JPS635609A - 表面弾性波装置 - Google Patents

表面弾性波装置

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JPS635609A
JPS635609A JP14934186A JP14934186A JPS635609A JP S635609 A JPS635609 A JP S635609A JP 14934186 A JP14934186 A JP 14934186A JP 14934186 A JP14934186 A JP 14934186A JP S635609 A JPS635609 A JP S635609A
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surface acoustic
acoustic wave
wave device
cut
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ビカシュ シンハ
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Schlumberger Overseas SA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表面弾性波(SAW)装置に関し、更に詳細に
は、精度を改善したSAW装置、及び装置内の応力及び
温度の効果を補償する角方位及び伝播方向を有する結晶
に関する。
(従来の技術) 共振器及び遅延線のようなSAW装置は、通信及び他の
分野において、加速度、応力またはひずみ、及び圧力の
ようなパラメータを測定するためのセンサに用いられて
いる。SAW装置センサは、−般に、加速度、応力もし
くはひずみ、または圧力を受けると変形させられる薄い
可撓性ダイヤフラムを横切る表面弾性波の伝播を基礎と
している。
上記センサは表面弾性波の特性に対する重大なパラメー
タの効果を測定し、そしてこの測定値を用いて上記重大
なパラメータを准論する0通信及び他の分野においては
、種々の信号処理用に表面弾性波装置が用いられている
。SAW装置センサの種々の使用については、米国特許
第4.419,600号ならびに第4.5)2.198
号、及び係属中の米国特許出願第427,240号(1
982年9月29日出願)、第687,715号ならび
に第687.716号(いずれも1984年12月31
日出願)に記載されている。
上記の米国特許及び米国特許出願の内容については本明
細書に参照として記載するが、それらの開示内容のうち
、背景部分、並びにそれらにおいて説明または引用され
ている先行技術の記載に注目されたい、なお、米国特許
第3.771.072号、第3.772.618号、第
3.818.382号、第3.866、153号、第3
.995.240号、第4.109.172号、第4.
109.173号、第4,220,888号、第4.2
24.548号、第4.224,549号及び第4,3
23,809号を参照されたい。
SAW装置の望ましい重要な特性の一つはその周波数安
定性である。しかし、周波数安定性は、主として、弾性
波が沿って伝播する面内に種々の形式のバイヤス的状態
または応力分布として現われる環境因子によって悪影響
を受ける可能性がある。例えば、温度で誘発される温度
誘発ひずみ及び加速度で誘発される加速度誘発質量力が
、取付け用支持力とともに、不所望な周波数ドリフトを
生じさせる可能性がある。それで、環境因子に対するS
AW装置の感応性をもっと小さくすることが必要になっ
ており、本発明の重要な特徴はかかる必要性の少なくと
も若干のものを満たそうとするものである。
SAW装置における結晶方位及び表面弾性波の伝播方向
の選定は、環境因子が同波数安定性に影響を及ぼすに際
して顕著な効果を有する可能性がある。成る環境因子に
対する望ましい結晶方位及び伝播方向を、例えば、波動
の線形関係を含むシミュレーションを用いることによっ
て推論することができるが、この範喝内にない若干の環
境因子がある。例えば、表面波製伝播に対する温度誘発
効果及び応力誘発効果は、運動の線形方程式に基づいて
解くことはできないと考えられている。ところが、温度
効果及び応力効果は周波数安定性に対して極めて重大な
ものになる可能性がある。
業界に広く用いられていると考えられている一つの形態
として、いわゆるSTカット状の水晶板の使用がある。
もう一つの形態として、いわゆるSSTカットの使用が
ある。現在の電気電子学会(Institute of
 Electrical and Electroni
cEngineers )即ちI EEEの前身の無線
学会(Institute Radio Engine
ers )で採用されており、I EEEの会議 録、
1949年12月号、第1378〜1390頁の「圧電
結晶についての基Y$  (5tandards  o
n  Riezoelectric  Crystal
s)   。
