JPS6356281A - 組換え遺伝子産物の製造方法 - Google Patents

組換え遺伝子産物の製造方法

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JPS6356281A
JPS6356281A JP61198140A JP19814086A JPS6356281A JP S6356281 A JPS6356281 A JP S6356281A JP 61198140 A JP61198140 A JP 61198140A JP 19814086 A JP19814086 A JP 19814086A JP S6356281 A JPS6356281 A JP S6356281A
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富夫 森野
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藤井 昭男
Yoshikazu Sukenaga
義和 助永
Kenkichi Takagi
健吉 高木
Tsunero Nakamura
中村 恒郎
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/70Vectors or expression systems specially adapted for E. coli

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は組換え遺伝子産物の製法及びその製造の際に使
用する新規培地に関する。
〔従来技術〕
組換え遺伝子産物の生錘性を向上させる事を目的とした
培地、培養法の改良に関する報告は少なく、わずかに菌
の高濃度培養を主眼におきデービス培地を改変させた培
地を用いて、pHコントロールしなからグルコースを分
割して添加する培養法が報告されている。(HoMer
jetal 、。
Journal  of Chemical  Eng
ineering of Japan  1 2. 3
 1 3−319(1979ハT−Kobayashi
 etal−Proc・−Pac・Chem−Eng−
Congr、、3rd4.147−50(1983))
しかし、こわらでは、菌の高濃度培養は達成されている
が、大m菌全菌体蛋白に対する目的産物の割合か明記さ
れていない。
〔発明か踏決丁べき問題点〕
前記培養法では本発明者らの実験、によると確かに菌1
度は上昇するが、全大腸菌蛋白当りの目的産物の量は通
常の培養法に比し逆に著しく低下し、その生産性は何ら
改善されないことが判明した。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは組換え遺伝子産物の生産性を向上さ
せる方法につき種々検討した結果。
カゼイン塀水分解物、酵母エキス、無機塩及び大腸菌資
化性炭素源を必須成分とする培地中にチオ硫酸塩を添加
し、組換え遺伝子をもつ大腸菌を培養すると遺伝子産物
の生産性が大巾に向上することを見い出した。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものである。
即ち本発明は、カゼイン加水分解物、酵母エキス、無機
塩及び大腸菌資化性炭素源を必須成分とする培地中にチ
オ硫酸塩を添加し、組換え遺伝子を持つ大腸菌を培養し
、その培養物より組換え遺伝子産物を採取する事を特徴
とする組換え遺伝子産物の製法及びこの製法に使用する
上記培地に関する。
本発明で使用するカゼイン加水分解物はカゼインを加水
分解したものなら特に制限ないが、カゼインをトリプシ
ン、ペプシン、パパイン等のプロテアーゼで加水分解し
たものが好1しく例えばバクトートリブトン(ディフコ
社製)やペプトンなどが好ましい。この使用量は培地1
p当り1〜100g好1しくは5〜50g、さらに好1
しくは10〜30g程度である。
酵母エキスの使用量は培地1ノ当り1〜100g、好1
