JPS6364286A

JPS6364286A - 調理器

Info

Publication number: JPS6364286A
Application number: JP20825886A
Authority: JP
Inventors: 馬渕　定明
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-09-04
Filing date: 1986-09-04
Publication date: 1988-03-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的１（産業上の利用分野）この発明は、調理器たとえば電子レンジに関する。

（従来の技術）一般に、調理器たとえば電子レンジは、第３図に示す制
御回路を１佑えている。

１は商用交流電源で、この電ａｉにヒユーズ２゜ドアス
イッチ３．およびリレー接点１２ａを介して高圧トラン
ス４の一次コイル４ａが接続される。高圧トランス４の
二次コイル４ｂには高圧コンデンサ５および高圧ダイオ
ード６からなる半波倍電圧整流回路を介してマグネトロ
ン７の７ノード・カソード間が接続される。そして、マ
グネトロン７のアノードは接地され、ヒータ（カソード
）は高圧トランス４の二次コイル４Ｃに接続される。

また、１０は制御部で、マイクロコンピュータおよびそ
の周辺回路などからなり、外部には操作部１１およびリ
レー１２が接続される。

すなわち、加熱至のドアが開成された状態において、操
作部１１で調理開始操作がなされると、制御部１０がリ
レー１２を付勢し、接点１２ａをオンする。

接点１２ａがオンすると１．？ｆｆ源１の電圧が高圧ト
ランス４で昇１され、かつ半波（８電圧整流されてマグ
ネトロン７に印加される。さらに、高圧トランス４の二
次巻線４Ｃに生じる電圧がヒータ電圧としてマグネ１−
ロン７のヒータに印加される。つまり、マグネトロン７
がＲ１ｆｆｌ　ｆ７Ｊ作し、そのマグネトロン７から発
せられる高周波電波によって加熱＝内の食品が誘雷加熱
される。

ところで、このような電子レンジには、電源周波数５０
）Ｉ２専用と６０Ｈｚ専用の二１１類の製品が用意され
、それぞれに仕様の異なる部品が採用されている。すな
わち、５０Ｈｚの場合と６０　Ｈｚの場合とで高圧コン
デンサ５の容量を異ならせたり、あるいは高圧トランス
４のコイルの巻数を異ならせている。

しかしながら、これでは部品数が多くなり、コストの上
昇を招いたり、部品管理の繁雑化を招くという欠点があ
る。

また、Ｎ源周波数の異なる地域へ引越しすると部品交換
が必要となり、多大な経費がかかるという欠点もある。

かといって部品交換しないまま調理を行なうと、高周波
出力が定格から大きく外れ、適正な調理が困難となる。

そこで、高圧コンデンサを複数ＩＨけ、これら高圧コン
デンサを切換スイッチで接続切換することにより、電源
周波数の違いにかかわらず、常に適切な高周波出力を得
るようにしたものがある。

ただし、接続切換が人為的な操作に依存するため、適切
な操作がなされないまま調理が行なわれることがある。

この場合、当然ながら適正な調理が困難となる。

しかも、このような接続切換は、場所が高圧回路である
ため特定の人たとえばサービスマンしか取扱うことがで
きず、迅速な対処が困難である。

さらには、サービスマンであっても接続切換の作業に際
して充電部に誤って触れることがあり、このとき電源プ
ラグがコンセントから抜き忘れた状態になっていれば感
電することになる。また、接続切換に際して切換スイッ
チにスパークが発生し、接触部が溶けたり、絶縁部が劣
化したり、サーぐスマンが火ｆｌすることもある。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は上記のような事情に名みてなされたもので、
その目的とするところは、電源周波数の違いにかかわら
ず適切な高周波出力を自動的に得ることができ、特に部
品数の増大９部品交換。

高圧コンデンサの接続切換を不要とし、コストの低減２
部品管理の簡略化、引越し時の経費節減。

安全性の向上などを可能とするすぐれた調理器を提供す
ることにある。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）交流電源電圧を高圧トランスで昇圧し且つ整流回路で整
流してマグネトロンに印加する調理器において、前記高
圧トランスの二次側に補助コイルを設けるとともに、前
記マグネトロンのアノードの周囲に電磁石を設け、この
電磁石のコイルを前記補助コイルに接続する。　　　　
゛（作用）電源周波数が６０Ｈｚであれば、補助コイルに誘起する
電圧が大きくなって電磁石の磁界が強くなり、それがマ
グネトロンのアノード電圧を小さくする動きをして高周
波出力の増大を抑える。電源周波数が５０　Ｈｚであれ
ば、補助コイルに誘起する電圧が小さくなって電磁石の
（ｌ界が弱くなり、それがマグネトロンのアノード電圧
を大きくする動きをして高周波出力の減少を抑える。

（実施例）以下、この発明の一実施例についで図面を参照して説明
する。ただし、図面において第３図と同一部分には同一
符号を付し、その詳細な説明は省略する。

第１図に示すように、電源１にヒユーズ２．ドアスイッ
チ３．およびリレー接点１２ａを介して高圧トランス２
０の一次コイル２０ａが接続される。高圧トランス２０
の二次コイル２０ｂには高圧コンデンサ５および高圧ダ
イオード６からなる半波倍電圧整流回路を介してマグネ
トロン３０のアノード・カソード間が接続される。そし
て、マグネトロン３０のアノードは接地され、ヒータ（
カソード）は高圧トランス２０の二次コイル２０ｃに接
続される。

