JPS6356180B2 - - Google Patents

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JPS6356180B2
JPS6356180B2 JP2038580A JP2038580A JPS6356180B2 JP S6356180 B2 JPS6356180 B2 JP S6356180B2 JP 2038580 A JP2038580 A JP 2038580A JP 2038580 A JP2038580 A JP 2038580A JP S6356180 B2 JPS6356180 B2 JP S6356180B2
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JP
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silicate
lead
glass
solution
molar ratio
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JP2038580A
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Rishaaru Kurisuteian
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Rhone Poulenc Industries SA
Original Assignee
Rhone Poulenc Industries SA
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Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Industries SA filed Critical Rhone Poulenc Industries SA
Publication of JPS55113612A publication Critical patent/JPS55113612A/ja
Publication of JPS6356180B2 publication Critical patent/JPS6356180B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/102Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing lead
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/20Silicates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/20Silicates
    • C01B33/24Alkaline-earth metal silicates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • C03C3/07Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing lead

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Inorganic Chemistry (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Geology (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高シリカ含量の新規な金属ケイ酸
塩、特に鉛またはアルカリ土類ケイ酸塩を基材と
するガラス化しうる組成物に関する。
ガラスの製造に種々の化合物が一般に用いられ
ることは知られている。網目構造の形成用元素と
しては、酸化物の形のリン、ケイ素、ホウ素およ
びアルミニウムが拳げられる。その割合は溶融、
清澄(refining)および均質化を良好な状態で達
成する際に遭遇する難問題により幾分制限され
る。
従つて、溶融性の元素を導入し、リチウム、ナ
トリウムおよびカリウムがまた酸化物の形でこの
作用をはたす。しかしながら、この添加はガラス
の性質を意図した用途の観点から不十分なものと
する。その他の酸化物の添加が或る種の性質の改
良に必要である:化学的耐性が酸化カルシウムに
より付与され、反射率がバリウムまたは鉛により
作り出され、一酸化亜鉛は明度(brilliancy)を