しくは2〜30g、さらに好−EL<は5〜15g程度
である。
無機塩としては例えばNa C1、KCI 、 Naz
 S O4+ CaCl21 CaCO3,MgSO4
,CuSO4,Fe Soa、 Zn 80<、 Mn
Cl2゜リン酸塩などが好1しくはNaC1があげられ
、それらの使用量は培地12当り0.1〜50g、好1
しくは1〜30g、さらに好1しくは2〜10g程度で
ある。
又、大腸菌資化性の炭素源としては例えば。
グリセロール、グルコース、アラビノース、マンニトー
ル、マルトース、トレハロース、ソルビトールなどがあ
げられ、グリセロール、ソルビトール、トレハロースが
好ましい。その使用量は培地12当り5%以下、好1し
くは0.001〜3%、さらに好1しくは0.01〜2
.5%程度である。
本発明で使用する培地には他の成分も添加することがで
きる。他の成分としては例えば炭酸カルシウムなどのp
H調節剤や産生される遺伝子産物に取り込1れる微量元
素の供給源例えば遺伝子産物がCu−Zn−スーパーオ
キシドディスムターゼ(SOD)の場合における硫酸鋼
や硫酸亜鉛などがあげられる。
又、チオ硫酸塩としては特に制限はなく、例えばチオ硫
酸ソーダ(Na2SzCh)−チオ硫酸カリウム(K2
8203 )、チオ硫酸アンモニウム(NHa )zS
203、チオ硫酸カルシウム(Ca Sz Oa )な
どがあげられ、なるべく特級試薬のものが好ましい。
この使用濃度は、0.01%〜1%、好1しくは。
0.05%〜0.35%、さらに好1しくは、0.2〜
0、3%程度である。
本発明で使用する培地は固体培地でもよいが上記培地成
分を蒸留水に溶解した液体培地の方が実用的で好ましい
本発明の製法を実施するには、上記培地中で組換え遺伝
子を持つ大腸菌を培養し、その培養物より組換え遺伝子
産物を採取すればよい。
組換え遺伝子としては大腸菌にその遺伝子産物を産生さ
せるものであれば特に制限なく1例えば、ヒトSOD遺
伝子、牛SOD遺伝子、酵母SOD遺伝子などに適用で
きる。
培養は常法によりおこなうことができ、例えば空気を吹
き込みながら20〜50℃好1しくは25〜40℃で3
〜120時間好1しくはlO〜36時間程度振盪培養な
どの方法でおこなえばよい。°。
培養物よりの組換え遺伝子産物の採取は常法によりおこ
なうことができ、例えば培養物を遠心処理して集菌し、
遺伝子産物がその上清中に存在する場合は、その上清液
なりロマトグラフィー処理などの処理によりおこなうこ
とができる。
又、遺伝子産物が菌体中に存在する場合は、集菌した菌
体な緩衝液に懸濁した後例えば超音波処理などで破菌し
、・次いで遠心処理して得られる上清をクロマトグラフ
ィーなとで処理することによりその遺伝子産物を得るこ
とができる。
〔効 果〕
次に本発明の効果を実験例により説明する。
実験例1゜ 3u  実験方法 り培地(培地12中バクトドリプトン10g。
酵母エキス5g1食塩5g含有)にO,l mM Cu
SO4,O,l mMZn SO4,20ttg /l
nlアンピシリン及び下記表1の成分を添加した培地を
用い、後記実施例1記載の形質転換した大腸菌を実施例
1と同様に培養して培萎物を得、集菌、破菌した後遠心
分離し、上清を得た。この上清につきSODの産生量を
Fr1doviclr法で測定し、又総蛋白債をLow
ry −Foline法(0−H−Lowry、 et
al、 J−Biol−Chem。
193.265(1951))で測定し、全菌体蛋白に
対するSOD蛋白の比を算出した。
(2)結果 結果を表1に示す。
表1 チオ硫酸塩の添加によるSOD産生量の増大 (L培地)    −−19 0,5%   0.05  6.66   28.90
.5 %   0.1    6.49   29.0
0.5  %   0.2    6.56   30
.00.5 %   0.35  6.66   29
.3*L培地に0.1 mMcusOaと0.1 mM
Znso<、 20μg / mlアンピシリンを添加
した培地を用いた時の生産性を1として算出した。
