JPS6361728A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JPS6361728A
JPS6361728A JP62138840A JP13884087A JPS6361728A JP S6361728 A JPS6361728 A JP S6361728A JP 62138840 A JP62138840 A JP 62138840A JP 13884087 A JP13884087 A JP 13884087A JP S6361728 A JPS6361728 A JP S6361728A
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JP
Japan
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swing beam
internal combustion
combustion engine
control shaft
piston
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JP62138840A
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Inventor
フェルディナンド フロイデンスタイン
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Columbia University in the City of New York
Original Assignee
Columbia University in the City of New York
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Filing date
Publication date
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/0269Controlling the valves to perform a Miller-Atkinson cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B7/00Machines or engines with two or more pistons reciprocating within same cylinder or within essentially coaxial cylinders
    • F01B7/02Machines or engines with two or more pistons reciprocating within same cylinder or within essentially coaxial cylinders with oppositely reciprocating pistons
    • F01B7/04Machines or engines with two or more pistons reciprocating within same cylinder or within essentially coaxial cylinders with oppositely reciprocating pistons acting on same main shaft
    • F01B7/12Machines or engines with two or more pistons reciprocating within same cylinder or within essentially coaxial cylinders with oppositely reciprocating pistons acting on same main shaft using rockers and connecting-rods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/04Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
    • F02B75/048Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of a variable crank stroke length
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02B75/00Other engines
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、燃費を改善できる内燃機関(エンジン)の機
構に関する。
慣用的な内燃機関としてオツトーサイクル機関およびデ
ィーゼルサイクル機関があるが、これらは基本的にはい
ずれも直線運動を行なうスライダークランク機構に基い
ている。この形式のエンジンにおいては、各ピストンは
コネクティングロッドを介して共通のクランクシャフト
に直接連結されている。成る種のディーゼルエンジンに
用いられている他の基本的な形式のエンジン構造として
知られているものに、スイングビーム形エンジンがある
。スイングビーム形エンジンは100年以上の歴史を有
し、この構造は第1図および第2図に図式的に示されて
いる。
第1図に示すように、公知のスイングビーム形内燃機関
はシリンダ10およびピストン12を有し、スイングビ
ーム14がコネクティングロッド16を介してピン12
にピン連結されている。スイングビーム14の他端は、
枢着点18において固定位置に枢着されている。最後に
、コネクティングロッド20を介して、スイングビーム
14とクランクシャフト22とが互に枢着されている。
クランクシャフト22、コネクティングロッド20、ス
イングビーム14および固定の枢着点18は四節ロッカ
ーリンク機構を構成し、この場合はスイングビーム14
がロッカーに相当する。
通常、第2図に示すように、互に鏡像関係にある2つの
スイングビーム機構が背中合わせに連結されており、共
通のシリンダ10内に2つのピストン12,122が対
向して配置されている。第2図において、互に鏡像関係
にある構成要素の一方には、符号“a”を付して区別し
である。クランクアーム23,23aを共有するクラン
クシャフト22は、この機構の共通部分として作動する
この機構における力の釣り合いは、スイングビーム14
,14aおよびピストン12.12aに伝達されるコネ
クティングロッド20.20aの回転慣性力および該コ
ネクティングロッド20.202の運動に幾分不均衡な
点があることを除き、満足が得られるものである。爆発
は、両ピストン12゜12、liの間の空所内で行なわ
れる。
第2図に示す基本構成については多数の改良案が提案さ
れている。例えば、1977年4月発行の雑誌「自動車
工学(Automotive Engineering
)J +第10〜12頁におけるスコツト(D、5co
tt)氏の論文“可変圧縮比をもつ静粛なスイングビー
ム(Quiet Swing Beam tlas V
ariable CompressionRatio)
”には、2ストロークスイングビーム形デイーゼルエン
ジンにおいて2つのスイングビームの下端部を偏心支軸
に取り付ける提案がなされている。この提案によれば、
2つの偏心支軸に取付けられたプーリの間に、スプリン
グによって張力を付与したコソグドベルト(歯付きベル
ト)を張設し、エンジンの作動中に、偏心支軸に対して
作用するビームのトルクによって、コソグドベルトをそ
の支持スプリングに対して僅かに移動させ、これにより
支点を変位させ、ピストンのストロークを小さくしよう
とするものである。この提案によれば、20:1の圧縮
比でディーゼルエンジンを始動させることができるが、
エンジンの作動中は圧縮比は約13:1まで低下される
スコツト氏の提案による」二記エンジンでは、ピストン
の上死点はクランクの下死点において生じる。このため
、クランクピンの運動は、爆発行程の最初の部分の間で
コネクティングロッドを直線状にする運動から減じられ
る。これにより、爆発行程が開始されるときにピストン
の運動が遅くなり(但し、爆発行程の全時間は通常のス
ライダークランク形エンジンと同じである)、爆発力が
向上する。また、スコツト氏の論文は、ビス1〜ンのコ
ネクティングロッド代えて偏心カップラを用いることを
提案している。
スイングビーム形エンジンにおいては、ビス1−ンのコ
ネクティングロッド(すなわち、ピストンとスイングビ
ームとの間のロンド)は、通常のスライダークランク形
エンジンのコネクティングロッドよりも短かい。その理
由は、スイングビーム形エンジンにおいては、ピストン
の中心軸線に対するコネクティングロッドのスイング角
度が一般に小さいからである。スコツト氏が提案するよ
うに、コネクティングロッドの代りに偏心カップラを用
いることもできよう。しかしながら、−層望ましいこと
は、ピストンとスイングビームとの間にコネクティング
