JPS6355567B2 - - Google Patents

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JPS6355567B2
JPS6355567B2 JP12935883A JP12935883A JPS6355567B2 JP S6355567 B2 JPS6355567 B2 JP S6355567B2 JP 12935883 A JP12935883 A JP 12935883A JP 12935883 A JP12935883 A JP 12935883A JP S6355567 B2 JPS6355567 B2 JP S6355567B2
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JP
Japan
Prior art keywords
pump
pipe
chamber
fall
sewage
Prior art date
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Expired
Application number
JP12935883A
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English (en)
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JPS6023534A (ja
Inventor
Tetsuo Nishida
Fumyoshi Murakami
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Individual
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Publication of JPS6023534A publication Critical patent/JPS6023534A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポンプを備えた伏越し管きよ装置に
関する。
都市の下水道管網は、自然流下の条件を最大限
に利用するため、また下水道普及が道路その他の
公共施設より遅々として進まなかつた関係上、下
水道が河川、鉄道等の公共施設と重複しないよう
に設計、施工を行うが、全体の系統上これらの公
共施設を横断せざるを得ない場合が無数にある。
この場合、公共施設の上方を横断するよりも下
方を横断した方が好ましく、そのため伏越し管き
よが実施されている。しかしながら下水にはし
渣、汚砂が多分に含まれているため伏越し管きよ
は、管の閉塞を起こし易い。
この解決策として無閉塞ポンプを使用すること
が好ましいが、ポンプは常に安定した動力を得な
ければならないなどの維持管理の諸条件を含めて
問題が多く、また下水管きよの構成自体にも問題
があつた。
従来、伏越し管きよの上流側特殊人孔(上流側
伏越し室)に機械類その他のものを設置すること
は、無数にある伏越し管きよの維持管理に対応で
きないため、極力回避してきた。このため、自由
水面を有する自然流下を前提として下水管を深く
掘り、管路を敷設するために土木工事費がかさ
み、下水路網の普及が遅れたり、コスト高となる
原因となつていた。ごく特殊な例としては、伏越
し管きよの閉塞に対処するため、伏越し管きよを
2本用いて交互に定期的に掃除を行つて使用して
いた。この2本の伏越し管きよの切換作業にして
も、角落し取付、取外、排水作業、掃除作業、伏
越し管きよ調査、検査のためのテレビモニター撮
影機の搬入、取外等の種々雑多な難作業が多く、
しかも交通頻繁な所は夜間作業となるので、一般
的にかかる伏越し管きよを設置することは非常に
維持管理に労苦を要する。したがつて、このよう
に難点が多く、実際に施工されることは少かつ
た。
したがつて本発明の目的は、管路に閉塞が生ぜ
ず、かつ維持管理を容易に行うことができ更にポ
ンプが故障をしても短期間では下水の流下に支障
がないポンプを備えた伏せ越し管きよ装置を提供
することにある。
本発明によれば、下水管きよが施設を横断する
個所に敷設され、その上流側の伏越し室と下流側
の伏越し室との間に伏越し管が連結されている伏
越し管きよ装置において、その下流側の伏越し室
の下部にポンプが設けられ、そのポンプの吸込口
は下流側伏越し室内の下部に開口し、そしてポン
プ吐出口は下流側配管に接続または開口してい
る。
すなわち本発明では、下水流量の減少に伴い、
上流側伏越し室および下流側伏越し室内の液位の
高低差がなくなつてくると、上流側の伏越し室内
の液を下流側伏越し室および下流側管きよに排出
し、しかも下流側の伏越し室の水位を低下させる
ために、下流側の伏越し室内にポンプを設置す
る。このようにすることによつて上流および下流
側の伏越し室内の液を排液できる。上流側の伏越
し室にポンプを設けた場合には、上流側の液が排
出できるけれども、下流側の伏越し室内の液が排
液できず、伏越し室内に液が滞留して腐敗し、ま
たいわゆるブリツジを生ずる。しかるに下流側の
伏越し室内にポンプを設置することによつて、下
流側の伏越し室までは自然流下管系を構成し、下
流側の伏越し室からはポンプ排水系を構成してい
る。したがつてポンプが稼動して伏越し管きよ内
が空になつた段階で、上流からの流れがある場合
は下水は滝の如く落下し、そのエネルギーで管き
よ内を自己清掃することになる。
本発明の実施に際して上流側の伏越し室内の水
位が下流側下水管の水位より上位にあるときは、
ポンプは運転せず自然流下が行われる。そして前
記の水位の差が零又は零付近になつて、自然流下
がなくなつたときにポンプを運転すればよい。し
たがつて例えば下水量のフローパターンが実質的
に一定である場合は、タイマを用いてポンプを運
転すればよく、また上流側伏越し室の液位を検出
して、その液位が低下したときにポンプを運転し
てもよい。
本発明に実施されるポンプは、無閉塞ポンプを
用いるのが好ましい。その理由は下水中に含まれ
る固形物でポンプが閉塞しない点にある。また安
全のために短時間の空運転が可能なポンプが好ま
しい。またポンプは下流側伏越し室の下部に設け
ればよく、通常は伏越し室内に設けるのが好まし
いが、別置きにすることもできる。
以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図は本発明の実施例を示し、河川Eを横断
して伏越し管きよ13が設けられ、その両側は上
流側伏越し室11と下流側伏越し室12とに連通
している。上流側伏越し室11は図示の如くなだ
らかな曲線部11a,11b,11cで上流側水
路Wおよび伏越し管きよ13に連接させるのが好