この表から明らかなようにチオ硫酸塩を添加するとSO
Dの産生量は増大し、又、全菌体蛋白あたりのSOD蛋
白の割合も増大する。
実施例1゜ 後記参考例の7)で得られたpRTac SOD 8〜
13を大腸菌W3110株(ATCC27325)にH
anjatisらの方法(Mo1ecular CJo
ning : cold spring harbor
 Jaboratory254−255(1982))
で挿入し、形質転換した大腸菌を20μg/mlのアン
ピシリンと0.1 mMCuSO4及びO,l mMZ
nsO4,5g / 43のグリセロールを含みかつ、
別殺菌したチオ硫酸ソーダを終1度0.2%となる様に
添加したL培地(他に培地l!中バクトドリプトン10
g、酵母エキス5g。
食塩5g含有)に接種し、30℃で振盪培養し。
550 nmにおける吸光度が0.2となったところで
培養温度を37℃に上昇した。更に振盪培養を約24時
間続けた。
こうして得た培養液19Aを6000 rpm l 0
分間の遠心沈降にかけ集菌した。菌は培養液のl/10
容の50 mMTris −HCl (7,5) −1
mMcusO4−1mM Zn S O4緩衝液に懸濁
した。これを水冷下で超音波処理し、菌を破砕した。処
理液の550 nmにおける吸光度が、処理前の1/1
0に1で減少したところで処理を終了した。
最後に、この処理液を3000 Orpm  30分間
超遠心沈降し、上清を得た。この上清には、SODが抽
出されている。
得られた溶菌上清液715m1(総活性:5815Ku
、比活性188.2 u/l!Ig ・p)を用いてS
ODの精製を行った。
■ HP−20カラムクロマトグラフィー予め50 m
Mの食塩水で平衡化したダイアイオンI(F’−20を
5.80X39cmHのカラムに充填し充分平衡化する
。溶菌上清液715mlIC50mMの食塩水560m
1を加えこの混合液をカラムに吸着後、直ちに50 m
M酢酸ソーダ緩衝液、pH5でカラム容量の約9倍洗滌
する。ついでO,1MりIJシン−苛性ソーダ緩衝液の
60%メタノール溶液、pH10,0で俗出しSOD活
性を示す画分を集めた。(画分A、382m1) この両分を約0.5Nの塩酸でpH7,OK調節後、4
0℃の水浴上でエバボレートにより濃縮乾個する。乾個
物を100m1の水に浴屏後、40mM食塩を含む5 
mM !Jン酸緩衝液、pH7,5に対し透析チューブ
を用いて透析を行う。
■ DEAE−トヨパールカラムクロマトグラフィ透析
されたSODを含む溶液を予め40 mM  食塩を含
む5 mM +7ン酸緩衝W pH7,5で平衡化され
たDEAE −)ヨパールの充填されたカラム(3’X
28cmH)に通導する。ついで同じ緩衝液で溶出させ
てSODを吸着させずに通過液として得る。(画分8.
176m1) ■ セファデックスG−100ゲルクロマトグラフ  
ィ  − 画分B176m1を限外濾過膜(YM−5)を用いてB
 miに濃縮した液を予め1%食塩を含んだ5 mM 
リン酸緩衝W 、 pH7,0で平向化したセファデッ
クスG−100(2ダX159cmH)カラムに吸着さ
せ、平衡化緩衝液で溶出しSOD活性を示す画分を得た
(画分C,80m1) 溶菌上清lVi  5817   100     9
9.6画分A  4835 83.1 1418画分B
画分4731  81.3 3614画分C画分415
0  71.4 3811これを、ミリフォアフィルタ
ーでろ過した後、限外濾過で濃縮し、次いで凍結乾燥し
た。この結果、比活性3810 Unit/q−pのS
OD粉末1.07g力価を得た。
参考例 (1)  ヒト胎盤からのm RNAの分離とSODm
RNAの同定: 新生児誕生より1時間以内の新鮮な胎盤約300gをリ
ン酸生理食塩水(PBS浴液)で洗い、グアニジン・チ
オシアネート法(Chirgwins。
Biochem、 18.5294−5299 (19
79))によって細胞質の全RNAを抽訃した。この抽
出した全RNAを高塩濃度の緩衝液(Tris、 0.