1949:基準491RE14.SIJに記載されてい
る基準を用いると、STカットの特徴としては、角方位
シータ(θ)が42.75°、伝播方向ガンマ(y)が
00であり、SSTカットの特徴としては、角方位が−
49,22°、伝播方向Tが23°である。−般に用い
られているSTカットSAW装置は、該装置の平面内の
平面的等方性応力分布のような応力、またはその基体の
撓曲荷重による二輪応力に対しては、少なくとも若干の
適用においては、適切な補償をなさず、金属電極ストラ
イプのアレイによる周期的熱応力分布に対して極めて狭
い帯域巾にわたって補償をなすのみであると考えられて
いる。また、STカットSAW装置は、動的熱効果によ
って著しく影響を受けると考えられている。同じではな
いが類似している欠点がSSTカットSAW装置にもあ
ると考えられている。なお、米国特許第4,499,3
95号を参照されたい。この米国特許においては若干の
他のカットが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はSAW装置についての上記従来の問題に鑑みて
なされたものであり、かかる装置に対して従来用いられ
ていたものとは異なる結晶方位及び伝播方向を用いるこ
とにより、SAW装置における応力補償及び温度補償に
ついての予期せざる顕著な改善が得られるということを
見出したことによってなされたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の重要な特徴は、本明細書においてSTCカット
(応力及び温度補償カットを表わす)と呼ぶ新規なカッ
トを用いたことにあり、このSTCカットは、かかる装
置に対して従来用いられていたものとは異なる角度的方
位及び伝播方向を特徴とする。STCカットを用いた本
発明のSAW装置においては、従来のSTカット装置と
比べて、SAW速度が高く、粘性減衰が低く、動的熱効
果が低く、SAW伝播の平面内の平面的等方性応力及び
撓曲荷重に基づく二軸応力に対する補償が大きく、また
、電極ストライプのアレイに基づく周期的熱応力分布に
対して広い帯域巾にわたって補償がなされる。本発明の
一実施例においては、STCは、前述のI EEE標準
の表示法を用いた場合に、伝播方向γ= 46.9°で
あり、角力位θ=41.8’であることを特徴とする。
本発明の他の重要な特徴は、本発明の実施例について図
面を参照して行なう以下の詳細な説明から明らかになる
(実施例) 第1図について説明すると、S’AW装置10は、単結
晶(または実質的に単結晶)水晶のような材料の基体1
2を具備している。その一つの平坦面上に、基体12は
、1対の表面波インタディジタルトランスジューサ16
及び18並びに表面波格子リフレクタ20及び22を有
す。このSAW装置は、定在波が設定される2ボート形
SAW共振器である。業界に周知のように、類似の構造
をSAW遅延線として用いることができる。圧力のよう
なパラメータを測定するための感知器の一部としてこの
装置を用いる場合には、基体ニジを、圧力が加えられた
ときに該基体の撓曲を許す支持体に取付け、撓曲の結果
として定在波周波数を変化させるようにすることができ
る。この周波数変化を、印加圧力の尺度として用いるこ
とができる。
或いはまた、基体12を、例えば、圧力を受けるシリン
ダのような構造体の一体的部分となし、同様の変化を周
波数に生じさせることができる。例示の基体12は、X
″Z#軸の平面内にあってY″軸と垂直である頂面を有
す0表面弾性波はY′軸に沿って伝播する。この座標系
の意味を第2図で示す。第2図には、単結晶(または実
質的に単結晶)水晶の立方体24を例示してあり、この
立方体は結晶軸X、Y及びZを有す。Y軸は、上記のI
 EEE基準において定義されている如く、斜軸であり
、Y軸は三角晶軸である。Y軸と垂直である面ABCD
をX軸中心に回転させ、Y′軸と垂直である位置ABE
Fをとらせたとすると、面ABEFは回転Yカットと呼
ばれ、その「角度的方位」、即ち、Y軸とY′軸との間
の角シータ(θ)によって定義される。−般に用いられ
るSTカットの場合にはθ=42.75@であり、SS
Tカットの場合にはθ=−49,22”である。
本発明の重要な特徴として見出だされたSTCカットの
一例においては、θ−41,8°であり、伝播方向ガン
マ(γ)(第3図について後述する)は49.6”であ
る。
第3図は、第2図のY′軸と垂直の大きな面を有するS
TC基体の平面図である。稜AB及びEFはX結晶軸(
斜軸)と平行であり、稜AF及びBEはZ′軸と平行で
ある。このZ′軸は、X軸中心に、X結晶軸(三角晶軸
)から、角方位角度θだけ回軸させられており、このθ
は、例示のSTCカットの場合、41.8°である。S
TCカットに対して本発明の実施例において選定された
伝播方向γは46.9”である。これは、X結晶軸とY
′軸との間の角度である。Y′軸は、このSAW装置に
おいて、これに沿って表面弾性波が伝播する方向である
。第1図においては、定在波がトランスジューサ16と
