JPS6365382B2 - - Google Patents

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JPS6365382B2
JPS6365382B2 JP59218225A JP21822584A JPS6365382B2 JP S6365382 B2 JPS6365382 B2 JP S6365382B2 JP 59218225 A JP59218225 A JP 59218225A JP 21822584 A JP21822584 A JP 21822584A JP S6365382 B2 JPS6365382 B2 JP S6365382B2
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JP
Japan
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charging
chamber
rate
dust
charging rate
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JP59218225A
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JPS6197055A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気集塵機(以下EPと略す)の間
欠荷電運転方法に関するものである。
(従来の技術) EPは高性能集塵機として一般的に知られてお
り、焼結、石炭プラント等における電気抵抗値の
高いダスト(1011〜1014Ωcm)を除去するのに、
特に有効である。
一般に、EPの集塵効率はコロナ放電が激しい
ほど、また電界強度が大きいほど大きくなり、電
極間の印加電圧を高くすればEPを能率的に運転
できる。しかし、排ガス中のダストの電気抵抗が
高く、逆電離を発生する場合は、逆電離の状態で
運転を継続すると集塵効率が低下し、かつ消費電
力も増加する。
そこで、特開昭56―70859号公報に開示されて
いるように、逆電離が発生前に電流を断とし、そ
の後電圧が低い値にもどり逆電離がおさまつた
後、再荷電すれば逆電離を発生することなく有効
に荷電できる。これにより集塵効率も上がり、電
流が断となつた分だけ消費電力も少なくてすむ。
このように、EPの間欠荷電方法は、従来の連続
荷電方法に対して集塵効率を低下させることな
く、省電力を図ることができるため、省エネルギ
ー技術として注目されてる。
しかしながら、従来のEP間欠荷電方法は、EP
が複数個の荷電室に区分されていて、各荷電室が
直列に配置されている場合、各荷電室の荷電率を
一様にしていたから、EPの電力消費量に無駄な
部分があり、又荷電室出口の含塵量に応じて、荷
電率を定めるものであつたから、集塵効率の点に
おいても改善すべきものがあつた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、最適な荷電率で省電力を図るEPの
間欠荷電運転方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、このような従来技術の問題点を有利
に解決するためになされたものであつて、本発明
の要旨は、荷電室が直列に複数個配置されている
電気集塵機において、各々の荷電室の荷電率を後
段に行くにしたがつて小さくすることを特徴とす
る電気集塵機の間欠荷電運転方法および電気集塵
機入口の含塵量を測定し、この信号により各荷電
室の荷電率を変化させる間欠荷電運転方法であ
る。
以下図面に基いて本発明を説明する。
第1図は本発明に係るEPを例示するブロツク
図であり、第2図は本発明の実施例で、荷電率と
消費電力及び集塵効率の関係を示す図であり、第
3図イ及びロは、EP内における含塵量と捕集エ
ネルギーの経時変化を模式的に示す図である。
本発明は、第1図に示すように、メインダクト
5の後に直列に配置した複数個の荷電室1,2,
3,4を有し、ブロアー8で含塵ガスを吸引し、
除塵後のガスを煙突9から排出するEPにおいて、
各々の荷電室の荷電率を後段に行くにしたがつて
小さくすることを特徴とする。
第2図は、各荷電室の荷電率を変化させて、そ
のときの集塵効率と消費電力を調査したものであ
り、荷電率1/1は100%荷電を示している。この図
に示すとおり、荷電室1の荷電率を1/4とし、次
の荷電室2の荷電率を1/8、その次の荷電室3の
荷電率を1/12、最後の荷電室4の荷電率を1/16と
したときには、全体の集塵効率が最も大となり、
消費電力は連続荷電時の1/10となつた。
即ち、複数個の荷電室を直列に配置したEPの
各荷電室の荷電率を後段程小さく、実施例では最
初の荷電室1の荷電率を1/4とし、以下各荷電室
の荷電率を、n×1/4(nは荷電室の順で2,3,
4)とすることによつて、集塵効率と消費電力の
両方を満足できた。
EP内を通過するガス中のダストは、まず荷電
室1において、電荷を受けて陽極板に吸着されて
槌打によつて払い落とされ、さらに荷電室1を通
過したガスは、荷電室2,3,4でも同様に電荷
を受けて順次吸着され、単位ガス量当りのダスト
濃度は次第に減少してゆき、また重力沈降によつ
て後段に行けば行くほど重いダストは減少する。
つまり、荷電室2においては、荷電室1の場合
に比較して、低濃度のダストを吸着することにな
るから、荷電室1でダストを吸着するに要した荷
電率とは異なつた荷電率で運転することが可能で
ある。同様に荷電室3,4でもダスト量は順次減
少してゆくから、荷電率を変えて運転することが
可能である。
このように、ガス中の単位体積当りのダスト量
は後段に行くにしたがつて少なくなるから、EP
でダストを捕集するための荷電量も少なくてす
む。つまり、後段に行くにしたがつて、荷電量を
小さくしても集塵効率を悪化させることなく、間
欠荷電の効果を十分発揮できる。
第3図イは、EP出口の含塵量の変化に応じて、
EP全荷電室の荷電率を変化させた際のダスト捕
集に必要な投入エネルギーを経時的に示した図で
ある。図中、鎖線a―1は1室捕集エネルギー
(以下4室まで同じ)、実線b―1は1室ダスト量
(以下4室まで同じ)、t1―t2=EP内滞留時間を示
した。従来はこの図に示すように、EP出口含塵
量を測定して、荷電率を変化させていたから、特
に前段のEPでは、投入エネルギーに対して効率
の悪い荷電となつていた。
第3図ロは本発明方法であつて、EP入口の含
塵量の変化に応じて、EP全荷電室の荷電率を変
化させた図である。この図に示すとおり、本発明
