JPS6365092A

JPS6365092A - 金属用防錆剤

Info

Publication number: JPS6365092A
Application number: JP20804686A
Authority: JP
Inventors: Yukio Otoshi; 大歳　幸男; Fumio Hase; 文夫長谷
Original assignee: Asahi Glass Co Ltd
Current assignee: AGC Inc
Priority date: 1986-09-05
Filing date: 1986-09-05
Publication date: 1988-03-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は金属用防錆剤に関するものである。

［従来の技術及びその問題点］従来がら金属に対する防錆剤としてペンシイシダゾール
、ベンゾトリアゾール等の各種アミン化合物、鉱物油、
オレフィン系オイル、リン酸化合物等が用いられている
が、その効果は充分でなく、特に亜硫酸ガスや塩水雰囲
気下での防錆力は皆無に近いものであった。一方、プリ
ント配線板やＩ　、Ｃ，等の電子部品の防錆処理に当っ
ては、導電性を損なわないことも必要とＡされることもあり、導電性を阻害しないと同時に防錆力
の高い防錆剤が求められている。

［問題点を解決するための手段］本発明は従来の技術では充分でなかった前述の欠点を解
消し又、前述の要望に答えようとするものであり、ポリ
フルオロアルキル基及びメルカプト基を有する化合物か
らなることを特徴とする金属用防錆剤に関するものであ
る。

本発明におけるポルフルオロアルキル基（以下Ｒｒと略
す）及びメルカプト基を有する化合物（以下含フツ素化
合物と略す）として好適な具体例は以下の通りである。

Ｒ（０２ＨａＳＨＲｒ　Ｃ２Ｈａ　０ＣＯＣＨ２５ＨＲｔ　Ｃ００Ｃ２Ｈａ　５ＨＲｒＣＨ２１１１：ＨＣＨ２０ＣＯＣ＋ａＨ３７０ＣＯ
ＣＨ２ＳＨＲｒ　ＣＯＮ　ＨＯ２Ｈ４５ＨＲｒＣＯＮ（Ｃ２Ｈｓ）Ｃ２ＨａＳＨＲｒ　ＳＯ２ＮＨＯ２Ｈａ　ＳＨ）Ｑ− ＲｔＳＯ２Ｎ（Ｃ２Ｈｓ）ＧｚＨａＳＨＲｒＣ２ＨａＣ
ＯＮＨＣ？ＨａＳＨＲｒＣ２ＨａＳ０２Ｎ（Ｃ２）１ｓ）Ｃ２ＨｎＳＨＲｒ
ＣＯＮＨＣ２Ｈ４０ＣＯＣＨ２Ｓ）ＩＲｒＳＯ２ＮＨＣ
２ＨａＯＣＯＣＨｚＳＨＲｔＣＨ２ＣＨＣＨ２０ＣＯＲ０ＣＯＣ１ｈＳＨＣＨ−Ｃ−ＤＣ２Ｈ４Ｒｒ０Ｈ−Ｃ−ＯＧ２ＨａＳＨ１Ｒｔとしては、炭素数１〜２１個、好ましくは４〜１６
個の直鎖状又は分岐状のポリフルオロアルキル基であり
、好ましくはパーフルオロアルキル基であるが、末端部
に水素原子又は塩素原子を含むもの、あるいはオキシパ
ーフルオロアルキレン基を含有するもの等も使用可能で
ある。

Ｒは炭素数１〜ｌＯのアルキル基である。

本発明の防錆剤は通常、含フツ素化合物を水あるいは有
機溶剤中に分散又は溶解させて用いるものである。これ
を、防錆処理すべき金属表面にスプレー、刷毛塗り又は
浸漬法により処理し、乾燥して含フツ素化合物の被膜を
形成する方法が適当である。その他、冷媒や冷凍機油と
ともに用いて、冷凍装置における金属部材の防錆に使用
可能である。水又は有機溶剤へ分散させる場合には、ノ
ニオン系、アニオン系、カチオン系、非イオン系又は両
性基等各種の界面活性剤の１種又は２種以上の混合物を
使用できる。有機溶剤としては、アセトン、メチルイソ
プロピルケトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソアミル等のエステル類
、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等
のアルコール類、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエ
ーテル類、ｎ−へブタン、ｎ−へキサン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の炭化水素類、メチルクロロホルム
、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、テトラ
クロロジフルオロエタン、　１，１．２−トリクロロト
リフルオロエタン、ジクロロテトラフルオロエタン、履
−キシレンへキサフルオリド等のハロゲン化炭化水素類
の１ａ又は２種以上の混合物を使用できる。