18との間で進む方向は方向X#である。−般に用いら
れるSTカットにおいては、r=o ’、即ち、表面弾
性波はX結晶軸に沿って伝播するのであり、SSTカッ
トにおいてはT=23°である。伝播方向X″を選定し
たら、基体12を、取付けに都合のよい任意の形状に切
断してもよい。例えば、第3図に示す矩形板12を切断
して第1図の基体12を形成することができる。いうま
でもなく、矩形以外の形状を用いることもできる。例え
ば、円板を用いてもよ(、または、SAWが伝播する面
を、複雑な構造体の一部、例えば円柱としてもよい。第
2図及び第3図に示す基体は回転Yカットであり、Y軸
とY′軸との間の角度ファイ (φ)はゼロである(即
ち、Y軸及びY軸はX軸中心に回転してY′及びZ′の
位置をとり、Y軸とY′軸とは一致している)。
本発明のSTCカットを基礎とするSAW装置と従来の
STカットを用いたSAW装置との間の若干の顕著な差
異を第1図に示す(表は、実際のSAW装置を並べて試
験したものではなく、模型実験した推定値に基づくもの
である)。以下、これについて詳細に説明する。
第1表 STCカット及びSTカットの伝播特性方位   φ=
 0 、 O=41.80″1 φ=0.0=42.7
5 @伝播方向 γ=46.89°(STCカット)γ
=0°(STカプト)速度      3288.66
 m/s    3158 m/sパワー流れ角  −
6,50゜ ターンオーバ温度 23℃     23℃τ Δ l 第1表に示すように、本発明のSTCカットに基づく装
置のSAW速度は従来のSTカットに対するものよりも
高く、このことは、中んずく、より高い周波数を得るこ
とができ、且つ、付随する物質減衰が低くなるというこ
とを意味する。パワー流れ角はもはや伝播方向と一致し
ないが、これについては必要に応じて説明することがで
きる。
インクディジタルトランスジューサと水晶基体との間の
結合の尺度である電気機械的結合係数は若干低くなるが
、エネルギーの適切な伝達のためにはなお十分である0
本発明のSTCカットの場合には、粘性減衰が著しく低
減し、性能上の利益が得られる。重要なこととして、動
的熱効果は、STCカットに対しては、従来のSTカッ
トに対するよりも著しく低い。応力補償については、S
TCカットは、装置の平面(表面弾性波の伝播の平面)
内の平面的等方性応力分布に対して、及び基体の撓曲荷
重に基づく二軸応力に対して補償をなすが、従来のST
カットはかかる補償を有意的程度までは与えないものと
考えられている。金属電極ストライプのアレイ (イン
クディジタルトランスジューサ)に基づく周期的熱応力
分布に対する補償については、STCカットは、従来の
STカットの場合よりも、著しく広い帯域巾にわたって
補償をなす。
背景については、水晶SAW共振器の過渡的熱応答が中
間期間周波数安定性に対する重要な寄与的因子であると
考えられている。水晶共振器を、そのターンオーバ温度
付近で作動するように(最大の周波数安定性を得るため
に)炉処理した場合でも、小さな熱的過渡現象、過渡偏
倚及び循環現象は完全には回避されない。その結果とし
て水晶基体に生ずる一時的温度勾配のために不所望な周
波数偏倚が生じ、これは高精度SAW装置の性能を制限
する可能性がある。SAW共振器は、雇々、矩形または
円形の基体上に作られる。これら基体は種々の形式の外
囲器に詰め込まれて真空封止される。この外囲器は装置
の熱伝達特性にかなりの影響を及ぼす。伝播方向と平行
及び垂直の温度勾配を有する直立した山のある表面波の
相互作用は、SAW共振器における過渡的周波数偏倚の
2つの主たる原因であると考えられている。伝播方向と
平行な温度勾配がSAW装置の中心の回りで対称である
と、基体及び表面波伝播方向と垂直な温度勾配は熱的過
渡現象の支配的原因となる可能性がある。
上述した熱的過渡現象のほかに、インクディジタルトラ
ンスジューサはまた熱的効果に寄与する可能性がある。
SAW共振器は、−般に、装置の端部に反射用溝または
金属ストライプのプレイによって形成された共振空洞内
の表面弾性波の発生及び/又は検出のために1つまたは
2つのインタディジタルトランスジューサを用いている
。インタディジタルトランスジューサは、通例はアルミ
ニウム類であるストライプの周期的アレイを有しており
、該ストライプの熱膨脹係数は水晶の熱膨脹係数と異な
っている。従って、この複合構造体の温度が変化すると
、水晶基板内に熱応力分布が生ずる可能性がある。そし
て、その結果、SAW周波数に不所望の偏移が生ずる可
能性がある。
SAW装置面の電極付き部分は、温度循環作用の下で、
装置特性のヒステリシス及び非反復性に対して、被覆な
し面よりも多く寄与すると考えられている。このことが
生ずるのは主として、基体結晶(例えば水晶)が、温度
で誘発される変形または外部的印加荷重による変形の下
では、多結晶電極(代表的には金属製)よりも弾性が大
きいからであると考えられている。また、薄い電極膜を
水晶のような基体上に沈着させると、この膜内の固有の
応力のために、上記基体のバイアス的変形状態が生じ、
