JPS6355948B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6355948B2 JPS6355948B2 JP57094769A JP9476982A JPS6355948B2 JP S6355948 B2 JPS6355948 B2 JP S6355948B2 JP 57094769 A JP57094769 A JP 57094769A JP 9476982 A JP9476982 A JP 9476982A JP S6355948 B2 JPS6355948 B2 JP S6355948B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber sheath
- needle
- blood
- tube
- needle tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000008280 blood Substances 0.000 claims description 53
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 claims description 53
- 210000003462 vein Anatomy 0.000 description 9
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 description 5
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 208000015181 infectious disease Diseases 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000002195 soluble material Substances 0.000 description 2
- 229920001218 Pullulan Polymers 0.000 description 1
- 239000004373 Pullulan Substances 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000010241 blood sampling Methods 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000004090 dissolution Methods 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 150000004676 glycans Chemical class 0.000 description 1
- 238000001802 infusion Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000002991 molded plastic Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 229920001282 polysaccharide Polymers 0.000 description 1
- 239000005017 polysaccharide Substances 0.000 description 1
- 235000019423 pullulan Nutrition 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- 229920003169 water-soluble polymer Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
() 発明の背景
技術分野
本発明は減圧採血管またはシリンジを接続し採
血または注射を行う際針管が静脈に穿刺されたこ
とを確認できる採血または注射器の医療用針に関
する。
血または注射を行う際針管が静脈に穿刺されたこ
とを確認できる採血または注射器の医療用針に関
する。
従来技術及びその問題点
減圧採血器の構成を第1図に示す。Aは採血針
(後述するように注射針として使用する場合もあ
るので以下医療用針と称する)であり針管1とハ
ブ2と、1回の穿刺で複数の減圧採血管に採血す
る際、ホルダー内に血液が流出するのを防止する
ゴムさや3とからなる。Bは該医療用針Aをハブ
2を介して保持しうる透明プラスチツクス等より
なる筒状のホルダーである。Cは減圧採血管であ
り有底ガラス管4と、該ガラス管4を密栓し前記
針管1により突き刺し貫通をしうるゴム栓5とか
らなり、内部は必要な血液量を採り入れうるよう
に減圧されている。
(後述するように注射針として使用する場合もあ