付与する。さらにまた、種々の目的にその他の酸
化物がこのような化合物に加えられる。ヒ素、ア
ンチモン、セレンおよびその他の稀土類は清澄作
業を促進する。硫酸塩および硝酸塩のような塩は
酸化の目的に導入される。重金属の添加は脱色を
可能にする。
大部分の場合に、ガラスの構成成分は全て、種
種の形で導入される。シリカは砂から得られ、溶
融剤は炭酸塩であり、そしてその他の成分は多く
の場合に天然産出状態のものである。
従つて、この組成物は特別の経済的理由により
指図される条件で選ばれる物質の純粋に物理的の
混合物であると言うことができる。
これらの構成成分はこれを含有する様々の材料
の混合物から調合される。純粋なシリカガラスの
場合に、石英を使用できるが、1800℃程度の温度
では重大な製造上の問題が生起する。
従つて、多くの一般的場合に、使用する原材料
は砂であつて、この砂に状況に応じて、長石、炭
酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、石灰岩、苦灰
石、鉛丹、ホウ酸ナトリウム等を加える。
これらの成分を混合し、混合物の温度を一般に
1500℃である温度にまで漸進的に上昇させ、溶融
させ、次に集合させてガラスを形成させるように
する。溶融状態のこの塊は大量の泡を含有するか
ら、清澄と称される操作を行ない、この泡を除去
し、製造しようとする物品の形に適合する粘度指
数になるような温度で放置する。この操作はブレ
ージング(braising)として知られている。
ガラス化しうる混合物の溶融に対して多大の研
究が行なわれている。ガラス化しうる材料を実際
の溶融操作の前に予備加熱できるように凝集させ
うることさえ提案されている(フランス特許第
2281902号)が、従来技術で本出願人が知るかぎ
り、ガラス化しうる組成物の実際の形およびその
構造は疑問視されていなかつた。
さらにまた、ケイ酸鉛なる用語がそのSiO2
PbO比が変化している異なる化学組成を有する多
くの化合物を包含することも知られている。
このような塩の研究はすでに旧知であるが、
SiO2/PbOモル比は実際には比較的低かつた。
すなわち、多くの塩基性ケイ酸鉛は特に、1907
年のごとき以前に、ルイス クロチエ(Louis
Cloutier)のAnnales de Chimie1933 V.19p.41
に従いMetallurgie Halle a SV.4p.649−53に
モストウイツチ(Mostwitsch)により報告され
ている。しかしながら、このケイ酸塩はPbOと
SiO2とが変化している混合物を溶融することに
より製造されたものであつた。この文献でルイス
クロチエは硝酸鉛とケイ酸塩SiO3Na2との溶液
から沈殿によりこれを製造する方法を開示した。
しかしながら、著者により明確にされている唯一
の製造された化合物は式3PbO、2SiO2に相当し、
その他のケイ酸塩は適当に定義される化合物とい
うよりはむしろ明確な混合物であると考えるべき
ものであつた。しかしながら、後に、ケイ酸Na
塩の溶液およびPb(NO32の20%溶液の沈殿によ
りPbO、2SiO2に近い式を有する化合物を製造し
うることが指摘されているが(C.A.52−145g)、
この方法では過剰量の鉛塩がPb(OH)NO3結晶
の増加をもたらしている。
酢酸鉛の溶液およびケイ酸塩からケイ酸鉛塩を
製造する方法はまたすでにずつと以前に米国特許
第1895910号に開示されている。このような物質
はエラストマー用の組成物における充填剤として
推奨されている。しかしながら、引用した場合で
は、このケイ酸塩は2より少ない低モル比を有す
るケイ酸塩である。
フランス特許第1187368号明細書は実際に、
PbOの分子当りSiO2の分子0.75ないし7.5を有す
る顔料を生成させる可能性を示唆しているが、こ
れはPbO、P2O5およびSiO2を含有するリン酸鉛
およびケイ酸鉛よりなる化学−物理的混合物の形
の顔料である。
さらにまた、SiO2/Na2Oモル比を増大させた
場合に、特にケイ酸ナトリウムが水性溶液中でそ
の分子量を増加することが知られており、これは
原料溶液の最終製品に対する影響を予見すること
を困難にする。
ここに、顕著に望ましい性質を有する高シリカ
含有量をガラス原料用金属ケイ酸塩を容易に製造
しうることが見出された。
本発明は、 a SiO2/アルカリ金属酸化物のモル比が2に
等しいかそれ以上であるアルカリ金属またはア
ンモニウムのケイ酸塩を形成し、 b 式MeO(式中MeはPb、Ca、Ba、Zn、およ
びMgからなる群から選ばれ、Oは酸素を表
す)の少なくとも一種の金属酸化物の可溶性塩