そのために共振器周波数に変化が生ずる可能性があると
考えられている。また、上記膜内の固有応力及び隣接の
基体上の上記バイアス的状態の弛緩が遅く、これが、共
振器特性の長期ドリフト(または時効)に対する主な寄
与的因子となる可能性がある。しかし、基体のバイアス
的変形状態は、周期的電極フィンガ内の固有応力、また
は、電極と基体との間にあるような熱膨張係数゛の差異
に基づく熱応力により、類似の応力分布を有するという
ことが見出されている。従っt、インタディジタルトラ
ンスジューサまたは反射用ストライプの電極パターンに
よって生ずる基体内の周期的応力分布に対して実際上無
感応である方位及び伝播方向を探索することが重要なこ
とである。
かかる応力分布に対して実質的に無感応である方位は、
SAW装置の周波数安定性に対する電極応力の弛緩の効
果を低減させることにより、高精度SAW装置の時効特
性を改善することができる。
周波数安定性、特に中間期間安定性に対する他の重要な
因子は加速度応力である。SAW装置は、加速度で誘発
される周波数偏移を生じさせる可能性のある高い衝撃及
び振動のある環境内で使用される可能性がある。外部的
に加えられる加速度基があると、取付は用支持体からの
反作用と一緒に、SAW装置基体全体にわたって分布質
量力が生ずる可能性がある。従って、SAW装置の加速
度感応性は、該装置の加速度方向及び結晶方位によるだ
けでなく、更に取付は用支持体の設計によっても影響を
受ける。−般に、SAW装置に対しては、任意の方向に
おいて加速度に対する最大の無感応性を有することが望
ましい、この目的が達せられない場合には、板状基体と
垂直な方向の加速度に対するSAW装置の加速度感応性
を格段に低減させる結晶方向及び伝播方向を選定するこ
とが一般に重要である。即ち、薄い板は、法線加速度基
にさらされるときに大きな撓曲的変形を最も受は易いか
らである。
周波数安定性に対する更に他の重要な因子は接着及び取
付けの応力である。−般に、SAW装置は、表面弾性波
の伝播媒体として薄い板状構造体を用いている。結晶(
板状)基体を外囲器に接着する方法及びこれをホルダに
取付ける方法はいろいろとある。各形状により、SAW
装置の付近に異なる応力分布が生ずる可能性がある。し
かし、板の厚さにわたるどの応力分布も、伸縮的(対称
的)及び撓曲的(非対称的)変形として表わすことがで
きる。従って、これら2つの形式の応力分布に対して補
償される全ての結晶方位及び表面弾性波の伝播方向は、
かかる環境的因子に対する装置性能の感応性を大巾に低
減させることができる。
ここに詳細に説明する本発明のSTCカットを用いるS
AW装置の形態の一例としては薄い円板の形式がある。
この装置は、例えば、全水晶部の外囲器を有す。即ち、
この外囲器は同じ結晶方位の他の円板で真空封止されて
いる。接着剤は、例えば、水晶の熱膨張係数とほぼ同じ
熱膨張係数の透過性またと失透性のガラスフリフトであ
る。接着層は、例えば、上記円板の周縁に沿う円形リン
グの形状である。この扁平バンク形の外囲器は、例えば
、上記円板の雨露出面上にリング状支持部を有す、この
取付は法は、使用されている結晶方位が、上記円板の撓
曲的変形から生ずる二輪応力に対して適当に補償される
ならば、上記円板の面に対して主として垂直に働く加速
度に対するSAW装置(または遅延線)の感応性をかな
り低減させることができる。
本発明の一実施例であるSTCカットSAW装置の若干
の特性を示すために、かかる装置の模型実験によって計
算的結果を得た。これについて次に説明する。この計算
的結果について次に説明する実施例SAW装置は回転Y
カット水晶基体(θ= 41.8°)である。
第4図は、結晶の斜軸から測った度単位の伝播方向γの
関数としてのSAW速度をm / s単位で示すもので
あり、第5図は、伝播方向Tからのずれの度単位のパワ
ー流れ角度を、この同じ伝播方向の関数として示すもの
であり、第6図は、水晶基体上の極度に薄い導電膜によ
る速度の変化(これは水晶における表面波の電気機械的
結合の尺度である)を、これも上記と同じ伝播方向の関
数として示すものである。第4図に示すように、速度は
斜軸と垂直の伝播方向において最高である。中んずく、
次の理由のために、即ち、高い速度は低い物質減衰を意
味するので、及び、第5図が、斜軸に対する90″の伝
播に対して0°の良好なパワー流れ角度を示しているの
で、高い速度が望ましいが、第6図は、90’付近の伝
播方向は、かかる伝播角度に対する電気機械的結合が余
りに低いので、実用的でないということを示唆している
第4図はまた、45°付近の伝播方向が、速度が過度に
高く且つ曲線が余り急峻ではないので、望ましいという
ことを示唆している。このことは、伝播方向の高度の正
確性は極めて重要なことではないということ、即ち、4
5°付近の伝播方向を有するSAW装置は、伝播方向に
おける製造誤差に対する感応性が、例えば60°付近の
伝播方向を有する装置よりも低いということを意味する
即ち、上記60@付近においては、第4図の曲線は極め
