JPS6365215A - 液体燃料気化装置 - Google Patents

液体燃料気化装置

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JPS6365215A
JPS6365215A JP20944586A JP20944586A JPS6365215A JP S6365215 A JPS6365215 A JP S6365215A JP 20944586 A JP20944586 A JP 20944586A JP 20944586 A JP20944586 A JP 20944586A JP S6365215 A JPS6365215 A JP S6365215A
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liquid fuel
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vaporized
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英男 河村
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D11/00Burners using a direct spraying action of liquid droplets or vaporised liquid into the combustion space
    • F23D11/36Details, e.g. burner cooling means, noise reduction means
    • F23D11/44Preheating devices; Vaporising devices
    • F23D11/441Vaporising devices incorporated with burners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Spray-Type Burners (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関等を搭載した車両、トレーラ等の
車両、家庭用部屋、乾燥室、事務所、ビニールハウス等
の室に用いる間接又は直接的な暖房装置、乾燥装置、ボ
イラー、湯沸器等に適用できる燃焼器に使用されるもの
で、液体燃料を気化させて気化燃料を生成する液体燃料
気化装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば、車両の室内暖房については、内燃機関の
冷却水を温水配管で取出し、これをヒータ装置に導き、
間接的に熱交換を行って温風を室内に送り込んで室内暖
房を行っているものがある。
また、内燃機関とは無関係にバーナ即ち燃焼器によって
燃料を燃焼させて発生する熱量によって室内暖房を行う
自動車用暖房装置(例えば、特開昭60−252018
号公報参照)がある。更に、燃焼器の燃焼ガスを熱交換
器を経て機関の吸気ポートへ供給すると共に、この熱交
換器により加熱される空気を車室へ導くようにしたエン
ジンの暖機装置(例えば、特開昭61−79864号公
報参照)がある。
液体燃料気化装置の先行技術として、例えば、本出願人
による出願である特願昭60−137837号、特願昭
60−207330号、特願昭59−281162号等
に開示されたものがある。
まず、特願昭60−137837号に記載されたものに
ついて、第3図及び第4図を参照して概説する。液体燃
料気化装置40は外管47、内管48及び内管48に配
置されるグロープラグ等の加熱栓45から構成されてい
る。外管47は気化室へ開口する複数の噴孔49を備え
ており、燃焼室に突出する大径の閉鎖端壁に受熱体41
が形成される。受熱体41は、第4図に示すように、溝
44を設け、多数のフィン43が形成されている。
外管47の外端部には断熱ガスケット51を介して内管
48の外端部が螺合支持されている。内管48の外端部
に燃料供給管46が接続される一方、内端部は受熱体4
1の近くまで延び、かつ内管48と外管47との間に隙
間50が形成されている。
内管48の外端部に設けたねじ孔42に加熱栓45の基
端部が螺合支持され、この先端側加熱部が内管48との