ロッドや偏心カップラを用いることなく、よりコンパク
トに設計できるスイングビーム形エンジンを提供するこ
とである。また、例えば圧縮行程に比べて長い爆発行程
(アトキンソンサイクルのように)、可変サイクル作動
およびサイクルタイミング、可変ストローク、および可
変圧縮比等の改善された熱力学的サイクルを生じさせる
べく、エンジンの作動サイクル中にピストンの変位を制
御できるスイングビーム形エンジンが要望されている。
従来のスライダークランク形エンジンの性能を改善する
他の内燃機関の試みが提案されている。
これらの試みは、オフセントスライダークランク形エン
ジン、遊星歯車駆動機構、および標準形の単一自由度機
構に基いたエンジンであり、これらのエンジンの大きさ
はエンジンの効率を向上させるために変えられている。
知り得る限りのこれらのすべてのエンジンにおいて、基
本となる元のエンジン構成すなわち運動(対称的な運動
)は、可変エンジン作動特性を得んがため歪められてし
まった(すなわち、非対称形の運動をなすようにされて
しまった)。このため、非対称的な機構となってしまい
、好しからざる力学的不均衡や動力伝達特性が生じ、エ
ンジンの実用化が困難であった。
本発明は、改善された構造と、作動効率を向上させるた
めストロークとサイクルタイミングを変える手段とを有
する内燃機関の機構に関するものである。また本発明は
、燃費を改善するのに従来できなかった程度まで内燃機
関の作動特性を変化させる固有の自由度を有する。更に
、エンジンの動力学的作動特性を大きく損なうことなく
してエンジン性能を向上させるべく、従来提案された技
術とは異なる方法でエンジンの作動特性に修正を加える
ものである。また本発明によれば、エンジンの大きさを
コンバク1〜にすることができる。
本発明の1つの特徴は、内燃機関が、ラプソンのスライ
ド機構を用いた新規なスイングビーム機構を備えている
点にある。本発明の他の特徴は、内燃機関が、エンジン
の作動中におけるピストン変位がクランクシャフトおよ
び別の制御エレメントの双方の変位の関数として定めら
れる2自由度機構に基いて作動する点にある。前記制御
エレメントは、クランクまたはレバーあるいは他のエレ
メントとして機能する制御シャフトで構成することがで
きる。1つの応用例においては、制御シャフトは、クラ
ンク速度の所定の比である平均速度で作動し、このため
、4ストロークエンジンにおけるアトキンソンサイクル
のように改善された熱力学的サイクルを得ることができ
る。作動サイクル中にピストン運動のタイミングを変え
るため、制御シャフトとクランクシャフトとの間の位相
を変えることができる。他の応用例においては、制御シ
ャフトは、可変ストローク作動を行なわせるためのレバ
ーとして機能するように構成されている。最後に、可変
圧縮比作動を行なわせるための制御手段を用いることが
できる。
本発明の第1の特徴によれば、本発明の内P:、機関は
、シリンダと、該シリンダ内でスライド可能なピストン
と、両端部を備えたスイングビームと、該スイングビー
ムの一端をビス1−ンにピン連結(すなわち、コネクテ
ィングロッドを介することなく連結)する手段とを備え
ている。固定点に枢着されたスイングブロックはスイン
グビームと摺動自在に係合していて、スイングビームが
固定点に対して回転およびスライドできるように構成さ
れている。これらのスイングビーム、スイングブロック
、シリンダおよびピストンは、ラプソンのスライド機構
を形成している。コネクティングロッドの一端はクラン
クシャフトに枢着されており、かつその他端はスイング
ビームおよびラプソンのスライド機構のスイングブロッ
クに枢着されている。
1つの実施例においては、スイングビームは、スイング
ブロックを摺動自在に受入れるガイド部分を備えている
。スイングブロックは固定の+li軸に枢着されている
。ピストンがシリンダ内で前・後に移動するとき、スイ
ングビームは固定の枢軸のまわりでスライドしかつ回転
する。スイングビームの下端部は連結リンクを介してク
ランクシャツ[・に連結されていて、弧状の運動をする
。スイングビームの下端部が円弧にきわめて近い弧状の
軌跡を描くように機構の比率が定められており、強度を
向上させるためロッカーリンクがスイングビームの下端
部にピン連結されている。この場合、スイングビームの
上端部をピストンに連結するのに小さな偏心体すなわち
偏心支軸が用いられている。
別の実施例においては、やはりスイングビームが、固定
点のまわりで枢動するラプソンの機構のスイングブロッ
ク内で摺動するように構成されている。しかしながら、
クランクシャフトからの連結リンクは、スイングビーム
ではなくスイングブロックにピン連結されている。この
実施例においては、ピストンの運動により引き起こされ
るガイドブロックの回転運動が、連結リンクを介してク
ランクシャフトに伝達される。かような機構のため、非
常にコンパクトにエンジンを設計することができる。
本発明の別の特徴によれば、内燃機関がシリンダと、該
シリンダ内で摺動できるビスI・ンと、両端部を備えた
スイングビームとを有しており、スイングビームの一端
が直接または連結リンクを介してピストンに連結されて
いる。更にクランクシャフトも、直接または別の連結リ
ンクを介してスイングビームに連結されており、スイン
グビームが枢着点のまわりでスライドしかつ回転するよ
うになっている。この実施例においては、ピストンの運
動を制御するリンクが2自由度機構に基いて設計されて
いて、熱力学的サイクルおよびザイクル事象のタイミン
グを最適化するようになっている。
特に、ピストンの運動は、クランクシャツ1〜の変位、
および制御された方法で枢着点を移動させるスイングブ
ロックの枢着点に出力が連結された制御手段の変位の関
数である。スI・ローフの長さおよびピストンの運動タ
イミングは所望の方法で制御されかつ変化される。
1つの実施例においては、ピストンが連結リンクを介し
てスイングビームに連結されている。スイングビームの
他端部は回転する制御シャフトに連結されており、クラ
ンクシャフトは連結リンクを介してスイングビームの両
端部の間で該スイングビームに連結されている。4スト
ロークサイクルエンジンにおいては、制御シャフトはク
ランクシャフトの%の速度の奇数倍の速度(例えばクラ
ンクシャフトの2の速度)で回転するのが望ましく、ま
た、アトキンソンサイクル作動のように、爆発行程中の
ピストンのストローク長さの方が圧縮行程中のストロー
ク長さよりも大きくなるようにピストンストロークを変
化させ、最適タイミングを得るようにするのが望ましい
別の実施例においては、スイングビームは、コネクティ
ングロッドを介することなくして、ピストンに直接ピン
連結されている。しかしながら、この場合には、クラン
クシャフトと制御シャフトの双方が、連結リンクを介し
てスイングビームに連結されている。
本発明の幾つかの実施例においては、制御シャフトに連
結されたスイングブロックが、スイングビームと摺動自
在に係合していてラプソンのスライド機構を形成してい
るが、スイングブロックの枢着軸は固定されているので
はなくして制御シャフトに連結されている。1つの実施
例においては、スイングビームがピストンにピン連結さ
れておりかつコネクティングロッドを介してクランクシ
ャフトに連結されている。他の実施例においては、スイ
ングビームが連結リンクを介してピストンに連結されて
おりかつクランクシャフトにピン連結されている。
スイングビームがスイングブロックの枢軸線のまわりで
スライドしかつ回転するように構成された本発明の別の
実施例においては、スイングブロックの枢着点が制御シ
ャフトによって制御された方法によって(好ましくは直
線状に)移動できるようになっている。制御シャフトは
アトキンソンサイクルを生じさせるべく連続的に回転す
るように設計することができ、あるいは制御シャフトを
レバーとして作用するように設計してピストンスI・ロ
ーフの長さを変えるようにすることもできる。
圧縮比または上死点のタイミングを実質的に変えること
なくしてピストンストロークを変えることができるよう
に、枢着点を固定の直線状ガイド通路に沿って移動させ
ることができるように機構の比率が定められている。
この機構は、エンジンの圧縮比の付加的な独立した制御
を行なうべく、直線状のガイド通路自体の傾斜方向を変
えることができるように修正することができる。あるい
は、直線状のガイド通路に代えて、ロッカーリンクまた
は他の手段によって枢着点の運動を制御することができ
る。
ラプソンのスライド機構を用いた上記実施例の変形例と
して、スイングビームとピストンとの間、スイングブロ
ックと制御シャフトとの間、およびクランクシャフトと
スイングビームとの間に、種々の組合せからなる連結リ
ンクを使用することもできる。
以下、添付図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第3a図〜第3c図は、ラプソンのスライド機構を採用
したスイングビーム形エンジンの3つの実施例を示すも
のである。図示の関係から、これらの図面および他の図