分散液中又は溶液中にジグロロジフルオロメタン、モノ
フルオロトリクロロメタン、ジクロロテトラフルオロエ
タン等の噴射剤を添加して、適当な容器に充てんすれば
、スプレー処理用に使用することができる。水中又は溶
剤中の含フツ素化合物の配合量は、通常０．０１〜２０
重量％、好ましくは０．０５〜５重量％である。

本発明の防錆剤は、前記含フツ素化合物の働きにより、
金属の導電性を損なうことなく、防錆力の持続性が高い
という特徴を有している。

これらの時機を阻害しない限り１本発明の防錆処理剤に
は、貨来から知られている防錆油や錆止め剤を併用して
もよい、防錆油としては、ギヤ油、マシン油、スピンド
ル油、モーター油、タービン油、白灯油、軽油、ミネラ
ルターペン、ペトロラタム等を、又、錆止め剤としては
、ペンタエリトリットモノオレエートやソルビタンモノ
オレエート等のエステル類、オイザルコシン等のカルボ
ン酸類、オレイルアミンオレエート等の有機アミン塩、
モノオレイルリン酸等のリン酸エステル、石油又は合成
スルホネートのＮａ塩等のスルホン酸塩等を挙げること
ができる。

本発明の防錆剤により処理可能な物品は、鉄鋼素材をは
じめ、各種輸送用機械製品、カメラや時計等の精密機械
製品、あるいは各！ｉ主電気は電子機器等何ら限定され
ないが、特に防錆処理により、金属の導電性が損なわれ
ることをきらう、物品が好適である。その具体例はプリ
ント基板の回路部分、各種コネクター、ＩＣ、コンデン
サー等の部品のリード線等である。

［実施例］「防錆効果を見るための試験方法」本発明の含フツ素化合物及び各種化合物を各々フロンＲ
−１１３（１，１，２−トリクロロトリフルオロエタン
）中に０．５ｗｔ％溶解させた溶液中に、２ｃｍＸ５ｃ
層Ｘ　Ｏ，２ｃｍの銅板及び、その銅板上に銀メッキを
施したテストピースを浸漬後乾燥させ防錆処理した。

チオ硫酸ナトリウム水溶液（水２００ｇ／チオ硫酸ナト
リウム８ｇ）に　１０ｍ文の１０％硫酸水溶液を加えた
混合液を入れてラップで密閉した２文のビーカー中へ混
合液に直接ふれないように、前記テストピースを放置し
、４８時間後のテストピース表面の状態を観察した。

「導電性を阻害しない効果を見るための試験方法」前記鋼板製のテストピース面から５ｃｍの間隔をあけて
、電極を設置し１００Ｖの電圧下にテスターでその間の
抵抗値を測定した。

防錆効果評価基準に全面サビ発生２：はとんど全面にサビ発生３ニ一部サビ発生４：わずかにサビ発生５：全く腐食せず［発明の効果コ本発明の防錆剤により、処理された金属表面には本発明
における前記含フツ素化合物の単分子又はそれに近い極
めて薄い被膜が形成されているため、含フツ素重合体等
の厚い被膜に比べ、金属の導電性を損なうことが少ない
、又、この含フツ素化合物は、低分子化合物でありなが
ら、メルカプト基のような官能基を有しているため、金
属表面との密着性が良好であり、防錆効果の持続性にも
優れている。亜硫酸ガスや塩水等の過酷な条件下におい
ても銀や相等各種金属に対する防錆効果が高い。

一方、本発明の防錆剤はこれら防錆効果のみばかりでな
くポリフルオロアルキル基の有する撥水撥油性、防湿性
、防汚性、低庁擦性などを付与することもできる。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ポリフルオロアルキル基及びメルカプト基を有す
る化合物からなることを特徴とする金属用防錆剤。