JPS6356394A - アルミニウム合金溶加材 - Google Patents

アルミニウム合金溶加材

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JPS6356394A
JPS6356394A JP20110886A JP20110886A JPS6356394A JP S6356394 A JPS6356394 A JP S6356394A JP 20110886 A JP20110886 A JP 20110886A JP 20110886 A JP20110886 A JP 20110886A JP S6356394 A JPS6356394 A JP S6356394A
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JP
Japan
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filler metal
weld
aluminum alloy
incorporated
filler
Prior art date
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JP20110886A
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English (en)
Inventor
Shigetoshi Seigan
茂利 成願
Ichizo Tsukuda
市三 佃
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は溶接に用いられるアルミニウム合金溶加材、
特にA p −Z n −M g三元系、Afl−Zn
−Mg−Cu四元系合金材料の溶接に用いられる溶加材
に関する。
従来の技術 A (l −Z n −M g三元系、A n −Z 
n −M g−Cu四元系合金材料は溶接凝固割れ感受
性が敏感なため、実施工において溶接条件(入熱オーバ
ー)、拘束条件、継手形状等により溶接割れを起こすこ
とがある。そこでこのような合金材料において溶接凝固
割れ感受性を低減させるために、微細化元素であるZr
を母材や溶加材に添加したり、パルス溶接法、サイクロ
マチイック法により溶湯を撹拌して結晶粒の微細化を図
ること等が検討されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらZrを添加する方法では、通常0.15ν
t%程度のZrが母材に添加されているのみであり、従
ってこの程度のZr添加量では溶接時の希釈によりビー
ドにおけるZr量が0.07〜0.08wt%程度とな
るため、微細化効果が小さく溶接割れ改善効果をほとん
ど期待できないものであった。一方溶湯撹拌法では、溶
湯の撹拌には最適パルス周波数(10〜40Hz)があ
り、市販の溶接機(60Hz)では溶湯撹拌効果が小さ
いことから、溶接電源の開発が必要であること、さらに
は溶湯撹拌するためビード外観が不均一となること、さ
らにはまたサイクロマチイック法の場合には母材裏面(
トーチ反対側)にトーチと同時に駆動する電磁コイルが
必要なため実施工では無理な場合が多いことなどの欠点
があった。
この発明はかかる技術的背景に鑑みてなされたものであ
って、Aρ−Zn−Mg三元系、AΩ−Zn−Mg−C
u四元系合金材料に対してその溶接割れ感受性を改善し
得るアルミニウム合金溶加材の提供を目的とするもので
ある。
問題点を解決するための手段 上記目的においてこの発明は、溶接割れ感受性の向上手
段を溶加材へのZrの添加に求めるとともに、Zrの添
加含有量を従来に較べて格段に増大せしめたものである
すなわちこの発明は、Mg:3,0〜10.0wt%、
N i : O,OO6〜3. 0wt%、zr:0.
5〜1.2wt%を含有し、必要に応じてMn  : 
 0. 05〜1. 5wt%、Cr:0.01〜0.