面には単一ピストンのエンジンを示しである。しかしな
がら、第2図に示したような対向ピストン構造を備えた
エンジンとして構成できることは容易に理解されよう。
ここに述べる機構はスパークプラグにより点火される多
気筒エンジンとして構成するのが最も望ましく、その−
例が他の実施例に関する第12a図〜第12C図に示さ
れている。対向ピストン形エンジンならびに多気筒エン
ジンは本発明の範囲に含まれるものである。
第3a図に示すエンジンは、シリンダ10、ピストン1
1、クランクシャフト22、コネクティングロッド20
およびスイングビーム30を備えている。スイングビー
ム30の一端32はビスi・ン11にピン連結(すなわ
ち、何も介さずして直接にピン連結)されており、他端
34はコネクティングロッド20にピン連結されている
スイングビーム30の一部はガイド31の形状に形成さ
れていて、該ガイド31には長いスロット33が設けで
ある。固定枢着点すなわち固定枢着軸38のまわりで枢
着自在のスイングブロック36がスロット33内に設け
られていて、スイングビーム30が固定枢軸38のまわ
りで回転できると同時に長手方向にも自由にスライドで
きるようになっている。ガイド31および該ガイド31
と協働するスイングブロック36は、シリンダ10、ピ
ストン11およびスイングビーム30と相互作用して、
船の操舵機構に用いられているラプソンのスライド機構
のごとく作動する。ラプソンのスライド機構を構成する
エレメントすなわちガイド31およびスイングブロック
36は、ビス1−ン11とコネクティングロッド20と
の間でスイングビーム30を枢動自在かつ摺動自在に支
持しているので、ピストン11とスイングビーム30と
の間を連結するロンドが必要とされることはない。
本明細書および特許請求の範囲の記載において使用する
用語「ラプソンのスライドエレメント雪とは、固定枢軸
38を備えた第1のエレメントであるスイングブロック
36 (あるいは他の実施例におけるスイングブロック
36a、52.60および70)と、前記固定枢軸38
に対してスライドおよび回転する第2のエレメントであ
るガイド31とを組み合わせたものをいう。第2のエレ
メントであるガイド31がスイングビーム30を構成す
るとき、この機構はスイングビーム形エンジンにおいて
ラプソンのスライド機構による運動を生じさせる。
再び第3a図に戻って説明すると、ピストン11がシリ
ンダ10内でスライドするとき、スイングビーム30が
固定枢軸38のまわりでスライドおよび回転し、かつ、
スイングビーム30のガイド部分すなわちガイド31が
スイングブロック36に対してスライドするため、固定
枢軸38とスイングビーム30の上端部32との間の距
離の変動を吸収することができる。スイングビーム30
の下端部34は、クランクシャフト22と関連して、破
線50で示すように前・後に動く。クランクシャフト2
2の回転運動は、破線23で示しである。
第3b図は、ガイド溝がスイングビーム30aにではな
くスイングブロック36aに設けられている点を除き、
第3a図に示したものと実質的に同じである。スイング
ビーム30aの上端部32はピストン11にピン連結さ
れており、下端部34はコネクティングロッド20にピ
ン連結されている。スイングビーム30aは、その両端
部32.34の間においてスライド部材として形成され
た部分31aを有し、このスライド部分31aはスイン
グブロック36aの溝37内に摺動自在に受入れられて
いる。スイングビーム30aはスライドブロック36a
に対して長手方向に自由にスライドできかつ第3a図の
機構と同様に作動するので、スイングビーム30aは固
定枢軸38aのまわりでスライドかつ回転することがで
きる。
第3 c図の実施例においては、スイングビーム30b
がピストン11に直接ピン連結されており、かつ、スラ
イド部分31bを備えている。スライド部分31bは、
固定枢軸38bのまわりで枢動自在のスイングブロック
36b内に受入れられている。コネクティングロッド2
0は、スイングビーム 30bにではなくスイングブロ
ック36bにピン連結されており、これにより横方向お
よび垂直方向にコンパクトな構造にすることができる。
これらの各実施例におけるスイングブロック36.36
a、36bは、伝達される種々の力に耐え得るに充分な
寸法に形成すべきである。第3a図および第3b図にお
けるスイングブロック36.36aは、固定枢軸38.
38aがスイングビーム30.30aの両端の間の支点
として作用するため、固定枢軸38,382に作用する
リニアな力に耐え得ることができるものでなくてはなら
ない。第3C図におけるスイングブロック36bは、固
定枢軸38bに作用するリニアな力だけではなく、ピス
トン11からクランクシャツト22に駆動力を伝達する
ときに、スイングビーム30bによりスイングブロック
36bに伝達されるトルクにも耐えることができなけれ
ばならない。
再び第3a図に戻って説明すると、スイングビーム30
の両端部32.34が固定枢軸38に関して反対側にあ
る間は、ラプソンのスライドエレメント31.36のた
めに、スイングビームの両端部32.34は同じ運動を
行なわない。このことは、固定枢軸3Bがスイングビー
ム30の両端部32.34の間で対称的な位置にある場
合についてもいえることである。機構学的理論から、コ
ネクティングロッド20とスイングビーム30との連結
点すなわちスイングビーム30の下端部34の軌跡は、
中心点39をもつほぼ円弧に近い弧50を描く。このた
め、クランクシャフト22およびコネクティングロッド
20の運動は、クランクおよび該クランクとロッカーリ
ンクとのカップラの運動にきわめて似た運動になり、弧
50の中心点39からスイングビーム30の下端部34
までの寸法は事実上のロッカーの長さとみなすことがで
きる。クランクとロッカーリンクとが非存形(すなわち
、弧50の両極端位置におけるクランク22の位置が1
80°離れてはいない形)になるようにクランクおよび
ロッカーリンクを釣り合わせておくことにより、ピスト
ンの前進運動時間と後退運動時間とが等しくならないよ
うにすることができる。この不等運動は、圧縮行程の時
間よりも爆発行程の時間を長(するのに都合良く用いる
ことができ、従って燃焼効率を向上させることができる
例えば、リンクを第3a図に示すように釣り合わせてお
くことができる。すなわち、クランクシャフト22が2
70°の位置(時計の9時の位置)近くにあるときに、
スイングビーム30の下端部34が最も左方に移行する
けれども、クランクアームすなわちクランクシャフト2
2が90°の位置(時計の3時の位置)に到達する前(
すなわち、クランクが2回転する前)に、スイングビー
ム30の下端部34が弧50の右端に到達(これは、ピ
ストン1工の圧縮行程に相当する〕するように、リンク
を釣り合わせておくことができる。ピストン11が反対
方向に移行する間(これは爆発行程に相当する)、クラ
ンクシャフト22は180゜以上回転することになる。
このため、爆発行程と圧縮行程とが等時間(すなわちク
ランクシャフトの各2回転)にはならず、爆発行程の時
間の方が圧縮行程の時間よりも長くなる。非存形運動を
生じさせるようにクランクおよびロッカーリンクを釣り
合わせることは、公知の機械設計的事項である。従って
、かような機械設計的手法を利用すれば、所望のサイク
ルタイミングが得られるように容易に本発明の機構を釣
り合わせることができる。
第4図は、第3b図と同様なラプソンのスライド機構を
利用したコンパクトなスイングビーム形エンジンの別の
実施例を示すものである。この実施例においては、スイ
ングビーム形エンジンのラプソンのスライド部は、スイ
ングビームとコネクティングロッドとの枢着点すなわち
スイングビーム30aの下端部34の軌跡が、破線で示
す共通円弧35上に対称的に配置された6つの点をもつ
ように釣り合わされている。この運動を生じさせるラプ
ソンのスライド機構の寸法は、最小誤差リンク合成の理
論から決定される。この最小誤差リンク合成の理論は、
本発明者の論文「平面運動合成における構造的誤差の解
析(Structural ErrorAnalysi
s in Plane Kinematjc 5ynt
hesjs)J(F、 Fre(Idenstein著
、米国機械学会誌81B115〜22頁、1959年発
行)および[八ngen:i°herte   5yn
these  von  Mechanismen  
J(S、 Sch、 Bloch  著、Verlag
 Technik社、ベルリン、1951年発行)に示
されており、この説明は参考に留める。
例えば第4図において、スイングビーム30aが2.0
167X (ここでXは定数)の長さLを有し、固定枢
軸の位置すなわち固定枢着点38aはスイングビーム3
0aの下端部34から距離0.6986Xだけ離れた所
に位置しているものとする。かような幾何学的構成にお
いて、固定枢着点38aおよび弧35の回転中心37が
ピストン11の軸線に対し垂直な線上にあり、固定枢着
点38aと弧35の回転中心37との間の距離Eが0.