5 M Na C1を含む、pH7,4)に溶かし、こ
れをオリゴ(dT)セルロース(ファルマシア社製)カ
ラムに通導。
ポ!j A RNA (mRNA)を吸着させた後、低
塩濃度の緩衝液(Tris、 NaC1を含1ず%pH
7,4)で溶出してエタノール沈澱させた。全LNA 
150■より1.7■のmRNAを得た。沈澱を200
μmの減菌水に溶かし、80℃2分間加温後急冷して、
5〜20%シヨ糖密度勾糖蜜心法により分子量の大きさ
の順に分離した。
実際には日立RPN 40 Tローターを用い、35K
rpm、17時間0℃で遠心した。
次いで分離した各画分(0,5m1)の一部゛を、ウサ
ギ網状赤血球ライセード(アマジャム社M)の糸で翻訳
させ、合成された蛋白質を免疫学的方法(エンザ・イム
・イムノアッセイ法) (J。
Pharm、Dyn−、5394−402(1982)
 )で調べた。このようにしてm RNAの10〜12
S画分にSOD mRNAの存在が認められた。
(21mRNAのアニーリングとcDNAの合成:(1
)で得られた分画を用い、岡山−Bergの方法(Mo
1.Ce11.Biolo、2.161−170(19
82) :]に従って以下のように合成した。
あらかじめ50 mMTris(pH8,3)、 30
mMKC。
0.3mMジチオスレイトール(I)’rT’)、8 
mM Mg CI2.40μg/+nlアクチノマイシ
ンD、各2 mMのdATP、 dCTP、 dGTP
、TTP、30μCI (α−32P〕dCTP (6
00Ci /mmol ) (NEN社製)、280単
位のりボヌクレアーゼインヒビター(和光純薬社2裂)
、および2.8μgのプラスミドプライマー〔大腸菌プ
ラスミドpsV7186(ファルマシア社M)を用い、
岡山−Berg法に順じて合成したT−テーリング約6
0塩基のプライマー〕を含む溶液10μlを調製し、3
7℃に保つ。次に10 mMTris(pH8)、1 
mMEDTAと 3μgのmRNAを含む溶液10μm
を調製し、・65℃で5分間加温後直ちに37℃に移し
た後、上記溶液lOμIと混合して、さらに5分間加温
した。つづいて5単位の逆転写酵素(ライフサイエンス
社製)を加え、37℃で20分間加温した。2μmの2
50 mMEDTA (pH8,0)と1μmの10%
SDS溶液を加えて反応を停止させた後、フェノ−ル・
クロロホルム抽出、エタノール沈澱をそれぞれ2回経て
次の段階へ進んだ。
(3)式(1]の塩基配列を含有するプラスミドの合成
=(2)で得られた沈澱物を140mMカコジル酸ナト
  リ  ウ  ム −30mMTris   (pH
6,8)、    1   mMcoc12.0、1 
mM DTT、1 mM dCTPおよび50 μci
 Cα−32P ] dCTPを含む溶液に溶かビ、3
7℃で2〜3分間加温後、18単位のターミナルデオキ
シヌクレオチジルトランスフエラーゼ(ファルマシア社
製〕を加え、全体を15μlとした。37℃で3分間加
温した後、逆転写反応と同様な後処理を行ってエタノー
ル沈澱物を得た。
次に該沈澱物を50 mM Na C1,50mM T
ris(pH8,0) 、  10 mMMgc12.
 100 pgウシ血清アルブミン(BSA)、  お
よび12単位のHindllIにッポンジーン社製2を
含む浴液に溶かして37℃、2〜4時間加温した。フェ
ノール・クロロホルム抽出、エタノール沈澱後、これを
10μ!の10 mMTris(pH7,3)、1 m
M EDTAを含む溶液に溶かし、さらに3μmのエタ
ノールを加えて全体を13μmとした。この箔版1μm
に0、04 pmolのオリゴ(dG)リンカ−〔大腸
菌プラスミドpsV1932(ファルマンア社製〕を用
い、岡山−Berg法に順じて合成したdG−テーリン
グ約12塩基のリンカ−〕、10 mMTris(pH
7,5)、0.1 MNaCl、1 mM EDTAの
10倍濃縮版1μIと蒸留水8μlを加えて全体を10
μmとし、該溶液を65℃5分間、42℃30分間と経
時加温後0℃に保った。これに20 mM Tris 
(pH785)、4 mMMgc1z%10 mM硫酸
アンモニウム。
0、1 MK CI、50 μg/ml BSA、0.
