JPS636047Y2 - - Google Patents

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JPS636047Y2
JPS636047Y2 JP10704283U JP10704283U JPS636047Y2 JP S636047 Y2 JPS636047 Y2 JP S636047Y2 JP 10704283 U JP10704283 U JP 10704283U JP 10704283 U JP10704283 U JP 10704283U JP S636047 Y2 JPS636047 Y2 JP S636047Y2
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JP
Japan
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skirt
synthetic resin
cap
line
resin cap
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JP10704283U
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JPS6015845U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成樹脂製のキヤツプに関し、さらに
具体的にはピルフアープルーフ特性を有するキヤ
ツプに関するものである。
以下、図面を参照しつつ詳述する。
飲料用瓶の如き容器に用いる内容物の詰め替え
などの不正を防止する目的のピルフアープルーフ
特性を有するキヤツプとしては、従来、アルミ製
容器蓋が広く普及していたが、材料費と製作コス
トの点で優れる合成樹脂材料から形成されるキヤ
ツプが注目され実用化されはじめている。
このピルフアープルーフ特性を有する合成樹脂
製キヤツプは、一般に第1図で示すごとく外周面
のスカート部2の下方にスカート裾部4を有し、
該スカート裾部4またはキヤツプ全体を熱可塑性
合成樹脂で形成し、これを加熱変形せしめ、瓶口
D1外周面が備える螺条部7の下方に設けたあご
部8下に固着させる構造か、または第2図で示す
ごとく、瓶口D1外周面の螺条部7下方に設けた
あご部8の外周径より小径に形成したキヤツプB
のスカート裾部4内周面下端部に設けた係止リン
グ9を、瓶口D1外周面が備える螺条部7にキヤ
ツプBのスカート部2内周面が具備する螺条部6
を螺合させ、瓶口D1の該あご部8下へ機械的に
該係止リング9を嵌合せしめ、キヤツプBを係止
させるなどの構造を有するものが多い。
しかし、第1図で示した前者の構造を有するキ
ヤツプAの熱可塑性合成樹脂で形成されたスカー
ト裾部4を加熱変形させ固着させるためには高い
温度とかなりの時間を必要とし、またその高温に
よつて加熱変形すべき箇所以外の破断線部3、あ
るいは螺条部6等にまで熱が及びキヤツプ本体A
まで変形をきたし、シール不良を起す危険性が多
分にあつた。
また、第2図で示した後者のスカート裾部4の
係止リング9を瓶口D1の該あご部8下へ機械的
に嵌合する構造を有したキヤツプBは、嵌合時、
該係止リング9と破断線3を破壊することなく装
着し、確実に固着させるためには微妙で精密な寸
法の調節を必要とし、その材質も復元力の大きい
弾性を求められるなど複雑で面倒な調整を強いら
れる多くの欠点があつた。
また、開栓に際しては前記した両者A・Bとも
破断線3を全部一度に破壊して開栓する構造故、
過大な開栓回動トルクを必要とし腕力のない女
性、子供には大きな負担となつており、かつ瓶口
に嵌合のために特別形状の係止用リングを設けな
ければならないので瓶が限定されるなどの欠点が
あつた。
本考案はこの様な欠点を除去し、装着するため
の精密な寸法調整と高温度、高圧力を必要とする
ことなく短時間で簡単に固着が出来、さらに開栓
の容易なピルフアープルーフ特性を有するキヤツ
プを提供するものである。
本考案は第3図で示すごとく、合成樹脂で形成
された天面1と該天面1の周縁から垂下する内周
面に螺条部6が備わるスカート2を具備したキヤ
ツプCであつて、該スカート2は、円周方向に延
びる上部弱化ライン3aと、該上部弱化ライン3
a下方にスカート2外周面より天面1に対し斜め
