JPS6360646B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般的に例えば寝袋、毛布、敷物等の
寝具に関し、特に不使用状態に畳まれて閉じ込め
られたとき、立体人形を形成するよう転換可能な
寝具に関する。

使用されていないとき畳まれ、主に意図したも
のとは別の実用性をもつ物を作るように保管され
る寝袋、ひざ掛け、毛布等を含む寝具の創作概念
は、先行技術において一般に知られている。出願
人が1983年７月６日に出願した日本特許出願第
123118号には、子供が特に気に入るように設計か
つ構成された転換可能な寝袋および詰め込み玩具
が開示されている。このような出願では、寝袋は
これに取付けられたある形の袋即ちポケツトを有
し、ポケツトはその中に寝袋を選択的に受け入
れ、寝袋を詰め込んで不使用状態にするとき立体
外形を形成する。

発明者Guglielmiの米国特許第1575263号には、
ベツドの上掛けに人形を取付けた上掛けと人形の
組合せが開示されている。上掛けを巻き上げると
き、上掛けは巻かれた形で人形のうしろに選択的
に取付けられる。しかしながら、人形はその中に
寝袋を受け入れず即ち閉じ込めず、かくして巻か
れた寝袋は常に露出されて見える。

子供用寝袋の他の先行技術は、発明者
Schmickel等の米国特許第256202号、発明者
Alleeの米国特許第4236263号によつて例示されて
いる。発明者Schmickel等の特許は魚の形態の寝
袋を開示しており、発明者Alleeの特許は表面に
形成されかつその両側から延びるワニのような生
き物の形をもつ寝袋を開示している。しかしなが
ら、前述の先行技術の特許のいずれも、寝袋が使
用されていないとき、別個の立体人形或いは人形
のようなキヤラクタを作るように寝袋を受け入れ
て閉じ込めるための手段を備えていない。

組合せ式即ち転換可能な寝袋、マツト、ひざ掛
け等の他の例は発明者Sartellの米国特許出願第
2791775号、発明者Goldmanの米国特許第
3477552号に開示されている。これらの各特許で
は、ひざ掛け或いはマツトは選択的に折り畳ま
れ、これらに取付けられたポケツト内に受け入れ
られ、その結果、物品は大型バツグに似ている。

本発明は、人形に転換可能な寝袋に関係し、人
形の形の胴体部分を構成する少なくとも１つのパ
ネルを寝袋に関して選択的に開閉しうるように寝
袋の表面に取付け、寝袋が使用されていないと
き、寝袋を選択的に折り畳み、人形のこのような
部分によつて保持し、閉じ込め、これによつて立
体人形のような形態を作り即ち形成することを特
徴とする。本発明の変形態様では、人形の頭は寝
袋の縁部に取付けられ、寝袋が使用されていると
き、枕として機能する。

本発明の第１の目的は、折り畳まれ、不使用状
態に保管されるとき立体人形のようなキヤラクタ
に選択的に転換可能な寝袋を提供することにあ
る。

本発明の他の目的は、表面に取付けられた人形
の形をもつ寝袋を提供することにある。このよう
な人形は開閉することのできる少なくとも１つの
選択的に可動なパネル部材によつて構成され、寝
袋が使用状態に広げられるとき、衣類或いは玩具
のような物品を収容する胴体部分を有する。

更に、本発明の目的は人形のようなキヤラクタ
の形を取付け、寝袋が使用状態のとき腕および脚
の付属物が寝袋に関して自由に動ける寝袋を提供
し、使用されていないとき寝袋を、人形の胴体部
分内に選択的に保管し、これによつて立体人形の
ような玩具を作ることができる。

本発明の他の目的は、子供に特に気に入られる
ように立体人形に転換可能であり、かつ寝具とし
て或いは子供用玩具として使用することができる
寝袋を提供することにある。

本発明の更に他の目的は、人形の形を選択的に
変更することができるように、人形の胴体の形を
形成する少なくとも１つのパネルを寝袋の表面に
取り外し自在に取付けた、人形に転換可能な寝袋
を提供することにある。