間に隙間50を存して受熱体41の方へ突出される。
また、特願昭60−207330号に記載されたものに
ついて、第5図を参照して概説する。第5図において、
燃焼筒59の内部を周縁部に複数個の切欠通路53を有
する仕切板52により気化室54と周壁に空気導入孔5
5を有する燃焼室56とに仕切り、前記気化室54へ開
口する気化燃料噴出用のノズル57を有し且つ外周面に
フィン58を有する燃料気化装置Z 60を備えた燃焼
器が開示されている。燃料気化装置60は外管63にグ
ロープラグ等である加熱栓61が挿入されたものであり
、加熱栓61の一端には端子64が設けられている。外
管63内への加熱栓61の挿入は、燃料通路65を形成
されるように配置される。また、外管63には燃料供給
バイブロ2が取付けられている。加熱栓61は中実構造
であり、窒化ケイ素部材にタングステンから成る抵抗線
(図示省略)が埋込まれたものである。
更に、特願昭59−281162号に記載されたものに
ついて、第6図を参照して概説する。第6図において、
燃焼筒71内はハニカム通路69によって気化室67と
燃焼室68とに仕切られている。気化室67の上流端部
には空気導入孔を有する外周壁66が取付けられている
。空気ダクト73中に設けられて燃焼筒71内に斜めに
配設され、上部74より燃料を噴出させる噴出ロア2を
有した気化装置70を設けた急加熱用燃焼器が開示され
ている。気化装置70は外管76内にグロープラグ等で
ある加熱栓75が燃料通路77を形成するように挿入さ
れている。加熱栓75の一端には端子79が設けられ、
また外管76には燃料供給パイプ78が取付けられてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記内燃機関の冷却水を利用して室内暖
房を行うものについては、冷却水の温度上昇の速度が緩
慢であるためヒータ本体が温風を送り出すまでに長時間
を要し、その間はヒータの暖房機能はほとんどない状態
である。また、上記内燃機関とは無関係に燃焼器を用い
る自動車用暖房装置又はエンジンの暖機装置については
、燃焼の周期、排ガスの処理等に時間、手数を要し、複
雑な機構、制御装置を必要とし、また液体燃料を気化さ
せるのに長時間を要し、そのため気化燃料に対する点火
及び燃焼が遅れるという原因となっている等の問題点を
有している。
また、先行技術としての上記燃焼器に使用されている液
体燃料気化装置については、液体燃料をある程度までは
確実に且つ急速に気化させることはできるが、まだ十分
とは言えず、また、加熱栓の温度を燃焼器の状態に応じ
て適宜に調節することができず満足できるものではない
。次に前記先行技術についての問題点を説明する。
まず、第3図及び第4図に示されている特願昭60−1
37837号に記載された燃焼器の燃料気化装置につい
ては、燃焼が盛んになった後には、受熱体41によって
燃料気化装置の内管48の端部から外管47へ流入する
燃料が加熱気化されることとなり、燃焼器の運転開始後
は格別加熱栓に通電をしてなくても燃料の完全な気化が
達成され、消費電力の節減に役立つと共に、燃料の気化
効率が向上し、燃料の着火性が向上し且つ安定した燃焼
状態が得られるが、しかしながら、外管47内に内管4
8が配置され、その内管48内に中実構造のグロープラ
グである加熱栓45が配置されているものであり、液体
燃料が気化熱を得るための加熱栓45の放熱面積が小さ
く、そのため液体燃料が気化するため十分な気化熱を得
ることができず、気化した気化燃料の流れについて改善
の余地があり、液体燃料を急速に且つ確実に気化させ、
噴孔49から気化燃料を噴出させるという点では必ずし
も十分でなく、更に燃焼器の燃焼状態、液体燃料の種類
等に応じて加熱栓45の温度調節を行うことができず、
必ずしも満足できるものではないという問題点を有して
いる。
また、第5図に示された特願昭60−207330号及
び第6図に示された特願昭59−281162号に記載
された燃焼器に使用されている燃料気化装置60及び気
化装置70についても、第2図に示した気化装置と同様
に、加熱栓61及び加熱栓75は中実構造のもののみで
あり、そのため液体燃料が気化するため十分な気化熱を
得ることができず、液体燃料を急速に且つ確実に気化さ
せ、気化燃料噴出用のノズル57及び噴出ロア2から気
化燃料を噴出させるという点では必ずしも十分でなく、