4570X、弧35の半径Rが0.2416Xであると
すると、次式%式% の相対寸法関係があることになる。従って実際には、ス
イングビーム30aの下端部34の軌跡は、円弧35と
はほとんど区別できないものとなる。
このため余分のロッカー54を下端部34に連結するこ
とができ、ロッカー54の長さは、下端部34により創
成された円弧の曲率半径に等しくなる。ロッカー54を
使用できれば、きわめて堅牢な構造を得ることができる
もしもロッカー54を付加した場合には、スイングビー
ム30aの上端部を、小さな偏心体32aを介してピス
トン11に連結する必要がある。
これは、スイングビーム30aの上端部がピストン11
にピン連結されていて、ピストンの軸線に対して平行な
直線上を正確に移動するため(第3a図〜第3C図参照
)、スイングビーム30aの下端部34により創成され
る弧35が完全な円弧を描かないという事実があるから
である。従って、もしもスイングビーム30aの下端部
34がロッカー54に連結されていて、正確な円弧を描
く運動を行なわせるならば、スイングビーム30aの上
端部32aは正確な直線上を移動できなくなる。
上記のごとき最適な設計手法によれば、直線運動からの
上端部32aの偏差は最小となり、すなわち173□イ
ンチ(約0.79mm)以下にすることができる。この
運動を行なうのにもしもエンジンの公差が不充分である
ときには、偏心体32aにより偏差を無くすことができ
る。適当な形式の偏心支軸すなわち偏心体32aは公知
である。
以上のすべての実施例において、スイングビームとスイ
ングブロックとの間のスライド量は比較的小さい。90
mmのストロークを有し、スイングビームの平均位置に
対するスイングビームの最大揺動角度が15°であるエ
ンジンの場合には、スイングビームとスイングブロック
との間の最大スライド量は次式すなわち、 (%)(90)(1−cosl 5  ’)  −1,
53mmとして計算され、これはストロークの1.7%
に相当する。実用的な目的のためには、これにより生じ
るエネルギ損失は無視することができる。
第5図〜第12図は、エンジンの作動中の熱力学的サイ
クルおよびピストンの運動タイミングを最適化した2自
由度機構に基く内燃機関を示すものである。これらの機
構におけるピストンの変位は2つの変位すなわちクラン
クシャフトの変位および第2のエレメント(これを制御
シャフトと呼ふことにする)の変位の関数である。上記
のように、制御シャフトは多数のエレメントを介して作
動する。これらの実施例においては、1自由度はクラン
クシャフトの回転に相当し、第2のエレメントは制御手
段により作動される。
4サイクル内燃機関を作動させる1つの公知の熱力学的
ザイクルはアトキンソンサイクルである。
アトキンソンサイクルの基本的特徴は、圧縮行程よりも
膨張行程の方が長いことである。この方法によって、よ
り多くの燃焼エネルギが有効仕事量に変換される。第5
a図〜第5c図は、アトキンソンサイクルとして作動さ
せるための制御シャフトを備えたエンジンの第1実施例
を示すものである。
第5a図において、単気筒スイングビーム形エンジンは
シリンダ10と、ピストンI2と、ピストンコネクティ
ングロッド16とを有し、この構成は第1図に示したピ
ストン−コネクティングロッド機構と同様に構成しても
よい。スイングビーム40の一端42はコネクティング
ロッド16にピン連結されていて、他端44は軸線48
のまわりで回転自在な制御シャフト46にピン連結され
ている。スイングビーム40およびクランクシャフト2
2には、別のコネクティングロッド20がピン連結され
ている。90°間隅で隔っている制御シャフト46の回
転位置が、P+、P2.P3およびP4で示されている
。また、同様に90゜間隔で隔っているクランクシャツ
1〜22の回転位置を、C,、C2,C,およびC4で
示しである。
ピストン12の瞬間位置は、クランクシャフト22の位
置および制御シャフト46の位置に基いて定められる。
第5b図は、ピストン12の前面部12aが占める位置
を示すものであり、(i)クランクシャフト22および
制御シャフト46の回転位置が180°の位相だげずれ
ていて、ピストン変位に及ぼす作用が付加的である位置
Lmax。
Rmaxと、 (ii )クランクシャフト22および
制御シャフト46が互に打ち消し合うように作用する同
位相位置Lmin 、  Rminと、(iii)クラ
ンクシャフト22および制御シャフト46が互に906
の位相だけずれている位置Lnom 、 Rnomとを
示すものである。これらの位置のうち、符号Rで示す3
つの位置は作動サイクルの上死点位置であり、符号I、
で示す3つの位置は作動サイクルの下死点位置である。
例えば、クランクシャフト22がC4位置にありかつ制
御シャフト46がP3位置にあるとき(すなわち、18
0°の位相だけずれた位置にあるとき)は、ピストン1
2の前面部12aばRmax位置を占めることになる。
また、クランクシャフト22が03位置にあり、制御シ
ャフト46がP。
位置にあるときは、ピストン12の前面部12aはLm
ax位置を占めることになる。これに対し、クランクシ
ャフト22がC3位置にあり、制御シャフト46がP3
位置にあるとき(ずなわら、同位相位置にあるとき)は
、ピストン12の前面部12aはLmax位置でばなく
、Lmin位置を占めることになる。クランクシャツ1
へ22および制御シャフト46は、上死点および下死点
においてこれらの両シャフl−22,46が90°の倍
数の位置を占めることがないように作動する。
第5a図のエンジンを4ス1−ロークサイクルエンジン
として作動させるために、クランクシャフト回転数の%
を加え(又は減じた)回転数で(すなわちカムシャフト
の回転数で)、制御シャフト46を回転させるための駆
動手段(図示せず)が設けられている。制御シャフト4
6は、クランクシャフト22に直接ギアを介し連結して
おくのが望ましい。そのような機構は当業者においてよ
く知られた技術である。しかしながら、理論的には制御
シャフト46を別の駆動装置により独立して駆動するよ
うに構成することも可能である。
第5C図の表は、制御シャフト46がクランクシャフト
22の回転速度すなわち回転数の2で回転する場合の、
第5a図に示すエンジンの作動を示すものである。この
表に示すように、制御シャフト46が1回転するとき、
クランクシャフト22は2回転する。第5C図に示すよ
うに、すべての行程長さは、各行程の始点および終点で
のピストン位置りとRとの間の距離に等しくなっている
。図示の例において、ピストン12は、排気行程中ばL
max位置からRnom位置まで、吸入行程中および圧
縮行程中はRnom位置とL m i n位置との間で
、そして爆発行程中にはRnom位置からLmax位置
まで移動する。エネルギ効率の観点からすれば、最も重
要な行程は爆発行程であり、第5C図に示すように、ア
トキンソンサイクルにおいては吸入行程および圧縮行程
よりも爆発行程の方が長くなっている。
上記のごとく、サイクルストロークおよびサイ上記のご
とく、サイクルストロークおよびサイクルタイミングを
修正すべく、クランクシャフト22と制御シャフト46
との間の位相が変えられるようになっている。例えば、
第5a図に示すエンジンのクランクシャフト22および
制御卸シャフト46は、従来の慣用的なスライダークラ
ンク機構に比べ、爆発行程の始点において長い時間を与
えるように位相が僅かにずれている。また、クランクシ
ャフト22および制御シャフト46は、互に反対方向に
回転するように構成することができる。
本発明による制御手段は、熱力学的サイクルの特性を少
くとも2つの方法で変えるのに使用することができる。
すなわち1つの方法は、例えば第5a図〜第5C図に示
したように制御シャフト46がクランクシャフトの回転
数の数分の1の回転数で回転するようにして、行程長さ
を変える方法であり、他の方法はサイクルタイミングを
変えることである。このサイクルタイミングの変化は、
クランクシャフトの回転と制御シャツ1〜の回転との間
の位相を変え、かつ、制御手段およびエンジンの休止時
に対する該制御手段の位置に対して選定された寸法を変
えることによって行なうことができる。4ストロークサ
イクルエンジンの場合には、クランクシャフトの平均速
度(平均回転数)に対する制御シャフトの平均速度(平
均回転数)の比Vの代表的な値は、V−±(n  %)
  (ここで、nは正の整数)として求められる。2ス
トロークサイクルエンジンの場合には、熱力学的サイク
ルの特性を調節できる可能性が4ストロークサイクルの
場合に比べ小さい。例えば2の速度比を用いた場合には
、爆発行程と圧縮行程との行程長さの比は、各サイクル
ごとに1より僅かに大きくなるだけである。しかしなが
ら、2ストロークサイクルエンジンの場合でも、クラン
クシャフトと制御手段との間の位相を調節することによ
ってサイクルタイミングを制御する可能性が存在する。