続いて図面を参照すると、子供の寝袋或いは毛
布２０が、立体人形２１を形成するよう不使用状
態に選択的に保管された状態で第１図及び第２図
に示されている。人形は頭２２、腕２３、脚２４
を有し、これらは夫々、ポリエステルバツトのよ
うな適当なバツト材料を詰め込むことによつて立
体形態に形成される。人形の胴体部分２５は胴体
前パネル２６を有し、胴体前パネル２６は人形の
側部２７に沿つて縫い付けることによつて、人形
の背中２９を構成する一対の可動パネル部材２８
に取付けられる。一対の対向して配置された開口
部３０が人形の胴体部分の肩領域３１として構成
されるものに隣接して前パネル部材と背パネル部
材との間に設けられ、該開口部３０を通して腕２
３を選択的に延ばすことができる。第７図に示す
ように、腕２３はその最内方端部３２が胴体の前
パネル部材２６に縫い付け３３によつて取付けら
れる。

人形の胴体を構成するパネルが脚に隣接する領
域を完全に覆いかつ取囲むことができるために、
後パネル部分は、人形の脚間に延び、かつスナツ
プ３５のような在来の分離可能な係合手段によつ
て前パネル部分２６に選択的に取付けることので
きるフランジ部材３４を有している。

第２図乃至第６図を特に参照すると、寝袋２０
を可動パネル部材２８間から開く方法が示されて
いる。背中の可動パネル部材２８は従来の選択的
に使用できる取付手段、例えばパネル部材の最外
方縁部分３７に取付けられている一般的に符号３
６で示した複数の雄雌摩擦スナツプの使用によつ
て、選択的に連結される。寝袋を利用することが
望まれるとき、スナツプ３６を互いに引つ張つて
はずし、胴体の後パネル２８を外方に広げ、第３
図に示すように折り畳まれた寝袋２０を露出す
る。次いで、寝袋を人形の長さおよび幅に対して
外方に広げて伸ばす。次いで寝袋をひつくり返え
して寝袋の上面４０を支持面と反対向きにする。
この時点で、人形の頭および脚は寝袋の上面４０
に関して外方に向けられるが、人形の腕は、パネ
ル部材２８間に向けられたままである（第５図参
照）。従つて、腕が可動パネル部材の外方に延び
るように、腕２３を前パネル部材と後パネル部材
との間の開口部３０に通すことが必要である。し
かる後、可動パネル部材を互いに閉じ、スナツプ
３６によつて取付ける。前述のことから、寝袋が
使用状態にあるとき、人形の胴体部分は胴体の可
動後パネル２８の内面４２によつて構成される。

第５図に示すように、寝袋は上方部分４３およ
び下方部分４４を有し、これらは、ジツパー或い
は他の適当な留め具（図示せず）によつて寝袋の
側部４５および一端４６に沿つて選択的に連結さ
れる。構成に当つて、寝袋を裏打ちをもつポプリ
ンカバー材料を使つて製造するのが良く、ポプリ
ンカバー材料と裏打ちとの間にポリエステルパツ
ト（他の適当な材料バツトを使用しても良い）を
設ける。

第７図に示すような、本発明の実施態様では、
人形２６の前パネル部材は縫い付けによつて寝袋
の上方部分４３の上面４０に取付けられる。頭お
よび脚は、同様に縫い付けによつて寝袋の上面と
胴体パネル２６との間に取付けられ、従つて寝袋
の上面に関して移動でき即ち回動できる。

寝袋の長さは人形の高さよりもそれ程大きくな
いように示されているが、寝袋をより大きく作つ
ても良い。しかしながら、寝袋は特に幼児用の大
きさのものであるのが望ましい。また、本発明の
好ましい実施態様は、人形および寝袋の組合せに
向けられているが、寝袋は在来の形態のものであ
る必要はなく、毛布即ちスリーピングパツドの形
であつても良く、希望の形、例えば、長方形、長
円形或いはそれ自体任意の対象物、キヤラクタ
ー、又は他のデザインに似せたものでも良いこと
に留意すべきである。これに関して、保育園、即
ち就学前の児童は短い昼寝、即ち休みをとるため
に、パツド即ち敷物を学校に持つてくるようにし
ばしば要求される。本発明は、転換可能な子供の
毛布、又は敷物および人形に同様に適用すること
ができる。このような場合に、寝袋は、伝統的な
寝袋の形態と対照的に単一の厚さの材料で構成さ
れるだろう。更に、人形は熊等のような詰め込み
玩具即ち詰め込み動物の形のものであつても良
い。