るので以下医療用針と称する)であり針管1とハ
ブ2と、1回の穿刺で複数の減圧採血管に採血す
る際、ホルダー内に血液が流出するのを防止する
ゴムさや3とからなる。Bは該医療用針Aをハブ
2を介して保持しうる透明プラスチツクス等より
なる筒状のホルダーである。Cは減圧採血管であ
り有底ガラス管4と、該ガラス管4を密栓し前記
針管1により突き刺し貫通をしうるゴム栓5とか
らなり、内部は必要な血液量を採り入れうるよう
に減圧されている。
しかして、採血するにはホルダーBと医療用針
Aを固く螺合し、次いで減圧採血管Cをホルダー
B内に後端より挿入して減圧採血管Cのゴム栓5
の端面がホルダーBの目印線6に一致するまで押
し込んでゴム栓5に接続側針管部分1aを貫通し
ない限度に突き刺す。そして、該ホルダーBを持
つて穿刺側針管部分1aを被採血者の腕など所要
部位の血管に穿刺し、腕とホルダーの相対固定を
図りつつ減圧採血管Cをさらに押し込んで接続側
針管部分1aをゴム栓5に貫通させることにより
減圧採血管C内に血液が流入する。
Aを固く螺合し、次いで減圧採血管Cをホルダー
B内に後端より挿入して減圧採血管Cのゴム栓5
の端面がホルダーBの目印線6に一致するまで押
し込んでゴム栓5に接続側針管部分1aを貫通し
ない限度に突き刺す。そして、該ホルダーBを持
つて穿刺側針管部分1aを被採血者の腕など所要
部位の血管に穿刺し、腕とホルダーの相対固定を
図りつつ減圧採血管Cをさらに押し込んで接続側
針管部分1aをゴム栓5に貫通させることにより
減圧採血管C内に血液が流入する。
また、他の方法としては穿刺後減圧採血管をホ
ルダー内に挿入する方法もある。しかしながら上
記構成の減圧採血管は針管1をゴム栓5に貫通さ
せて減圧採血管C内への血液流入の有無を見るま
では針管1が静脈に穿刺されたことを確認できな
い。減圧採血管C内に血液の流入がない場合は再
び穿刺を試みなければならず、被採血者に対して
穿刺を無用に増すことになる。
ルダー内に挿入する方法もある。しかしながら上
記構成の減圧採血管は針管1をゴム栓5に貫通さ
せて減圧採血管C内への血液流入の有無を見るま
では針管1が静脈に穿刺されたことを確認できな
い。減圧採血管C内に血液の流入がない場合は再
び穿刺を試みなければならず、被採血者に対して
穿刺を無用に増すことになる。
そこで、上記問題を解消するものとして提案さ
れている医療用針を第2図に示す。ゴムさや被嵌
係止部2bの一側にはゴムさや3の内部と外部を
連通する空気逃げ通路7がある。しかして、この
医療用針Aは針管1を静脈に穿刺するとハブ2に
は空気逃げ通路7があるのでゴムさや3内及び針
管1内の空気が該通路7より逃げるとともに血液
が血管内の圧力により該針管1内の通路を通りゴ
ムさや3内に流出するから該穿刺の確認ができ
る。しかる後、接続側針管部分1aをゴム栓に貫
通するまで突き刺せば、減圧採血管内には所定の
減圧度に応じた所定量の血液が外気に触れること
なく採り込まれ、同時にゴムさや3は肉厚で腰が
強いのでゴム栓5により押されて軸方向に若干移
動されて空気逃げ通路7を塞いだ状態で軸方向に
圧縮される。しかしながら、穿刺の確認の後針管
1と減圧採血管の接続が遅れると血液が針管1内
の通路を通りゴムさや3内に流出するだけにとど
まらず、空気逃げ通路7よりホルダー内に流出し
てしまうことになり感染の危険を増す。すなわ
ち、第1図に示す医療用針Aの欠点である穿刺の
確認ができないということに対する改善は空気逃
げ通路7より空気が逃げることにより、ゴムさや
内に血液が流出することで達成されるが、ホルダ
ー内に血液が流出することの防止は、流出する以
前に迅速に減圧採血管を医療用針Aと結合するこ
とによつてはじめて達成されるにすぎず、医師の
穿刺の確認後の操作にゆとりがなく、ホルダー内
に流出した血液からの感染の危険があつた。
れている医療用針を第2図に示す。ゴムさや被嵌
係止部2bの一側にはゴムさや3の内部と外部を
連通する空気逃げ通路7がある。しかして、この
医療用針Aは針管1を静脈に穿刺するとハブ2に
は空気逃げ通路7があるのでゴムさや3内及び針
管1内の空気が該通路7より逃げるとともに血液
が血管内の圧力により該針管1内の通路を通りゴ
ムさや3内に流出するから該穿刺の確認ができ
る。しかる後、接続側針管部分1aをゴム栓に貫
通するまで突き刺せば、減圧採血管内には所定の
減圧度に応じた所定量の血液が外気に触れること
なく採り込まれ、同時にゴムさや3は肉厚で腰が
強いのでゴム栓5により押されて軸方向に若干移
動されて空気逃げ通路7を塞いだ状態で軸方向に
圧縮される。しかしながら、穿刺の確認の後針管
1と減圧採血管の接続が遅れると血液が針管1内
の通路を通りゴムさや3内に流出するだけにとど
まらず、空気逃げ通路7よりホルダー内に流出し
てしまうことになり感染の危険を増す。すなわ
ち、第1図に示す医療用針Aの欠点である穿刺の
確認ができないということに対する改善は空気逃