を形成し、 c 上記ケイ酸塩の水溶液と上記可溶性塩の水溶
液とを反応させて金属(Me)ケイ酸塩を析出
させ、 d 工程cで得たケイ酸塩をアルカリ金属ケイ酸
塩の溶液に懸濁させ、 e 上記ケイ酸塩を乾燥する ことからなり、その際SiO2/金属酸化物の総計
のモル比とSiO2/工程aおよびdで使用するケ
イ酸塩のアルカリ金属酸化物のモル比とを同じに
し、ガラス原料用組成物のシリカは金属Meとア
ルカリ金属とのケイ酸の形でのみ与えられること
を特徴とする、低融点を有し、かつ清澄特性が改
良された金属ケイ酸塩をベースとするガラス原料
用組成物を製造する方法に関する。
本発明によるガラス原料用組成物は2より高
い、有利には3ないし5のSiO2/MeOモル比を
有するケイ酸塩に基づくことを特徴としている。
Meは特にPbまたはカルシウム、バリウムまたは
亜鉛のようなアルカリ土類金属である。
驚くべきことに、本発明によるケイ酸鉛塩は実
質的に等方性であつて且つ無定形であることが判
つた。
さらに、この生成物は沸とう水にほとんど不溶
であり、実際に500℃をすでに超える900℃におけ
るその強熱減量は低く、この生成物は酸化鉛およ
びシリカよりなる単純な組成物とは異なる適当に
明確な化合物であるように見える。
さらにまた、この生成物は金属系不純物をほと
んど含有していない。
さらに、この生成物の真の比重は鉛酸化物に比
較して低い。
本発明の工程Cはケイ酸アルカリ塩の溶液と製
造しようとする金属ケイ酸塩の金属の可溶性塩の
溶液とを反応させ、原料ケイ酸塩中のアルカリケ
イ酸塩酸化物の少なくとも1部を置換させるよう
にすることによりシリカを可溶性の形にすること
よりなる。上記したように、置換金属は特に鉛ま
たはアルカリ土類金属、すなわち少なくとも2に
等しい原子価を有する金属である。置換金属の鉛
塩はシリカの形成を回避するようなやり方で導入
せねばならない。
すなわち、鉛の場合には、可溶性ケイ酸アルカ
リ塩の溶液と可溶性鉛塩(置換金属)の溶液と
を、鉛塩を化学量論上の必要量より過剰に加える
ことにより、またはいずれかこれに等しい手段に
より反応させる。
本発明の工程C有利な態様では、化学量論上で
必要なアルカリ金属ケイ酸塩に対して過剰量の鉛
塩を加え、ケイ酸鉛が形成された後に、副生成
物、すなわち過剰の鉛塩およびアルカリ塩を分離
し、そしてこれらの塩を含有する母液または洗浄
水を再循環する。
このために、単純な操作方式では、鉛塩を含有
する底部層を形成することにより本方法を開始
し、次にケイ酸塩を加え、反応媒質中に鉛塩が過
剰に存在するようにする。過を行ない、溶液の
形で鉛塩の過剰分およびアルカリ塩を含む母液ま
たは洗浄水を再循環する。
さらにまた、過剰量の鉛塩についての最大量を
飽和限界により測定するが、沈殿した鉛塩による
最終生成物の汚染を避けるべき場合には、この過
剰分を減じることが望ましい。
本発明の工程bにおいて置換金属の鉛はアセテ
ートのごとき有機可溶性塩または無機可溶性塩の
形で導入しうるが、硝酸鉛を使用すると有利であ
る。硝酸鉛は鉛に硝酸を作用させることにより製
造でき、または複分解により製造できる。
鉛に硝酸を作用させる場合に、ケイ酸鉛の製造
から生じる母液または洗浄水を、この鉛に硝酸を
作用させる操作に再循環できる。硝酸カリウムの
存在はこの鉛に対する作用を促進するものと考え
られる。
本発明の工程aにおいてケイ酸塩は、特にナト
リウム、カリウムおよび4級アンモニウムよりな
る群の塩であり、製造しようとするケイ酸鉛のモ
ル比に等しい高いモル比を有する。
本発明によれば、ケイ酸のナトリウムおよびカ
リウム複塩が使用できる。
本発明によると、反応剤の濃度はこれらの反応
剤の一定温度における媒質中での飽和によつての
み制限される。
本発明の工程cのケイ酸鉛形成反応は大気温度
で実施しうる。
しかしながら、母液を再循環する場合に、より
高い温度を使用して、硝酸鉛沈殿中における母液
または洗浄水中の塩の濃度を安定化することが望
ましい。
母液または洗浄水を分離した後に得られる生成
物は単純に水洗し、たとえば110℃の温度でオー
ブン乾燥させるような方法で乾燥させる。
本発明の工程cによる生成物は一般に鉛酸化物
の代りに使用でき、これは特にその低度の毒性、
低度の揮発性、低度の溶解度および低い水中での
比重による。この生成物はまたエラストマー材料
に補強用充填剤として、または一般に顔料として
配合できる。
しかしながら、これをガラス化しうる組成物
に、特にガラス製造に使用すると、総体的に驚く
べき機作を示すことが判つた。
確かに、ガラス形成性の酸化物の形を原料酸化