て急峻になっている。第5図は、45°伝播方向の付近
に対して示されるパワー流れ方向がSAW装置の設計に
取り入れ可能であるということを示唆しており、第6図
は、45°付近の伝播方向に対する電気機械的結合が、
その理由が適切であるならば、満足すべきものであると
いうことを示唆している。
第7図は、SAW装置における格別の重要な特性、即ち
、温度で誘発される周波数偏移を伝播方向の関数として
示すものである。本発明の完成途上で見出され、そして
第7図に示しである模型実験した計算的結果によれば、
温度誘発周波数偏移は、0°の伝播方向及び45°を若
干越える伝播方向の付近においてゼロとなっている(そ
して、この曲線は90″点に関して対称である)。これ
ら2つの伝播方向の間では、45°を若干越える伝播方
向の方が、中んずく、この方向が高いSAW速度を与え
るので、好ましい。第7図は、23℃の基準値からの1
℃の温度変化に基づ< STCカットSAW共振器周波
数の、模型実験及び計算した分数的変化を示すものであ
る。
第8図について説明すると、図示の曲線は、23℃の基
準温度における遅延のゼロ温度係数に対する方位及び伝
播方向の軌跡を示すものである。
上記曲線上の各点は、回転Yカット水晶基体に対する角
方位及び遅延のゼロー次係数があるSAW装置に対する
伝播方向に対応している。本発明のYカット及び従来の
STカットに対する軌跡を、矢印でそれぞれ示しである
外部的に加えられる力によるSTCカットの平面内の平
面的応力分布についての模型実験した効果を第93図な
いし第9C図に示してあり、これから、かかる平面的応
力の等方性分布は周波数変化を誘発することはないとい
う結論が導き出される。第9a図は、頂面にSAW遅延
線(または共振器)を有する薄い円形板の断面図であり
、第9b図は上記円板の頂面図である。図示のSAW装
置は本発明のSTCカットを用いており、第9a図及び
第9b図に示す座標系は第2図及び第3図において用い
たものと同じである。第9C図は外部的に加えられる力
Fによる力・周波数効果を示すものであり、この力は、
第9b図に示すように、方位角度プサイ (甲)におい
て上記SAW装置円板に対して働く1対の直径方向力F
からなっている。第9C図の上記模型実験及び計算した
結果から解るように、曲線の下の面積はゼロになり、こ
の方位に対する平均の力・周波数係数はゼロである。
SAW共振器は、−般に、第102図ないし第10b図
に示すように、装置の端部にある反射用溝または金属ス
トライプのアレイによって形成される共振空洞内の表面
弾性波の発生及び検出のために、1つまたは2つのイン
タディジタルトランスジューサを用いている。インタデ
ィジタルトランスジューサは金属ストライプ(通例、ア
ルミニウム製)の周期的アレイを有しており、この金属
ストライプは、屡々、電極フィンガと呼ばれ、その熱膨
張係数は水晶の熱膨張係数と異なっている。
従って、このSAW装置の複合構造体の温度が変化する
と、その水晶基体上に熱応力分布が生ずる可能性があり
、その結果、−般に、SAW装置周波数の偏移が生ずる
可能性がある。STカットSAW装置の場合に基体上の
電極の周期的アレイに付随する模型実験したバイアス的
応力を第10C図に示す。図では、垂直軸はSAW伝播
の方向に沿う応力成分の尺度であり、水平軸は、SAW
伝播方向に沿う距離をミクロン単位で示すものである。
本例においては、波長は約10ミクロンである。第10
C図から解るように、上記応力成分は、水晶の被覆なし
部分、即ち、電極フィンガ相互の間の部分に対しては、
水晶の電極付き部分、即ち、電極フィンガの下にある部
分に対するよりも、格段に小さい。第10c図に示す如
き状態は、インタディジタルトランスジューサまたは反
射用金属ストライブの電極パターンから生ずる水晶基体
内の周期的応力分布に対して可及的無感応性である方位
及び伝播方向を探索するうえにおいて重要である。かか
る周期的応力分布に対する感応性の小さいSAW装置は
、時効特性を改善することが期待される。即ち、周波数
安定性に対する電極応力の弛緩の効果が、本発明以前に
知られていたカントにおけるよりも小さいからである。
回転角θ=41.8”を有する基体上のアルミニウム電
極ストライブの無限アレイに基づ<SAW装置内の模型
実験した熱応力誘導周波数偏移を、斜軸から測った伝播
方向γの関数として第一11図に示す。表面波の伝播方
向は、かかる波の発生及び検出のために用いられるイン
クディジタルトランスジューサ内の金属ストライブの長
さと常に垂直であると考えられる。第11図のグラフは
、図示の特性を有するSAW装置の共振(同期)周波数
に対するものである。γ= 46.9°のSTCカット
に対しては、熱応力誘導周波数偏移は第10図に示す状
態に対してはゼロであるということが解る。
事実、この模型実験SAW装置は、回転角(角方位)θ
と伝播方向γとのい(つかの組合せにおける基本共振周
波数においてゼロの熱応力誘発周波数偏移を有す。これ
を、特定の模型実験SAW装置に対して第11図に示す