5wt%の少なくとも一方及び/またはTi:0.00
5〜0.2wt%、Boo、001〜0.01wt%の
一種または2種以」二を含有し、残部がアルミニウム及
び不可避不純物からなることを特徴とするアルミニウム
合金溶加材を要旨とするものである。
溶加材中に含まれる各元素の添加意義と添加範囲の限定
理由について説明すれば、Mgは溶接部の強度向上に寄
与するものであるが、その含有量が3.0wt%未満で
はその効果に乏しく、逆に10.0wt%を超える場合
には加工性が悪くなったり靭性が低下したりする欠点を
派生する。
Niは溶接部の靭性向上に寄与するものである。しかし
0.006wt%未満では該効果に乏しく、逆に3.0
wt%を超えて含有されても該効果の格別な増大効果が
認められない。
Zrは溶接部の結晶粒を微細化して溶接割れ防止に寄与
するものである。しかし含有量がO8−4= 5wt%未満では溶接時に母材と希釈されるため微細化
効果が小さいものとなり溶接割れ防止効果に乏しく、逆
に1.2wt%を超えると靭性が低下する。溶接割れ感
受性を充分に低減するには、溶接ビードにおけるZr量
が0.35wt%以上となるのが望ましい。
溶加材には上記の外、必要に応じてMn:0.05〜1
. 5wt%、Cr:0.01〜0.5wt%のいずれ
か一方または両方の含有が許容される。Mn5Crはと
もに溶接部の耐食性及び強度向上に寄与するものである
。しかしMnが0.05wt%未満、Crが0.01w
t%未満ではそれらの効果に乏しく、逆にMnが1.5
wt%を超えると粗大金属間化合物が晶出し靭性を阻害
する。またCrが0.5wt%を超えて含有されても靭
性を阻害するものとなる。
さらに溶加材には上記Mn、Crの含有の有無と無関係
に、Ti : 0. 005〜0. 2wt%、Boo
、001〜O,01wt%の1種または2種以上の含有
が許容される。Ti5Bは前記2rと同じく結晶粒を微
細化し溶接割れ感受性の改善に寄与するものである。し
かしTiが0.005wt%未満、Bが0.001wt
%未満の場合には該効果に乏しく、逆にTiが0.2w
t%を超えると靭性を阻害し、またBが0.01wt%
を超えると溶着する溶融金属の流動性を阻害するものと
なる。
ところで、上記のような溶加材の製造はZr添加量が多
いため連続鋳造法による製造が困難であり、高Zr含有
合金材料の製造を特徴とする特別な製造法を採用しなけ
ればならない。かかる製造法として、例えば加圧凝固押
出法を挙げうる。この方法を説明すると次のとおりであ
る。すなわち、上記各元素を添加したアルミニウム合金
を溶解し、その溶湯を加圧凝固用金型に注湯して加圧凝
固せしめることにより、欠陥のない結晶粒の均一かつ微
細なビレットの作製を行うものである。加圧凝固用金型
は、これに押出機のコンテナを利用するものとしても良
い。
即ち、アルミニウム合金溶湯を直接該コンテナに注入し
、ステムで加圧しつつ凝固させるものとしても良い。も
ちろんこの場合、上記コンテナの前面は盲ダイスを付設
して塞ぎ、加圧凝固中の溶湯の噴き出しを防ぐものとす
ることが必要である。また上記の注湯に際しては、前記
金型を予め300〜350℃程度に加熱しておくものと
することが望ましい。これによりビレットに一層微細な
組織を得ることを可能にする。
即ち300℃程度未満であると、注湯後前記アルミニウ
ムの凝固がすぐに開始してしまい、加圧凝固による効果
が充分に達成され難い。一方350℃を超える高温に加
熱しておくと、冷却速度が遅くなり、晶出物が成長して
上記微細化効果を充分に達成し難いものとなる傾向がみ
られる。注湯後、すぐさま前記金型内の溶湯を加圧ピス
トンにより加圧し、凝固を進行せしめることによってビ
レットを作製する。すなわち加圧凝固法によってビレッ
トを作製する。この際の加圧力は50に9f/ad以上
であれば良く、望ましくは500〜1000に’jf/
cd程度とするのが良い。この加圧力の大小はビレット
の品質にさして大きな影響を与えるものではない。しか
しながら50Kgf/ctd未満では加圧凝固法による
鋳造割れ防止及び結晶粒の微細化効果に不十分であり、
反面例えば1500/(gf/fflを超えるような高
圧を付加しても、それに要するエネルギの増大に見合う
効果の比例的向上を見ることができないためむしろ無益
である。このように、所定の加圧状態下においてアルミ
ニウム合金を凝固させることにより、鋳造割れを生じさ
せることなく、かつ晶出物の小さなビレットを作製しつ
