JPS6360094B2 - - Google Patents
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- JPS6360094B2 JPS6360094B2 JP59070985A JP7098584A JPS6360094B2 JP S6360094 B2 JPS6360094 B2 JP S6360094B2 JP 59070985 A JP59070985 A JP 59070985A JP 7098584 A JP7098584 A JP 7098584A JP S6360094 B2 JPS6360094 B2 JP S6360094B2
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- heating
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/34—Methods of heating
- C21D1/52—Methods of heating with flames
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は鋼材の加熱炉の燃焼方法に関し、ス
ケールの発生による品質の低下を防止することを
目的とする。
ケールの発生による品質の低下を防止することを
目的とする。
一般の加熱炉におけるバーナ燃焼は空気比1.1
〜1.2で燃焼させており、そのため燃焼ガス中の
雰囲気は過剰酸素を含む酸化性雰囲気となつてい
る。その結果被加熱材は酸化性雰囲気にさらされ
ながら加熱されることになり、スケール発生量が
多く、これによる歩留り低下が大きかつた。
〜1.2で燃焼させており、そのため燃焼ガス中の
雰囲気は過剰酸素を含む酸化性雰囲気となつてい
る。その結果被加熱材は酸化性雰囲気にさらされ
ながら加熱されることになり、スケール発生量が
多く、これによる歩留り低下が大きかつた。
また一般的な直火式無酸化燃焼方式は水性ガス
化反応理論に基づく無酸化雰囲気が得られる空気
比で燃焼させている。水性ガス化反応に基づく無
酸化雰囲気は、燃料を空気比m=1.0以下の不完
全燃焼により得られる燃焼ガス中のCO/CO2及
びH2/H2Oの値で決定され、これらの値は第1
図に示す様に加熱温度によつて異なる。即ち第1
図からわかるように、加熱温度が高くなればなる
ほど無酸化雰囲気を得る為にはCO/CO2の値を
大きくする必要があり、一般加熱炉(加熱温度
1200〜1300℃)ではCO/CO2=3.1〜3.3を確保す
る必要がある。この無酸化雰囲気を得るための設
定空気比mは燃料組成により若干異なり、コーク
ス炉ガスの場合は第2図に示すようにm≒0.5で
ある。
化反応理論に基づく無酸化雰囲気が得られる空気
比で燃焼させている。水性ガス化反応に基づく無
酸化雰囲気は、燃料を空気比m=1.0以下の不完
全燃焼により得られる燃焼ガス中のCO/CO2及
びH2/H2Oの値で決定され、これらの値は第1
図に示す様に加熱温度によつて異なる。即ち第1
図からわかるように、加熱温度が高くなればなる
ほど無酸化雰囲気を得る為にはCO/CO2の値を
大きくする必要があり、一般加熱炉(加熱温度
1200〜1300℃)ではCO/CO2=3.1〜3.3を確保す
る必要がある。この無酸化雰囲気を得るための設
定空気比mは燃料組成により若干異なり、コーク
ス炉ガスの場合は第2図に示すようにm≒0.5で
ある。
このように従来行われている直火式の無酸化加
熱方式では燃料を極端な不完全燃焼で加熱するこ
とになるため、火炎温度が低下し、その結果加熱
能率が低下する。また多量の未燃分が発生し、こ
れらの結果燃料原単位が非常に悪くなるという欠
点があつた。
熱方式では燃料を極端な不完全燃焼で加熱するこ
とになるため、火炎温度が低下し、その結果加熱
能率が低下する。また多量の未燃分が発生し、こ
れらの結果燃料原単位が非常に悪くなるという欠
点があつた。
本発明は上記した従来技術の欠点を改善するた
めになされたもので、スケールを発生せずしかも
加熱能率の低下や未然分の発生を起さない加熱方
法を提供しようとするものであり、被加熱材を囲
む領域を空気比1.0未満で燃焼させ、この領域の
燃焼で発生した未然分を該領域の外側で燃焼させ
ることを基本的な特徴とするものである。
めになされたもので、スケールを発生せずしかも
加熱能率の低下や未然分の発生を起さない加熱方
法を提供しようとするものであり、被加熱材を囲
む領域を空気比1.0未満で燃焼させ、この領域の
燃焼で発生した未然分を該領域の外側で燃焼させ
ることを基本的な特徴とするものである。
以下図面に基づいて本発明法を詳説する。
第3図は鍛接管製造に際し帯鋼Xを移送させつ
つ加熱する加熱炉1に本発明を適用した例を示す
もので、この加熱炉1では両側壁部に多数のバー