ましい。このようにすることによつて、伏越し管
きよ13が空になつていた場合に、上流側水路W
から下水が急速に流れて伏越し管きよ13内に固
形物、汚物等を堆積させないか、または堆積した
場合に水流により清掃流下することができる。そ
して下流側の伏越し室12に下部にポンプ室12
aを形成し、ポンプ16をそのポンプ室12a内
に収容し、そしてポンプ16の吐出口16bから
の配管15は下水管きよ15aに液を流すように
なつており、このポンプ16の吸込口16aは下
流側伏越し室の下部に開口している。しかしなが
ら、下水管きよ15aが配管の場合は直接に配管
15を接続してもよい。図中15bは溢流堰であ
る。そして上流側の伏越し室11の液位を検知す
る液位検知器Kを設け、この液位検知器Kからの
信号によりポンプ16の配電盤Hを制御し、上流
側の伏越し室11の液位が低下したときに、ポン
プ16を駆動するようになつている。
以上の実施例において、下水量が多いとき、す
なわち下水が充分に流れているときは、ヘツド差
がΔH以上あるので、堰15bを溢流して、液は
自然流で下流側に流れる。
この下流側の堰15bは上流側の水路Wの底面
Waよりもヘツド差ΔHだけ低く作られている。
このヘツド差ΔHは上流側の水路Wから堰15b
に至る流路の曲折による損失と壁面の摩擦損失と
を計算して決定するものであり、上流側の水路W
の底面Waよりも若干水位が上昇した場合に堰1
5bを越えて下水が流れるようにするのが好まし
い。この堰15bを設けた理由はポンプ16で排
水作業をする場合に下流側の下水管きよ15aの
下水が下流側の伏せ越し室12に逆流させないた
めである。
しかしながら、本発明の実施に際して、この逆
流対策として堰15bを設けずに、配管15の吐
出部に接近した部分だけを急傾斜にしたり、また
その吐出部を下水管きよ15aの下流側に延長さ
せてもよい。建設コストを低減する目的で、堰を
設けるのが好ましい。例えば下流側の下水管きよ
15aを土中に深く埋設すれば逆流を生じない
が、建設コストが高くなるので、好ましくない。
下水量の減少に伴い、液が堰15bを溢流しな
くなつた場合に、ポンプ16を運転する。すると
下流側の伏越し室12内の液位は低下するので、
下水は自然流によつて上流側の伏越し室11から
伏越し管13を通つて下流側の伏越し室12の方
に流れる。したがつて上流側および下流側の伏越
し室に液が溜まらず、スカムの発生、下水の腐敗
が少く悪臭の発生が防止できる。そして下水量が
増加して上流側の伏越し室11内の液位が上昇す
れば、ポンプ16の運転は休止し、下水は管路の
勾配により下水管きよ15aに自然流下する。
本発明の実施に際して、例えば第2図に示すよ
うに1日の時間帯において下水量が実質的に特定
の曲線で変化する場合は、液位検知器Kを用いず
にタイマを用いてポンプ16を制御してもよい。
第3図は本発明に好適に実施される無閉塞ポン
プの例を示し、羽根車1Aと吸込カバー2との間
隔Bがポンプ吐出口4の径Dと略等しくされてお
り、従来のノンクロツグポンプに比べて隙間Bが
著しく大きくなつている。図中Aは羽根車1を回
転させることによる遠心力の働きの流れを示し、
3はケーシング、Cは裏羽根とケーシング3との
間隙を示している。
以上の如く本発明では下流側の伏越し室の下部
にポンプを設けたので、下水量が少いときでも下
流側の伏越し室内に下水の滞留をなくすことがて
き、伏越し管きよを設けても閉塞がない。1日に
1度伏せ越し室内を空にすることにより液の腐
敗、スカムの発生、悪臭などの防止ができる。そ
して空になつたあとの流れは落下のエネルギーで
自己清掃をすることになる。また下水量の多いと
きはポンプを運転せずに自然流で排液でき、動力
の無駄をはぶくことができる、その上短期間の故
障でも下水の流下には支障がないため点検等の見
回りは大幅に緩和され停電等の対策は不要にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す側面断面図、第
2図は1日の時間帯における下水量と時間との関
係の一例を示すグラフ、第3図は本発明に実施す
る無閉塞ポンプの一例を示す断面図である。 10……伏越し管きよ、11……上流側の伏越
し室、12……下流側の伏越し室、13……伏越
し管、14……上流側配管、15……下流側配
管、16……ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下水管きよが施設を横断する個所に敷設さ
    れ、その上流側の伏越し室と下流側の伏越し室と
    の間に伏越し管が連結されている伏越し管きよ装
    置において、その下流側の伏越し室の下部にポン
    プが設けられ、そのポンプの吸込口は下流側伏越
    し室内の下部に開口し、そして吐出口は下流側の
    配管に接続または開口していることを特徴とする
    ポンプを備えた伏越し管きよ装置。
JP12935883A 1983-07-18 1983-07-18 ポンプを備えた伏越し管きよ装置 Granted JPS6023534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12935883A JPS6023534A (ja) 1983-07-18 1983-07-18 ポンプを備えた伏越し管きよ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12935883A JPS6023534A (ja) 1983-07-18 1983-07-18 ポンプを備えた伏越し管きよ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6023534A JPS6023534A (ja) 1985-02-06
JPS6355567B2 true JPS6355567B2 (ja) 1988-11-02

Family

ID=15007616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12935883A Granted JPS6023534A (ja) 1983-07-18 1983-07-18 ポンプを備えた伏越し管きよ装置

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JP (1) JPS6023534A (ja)

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Publication number Publication date
JPS6023534A (ja) 1985-02-06

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