0図において、各曲線は、熱応力誘発周波数偏移が基本
共振周波数においてゼロである軌跡からなっている。
本発明のSTCカットは、第13図に示すように、ゼロ
周波数偏移に対する模型実験した温度及び応力補傷をな
す。第13図は、STCカットに最も関係ある第8図及
び第12図の各部分を組み合わせ、これを拡大目盛りで
示すものである。図から解るように、41.803°の
角方位θ及び46、886°の伝播方向Tに対して、ゼ
ロ温度周波数偏移及びゼロ熱応力周波数偏移に対するそ
れぞれの軌跡の交点がある。第13図の模型実験結果は
、STCカットに対しては、SAW装皺は、金属ストラ
イプの無限アレイから生ずる周期的熱応力に対して実質
的に無感応となるということを示している。
第14a図及び第14b図は、従来のSTカッ)SAW
装置と本発明のSTCカットSAW装置とにおける模型
実験した熱応力誘発周波数偏倚を比較して示すものであ
り、図の曲線は、波長対周波数の比の関数としてプロッ
トしである。基本共振周波数において、この波長対周波
数の比は、従来のSTカットに対しては約2である。結
晶共振器の適用の大部分ではないにしても多(のものは
、。
共振周波数におけるだけではなしに成る帯域巾にわたっ
て熱応力に対して無感応であることを必要とする。第1
4a図及び第14b図から解るように、本発明のSTC
カットSAW装置は、従来のSTカットの場合よりも広
い帯域巾にわたって格段に低減した熱応力誘発周波数偏
移を示す。垂直軸の単位について見ると、従来のSTカ
ットに対する第14a図のグラフは約27単位の範囲に
わたって延びており、これに対して、本発明のSTCカ
ットに対するグラフは4単位未満の範囲にわたって延び
、従来のSTカットに比べて、格段に広い帯域巾を与え
、従って格段の作動上の利点を提供する。
第15a図及び第15b図は従来のSTカットと本発明
のSTCカットとを熱的過渡応答について比較するもの
である。図の熱的過渡応答曲線は、l mmの基体厚さ
に対するものであり、そして、装置の外面が、[1−e
xp(−βt)〕]で与えられる指数関数的温度上昇に
さらされるときのものである。第15a図及び第15b
図の各々における曲線1.2及び3は3つの異なる共振
周波数に対するものである。第15a図及び第15b図
の模型実験結果は、本発明のSTCカットは、熱的過渡
現象の大きさが従来のSTカットよりも約18%低く、
従って熱的過渡応答の著しい改善をもたらしているとい
うことを示している。上記の指数関数的温度上昇を表示
する図において、変数tは時間であり、温度上昇は、S
AWが沿って伝播するSAW装置の外面の温度上昇であ
る。第15a1m及び第15b図に示しである定数βは
、曲線を実際の測定値に合うように調整することによっ
て得たものである。
第16図は、矩形板がその1対の後に沿う−様な曲げモ
ーメントを受けている状態を示すものであり、第17図
及び第18図は、STカット装置(第17図)及びST
Cカット装置(第18図)における曲げモーメント誘発
周波数偏移を比較するためのものである。第17図及び
第18図における時間遅延(Δτ/τ) EMAXの分
数的変化は、単に、曲げに基づ(最大撓曲表面ひずみE
□8の単位変化当りの周波数の分数的変化のの質量であ
る。小さな正方形を接続している曲線はSAWの伝播方
向と平行な撓曲バイアス的応力に関するものであり、小
さな円を接続している曲線は上記伝播方向と垂直な撓曲
バイアス的応力に関するものであり、そして、第17図
における第3の曲線は遅延の一次温度係数の重ね合わせ
である。第17図及び第18図から解るように、STカ
ット(伝播方向γは0″である)における撓曲荷重によ
る二軸応力に対する補償は殆んど無いかまたは全(無い
が、STCカット(伝播方向γは46.9”である)に
対する補償はある。上述の時間遅延の分数的変化(Δτ
/τ)は、問題とするSAW装置を用いている共振器の
周波数の分数的変化(Δf/f)の質量であり、そして
、伝播方向γに沿う2つの観察点間の通過時間に関係し
ている。この観察点は空間的に固定している。量E t
ea工は最大撓曲ひずみであり、これは薄い板(第16
図)を曲げる際に現われ、無次元の量である。時間遅延
の分数的変化を正規化するのが通例である。
STCカットSAW装置は、高安定SAW共振器及び他
のSAW装置用に、特に、約23℃のターンオーバ温度
中心に温度制御した環境内で用いることができる。同じ
基体上でSAW温度計伝播方向で用いると、STCカッ
トSAW装置は、広い温度範囲にわたる坑内(検層)周
波数計数用の極めて安定な高周波数基準源を提供するこ
とができる。STCカットに対する基体方位に対する5
AWi度計伝播方向は斜軸から約34.9°の角度にあ
る。この方位は、23℃において1℃当り約21ppm
の周波数の大きな一次温度係数を示す。
この構成は、米国特許第4.489.289号及びr1
981超音波学シンポジューム会議録J  (1891
Ultrasonic Symposium Prce