1 mMβ−ニコチンアミドアデノシンジヌクレオチド
(NAD)および0.6μgの大腸菌DNAリガーゼ(
ファルマシア社製)を含む濃縮液を加えて最終的に該濃
度溶液100μmとし、12℃で一夜加温した。次いで
、各20 mMを含んだdATP、 dCTP、 dG
TPおよびTTPを0.4 μl、 1.5 mMβ−
NAD’(l μl、大腸菌DNAリガーゼを0.4μ
g、大腸菌DNAポリメラーゼ1を0.3μg、そして
大腸菌リボヌクレアーゼHを1単位それぞれ添加して(
全体とじて104μl)、さらに12℃で1時間、25
℃で1時間加温した。
(4)大腸菌への形質転換: 大腸菌としてχ1776(ATCC31244)を使用
した。コンピテントセルはManiatisら(Mo1
ecujar Cloning、cold sprin
g harbor harbor 1aborator
y%254−255(1982)]と全く同様の方法で
調製し、0.2 mlづつ分注した。該DNA 溶液を
20μIづつ5本形質転換し、バクトドリブトンl。
g/jl 、イーストエクストラクト5gA−ジアミノ
ピメリン酸0,01%、チミジン0.004%およびア
ンピシリン(Ap)50μg / mlを含む1.5%
寒天培地上にコロニー約3万個を得た。
(51:+ロニーハイプリダイゼーション:得られたコ
ロニーのうち約1万個を同組成の寒天培地上に移し換え
(512個/14X10cmプレート;2枚1組とし、
1枚をマスタープレートとして保存した。)、直径約3
rraRに成長するでで培養した。これにワットマン5
410紙をゆっくりとのせ、コロニーを完全に口紙に移
行させてから、クロラムフェニコール250μg/ m
lを含む同組成寒天培地上に該口紙を密着させ一昼夜培
養した。口紙へのDNA固定は次のように行った。
培養後の口紙な0.5 M Na OHで5分間、2回
処理し、0.5 M Tris (pH7,4)で中性
にもどし、2XSSC(pH7) (1xssc : 
0.15MNaCl。
0.015Mクエン酸ナトリウム)処理を経、95%エ
タノール水溶液で軽く洗浄した後風乾した。プローブと
して(Al17ヌクレオチド:AA(TorC)TT(
TorC)GA(AorG)CA(AorG)AA(A
or G ) GAの32種類(B114ヌクレオチド
:GA(TorC)CA(TorC)TG(TorC)
AT(T、 CorA)ATの24種類をそれぞれトリ
エステル法で化学合成し、以下に述べるノ・イブリダイ
ゼーションに使用した。
(イ) プレハイプリダイゼーション ロ紙を6XSET(lX5ET:0.15MNaC+。
0.0 1  5MTris  (pH7,5)、  
 1   mM EDTA )、  o、5%ソニデッ
)P2O(半井化学社製ン2よび100μg / Jl
lの変性大腸菌DNA (ファルマシア社製の大腸菌D
NAを5分間煮沸後急冷したもの]を含む溶液で55℃
、2時間加温した。
(ロ) ハイプリダイゼーシロン 次に変性大腸菌DNAの代りに100μg / mlの
醪母tRNA (BRL社製)と、 (r −”P )
ATP(5000Ci / mmol NEN社りとポ
リヌクレオチドキナーゼCNEB社製)を用いて5位を
C”P)標識L 7’vプローブ0.2 ng / I
IIJとを用いて29℃、2時間ハイブリダイゼーショ
ンを行った。
−1式(11の塩基配列を含むプラスミドの単離洗浄は
各々(4)39℃で5分間(B129℃で20分間、α
いて室温で10分間の処理を6x ssc溶液を用いて
各段階3回づつ繰返した。
口紙を風乾後、X線フィルム(コダックXA R5)を
用いてオートラジオグラフィーを行ない、tAl、lB
1両方にポジティブなコロニーを1個選別し、その国体
よりプラスミドを取り出し、そのプラスミドをpH83
237と命名した。
(6)発現ベクターの構築 大腸菌プラスミドpUC13(ファルマシア社製)上の
ラクトース・プロモーターに最近接したHae■部位を
切断後、エキソヌクレアーゼBa131 (NEB社!
