JPS6355690A

JPS6355690A - 紙葉類処理装置

Info

Publication number: JPS6355690A
Application number: JP61200728A
Authority: JP
Inventors: 佐野　力
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-08-27
Filing date: 1986-08-27
Publication date: 1988-03-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）この発明は、例えば紙葉類の正損を判別する紙葉類処理
装置に関する。

（従来の技術）周知のように、この種の装置において、例えば紙幣の正
損を判別する手段は、種々開発されている。

一般に、紙幣の正損を判別する場合、装置に紙幣を所要
枚数供給してそれらの物理■、例えば反射光、透過光の
光量を検出し、この検出された値の中で、最大値と、最
小値を抽出し、これら最小値と、最大値の間を等間隔で
複数に区分した値を正損判別レベルとしている。したが
って、正損判別レベルと、この判別レベルに対する紙幣
の枚数とが対応していないため、例えば正損判別が行わ
れる紙幣？ぷ数に対して、その内の１０％に相当する枚
数を損券として処理するというような、正損判別レベル
の設定をｆｌうことか不可能なものであリ、実用上不便
なものであった。

しかも、流通している紙幣の正損特性は様々であり、そ
のような紙幣をある一定の正損判別レベルで区分し続け
た場合、正確に判別を行うことが困難となるものであっ
た。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は、正損判別レベルと、流通している紙葉類の
正損特性との相違による正視判別処理の不安定化、およ
び正損判別レベルと紙葉類の枚数に係わる問題を解決す
るものであり、その目的とするところは、安定した紙葉
類の正損判別を行うことが可能であるとともに、設定さ
れた正損判別レベルによって、所要枚数ずつ紙葉類を区
分することが可能な紙葉類処理装置を提供しようとする
ものである。

［発明の溝へコ（問題点を解決するための手段）この発明は、設定された正損判別レベルに応じて、振分
はゲートを駆動し搬送される紙葉類を区分する紙葉頚処
理装ｊにおいて、搬送されてきた紙葉類に光を照射し、
このｆｄＭ類より反射される光、あるいは透過される光
を充電変換する変換手段と、この変換手段の出力に対応
した正損値およびこの正損値に対応する紙葉類の枚数と
から正損値データを求め、第１の記憶手段に記憶させる
とともに、この第１の記憶手段に記憶された正損値デー
タと、第２の記憶手段に記憶された旧正損値データとか
ら新止損値データを生成し、この析正損値データより正
損判別レベルを求める演算手段とから構成されている。

〈作用）この発明は、紙葉類の正損判別処理を行う毎に、演算手
段によって変換手段の出力に応じた正損値を求めるとと
もに、この正損値データに対応する紙葉類の枚数を集計
して正損値データを求め、この正損値データを第１の記
憶手段に記憶し、この第１の記憶手段に記憶された正損
値γ−夕と、第２の記憶手段に記憶された旧正損値デー
タとの平均を求めて流通している紙葉類の正損特性にほ
ぼ一致した新正損値データを生成し、この新正損’ｉｆ
！データを所定枚数毎に区分して正損判別レベルを求め
、この正損判別レベルによって、所要枚数による正損判
別処理を可能としたものである。

（実施例）以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第１図において、袷紙部１１にセントされた紙幣Ｐは、
取出しローラ１２によって１枚ずつ取出され、搬送路１
３に送込まれる。この搬送路１３に送込まれた紙幣Ｐは
、搬送路１３に対向して配設された光源１４．１５、検
知器１６．１７の相互間に迄込まれろ。これら検知器１
６．１７は、搬送されてきた紙幣Ｐによって透過された
光、あるいは反射された光を図示せぬ複数のフィルタを
介して検出するものであり、これら検知器１６．１７の
光電変換出力信号は、例えばマイロコンピュータによっ
て構成された演算部１８に供給される。この演ｐ部１８
では供給された各色成分の光電変換出力信号より、その
信号の正損値が求められ、この正損１百は、比Ｖｌ器１
９に供給されるとともに、第１のメモリ２０ａにその正
損値毎の紙幣の枚数とともに記憶される。また、演算部
１８には第２のメモリ２０ｂが接続されている。この第
２のメモリ２０ｂには、後述する旧正損値データ（正損
値と、その正損値に対応した紙幣の数からなる度数分布
）が記憶されている。

一方、前記比較器１９には、基１＋１設定部２１より正
損判別レベルが供給されている。この基準設定部２１は
例えばメモリによって構成されており、このメモリには
例えば複数の正損判別レベルが記憶されている。この正
損判別レベルは、例えばダイヤルスイッチからなる選択
部２２の操作によって選択されるようになっている。前
記比較器１９では、入力されたその紙幣Ｐの正損値と、
正損判別レベルとが比較され、この比較結果に応じて搬
送路１３に設けられた成分はゲート２３が動作される。

即ち、そのｔｆ１幣Ｐが正券であるものと判別された場
合は、正券集積部２４に集積され、損券であるものと判
別された場合は、損券集ｖＪ部２５に集積されるように
なっている。