ナを備え、このバーナから噴出する燃焼ガス中に
帯鋼Xを通過させ1250〜1300℃まで急速加熱して
いる。
つ加熱する加熱炉1に本発明を適用した例を示す
もので、この加熱炉1では両側壁部に多数のバー
ナを備え、このバーナから噴出する燃焼ガス中に
帯鋼Xを通過させ1250〜1300℃まで急速加熱して
いる。
本発明では、帯鋼Xに対応する位置の1次燃焼
ポート2aから帯鋼Xを囲むように燃焼ガスを噴
出し燃焼させる。この1次燃焼の空気比は1.0未
満とする。これにより帯鋼Xを囲む領域Aは未燃
分を含んだ雰囲気となつて帯鋼Xに接触し、スケ
ール発生を抑制する。
ポート2aから帯鋼Xを囲むように燃焼ガスを噴
出し燃焼させる。この1次燃焼の空気比は1.0未
満とする。これにより帯鋼Xを囲む領域Aは未燃
分を含んだ雰囲気となつて帯鋼Xに接触し、スケ
ール発生を抑制する。
1次燃焼ポート2aの近傍上下には更にスリツ
ト状の2次燃焼ポート2bを設け、ここから2次
燃焼ガスを領域Aの上下に吹き込み、1次燃焼で
生じた未燃分を完全燃焼させる。これにより燃焼
火炎温度を上げ加熱能力を保証する。この2次燃
焼ガスは帯鋼Xに接触させない。
ト状の2次燃焼ポート2bを設け、ここから2次
燃焼ガスを領域Aの上下に吹き込み、1次燃焼で
生じた未燃分を完全燃焼させる。これにより燃焼
火炎温度を上げ加熱能力を保証する。この2次燃
焼ガスは帯鋼Xに接触させない。
2次燃焼ポート2bから噴出するガスは空気か
又は酸化性ガスでも良い。後者の場合、1次燃焼
で発生した未燃分を完全燃焼させるに必要な余剰
O2を含んだガスとする。また第4図に示すよう
に2次燃焼ポート2b′を上下2段に配設しても良
い。
又は酸化性ガスでも良い。後者の場合、1次燃焼
で発生した未燃分を完全燃焼させるに必要な余剰
O2を含んだガスとする。また第4図に示すよう
に2次燃焼ポート2b′を上下2段に配設しても良
い。
上記したように本発明法では未燃分を有する1
次燃焼ガスを被加熱材に接触させ、この1次燃焼
で発生した未燃分を急速に燃焼させ、かつここで
発生した酸化性2次燃焼ガスを被加熱材に接触さ
せない必要があるが、そのためには1次燃焼ガス
及び2次燃焼ガスの噴出速度、バーナタイル径、
2次燃焼ポートのスリツト巾及びその設置位置、
更に2次燃焼ガスの上下流量比等をバーナ容量に
応じて最適値に決定する。
次燃焼ガスを被加熱材に接触させ、この1次燃焼
で発生した未燃分を急速に燃焼させ、かつここで
発生した酸化性2次燃焼ガスを被加熱材に接触さ
せない必要があるが、そのためには1次燃焼ガス
及び2次燃焼ガスの噴出速度、バーナタイル径、
2次燃焼ポートのスリツト巾及びその設置位置、
更に2次燃焼ガスの上下流量比等をバーナ容量に
応じて最適値に決定する。
なお第5図は、バーナ2の好ましい配置例を示
す平面図であり、向き合うバーナを千鳥状に配置
することにより、未燃分を含む雰囲気がとぎれる
ことなく帯鋼X全体を包むようになりスケール抑
制効果が促進される。
す平面図であり、向き合うバーナを千鳥状に配置
することにより、未燃分を含む雰囲気がとぎれる
ことなく帯鋼X全体を包むようになりスケール抑
制効果が促進される。
第6図に本発明法による場合のスケール発生率
を従来法との比較で示す。従来法ではスケール発
生率2%であるのに対し本発明では0.2%に低下
している。またこの際の帯鋼の加熱時間は第7図
に示すように従来法と殆んど差がなく加熱能率の
保証が確保できることがわかる。
を従来法との比較で示す。従来法ではスケール発
生率2%であるのに対し本発明では0.2%に低下
している。またこの際の帯鋼の加熱時間は第7図
に示すように従来法と殆んど差がなく加熱能率の
保証が確保できることがわかる。
以上説明したように本発明の加熱炉の燃焼方法
によれば、スケールの発生を抑制できる上、加熱
能率が低下することがない。また最終的に未燃分
も発生することがないから燃料原単位を悪化させ
ることもない等の効果がある。
によれば、スケールの発生を抑制できる上、加熱
能率が低下することがない。また最終的に未燃分
も発生することがないから燃料原単位を悪化させ
ることもない等の効果がある。
第1図は鉄の酸化・還元平衡図、第2図はコー
クスガスの空気比とCO/CO2,H2/H2Oの関係
を示すグラフ、第3図乃至第5図は本発明方法の
説明図、第6図は本発明方法によるスケール発生
率を示すグラフ、第7図は加熱時間を示すグラフ
である。
クスガスの空気比とCO/CO2,H2/H2Oの関係
を示すグラフ、第3図乃至第5図は本発明方法の
説明図、第6図は本発明方法によるスケール発生
率を示すグラフ、第7図は加熱時間を示すグラフ
である。
Claims (1)
- 1 被加熱材を囲む領域を空気比1.0未満で燃焼
させ、この領域の燃焼で発生した未燃分を該領域