第８図乃至第１３図を特に参照すると、本発明
の変形態様が開示されている。この変形態様にお
いて、人形２１は外方に延びる腕６０および脚６
１を有しており、これらは在来のバツト材料で満
たされ、即ち詰められる。顔パネル６３をもつ頭
６２が形成され、顔パネル６３は符号６５で示す
ように縫い付けによつて寝袋の外面４０に連結さ
れ、ポケツト即ち袋６４を形成し、ポケツトは顔
パネル６３の下縁部分６６に沿つて開放し、以下
により完全に説明するようにその中に寝袋の第１
部分を受け入れる。

一対の前パネル７１をもつ人形７０の胴体部分
が構成され、一対の前パネル７１は、互いに対し
て可動であり、符号７３で示すように人形の胴体
部分の背中を形成する後パネル７２に例えば縫い
付けることによつて連結される。開口部７４が人
形の腕部６０に隣接した領域で可動パネル部分７
１と後パネル部分７２の各々との間に設けられて
いる。本発明が人形の形態にあるとき、腕６０は
第１２図に示すように縫い付け７６によつて可動
パネル部材７１の各々に取付けられ、人形の前面
から見たとき開口部の前方にあるように各開口部
７４に隣接して配置される。また、脚６１は寝袋
の上面に取付けと示されているが、脚を可動パネ
ル部材７１に選択的に取付けても良い。

寝袋を人形の中に完全に閉じ込め、寝袋をその
中に保持するために、スナツプ７８のような在来
の留め具手段が可動パネル部材７１の各々の最外
方縁部分７９に沿つて配置され、パネル部材７１
の各々のスナツプ部材７８は隣接するパネル部材
７１の対向するスナツプ部材と選択的に係合する
ことができる。追加の留め具手段およびスナツプ
部材８０がパネル部材７１の各々の上縁部８１お
よび下縁部８２に沿つて設けられている。スナツ
プ部材８０は、頭の顔パネル６３の下縁部６６、
および人形の脚６１間の背パネル部材７２から延
びるフラツプ部分８５に隣接して設けられたスナ
ツプ部材８３および８４と選択的に係止する。ス
ナツプ８０がスナツプ８３および８４で閉じられ
るとき、人形の胴体部分は人形の脚と人形の頭と
の間で閉じられ、これによつて人形は連続した立
体外形となる。

第９図乃至第１１図を特に参照すると、寝袋２
０を利用することが望まれるとき、可動パネル部
材７１を互いに対して開いて、その状態から寝袋
の第２の部分を人形胴体の長さに沿つて外方に広
げる。次いで第１０図に示すように、寝袋の残
部、即ち第１の部分をポケツト６４内から引き出
す。寝袋をポケツト６４から引き出すとき、ポケ
ツトを裏返して顔パネル６３をひつくり返し、こ
れによつて中空ポケツト８６を作る。顔パネル６
３を、人形の形態又は寝袋の形態であるか否かに
応じてひつくり返すと、顔パネルはその両側に第
１および第２の顔の形９０および９１を有してい
る。第１０図を参照すると、人形の形態にあると
き、第１の顔の形が現われ、人形が目をさました
ように目を開いて描写されている。しかしなが
ら、第１１図を参照すると、寝袋が使用状態にあ
るとき、反対側の、即ち第２の顔の形が現われ、
眠つていたように目を閉じた人形を示している。