!)で両端を約100 bp削除し、T4 DNA リ
ガーゼ(全酒造社製)で再閉環させたプラスミドpΔU
Cl3を調製した(このプラスミドバラクドース・プロ
モーターとしての機能を失っている)。次いでこのプラ
スミドのHinc U切断部位にTrpAターミネータ
−(ファルマシア社製)を挿入し、プラスミドpjUc
T+xを得た。
囚 SODをコードするDNAの調製 前記(5)の(ハ)で得られたpH3237をPvu 
Tlで消化し、Xba Tリンカ−CNEB社製)をT
4DNAリーガーゼで連結してXba I部位を設けこ
のプラスミドをpH8X3237と命名した。
pH8X3237をPst Iで消化し、エキソヌクレ
アーゼBal 31で遂次消化した。さらにT4DNA
ポリメラーゼで末端を平滑にそろえ、BamHIリンカ
−(全酒造社製)を連結してBamHIとXba I 
(いずれもニラポン・ジーン社製)で消化後約630〜
700 bpのDNAを2−16%グラジェントポリア
クリルアミドゲルで回収した。
(BI  TacプロモーターおよびSOD DNAを
挿入したプラスミドの調製 プラスミドI)DR54G (ファルマシア社ff)ヲ
EcoRI (二yボアージーン社調)とBamHIで
消化しTacプロモーターを含む121bpをポリアク
リルアミドゲルで回収し、pΔUCT+sのEcoRI
 −BamHI間に挿入して得られた約3Kbのプラス
ミドをpTac Iと命名した(第3図)。
pTac IのBamHI −Xba I間に(7)囚
で得られた約630−700 bpのDNAを挿入して
得られたプラスミドを大腸菌DHI (ATCC338
49)に形質転換した。得られた種々のプラスミドの塩
基配列を決定し、SD配列(AGGA)から開始コドン
ATG ’!での距離が8〜13ヌクレオチド長のプラ
スミドをpTac SOD 8〜13と命名した。
(7)  ランナウェイ型SOD発現ベクターの構築A
TCCより購入したランナウィイプラスミドpMOB 
45 (ATCC37106) CM−Bitter 
andD、Vapnek、Gene15.319−32
9. (1981))をEcoRIとHindIII 
(全酒造、以下すべて同社製品)で切断し、ランナウェ
イ複製起点を含む6.7KbのDNA断片を切り出した
。このDNAを精製し、Bal 31酵素で処理し1両
端各々0.3 Kbぐらい消化後、DNAポリメラーゼ
で処理してDNA末端を平滑にした。一方、ATCCよ
り購入したpBR322を’rth t t t nで
切断しアンピシリン耐性遺伝子を含む1.3 Kb (
7) DNAを切り出した。このDNAも精製後、上記
方法と同様にBal 31酵素。
DNAポリメラーゼで順次処理した。こうして得られた
2本のDNA断片を等モルで混合し、更に1−1ind
 IIIリンカ−及びEcoRIリンカ−(全酒造)を
10倍モル量加えてから、T 4 DNAリガーゼで処
理し、 DNAを連結した。
次に、このDNA試料を大腸菌W3110 (ATCC
27325)株へManiatisらの方法で(〜Io
lecularCloning :cold spri
ng harbor 1aboratory 254−
255(1982)、形質転換し、アンピシリン耐性株
を選別した。任意に選んだ12株について、その保有す
るプラスミドの制限醪素解析を行った。
この結果、上記2本のDNA断片が連結し、かつひとつ
の連結部にのみ2種のリンカ−(Hind l[とEc
oRI )が挿入されたプラスミドpR4が得られた。
次にpR4をEcoRIと)lindIIIで切断して
開裂し、この部位間にpΔUCT13 (前記(6)囚
参照ンに白米し、マルチクローニング部位と転写終結因
子を含む0.4 KbのEco RI −Hind I
II断片を挿入してpR3を構築した。更に、このpR
3をEco RIとXba Iで切断開裂し、この部位
間にpTac 5OD8〜13(前記(61(Bl参照
)に白米しtacプロモーターとヒトSOD遺伝子を含
む約0.7 KbのEc。
RI −Xba I DNA断片を挿入し、 pRTa
c S048〜13を構築した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カゼイン加水分解物、酵母エキス、無機塩及び大
    腸菌資化性炭素源及びチオ硫酸塩を必須成分とする培地
    中で組換え遺伝子を持つ大腸菌を培養し、その培養物よ
    り、組換え遺伝子産物を採取する事を特徴とする組換え
    遺伝子産物の製法
  2. (2)カゼイン加水分解物、酵母エキス、無機塩及び大
    腸菌資化性炭素源及びチオ硫酸塩を必須成分とする組換
    え遺伝子をもつ大腸菌用の新規改良培地
JP61198140A 1986-08-26 1986-08-26 組換え遺伝子産物の製造方法 Expired - Lifetime JPH0644875B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000017340A1 (fr) * 1998-09-22 2000-03-30 Japan Science And Technology Corporation Procede de production d'acide poly-3-hydroxyalcanoique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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