物(シリカの場合は砂または石英)の性質により
定められる従来技術の方法で生じた問題とは対象
的に、本方法ではガラス化しうる原料組成物の網
目組織に対し単純で制御されたやり方で影響を与
えうることが判つた。
本発明によると、一般的方法で、ガラス形成体
元素を溶融元素の形でまたは直接に溶液に添加で
き、かくして次の溶液の製造が可能になる: カリウム、ナトリウムまたはリチウムケイ酸塩
或は第4級アンモニウム塩の溶液; ホウ酸の溶液; アルミン酸ナトリウムの溶液;または リン酸ナトリウムまたはカリウムの溶液。
鉛、カルシウム、バリウム、マグネシウムおよ
び亜鉛のような元素は次の理由でいずれも容易に
沈殿させうる: これらがケイ酸塩の形で不溶性であるため; これらがホウ酸塩の形で弱可溶性かまたは不溶
性であるため; これらがアルミン酸塩の形で弱可溶性かまたは
不溶性であるため; これらがリン酸塩の形で弱可溶性かまたは不溶
性であるため。
これらの塩は一般に沈殿前に硝酸溶液中に入れ
る。実施上の観点から、これは特にアルカリケイ
酸塩が十分に高い、有利には2より高いSiO2
MeOモル比を有する要因となる。
ガラスの構成成分を可溶性相に通すことにより
これを製造することよりなる操作方式は精製操
作、特に 過または限外過 不純物の沈殿 不純物をイオン交換樹脂のような担体上に固定
させる のような精製操作を可能にする利点を有する。
さらに、ガラス形成体元素をケイ酸アルカリ塩
として導入するかまたはケイ酸金属塩として導入
するかにかかわらず同じ形で使用されることは注
目される。何故ならばガラス形成体はケイ酸アル
カリ塩またはケイ酸金属塩を沈殿させる働きをす
るからである。このことは全ての元素にあてはま
る。この特性は組成物に対し溶融工程で、清澄工
程で、および均質化工程で予期されざる性質を付
与する。実際に、次の作用が一般に見られる: 低温および一定温度におけるより急速な溶融が
達成される; 僅かに高い粘度でより迅速な清澄処理が達成さ
れる、従つて低温で特に清澄剤を用いずに清澄を
達成できる; 製造されるガラスがその外観について優れた品
質を有するから、均質化相は不必要である。
この方法により、全く新規な溶融および清澄条
件下に操作することにより非常に純粋な材料から
ガラスを製造でき、これらの材料は非常に高い純
度および均質性が要求される工業分野、たとえば
光学物品、光学繊維、補強繊維または電子工学用
の特殊ガラスの分野で使用できる。
さらにまた、この新規なガラス化しうる混合物
の製造方式は新しい工業用ガラスに接近する手段
を提供する。化学的に製造された成分が最終ガラ
スの状態と非常に似た、そして同一でさえある状
態で一緒に集められていることは確実である。こ
れらは無定形状態であり、溶融操作は全く単純
で、連続均質相における透明状態への転移を含む
だけである。この現象は熱的または化学的変換方
法を見えるようにする熱的方法である示差熱分析
により明白に示される。
新規な特徴はこの現象から生じる。緩慢であ
り、シリカおよびその他の成分と炭酸アルカリ塩
との調合に高温度を必要とする、不均質化の危険
があり、また耐火性材料の部分的溶解の危険を伴
なう化学的反応に関与することなく、本発明によ
るガラス化しうる混合物は比較的低い、例えば
1200℃の安定温度で急速に溶融して、清澄操作に
特殊な物質を添加することなく、非常に短時間
で、単なる温度の上昇に対して高品質の清澄化が
生じるに十分大きい、規則正しい直径を有する泡
で充された透明ガラスを提供する。迅速な溶融操
作および撹拌を要しない操作は耐火性材料の分解
を阻止し、ガラスを均質にする。さらにまた、必
要な溶融および清澄温度が通常の混合物を用いる
同じ組成のガラスの製造に用いられる温度より低
くなる。
従つて、これらの性質は純粋に物理的な混合物
の溶融および清澄に付随する問題から一般に容認
されえなかつた組成物の製造を工業的に可能に
し、各種成分を所望の程度に精製できることが判
る。
或る種のガラスでは、ガラスの構成元素を完全
に限定されたモル比で導入できるので、不透の危
険が少なくなる。
さらにまた、この方法により、溶融生成物に係
る新規な性質、特に流動学的性質および最終ガラ
スに係る新規な性質の両方を、ガラスの最終モル
比に基づいて支配できるようにすることができ
る。実際に、化学的、物理的、機械的、光学的お
よび電気的性質はこのモル比に結び付いていると
思われる。
本発明の組成物には、本発明の範囲から逸脱す
ることなく、ケイ酸塩の形で種々の添加剤を加え
ることができ、たとえばケイ酸第1鉄または第2
鉄、ケイ酸コバルト、ケイ酸ニツケル、ケイ酸銅