寝袋を広げかつこれをポケツト６４内から引き
出したとき、寝袋をひつくり返えしてその上面４
０を支持面に対して外方に向ける。寝袋を最初ひ
つくり返えすとき、人形の腕は可動パネル部材７
１の下に配置される。従つて、腕を可動パネル部
材７１と後パネル７２との間の開口部７４を通し
て挿入する。しかる後、可動パネル部材をスナツ
プ嵌めし、或いは別の仕方で互いに留めることが
できる。今や、人形の形をもつ寝袋は、第１１図
に示すように、使用に備える。中空ポケツト８６
は人形の頭によつて構成され、可動パネル７１の
下の領域を、ブラシ、コツプ、歯みがき並びに衣
類或は玩具のような身の回り品を含む多種の品物
を保管するのに選択的に使用することができるこ
とは明らかである。人形および寝袋上の人形の形
により現実的な表情を与えるために、模造髪を人
形の頭の頂部に取り付けるのが良い。特に第１３
図を参照すると、人形の頭部分はひつくり返えす
ことができる。即ち裏返すことができるので、模
造髪は縫い目６５の両側から外方に延びるように
顔パネル６３と寝袋の上面との間に取付けられる
べきである。この仕方で、立体人形の形態である
とき、髪９４が見え、寝袋をポケツト６４から広
げ顔パネルを裏返すとき、符号９５で示す髪９５
が見え、髪９４は中空ポケツト８６内に隠され
る。髪９４は、また、寝袋をポケツト６４に保管
するのが望まれるとき、使用者が髪をつかみそれ
をハンドルとして使用してポケツト８６を裏返し
に引張る。図示１が、説明した髪の変形として人
形は耳、帽子、或いは別個のハンドル部材を有
し、それらを使つて同じ機能を行なわせても良
い。

本発明の他の実施態様は第１４図乃至第１６図
に示されている。本発明のこの実施態様では、人
形および寝袋の構造は、第１図乃至第６図のもの
と密接に関係しており、従つて、同じ参照符号を
図面に付した。特に第１５図を参照すると、頭２
２は寝袋の上縁部１００に、符号１０１で示すよ
うに寝袋の下部分４４に沿つて取付けて示されて
いる。頭２２は、寝袋の下部分４４を第１４図に
示すように上部分４３の下に畳むときその顔が上
方に向くように取付けられなければならない。人
形の頭が寝袋の上縁部１００に取付けられると
き、胴体前パネル２６および可動パネル部材２８
によつて構成されるような人形の胴体部分は、寝
袋が第１４図に示す形態にあるとき、人形の頭と
協働して一線をなすように、寝袋の上縁部に隣接
して寝袋の上面に取付けられる。

この実施態様では、頭は寝袋が使用状態にある
とき枕として働く。これに関して、枕或いは同様
なパツドを選択的に挿入できる中空の空洞を作る
ように頭を形成するのが望ましい。第１６図に
は、頭２２はスナツプ１０２によつて寝袋の下部
分４４に着脱自在に取付けて示されており、スナ
ツプ或いは他の取付け手段（図示せず）によつて
寝袋の上部分４３に選択的に取付けることができ
る。第１図乃至第６図に関して前述したように、
寝袋を保管することが望まれるとき、寝袋を、前
パネル部分２６に隣接して向くように畳む。しか
る後、可動パネル２８の相互の係合を解き、可動
パネルを寝袋の周りに広げ再び選択的に係合する
よう折り重ね即ちひつくり返して、可動パネルの
間に寝袋を閉じ込める。可動パネル部材を第１５
図に示す位置からひつくり返し即ち外方に移動さ
せるとき、パネル部材２８が腕２３のうしろで自
由に動けるように腕を開口部３０を通つてうしろ
へ延ばす。頭と、可動パネル部材によつて構成さ
れるような胴体の上方部分との間の開口をしめる
ために、スナツプフアスナ１０３のようなもう一
組の閉鎖手段を設けて、頭２２の下方部分を可動
パネル部材２８および固定パネル部材２８の上方
部分のいずれかに連結するのが良い。