スイングビーム形エンジンにおいて最適な動力伝達を行
なうためには、あたかも通常のスライダークランク形エ
ンジンにおいてコネクティングロソドの揺動角度を制限
しているように、スイングビームの揺動角度を制限する
ことが望ましい。スイングビーム形エンジンにおいては
、スイングビームの揺動角度は、ピストンの運動方向に
対して垂直な方向から約15°以内となるように維持す
るのが望ましい。このことは、本発明による制御シャフ
トを備えた通常のスイングビーム形エンジンについても
、また、ラプソンのスライド方式によるスイングビーム
形エンジンについても適用されることである。
スイングビーム形エンジンに、連続的に回転する制御シ
ャフト(例えば第5a図の制御シャフト46)を付加し
た場合には、幾分かの動力が制御シャフト46を介して
クランクシャフト22に伝達される。従って制御シャフ
ト46の釣り合いをとる必要がある。しかしながら、例
えば可変ストローク作動を行なう場合のように、制御シ
ャフトが制御レバーとして機能するときには、制御レバ
ーによってはいかなる動力もクランクシャフトに伝達さ
れることがない。
しかしながら、制御シャフトを直接スイングビームに連
結する必要はない。第8図〜第11図に示す実施例から
も明らかなように、制御シャフトとスイングビームとの
間の連結部をコネクティングリンク組立体で構成するこ
とができ、このコネクティングリンク組立体は、制御シ
ャフトと、コネクティングリンク組立体と、スイングビ
ームと、固定リンクとが、スライダークランク運動又は
クランク−ロッカー運動あるいは他の運動をなすように
構成されている。
第5a図に示す制御手段の種々の構造は本発明の範囲内
に入るものであり、そのうちの幾つかのものについては
更に説明するように、2自由度機構で構成することがで
きる。例えば、第8図および第9図に示すように、制御
シャフトを、コネクティングロッドおよびスライダに連
結されたクランクすなわち偏心体で作り、偏心体のクロ
スへソドピンを制御ピンに取付けるように構成すること
ができる。クランク−ロッカー制御手段は第11図の実
施例に関して説明する。
第6図に示すスイングビーム形エンジンは、スイングビ
ーム40が直接ピストン11にピーン連結されている点
を除き、第5a図に示したスイングビーム形エンジンと
同じである。この実施例の場合、スイングビーム40の
反対側の端部44は、第5a図の実施例のように直接制
御シャフト46に連結されているのではなく、コネクテ
ィングロッド47を介して制御シャフト46に連結され
ている。また第6図は、制御シャフト46を作動させる
ためのギア連結装置45が、クランクシャフト22と制
御シャフト46との間に設けられていることを図式的に
示している。
これらのすべての実施例において、クランクシャフトと
制御シャフトとの相対位置を逆にすることができる。ま
た、スイングビームに関して、制御シャフトとクランク
シャフトとを同じ側あるいは反対側に配置することもで
きる。更に、クランクシャフトと制御シャフトとをスイ
ングビームに関して同じ側に配置した場合に、これらの
両シャフトをピストンに関して同じ側あるいは反対側に
配置することもできる。
第7a図〜第7d図は他の形式のスイングビーム形エン
ジン、すなわち第3a図〜第3b図に示したラプソンの
スライド機構を用いたエンジンではあるが、アトキンソ
ンサイクル作動を行なわせるための制御シャフトを備え
た2自由度機構に基くエンジンを示すものである。第7
a図において、スイングビーム50の下端部にはラプソ
ンのガイド部分51が設けてあり、該ガイド部分5Iは
、枢動自在のスイングブロック52を受入れるための長
いガイドスロットを備えている。ガイド部分51および
スイングブロック52は、第3a図に示したガイド31
およびスイングブロック36に相当するものである。ス
イングブロック52の枢着ピン53は、回転する制御シ
ャツI・46に連結されている。
第7b図および第7c図はスイングビーム50゜50a
の2つの実施例を示すものであり、スイングビーム50
はピストン]1に直接連結されており、スイングビーム
50aはリンクを介してピストン12に連結されている
。各スイングビーム50,50aは、制御シャフト46
に対して直接ピン連結されている。第7b図の実施例の
場合すなわちスイングビーム50がピストン11に直接
ピン連結されている場合には、配位運動を維持するため
、クランクシャフト22が中間リンク20を介してスイ
ングビーム50に連結されている。
第7C図の実施例には中間リンク20が用いられていな
い。第7d図の実施例は、制御シャフト46とクランク
シャフト22との位置が逆になっている点を除いて、第
7b図の実施例と同じである。
エンジンがクランクシャフトに対してギア連結された制
御シャフトを備えているものであるか、あるいは制御シ
ャフトがレバーとして機能するものであるかには関係な
くして、制御シャフトの位置が所望の行程に対応するよ
うに構成し、また、制御シャフトあるいはレバーに伴う
僅かな動力損失が摩擦損失に打ち勝つようにすることが
必要である。
第7a図〜第7d図に示す実施例は、第5a図の実施例
と同様に作動する。制御シャフト46を所定の速度で回
転させるための駆動手段(図示せず)が制御シャフト4
6に連結されており、アトキンソンサイクルを生じさせ
るためには制御シャフト46をクランクシャフト22の
数分の1の速度で回転することが望ましい。制御シャフ
ト46とクランクシャフト22との間の相互位相は第5
C図に示した関係と同様に構成してもよいし、サイクル
事象のタイミングを変えるように変化させてもよい。
本発明の実施例は、可変ストローク作動を行なわせるべ
く使用することができる。この場合には、制御シャフト
は制御レバーとして機能する。可変ストローク作動を行
なわせるため、制御シャフトを適当に制御して駆動する
駆動装置を用いることにより、第3図〜第6図の実施例
を使用することができる。しかしながら、可変ストロー
ク作動を行なわせるには、第8図〜第11図に関して説
明する付加的な特徴を備えた実施例とするのが望ましい
第8a図は、ラプソンのスライド機構を用いたスイング
ビーム形エンジンを示すものであり、スライダークラン
ク機構によって、制御シャフト46の位置がスイングブ
ロック60の位置を決定するように構成されている。制
御シャフト46は、制御ロッド62を介してスライドブ
ロック64に連結されており、該スライドブロック64
ば、固定の滑り通路66内で長手方向に移動できるよう
になっている。第8b図および第8C図に示すように、
スライドブロック64は、枢着ピン68を介して上方の
スイングブロック60に連結されている。
スイングビーム50aは、第3a図、第7C図および第
7d図に示した構造と同様なラプソンのガイド部分51
を備えている。このガイド部分51は、スイングブロッ
ク60と摺動自在に係合している。
枢着ピン68は、スイングブロック60の枢着点をも形
成している。枢着ピン68を静止させておいた場合には
、エンジンは第3a図に関して説明したように作動する
。しかしながら、枢着ピン68は滑り通路66に沿って
変位することができるので、この構造は幾つかの付加的
な作動モードで作動する。
第8a図に示す構造は単に図式的に示したものである。
当業者にとっては、この機構を介して伝達される力につ
いてみれば、第8a図の実際の構造が種々の力伝達形式
を採りうろことが理解されよう。第8d図および第8e
図はかような一例を示すものであり、これらの図面にお
いては、第8a図の構成要素と同様な機能をもつものに
ついて同じ番号を使用して示しである。
1つの制御モードにおいては、制御シャフト46が制御
レバーとして作用し、その位置がピストンストロークを
調整するように構成することができる。第9図は、この
ための好ましい運動力学的レイアウトを示すものであり
、スイングブロック60の中心Mの幾つかの点(例えば
、M、、M2゜M、)を示すものである。図示の幾何学
的構成は、一定圧縮化(このレイアウトでは9:1)に
おいて、最大ストロークの約30%迄ストロークを変え
得ることができる。
第9図は、次の(a)〜(C)の条件を満足できるよう
に、運動力学的解析により決められた各部の寸法を示す
ものであり、この条件とは、(a)ストロークを変える
ことができること、(blはぼ一定の圧縮比を維持でき
ること、および(C)木質的に一定の上死点タイミング
を維持できることである。第9図から明らかなように、
M4点、Mz点およびM3点はほぼ同一直線上にあるが
、上死点におけるスイングビームの軸線とは整合してい
ない位置にある。
換言すれば、第9図のレイアうトに示ずように、ストロ
ークの上死点において、ピストンの位置はC8からC2
更に03まで変化する(第9図において、符号Cは上死
点におけるビス!・ンの位置すなわちピストンクリアラ
ンスを示すものである)。
各点M+ 、M2 、M3に対するピストンストローク
の長さは変化するが、上死点位置も同し比率で変化する