げ通路7より空気が逃げることにより、ゴムさや
内に血液が流出することで達成されるが、ホルダ
ー内に血液が流出することの防止は、流出する以
前に迅速に減圧採血管を医療用針Aと結合するこ
とによつてはじめて達成されるにすぎず、医師の
穿刺の確認後の操作にゆとりがなく、ホルダー内
に流出した血液からの感染の危険があつた。
また上述した減圧採血管に変えてシリンジを用
いて採血または注射する場合にも医療用針につい
て同様の問題がある。すなわち、第3図に示すよ
うに、静脈に針管1を穿刺し、穿刺を確認してか
らシリンジDをその管体8の先端開口に針管1が
差し込まれるまでホルダーB内に押し込んで針管
1とシリンジDの接続を行い、しかる後押子9を
引いて採血するか、押子9を押して管体8内に収
容した薬液等の液体を注入し、該採血または注射
を終えたらホルダーBを固定保持してシリンジD
を引き抜き、次の新らしいシリンジDを再び接続
することが行なわれているが、この場合にも第2
図に示す従来の医療用針では穿刺の確認の後血液
がゴムさやの外部へ流出しないように針管1とシ
リンジDの接続操作を迅速に行なわねばならない
という問題がある。
いて採血または注射する場合にも医療用針につい
て同様の問題がある。すなわち、第3図に示すよ
うに、静脈に針管1を穿刺し、穿刺を確認してか
らシリンジDをその管体8の先端開口に針管1が
差し込まれるまでホルダーB内に押し込んで針管
1とシリンジDの接続を行い、しかる後押子9を
引いて採血するか、押子9を押して管体8内に収
容した薬液等の液体を注入し、該採血または注射
を終えたらホルダーBを固定保持してシリンジD
を引き抜き、次の新らしいシリンジDを再び接続
することが行なわれているが、この場合にも第2
図に示す従来の医療用針では穿刺の確認の後血液
がゴムさやの外部へ流出しないように針管1とシ
リンジDの接続操作を迅速に行なわねばならない
という問題がある。
その他ハブ部分に液密通気作用をする極小な弁
機構を有する医療用針等が提案されているが、製
作が大変むずかしくコストが高くつき量産に向か
ないという問題がある。
機構を有する医療用針等が提案されているが、製
作が大変むずかしくコストが高くつき量産に向か
ないという問題がある。
() 発明の目的
本発明は上述した点に鑑み案出したもので、針
管の静脈への穿刺を血液が該針管内の通路を通り
ゴムさや内に流出することにより確認できるのみ
ならず、減圧採血管またはシリンジと針管を接続
する操作をしなくとも自動的にゴムさや内に流出
した血液の外部への流出防止が図られるように改
良された医療用針を提供するものである。
管の静脈への穿刺を血液が該針管内の通路を通り
ゴムさや内に流出することにより確認できるのみ
ならず、減圧採血管またはシリンジと針管を接続
する操作をしなくとも自動的にゴムさや内に流出
した血液の外部への流出防止が図られるように改
良された医療用針を提供するものである。
この目的は本発明によれば両端に刃面を有する
針管と、該針管の外面中途を支持するとともにそ
の一端にゴムさや被嵌係止部を有するハブと、該
ハブのゴムさや被嵌係止部側に延び、他の医療器
具との接続側針管部分を被包して前記ゴムさや被
嵌係止部に被嵌係止された透明または半透明なゴ
ムさやとからなる医療用針において、前記ゴムさ
や被嵌係止部と前記ゴムさやとの間に血液に溶解
しうる水溶性部材が挾持されかつ該水溶性部材の
挾持により前記ゴムさやの内部と外部とを連通す
る隙間が形成されていることを特徴とする医療用
針によつて達成される。
針管と、該針管の外面中途を支持するとともにそ
の一端にゴムさや被嵌係止部を有するハブと、該
ハブのゴムさや被嵌係止部側に延び、他の医療器
具との接続側針管部分を被包して前記ゴムさや被
嵌係止部に被嵌係止された透明または半透明なゴ
ムさやとからなる医療用針において、前記ゴムさ
や被嵌係止部と前記ゴムさやとの間に血液に溶解
しうる水溶性部材が挾持されかつ該水溶性部材の
挾持により前記ゴムさやの内部と外部とを連通す
る隙間が形成されていることを特徴とする医療用
針によつて達成される。
() 本発明の具体的な説明
本発明の具体的な構成
本発明の好ましい実施例にかかる医療用針を第
4図に示す。該医療用針Aは両端に刃面を有する
針管1と、前記針管1の中途を支持するハブ2
と、接続側針管部分1aに袋状に被嵌する透明も
しくは半透明なゴムさや3とからなる。針管1は
ステンレス管等よりなり、ハブ2はプラスチツク
ス等を成形してなり、ゴムさや3は十分な可撓性
と復元性がある軟質ゴムを肉厚が薄い一端のみが
開口した袋状に形成してなる。そして、ハブ2に
はホルダーと螺合しうる雄ねじ部2aよりも減圧
採血管等と接続される側の一端にゴムさや被嵌係
止部2bがある。また前記ゴムさや3は前記針管
1の前記ハブ2より減圧採血管のゴム栓に穿刺さ
れ接続される側に伸びた接続側針管部分1aより