第１７図乃至第１９図を特に参照すると、本発
明のさらにもう一つの実施態様が開示されてい
る。この実施態様も、対向する可動パネル部材２
８を単一の後パネル部材１０５で置き換えた以外
は第１図乃至第６図に開示した実施態様と同様で
ある。本発明が人形の形体である場合、後パネル
１０５は適当な留め具１０６によつて一方の縁部
１０４に沿つて前パネルの側部に取外し可能に取
付けられるものとして示されている。人形の前胴
体部を形成する固定パネル１０７はその下方縁部
１０８に沿つてテーパしフラツプ１０９を作つて
いる。フラツプ１０９はスナツプ１１２のような
適当な留め具によつて、可動後パネル１０５の下
方縁部１１１に形成された同様なフラツプ１１０
に選択的に取付けられる。上述しかつ図面に示し
た留め具はスナツプの形態であるが、パネル部材
を互いに選択的に取付けるのにベルクロ
（Velcro）フアスナ又はジツパを含む他のいかな
る留め具をも使用することができるものと考えら
れる。

本発明のこの実施態様では、寝袋を使用するの
が望まれるときには、前胴体部すなわちパネル１
０７を支持面に向けて人形２１を配し、しかる
後、スナツプ１０６を外し、それによつて第１８
図に示す如く、可動後パネル部材１０５の縁部１
０４を自由にする。その後、寝袋２０を、固定パ
ネル部材１０７と可動パネル１０５との間のその
閉じ込め状態から広げてほぼ平らな形体にのばす
のがよい。

第１８図を特に参照すると、後パネル部材１０
５は固定縁部１１４を有し、この固定縁部は人形
の側部に沿つて縫い付けることによつて取付けら
れている。第１図乃至第６図に関して上述したよ
うに、両腕２３は固定胴体パネル１０７に取付け
られている。可動パネル部材１０５をひつくり返
して寝袋にポケツトを形成するために、開口部３
０が人形の肩部分３１に隣接した領域に設けられ
ている。先の実施態様とは違い、単一の開口部３
０が可動パネル１０５の固定側部１１４に沿つて
設けられているだけである。開口部３０により、
腕２３はその中に選択的に通され、したがつて、
寝袋を使用するときには、可動部材１０５を人形
の後部から寝袋の上面に移す。所望ならば、開口
部３０を、第７図に示すような可動パネル部材と
固定パネル部材との間にではなく、開口部３０と
隣接した可動パネルの側部１１４に作つてもよ
い。