高圧トランス２０は、−次コイル２０ａおよび二次コイ
ル２０ｂ　、　２０ｃの他に、二次側に補助コイル２０
ｄを設けたものである。

マグネトロン３０は、第２図に示すように、棒状のアノ
ード本体３３の両端にフェライト永久磁石（Ｎ極）３４
とフェライト永久磁石（Ｓ極）３５を対向して設け、そ
のフェライト永久磁石３４．３５の外側に外郭兼隘路と
なるヨーク３６を設けている。そして、ヨーク３６の上
部からアンテナ３７を突出させている。また、フェライ
ト永久磁石３４．３５の間において、アノード本体３３
を挟むように電磁石３１゜３２を設けている。

マグネトロン３０は、第２図に示すように、棒状のアノ
ード本体３３の両端にフェライト永久磁石（Ｎ極）３４
とフェライト永久磁石（Ｓｍ）３５を対向して設け、そ
のフェライト永久磁石３４．３５の間においてアノード
本体３３を挟むように電磁石３１゜３２を設けている。

そして、フェライト永久磁石３４゜３５の外側に外郭兼
磁路となるヨーク３６を設け、そのヨーク３６の上部か
らアンテナ３７を突出させている。さらに、ヨーク３６
の下部にフィルタボックス３８を設け、そのフィルタボ
ックス３８の外周面にヒータ（カソード）端子３９を設
けている。ここで、電磁石３１．３２は、アノード本体
３３に平行な磁芯３１ａ　、　３２ａとその磁芯に巻回
されたコイル３１ｂ。

３２ｂからなっている。

しかして、電磁石３１．３２のコイル３１ｂ　、　３２
ｂはそれぞれダイオード４０を介して高圧トランス２０
の補助コイル２０ｄに接続される。

つぎに、上記のような構成において作用を説明する。

加熱型のドアが閉成された状態において、操作部１１で
調理開始操作がなされると、制罪部１０がリレー１２を
付勢し、接点１２ａをオンする。接点１２ａがオンする
と、電源１の電圧が高圧トランス２０で昇圧され、かつ
半波倍電圧整流されてマグネトロン３０に印加される。

さらに、高圧トランス２０の二次巻線２０ｃに生じる電
圧がヒータ電圧としてマグネトロン３０のヒータに印加
される。つまり、マグネトロン３０が発振動作し、その
マグネトロン３０から発せられる高周波電波によって加
熱空白の食品が誘電加熱される。

この調理時、電源周波数が６０８Ｚであるとすれば、高
圧トランス２０の二次コイル２０ｂに流れる電流が大き
くなり、マグネトロン３０の出力（高周波出力）が増大
しようとする。ただし、このとき、補助コイル２０ｄに
誘起する電圧が上昇して電磁石３１．３２の磁界が強く
なり、それがマグネトロン３０におけるフェライト永久
磁石３４．３５間の磁界を弱める動きをし、結果的にマ
グネトロン３０の７ノード電圧が小さくなる。つまり、
高周波出力の増大を抑えることになる。

一方、ｆｆ１１周波数が５０　Ｈｚであるとすれば、高
圧トランス２０の二次コイル２０ｂに流れる電流が小さ
くなり、マグネトロン３０の出力が減少しようとする。

ただし、このとき、補助コイル２０ｄに誘起する電圧が
下降して電磁石３１．３２の磁界が弱くなり、よってマ
グネトロン３０のフェライト永久磁石３４゜３５間の磁
界に対する妨害が弱まり、結果的に７グネトロン３０の
７ノード電圧が大きくなる。つまり、高周波出力の減少
を抑えることになる。

このように、電源周波数が６０Ｈｚであっても５０　Ｈ
ｚであっても、それにかかわらず常に適切な高周波出力
を自動的に得ることができ、常に適正な調理を行なうこ
とができる。

したがって、従来のような部品数の増大や部品交換が不
要であり、コストの低減２部品管理の簡略化、引越し時
の経費面識が可能である。また、高圧コンデンサの接続
切換が不要なので、感電事故やスパーク事故を防ぐこと
ができ、安全性の向上が図れる。

なお、上記実施例では、マグネトロン３０に２つのｌ　
Ｅ６石３１．３２を設けたが、その数に限定はなく、３
つや４つ設けてもよい。また、マグネトロン３０のアノ
ード本体３３を囲むような形の電磁石を１つ設けてもよ
い。

その他、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。

［発明の効果］以上述べたようにこの発明によれば、高圧トランスの二
次側に補助コイルを設けるとともに、マグネトロンのア
ノードの周囲に電磁石を設け、この電Ｅｔ１石のコイル
を前記補助コイルに接続するようにしたので、電源周波
数の違いにかかわらず適切な高周波出力を自動的に得る
ことができ、特に部品数の増大９部品交換、高圧コンデ
ンサの接続切換を不要とし、コストの低減１部品管理の
簡略化、引越し時の経費部域、安全性の向上などを可能
とするすぐれた調理器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例における制御回路の構成を
示す図、第２図は同実施例におけるマグネトロンの構成
を慨略的に示す図、第３図は従来の電子レンジの制御回
路の構成の一例を示す図である。１・・・商用交流Ｎ源、２０・・・高圧トランス、２０
ｂ・・・補助コイル、３０・・・マグネトロン、３１．
３２・・・電磁石。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦１］口　３凹（７）−′＋（’−”１

Claims

【特許請求の範囲】

交流電源電圧を高圧トランスで昇圧し且つ整流回路で整
流してマグネトロンに印加する調理器において、前記高
圧トランスの二次側に補助コイルを設けるとともに、前
記マグネトロンのアノードの周囲に電磁石を設け、この
電磁石のコイルを前記補助コイルに接続したことを特徴
とする調理器。