も若干長くて該針管部分1aに袋状に被つており
前記ゴムさや被嵌係止部2bに被嵌係止されてい
る。
4図に示す。該医療用針Aは両端に刃面を有する
針管1と、前記針管1の中途を支持するハブ2
と、接続側針管部分1aに袋状に被嵌する透明も
しくは半透明なゴムさや3とからなる。針管1は
ステンレス管等よりなり、ハブ2はプラスチツク
ス等を成形してなり、ゴムさや3は十分な可撓性
と復元性がある軟質ゴムを肉厚が薄い一端のみが
開口した袋状に形成してなる。そして、ハブ2に
はホルダーと螺合しうる雄ねじ部2aよりも減圧
採血管等と接続される側の一端にゴムさや被嵌係
止部2bがある。また前記ゴムさや3は前記針管
1の前記ハブ2より減圧採血管のゴム栓に穿刺さ
れ接続される側に伸びた接続側針管部分1aより
も若干長くて該針管部分1aに袋状に被つており
前記ゴムさや被嵌係止部2bに被嵌係止されてい
る。
以上の構成は従来の医療用針と何ら変るもので
はない。
はない。
本発明のこの実施例では特に、前記ゴムさや被
嵌係止部2bと前記ゴムさや3との間に血液に溶
解しうる水溶性部材10が挾持されかつ該水溶性
部材10の挾持により前記ゴムさや3の内部と外
部とを連通する隙間11が形成されているもので
ある。該水溶性部材10としては水溶性高分子化
合物あるいはその他の水溶性物質があるが多糖体
であるオブラート、またはプルラン(林原生物化
学研究所製品)等の繊維α−1,4;α−1,
6Glucanあるいはこれらの薄膜を複数枚束ねて線
状または帯状に切つて隙間が生ずる適宜の厚さの
ものを使用するのが良い。オブラート等を極めて
固く巻いたり束ねるのはそれだけ密となり血液の
浸透溶解が遅れるのであまり好ましくなく、一定
期間挾まれていても隙間を生じさせておくことが
できる厚さに弛く巻くあるいは束ねるのが良い。
嵌係止部2bと前記ゴムさや3との間に血液に溶
解しうる水溶性部材10が挾持されかつ該水溶性
部材10の挾持により前記ゴムさや3の内部と外
部とを連通する隙間11が形成されているもので
ある。該水溶性部材10としては水溶性高分子化
合物あるいはその他の水溶性物質があるが多糖体
であるオブラート、またはプルラン(林原生物化
学研究所製品)等の繊維α−1,4;α−1,
6Glucanあるいはこれらの薄膜を複数枚束ねて線
状または帯状に切つて隙間が生ずる適宜の厚さの
ものを使用するのが良い。オブラート等を極めて
固く巻いたり束ねるのはそれだけ密となり血液の
浸透溶解が遅れるのであまり好ましくなく、一定
期間挾まれていても隙間を生じさせておくことが
できる厚さに弛く巻くあるいは束ねるのが良い。
() 本発明の変形例
第5図に示すように蛇腹状に形成されたゴムさ
や3が接続側針管部分1aに被されており採血の
際減圧採血管のゴム栓に押圧されて軸方向に畳ま
れ易くなつている医療用針としても良い。2bは
ゴムさや被嵌係止部、10は水溶性部材である。
や3が接続側針管部分1aに被されており採血の
際減圧採血管のゴム栓に押圧されて軸方向に畳ま
れ易くなつている医療用針としても良い。2bは
ゴムさや被嵌係止部、10は水溶性部材である。
第6図に示すように医療用針Aを穿刺し、穿刺
を確認してからシリンジDをホルダーBの後端よ
り押し込んで針管1と接続し、押子9を引いて採
血し、または押子9をさらに押し込んで管体8内
の薬液もしくは輸液を注射する採血または注射器
の医療用針として使用しても良い。3はゴムさ
や、10は水溶性部材である。
を確認してからシリンジDをホルダーBの後端よ
り押し込んで針管1と接続し、押子9を引いて採
血し、または押子9をさらに押し込んで管体8内
の薬液もしくは輸液を注射する採血または注射器
の医療用針として使用しても良い。3はゴムさ
や、10は水溶性部材である。
() 本発明の具体的な作用効果
以上説明してきたように、本発明の医療用針
は、接続側針管部分に透明または半透明なゴムさ
やが袋状に被つてハブのゴムさや被嵌係止部に被
嵌係止するものにおいて、ゴムさやとゴムさや被
嵌係止部との間の一側に血液に溶解しうる水溶性
部材を挾んでゴムさやの内部と外部とを連通する
隙間を設けた構成である。したがつて、本発明の
医療用針は、針管の静脈への穿刺を行うと、ゴム
さや内及び針管内の空気が、静脈等の血管内の圧
力のためゴムさやとゴムさや被嵌係止部の水溶性
部材が挾まれて形成された隙間より外部へ排出で
きるから静脈から血液が針管内の通路を通りゴム
さや内に流出し、さらにゴムさや内に流出した血
液がゴムさやとゴムさや被嵌係止部との間の隙間
に至ると該隙間を形成している水溶性部材が血液
に速やかに溶解するので該隙間が消失しゴムさや
とゴムさや被嵌係止部の間が閉塞し液密となり血
液がゴムさやの外部に流出することはない。
は、接続側針管部分に透明または半透明なゴムさ
やが袋状に被つてハブのゴムさや被嵌係止部に被
嵌係止するものにおいて、ゴムさやとゴムさや被
