JPS635716A - 蒸し器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電気炊飯器又はガス炊飯器から排出される蒸気
を利用し卵等を蒸し上げる蒸し器に関するものである。

（従来技術と問題点） 電気炊飯器又はガス炊飯器で御飯を炊くときに炊飯器の
調圧口から排出される蒸気の温度は８０〜８５℃と高く
、また比較的長時間にわたって排出されるが、それを有
効に利用する手段は未だ提案されていない。

（本発明の目的） 本発明は電気炊飯器又はガス炊飯器で御飯を炊くときに
炊飯器の調圧口から排出される蒸気を有効に利用し、調
理物を簡単に蒸し上げることができる蒸し器を提供する
ことを目的とする。

（本発明の構成） 上記目的を達成するために講じた本発明の構成は次の通
りである。即ち本発明は、 筒状の本体と蓋体とを備え、本体の底部には炊飯器の調
圧口から出る蒸気を蒸し器内に導入する蒸気導入口が設
けられ、本体の内部には被蒸し物を収容する収容部が設
けられており、本体又は／及び蓋体の任意の箇所には蒸
気抜き口を備えた蒸し器である。

本体の形状は特に限定しないが、卵等の調理物を収容し
たときに蒸気の通りが良いように多角筒状にするのが望
ましい、また内径は通常鶏卵がやや余裕をもって収容で
きる大きさに設定されている。

蓋体は通常本体に被冠されるが、本体の内部に嵌入する
ようにしても支障はなく、更には本体の上端部に載置す
るようにすることもできる。

収容部は蒸気導入口のやや上方に被蒸し物を載置する載
置具を介して形成されている。載置具の形状は特に限定
するものではなく、例えば棒体を折曲したもの、或は脚
部を有する網体等である。

なお、本体の下縁部内側には水溜め部を設けて載置具の
下端を水溜め部に載置するようにすると被蒸し物に当っ
た蒸気が水滴になった場合に、載置具を伝わって水溜め
部に貯留される。

蒸気抜き口は本体又は蓋体或いは本体及び蓋体双方の任
意の箇所に設けられる。蒸気抜き口は通常は排出される
蒸気の量の調整が可能で、その構造は特に限定するもの
ではないが、蒸気を通す時間によっても調理物の蒸し上
がりの調整はできるので調整できなくても特に支障はな
い。

なお蒸し器の材質は特に限定はしないが、熱に強く、且
つ火傷しにくいように比熱の小さいものが望ましく、通
常はメラミン樹脂である。また部品によって材質を変え
ることは任意である。

そして炊飯器の上で蒸し器が転倒しないように固定具を
設けるのは任意であり、その構造も特に限定せず、例え
ば吸盤を用いる構造等が挙げられる。

（実施例） 本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明す
る。

第１図は一実施例の一部切欠斜視図である。

符号ｌは蒸し器で１本体１０と蓋体２０と固定具３０を
備えてなる。

本体１０は断面八角形の筒状で、上端部は開口しており
、上端縁部からやや下方の八面の側壁には大きい蒸気抜
き口１１とやや小さい蒸気抜き口１１ａが交互に設けら
れている。

本体ｌＯの下端部の底板１５の中央には蒸気導入口１３
が形成されており、蒸気導入口１３の縁部には底板１５
よりやや上方に突出して円筒形のフランジ１２が形成さ
れている。また底板１５の両端部には棒状体を中央部が
高くなるように折曲した載置具１４が架は渡されており
、それにより載置具１４の上方に収容部１９が形成され
る。なお本体ｌＯの径は鶏卵−個がやや余裕を持って収
容できる大きさに設定されている。

そして本体ｌＯの側壁の下部には固定具３０が取着され
ている。固定具３０はコ状に折曲されたアーム３１と吸
盤３２からなり、吸盤３２はアーム３１に固着されてい
る。なおアーム３Ｉは取着部１８を中心にして回動自在
であり、取りはずしも可能である。

符号１７は底板１５の裏面に設けられているゴム突起で
底板１５をやや浮かして炊飯器の蓋１００を傷付けない
ようにしている。

本体１０の上部には蓋体２０が被冠されている９蓋体２
０は本体１０と同じく断面八角形の筒体で、上部は上壁
２１で閉鎖されており、上壁２１にはツマミ２２が設け
られている。また蓋体２０の高さは本体司の高さのほぼ
三分の−に設定されている。そして八面の側壁には一面
おきに縦にやや長い合せ孔２３が設けられている６合せ
孔２３は蓋体２０を本体１０に最下部まで押込んだとき
に蒸気抜き日田１１ａが合せ孔２３の最上部にくるよう
に設定されている。

作」 第２図は使用状態を示す説明図である。第１図、第２図
を参照して本実施例の作用を蒸し卵を作る場合を例にと
り説明すると、 ■蓋体２０を取りはずし、本体１０を固定具３０により
炊飯器の蓋１００に取付ける。この際、本体ｌＯの蒸気
導入口１３が炊飯器の調圧口（第２図では見えない）と
連通ずるように取付ける。

■本体１０の内部に鶏卵を任意数収容する。最下部の鶏
卵は載置具１４に載置される。

■本体１０に蓋体２０を被せる。その際、合せ孔２３を
蒸気抜き口１１及びｌｌａのどちらに合せるかにより蒸
し上がりの程度を蒸し時間との兼ね合いである程度調整
できる。つまり、半熟気味にするには大きな蒸気抜き口
Ｉ＋に合せればよく、固めにするには小さな蒸気抜き口
１１ａに合せればよい、なお本体ｌＯに収容された鶏卵
が多く、鶏卵が本体ＩＯの上縁部から突出して被せた蓋
体２０が少々上へ上がっても合せ孔２３は縦に長いので
蒸気抜き口１１、Ｉｌａがふさがれることはなく同様に
機能を果す。

■炊飯器のスイッチを入れ内部が８騰すると炊飯器の調
圧口か６蒸気が噴出し、蒸気は本体ｌＯの蒸気導入口１
３から蒸し器１内に入り鶏卵を蒸し上げる。電気は蒸し
器ｌ内の滞溜したあと蒸気抜き口１１又はｌｌａを通り
合せ孔２３から外部へ排出される。

なお蒸気は蒸し器１内で冷やされて鶏卵や本体ＩＯの内
壁に水滴となって付着するが、水滴は鶏卵から載置具１
４又は内壁をったって底板１５の部分に溜るので、炊飯
器を汚す心配はない。

なお実験によって、炊飯器に熱変形等の悪影響はなく、
また御飯の炊き上がりも通常と何ら変りないことが確認
された。

また本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、
特許請求の範囲の記載内においで種々の変形が可能であ
る。

（発明の効果） 本発明は上記構成を有しているので、電気炊飯器又はガ
ス炊飯器で御飯を炊くときに炊飯器の調圧口から排出さ
れる蒸気を有効に利用することにより卵等の調理物を簡
単に蒸し上げることができる蒸し器を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、 第１図は実施例の一部を切欠した斜視図、第２図は使用
状態を示す参考図である。 ｌＯ；本体 １１．１１ａ；蒸気抜き口 ２０；蓋体 １３；蒸気導入口 ２３：合せ孔 １９；収容部 １　；蒸し器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 筒状の本体と蓋体とを備え、本体の底部には炊飯器の調
   圧口から出る蒸気を蒸し器内に導入する蒸気導入口が設
   けられ、本体の内部には被蒸し物を収容する収容部が設
   けられており、本体又は／及び蓋体の任意の箇所には蒸
   気抜き口を備えた蒸し器。