JPS6359125A - コヒ−レント光通信用送受信器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 周波数安定化された光源の光を、光スイッチ／分岐回路
で送信用と受信用とに切替えまたは分岐することにより
、１つの光源を、送信用光源としても、また受信におけ
る局部発振用光源としても用いることができるようにし
、安価で信頼性の高いコヒーレント光通信用送受信器を
実現している。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、コヒーレント光通信方式に必要となる安価で
かつ信頼性が高いコヒーレント光通信用送受信器に関す
るものである。

一般にコヒーレント光通信においては、送信用周波数安
定化光源およびヘテロゲイン検波を行う局部発振用周波
数安定化光源が必要となる。しかも、これらの光源は、
その線幅も狭くなければならず、各光源には温度コント
ロール、ＡＦＣ回路等の各種安定化回路が必要となり、
送受信器の構成が複雑になって高価なものとなる。

しかしながら、コヒーレント光通信方式において、加入
者系へのその適用を考えるとき、送受信器を安価に、し
かも信顛性高く構成することが望まれる。

〔従来の技術〕

第４図は従来のコヒーレント光通信用送受信器の例を示
す。

図中、５０は送信用光源、５１は周波数安定化および周
波数設定を行うＡＦＣ・チューニング回路、５２は位相
変調または周波数変調等の変調を行う変調器、５３は変
調器５２を駆動する駆動回路である。以上によって送信
部が構成されている。

また、５４は光カプラ−，５５は受光器、５６はＩＦ増
幅器、５７は復調器、５８は信号を抽出する識別判定回
路、５９は偏波制御器、６０は局部発振用光源、６１は
ＡＦＣ・チューニング回路である。以上によって受信部
が構成されている。６２は電気終端器であって、信号の
符号化、各種タイミング制御等の機能を持つ。なお９図
中、二重線の矢印は光信号を意味し、単線は電気信号を
意味している。

第４図に示す従来の方式では、送信／受信を同時に行う
ことができるが、送信用光源５０および受信における局
部発振用光源６０の２つの光源が必要となり、これらが
出力する光の周波数を安定化させるための回路として、
ＡＦＣ・チューニング回路５１およびＡＦＣ・チューニ
ング回路６１が独立に必要となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のコヒーレント光通信用送受信器では、独立した光
源を２つ使用し、その光源を安定化するための回路も二
重に必要となるため、高価になり。

また部品数が多くなるので、信頼性も複雑になる分だけ
劣化するという問題があった。さらに、装置の小型化も
困難であるという問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理ブロック図である。

第１図において、１０は周波数設定・安定化回路、１１
は送信用および受信における局部発振用に兼用される光
源、１２は光源１１の光について送受の切替えまたは分
岐を行う光スイッチ／分岐回路、１３は局部発振用の光
と受信光入力とを混合し信号を検知する光受信回路、１
４は変調された光信号を送出する光送信回路、１５は信
号の符号化、タイミング制御、および光スイッチ／分岐
回路１２に対する送受切替え制御等を行う電気終端器、
１６は電気終端器１５の制御によって変調器を駆動する
変調駆動回路、１７は光信号入力端子、１８は光信号出
力端子を表す。

周波数設定・安定化回路１０により安定化された光源１
１の出力光は、必要に応じて光アイソレータを介して光
スイッチ／分岐回路１２へ入力される。

送信器として使用する場合には、光スイッチ／分岐回路
１２は、光１ａｔｔの出力を光送信回路１４へ導く。変
調駆動回路１６によって供給される電流または電圧によ
って、出力光には９位相変調。

振幅変調もしくは周波数変調等の変調が施され。

光信号出力端子１８を介して、光フアイバ伝送路へ送出
される。変調器を光送信回路１４内に設けるかわりに、
光源１１に対して変調駆動回路１６により直接変調する
ようにしてもよい。

一方、受信器として使用する場合には、光スイッチ／分
岐回路１２によって、光源１１の出力光の進む方向を、
光受信回路１３側とする。なお。

光スイッチ／分岐回路１２が進行方向の切替え機能を持
たない場合には、光スイッチ／分岐回路１２への入力光
の一部が光受信回路１３へ送られることになる。光受信
回路１３では、光スイッチ／分岐回路１２からの光を局
部発振用に用いて、ヘテロゲイン検波することにより、
受信信号を検知する。

〔作用〕

本発明は、１つの光源を、それぞれ゛“Ｌｉ５ｔｅｎ”
時には局部発振用＋　　”Ｔａ１ｋ”時には送信用とし
て使い分けることにより、送受信器を安価に構成できる
ことに着目してなされたものである。

本発明によれば、光スイッチ／分岐回路１２によって、
１つの光源１１が、送信用にも１局部発振用にも用いら
れるので、これに対する周波数設定・安定化回路ＩＯ等
も２組分用意する必要がなくなる。したがって、従来の
回路部品数が大幅に削減可能となる。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例ブロック図、第３図は第２図
図示実施例で用いる光回路の例を示す。