または酸化セレンもしくは稀土類酸化物のような
その他の酸化物のケイ酸塩を添加できる。
さらにまた、本発明によるガラス化しうる混合
物を用いて、真空条件下での混合による溶融を促
進する高度に密な泡を生成しうることは注目され
る。
さらに、このような混合物から製造されたガラ
スのフツ化水素酸の作用はガラス形成網目組織の
高度の均一性を立証する。すなわち、フツ化水素
酸のシリカに対する作用がガラス表面全体にわた
り規則正しい態様で生起することが判り、これは
顕微鏡による検査で確認される。
製造されたガラスが大気温度で4%硝酸溶液に
よりほとんど攻撃されないことも判る。
さらにまた、ガラスの反射率と同じ反射率を有
する液体の存在下における光学的検差はいずれの
光学的欠陥もないことを示す。
しかしながら、本発明は次の例によりさらに容
易に理解されるだろう。これらの例は本発明を説
明するものであつて、制限しようとするものでは
ない。
例1 (参考例) 2000cm3の反応容器中で、硝酸鉛155gを水845g
に溶解する。溶液を撹拌しながら、2.3の重量比
(または3.8のモル比)および1.27の比重を有する
ケイ酸カリウム400gを20℃の温度で撹拌しなが
ら滴下して加える。混合物を10分間、撹拌しなが
ら反応させる。得られた懸濁液を過し、乾燥さ
せる。水分50%を含有する粗製沈殿約440gを採
取する;母液は960gに相当する。
粗製沈殿を次に、110℃の温度で24時間乾燥さ
せる;ケイ酸鉛および硝酸カリウムよりなる粗生
成物220gを採取する。母液は新たな沈殿操作に
再循環する。この段階での比重は1.06である。
母液960gに水40gを加え、全量を1000gにす
る。ここに硝酸鉛124gを溶解し、次にケイ酸カ
リウムを上記のとおり、そして同じ条件下で加え
る。過し、次に乾燥させた後に、得られた粗製
沈殿を乾燥させ、前記の沈殿と混合し、母液は新
たな操作に再循環する。
5回および5回以上のこれらの操作の繰返しの
後に、母液および粗製沈殿の組成が非常に高い安
定性を有することに気付く。母液の性質は次のと
おりである: 比重 :1.100 乾燥抽出物 :13.5% (Dry extract) Pb++含有量 :0.8% NO3含有量 :8% K+含有量 :4.7% 粗製沈殿の性質は次のとおりである: 強熱減量 :22.0% SiO2含有量 :34.0% PbOで表わされる Pb含有量 :27.0% K2Oで表わされる K含有量 :17.0% 熱水による第1回洗浄操作により、次の平均組
成を有するケイ酸鉛が得られる: 5%より少ない強熱減量 SiO2含有量 49% PbOで表わされるPb含有量 44% K2Oで表わされるK含有量 1.7% 2回目の洗浄により、次の平均組成を有する精
製ケイ酸鉛が得られる: 強熱減量 5% シリカ含有量 48% PbO含有量 47% この生成物の見掛比重は0.5であり、圧縮され
た状態での比重は0.6であり、他方真の比重は2.3
である。この洗浄された生成物は偏光下に検査し
て実質的に等方性で且つ無定形であることが判
る。このケイ酸鉛が3.8に等しいモル比を有する
ことは確実であり、これは原料ケイ酸塩のモル比
と同一である。
例2 (参考例) 硝酸鉛155gの代りに酢酸鉛150gを使用し、例
1と同様に操作する。
例1と実質的に同じ生成物が得られる。
例3 (参考例) この例では4に等しいモル比を有するケイ酸ナ
トリウムおよび鉛を使用する。硝酸鉛120g、す
なわち1.41モルおよび硝酸ナトリウム10gを2
容量の反応容器中の水1000cm3に溶解する。かくし
て、溶液1130gが得られ、この溶液は母液と同じ
組成を有する。
この溶液に63%硝酸87gを加え、および鉛400
gをボールの形で加える。硝酸を冷却状態下に撹
拌すると、鉛90g、すなわち0.0436モルが硝酸塩
の形で溶解する。生成する混合物は次の組成を有
する: 硝酸ナトリウム 9.1% 硝酸鉛 11.7% 水 79.2% 上記の混合物1307gを3容の反応容器に入
れ、金属鉛を2容の反応容器に残し、80℃の温
度で加熱し、SiO2104gを含有するケイ酸ナトリ
ウム436g、すなわち1.73モルおよびNa2O27g、
すなわち0.435モルを撹拌しながら滴下して加え
る。
20℃の温度で冷却させ、次の組成を有するケイ
酸ナトリウムおよび硝酸ナトリウム含有懸濁液を
得る: ケイ酸鉛201g、すなわち0.435モル、 硝酸ナトリウム194g、すなわち2.2モル その1部は不溶状態で存在、 硝酸鉛 10g、すなわち0.03モル、 水 1338g。
過し、乾燥させた後に、母液1130gおよび沈