ため、最終圧縮比は実質的に一定に維持される。
種々のリンクの寸法が第9図に示してあり、ここで符号
rはクランクシャフト22の半径、符号Rはコネクティ
ングロッド20の長さ、符号A−Bはスイングビーム5
0aの長さである。符号A、、BIおよびA、’、B、
’は、ピン位置がM。
点にあるときの、上死点および下死点におけるスイング
ビーム50aの両端部32.34の位置を示すものであ
る。符号AZ、B2およびA2’B2’。
および−点鎖線は、ピン位置がM2点にあるときの、そ
れぞれスイングビーム50aの両端部の位置およびスィ
ングビーム50a自体の位置を示すものである。また、
符号A3.83およびA3’B3′、および破線は、ピ
ン位置がM3点にあるときの、それぞれスイングビーム
50aの両端部の位置およびスィングビーム50a自体
の位置を示すものである。C1点、C2点および03点
は、それぞれピン位置M、、M2およびM3に対する上
死点の位置を示すものである。最後に、符号Pは、ピス
トンの軸線とクランクシャフトの軸線との間の距離を示
すものである。
第9図に示すように、M+点、M2点およびM3はほぼ
同一直線上にあり、第8a図に示したスライダクランク
案内機構を実現できるようになっている。更に、上死点
位置(これB5点、B2点および33点により定められ
る)のタイミングは実質的に変化しないように維持され
る。従って、はぼ一定の圧縮比において、しがも、上死
点位置あるいはこの近くの位置におけるバルブタイミン
グに影響を与えることなくして、ピストンストロークを
変えることができる。
4ストロークサイクルエンジンの他の作動モードにおい
ては、ml?卸シャフトは、クランクシャフトの速度の
2の奇数倍の速度で駆動される。爆発行程の方が圧縮行
程よりも長くなるように制御シャフトとクランクシャフ
トとの位相を定めることにより、アトキンソンサイクル
で作動させることができる。通常のサイクルタイミング
を維持するには、クランクシャフトに対する制御シャフ
トの位相は、上死点位置がスイングブロックの最上方位
置に一致するように構成する必要がある。
上記作動モードを得るために、制御シャフトと係合およ
び係合解除させる適当な制御手段を設けることができる
。例えば、実施例の第1のモードの場合には、マイクロ
プロセッサ制御による制御シャフト46のアクチュエー
タ49 (第8a図)を用いることができる。合理的な
制御範囲内で正しいバルブタイミングを調節したり維持
するためおよび/またはアトキンソンサイクルタイミン
グを変えるために、位相変化装置を用いることもできる
第10図は、第8a図の機構に他の作動モードを行なわ
せるための機構を示すものである。この実施例において
は、第8a図の固定の滑り通路66の代りに、固定の枢
着点67と偏心支軸68との間にガイド66aが保持さ
れている。図面を明瞭にするため、スライドブロック組
立体64゜68の底部材64のみを示しである。ガイド
66aは第9図に示すように配置することができ、これ
により、偏心支軸68の中心位置において制御シャフト
46がスライドブロック64を移動させ、圧縮比を変え
ることなくストロークを変えることが可能となる。しか
しながら、補助スライダ64の通路を制御するガイド6
6aの傾斜角度は、偏心支軸68により調節することが
でき、これにより、圧縮比を大きくしたり小さくするこ
とができる。もしも圧縮比の変動がきわめて僅小に制限
されるならば、上死点位置のタイミングによる影響は無
視することができる。
偏心支軸68を制御作動するために、該偏心支軸に適当
な駆動手段を連結することができる。エンジンの作動中
には、小さな圧縮比でエンジンを運転させたりあるいは
一時的に小さな圧縮比で運転させたり (例えばエンジ
ンにノンキングが生じているとき)することが望まれる
多くの作動条件が存在する。上記駆動手段は、このよう
な所望のエンジン作動パラメータに応答するように制御
することができる。
第11図は、クランクシャフトおよび制御リンク(この
場合はクランクとロッカー)の下側でスイングブロック
70のガイドを行なうように構成した別の実施例を示す
ものである。前にも述べたように、これらの構成要素の
相対位置は任意に変えることができる。この場合、制御
シャフト46は、固定の柩着点74のまわりで枢動自在
に支持されたプレート72にピン連結されている。また
プレート72は、番号76で示す位置においてスイング
ブロック70にピン連結されている。スイングブロック
70のピン76の軌跡は円弧をなし、その揺動角度およ
び半径は、設計上の要求を満たす限度内で調整すること
ができる。
いずれかの実施例においてもしも必要ならば、クランク
シャフトまたはカムシャフトと制御シャフトとの間に位
相変化装置を設けることができる。
この位相変化装置とは、時間の関数としてピストンスト
ロークの運動を変えるためのものであり、これにより、
タイミングおよび他の作動特性を変えるためのものであ
る。
第9図の実施例は、適当な運動学的設計を行なうことに
より、上死点タイミングの変動を無視できる可変ストロ
ーク作動を行なわせることができる。しかしながら、他
の実施例においては、バルブタイミング、アトキンソン
サイクルのタイミング可変ストロークまたは可変圧縮比
作動モードにおけるタイミングを制御するには位相を調
整する必要がある。所望ならば、可変ストローク作動を
行なわせるための制御レバー(これらは第8図〜第11
図に関して説明した)は、可変圧縮比作動の比率に合わ
せることができる。
本発明の実施例には、もしも位相変化装置を必要とする
場合には、公知の可変バルブタイミング機構を備えた公
知のベヘルギアまたはスパーギア形装置を使用すること
ができる。
第12a図〜第12C図は4気筒可変ストロークエンジ
ンの実施例を示すものであり、このエンジンには第12
C図に示すように、4つのシリンダの各々に対して第8
a図〜第8e図の実施例が使用されている。クランクシ
ャフト22のクランクスローの位相は、通常の直列4気
筒エンジンの場合のように、0°−180°−180°
−o’となるように構成するのが望ましい。第12a図
には、4つのピストンの対応位置が示されている。
各ピストンA、Bは、スイングビーム50aおよびコネ
クティングロッド20を介してクランクシャフト22に
連結されている。第8a図の場合、各スイングビーム5
0aは、枢着ピン68′に対して摺動かつ枢動できるよ
うにスイングブロック60′と係合しており、補助スラ
イダ64′は、枢着ピン68′の位置を調節するため固
定の滑り通路66に沿って変位できるようになっている
枢着ピン68′は、各スイングビーム50aと関連する
スイングブロック60′を通って滑り通路66に対して
垂直に延在している。スライダ64 (および関連する
滑り通路66)は、軸線方向に間隔を隔てた位置で枢着
ピン68′を支持するように構成されている。
すべてのスイングビーム50のスライダ64′の位置従
って枢着ピン68′の位置は、単一の制御シャツl−4
6’によって制御され、該制御シャフト46′は、リン
ク62 (1つのリンク62が各スライダ64′と関連
している)を介して枢着ピン68′に連結された制御レ
バーとして作用する。もしも所望ならば、制御シャフト
はカムシャフトと一体に構成でき、また、別体として構
成してもよい。あるいはまた、市1営卸シャフトは、ア
]・キンソンサイクルとして機能するか可変圧縮比モー
ドとして作動するように設計し、寸法を定めることがで
きる。
第12C図の実施例は、図面を明瞭にするため概略的に
示しであるが、実際の構造は第8d図〜第8e図の実施
例とは異なるものであることが当業者には容易に理解で
きるであろう。
単一の制御レバー46′を使用できるため、本発明の長
所を直列シリンダエンジンに適用することができる。第
2a図に関して説明したように、リンクの比率を適当な
比率に選定することによって、爆発行程中のタイミング
を最適化することができる。このエンジンの動力学的バ
ランスは、2気M 対向ピストンエンジンの動力学的バ
ランスと類似している。しかしながら、このエンジンの
動力学的バランスはより良好なものになっている。
同一のクランクシャフト180°の位相を隔てて配置さ
れたコネクティングロッドを備えた対向ピストンエンジ
ンにおいては、コネクティングロッドの回転位性力が同
じように作用するため、コネクティングロッドの慣性ア
ンバランスが生じる。
しかしながら、第12図に示す4気筒エンジンにおいて
は、A−Aピストンのコネクティングロッドに関連する
慣性アンバランスは、B−Bピストンのコネクティング
ロッドに関連する慣性アンバランスとは逆方向に作用す
る。
以上述べた実施例に基く多気筒エンジンの構成において
は、次の諸点からなる種々の作動モードを考えることが
できる。すなわち、 1、 固定ストローク−オツトーサイクル。
2、 固定ス1−ロークーア(・キンソンサイクル。
3、 可変ストロークーオッI・−サイクル、4、 可