嵌係止部との間の一側に血液に溶解しうる水溶性
部材を挾んでゴムさやの内部と外部とを連通する
隙間を設けた構成である。したがつて、本発明の
医療用針は、針管の静脈への穿刺を行うと、ゴム
さや内及び針管内の空気が、静脈等の血管内の圧
力のためゴムさやとゴムさや被嵌係止部の水溶性
部材が挾まれて形成された隙間より外部へ排出で
きるから静脈から血液が針管内の通路を通りゴム
さや内に流出し、さらにゴムさや内に流出した血
液がゴムさやとゴムさや被嵌係止部との間の隙間
に至ると該隙間を形成している水溶性部材が血液
に速やかに溶解するので該隙間が消失しゴムさや
とゴムさや被嵌係止部の間が閉塞し液密となり血
液がゴムさやの外部に流出することはない。
このため本発明の医療用針は、穿刺を行うとゴ
ムさや内に血液が流出してゴムさや内の色が変る
ことにより血管内への穿刺を確認できるが、それ
だけではなく血液がゴムさやの外部に流出しない
ように該医療用針自体に改良が加えられているの
で穿刺の確認の後に行う針管と減圧採血管または
シリンジとの接続操作にゆとりがとれ、従来では
血液が外部に流出しないようにするために迅速な
接続操作を要していた医師の負担を軽減できる。
このため患者も余計な不安感を抱かずに済み、も
つて従来の医療用針の欠点を解消できる。
ムさや内に血液が流出してゴムさや内の色が変る
ことにより血管内への穿刺を確認できるが、それ
だけではなく血液がゴムさやの外部に流出しない
ように該医療用針自体に改良が加えられているの
で穿刺の確認の後に行う針管と減圧採血管または
シリンジとの接続操作にゆとりがとれ、従来では
血液が外部に流出しないようにするために迅速な
接続操作を要していた医師の負担を軽減できる。
このため患者も余計な不安感を抱かずに済み、も
つて従来の医療用針の欠点を解消できる。
第1図は従来の減圧採血器等に用いられる医療
用針の使用状態の縦断正面図、第2図aは同上の
医療用針に対して改良された従来の医療用針の縦
断正面図、第2図bは第2図aにおけるb−
b断面図、第3図はシリンジを用いた使用状態の
従来の医療用針の縦断正面図、第4図aは本発明
の実施例にかかる医療用針の一部断面した正面
図、第4図bは第4図aにおけるb−b断面
図、第5図は本発明の変形例にかかりゴムさやを
蛇腹状にした医療用針の一部断面した正面図、第
6図は本発明の医療用針のシリンジを用いた使用
状態を示す一部断面した正面図である。 A……医療用針、1……針管、1a……接続側
針管部分、1b……穿刺側針管部分、2……ハ
ブ、2b……ゴムさや被嵌係止部、3……ゴムさ
や、10……水溶性部材、11……隙間。
用針の使用状態の縦断正面図、第2図aは同上の
医療用針に対して改良された従来の医療用針の縦
断正面図、第2図bは第2図aにおけるb−
b断面図、第3図はシリンジを用いた使用状態の
従来の医療用針の縦断正面図、第4図aは本発明
の実施例にかかる医療用針の一部断面した正面
図、第4図bは第4図aにおけるb−b断面
図、第5図は本発明の変形例にかかりゴムさやを
蛇腹状にした医療用針の一部断面した正面図、第
6図は本発明の医療用針のシリンジを用いた使用
状態を示す一部断面した正面図である。 A……医療用針、1……針管、1a……接続側
針管部分、1b……穿刺側針管部分、2……ハ
ブ、2b……ゴムさや被嵌係止部、3……ゴムさ
や、10……水溶性部材、11……隙間。
Claims (1)
- 1 両端に刃面を有する針管と、該針管の外面中
途を支持するとともにその一端にゴムさや被嵌係
止部を有するハブと、該ハブのゴムさや被嵌係止
部側に伸び、他の医療器具との接続側針管部分を
被包して前記ゴムさや被嵌係止部に被嵌係止され
た透明または半透明なゴムさやとからなる医療用
針において、前記ゴムさや被嵌係止部と前記ゴム
さやとの間に血液に溶解しうる水溶性部材が挟持
され、かつ該水溶性部材の挟持により前記ゴムさ
やの内部と外部とを連通する隙間が形成されてい
ることを特徴とする医療用針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57094769A JPS58212454A (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 医療用針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57094769A JPS58212454A (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 医療用針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58212454A JPS58212454A (ja) | 1983-12-10 |
JPS6355948B2 true JPS6355948B2 (ja) | 1988-11-04 |