上方に傾斜して切れ込み円周方向に間隔を置いて
延びる切割溝またはリング状の切り溝あるいはこ
れらを組合せた溝等の打栓時に破断する下部破断
線3bとによつて三区分され、前記の上部弱化ラ
イン3aと下部破断線3bとに挟まれた部分には
その内周面に凸出する係合リングを備える係合部
10を形成し、下部破断線3b下方のスカート裾
部5aには外周面上部に前記係合部10に打栓時
に係合可能な爪等の係留部11を設けると共に軸
方向に貫通する複数条のスリツト12を形成した
合成樹脂製キヤツプCである。
この合成樹脂製キヤツプCは第4図、及び第5
図に示すごとく、螺条7下方にフランジ部13を
有する瓶口D2を用いれば簡単に自己係合し確実
なピルフアープルーフ特性を発揮する。すなわ
ち、第4図に示すごとく、合成樹脂製キヤツプC
とフランジ部13付瓶口D2のそれぞれの螺条
6・7を螺合させるとやがて該合成樹脂製キヤツ
プCのスカート2下端は該フランジ部13上面に
接触し、さらに該合成樹脂製キヤツプCを回動す
るとスカート部2は圧縮され、逃げ場のない圧縮
力は、下部破断線3bのスカート2外周より天面
1に対し斜め上方に傾斜した溝部の上下面を滑ら
せ上面部と下面部に段差を生じせしめ該下部破断
線3bを破壊する。このとき下部破断線3bの下
部、すなわちスカート裾部5aは軸方向のスリツ
ト12によつて分断されているので下部破断線3
bが破壊されるとバラバラのコレツト5bを形成
し前記した下部破断線3bの傾斜した溝下周面に
抱束される。これに、第5図に示すごとく、さら
に回動圧縮を加え前記の下部破断線3b溝部の上
下面を滑らせれば、スリツト12によつて分断さ
れたコレツト5b故スリツト12の巾分周長が短
縮され瓶口D2表面側に移動し束ねられる。従つ
て束ねられたコレツト5bはスカート2径より小
径となり上部弱化ライン3aと下部破断線3bに
挟まれた内周部分の係合部10にコレツト5bの
外周に設けた係留部11が乗り越えて係合し該合
成樹脂製キヤツプCの打栓を終了する。なお、上
記した下部破断線3bより上部弱化ライン3aの
方が強い構造に形成し、合成樹脂製キヤツプCを
瓶口D2へ嵌合時に下部破断線3bは破壊される
が上部弱化ライン3aは破壊されない構造とす
る。
また、該合成樹脂製キヤツプCを装着する瓶口
は上記説明ではフランジ部13を有する瓶口D2
を用いて詳述したが、例えばフランジ部13を持
たない汎用瓶に該合成樹脂製キヤツプCを嵌着し
ても、装着後にスカート裾部5aを機械的に天面
1方向に押上げることにより簡単に係合部10と
係留部11とを前述した係合状態とならしめるこ
とができるので使用する瓶口は限定されない。ま
たフランジ部13の位置の差はスカート裾部の長
さを調整することにより容易に吸収出来る。
次に第5図で示す様に嵌合された合成樹脂製キ
ヤツプCを開栓するには、該合成樹脂製キヤツプ
Cを開栓方向に回動せしめそれぞれの螺条6・7
を働かせるが、このとき徐々に螺条にリードされ
て浮き上る合成樹脂製キヤツプCの係合部10と
係合状態のコレツト5b先端は、前記した各コレ
ツト5bが瓶口D2表面側に束ねられスカート2
径より小径となつているので瓶口D2の螺条7下
先端にコレツト5bの上部の一部分が接触し螺条
7の侵入を拒み回動を止めようとする。これをさ
らに回動せしめれば該スカート2は該コレツト5
bの接触部によつて引張られるので、瓶口D2螺
条7下先端の接触部に近い上部弱化ライン3aの
一部分から徐々に順次破壊して回動しやがて完全
に該上部弱化ライン3aを破壊して合成樹脂製キ
ヤツプCの主部が開栓される。この様に開栓する
ための上部弱化ライン3a破断は徐々に順次なさ
れて全分断をみるため回転トルクを大巾に減少せ
しめ容易な開栓を実現したものである。
この合成樹脂製キヤツプCは前記の様な構成を
もつて瓶口を確実に密封するが、特徴的なことは
従来の様に瓶口D1のキヤツプA・Bと係合する
あご部8を不要とし、瓶口が当然備える螺条7の
下先端部を働かせるものであつて、前記したごと
くフランジ部13も必らずしも設けられなければ
ならないものでなく、従つて該あご部8とフラン
ジ部13を備えずどんな瓶口にも使用可能である
ため特殊な瓶の製造にかかるコストを大きく低減
せしめることができるものとなつた。
またフランジ部13を取去つた瓶口を用いる場
合、開栓された後瓶口に再度該合成樹脂製キヤツ
プCの主部を嵌着せしめても係合状態で瓶口に残