る。こうして加圧凝固法により作製したビレットは、次
にこれを押出加工して所期する溶加材とする。該溶加材
は一般的にはJISZ3232に規定する径及び許容差
の溶接棒及び電極ワイヤとして使用されるものである。
なおZrの高含有を可能とする溶加材の製造方法の1例
として加圧凝固押出法を示したが、本発明に係る溶加材
は該方法によって製造されたものに限定されるものでは
ない。
発明の効果 この発明に係るアルミニウム合金溶加材は上述のように
、特にZrを0.5〜1.2wt%の高範囲に含有した
ものであることにより、AΩ−Z n −M g系、A
ρ−Z n −M g −Cu系合金材料における溶接
部の凝固組織を微細化でき、溶接割れ感受性を改善しう
る。この結果照合金材料の溶接構造材としての使用範囲
を格段に拡大することができる。
実施例 次にこの発明の詳細な説明する。
[以下余白] 上記第2表に示す組成の直径1.6mmの各種溶加材と
、第1表に示す組成の7N01アルミニウム合金母材を
T5処理してなる試験片を用いてMIGフィッシュボー
ン割れ試験を実施した。なおNo5に示す溶加材は通常
の連続鋳造法により作製し、No1〜4の溶加材は以下
に示す加圧凝固押出法により作製した。すなわち各合金
を液相線温度+100℃に溶解し、その溶湯を予め約3
00℃に加熱した加圧凝固用金型に注湯したのち、すぐ
さまこれを1010007(/mに加圧し、該加圧下に
凝固させた。そして、およそ液相線温度の1/2程度の
温度にまで冷却したとき、加圧凝固工程を終了し、得ら
れたビレット(直径75mm、長さ100mm)をすぐ
さま押出機のコンテナに装入し、直径12mmの丸棒に
押出し、該押出材を素材として用いた。また試験片(1
)は第1図に示すように厚さ:f5mms長さくL) 
: 250mm、幅(W):200mm、スリット(1
a)の間隔(ρ):10mm5  (Y)  : 10
mmとした。なお(2)はタブ板である。試験は下記の
溶接条件で同図に矢印(X)で示す方向にMIG溶接し
て溶接部(3)の割れ長さを測定し、割れ率を求めたも
のである。
溶接条件 電流:22OA 電圧:27v 溶接速度: 40 cm/min シールドガス流量: 25 J2 /min試験はそれ
ぞれ3回行った。それらの結果を第3表に示す。
[以下余白] 第3表 (注) 割れ率(%)−卯lれ長さ   ×100試験片長さく
250 ) 上記結果から明らかなように、本発明に係る溶加材を用
いれば、溶接割れが発生しにくいものであることがわか
る。またNo3〜5の溶加材を用いた試験片の溶接ビー
ドの縦断面の平均結晶粒径を調べたところ、No3:約
30μm1N04:約50μm、No5:約70〜80
μmであり、割れ率と良く対応していることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は溶接割れ試験片の概略平面図である。 (1)・・・試験片、(1a)・・・スリット、(2)
・・・タブ板、(3)・・・溶接部。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Mg:3.0〜10.0wt%、Ni:0.006〜3
    .0wt%、Zr:0.5〜1.2wt%を含有し、必
    要に応じてMn:0.05〜1.5wt%、Cr:0.
    01〜0.5wt%の少なくとも一方及び/またはTi
    :0.005〜0.2wt%、B:0.001〜0.0
    1wt%の一種または2種以上を含有し、残部がアルミ
    ニウム及び不可避不純物からなることを特徴とするアル
    ミニウム合金溶加材。
JP20110886A 1986-08-26 1986-08-26 アルミニウム合金溶加材 Pending JPS6356394A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54868A (en) * 1977-06-06 1979-01-06 Toshiba Corp Semiconductor device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54868A (en) * 1977-06-06 1979-01-06 Toshiba Corp Semiconductor device

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