第２図において、符号１５．１７．１８は第１図に示す
ものに対応している。２０はＡＦＣ・チューニング回路
、２１はレーザダイオード、２２は反射光等を遮断する
光アイソレータ、２３は光スィッチ、２４は偏波制御器
、２５は光カプラ−。

２６は受光器、２７は中間周波（Ｉ　Ｆ）増幅器。

２８は復調器、２９は識別判定回路、３０は位相変調ま
たは周波数変調等を行う変調器、３１は変調器３０を駆
動する駆動回路を表す。

ＡＦＣ・チューニング回路２０によって周波数が安定化
されたレーザダイオード２１の出力光は。

光アイソレータ２２を透過し、光スィッチ２３に入る。

送信時には、予め決められた波長がＡＦＣ・チューニン
グ回路２０によって設定され、その波長を持つレーザダ
イオード２１の出力光が、光スィッチ２３によって、変
調器３０に導かれる。光スィッチ２３による光路の切替
えは、電気終端器１５からの送受切替え信号によって行
われる。変調器３０は、駆動回路３工の変調器信号によ
って。

位相変調または周波数変調等の変調を行う。情報を含む
変調された光は、光信号出力端子１８を介して、光フア
イバ伝送路へ出力される。なお、レーザダイオード２１
を直接変調する構成の場合には、変調器３０は不要であ
る。

受信時には、電気終端器１５は、レーザダイオード２１
の出力光が偏波制御器２４側へ導かれるように、光スィ
ッチ２３へ切替え信号を送出する。

偏波制御器２４の出力光は、光カプラ−２５によって、
信号光と混合され、受光器２６によって検波される。検
波された信号は、ＩＦ増幅器２７によって増幅され、復
調器２８へ送られる。復調器２８はベースバンド信号を
取り出し、識別判定回路２９は、復調器２８の出力から
、受信した信号を検知して、電気終端器１５へその情報
を送る。

また、ＩＦ増幅器２７の出力は、ＡＦＣ・チューニング
回路２０および偏波制御器２４ヘフイードバツクされ、
光カプラ−２５の出力が大きくなるように周波数制御お
よび偏波制御が行われる。

第２図に示すような光スィッチ２３を用いる場合には、
送信と受信とが時間的に分割されて切替えられるので、
送信と受信とを同時に行うことはできない。しかし、光
スィッチ２３の代わりに。

光分岐回路を用いると、送信用および受信用に同時に使
用できる。ただし、同時に用いる場合、受信器として用
いるときのチューニングができな（なるため、信号光の
周波数がかなり安定であることが条件となる。

例えば第２図において１点線の四角で囲んだ部分を、第
３図に示すような光回路で構成することができる。

第３図において、符号２３，２４，２５．３０は、第２
図に示す同符号のものに対応する。４０はＬ　ｉ　Ｎ　
ｂ　Ｏｚ等による基板、４１は基板４０上に形成された
導波路を表す。また、第３図におけるＡ、　Ｂおよびｉ
ｎ、ｏｕｔは、第２図において同符号が付された部分に
対応している。

Ｌ　ｉ　Ｎ　ｂ　Ｏ３等による同一基板４０上に９例え
ばＹ分岐による光スイッチ２３．偏波制御器２４゜方向
性結合器による光カプラー２５．および位相変調を行う
変調器３０を、導波路４１と電極とによって構成するこ
六により、コンパクトなコヒーレント光通信用送受信モ
ジュールを作ることが可能となる。第３図に示す光カプ
ラ−２５の出力光は、デュアル・バランス型の受光器で
検波する。

〔発明の効果〕

以上説明したように９本発明によれば１周波数安定化さ
れた１つの光源を、送信および受信に用いることが可能
となるので、安価でかつ信顛性の高い送受信器を提供で
きるようになる。また、装置の小型化も可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、第２図は本発明の一
実施例ブロック図、第３図は第２図図示実施例で用いる
光回路の例、第４図は従来のコヒーレント光通信用送受
信器の例を示す。 図中、１０は周波数設定・安定化回路、１１は光源、１
２は光スイッチ／分岐回路、１３は光受信回路、１４は
光送信回路、１５は電気終端器。 １６は変調駆動回路、１７は光信号入力端子、１８は光
信号出力端子を表す。 特許出願人　　　　富士通株式会社 復代理人弁理士　　　小笠原　吉義 葛　２１２１．。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 コヒーレント光により信号を送受信するコヒーレント光
   通信用送受信器において、 送信用および受信における局部発振用に兼用される周波
   数安定化された光源（１１）と、 該光源（１１）の出力光を、送信用と受信用とに切替え
   または分岐する光スイッチ／分岐回路（１２）と、該光
   スイッチ／分岐回路（１２）の出力に基づいて送信すべ
   き情報を含む変調された光信号を送出する光送信回路（
   １４）と、 上記光スイッチ／分岐回路（１２）の出力と、受信情報
   を含む信号光とを混合し、信号を検知する光受信回路（
   １３）と、 上記光送信回路（１４）を介して送出する光を変調する
   制御およびタイミング制御を行う電気終端器（１５）と
   を備えたことを特徴とするコヒーレント光通信用送受信
   器。