更に燃焼器の燃焼状態、液体燃料の種類等に応じて加熱
栓45の温度調節を行うことができず、必ずしも満足で
きるものではないという問題点を有している。
この発明の目的は、上記の問題点を解消することであり
、燃料を急速度で気化して、気化燃料を燃焼させる燃焼
器に使用する液体燃料気化装置であり、グロープラグ等
の加熱栓によって液体燃料を急速に且つ確実に気化させ
て気化燃料を生成し、しかも前記加熱栓の温度分布を変
えて構成し、前記加熱栓の温度分布を最適状態に設定し
、更に前記筒体内への前記ヒータコアの取付けを強固に
することができる液体燃料気化装置を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解消し、上記の目的を達成
するために、次のように構成されている。
即ち、この発明は、外周面に受熱フィンを備えた筒体内
に筒状ヒータコアを嵌合し、前記ヒータコア内に燃料通
路を形成し、前記筒体の一端に気化燃料噴出パイプを取
付け、また前記筒体の他端に燃料導入パイプを取付けた
ことを特徴とする液体燃料気化装置に関し、更に具体的
に詳述すると、前記筒状ヒータコアにはヒータコイルが
プリントされ、前記ヒータコアの中央部で前記ヒータコ
イルを密巻きに構成し且つ前記ヒータコアの両端部で前
記ヒータコイルを粗巻きに構成し、前記筒状ヒータコア
がセラミックから成り、前記ヒータコアが前記筒体内に
圧入嵌合されており、前記筒状ヒータコアには前記燃料
導入パイプが取付けられた部位に燃料通孔が形成され、
前記燃料通路と前記燃料導入パイプの通路とが連通して
おり、更に燃焼器の燃焼室に配置して使用され、前記ヒ
ータコアは前記燃焼器における気化用グロープラグとし
て機能することを特徴とする液体燃料気化装置に関する
〔作用〕
この発明による液体燃料気化装置は、上記のように構成
されており、次のように作用する。即ち、この液体燃料
気化装置は、外周面に受熱フィンを備えた筒体内に筒状
ヒータコアを嵌合し、前記ヒータコア内に燃料通路を形
成し、前記筒体の一端に気化燃料噴出パイプを取付け、
また前記筒体の他端に燃料導入パイプを取付けたので、
ヒータコイルが取付けられた前記ヒータコアが筒状であ
り、筒状の内周が液体燃料に対する放熱面積である伝熱
面積になり、伝熱面積が極めて大きくなり、前記ヒータ
コアを低温、例えば、約400°C〜500℃に維持し
た状態で、液体燃料が気化熱を十分に与えられる状態と
なり、急速に叶っ確実に気化され、しかも気化燃料の噴
出部付近にカーホンの付着を発生させるようなことがな
い。また、気化された気化燃料は、障害物の無い前記ヒ
ータコア内をスムースに流れることができ、前記気化燃
料噴出パイプから噴出される。また、前記筒状ヒータコ
アにはヒータコイルがプリントされ、セラミック等から
成る前記ヒータコアの中央部で前記ヒータコイルを密巻
きに構成し且つ前記ヒータコアの両端部で前記ヒータコ
イルを粗巻きに構成しているから、前記ヒータコアの両
端の強度を強くすることができ、前記筒体と前記ヒータ
コアとの取付は状態を堅固にすることができる。更に、
液体燃料気化装置の前記気化燃料噴出パイプを上方に向
けて使用する場合には、液体燃料の気化が盛んな部分に
前記ヒータコイルが密巻きであるので液体燃料の気化を
急速に且つ確実に行うことができ、更に気化燃料の噴出
部付近は低温にすることができ、気化燃料を炭化させる
ことがなく、前記噴出部付近にカーボンが付着するよう
なことがない。
〔実施例〕
以下、第1図を参照して、この発明による液体燃料気化
装置の一実施例を説明する。
第1図において、この発明による液体燃料気化装置が符
号1によって全体的に示されている。この発明による液
体燃料気化装置1については、例えば、ディーゼルエン
ジン又はガソリンエンジンのエアクリーナ、単独のエア
クリーナ等を通じて取り入れる空気、あるいは直接的に
外気又は室内から取り入れる空気を、空気取入パイプか
ら導入し、燃焼ガスを燃焼ガス送出パイプから直接的に
室内等に送り出すか、又は下流に設置された熱交換器(
図示省略)に送り出す燃焼器に使用されるものである。
この液体燃料気化装置1の構造について、第1図を参照
して説明する。液体燃料気化装置1は、金属製の気化パ
イプ即ち筒体2内に気化用グロープラグ等である加熱栓
即ち筒状ヒータコア3が内蔵されたものである。筒体2
の外周面には多数の受熱フィン5が形成されている。筒
体2の一端部に気化燃料噴出バイブロが取付けられ、ま
た筒体2の他端部に液体燃料導入パイプ9が取付けられ
ている。筒体2内に筒状ヒータコア3が嵌合され、筒体
2と筒状ヒータコア3との間には密着状態に構成されて
いる。筒状ヒータコア3については、円筒状等の筒状の
形状であり、しかもヒータコイル4がプリントによって
固着されている。筒状ヒータコア3内には燃料通路8が
形成されている。また、燃料通路8の下流部位には気化
燃料噴出部15が形成されている。液体燃料導入パイプ
9の液体燃料導入口14の付近における筒状ヒータコア
3の上流端部には、燃料通孔13が形成されている。従
って、燃料導入パイプ9と筒状ヒータコア3内の燃料通
路8とは、燃料通孔13を通じて連通している。筒状ヒ
ータコア3の基端部には、端子11が設けられている。
筒状ヒータコア3の材質としては、例えば、セラミック
、窒化ケイ素部材等であり、ヒータコイル4の材質とし
ては、例えば、タングステンから成る抵抗線である。第
1図において、矢印は燃料の流れ方向を示す。
第2図は第1図のヒータコア3の平面図が示されている
。ヒータコア3の両端部はヒータコイル4が粗巻きにさ
れており、ヒータコア3の中央部ハヒータコイル4が密
巻きにされている。それ故に、ヒータコア3を筒体2に
取付ける場合に、金属製の筒体2とセラミック製のヒー
タコア3との接触部の接合強度を低下させるようなこと
がない。
また、液体燃料気化装置1の気化燃料噴出バイブロを上
方にして液体燃料気化装置1を燃焼器(図示省略)に設
置した場合に、液体燃料の水面がヒータコア3の中央部
付近に位置し、その水面が上下に動き即ち息付き現象を
起こすが、その部分へのカーボンの付着を防止すること
ができる。更に、前記燃料通路の噴出部付近のヒータコ
ア3の温度を低温に維持できるので、同様にカーボンの
付着を防止することができる。
次に、この発明による液体燃料気化装置1が適用される
燃焼器の一例について説明する。前記燃焼器は、セラミ
ック製の燃焼筒、その外周を覆う金属製の外筒ハウシン
グ、並びに前記燃焼筒及び前記外筒ハウシングの一端部
を密封する金属製の蓋板から構成されている。前記外筒
ハウシングの下端部には金属製の燃焼ガス送出パイプが
設けられており、更に前記外筒ハウシングの筒状部には
金属製の空気取入パイプが側部に設けられている。
前記燃焼筒の内部は、周縁部に複数個の開口である切欠
通路を有する仕切板によって2つの室、即ち、気化室と
燃焼室とに仕切られている。前記燃焼室を構成している
前記燃焼筒の周壁には多数の対何の燃焼室の端部即ち下
部には燃焼ガス送出口が形成されている。この発明によ
る液体燃料気化装置1は、例えば、第5図又は第6図に
示すように、前記燃焼室の下流部位即ち前記燃焼室の角
部から前記仕切板の中央部に形成されている連通孔に向
かって斜めに伸長し、連通孔を貫通して設置されている
。また、前記気化室には加熱プラグである点火用グロー
プラグが設置されている。そして、気化燃料噴出バイブ
ロの先端に形成された噴出ロアを、前記気化室に設置さ
れた前記点火用グロープラグの近傍に位置させる。
この発明による液体燃料気化装置1は、以上のように構
成されており、次のように作用する。
液体燃料気化装置lの作用の理解を一層分かり易くする
ために、液体燃料気化装置1が上記燃焼器に適用された
場合の一例について説明する。
まず、筒体2内の気化用グロープラグである加熱栓即ち
筒状ヒータコア3のヒータコイル4の抵抗線に端子11
から通電し、筒状ヒータコア3を加熱すると共に、燃料
導入パイプ9から液体燃料を供給する。液体燃料は液体
燃料導入パイプ9の液体燃料導入口14を通って燃料通
孔13から燃料通路8に導かれ、加熱されたヒータコア
3に接触して気化される。次いで、気化された気化燃料
は、気化燃料噴出部15から気化燃料噴出バイブロを通
って噴出ロアから燃焼器の気化室に噴出される。この場
合、最初は気化燃料に混じって油滴もわずかに噴出され
ることがあるが、この油滴は気化燃料に点火される時に
点火を極めてスムースにする機能を有している。一方、
燃焼空気は、空気取入パイプから送り込まれ、外筒ハウ
ジングと燃焼筒との間の環状空間を旋回して空気導入孔
から燃焼室に吹き込まれる。前記燃焼室に吹き込まれた