方法によれば、投入エネルギーに対して集塵効率
が優れていることが判る。ガス中の含塵量の測定
は、ダスト検出部7によつて行い、検出値を間欠
荷電制御部6へ入力して、ここから各荷電室1,
2,3,4へ前記検出値に基いて設定した荷電率
となるよう指令して、EP入口の含塵量によつて、
EP全荷電室の荷電率を制御する。
次に、本発明に係る各荷電室の荷電率の設定方
法について述べる。
第4図は、荷電室を4個直列に配置したEPに
ついて、各荷電室の荷電率についての実験結果で
あつて、4個ある荷電室のうち、荷電室1の荷電
率のみを変化させ、荷電室2,3,4を連続荷電
にて運転したときの集塵効率と、消費電力を示す
図である。この図から、荷電室1の荷電率を1/4
としたとき集塵効率が最もよく、消費電力は荷電
率の低下にともない、減少することが判る。
第4図により、荷電室1の荷電率は、1/4が最
もよいことが判つたので、荷電室1の荷電率を1/
4に固定し、荷電室2の荷電率のみを変化させる
実験を行つた。このとき荷電室3,4は連続荷電
とした。その結果を第5図に示す。この図から、
荷電室2の荷電率は1/8が最適であることが判る。
次に荷電室1の荷電率を1/4、荷電室2の荷電
率を1/8とし、荷電室4を連続荷電として、荷電
室3の荷電率を変化させた実験結果を第6図に示
すが、この図から荷電室3の荷電率は1/12が最適
であることが判つた。
このようにして、荷電室1,2,3の最適荷電
率を求めたので、荷電室1,2,3をそれぞれ最
適な荷電率として、荷電室4の荷電率を変化さる
実験を行い、第2図に示すように、荷電室4の荷
電率は1/16とするのがよいことを確認した。
以上のとおり、4個の荷電室の荷電率は、比例
的に後段に行くに従つて、小さい値とするのがよ
いことが判明した。この場合、各荷電室の内容積
は、同一として実験したものであるから、本発明
の技術的思想に従えば、荷電率を同一とした場
合、後段に行くに従つて、その内容積を比例的に
減少させることも有効であることが知れる。
第7図は、従来技術を示したもので、全荷電室
の荷電率を一率に変化させたときの集塵効率と消
費電の変化を示した図である。この図に示すよう
に、全荷電室の荷電率を一率で変化させた場合に
は、集塵効率では含塵量1/8で最大となり、1/16
以下では連続荷電時のレベルに満たなくなる。消
費電力は、荷電率を低くする程少なくなるが、前
記集塵効率が最大となる荷電率1/8では、連続荷
電時を100%とした場合に20%の値となることが
わかる。
(発明の効果) 第7図に示したとおり、従来の間欠荷電の運転
方法では、連続荷電時の消費電力に比較して、約
20%の消費電力ですむが、第2図に示す如く、本
発明による各荷電室ごとに最適な荷電率で運転す
ることによつて、連続荷電時の消費電力に比較し
て、約10%の消費電力ですむ。更にこの値は、従
来の間欠荷電の運転方法との対比においても、約
10%の省電力を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るEPを例示するブロツク
図、第2図は本発明の実施例で、荷電率と消費電
力及び集塵効率の関係を示す図表、第3図イ及び
ロは電気集塵機内における含塵量と捕集エネルギ
ーの経時変化を模式的に示す図表、第4図は荷電
室1の荷電率を変化させたときの集塵効率と消費
電力の変化を示す図表、第5図は荷電室2の荷電
率を変化させたときの集塵効率と消費電力の変化
を示す図表、第6図は荷電室3の荷電率を変化さ
せたときの集塵効率と消費電力の変化を示す図
表、第7図は全荷電室の荷電率を一率に変化させ
た際の集塵効率と消費電力の変化を示す図表であ
る。 1,2,3,4:荷電室、5:メインダクト、
6:間欠荷電制御部、7:ダスト検出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 荷電室が直列に複数個配置されている電気集
    塵機において、各々の荷電室の荷電率を、後段に
    行くにしたがつて小さくすることを特徴とする電
    気集塵機の間欠荷電運転方法。 2 電気集塵機入口の含塵量を測定し、この信号
    により各荷電室の荷電率を変化させることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の電気集塵機の
    間欠荷電運転方法。
JP21822584A 1984-10-19 1984-10-19 電気集塵機の間欠荷電運転方法 Granted JPS6197055A (ja)

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JP21822584A JPS6197055A (ja) 1984-10-19 1984-10-19 電気集塵機の間欠荷電運転方法

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JPS6197055A JPS6197055A (ja) 1986-05-15
JPS6365382B2 true JPS6365382B2 (ja) 1988-12-15

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5673563A (en) * 1979-11-19 1981-06-18 Nippon Cement Co Ltd Electric dust precipitator
JPS57147460A (en) * 1981-03-05 1982-09-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Electric dust collecting apparatus

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5673563A (en) * 1979-11-19 1981-06-18 Nippon Cement Co Ltd Electric dust precipitator
JPS57147460A (en) * 1981-03-05 1982-09-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Electric dust collecting apparatus

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JPS6197055A (ja) 1986-05-15

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