つているスカート裾部5aと係合部10は該主部
に連ならず開栓されたことが一瞥のもとに確認さ
れるので不正を防止するには最適のものとなる。
以上の説明の様に本考案は、キヤツプの打栓時
に各係合部が互いに自ら係合して打栓を完了し、
少ない回動トルクで開栓をなしえるものであり、
従来の合成樹脂製キヤツプではなしえなかつた打
栓作業を飛躍的に短縮し、かつ容易に開栓を行な
え完壁なピルフアープルーフ特性を発揮する理想
的な合成樹脂製キヤツプである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のピルフアープルーフ特性を有す
る合成樹脂製キヤツプを容器へ装着した状態の一
部を断面図で示す側面図である。第2図は従来の
他のピルフアープルーフ特性を有する合成樹脂製
キヤツプを容器へ装着した状態の一部を断面図で
示す側面図である。第3図は本考案のピルフアー
プルーフ特性を有する合成樹脂製キヤツプの一部
を断面図で示す側面図である。第4図、及び第5
図は本考案の合成樹脂製キヤツプを瓶口に装着す
る工程を示す部分断面図である。 A……スカート裾部を熱可塑性合成樹脂で形成
した合成樹脂製キヤツプ、B……スカート裾部に
係止リングを有する合成樹脂製キヤツプ、C……
スカートに弱化ラインと破断線を有する合成樹脂
製キヤツプ、D1……あご部を有する瓶口、D2
……フランジ部を有する瓶口、1……天面、2…
…スカート、3a……上部弱化ライン、3b……
下部破断線、4……スカート裾部、5a……コレ
ツトになるスカート裾部、5b……コレツト、6
……キヤツプ螺条、7……瓶口螺条、10……係
合部、11……係留部、12……スリツト、13
……フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天面と該天面の周縁から垂下する内周面に螺条
    を備えたスカートを具備する合成樹脂製キヤツプ
    において;該スカートは、円周方向に延びる上部
    弱化ラインと、該上部弱化ライン下方にスカート
    外周面より天面に対し斜め上方に傾斜して切れ込
    み円周方向に間隔を置いて延びる切割溝またはリ
    ング状の切り溝あるいはこれらを組合せた溝等の
    打栓時に破断する下部破断線とによつて三区分さ
    れ、前記の上部弱化ラインと下部破断線とに挟ま
    れた部分にはその内周面に凸出する係合リングを
    備える係合部を形成し、下部破断線下方のスカー
    ト裾部には外周面上部に前記係合部に打栓時に係
    合可能な外周方向に凸出する係留部を設けると共
    に軸方向に貫通する複数条のスリツトを形成した
    ことを特徴とするピルフアープルーフ特性を有す
    る合成樹脂製キヤツプ。
JP10704283U 1983-07-08 1983-07-08 合成樹脂製キヤツプ Granted JPS6015845U (ja)

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JP10704283U JPS6015845U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 合成樹脂製キヤツプ

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JP10704283U JPS6015845U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 合成樹脂製キヤツプ

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JPS6015845U JPS6015845U (ja) 1985-02-02
JPS636047Y2 true JPS636047Y2 (ja) 1988-02-19

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JP10704283U Granted JPS6015845U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 合成樹脂製キヤツプ

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