第１９図を特に参照すると、後可動パネル部材
１２０が開示されており、この可動パネル部材は
人形や寝袋の他の部分との係合から完全に取外す
ことができる。この実施態様では、パネル部材の
側部１２１，１２２は、複数個の留め具１２３に
よつて人形の側部分に取外し可能に取付けられて
いる。固定前パネル部材１０７の部分に係合させ
るために追加の留め具がパネル部材の下方縁部に
沿つて設けられている。寝袋を、固定パネル部材
と可動パネル部材１２０との間のその保管状態か
ら取出すのが望まれるときには、可動パネル部材
の両側部及び底部に沿つて設けられたスナツプを
外して可動パネル部材を人形の側部に配置する。
しかる後、寝袋をほぼ平らな位置に広げ、その
後、可動パネル部材を寝袋の上部に設けた片方の
留め具（図示せず）に取付けるのが良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、寝袋が人形のような形態を形成する
よう選択的に保管された本発明の１つの形の説明
図である。第２図は第１図に示した人形の説明図
である。第３図乃至第６図は、本願発明の寝袋を
第１図の人形の胴体部分内から使用のために広げ
て延ばした状態を示す段階的な説明図である。第
７図は第１図の７−７線における部分断面図であ
る。第８図は、人形のようなキヤラクタの頭及び
胴体部分内に保管された寝袋を示す本発明の変形
例の説明図である。第９図乃至第１１図は、人形
のようなキヤラクタの頭及び胴体部分から引き出
される寝袋を示す、第８図に示す本発明の変形例
の段階的な説明図である。第１２図は第８図の１
２−１２線における拡大部分断面図である。第１
３図は第１１図の１３−１３線における拡大部分
断面図である。第１４図及び第１５図は通常の広
げられた形態における寝袋を示す本発明の他の実
施態様の説明図である。第１６図は第１４図及び
第１５図に示す本発明の変形例の部分説明図であ
る。第１７図及び第１８図は単一の胴体パネル部
材をもつ人形のようなキヤラクタを示す本発明の
他の実施態様の説明図である。第１９図は第１７
図及び第１８図に示す本発明の変形例の説明図で
ある。 ２１……立体人形、２２……頭、２３……腕、
２４……脚、２５……胴体部分、２６……前パネ
ル、２７……側部、２９……背中、２８……可動
パネル部材、３０……開口部、３１……肩領域、
３３……縫い付け、３５……スナツプ、２０……
寝袋、４３……上方部分、４４……下方部分、４
０……上面、６０……腕、６１……脚、６２……
頭、６３……顔パネル、６４……ポケツト、６６
……下縁部分、７０……人形、７１……前パネ
ル、７２……後パネル、７４……開口部、７８…
…スナツプ、８６……中空ポケツト、９０……第
１の顔、９１……第２の顔、９４，９５……髪、
１００……上縁部、１０２……スナツプ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 人形に転換しうる寝具であつて、上面及び下
   面を有する少なくとも１枚のカバーと、該カバー
   に取付けられた人形とを備え、前記人形は頭部及
   び胴体部並びに第１及び第２の立体の腕及び脚を
   有し、前記人形の前記胴体部は第１及び第２の縁
   を有する少なくとも一枚の可動パネル部材を有
   し、前記第１の縁は前記カバーに取付けられてお
   り、前記第２の縁は前記カバーに対して移動する
   ことができ、さらに、前記カバーに対して前記可
   動パネル部材の前記第２の縁に沿つて配置された
   取付け具を備え、前記カバーは前記人形に対して
   折りたたむことができ、前記可動パネル部材は、
   前記カバーを折りたたんだとき、前記カバーが人
   形の詰め物を形成するように広がつて前記カバー
   を閉じ込めて立体の人形をつくることを特徴とす
   る寝具。 ２ 前記頭部並びに前記第１及び第２の腕及び脚
   は前記カバーに対して移動自在に設けられてお
   り、開口部が前記可動パネル部材の前記第１の縁
   に隣接して設けられており、前記第１の腕は前記
   開口部に選択的に通されることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の寝具。 ３ 前記カバーは上方及び下方の弧立部分を有す
   る寝袋であることを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項記載の寝具。 ４ 前記カバーは端部を有し、前記人形の前記頭
   部は前記カバーの前記下方弧立部分に取付けられ
   て前記端部から外方に延びており、前記胴体部は
   前記カバーの前記端部に隣接した前記カバーの前
   記上面に取付けられていることを特徴とする特許
   請求の範囲第３項記載の寝具。 ５ 前記頭部を前記カバーの前記上方弧立部分と
   前記下方弧立部分とのうちのいずれかに取外し可
   能に取付けるための手段を有することを特徴とす
   る特許請求の範囲第４項記載の寝具。 ６ 前記人形は前記カバーの前記上面に取付けら
   れており、前記人形の前記胴体部は第１及び第２