edings )  (4E E Eカタログ81CH
1689−9、第135〜138頁)において提案され
ているものであるMHz範囲内で広い温度範囲にわたる
マイクロプロセッサ制御式の安定な周波数源に類似の設
定に用いることができる。上記の米国特許第4,489
,289号に提案されている方法は、ここに説明する本
発明のSTCカットに基づくものではなく、「直交通路
」構成及びSTカット方位に基づ(ものである。ターン
オーバ温度から十分に遠くで、STCカットに基づ<S
AW装置を温度測定のための安定な装置として用いるこ
とができる。
要約すると、本発明の一つの主要なり様は、上述のI 
EEE基準を用いて測った46.9”の伝播方向γ及び
約41.8°の角度的方位θを有する回転Yカット水晶
SAW装置である。本発明の他の実施例としては、例え
ば製造上の裕度を得るために、上記の諸角度T及びθに
近似しておってこれからの逸脱が16.2°、3@及び
4″のものがある0本発明の他の態様としては、上述し
たように、熱応力ゼロ周波数偏移に対応するT及びθの
軌跡を示している第12図の軌跡の群から選択した軌跡
によって決定される伝播方向T及び角度的方位θを有す
る回転Yカット水晶5AWi置がある。即ち、従来のS
Tカット及びSSTカットは第12図に示す軌跡によっ
て表わされてはいない。
本発明の他の態様としては、T及びθが、第8図にST
Cカットと表示しである曲線上の軌跡の群から選択した
軌跡によって決定されている、または少なくとも角度T
及びθがこのような軌跡にほぼ対応しているSAW装置
がある。本発明の更に他の態様は、上掲の第1表におい
てSTCカット装置と識別されるSTカット装置に対す
る1つまたはそれ以上の利点を得るようにγ及びθを選
択することに関するものである。いうまでもなく、特許
請求の範囲の記載の如き本発明の範囲内で種々の変更が
可能であり、本発明は上述の実施例に限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は2ボート形SAW共振器の形式のSAW装置の
斜視図、第2図は、水晶のような結晶の立方体、及び角
方位を定義するために本明細書において用いる関係のI
 EEE基準表記法を示すための斜視図、第3図は、第
2図の立方体を裁断し、及び伝播方向を定義するために
本明細書において用いる関係のI EEE基準表記法を
示すための平面図、第4図は回転Yカット(θ=41.
8’)基体上のSAWの速度を伝播方向Tの関数として
示すグラフ、第5図はパワー流れ角度を伝播方向γの関
数として示すグラフ、第6図は水晶基体上の極度に薄い
導電膜に基づく表面波の速度変化を伝播方向γの関数と
して示すグラフ、第7図はSAW共振器の周波数の温度
誘発分数的変化を伝播方向Tの関数として示すグラフ、
第8図は23℃において遅延のゼロー次温度関数を有す
る表面弾性波の方位及び伝播方向の軌跡を示すグラフ、
第9a図はSAW遅延線(または共振器)を上に有する
薄い円形板の縦断面図、第9b図は方位角!で働く1対
の直径方向力を受けている第9a図の円板の平面図、第
9C図はSTCカット水晶基体(θ= 41.8°、r
 = 46.9°)に対する力・周波数効果を示すグラ
フ、第10a図は2ボート形SAW共振器の平面図、第
10b図は電極の周期的アレイを示す第10a図の共振
器の一部縦断面図、第10c図は第10a図の共振器の
交互の被覆なし領域及び被覆付き領域における周期的応
力分布を示すグラフ、第11図は回転Yカット基i<θ
=41.8’)上のSAW共振器内の熱応力誘発周波数
偏移を伝播方向Tの関数として示すグラフ、第12図は
共振周波数において熱応力補償を示す方位及び伝播方向
の軌跡を示すグラフ、第13図はSTCカット基体の特
徴をなす角方位及び伝播方向の付近における温度及び応
力補償軌跡を示すグラフ、第14a図は熱応力誘発周波
数偏移をSTカット使用のSAW装置に対する波長対周
波数の比の関数として示すグラフ、第14b図はSTC
カット使用のSAW装置に対する第14a図と同様のグ
ラフ、第15a図は、STカットに近いカット上のSA
W共振器の外面が指数関数的温度上昇にさらされるとき
の該共振器の熱的過渡応答を示すグラフ、第15b図は
STCカットに対する第15a図と同様のグラフ、第1
6図は1対の平行稜に沿う曲げモーメントを受ける矩形
状基体の斜視図、第17図はSTカット基体の伝播方向
と平行及び垂直の単位最大表面ひずみ当りの時間遅延の
分数的変化を示すグラフ、第18図はSTCカットに対
する第17図と同様のグラフである。 12・・・・・・基体 16.18・・・・・・表面波インタディジタルトラン