殿613gをそれぞれ採取する。
沈殿は熱水で洗浄し、乾燥オーブン中で乾燥さ
せ、かくして97%ケイ酸鉛203gを得る。
母液は次の成分の添加後に、2容の反応容器
における新たな操作に再循環する: 鉛 90g 63%硝酸 81g 生成する生成物は例1および2で採取した生成
物と類似しており、1回の洗浄後にこの試料は次
の組成を有する: 強熱減量 5.5% SiO2含有量52.2% PbOで表わされるPb含有量 40.5% Na2Oで表わされるNa含有量 1.8% 2回目の洗浄操作により、次の組成を有する精
製ケイ酸鉛が生成する: 強熱減量 5.5% SiO2 49% PbO 45.5% さらに、試料30gを採取し、これを水100ml中
に装入する溶解度試験を行なう。混合物を撹拌し
ながら、6のpH値で12時間放置する。溶液中の
Pbの量を測定し、PbOで表わして280mg/であ
ることが判つた。この鉛の弱い溶解性はPbOが明
確な化合物の形で結合しており、従つて酸化鉛お
よびシリカが並置されている生成物ではないこと
が確実であることが判る。
例4 (参考例) この例の目的は本発明による生成物の品質およ
び特徴を示そうとすることにある。
例3で製造されたケイ酸鉛150gを用いる。
3.8のモル比を有する1回目の液洗浄操作から
のケイ酸カリウム240gおよび水酸化ナトリウム
18gを加え、鉛およびケイ酸ナトリウムの懸濁液
を得る。懸濁液を乾燥させる。生成物を粉砕し、
100ないし200μの篩に通す。これは溶融状態で次
の組成を有する: SiO2=56.5% PbO=25.5% K2O=9.3% Na2O=8.7% この生成物の温度を900℃の温度に上げると、
溶融の開始が見られるが、他方、砂および酸化鉛
を用いた場合には同様の溶融を生じさせるのに
1300ないし1500℃の程度の温度で操作する必要が
ある。従つて、これは本発明による生成物の性質
およびそのガラス製造に対する有用性を明白に示
している。
例5 (参考例) 例3で製造され、2回洗浄したケイ酸鉛150g
を用いる。これに3.8のモル比および1.27の比重
を有する液状ケイ酸カリウム279gを加え、次に
4のモル比および1.27の比重を有する液状ケイ酸
ナトリウム80.2gを加え、最後に水酸化ナトリウ
ム24gを加える。生成する生成物はポリシリケー
トイオンに対し水酸化ナトリウムが反応した後
に、次の成分よりなる高度に密な混合物であると
ころの懸濁液である: ケイ酸鉛 ケイ酸カリウム ケイ酸ナトリウム 乾燥させ、粉砕し、次に篩に通した後に、100
ないし200μの生成物を得る。この生成物は溶融
状態で次の組成を有する: SiO2 56.5% PbO 25.5% K2O 9.3% Na2O 8.7% 本発明による生成物と砂、酸化鉛、炭酸カリウ
ムおよび炭酸ナトリウムを用いて溶融により生成
された以外は同じ組成の生成物とを比較すると、
本発明により生成物が900℃の温度から完全な溶
融が見られるのに対し、対照生成物は温度が1300
℃に達しなければならないことが判る。
150cm3白金るつぼにおいて、本発明によるガラ
ス267gはこの容器の温度を1150℃に上げた場合
にいずれかその他の物質の添加をせずに完全に清
澄されるが、他方対照物質はこの温度で溶解しな
いシリカを依然として含有する。
さらにまた、生成されたガラスについて、その
形成体が大気温度で4%酢酸溶液により攻撃され
難いことが判る。
1mm厚さで30cm×4cmの板の形でガラス試験片
を用いると、この酢酸溶液中における最大損失は
0.026%ではなく0.013%であつて、24時間の試験
期間の終了時点で平衡に達する。
例6 (参考例) 例3で製造されたケイ酸鉛150gを用いる。こ
れに1.27の比重および同じモル比のケイ酸ナトリ
ウム96gを加える。生成する懸濁液を真空下に乾
燥させ、次に圧縮して、ガラス化しうる混合物を
直径13mmおよび厚さ4mmのペレツトの形にする。
これにより比重2を有する固体が得られる。
この混合物を1460℃の温度で溶融状態にする。
生成ガラスは良好な外観および特に非常に高度の
均質性を有することが判る。このガラスと同じ反
射指数を有する液体の存在下に光学試験をする
と、この均質性が確認される。このガラスの1片
は目に見えるいずれの光学的欠損もなく、液体中
に完全に没する。
例7 (参考例) 4のモル比を有するケイ酸ナトリウムおよび鉛
を使用する。硝酸ナトリウム120g、すなわち
1.41モルおよび硝酸鉛10gを2反応容器中の水
1000cm3に溶解する。かくして、母液と同じ組成を
有する溶液1130gが得られる。