   の可動パネル部材を有し、前記可動パネル部材の
   前記第２の縁は互いに向い合つた関係をなしてお
   り、開口部が前記可動パネル部材の各々の前記第
   １の縁に隣接して設けられており、前記第１及び
   第２の腕は前記開口部に選択的に通されることを
   特徴とする特許請求の範囲第２項記載の寝具。 ７ 前記人形の前記胴体部は、前記カバーの上面
   に取付けられた固定パネル部材を有し、前記第１
   及び第２の可動パネル部材は前記固定パネル部材
   の各側から外方に延びており、前記カバーが前記
   人形の前記胴体部内に閉じ込められたとき、前記
   固定パネル部材は人形の外面を形成することを特
   徴とする特許請求の範囲第６項記載の寝具。 ８ 前記カバーは上方弧立部分及び下方弧立部分
   を有する寝袋であることを特徴とする特許請求の
   範囲第７項記載の寝具。 ９ 前記人形の前記頂部は前記カバーに取付けら
   れるポケツトを形成する前記ポケツトは空所を構
   成し、前記ポケツトが内側に裏返されたとき前記
   カバーの一部は前記空所内に選択的に保持される
   ことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の寝
   具。 １０ 前記人形の前記胴体部は、前記カバーの上
   面に取付けられた固定パネル部材を有し、前記固
   定パネル部材は第１の側部及び第２の側部を有
   し、前記可動パネル部材は前記固定パネル部材の
   前記第１の側部から外方に延びており、前記カバ
   ーが前記人形の前記胴体部内に閉じ込められたと
   き、前記固定パネル部材は人形の前面を形成する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の寝
   具。 １１ 前記カバーは上方弧立部及び下方弧立部分
   を有する寝袋であり、前記頂部並びに前記第１及
   び第２の腕及び脚は前記カバーに対して移動自在
   に設けられており、少なくとも１つの開口部が前
   記可動パネル部材の前記第１の縁に隣接して設け
   られており、前記腕のうちの１つは前記開口部に
   選択的に通されることを特徴とする特許請求の範
   囲第１０項記載の寝具。 １２ 前記可動部材の前記第１の縁は前記カバー
   に取外し可能に取付けられていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１０項記載の寝具。 １３ 寝具に転換しうる立体人形であつて、頭部
   と、胴体部と、前記胴体部に取付けられた第１及
   び第２の腕及び脚とを備え、人形の前記胴体部は
   前部分及び後部分を有し、前記胴体部の前記前部
   分は前パネル部材を有し、該前パネル部材は前記
   頭部に隣接したところから前記脚まで延びてお
   り、前記胴体部の前記後部分は少なくとも１つの
   可動パネルを有し、該可動パネルは人形の後ろに
   延びるために前記前パネルから延びておりさら
   に、前記可動パネルを前記前パネルと密接した関
   係をなすように取付けるための留め具と、前記可
   動パネルと前記前パネルとの間に構成される空所
   と、人形の前記胴体部のための詰め物を形成する
   ように前記空所内に完全に収容されるカバーとを
   備え、前記カバーは寝具として用いられるように
   前記空所の中から選択的に広げられることを特徴
   とする立体人形。 １４ 前記前パネル及び前記可動パネルは前記カ
   バーの上面に取付けられており、開口部が前記可
   動パネルと前記前パネルとの間に設けられてお
   り、前記第１の腕は前記開口部に通すことがで
   き、したがつて前記可動パネルが前記カバーに対
   して移動したとき前記第１の腕は前記開口部を通
   るように選択的に再び差し向けられることを特徴
   とする特許請求の範囲第１３項記載の立体人形。 １５ 前記可動パネルを前記頭部に、及び前記脚
   の間で前記前パネルに選択的に取付けるための第
   ２及び第３の留め具を有することを特徴とする特
   許請求の範囲第１４項記載の立体人形。 １６ 詰め物をした人形に転換しうる寝具であつ
   て上方部分及び下方部分を有する寝袋と、前記寝
   袋に取付けられ頭部及び胴体部を有する人形とを
   備え、前記人形の前記胴体部は前記寝袋の前記上
   部に取付けられており、前記胴体部は前記寝袋の
   前記上部に取付けられた少なくとも１つの可動パ
   ネルを有し、前記寝袋は前記人形の少なくとも前
   記胴体部のための詰め物を形成するように前記胴
   体部の前記可動パネルによつて選択的に閉じ込め
   られることを特徴とする寝具。 １７ 前記人形は第１及び第２の腕及び脚を有
   し、前記腕及び脚は前記人形の前記胴体部に取付
   けられてこの胴体部から延びており、前記胴体部
   に対して移動しうることを特徴とする特許請求の
   範囲第１６項記載の寝具。 １８ 前記人形の前記頭部はポケツトを形成し、
   該ポケツトは前記寝袋の上部に取付けられてお