スジューサ 20.22・・・・・・表面波格子リフレクタx、x” Fig   3 ig4 伝柵方向γ(屓) 水晶における衷面凍の@気風載の精舎 伝播方向 γ(度〕 7  (#) Fig   7 θ  (度) Fig   8 Fig   9−a 2゜ Fig   9−b 力・周″;尺奴′t−灯する乃イ汀角曲線や (度) F!g   9−c 2ホートSAW共痕器 墨イ木土の電柵の周WI的アレイ Fig   10−b 周翻的構濾内のバイアス庄瓦刀 Fig   10−c 7 (度) 熱元刀ピロ周;反数偏移の軌跡 θ (度) 温度及び肥刀桶イ冨の肇凡跡 θ (度) Fig   13 熱応力誘発聞返f1.偏移 ST−カット (とぞ活2 λ/2 Fig    14−a 熟庇刀誘発周し反奴偏イ多 5TC−フット ビュー熔) Fig    14−b 熱衝Vの下でのSAW只振器円の然的過渡現象ST−カ
ット ルナ1    t(秒) 熟謝りの下でのSAW只撮醋円の然印過渡現豫5TC−
刀・ント 几イナづ        t  (秒)曾ミ亀    
        Fig     15−b、/゛ Fig   16 イ云Ja方、向と平行及び11頁の撓曲バイアス8つ、
に刀イ云9番方向7(濱) Fig    17 伝柵方句と平行力び垂直の撓曲ノ蒋アスわ元力几例  
 伝播方向 7(度)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)応力補償のため及び温度補償のためにいずれも選
    定された伝播方向ガンマ及び角方位シータを有する表面
    弾性波装置。
  2. (2)更に、約46.9°の伝播方向ガンマ及び約41
    .8°の角方位シータを有する回転Yカット水晶表面弾
    性波装置を具備する特許請求の範囲第1項記載の表面弾
    性波装置。
  3. (3)更に、第12回軌跡の群から選択された軌跡によ
    って決定される伝播方向ガンマ及び角方位シータ有する
    回転Yカット水晶表面弾性波装置を具備する特許請求の
    範囲第1項記載の表面弾性波装置。
  4. (4)更に、第8図にSTCカットを表示する曲線上の
    軌跡の群から選択された軌跡によって決定される伝播方
    向ガンマ及び角方位シータを有する表面弾性波装置を具
    備する特許請求の範囲第1項記載の表面弾性波装置。
  5. (5)−6.5°±4°のパワー流れ角度を有する特許
    請求の範囲第1項記載の表面弾性波装置。
  6. (6)表面弾性波装置に沿って伝播する面を有し、且つ
    上記面内の平面的等方性応力分布を補償するように選定
    された伝播方向ガンマ及び角方位シータを有する基体を
    具備する特許請求の範囲第1項記載の表面弾性波装置。
  7. (7)STカット装置に対する帯域帯と比べて大きい帯
    域巾にわたる異種材料の電極ストライプのアレイに基づ
    く周期的熱応力分布を補償するように選定された伝播方
    向ガンマ及び角方位シータを有する特許請求の範囲第1
    項または第6項記載の表面弾性波装置。
  8. (8)基体の撓曲荷重に基づく二軸応力を補償するよう
    に選定された伝播方向ガンマ及び角方位シータを有する
    特許請求の範囲第1項または第7項記載の表面弾性波装
    置。
  9. (9)STカット装置の表面弾性波速度よりも実質的に
    高い表面弾性波速度を有する特許請求の範囲第1項また
    は第8項記載の表面弾性波装置。
  10. (10)STカット装置の粘性減衰よりも実質的に低い
    粘性減衰を有する特許請求の範囲第1項または第8項記
    載の表面弾性波装置。
  11. (11)表面弾性波が沿って伝播する回転Yカット水晶
    基体を具備する特許請求の範囲第1項記載の表面弾性波
    装置。
  12. (12)水晶が実質的に単結晶である特許請求の範囲第
    11項記載の表面弾性波装置。
  13. (13)水晶基体が、主面と該基体の上記面上の電極の
    アレイを具備する少なくとも1つのトランスジューサを
    有しており、上記主面に沿う表面弾性波の伝播方向ガン
    マ及び上記主面の角方位シータは、SSTカット表面弾
    性波装置に対する応力補償及び温度補償よりも実質的に
    良好な応力補償及び温度補償をなすように選定されてい
    る特許請求の範囲第11項記載の表面弾性波装置。
  14. (14)伝播方向ガンマが約46.9°であり、角方位
    シータが約41.8°である特許請求の範囲第13項記
    載の表面弾性波装置。
  15. (15)ガンマ及びシータが記載の値の±1°の範囲内
    である特許請求の範囲第2項、第3項または第14項記
    載の表面弾性波装置。
  16. (16)ガンマ及びシータが記載の値の±2°の範囲内
    である特許請求の範囲第2項、第3項または第14項記
    載の表面弾性波装置。
  17. (17)ガンマ及びシータが記載の値の±30の範囲内
    である特許請求の範囲第2項、第3項または第14項記
    載の表面弾性波装置。
  18. (18)ガンマ及びシータが記載の値の±4°の範囲内
    である特許請求の範囲第2項、第3項または第14項記
    載の表面弾性波装置。
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