この溶液に63%硝酸87g、すなわち0.87モルお
よびボール形の鉛約400gを加える。硝酸を冷時
に撹拌し、鉛90g、すなわち0.435モルを硝酸塩
の形で溶解させる。生成する混合物は次の組成を
有する: 硝酸鉛 11.7% 硝酸ナトリウム 9.1% 水 79.2% 上記混合物1307gを3反応容器に入れ、金属
鉛は2反応容器に残し、80℃の温度で加熱し、
SiO2104g、すなわち1.73モルおよびNa2O27g、
すなわち0.435モルを含有するケイ酸ナトリウム
の溶液436gを撹拌しながら段階的に加える。
20℃の温度に冷却させ、次の組成を有するケイ
酸鉛および硝酸ナトリウムの懸濁液を生成させ
る: ケイ酸鉛 201g、すなわち0.435モル 部分的に不溶状態の硝酸ナトリウム 194g、 すなわち2.28モル 硝酸鉛 10g、すなわち0.03モル 水 1338g 過し、乾燥させた後に、母液1130gと次の組
成を有する沈殿613gとを採取する: ケイ酸鉛 201g、すなわち0.435モル 硝酸ナトリウム 74g、すなわち0.870モル 水 338g この沈殿を熱水で洗い、乾燥オーブン中で乾燥
させ、97%ケイ酸鉛207gを生成する。
この組成の生成する生成物に、次の成分を加え
る: 4のモル比および35%乾燥抽出物を有する 液体ケイ酸カリウム 307g 4のモル比および30%乾燥抽出物を有する 液体ケイ酸ナトリウム 176g 硝酸ナトリウム 11g 無水炭酸ナトリウム 15.5g この懸濁液を乾燥させ、圧縮して、ガラス化し
うる混合物を13mm直径で4mm厚さのペレツトの形
に成形する。かくして、比重2の固体が得られ
る。
この混合物を次に1460℃の温度で42mmの溶融状
態にし、1280℃の温度で2時間保持し、かくして
非常に僅かに着色しているが実質的に肉厚の、次
の組成を有する高度に均質なガラスが生成する: SiO2=59.6% PbO=25.9% K2O=8.1% Na2O=6.4% 比較のために、鉛丹、ケイ質砂、炭酸ナトリウ
ム、硝酸ナトリウムおよび炭酸カリウムからガラ
ス化しうる混合物を生成し、上記と同じ組成のガ
ラスを製造して、対照試料を作る。
同じ条件下に、溶融、清澄およびブレージング
を行なう。2種のガラスの性質は同じであり、特
に比重は2.9564である。
例8 (実施例) 次の成分のガラス1Kgを作る: シリカ 550g 酸化鉛 300g 酸化カリウム150g モル比SiO2/PbO+K2Oを先ず算出し、3.12である ことが判つた。
3.12のモル比を有するガラス質ケイ酸塩からケ
イ酸カリウム溶液を作る。この製造は砂と炭酸カ
リウムとの計算量混合物を溶融することにより行
なう。
このケイ酸塩溶液を注意深く過し、全ての金
属不純物を除去する。
純粋であると考えられる砂550gおよび炭酸カ
リウム405gを採取し、溶融して、シリカ550gお
よび酸化カリウム276.6gを含有する溶液2755g
を生成する。
この溶液1261.3gを先ず取り、酸化鉛330gの
硝酸溶液(これはPbOの10%過剰に相当する)か
ら出発してケイ酸鉛を形成させる。副生成物を全
部除去した後に、ケイ酸鉛551.8gを固体として
得る。
この生成物を次に未使用のケイ酸カリウム溶液
に懸濁する。すなわち、溶液1493.7gにケイ酸鉛
551.8gを加える。
この懸濁液を混合し、次に100℃の温度で真空
下に乾燥させる。生成物は望ましいガラス化しう
る組成を有する濃密な乾燥粉末である。
この例で、必要なガラス化しうる組成物の精確
さが最初に製造されたケイ酸カリウムの品質に依
存することが判る。この製造方法の原則はアルカ
リ酸化物の1部の酸化鉛による置換に基づくこと
が立証される。置換は化学量論的に生起するか
ら、過剰のPbが母液中に溶液の形で残る。
この例に記載された組成物10gを使用し、約50
c.c.容量の白金製カツプに入れる。示差熱分析によ
りその外観の変化を観察する。
この粉末は750℃の温度まで白色のまゝ残る。
750℃の温度での示差熱分析は吸熱現象を示す:
この粉末は総体的に透明なガラス質塊に変わる。
例9 (参考例) この例では砂に水酸化カリウム溶液を金属過酸
化物BaO2の存在下に高圧高温で直接に作用させ
ることにより、ケイ酸カリウムの製造を行なう以
外は前例と同じに操作する。この場合に、生成す
る生成物は鉄含量が5ppmより少ない非常に高純
度のケイ酸溶液である。この例のガラスは非常に
低い鉄含有量(20ppmより少ない)を有する特徴
以外は同じ結果が得られ、この低い鉄含有量はガ
ラスに優れた光学的性質を付与する。