燃焼空気の一部は仕切板の開口である切欠通路を通って
前記気化室に送り込まれる。気化燃料と燃焼用空気は混
合され、ホモジニアス即ち均質な状態に混合されて混合
気を生成し、そこで、燃料は点火用グロープラグによっ
て点火されて燃焼される。次いで、気化燃料は着火され
て燃焼し且つ燃焼空気と混合されながら、前記燃焼室に
吹き出され、前記燃焼室において完全に燃焼されるよう
になる。燃焼した気化燃料は燃焼ガスとなって、前記燃
焼筒に形成されている燃焼ガス送出口から燃焼ガス送出
パイプを通って熱交換器等に送出される。前記燃焼室で
の燃焼状態が盛んになると、液体燃料気化装置1の筒体
2に設けた多数の受熱フィン5を介して前記燃焼室の輻
射熱を受けるようになる。この状態になって液体燃料気
化装置lの気化用グロープラグである加熱栓即ちヒータ
コイル4への通電を停止する。その後は、受熱フィン5
を介して前記燃焼室から輻射熱を受け、その熱は燃料通
路8に伝熱され、液体燃料はその熱即ち気化熱によって
筒体2内で気化して気化燃料にされ、気化燃料噴出バイ
ブロから前記気化室に噴出されるようになる。また、場
合によっては、ヒータコイル4を停止することなく作動
することができる。例えば、燃焼器の燃焼を盛んに行わ
ず抑えた状態で燃焼させている場合、あるいは気化し難
いような種類の液体燃料を使用している場合には、液体
燃料の気化を促進するためにヒータコイル4に通電して
おくこともできる。
以上のように、この発明による液体燃料気化装置の実施
例について詳述したが、必ずしもこれらの細部に限定さ
れるものではない。例えば、図では、筒体に形成した受
熱フィンが筒体の円周方向に形成されているが、例えば
、筒体の長手方向に形成されてもよいことは勿論である
。筒状ヒータコアを筒体に密着した状態で嵌合している
が、必ずしも密着する必要はなく、僅かな隙間が存在し
ていてもよいことは勿論である。また、気化燃料噴出パ
イプかへ字型の形状に形成されているが、燃焼器の構造
に応じて種々の形状に形成することも可能である。燃料
導入パイプを筒体に対しては!゛直角取付けているが、
必ずしもそのような取付は構造に限定されるものでなく
、平行にあるいは筒体に埋め込まれた状態に取付けられ
てもよく、液体燃料気化装置を燃焼器に取付ける場合に
燃焼器の構造に応じて種々の形状に形成することも可能
である。更に、筒体、ヒータコア及び気化燃料噴出パイ
プを円筒状に形成しているが、角筒状、楕円筒状等積々
の形状に形成することができる。
更に、図では、気化燃料噴出部における気化燃料噴出パ
イプの端部は筒体内に突き出た状態に取付けられている
が、突き出た状態にすることはなく、しかも気化燃料噴
出パイプの端部を面取りして気化燃料の流れがスムース
になるように形成してもよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
この発明による液体燃料気化装置は、上記のように構成
されており、次のような効果を有する。
即ち、この液体燃料気化装置は、外周面に受熱フィンを
備えた筒体内に筒状ヒータコアを嵌合し、前記ヒータコ
ア内に燃料通路を形成し、前記筒体の一端に気化燃料噴
出パイプを取付け、また前記筒体の他端に燃料導入パイ
プを取付けたので、ヒータコイルが取付けられた前記ヒ
ータコアが筒状であり、筒状の内周が液体燃料に対して
放熱面積である伝熱面積になり、伝熱面積が極めて大き
くなり、前記ヒータコアを低温、例えば、約400℃〜
500℃に維持した状態で、液体燃料が気化熱を十分に
与えられる状態となり、急速に且つ確実に気化されるこ
ととなる。また、気化された気化燃料は、障害物の無い
前記ヒータコア内をスムースに流れることができ、前記
気化燃料噴出パイプから噴出される。それ故に、液体燃
料を急速度で且つ確実に気化させることができ、気化燃
料となって完全燃焼することができ直ちに気化燃料を燃
焼させることができ、暖房等に迅速に供することができ
る。また、前記筒状ヒータコアにはヒータコイルがプリ
ントされ、セラミック等から成る前記ヒータコアの中央
部で前記ヒータコイルを密巻きに構成し且つ前記ヒータ
コアの両端部で前記ヒータコイルを粗巻きに構成してい
るから、前記ヒータコアの両端の強度を強くすることが
でき、前記筒体と前記ヒータコアとの取付は状態を堅固
にすることができる。更に、液体燃料気化装置の前記気