変ストローク−アトキンソンサイクル、および 5、 可変圧縮比、アトキンソンまたはオントーサイク
ル である。
どのエンジンに対しても、オプションとしてこれらのモ
ードの中の1つあるいは1つ以上を用いるのが望ましい
。モード1は従来の内燃機関に相当するものであり、モ
ード5は、第10図に関して説明したような調節手段を
備えたものである。
モード2の作動を行なう場合には、制御シャフトを単一
の構成にすることができるが、クランクおよび制御シャ
フトのスローの位相は適当に定める必要がある。例えば
、 0°−180°−180°−0°のクランクスローを有
し、クランクシャフトの2の速度で作動する制御シャフ
トを備えた直列4気筒エンジンを構成するのに第5a図
の機構を用いる場合において、各シリンダにおいて第5
C図に示すタイミングを得るためには、制御シャフトの
スローの位相を0”270”180’−90’にする。
モード3の作動を行なう場合には、制御シャフトは制御
レバーとして機能し、レバーの位置ばすべてのシリンダ
について同位置にある。すなわち、制御シャフトを単一
の制御シャフトで作り、第12図に示すような偏心軸と
して機能するように構成することができる。
モード4の作動を行なう場合には、モード2の作動を行
なうように構成された単一の制御シャフトを使用するこ
とができるが、制御シャフトの位置はストロークの関数
となる。すなわち、制御シャフトの軸線は、ストローク
に基く量だけ第9図の軸線MI  M2  M3に沿っ
て移動できるようにしなければならない。このモードの
作動を行なうためには位相変化装置が必要とされ、この
目的のために公知のあらゆる位相変化装置を使用するこ
とができる。
第12図に示した実施例のピストンおよびシリンダの構
成が直列4気筒スライダークランクエンジンであるとは
いえ、従来の直列シリンダエンジンまたは他のエンジン
のスライダークランクピストン作用を、本発明のスイン
グビーム作用に置き換えることによって、第12同に示
した形式のスイングビーム設計による直列ピストンシリ
ンダ構造または他のピストン−シリンダ構造を得ること
ができることは、当業者にとって明らかであろう。
以上述べたエンジン構造は、内勤形ピストンおよび外勤
形ピストンのいずれについても機能するものである。こ
こでいう内勤形ピストンとは、燃焼室がピストンの間に
配置された配置をいう。また外勤形ピストンとは、エン
ジンの対称面から最も離れているピストンの両端部に隣
接して燃焼室が配置されているものをいう。
本発明の多数の実施例に係る発明は、1自由度のクラン
クシャフト運動および別の自由度をもつ制御手段の運動
を用いた2自由度のリンク機構に基くものである。これ
らの機構は、力の伝達および動力学的特性を大きく損な
うことがないため、アトキンソンサイクル作動、可変ス
I・ローフ作動および可変圧縮比作動を行なわせるべく
設計するときに好ましい機構的釣り合いを保つことがで
きる。以上のすべての実施例は、2ストロークサイクル
エンジン並びに4ストロークサイクルエンジン、火花点
火形エンジン並びにディーゼルエンジンに用いることが
できる。
以上は本発明の好ましい実施例を代表するものであり、
本発明の概念を逸脱することなく、ここに開示した構造
に変更および修正を加えることは当業者にとって明白で
あろう。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のスイングビーム形エンジン
の概略構成図であり、それぞれ、単一ピストン配置構造
および対向ピストン配置構造を示すものである。 第3a図、第3b図および第3C図は、ラプソンのスラ
イド機構を用いたコンパクトなスイングビーム形エンジ
ンの3つの実施例を示すものである。 第4図は、ラプソンのスライド機構を用いた他のコンパ
クトなスイングビーム形エンジンの概略構成図である。 第5a図は、アトキンソンサイクル作動を行なうための
2自由度機構を暴く制御手段を備えたスイングビーム形
エンジンの概略構成図である。 第5b図は、第5a図の実施例における種々のピストン
上死点および下死点を示すものである。 第5c図は、第5a図に示すエンジンの種々のピストン
位置およびピストン運動を示す表である。 第6図は、制御手段を備えたスイングビーム形エンジン
の概略構成図である。 第7a図、第7b図、第7c図および第7d図は、制御
手段を備えたスイングビーム形エンジンの他の実施例を
示す概略構成図である。 第8a図は、ラプソンのスライド要素および枢動位置を
調節する制御手段を備えたスイングビーム形エンジンの
概略構成図である。 第8b図、第8c図は、第8a図に用いたスライドブロ
ック機構の平面図および斜視図である。 第8d図は、第8a図のリンク機構を取り入れたエンジ
ンの概略構成図である。 第8e図は、第8d図のA−A線に沿う断面図である。 第9図は、可変ストローク作動、実質的に一定の圧縮比
および上死点タイミングを与えるための、第8a図のエ
ンジンのストローク制御レイアウトの概略構成図である
。 第10図は、第8a図のエンジンに使用するラプソンの
スライド機構の改良されたガイドを示す概略構成図であ
る。 第11図は、ロッカ−11i1J御手段を備えたラプソ
ンスライド機構によるスイングビーム形エンジンを示す
概略構成図である。 第12a図、第12b図および第12C図は、ラプソン
スライド機構による4気筒スイングビーム形エンジンの
概略構成図であり、該エンジンの作動を示すものである
。 10・・・・・・シリンダ、 11.12・・・・・・ピストン、 14.30.30a、30b、4.0,50゜50a・
・・・・・スイングビーム、 20.22・・・・・・クランクシャフト、46・・・
・・・制御シャフト。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダと、該シリンダ内で変位可能なピストン
    と、クランクシャフトと、スイングビームとを備えた内
    燃機関において、 前記スイングビームとピストンとの間の第1のカップリ
    ング手段と、 前記クランクシャフトとスイングビームとの間の第2の
    カップリング手段と、 前記スイングビームを枢着手段のまわりで回転させるべ
    く、前記スイングビームと係合する枢着手段と、 前記枢着手段の位置を制御する制御手段であって、制御
    シャフトと、エンジンの作動に応答して制御された方法
    で前記制御シャフトを移動させる駆動手段とを備えた制
    御手段とを有することを特徴とする内燃機関。
  2. (2)前記制御シャフトが複数の選定された位置の間で
    移動することができ、前記制御シャフトを選定された位
    置の間で移動させて制御シャフトを制御レバーとして機
    能させるべく前記駆動手段を作動させるため、エンジン
    の作動パラメータに応答する手段を備えていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関。
  3. (3)前記駆動手段は、前記制御シャフトが周期的運動
    をなすように駆動する手段を備えていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関。
  4. (4)前記制御シャフトがクランクであり、かつ、クラ
    ンクシャフトの速度の1/2の複数倍の速度で制御シャ
    フトを回転させる手段を備えていることを特徴とする特
    許請求の範囲第3項に記載の内燃機関。
  5. (5)前記第1のカップリング手段がピストンとスイン
    グビームとの間の連結リンクを備えており、前記第2の
    カップリング手段がクランクシャフトとスイングビーム
    との間のコネクティングロッドを備えており、前記制御
    シャフトがスイングビームにピン連結されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の内燃機関。
  6. (6)前記第1の連結手段が、スイングビームをピスト
    ンに直接連結するピンを備えており、前記第2の連結手
    段がクランクシャフトとスイングビームとの間の連結ロ
    ッドを備えており、前記制御手段が制御シャフトとスイ
    ングビームとの間の連結リンクを備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項に記載の内燃機関。
  7. (7)前記第1の連結手段がピストンとスイングビーム
    との間の連結リンクを備えており、前記第2の連結手段
    が、スイングビームとクランクシャフトとを直接連結す
    るピンを備えており、前記制御手段が、互に協働する1
    対のラプソンのスライドエレメントを備えていて、一方
    のエレメントは制御シャフトに枢着されておりかつ他方
    のエレメントはスイングビームに枢着されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の内燃機関。