   り、前記ポケツトは空所を構成し、前記ポケツト
   が内側に裏返しされたときには前記寝袋の一部は
   前記空所内に選択的に保持されることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１７項記載の寝具。 １９ 前記人形の前記頭部は前記寝袋の前記下方
   部分に取付けられていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１７項記載の寝具。 ２０ 前記可動パネルは第１及び第２の側縁を有
   し、留め具が前記第２の側縁に取付けられてお
   り、前記第２の側縁は前記寝袋の前記上方部分に
   取外し可能に取付けられていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１７項記載の寝具。 ２１ 前記可動パネルは前記寝袋の前記上方部分
   に取外し可能に取付けられていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２０項記載の寝具。 ２２ 前記寝袋の前記上方部分に取付けられた第
   １及び第２の可動パネルを有し、前記可動パネル
   は向い合つた縁部を有し、さらに、前記第１及び
   第２のパネルの向い合つた縁部を選択的に接合す
   るための手段を有することを特徴とする特許請求
   の範囲第１６項記載の寝具。 ２３ 寝具に転換しうる立体人形であつて、頭部
   と、胴体部と、前記胴体部に取付けられた第１及
   び第２の腕及び脚と、前記頭部内に構成された第
   １のポケツトとを備え、前記頭部は顔パネルを有
   し、該顔パネルは人形の外方に配置された第１の
   形を備えた面及び前記第１のポケツト内に向いた
   第２の形を備えた面を有し、前記人形の前記胴体
   部は固定パネル部材及び少なくとも１つの可動パ
   ネル部材を有し、さらに、前記可動パネル部材と
   前記固定パネル部材との間に第２のポケツトを形
   成するために、前記可動パネル部材を前記固定パ
   ネル部材とほぼ向い合つた関係をなして選択的に
   取付けるための手段と、カバーとを備え、前記カ
   バーの第１の部分は前記第１のポケツト内に保持
   され、前記カバーの第２の部分は前記第２のポケ
   ツト内に保持されており、前記可動パネル部材を
   前記固定パネル部材に対して開くとき、前記カバ
   ーの前記第１及び前記第２の部分は人形の前記胴
   体部から選択的に取出され、前記カバーの前記第
   ２の部分は人形の前記胴体部に対して広げられ、
   前記頭部は内側に裏返しされ、それによつて前記
   カバーの前記第１の部分を前記頭部から取出すこ
   とを特徴とする立体人形。 ２４ 前記可動パネル部材と前記固定パネル部材
   との間に設けられた少なくとも１つの開口部を有
   し、前記腕のうちの１つは前記開口部に選択的に
   通されることを特徴とする特許請求の範囲第２３
   項記載の立体人形。 ２５ 前記可動パネル部材を前記頭部に及び前記
   第１の脚と前記第２の脚との間で前記固定パネル
   部材に留めるための手段を有することを特徴とす
   る特許請求の範囲第２１項記載の立体人形。 ２６ 詰め物をした人形に転換しうる寝具であつ
   て、上面及び下面を有する寝袋と、前記寝袋の上
   面に取付けられた人形とを備え、前記人形は頭
   部、胴体部、可動の第１及び第２の腕及び脚を有
   し、前記腕及び脚は前記人形の前記胴体部に取付
   けられてこの胴体部から延びており、前記胴体部
   は前記寝袋の前記上面に取付けられた第１及び第
   ２の対向可動パネル部材を有し、前記対向パネル
   部材の各々は内縁部及び外縁部を有し、前記外縁
   部は前記寝袋の前記上面に取付けられており、さ
   らに、前記対向パネル部材の前記内縁部を互いに
   接合関係をなして選択的に保持するための手段を
   備え、前記寝袋は前記人形の胴体部のための詰め
   物を形成するように前記第１及び前記第２の可動
   パネル部材内に選択的に受け入れられることを特
   徴とする寝具。 ２７ 寝具に転換しうる立体人形であつて、頭部
   と、胴体部と、前記胴体部に取付けられた第１及
   び第２の腕及び脚とを備え、人形の前記胴体部は
   前部分及び後部分を有し、前記胴体部の前記前部
   分は前記頭部に隣接したところから前記脚まで延
   びる前パネルを有し、前記胴体部の前記後部分は
   人形の後ろに延びるために前記前パネルから延び
   る第１及び第２の可動パネルを有し、さらに、前
   記第１及び前記第２の可動パネルを互いに密接し
   た関係をなして取付けるための留め具と、前記可
   動パネルと前記前パネルとの間に構成された空所
   と、人形の前記胴体部のための詰め物を形成する
   ように前記空所内に完全に収容されるカバーとを
   備え、前記カバーは寝具として用いられるように
   前記空所の中から選択的に広げられることを特徴
   とする立体人形。