JPS6355228A - 水洗式トイレ用脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、水洗式トイレに関し、特にその脱臭装置に関
するものである。

（従来の技術） 従来の技術として、便器が設置された部屋の隅部に気化
式の脱臭剤を設け、該脱臭剤の気化ガスを部屋に充満さ
せることにより、あるいは上記部屋の上部壁に換気扇を
設け、該換気扇により部屋内の空気を外気と入れ替るこ
とによりす脱臭するようにしたものがあった。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来のものは、いずれも便器から漏えいした異臭を
間接的に脱臭するため、迅速な脱臭が困難であった。

このため、特に排泄中における使用者は、自身の排泄物
の異臭に晒される欠点があった。

本発明は、上記欠点を解消した新規な水洗式トイレ用脱
臭装置を得ることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成するために、便器の内周壁上
部に水出し孔を設け、便器の上方に水槽を設け、水出し
孔と水槽とを水管により接続し、水管を開閉する弁を設
けてなる水洗式トイレにおいて、弁の下流に位置する水
管にエア吸引装置に連結されたエアパイプを接続する構
成にしたものである。

（作用） 本発明は上記構成にしたものであるから、弁を閉作動す
れば、水出し孔から弁の直前に至る水管内は空洞となり
、エアパイプと連通ずるエア通路となる。

このため、エア吸引装置で生起された負圧は便器の水出
し孔にまで及び、この水出し孔を介して便器内の空気が
吸引され、エア吸引装置に向かって排出されることにな
る。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

図面において、第１図は本発明の実施例を示す説明図、
第２図は他の実施例を示す説明図である。

第１図において、１はトイレであり１部屋２内に洋式の
便器４を設置し、該便器４に水４’ｆｉｌＯを接続して
なる。

上記便器４は、陶磁器により容器状に形成された便器本
体５の内周壁上部に環状の流水路６を形成し、該流水路
６に多数の水出し孔７を穿設するとともに１便器本体５
の下部に排便路８を形成してなる６ なお、９ａは便器本体５の上面を開閉するカバーであり
、９ｂは便座である。

また、上記水槽１０は、便器４の上方に位置する部屋２
の壁３に取付け、その下部に上記流水路６に接続された
水管１１を連結するとともに５該水管１１の上端を開閉
する弁１２を取付け、前壁に一ヒ記弁１２を開閉作動す
るレバー１３を取付けてなる。

上記水管１１は、Ｌ字状に湾曲形成してその下部１１ａ
を水平方向に延出させるとともに、その下流端を流水路
６に接続してなり、上記下部１１ａの中途の土壁にエア
パイプ１５を上方に起立させて接続する。

上記エアパイプ１５の上端には、エア吸引装置１６に接
続する。このエア吸引装置１６は、部屋２外に向かって
送風する電動式のファン１７を壁３の上部に設置し、該
ファン１７の吸引側と上記エアパイプ１５とをエア吸引
パイプ１８により接続し、カバー９ａの回動軸心部に該
カバー９８の開・閉作動によりファンの通電をオン・オ
フするスイッチ１９を設けてなる。

次に上記実施例の作動態様について説明する。

弁１２が閉じられた状態において、使用者がカバー９ａ
を開操作すれば、第１図に示すようにスイッチ１９がオ
ン作動してファン１７が起動される。

これにより、エア吸引パイプ１８内は負圧となり、該負
圧はエアパイプ１５を介して水管１１に及ぶことになる
。

この場合、水管１１、流水路６および水出し孔７部は、
弁１２が閉じられて空洞状態となってとなっており、上
記水管１１内の負圧は流水路６さらに水出し孔７部に及
び、該水出し孔７部から便器４内の空気が吸引されるこ
とになる。

このため、使用者の排泄物により便器４内で発生した異
臭は、上記水出し孔７・水管１トエアパイプ１５および
エア吸引パイプ１８を通過してファン１７により部屋２
外に排出されることになる。

また、排便が完了してレバー１３により弁１２を開作動
すれば、水槽１０内の水が水管１１を介して流水路６内
に流下し、水出し孔７から便器４内に流出して該便器４
内の排１１を物が排便路８に排出されることになる。

そして、カバー９８を閉じれば、スイッチ１９がオフ作
動してファン１７が停止し、便器４内の空気の排出が停
止されることになる。

ここで、本実施例は、ファン１７による水管１１に作用
する負圧力を、該水管１１内の水がエア吸引パイプ１８
方向に吸引されない程度の負圧力とし、これにより、上
記ファン１７の作動中に弁１２が開作動されても水槽１
０側からエア吸引装置１６方向に水が流通しないように
しである。

第２図は、エア吸引装置の他の実施例を示す。

この第２図のものは、水管１１の下部１１ａ上壁に接続
されたエアパイプ１５の他端（下流端）を、部屋２の床
部に設けた清掃水排出用の排水路２０に接続し、屋外２
に位置する排水路２０の中途に、外部に設置したエア吸
引パイプ１８を接続し、このエア吸引パイプ１８の端部
をファン１７の吸引側に接続した点が前述した第１実施
例と異なる。

上記第２図のようにすれば、部屋２の内外を連通した既
設の排水路２０を利用したので、新たに部屋２の内外を
連通ずるための連通孔を形成する必要がなくなり、エア
吸引装置１６の設置が容易となる。

なお、本発明によるエア吸引装置１６のファン１７は、
常時作動させるようにてもよく、また電動式ファン式に
換え、風力式ファンにしてもよい。

（発明の効果） 以上の説明から明らかな如く、本発明は、便器の内周壁
上部に設けた水出し孔部から該便器内の異臭を吸引排除
するようにしたから、異臭が便器から部屋内に漏えいす
る前段で直接的に脱臭することができ、小容量のエア吸
引装置でもって迅速な脱臭を行なうことができる効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す説明図、第２図は他の実
施例を示す説明図である。 １：トイレ、２：部屋、３壁、４：便器、５：便器本体
、６：流水路、７：水出し孔、８：排便路、９ａ：カバ
ー、９ｂ：便座、１０：水槽、１１：水管、１１ａ：下
部、１２：弁、１３ニレバー、１５：エアパイプ、１６
：エア吸引装置、１７：ファン、１８：エア吸引パイプ
、１９：スイッチ、２０排水路。 出願代理人　　　松　本　　久

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、便器の内周壁上部に水出し孔を設け、便器の上方に
   水槽を設け、水出し孔と水槽とを水管により接続し、水
   管を開閉する弁を設けてなる水洗式トイレにおいて、弁
   の下流に位置する水管にエア吸引装置に連結されたエア
   パイプを接続したことを特徴とする水洗式トイレ用脱臭
   装置。