Family
ID=14119301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57094769A Granted JPS58212454A (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 医療用針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58212454A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0732766B2 (ja) * | 1990-09-26 | 1995-04-12 | テルモ株式会社 | 採血針 |
US6533760B2 (en) | 2000-05-02 | 2003-03-18 | Becton, Dickinson And Company | Flashback blood collection needle |
US6712792B2 (en) | 2001-05-02 | 2004-03-30 | Becton, Dickinson And Company | Flashback blood collection needle |
WO2006022716A1 (en) | 2004-08-16 | 2006-03-02 | Becton, Dickinson And Company | Flashback blood collection needle |
-
1982
- 1982-06-04 JP JP57094769A patent/JPS58212454A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58212454A (ja) | 1983-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5080654A (en) | Fluid injection device for intravenous delivery system | |
RU2682456C2 (ru) | Устройство и способ инфузии и отбора крови | |
US4966586A (en) | Closed system over-the-needle I.V. catheter | |
US5611782A (en) | Method of delivering a blood sample to an evacuated receptacle | |
US5947932A (en) | Closed system blood sampling device | |
EP0049591B1 (en) | Single sample needle with vein entry indicator | |
US4261357A (en) | Catheter assembly for intermittent intravenous medicament delivery | |
US5234410A (en) | Catheter assembly | |
EP0783899B1 (en) | Blood sampling apparatus | |
US5084034A (en) | Method for sampling body fluids | |
AU2005284698B2 (en) | Needle free blood collection device with male connector valve | |
US4311137A (en) | Infusion device | |
EP1776154A2 (de) | Insertionskopf für medizinische oder pharmazeutische anwendungen | |
JPS6027538B2 (ja) | 血液の抽出・注入を同時に行なう装置 | |
WO1988005286A1 (en) | Sample taking equipment | |
JPS6251632B2 (ja) | ||
US3215141A (en) | Intravenous catheter apparatus | |
JPS6355948B2 (ja) | ||
JP4013248B2 (ja) | 混注具 | |
JP4007681B2 (ja) | 翼付採血針 | |
EP0812158A1 (en) | Infusion bag with injection port | |
JP3361440B2 (ja) | 採血用器具および採血用器具を用いた血液処理方法 | |
JPH0127749B2 (ja) | ||
JPS649030B2 (ja) | ||
JPH0131391B2 (ja) |