化燃料噴出パイプを上方に向けて使用する場合には、液
体燃料の気化が盛んな部分に前記ヒータコイルが密巻き
に構成されているので液体燃料の気化を急速に且つ確実
に行うことができ、更に気化燃料の噴出部付近は低温に
することができるので気化燃料を炭化させることがなく
、前記噴出部付近にカーボンが付着するようなことがな
い。また、構造が極めて簡単で、液体燃料気化装置その
ものの組立て及び燃焼器への取付けを簡単に行うことが
でき、メインテナンス等が容易である。更に、液体燃料
気化装置への燃料供給について、燃焼に必要な量だけの
気化燃料を逐次に生成するために、最適量の液体燃料を
燃料導入パイプを通じて液体燃料気化装置に供給するよ
うに構成されており、しかも燃焼初期においては液体燃
料を気化させるもので、液体燃料の供給量及びヒータコ
イルの断接によって制御でき、安全性の面からも極めて
好ましいものである等、種々の効果を奏するものである
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による液体燃料気化装置の一実施例を
示す断面図、第2図は第1図のヒータコアを示す平面図
、第3図は先行技術である燃焼器に使用される燃料気化
装置の一例を示す断面図、第4図は第3図の受熱体を示
す平面図、第5図は先行技術である燃焼器に使用される
気化装置の一例を示す断面図、及び第6図は先行技術で
ある燃焼器に使用される気化装置の一例を示す断面図で
ある。 1−−−−液体燃料気化装置、2−−−−筒体、3−−
−−−ヒータコア、4−−ヒータコイル、5− 受熱フ
ィン、6−−−−−−−気化燃料噴出パイプ、? −−
一一−−噴出口、8・−−−−−−燃料通路、9−−−
一燃料導入パイブ、11−一端子、13−−−−−−−
燃料通孔、14−−一−−−燃料導入口、15−−−一
噴出部。 特許出願人   いす家゛自動車株式会社代理人 弁理
士    尾 仲 −末 弟  1  図 第2図 乙0 第  3  図 第4図 44  4j

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外周面に受熱フィンを備えた筒体内に筒状ヒータ
    コアを嵌合し、前記ヒータコア内に燃料通路を形成し、
    前記筒体の一端に気化燃料噴出パイプを取付け、また前
    記筒体の他端に燃料導入パイプを取付けたことを特徴と
    する液体燃料気化装置。
  2. (2)前記筒状ヒータコアにはヒータコイルがプリント
    され、前記ヒータコアの中央部で前記ヒータコイルを密
    巻きに構成し且つ前記ヒータコアの両端部で前記ヒータ
    コイルを粗巻きに構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の液体燃料気化装置。
  3. (3)前記筒状ヒータコアはセラミックから成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液体燃料気化
    装置。
  4. (4)前記ヒータコアは前記筒体内に圧入嵌合されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液体
    燃料気化装置。
  5. (5)前記筒状ヒータコアには前記燃料導入パイプが取
    付けられた部位に燃料通孔が形成され、前記燃料通路と
    前記燃料導入パイプの通路とが連通していることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の液体燃料気化装置
  6. (6)燃焼器の燃焼室に配置して使用されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の液体燃料気化装置
  7. (7)前記ヒータコアは前記燃焼器における気化用グロ
    ープラグとして機能することを特徴とする特許請求の範
    囲第6項に記載の液体燃料気化装置。
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JPS61160312A (ja) * 1984-12-29 1986-07-21 Isuzu Motors Ltd 急加熱用燃焼器

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