配管の一方に一体形成し、かつ上記段付部に係合
    する係合段部とその外側の鍔状部および内側の小
    径部を形成することにより、外周リング体を内周
    リング体に対して同心状に嵌合する位置とその後
    退位置との間で進退自在に構成し、この外周リン
    グ体と他方のフランジとの間に、これらを相互に
    芯出しするためのテーパ状の相対嵌合部を設ける
    とともに、上記外周リング体と他方のフランジと
    をそれらの対向面が相互に当接するように結合さ
    せた状態では、上記内周リング体を設けた一方の
    配管と上記他方のフランジを一体形成した他方の
    配管の各内周面を面一状に連続させる内周面を備
    えたシール部材を、上記内周リング体と他方のフ
    ランジとの間に介在させたことを特徴とする食品
    機械用配管の継手部構造。
JP1182782U 1982-01-29 1982-01-29 食品機械配管の継手部構造 Granted JPS58114984U (ja)

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JPS58114984U JPS58114984U (ja) 1983-08-05
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4981912A (ja) * 1972-11-17 1974-08-07
JPS528083U (ja) * 1975-06-30 1977-01-20
JPS5310117A (en) * 1976-07-14 1978-01-30 Nederlandse Offshore Co Structural bodies having at least one of cavity submersible completely

Patent Citations (3)

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JPS58114984U (ja) 1983-08-05

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