上記構成において、先ず、給紙部１１に紙幣Ｐをセット
し、この紙幣Ｐを１枚づつ取出して搬送路１３に供給し
、上述したようにして、この紙幣Ｐを珊在設定されてい
る任意の正損判別レベルによって正券集積部２４、損券
集積部２５に区分する。このようにして、給紙部１１に
セットさた紙幣全部を区分すると、第１のメモリ２０ａ
には、区分した紙幣Ｐの正損値と、その正損値に対応す
る紙幣Ｐの枚数とからなる正損値データ（度数分布）が
、第２図（ａ）に示す如く収集される。

演算部１８では、第１のメモリ２０ａに記憶された正損
値データと、第２のメモリ２０ｂ記憶された第２図（ｂ
）に示すような旧正損値データとの平均値が求められる
。即ち、旧正損値データと、収集された正損値データと
が、各正損値同士で加算され、この加算値が１／２とさ
れる。このようにして、第２図（Ｃ）に示す如く、旧正
損値データと、収集された正損値データとが平均化され
た新正損値データが生成される。この生成された新正損
値データは、第２のメモリ２０ｂに記憶され、旧正損値
データが更新される。

この後、第２のメモリ２０ａに記憶された正損値データ
より、紙幣Ｐの総数が求められるとともに、この総数、
および例えば演算部１８に予め設定された損券の指定比
率より、損券の枚数が求められる。この実施例の場合、
紙幣Ｐの総数は、例えば１９枚であり、指定比率を１０
％とすると、正損判別レベルの単位枚数Ｎは、Ｎ　−１９Ｘ　００１ −１．９となる。次に、この枚数をＭ準として、前記求められた
度数分布が正損値の低い側から順にほぼ１．９枚づつ区
切られ、■〜■の正損判別レベルが求められる。この求
められた正損判別レベルは、前記基準設定部２１に記憶
され、以後、この記憶された正損判別レベルが、選択部
２２の指定によって選択されるようになる。

上記のようにして、給紙部１１にセットされた紙幣を全
て区分する毎に、第１のメモリ２０ａにその紙幣による
正損値データが収集され、この収集された正損直データ
と、第２のメモリ２０ｂに記憶された旧正損値データと
の平均値が算出されて新正損値データが生成され、この
新正損値データによって旧正損値データが更新されると
とも、この新正損値データより正損判別レベルが求めら
れる。

上記実施例によれば、紙幣を区分集積する毎に、その紙
幣の正損値データを収集し、この段果した正損値データ
と、第２のメモリ２０ｂに記憶された旧正損値データと
を平均化して新正損値データを生成し、この新正損値デ
ータによって旧正損値データを更新している。したがっ
て、この平均化された新正損値データは、流通している
紙幣の正損特性に近いものとなっており、しかも、これ
に基づいて正損判別レベルを設定しているため、正確に
正券と、損券を区分することが可能なものである。

また、新正損値データを所定枚数毎に区切って、正損判
別レベルを設定するようにしている。したがって、正損
判別レベルと、枚数との対応関係がとれているため、正
損判別レベルを設定することにより、枚数を基準として
正券と、損券を区分することができるもである。

尚、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、例えば前記指定比率は、任意に設定可能なものであり
、この指定比率を変えることにより、正損判別レベルと
、このレベルに対応する枚数を任意に設定することが可
能となるものである。

゛　また、度数分布より中位枚数Ｎ毎に正確に、正損判
別レベルを設定することが困難な場合が生ずるが、この
場合は、使用目的に応じて、正損判別レベル内の枚数を
設定するようにすればよい。

その他、この発明の要旨を変えない５囲において、種々
変形実施可能なことは勿論である。

［発明の効果］以上、詳述したようにこの発明によれば、流通している
紙葉類の正損特性に近似した正損値データを求め、この
正損値データより正損判別レベルを設定することにより
、安定した紙葉類の正損判別を行うことが可能であると
ともに、正；］判別レベルと紙葉類の枚数とが関係付け
られているため、設定された正損判別レベルによって、
所要枚数ずつ紙葉類を区分することが可能な紙葉類処理
装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係わる紙葉類処理装置の一実加例を
示す構成図、第２図は正損判別レベルの設定動作を説明
するために示す図である。１６．１７・・・検知器、１８・・・演算部、１９・・
・比較器、２０ａ、２０　ｂ　・・・第１、第２のメモ
リ、２１・・・基準設定部、２３・・・振分はゲート。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）設定された正損判別レベルに応じて、振分けゲー
トを駆動し搬送される紙葉類を区分する紙葉類処理装置
において、搬送されてきた紙葉類に光を照射し、この紙
葉類より反射される光、あるいは透過される光を光電変
換する変換手段と、この変換手段の出力に対応した正損
値およびこの正損値に対応する紙葉類の枚数とから正損
値データを求め、第１の記憶手段に記憶させるとともに
、この第１の記憶手段に記憶された正損値データと、第
２の記憶手段に記憶された旧正損値データとから新正損
値データを生成し、この新正損値データより正損判別レ
ベルを求める演算手段とを具備したことを特徴とする紙
葉類処理装置。
（２）新正損値データは、前記第２の記憶手段に記憶さ
れることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の紙葉
類処理装置。