  8. (8)前記ラプソンのスライドエレメントは、前記第1
    および第2の連結手段の間に配置されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項に記載の内燃機関。
  9. (9)前記第2の連結手段がラプソンのスライドエレメ
    ントと第1の連結手段との間に配置されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項に記載の内燃機関。
  10. (10)前記第1の連結手段がスイングビームとピスト
    ンとを直接連結するピンを備えており、前記第2の連結
    手段がクランクシャフトとスイングビームとの間の連結
    リンクを備えており、前記制御手段が互に協働する1対
    のラプソンのスライドエレメントを備えていて、一方の
    エレメントは制御シャフトに枢着されており、かつ他方
    のエレメントはスイングビームに枢着されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の内燃機関。
  11. (11)前記ラプソンのスライドエレメントが第1およ
    び第2の連結手段の間に配置されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第10項に記載の内燃機関。
  12. (12)前記第2の連結手段がラプソンのスライドエレ
    メントと第1の連結手段との間に配置されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の内燃機関。
  13. (13)前記制御手段が、 前記枢着手段と係合するスライドブロックと、該スライ
    ドブロックを所定の運動経路に沿って案内するためのガ
    イド手段と、 前記制御シャフトとスライドブロックとの間のカップリ
    ング手段とを備えていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の内燃機関。
  14. (14)前記枢着手段が互に協働する1対のラプソンの
    スライドエレメントを備えていて、一方のエレメントが
    スライドブロックに枢着されておりかつ他方のエレメン
    トがスイングビームの一部を構成していることを特徴と
    する特許請求の範囲第13項に記載の内燃機関。
  15. (15)前記ガイド手段が、スライドブロックの経路に
    沿う種々様々の位置において向きが変化する実質的に直
    線状の経路に沿って前記スライドブロックを案内し、エ
    ンジンの圧縮比および上死点タイミングが実質的に一定
    に維持されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    4項に記載の内燃機関。
  16. (16)前記ガイド手段の位置を選択的に移動させてエ
    ンジンの圧縮比を変化させる手段を備えていることを特
    徴とする特許請求の範囲第15項に記載の内燃機関。
  17. (17)前記制御手段が、制御シャフトに連結されたロ
    ッカー手段と、互に協働する1対のラプソンのスライド
    エレメントとを備えており、一方のエレメントがロッカ
    ー手段に枢着されておりかつ他方のエレメントがスイン
    グビームの一部を構成していることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の内燃機関。
  18. (18)前記制御シャフトが周期的な運動をなすように
    駆動して、エンジン回転中のピストンストロークを変化
    させる手段を備えていることを特徴とする特許請求の範
    囲第13項または第17項に記載の内燃機関。
  19. (19)シリンダと、該シリンダ内で変位可能なピスト
    ンと、クランクシャフトと、スイングビームと、該スイ
    ングビームをピストンに直接連結する手段と、固定枢軸
    のまわりで前記スイングビームをスライドさせかつ回転
    させるラプソンのスライド機構であって、前記固定枢軸
    のまわりで枢動できかつ第2のエレメントを前記固定枢
    軸を通る軸線に沿ってスライドさせるべく該第2のエレ
    メントと係合するように形成された第1のエレメントを
    備えているラプソンのスライド機構とを有する内燃機関
    において、 前記スイングビームが、前記軸線に沿って前記第1のエ
    レメントと摺動自在に係合する協働部分と、スイングビ
    ームとクランクとの間に運動を伝達すべくこれらの両者
    を連結する手段とを備えていることを特徴とする内燃機
    関。
  20. (20)前記連結手段が、スイングビームとクランクシ
    ャフトとに枢着されたコネクティングロッドを備えてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第19項に記載の内
    燃機関。
  21. (21)前記スイングビームが両端部を有し、一端部は
    ピストンに連結されておりかつ他端部はコネクティング
    ロッドに連結されており、前記ラプソンのスライド機構
    は前記スイングビームの両端部の間に配置されていて、
    前記他端部が実質的に円弧状の経路に従って移動するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第20項に記載の内燃機
    関。
  22. (22)前記クランクとコネクティングロッドは、エン
    ジンの爆発行程時間の方が圧縮行程時間よりも長くなる
    ような非心形のロッカーリンク運動を生じさせる比率に
    構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第21
    項に記載の内燃機関。
  23. (23)前記スイングビームは、該スイングビームの前
    記他端部が実質的に円弧状の軌跡を描いて運動する比率
    に構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第2
    1項に記載の内燃機関。
  24. (24)前記スイングビームの他端部と円弧状の弧の中
    心との間に枢着されたロッカーエレメントを備えており
    、前記スイングビームが偏心支軸を介して前記ピストン
    に連結されていることを特徴とする特許請求の範囲第2
    3項記載の内燃機関。
  25. (25)前記連結手段が、ラプソンのスライド機構の前
    記第1のエレメントとクランクシャフトとに枢着された
    コネクティングロッドを備えていることを特徴とする特
    許請求の範囲第20項に記載の内燃機関。
  26. (26)前記ラプソンのスライド機構の第1のエレメン
    トが枢動自在に取付けられたガイドブロックであり、前
    記スイングビームの協働部分が、前記ガイドブロックを
    摺動自在に受入れるスロットを備えたガイドエレメント
    であることを特徴とする特許請求の範囲第20項に記載
    の内燃機関。
  27. (27)前記ラプソンのスライド機構の第1のエレメン
    トが、長いスロットを備えている枢動自在に取付けられ
    たガイドブロックであり、前記スイングビームの協働部
    分が前記スロット内に配置された被ガイドエレメントで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第20項に記載の
    内燃機関。
  28. (28)複数の直列シリンダと、各シリンダ内で摺動可
    能なピストンと、クランクシャフトと、各ピストンに連
    結されたスイングビームと、各スイングビームの一端と
    該スイングビームが関連するピストンとの間の第1のカ
    ップリング手段と、各スイングビームとクランクシャフ
    トとの間の第2のカップリング手段と、各スイングビー
    ムと係合する枢着手段であって、スイングビームを該枢
    着手段のまわりで回転させる枢着手段と、各枢着手段の
    位置を制御する制御手段であって、単一の制御シャフト
    とエンジンの作動に応答して制御された方法で制御シャ
    フトを駆動するための駆動手段とを備えた制御手段とを
    有することを特徴とする内燃機関。
  29. (29)固定ストロークまたは可変ストロークでおよび
    一定の圧縮比または可変圧縮比で、オットーサイクルま
    たはアトキンソンサイクルにより作動することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関。
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