例10 (参考例) 次の組成を有するガラス1Kgを作る: シリカ 720g 酸化ナトリウム 140g 酸化カリウム 140g このガラスのモル比は2.52である。
2.52のモル比を有するガラス質ケイ酸塩からケ
イ酸ナトリウム溶液を作る。
この製造操作は砂と炭酸ナトリウムとの計算量
混合物を溶融することにより行なう。この溶液を
注意深く過し、全ての金属不純物を除去する。
生成物は完全に清澄である。
純粋であると見做される砂720gおよび炭酸ナ
トリウム504gを溶融し、水に溶解させて、シリ
カ720gおよび酸化ナトリウム294gを含有する溶
液3380gを生成させる。
先ず、この溶液1774.5gを使用して、ケイ酸鉛
に関して使用した方法と全ての点で同様の方法に
よりケイ酸カルシウムを形成する。
酸化カルシウム154gを硝酸塩の形にし、ケイ
酸カルシウム518gを固体形で得る。
この生成物を未使用のケイ酸ナトリウム溶液中
に懸濁する。かくして、溶液1605.5gにケイ酸カ
ルシウム518gが加えられる。
この懸濁液を混合し、100℃の温度で真空下に
乾燥させる。生成する稠密な乾燥粉末は所望のガ
ラス化しうる組成物である。
例7ないし10において、粉末を顆粒化し、1500
℃の温度で2時間、溶融する。
生成するガラスを10%塩酸溶液中に大気温度で
2時間浸漬する。高度の一般的な攻撃が見られ、
これはガラスのシリカ網目組織の完全な分布を立
証している。
例11 (参考例) 6%ホウ酸溶液500gを2000cm3のビーカーで作
る。この溶液を4のモル比および1.27の比重のケ
イ酸ナトリウム溶液500gと混合する。ゲルの急
速な形成が見られ、このゲルは撹拌により分解す
る。63%硝酸75g、すなわち硝酸47.25gを加え
る。撹拌を24時間行なう。洗浄し、過し、次に
110℃の温度で乾燥させた後に、固体生成物180g
を得る。この生成物は次の成分よりなる: SiO2 113.5g B2O3 16.9g Na2O 6g 結合H2O 43.6g この混合物は1500℃の温度に上げると、非常に
迅速に、非常に高品質のガラスに変わる。
例12 (参考例) 次の組成を有するガラスを製造する: SiO2 70.0% CaO 5.0% MgO 3.0% BaO 5.0% Na2O 17.0% このガラスのモル比を算出する: M.R.=SiO2/CaO+MgO+BaO+Na2O=2.4 2.4のモル比および1.43の比重を有するケイ酸
ナトリウムを使用し、カルシウム、マグネシウム
およびバリウムのケイ酸塩をこれらの金属の最も
普通に知られている可溶性塩、たとえばバリウム
の場合にそのクロライド、硝酸塩または硫化物か
ら、順次製造する。これらの全化合物を混合し、
所望の組成物を生成する。
これらの例はガラス化しうる混合物を製造する
ための全く新規な方法を提供し、また純度および
網目組織形成酸化物の形成を良好にコントロール
できる本発明の魅力を明白に示している。
前記例ではガラス製造に対しての使用について
記述したが、本発明により製造されるケイ酸鉛は
これだけでその他の用途にも使用でき、また特に
鉛塩の代りの生成物としても使用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a SiO2/アルカリ金属酸化物のモル比が
    2に等しいかそれ以上であるアルカリ金属のケ
    イ酸塩を形成し、 b 式MeO(式中MeはPb、Ca、Ba、Znおよび
    Mgからなる群から選ばれ、Oは酸素を表す)
    の少なくとも一種の金属酸化物の可溶性塩を形
    成し、 c 上記ケイ酸塩の水溶液と上記可溶性塩の水溶
    液とを反応させて金属(Me)ケイ酸塩を析出
    させ、 d 工程cで得たケイ酸塩をアルカリ金属ケイ酸
    塩の溶液に懸濁させ、 e 上記ケイ酸塩を乾燥する ことからなり、その際SiO2/金属酸化物の総計
    のモル比とSiO2/工程aおよびdで使用するケ
    イ酸塩のアルカリ金属酸化物のモル比とを同じに
    し、ガラス原料用組成物のシリカは金属Meとア
    ルカリ金属とのケイ酸の形でのみ与えられること
    を特徴とする、低融点を有し、かつ清澄特性が改
    良された金属ケイ酸塩をベースとするガラス原料
    用組成物を製造する方法。
JP2038580A 1979-02-22 1980-02-20 Novel silicate containing high silica quantity Granted JPS55113612A (en)

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