の外側で燃焼させることを特徴とする加熱炉の燃
焼方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7098584A JPS60215716A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 加熱炉の燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7098584A JPS60215716A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 加熱炉の燃焼方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60215716A JPS60215716A (ja) | 1985-10-29 |
JPS6360094B2 true JPS6360094B2 (ja) | 1988-11-22 |
Family
ID=13447328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7098584A Granted JPS60215716A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 加熱炉の燃焼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60215716A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62188720A (ja) * | 1986-02-13 | 1987-08-18 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 多層雰囲気燃焼式加熱装置 |
JPS62228430A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-07 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 鋼材の加熱方法 |
FR2785668B1 (fr) * | 1998-11-10 | 2001-02-23 | Air Liquide | Procede de chauffage d'un four a chargement continu notamment pour produits siderurgiques, et four de chauffage a chargement continu |
DE102006005063A1 (de) * | 2006-02-03 | 2007-08-09 | Linde Ag | Verfahren zur Wärmebehandlung von Stahlbändern |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55724U (ja) * | 1978-06-15 | 1980-01-07 | ||
JPS55125237A (en) * | 1979-03-19 | 1980-09-26 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Bright direct fire heating method of steel strip |
JPS6039603U (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-19 | 株式会社 東京ブラザ−シュ−ズ | 靴 |
-
1984
- 1984-04-11 JP JP7098584A patent/JPS60215716A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55724U (ja) * | 1978-06-15 | 1980-01-07 | ||
JPS55125237A (en) * | 1979-03-19 | 1980-09-26 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Bright direct fire heating method of steel strip |
JPS6039603U (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-19 | 株式会社 東京ブラザ−シュ−ズ | 靴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60215716A (ja) | 1985-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |